JP2011017586A - 絶縁状態検出装置 - Google Patents

絶縁状態検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011017586A
JP2011017586A JP2009161707A JP2009161707A JP2011017586A JP 2011017586 A JP2011017586 A JP 2011017586A JP 2009161707 A JP2009161707 A JP 2009161707A JP 2009161707 A JP2009161707 A JP 2009161707A JP 2011017586 A JP2011017586 A JP 2011017586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
flying capacitor
power supply
potential
positive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009161707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5406611B2 (ja
Inventor
Yoshihiro Kawamura
佳浩 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2009161707A priority Critical patent/JP5406611B2/ja
Priority to US12/825,519 priority patent/US8198902B2/en
Publication of JP2011017586A publication Critical patent/JP2011017586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5406611B2 publication Critical patent/JP5406611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/50Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
    • G01R31/52Testing for short-circuits, leakage current or ground faults

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Abstract

【課題】接地電位部から絶縁された直流電源によりフライングキャパシタが逆極性で充電された場合に、その充電電圧を計測手段により計測できるようにすること。
【解決手段】2次側の正側と負側の地絡抵抗RLp2 ,RLn2 の分圧比に応じた電位VRLが1次側の高圧直流電源Bの正電位を上回ると、マイコン15の制御によりスイッチS1,S4をオン、スイッチS2,S3,S5,Saをオフさせた場合に、2次側の正側の地絡抵抗RLn2 から抵抗R4、スイッチS4、フライングキャパシタC1の他端、一端、ダイオードD1、抵抗R6、スイッチS1を経て、高圧直流電源Bの正極に至る充電回路が形成される。この充電回路によって、フライングキャパシタC1が逆極性で充電された場合に、フライングキャパシタC1の正極(他端)を負電位計測回路13によりマイコン15に接続し、負極(一端)を放電回路(スイッチS5、抵抗R5)により接地電位部に接続する。
【選択図】図5

Description

本発明は、接地電位部から絶縁された直流電源により充電されるフライングキャパシタの充電電圧に基づいて、接地電位部に対する地絡や絶縁状態を検出する絶縁状態検出装置に関するものである。
例えば、推進用エネルギーとして電力を利用する車両においては、高圧化(例えば200V)された直流電源を車体から絶縁するのか通常である。そして、このような直流電源の接地電位部に対する地絡や絶縁状態を検出する絶縁状態検出装置として従来から、直流電源により充電されるフライングキャパシタを用いたものが知られている。この種の絶縁状態検出装置では、直流電源の正電位や負電位によりフライングキャパシタを充電し、その充電電圧をマイクロコンピュータ等の計測手段で計測することで、正側や負側の地絡抵抗又は絶縁状態を検出する。
従来の絶縁状態検出装置では、直流電源の正電位によるフライングキャパシタの充電時に、直列に接続された正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗とのうち負側の地絡抵抗を電流が流れる充電回路が形成される。一方、直流電源の負電位によるフライングキャパシタの充電時には、正側の地絡抵抗を電流が流れる充電回路が形成される。そして、どちらの充電回路においても、正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗との接続点を充電電流が流れる。この接続点における電位(正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗との分圧比に応じた電位)は、直流電源の正電位以下であり、あるいは、直流電源の負電位以上である。
このため、従来の絶縁状態検出装置では、充電電圧の計測時に計測手段に接続されるフライングキャパシタの正極を、直流電源の正電位による充電時には正電位に接続し、直流電源の負電位による充電時には、正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗との接続点に接続している。このようなフライングキャパシタの状態毎の接続切替は、装置内に設けた複数のスイッチのオンオフパターンの変更により行われる(例えば、特許文献1,2)。
特開平8−226950号公報 特開2007−170983号公報
上述したように推進用エネルギーとして電力を利用する車両においては、負荷の駆動効率を高めるために、直流電源の正電位を昇圧して負荷に供給する場合がある。そのような場合には、昇圧前の1次側と昇圧後の2次側とのそれぞれについて、接地電位部に対する地絡や絶縁状態を検出する必要がある。その検出に上述した絶縁状態検出装置を用いるためには、直流電源の正電位によるフライングキャパシタの充電回路の充電電流が、直列に接続された2次側の正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗とのうち負側の地絡抵抗にも、1次側の負側の地絡抵抗と共に流れる必要がある。また、直流電源の負電位によるフライングキャパシタの充電回路の充電電流が、2次側の正側の地絡抵抗にも、1次側の正側の地絡抵抗と共に流れる必要がある。
ところで、2次側の正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗との接続点に現れる、両地絡抵抗の分圧比に応じた電位は、2次側の正電位と2次側の正側の地絡抵抗との内容次第では、1次側(直流電源)の正電位を上回る場合がある。2次側の正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗との接続点の電位が1次側の正電位を上回ると、直流電源の1次側の正電位によりフライングキャパシタを充電する切り替え状態において、実際には、それよりも高い2次側の正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗との接続点の電位によって、フライングキャパシタが逆極性で充電されてしまうことになる。
しかし、従来の絶縁状態検出回路では、充電電圧の計測時に計測手段に接続されるフライングキャパシタの極が、スイッチのオンオフパターンによって予め決まっているので、上述したようにフライングキャパシタが逆極性で充電された場合には、計測手段によりフライングキャパシタの充電電圧を計測する状態に切り替えても、その充電電圧を計測手段で計測することができない。
以上のような問題は、絶縁状態検出装置を2次側に接続することで解消することができる。つまり、絶縁状態検出装置を2次側に接続すれば、正電位によるフライングキャパシタの充電は、2次側の正側の地絡抵抗と負側の地絡抵抗との接続点の電位よりも常に高い2次側の正電位によって行われる。このため、正電位によるフライングキャパシタの充電は常に同じ極性で行われることになる。したがって、負電位によるフライングキャパシタの充電時と同じ極性でフライングキャパシタが充電されるように、正電位によるフライングキャパシタの充電時におけるスイッチのオンオフパターンを決めておくことで、その充電電圧を計測手段で必ず測定することができる。
