JP6918428B2 - 地絡検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フライングキャパシタを用いた地絡検出装置に関する。
駆動源としてエンジンと電気モータとを備えるハイブリッド車や、電気自動車のような車両においては、車体上に搭載したバッテリを充電し、バッテリから供給される電気エネルギーを利用して推進力を発生する。一般に、バッテリ関連の電源回路は、200V以上の高電圧を扱う高電圧回路として構成されており、安全性確保ため、バッテリを含む高電圧回路は接地の基準電位点となる車体から電気的に絶縁された非接地構成となっている。
また、負荷の駆動効率を高めるために、バッテリの正電位を昇圧して負荷に供給する昇圧器を備える車両がある。昇圧器を備える車両においては、バッテリの出力、すなわち昇圧器の1次側と共に、昇圧器の出力、すなわち2次側も車体から電気的に絶縁された非接地の構成となっており、車両はバッテリおよび昇圧器の接地として使用されない構成となっている。このため、昇圧器を有する車両では、地絡状態を監視するために、バッテリと接地との間の絶縁抵抗と共に、昇圧器の2次側と接地との間の絶縁抵抗も検出する必要がある。
そこで、バッテリおよび昇圧器が設けられた系、具体的には、バッテリから昇圧器を介して電気モータ等の負荷に至るメインの電源系と車体との地絡状態を監視するために、地絡検出装置が備えられている。地絡検出装置は、フライングキャパシタと呼ばれるコンデンサを利用した方式が広く用いられている。
図8は、フライングキャパシタ方式の従来の地絡検出装置500の構成例を示すブロック図である。地絡検出装置500は、非接地のバッテリBと接続し、バッテリBおよび昇圧器520が設けられた系の地絡を検出する装置である。地絡検出装置500、昇圧器520、負荷540等は、不図示の上位装置である外部制御装置により制御される。
ここで、バッテリB出力側、すなわち1次側の正極と接地間の絶縁抵抗をRLp1と表し、負極と接地間の絶縁抵抗をRLn1と表すものとする。また、昇圧器520出力側、すなわち2次側の正極と接地間の絶縁抵抗をRLp2と表し、負極と接地間の絶縁抵抗をRLn2と表すものとする。正極側絶縁抵抗RLpは、RLp1とRLp2との合成抵抗となり、負極側絶縁抵抗RLnは、RLn1とRLn2との合成抵抗となる。そして、正極側絶縁抵抗RLpと負極側絶縁抵抗RLnとの合成抵抗が系の絶縁抵抗RLとなる。
フライングキャパシタとして機能するコンデンサC1は、スイッチS1〜スイッチS4のオンオフで形成される経路において充電され、その充電電圧が制御装置510で計測されるようになっている。
絶縁抵抗RLを取得する手法として、V0とVcnとVcpとを測定して、(Vcn+Vcp)/V0を演算し、得られた演算値に基づいて、あらかじめ作成されたテーブルデータを参照して絶縁抵抗RLを算出する技術が知られている。地絡検出装置500は、得られた絶縁抵抗RLが所定の基準値を下回っている場合に、地絡が発生していると判定し、外部制御装置に警告を出力する。
ここで、V0は、スイッチS1とスイッチS2とをオンにして形成される経路で計測されるバッテリBの電圧に相当する値である。このとき、コンデンサC1の極板のうち、バッテリBの正極側に接続される極板を第1極板と称し、バッテリBの負極側に接続される極板を第2極板と称するものとする。
Vcnは、スイッチS1とスイッチS4とをオンにして形成されるバッテリBの正極側による充電経路で計測される電圧値であり、負極側絶縁抵抗RLnの影響を含んだ電圧値である。Vcpは、スイッチS2とスイッチS3とをオンにして形成されるバッテリBの負極極側による充電で計測される電圧値であり、正極側絶縁抵抗RLpの影響を含んだ電圧値である。
一般に、地絡判定においては、V0測定、Vcn測定、V0測定、Vcp測定を1サイクルとして計測を行ない、各測定の切換え時に、スイッチS3とスイッチS4とをオンにして形成される経路でコンデンサC1の充電電圧の読み取りと、コンデンサC1の放電とが行なわれる。
ところで、昇圧器520が昇圧動作を行なっている場合に、スイッチS1とスイッチS4とをオンにしてVcnを計測する際、コンデンサC1の第2極板には、昇圧された電圧を正極側絶縁抵抗RLpと負極側絶縁抵抗RLnとで分圧した電圧が印加される。
この電圧が、バッテリBの正極側から印加される電圧よりも大きくなると、電流の回り込みにより、通常と逆極性でコンデンサC1が充電されることになる。すなわち、第2電極板側が高電位となる。制御装置510は一般に正電位を測定範囲としていることから、この場合、制御装置510で測定される電圧が0となり、絶縁抵抗RLの算出ができなくなってしまう。
この問題を解決するために、特許文献1には、図9に示すような、負電位計測回路620を備えた地絡検出装置600が開示されている。ここで、負電位計測回路620は、ダイオードDa、抵抗Ra、光MOS−FETで構成されたスイッチSa、抵抗Rbを備えている。また、地絡検出装置600には、スイッチS5と抵抗R5とが備えられている。
地絡検出装置600は、Vcnを計測する際に通常と逆極性でコンデンサC1が充電された場合には、スイッチS3とスイッチS4とをオンにして制御装置610のA/D1でコンデンサC1の充電電圧を測定するのではなく、スイッチS5とスイッチSaとをオンにして制御装置610のA/D2でコンデンサC1の充電電圧を測定する。これにより、逆極性で充電されたコンデンサC1の充電電圧が測定され、絶縁抵抗RLの算出ができるようになる。
特開2011−17586号公報
特許文献1に記載された発明では、ダイオードと抵抗とスイッチとを備えた負電位計測回路を設けることにより、昇圧器を含んだ系の地絡検出装置において、フライングキャパシタが逆極性で充電された場合であっても充電電圧の測定を可能としている。しかしながら、負電位計測回路は、昇圧による電流の回り込みが発生した場合にだけ用いられる追加回路であり、省くことができれば好ましい。
そこで、本発明は、昇圧器を含んだ系のフライングキャパシタ方式の地絡検出装置において、昇圧による電流の回り