ところが、絶縁状態検出装置を2次側に接続するためには、絶縁状態検出装置を構成する各素子の耐圧を2次側の電位に応じて高くする必要があり、コストやサイズが増加する原因となってしまう。また、2次側に接続した絶縁状態検出装置による地絡や絶縁状態の検出は、負荷の動作等による影響を受けて電位が不安定になりがちであることから、できれば避けたいのが実情である。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、接地電位部から絶縁された直流電源の正電位を昇圧した2次側の正電位と地絡抵抗との関係に起因して、直流電源の正電位による充電時にフライングキャパシタが2次側の正電位により逆極性で充電されても、フライングキャパシタの充電電圧を計測手段により計測することができる絶縁状態検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の絶縁状態検出装置は、
接地電位部から絶縁された直流電源により地絡抵抗に応じた電圧で充電されるフライングキャパシタと、
前記直流電源により充電された後に前記直流電源から絶縁された前記フライングキャパシタを、該フライングキャパシタの充電電圧を計測する計測手段と前記接地電位部との間に直列接続する計測回路とを備え、
前記直流電源の正電位を昇圧して負荷に供給する昇圧電源回路の1次側に接続されて、前記計測手段による前記フライングキャパシタの充電電圧の計測結果に基づき、前記昇圧電源回路の絶縁状態を検出する絶縁状態検出装置であって、
前記昇圧電源回路の2次側における正極側及び負極側の前記各地絡抵抗の分圧比に応じた電位が前記直流電源の正電位を上回り、該直流電源の正電位による前記フライングキャパシタの充電時に該フライングキャパシタが、前記2次側の正電位により逆極性で充電される場合に、前記フライングキャパシタを前記計測手段と前記接地電位部とに逆極性で接続する逆極性計測回路を設けた、
ことを特徴とする。
請求項1に記載した本発明の絶縁状態検出装置によれば、直流電源の正電位による充電時にフライングキャパシタが、2次側の正電位により逆極性で充電された場合、逆極性で充電されたフライングキャパシタの正極(直流電源の正電位により充電された場合に負極となる極)は、直流電源から絶縁された状態で、逆極性計測回路により計測手段に接続される。また、負極(直流電源の正電位により充電された場合に正極となる極)は、直流電源から絶縁された状態で、逆極性計測回路により接地電位部に接続される。したがって、逆極性で充電されたフライングキャパシタの充電電圧を計測手段で計測できるようになる。
したがって、2次側の正電位と2次側の正側の地絡抵抗との関係次第で、フライングキャパシタの正電位による充電が、1次側の正電位により行われたり2次側の正電位により行われたりして、充電されたフライングキャパシタの極性が逆になることがあっても、フライングキャパシタの充電電圧を計測手段で計測することができる。
また、上記目的を達成するため、請求項2に記載した本発明の絶縁状態検出装置は、
接地電位部から絶縁された直流電源により地絡抵抗に応じた電圧で充電されるフライングキャパシタと、
前記直流電源により充電された後に前記直流電源から絶縁された前記フライングキャパシタを、該フライングキャパシタの充電電圧を計測する計測手段と前記接地電位部との間に直列接続する計測回路と、
前記計測手段による充電電圧の計測後に前記直流電源及び前記計測手段から絶縁された前記フライングキャパシタの正極を、放電抵抗を介して前記接地電位部に接続する放電回路とを備え、
前記直流電源の正電位を昇圧して負荷に供給する昇圧電源回路の1次側に接続されて、前記計測手段による前記フライングキャパシタの充電電圧の計測結果に基づき、前記昇圧電源回路の絶縁状態を検出する絶縁状態検出装置であって、
前記計測回路のうち前記フライングキャパシタと前記接地電位部とを接続する計測回路部分に分岐接続され、前記フライングキャパシタと前記計測手段とを接続するバイパス回路を備えており、
前記昇圧電源回路の2次側における正極側及び負極側の前記各地絡抵抗の分圧比に応じた電位が前記直流電源の正電位を上回り、該直流電源の正電位による前記フライングキャパシタの充電時に該フライングキャパシタが、前記2次側の正電位により逆極性で充電される場合に、
前記直流電源の正電位により充電された後に前記直流電源から絶縁された前記フライングキャパシタの正極を、前記バイパス回路により前記計測手段に接続すると共に、前記直流電源の正電位により充電された後に前記直流電源から絶縁された前記フライングキャパシタの負極を、前記放電回路により前記接地電位部に接続し、
かつ、前記直流電源の正電位により充電された前記フライングキャパシタの充電電圧の前記計測手段による計測後に前記直流電源及び前記計測手段から絶縁された前記フライングキャパシタの正極を、前記計測回路の前記計測回路部分により、放電抵抗を介して前記接地電位部に接続する、
ことを特徴とする。
請求項2に記載した本発明の絶縁状態検出装置によれば、直流電源の正電位による充電時にフライングキャパシタが、2次側の正電位により逆極性で充電された場合、逆極性で充電されたフライングキャパシタの正極(直流電源の正電位により充電された場合に負極となる極)は、直流電源から絶縁された状態で、バイパス回路により計測手段に接続される。また、負極(直流電源の正電位により充電された場合に正極となる極)は、直流電源から絶縁された状態で、放電回路により接地電位部に接続される。したがって、逆極性で充電されたフライングキャパシタの充電電圧を計測手段で計測できるようになる。
しかも、逆極性で充電されたフライングキャパシタの充電電圧を計測手段で計測した後では、フライングキャパシタの正極が、計測回路のうちフライングキャパシタと接地電位部とを接続する計測回路部分によって、接地電位部に接続される。したがって、逆極性で充電されたフライングキャパシタの充電電圧を接地電位部に向けて放電できるようになる。
したがって、2次側の正電位と2次側の正側の地絡抵抗との関係次第で、フライングキャパシタの正電位による充電が、1次側の正電位により行われたり2次側の正電位により行われたりして、充電されたフライングキャパシタの極性が逆になることがあっても、フライングキャパシタの充電電圧を計測手段で計測し、計測後に確実に放電させることができる。
また、フライングキャパシタが逆極性で充電された場合に、その正極及び負極を正しく計測手段や接地電位部に選択的に接続するためには、本来、計測回路や放電回路を別途もう一組使用する必要がある。そして、計測手段は一般に、接地電位部から絶縁された直流電源の電位に比べると低電位で作動するものであるため、フライングキャパシタの接続対象を切り替える計測回路や放電回路には、絶縁型スイッチを使用する必要がある。したがって、計測回路や放電回路をもう一組追加すると、絶縁型スイッチを二倍使用しなければならない。
しかし、請求項2に記載した本発明の絶縁状態検出装置によれば、フライングキャパシタが逆極性で充電された場合、その正極を充電電圧の計測時に計測手段に接続するバイパス回路を追加するだけで、正極及び負極を正しい接続対象に接続できるので、計測回路や放電回路をもう一組追加するのに比べて絶縁型スイッチの増加数を抑えることができる。これにより、高価な部品の増加による装置コストの大幅な上昇を防止することができる。
その上で、昇圧電源回路の1次側に接続した絶縁状態検出装置により昇圧電源回路の地絡や絶縁状態を検出することができるので、負荷の動作等による影響が少なく2次側よりも電位が安定している1次側の電位に基づいて、地絡や絶縁状態の大半を検出することができる。
さらに、請求項3に記載した本発明の絶縁状態検出装置は、請求項2に記載した本発明の絶縁状態検出装置において、前記バイパス回路と前記放電回路との直列回路が前記計測回路の等価回路であり、前記放電回路が前記計測回路のうち前記計測回路部分の等価回路であることを特徴とする。
請求項3に記載した本発明の車両用指針式表示装置によれば、請求項2に記載した本発明の車両用指針式表示装置において、直流電源の正電位によりフライングキャパシタが充電される場合の充放電回路の各時定数と、2次側の正電位によりフライングキャパシタが逆極性で充電される場合の充放電回路の各時定数とが一致する。
このため、直流電源の正電位と2次側の正電位(逆極性)とのどちらでフライングキャパシタが充電されても、フライングキャパシタの充電電圧を計測手段で計測した結果に同じ理論式を適用して昇圧電源回路の絶縁状態を検出することができる。
本発明の絶縁状態検出装置によれば、2次側の正電位と2次側の正側の地絡抵抗との関係次第で、フライングキャパシタの正電位による充電が、1次側の正電位により行われたり2次側の正電位により行われたりして、充電されたフライングキャパシタの極性が逆になることがあっても、フライングキャパシタの充電電圧を計測手段で計測することができる。
本発明の一実施形態に係る地絡センサを絶縁状態検出に用いた昇圧電源回路の回路図である。 図1に示す絶縁状態検出装置のベースとなる地絡センサを高圧直流電源Bの絶縁状態検出に用いた場合を説明する回路図である。 図2の地絡センサを図1の昇圧電源回路における絶縁状態検出に用いた場合を説明する回路図である。 図3の地絡センサによる昇圧電源回路の絶縁状態検出においてフライングキャパシタが2次側の正電位により逆極性で充電される場合を説明する回路図である。 図1の昇圧電源回路において2次側の正電位により逆極性で充電された地絡センサのフライングキャパシタの計測する場合を説明する回路図である。 本発明の他の実施形態に係る地絡センサを絶縁状態検出に用いた昇圧電源回路の回路図である。
以下、本発明による絶縁状態検出装置の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る地絡センサを絶縁状態検出に用いた昇圧電源回路の回路図である。図1中引用符号1で示す昇圧電源回路は、接地電位部から絶縁された1次側の高圧直流電源Bの正電位を、昇圧器3により昇圧して2次側の負荷5に供給するものである。なお、図1中引用符号RLpは1次側の正側の地絡抵抗、RLnは1次側の負側の地絡抵抗、RLp2 は2次側の正側の地絡抵抗、RLn2 は2次側の負側の地絡抵抗をそれぞれ示す。この昇圧電源回路1の地絡や絶縁状態は、高圧直流電源Bの正極及び負極の間に接続された地絡センサ11によって検出される。
前記地絡センサ11(請求項中の絶縁状態検出装置に相当)は、両極性のフライングキャパシタC1と、フライングキャパシタC1の両極を高圧直流電源Bの正極及び負極にそれぞれ選択的に接続するスイッチS1,S2と、フライングキャパシタC1の両極をマイクロコンピュータ(請求項中の計測手段に相当、以下、「マイコン」と略記する。)15及び接地電位部に選択的に接続するスイッチS3,S4とを有している。
また、地絡センサ11は、フライングキャパシタC1の一方の極(図1中上方の極)を放電のために接地電位部に選択的に接続する(選択的に接地させる)スイッチS5と、スイッチS4が接続されたフライングキャパシタC1の他端(図1中下方の極)をマイコン15に選択的に接続するスイッチSaとを有している。
マイコン15は高圧直流電源Bよりも低い低圧系の電源(図示せず)によって動作するもので、高圧直流電源Bはマイコン15の接地電位からも絶縁されている。各スイッチS1〜S5,Saは、例えば光MOSFETで構成されており、高圧直流電源Bから絶縁してマイコン15によりオンオフ制御できるようになっている。
マイコン15とスイッチS3,Saとの接続点は、抵抗R3,Rbを介してそれぞれ接地されており、スイッチS4,S5と接地電位部との間には、抵抗R4,R5がそれぞれ接続されている。フライングキャパシタC1の一端側のスイッチS1,S3は直列接続されており、両者の接続点とフライングキャパシタC1の一端との間には、電流方向切替回路が接続されている。
電流方向切替回路は並列回路であり、その一方は、スイッチS1,S3からフライングキャパシタC1の一端に向けて順方向となるダイオードD0と抵抗R1の直列回路で構成され、他方は、フライングキャパシタC1の一端からスイッチS1,S3に向けて順方向となるダイオードD1と抵抗R6の直列回路で構成されている。
スイッチSaとフライングキャパシタC1の他端との間には、フライングキャパシタC1の他端からスイッチSaに向けて順方向となるダイオードDaと抵抗Raとが直列に接続されている。
以上に説明した本実施形態の地絡センサ11では、フライングキャパシタC1の他端と接地電位部との間に、スイッチS4と抵抗R4との直列回路(請求項中の、計測回路のうちフライングキャパシタと接地電位部とを接続する計測回路部分に相当)と、ダイオードDa、抵抗Ra、スイッチSa、及び、抵抗Rbの直列回路とが、並列に設けられている。そして、本実施形態の地絡センサ11では、ダイオードDa、抵抗Ra、スイッチSa、及び、抵抗Rbの直列回路によって、負電位計測回路13が構成されている。
なお、本実施形態の地絡センサ11では、スイッチS3,S4によりフライングキャパシタC1の両極が選択的に接続されるマイコン15のポートと、スイッチSaによりフライングキャパシタC1の他端が選択的に接続されるマイコン15のポートとを、個別のポートとしている。即ち、マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1には、スイッチS3,S4によりフライングキャパシタC1の両極が選択的に接続される。一方、マイコン15の第2A/D変換ポートA/D2には、スイッチSaによりフライングキャパシタC1の他端が選択的に接続される。
上述した本実施形態の地絡センサ11は、図2に示す、高圧直流電源Bの絶縁状態検出に用いる地絡センサ11Aをベースとしたものである。この地絡センサ11Aは、図1に示す本実施形態の地絡センサ11のような負電位計測回路13を有していない。さらに、図2の地絡センサ11Aでは、スイッチS5を、フライングキャパシタC1の一端に直接ではなくダイオードD1を介して(ダイオードD1のアノード側ではなくカソード側に)接続している。
図2の地絡センサ11Aでは、地絡や絶縁状態を検出する際に、まず、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2をオンさせると共にスイッチS3〜S5をオフさせる。これにより、高圧直流電源Bの正極から、スイッチS1、ダイオードD0、抵抗R1、フライングキャパシタC1の一端、他端、及び、スイッチS2を経て、高圧直流電源Bの負極に至る充電回路を形成する。そして、この充電回路において、フライングキャパシタC1を高圧直流電源Bの電圧に応じた電荷量で充電する。この充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2,S5をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせる。これにより、フライングキャパシタC1が、抵抗R6、抵抗R3、及び、抵抗R4の直列回路と並列接続される。そして、フライングキャパシタC1の充電電圧を抵抗R6,R3,R4で分圧したうちの抵抗R3の両端電圧の差に相当する電位が、マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1に入力されて計測される。この計測値と、抵抗R6,R3,R4の分圧比とから、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で計測させる。したがって、本実施形態では、ダイオードD1、抵抗R6、スイッチS3、抵抗R3、スイッチS4、及び、抵抗R4によって、計測回路が形成される。
そして、マイコン15の制御により、スイッチS5をオンさせると共に他のスイッチS1〜S4をオフさせて、フライングキャパシタC1の一端(正極)を、ダイオードD1、スイッチS5、及び、抵抗R5を介して接地させて、放電回路を形成する。そして、この放電回路により、フライングキャパシタC1を放電させる。
次に、マイコン15の制御により、スイッチS1,S4をオンさせると共にスイッチS2,S3,S5をオフさせる。これにより、高圧直流電源Bの正極から、スイッチS1、ダイオードD0、抵抗R1、フライングキャパシタC1の一端、他端、スイッチS4、抵抗R4、(接地電位部)、及び、負側の地絡抵抗RLnを経て、高圧直流電源Bの負極に至る充電回路を形成する。そして、この充電回路において、フライングキャパシタC1を負側の地絡抵抗RLnに応じた電荷量で充電する。この充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2,S5をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせて、高圧直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の計測の際と同じ計測回路を形成する。そして、この計測回路を用いて、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で計測させる。
そして、マイコン15の制御により、スイッチS5をオンさせると共に他のスイッチS1〜S4をオフさせて、フライングキャパシタC1の一端(正極)を、ダイオードD1、スイッチS5、及び、抵抗R5を介して接地させて、放電回路を形成する。そして、この放電回路により、フライングキャパシタC1を放電させる。
次に、マイコン15の制御により、スイッチS2,S3をオンさせると共にスイッチS1,S4,S5をオフさせる。これにより、高圧直流電源Bの正極から、正側の地絡抵抗RLp、(接地電位部)、抵抗R3、スイッチS3、ダイオードD0、抵抗R1、フライングキャパシタC1の一端、他端、及び、スイッチS2を経て、高圧直流電源Bの負極に至る充電回路を形成する。そして、この充電回路において、フライングキャパシタC1を正側の地絡抵抗RLpに応じた電荷量で充電する。この充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2,S5をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせて、高圧直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の計測の際や、負側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の計測の際と同じ計測回路を形成する。そして、この計測回路を用いて、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で計測させる。
そして、マイコン15の制御により、スイッチS5をオンさせると共に他のスイッチS1〜S4をオフさせて、フライングキャパシタC1の一端(正極)を、ダイオードD1、スイッチS5、及び、抵抗R5を介して接地させて、放電回路を形成する。そして、この放電回路により、フライングキャパシタC1を放電させる。
以上のようにして計測した、高圧直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電電圧、負側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧、及び、正側の地絡抵抗RLpに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧を用いて、所定の計測理論式の計算を行うことで、マイコン15は、正側の地絡抵抗RLpや負側の地絡抵抗RLnの値に基づいた高圧直流電源Bの地絡や絶縁状態を検出することができる。
以上に説明した地絡センサ11Aを、図1に示す昇圧電源回路1の地絡や絶縁状態の検出に用いると、図3の回路図に示すようになる。この場合、高圧直流電源Bの電圧に応じた電荷量によるフライングキャパシタC1の充電とその充電電圧の検出は、図2を参照して説明した、高圧直流電源Bの電圧に応じたフライングキャパシタC1の充電及びその充電電圧の検出を行う際のスイッチS1〜S4のオンオフパターンの切替によって、地絡センサ11Aを用いて実行することができる。
また、昇圧電源回路1における正側の地絡抵抗RLpに応じた電荷量によるフライングキャパシタC1の充電とその充電電圧の検出も、図2を参照して説明した、正側の地絡抵抗RLpに応じたフライングキャパシタC1の充電及びその充電電圧の検出を行う際のスイッチS1〜S4のオンオフパターンの切替によって、地絡センサ11Aを用いて実行することができる。
即ち、まず、マイコン15の制御により、スイッチS2,S3をオンさせると共にスイッチS1,S4,S5をオフさせる。これにより、上述した、正側の地絡抵抗RLpに応じた電荷量によるフライングキャパシタC1の充電を行う際の充電回路が、1次側の充電回路として形成されると共に、2次側について、2次側の正側の地絡抵抗RLp2 、(接地電位部)、抵抗R3、スイッチS3、ダイオードD0、抵抗R1、フライングキャパシタC1の一端、他端、及び、スイッチS2を経て、高圧直流電源Bの負極に至る充電回路が形成される。これらの充電回路において、フライングキャパシタC1は、1次側と2次側の正側の地絡抵抗RLp,RLp2 に応じた電荷量で充電される。この充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2,S5をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせて、高圧直流電源Bに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の計測の際と同じ計測回路を形成する。そして、この計測回路を用いて、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で計測させる。
ところが、昇圧電源回路1における負側の地絡抵抗RLnに応じた電荷量によるフライングキャパシタC1の充電とその充電電圧の検出は、図2を参照して説明した、負側の地絡抵抗RLnに応じたフライングキャパシタC1の充電及びその充電電圧を行う際のスイッチS1〜S4のオンオフパターンの切替によって、地絡センサ11Aを用いて実行することができる場合と、そうでない場合とがある。
即ち、まず、マイコン15の制御により、スイッチS1,S4をオンさせると共にスイッチS2,S3,S5をオフさせた場合、理想的には、図3に示すように、上述した、負側の地絡抵抗RLnに応じた電荷量によるフライングキャパシタC1の充電を行う際の充電回路が、1次側の充電回路として形成されると共に、フライングキャパシタC1の他端から分岐して、2次側について、接地電位部から負正側の地絡抵抗RLn2 を経て、高圧直流電源Bの負極に至る充電回路が形成される。このように充電回路が理想的に形成された場合は、これらの充電回路において、フライングキャパシタC1は、1次側と2次側の負側の地絡抵抗RLn,RLn2 に応じた電荷量で充電される。この充電により、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2,S5をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせて、高圧直流電源Bに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の計測の際や、正側の地絡抵抗RLpに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の計測の際と同じ計測回路を形成する。そして、この計測回路を用いて、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で計測させる。
ただし、上述したように充電回路が理想的に形成されるのは、回路上直列接続となる2次側の正側と負側の地絡抵抗RLp2 ,RLn2 の分圧比に応じた電位VRLが、1次側の高圧直流電源Bの正電位を下回る場合に限られる。
反対に、2次側の正側と負側の地絡抵抗RLp2 ,RLn2 の分圧比に応じた電位VRLが、1次側の高圧直流電源Bの正電位を上回ると、マイコン15の制御により、スイッチS1,S4をオンさせると共にスイッチS2,S3,S5をオフさせた場合に形成される充電回路は、次のようになる。
即ち、この場合に形成される充電回路は、図4の回路図に示すように、昇圧器3の2次側から、2次側の正側の地絡抵抗RLp2 、2次側の正側と負側の地絡抵抗RLp2 ,RLn2 の接続点(電位VRL)、抵抗R4、スイッチS4、フライングキャパシタC1の他端、一端、ダイオードD1、抵抗R6、スイッチS1を経て、高圧直流電源Bの正極に至るものとなる。すると、この充電回路において、フライングキャパシタC1は、2次側の正側の地絡抵抗RLp2 に応じた電荷量で充電されてしまう。そして、この充電により、フライングキャパシタC1の他端が正極、一端が負極となり、図3に示す理想的な充電回路による充電の場合とは、フライングキャパシタC1の充電極性が逆極性となってしまう。
したがって、続いてマイコン15の制御により、スイッチS1,S2,S5をオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせて、高圧直流電源Bに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の計測の際や、正側の地絡抵抗RLpに応じたフライングキャパシタC1の充電電圧の計測の際と同じ計測回路を形成すると、負極であるフライングキャパシタC1の一端がマイコン15に接続されてしまう。このため、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で計測させることができない。
そこで、図1に示す本実施形態の地絡センサ11では、図2に示す地絡センサ11Aには存在しない負電位計測回路13を設けている。そして、2次側の正側と負側の地絡抵抗RLp2 ,RLn2 の分圧比に応じた電位VRLが、1次側の高圧直流電源Bの正電位を上回る場合、本実施形態の地絡センサ11では、昇圧電源回路1における地絡や絶縁状態を検出する際に、次のようにしている。
即ち、図1に示すように、まず、マイコン15の制御により、スイッチS1,S4をオンさせると共にスイッチS2,S3,S5,Saをオフさせる。これにより、図4の回路図に示す経路と同じ充電回路が形成される。すると、この充電回路において、フライングキャパシタC1は、2次側の正側の地絡抵抗RLp2 に応じた電荷量で充電される。このとき、フライングキャパシタC1の他端が正極、一端が負極となり、フライングキャパシタC1の充電極性は逆極性となる。
続いて、マイコン15の制御により、図5の回路図に示すように、スイッチS5,Saをオンさせると共に、スイッチS1〜S4をオフさせる。これにより、フライングキャパシタC1の他端(正極)を、負電位計測回路13のダイオードDa、抵抗Ra、及び、スイッチSaを介して、マイコン15の第2A/D変換ポートA/D2に接続すると共に、フライングキャパシタC1の一端(負極)を、スイッチS5及び抵抗R5を介して接地させて、計測回路を形成する。そして、この計測回路を用いて、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で計測させる。
そして、マイコン15の制御により、スイッチS4をオンさせると共に他のスイッチS1〜S3,S5,Saをオフさせて、フライングキャパシタC1の他端(正極)を、スイッチS4及び抵抗R4を介して接地させて、放電回路を形成する。そして、この放電回路により、フライングキャパシタC1を放電させる。
また、回路上直列接続となる2次側の正側と負側の地絡抵抗RLp2 ,RLn2 の分圧比に応じた電位VRLが、1次側の高圧直流電源Bの正電位を下回る場合、本実施形態の地絡センサ11では、昇圧電源回路1における地絡や絶縁状態を検出する際に、次のようにしている。
即ち、図1に示すように、まず、マイコン15の制御により、スイッチS1,S4をオンさせると共にスイッチS2,S3,S5,Saをオフさせる。これにより、図3の回路図に示す経路と同じ充電回路が形成される。すると、この充電回路において、フライングキャパシタC1は、1次側と2次側の負側の地絡抵抗RLn,RLn2 に応じた電荷量で充電される。このとき、フライングキャパシタC1の一端が正極、他端が負極となる。
続いて、マイコン15の制御により、スイッチS1,S2,S5,Saをオフさせると共にスイッチS3,S4をオンさせる。これにより、フライングキャパシタC1の一端(正極)を、ダイオードD1、抵抗R6、及び、スイッチS3を介して、マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1に接続すると共に、フライングキャパシタC1の他端(負極)を、スイッチS4及び抵抗R4を介して接地させて、計測回路(請求項中の計測回路に相当)を形成する。そして、この計測回路を用いて、フライングキャパシタC1の充電電圧をマイコン15で計測させる。
そして、マイコン15の制御により、スイッチS5をオンさせると共に他のスイッチS1〜S4,Saをオフさせて、フライングキャパシタC1の一端(正極)を、スイッチS5及び抵抗R5を介して接地させて、放電回路を形成する。そして、この放電回路により、フライングキャパシタC1を放電させる。
ちなみに、本実施形態の地絡センサ11では、フライングキャパシタC1の他端(正極)をマイコン15の第2A/D変換ポートA/D2に接続する、負電位計測回路13のダイオードDa、抵抗Ra、及び、スイッチSaが、請求項中のバイパス回路に相当している。また、本実施形態の地絡センサ11では、スイッチS5及び抵抗R5による放電回路が、請求項中の放電回路に相当している。さらに、本実施形態の地絡センサ11では、スイッチS5及び抵抗R5による放電回路と負電位計測回路13とにより、請求項中の逆極性計測回路が構成されている。
また、本実施形態の地絡センサ11では、請求項中のバイパス回路を構成し、逆極性で充電されたフライングキャパシタC1の正極となる他端に接続される、負電位計測回路13のダイオードDa、抵抗Ra、及び、スイッチSaと、請求項中の放電回路を構成し、逆極性で充電されたフライングキャパシタC1の負極となる一端に接続される、スイッチS5及び抵抗R5との直列回路が、正極性で充電されたフライングキャパシタC1の一端(正極)をマイコン15の第1A/D変換ポートA/D1に接続する、ダイオードD1、抵抗R6、及び、スイッチS3と、正極性で充電されたフライングキャパシタC1の他端(負極)を接地させる、スイッチS4及び抵抗R4との直列回路による計測回路の、等価回路となっている。
さらに、本実施形態の地絡センサ11では、請求項中の放電回路を構成するスイッチS5及び抵抗R5との直列回路が、請求項中の計測回路を構成する回路のうち、正極性で充電されたフライングキャパシタC1の他端(負極)を接地させるスイッチS4及び抵抗R4の直列回路部分の、等価回路となっている。
そのために、ダイオードDaとダイオードD1、抵抗Raと抵抗R6、抵抗Rbと抵抗R3、及び、抵抗R5と抵抗R4には、それぞれ同じ定格のものを用いている。
したがって、本実施形態の地絡センサ11では、フライングキャパシタC1が正極性(一端が正極、他端が負極)で充電されても、逆極性(一端が負極、他端が正極)で充電されても、充電電圧の計測時における充電電圧の分圧比が同じになる。そのため、フライングキャパシタが正逆どちらの極性で充電された場合であっても、共通の理論式を用いた計算により、地絡抵抗RLp,RLn,RLp2 ,RLn2 の値に基づいた昇圧電源回路1の地絡や絶縁状態を検出することができる。
なお、電流方向切替回路の抵抗R1と抵抗R6を同じ定格(抵抗値)のものとすれば、フライングキャパシタC1が正極性、逆極性のどちらで充電されても、充電電圧の計測時におけるフライングキャパシタC1の充電時定数が同じになる。このことも、フライングキャパシタC1の充電極性に拘わらず共通の理論式を用いて、地絡抵抗RLp,RLn,RLp2 ,RLn2 の値に基づいた昇圧電源回路1の地絡や絶縁状態を検出できるようにする上で、大いに有効である。
以上に説明した図1及び図5に示す本実施形態の地絡センサ11は、フライングキャパシタC1が充電電圧によって容量変化を起こさないことを前提にした回路構成としている。したがって、フライングキャパシタC1としては、フィルムコンデンサを使用することが好ましい。しかし、充電電圧によって容量変化を起こすセラミックコンデンサをフライングキャパシタC1として用いることも可能である。図6は、そのような回路構成とした、本発明の他の実施形態に係る地絡センサを絶縁状態検出に用いた昇圧電源回路の回路図である。
図6に示す実施形態の地絡センサ11は、電流方向切替回路の構成が、図1及び図5に示す実施形態の地絡センサ11と異なっている。具体的には、図1及び図5に示す実施形態の地絡センサ11においてダイオードD0と直列に接続されていた抵抗R1が、スイッチ1に直接接続されており、ダイオードD0のカソードが、フライングキャパシタC1の一端に直接接続されている。また、図6に示す実施形態の地絡センサ11においては、電流方向切替回路の構成の変更に伴って、スイッチS2とフライングキャパシタC1の他端との間に抵抗R2が接続されている。
このような回路構成とした図6の地絡センサ11では、昇圧電源回路1における負側の地絡や絶縁状態の検出時に、マイコン15の制御により、スイッチS1,S4をオンさせると共にスイッチS2,S3,S5,Saをオフさせた場合、2次側の正側と負側の地絡抵抗RLp2 ,RLn2 の分圧比に応じた電位VRLが、1次側の高圧直流電源Bの正電位を下回ると、図3の回路図に示す経路と同じ充電回路が形成される。一方、2次側の正側と負側の地絡抵抗RLp2 ,RLn2 の分圧比に応じた電位VRLが、1次側の高圧直流電源Bの正電位を上回ると、図4の回路図に示す経路と同じ充電回路が形成される。
どちらの充電回路が形成されるかによって、フライングキャパシタC1が正極性で充電されるか、それとも、逆極性で充電されるかが異なるが、どちらの充電回路においても、フライングキャパシタC1の充電電流は抵抗R1を通る。したがって、フライングキャパシタC1は、抵抗R1により定まる時定数によって充電されることになり、図1及び図5に示す本実施形態の地絡センサ11のように、電流方向切替回路の抵抗R1と抵抗R6を同じ定格(抵抗値)のものとしなくても、フライングキャパシタC1の充電極性に拘わらず共通の理論式を用いて、地絡抵抗RLp,RLn,RLp2 ,RLn2 の値に基づいた昇圧電源回路1の地絡や絶縁状態を検出することができる。
以上に、本発明の実施形態に係る地絡センサ11を2通り説明したが、そのどちらにおいても、例えば、マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1の入力と第2A/D変換ポートA/D2の入力とをワイヤードオア接続することで、マイコン15のA/D変換ポートを1つに集約してもよい。そのように構成すれば、A/D変換ポートやインターフェース部品(例えば、バイパスコンデンサやクランプダイオード等)の削減を図ることができる。
また、以上に説明した2通りの地絡センサ11では、共に、ダイオードDaとダイオードD1、抵抗Raと抵抗R6、抵抗Rbと抵抗R3、及び、抵抗R5と抵抗R4にそれぞれ同じ定格のものを用いて、それらの素子を用いた回路どうしを等価回路化したが、必ずしもそのように構成する必要はない。
例えば、抵抗Rbと抵抗R3に異なる定格(抵抗値)のものを用いてもよく、そのように構成すれば、マイコン15の第1A/D変換ポートA/D1に入力されるフライングキャパシタC1の正極性での充電電圧と、第2A/D変換ポートA/D2に入力されるフライングキャパシタC1の逆極性での充電電圧とで、充電電圧の計測時における充電電圧の分圧比が異なることになる。したがって、フライングキャパシタC1の充電極性によって計測される充電電圧がオフセットされるようにして、正極性による充電電圧と逆極性による充電電圧との扱いを異ならせるロジックを、マイコン15の制御上で実現することができる。
さらに、上述した2通りの地絡センサ11では、逆極性でフライングキャパシタC1が充電される場合の、マイコン15による充電電圧の計測時における計測回路と、計測後の放電回路とを、正極性でフライングキャパシタC1が充電される場合の、マイコン15による充電電圧の計測時における計測回路や計測後の放電回路の一部又は全部を共用して構成するものとした。
しかし、逆極性でフライングキャパシタC1が充電される場合の、マイコン15による充電電圧の計測時における計測回路を、計測後の放電回路とを、正極性でフライングキャパシタC1が充電される場合の、マイコン15による充電電圧の計測時における計測回路や計測後の放電回路とは別に構成してもよいのは、勿論のことである。
本発明は、接地電位部から絶縁された直流電源からの正電位を昇圧して負荷に供給する昇圧電源回路の1次側において、フライングキャパシタの充電電圧を計測手段により計測することで、昇圧電源回路の絶縁状態を検出する場合に用いて好適である。
1 昇圧電源回路
3 昇圧器
5 負荷
11 地絡センサ(絶縁状態検出装置)
11A 地絡センサ
13 負電位計測回路
15 マイクロコンピュータ(計測手段)
A/D1 第1A/D変換ポート
A/D2 第2A/D変換ポート
B 高圧直流電源
C1 フライングキャパシタ
D0 ダイオード
D1 ダイオード(計測回路)
Da ダイオード(逆極性計測回路、バイパス回路)
RLn 1次側の正側の地絡抵抗
RLp 1次側の負側の地絡抵抗
RLn2 2次側の正側の地絡抵抗
RLp2 2次側の負側の地絡抵抗
R1 抵抗
R2 抵抗
R3 抵抗
R4 抵抗(計測回路、計測回路部分)
R5 抵抗(逆極性計測回路、放電回路)
R6 抵抗(計測回路)
Ra 抵抗(逆極性計測回路、バイパス回路)
Rb 抵抗(逆極性計測回路)
S1 スイッチ
S2 スイッチ
S3 スイッチ(計測回路)
S4 スイッチ(計測回路、計測回路部分)
S5 スイッチ(逆極性計測回路、放電回路)
Sa スイッチ(逆極性計測回路、バイパス回路)

Claims (3)

  1. 接地電位部から絶縁された直流電源により地絡抵抗に応じた電圧で充電されるフライングキャパシタと、
    前記直流電源により充電された後に前記直流電源から絶縁された前記フライングキャパシタを、該フライングキャパシタの充電電圧を計測する計測手段と前記接地電位部との間に直列接続する計測回路とを備え、
    前記直流電源の正電位を昇圧して負荷に供給する昇圧電源回路の1次側に接続されて、前記計測手段による前記フライングキャパシタの充電電圧の計測結果に基づき、前記昇圧電源回路の絶縁状態を検出する絶縁状態検出装置であって、
    前記昇圧電源回路の2次側における正極側及び負極側の前記各地絡抵抗の分圧比に応じた電位が前記直流電源の正電位を上回り、該直流電源の正電位による前記フライングキャパシタの充電時に該フライングキャパシタが、前記2次側の正電位により逆極性で充電される場合に、前記フライングキャパシタを前記計測手段と前記接地電位部とに逆極性で接続する逆極性計測回路を設けた、
    ことを特徴とする絶縁状態検出装置。
  2. 接地電位部から絶縁された直流電源により地絡抵抗に応じた電圧で充電されるフライングキャパシタと、
    前記直流電源により充電された後に前記直流電源から絶縁された前記フライングキャパシタを、該フライングキャパシタの充電電圧を計測する計測手段と前記接地電位部との間に直列接続する計測回路と、
    前記計測手段による充電電圧の計測後に前記直流電源及び前記計測手段から絶縁された前記フライングキャパシタの正極を、放電抵抗を介して前記接地電位部に接続する放電回路とを備え、
    前記直流電源の正電位を昇圧して負荷に供給する昇圧電源回路の1次側に接続されて、前記計測手段による前記フライングキャパシタの充電電圧の計測結果に基づき、前記昇圧電源回路の絶縁状態を検出する絶縁状態検出装置であって、
    前記計測回路のうち前記フライングキャパシタと前記接地電位部とを接続する計測回路部分に分岐接続され、前記フライングキャパシタと前記計測手段とを接続するバイパス回路を備えており、
    前記昇圧電源回路の2次側における正極側及び負極側の前記各地絡抵抗の分圧比に応じた電位が前記直流電源の正電位を上回り、該直流電源の正電位による前記フライングキャパシタの充電時に該フライングキャパシタが、前記2次側の正電位により逆極性で充電される場合に、
    前記直流電源の正電位により充電された後に前記直流電源から絶縁された前記フライングキャパシタの正極を、前記バイパス回路により前記計測手段に接続すると共に、前記直流電源の正電位により充電された後に前記直流電源から絶縁された前記フライングキャパシタの負極を、前記放電回路により前記接地電位部に接続し、
    かつ、前記直流電源の正電位により充電された前記フライングキャパシタの充電電圧の前記計測手段による計測後に前記直流電源及び前記計測手段から絶縁された前記フライングキャパシタの正極を、前記計測回路の前記計測回路部分により、放電抵抗を介して前記接地電位部に接続する、
    ことを特徴とする絶縁状態検出装置。
  3. 前記バイパス回路と前記放電回路との直列回路は前記計測回路の等価回路であり、前記放電回路は前記計測回路のうち前記計測回路部分の等価回路であることを特徴とする請求項2記載の絶縁状態検出装置。
JP2009161707A 2009-07-08 2009-07-08 絶縁状態検出装置 Active JP5406611B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009161707A JP5406611B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 絶縁状態検出装置
US12/825,519 US8198902B2 (en) 2009-07-08 2010-06-29 Insulation state detector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009161707A JP5406611B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 絶縁状態検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011017586A true JP2011017586A (ja) 2011-01-27
JP5406611B2 JP5406611B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=43426982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009161707A Active JP5406611B2 (ja) 2009-07-08 2009-07-08 絶縁状態検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8198902B2 (ja)
JP (1) JP5406611B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014199809A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 矢崎総業株式会社 絶縁状態検出装置
CN104297641A (zh) * 2013-07-19 2015-01-21 矢崎总业株式会社 绝缘状态检测装置
DE102015206213A1 (de) 2014-04-09 2015-10-15 Yazaki Corporation Isolationsdetektionsvorrichtung und Isolationsdetektionsverfahren einer nicht geerdeten Leistungsversorgung
JP2016161352A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 富士通テン株式会社 劣化検出装置および劣化検出方法
JP2017001425A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 トヨタ自動車株式会社 電源システム
US10161980B2 (en) 2015-02-27 2018-12-25 Fujitsu Ten Limited Deterioration detecting apparatus and deterioration detecting method
JP2019056626A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
JP2020030117A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
JP2020056732A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 株式会社Soken 漏電判定装置
DE102019219349A1 (de) 2018-12-18 2020-06-18 Yazaki Corporation Erdschlusserfassungsvorrichtung
JP2020098141A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
JP2020197472A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
CN112816904A (zh) * 2019-11-15 2021-05-18 矢崎总业株式会社 接地故障检测装置

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5238596B2 (ja) * 2009-04-27 2013-07-17 株式会社日本自動車部品総合研究所 回転電機の放電量測定装置および放電量測定方法
US8362784B2 (en) * 2009-06-22 2013-01-29 Mitsubishi Electric Corporation Capacitor capacitance diagnosis device and electric power apparatus equipped with capacitor capacitance diagnosis device
JP5736197B2 (ja) 2011-03-09 2015-06-17 矢崎総業株式会社 絶縁状態検出ユニット
US8766653B2 (en) * 2011-03-15 2014-07-01 Automotive Research & Testing Center Measuring device for measuring insulation resistance of an electric vehicle
JP5698590B2 (ja) * 2011-04-14 2015-04-08 矢崎総業株式会社 絶縁状態検出ユニットの故障検出装置
JP6059456B2 (ja) * 2011-07-11 2017-01-11 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 電気的接地故障を判定するためのシステムおよび方法
JP5947584B2 (ja) * 2012-03-27 2016-07-06 矢崎総業株式会社 絶縁状態検出装置
JP2015197406A (ja) * 2014-04-03 2015-11-09 矢崎総業株式会社 絶縁検出装置
JP6391619B2 (ja) * 2016-03-25 2018-09-19 株式会社デンソーテン 劣化特定装置および劣化特定方法
EP3258277A1 (en) * 2016-06-13 2017-12-20 Kone Corporation Brake controller circuit of a passenger conveyor
DE102017205931B3 (de) * 2017-04-06 2018-07-26 Bender Gmbh & Co. Kg Isolationsfehlersuchsysteme und Verfahren zur Isolationsfehlersuche für ein redundantes Dioden gekoppeltes Gleichstrom-Stromversorgungssystem
CN107478908B (zh) * 2017-10-13 2023-07-04 长春七角星科技发展有限公司 一种电动车绝缘检测装置及其检测方法
JP6725578B2 (ja) * 2018-04-09 2020-07-22 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
JP6725577B2 (ja) * 2018-04-09 2020-07-22 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
CN108667327B (zh) * 2018-05-03 2020-03-20 华为数字技术(苏州)有限公司 多电平逆变器
DE102018130830B3 (de) * 2018-12-04 2020-01-30 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Prüfvorrichtung zum Erfassen eines Isolationswiderstands einer Hochvoltleitung sowie zugehöriges Prüfverfahren
EP3929597B1 (en) * 2020-06-23 2024-08-21 Volvo Truck Corporation Electric insulation monitoring arrangement
DE102021107539A1 (de) * 2021-03-25 2022-09-29 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Schutzeinrichtung für ein Hochvoltkabel, Hochvoltkabel, Hochvoltbordnetz sowie Kraftfahrzeug
US11685273B2 (en) * 2021-08-18 2023-06-27 Beta Air, Llc Connector and methods of use for charging an electric vehicle
US11926228B2 (en) * 2021-08-18 2024-03-12 Beta Air, Llc Electric vehicle port and methods of use for charging an electric vehicle

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4178617A (en) * 1977-01-07 1979-12-11 Black & Decker Inc. Suppressor-insulator member and circuit arrangement therefor
JP3224977B2 (ja) * 1994-12-12 2001-11-05 本田技研工業株式会社 非接地電源の絶縁検出方法及び装置
JP4682037B2 (ja) 2005-12-22 2011-05-11 矢崎総業株式会社 絶縁検出装置

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014199809A1 (ja) * 2013-06-14 2014-12-18 矢崎総業株式会社 絶縁状態検出装置
CN104297641A (zh) * 2013-07-19 2015-01-21 矢崎总业株式会社 绝缘状态检测装置
DE102014214081A1 (de) 2013-07-19 2015-01-22 Yazaki Corporation Vorrichtung zum Erfassen eines Isolationszustandes
US20150022219A1 (en) * 2013-07-19 2015-01-22 Yazaki Corporation Insulation state detecting device
US9817056B2 (en) 2013-07-19 2017-11-14 Yazaki Corporation Insulation state detecting device
US9575110B2 (en) 2014-04-09 2017-02-21 Yazaki Corporation Insulation detecting device and insulation detecting method of non-grounded power supply
DE102015206213A1 (de) 2014-04-09 2015-10-15 Yazaki Corporation Isolationsdetektionsvorrichtung und Isolationsdetektionsverfahren einer nicht geerdeten Leistungsversorgung
US10161980B2 (en) 2015-02-27 2018-12-25 Fujitsu Ten Limited Deterioration detecting apparatus and deterioration detecting method
JP2016161352A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 富士通テン株式会社 劣化検出装置および劣化検出方法
JP2017001425A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 トヨタ自動車株式会社 電源システム
JP2019056626A (ja) * 2017-09-21 2019-04-11 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
US10890627B2 (en) 2018-08-23 2021-01-12 Yazaki Corporation Ground fault detection apparatus
JP2020030117A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
JP2020056732A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 株式会社Soken 漏電判定装置
JP7100554B2 (ja) 2018-10-03 2022-07-13 株式会社Soken 漏電判定装置
JP2020098141A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
JP2020098142A (ja) * 2018-12-18 2020-06-25 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
DE102019219349A1 (de) 2018-12-18 2020-06-18 Yazaki Corporation Erdschlusserfassungsvorrichtung
US11187759B2 (en) 2018-12-18 2021-11-30 Yazaki Corporation Ground fault detection device
JP2020197472A (ja) * 2019-06-04 2020-12-10 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
US11073571B2 (en) 2019-06-04 2021-07-27 Yazaki Corporation Ground fault detection apparatus
CN112816904A (zh) * 2019-11-15 2021-05-18 矢崎总业株式会社 接地故障检测装置
EP3822109A1 (en) 2019-11-15 2021-05-19 Yazaki Corporation Ground fault detection device
JP2021081243A (ja) * 2019-11-15 2021-05-27 矢崎総業株式会社 地絡検出装置
US11493564B2 (en) 2019-11-15 2022-11-08 Yazaki Corporation Ground fault detection device
CN112816904B (zh) * 2019-11-15 2024-08-06 矢崎总业株式会社 接地故障检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20110006781A1 (en) 2011-01-13
JP5406611B2 (ja) 2014-02-05
US8198902B2 (en) 2012-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5406611B2 (ja) 絶縁状態検出装置
JP6433305B2 (ja) 非接地電源の絶縁検出装置及び絶縁検出方法
JP5727851B2 (ja) 非接地電源の絶縁状態検出方法及びその装置
US20150077124A1 (en) Assembled battery module and disconnection detecting method
US9793835B2 (en) Power conversion device and method for diagnosing failure thereof
US20130082715A1 (en) Insulation state detection circuit for ungrounded power source
JP2012239326A (ja) 充電装置
JP6309979B2 (ja) 絶縁検出装置
CN110895312B (zh) 接地故障检测设备
KR101456097B1 (ko) 멀티모듈 컨버터의 암 스위치 특성평가 방법 및 장치
JP4588675B2 (ja) 電圧検出装置、及び電動車輌
US11001150B2 (en) Battery pack
US20140092652A1 (en) Power supply device and method of determining abnormality in power supply device
US9140760B2 (en) Resistance measurement for battery cells
JP2018021866A (ja) 漏電判定装置
CN115700981A (zh) 交流直流转换电路及其输入电流检测方法
US9960610B2 (en) Voltage detecting device, voltage detecting method, and battery pack system
CN112034383A (zh) 接地故障检测装置
WO2014199809A1 (ja) 絶縁状態検出装置
JP2019510200A (ja) 二次電池の充電及び放電時の電流を測定するための電子回路
JP2013042639A (ja) 充電装置
WO2017159035A1 (ja) 放電回路および蓄電装置
JP6428775B2 (ja) 電池システム及び電池システムの制御方法
JP2007114173A (ja) 絶縁検出装置
JP2018127086A (ja) 地絡検出装置、電源システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131016

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131022

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5406611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250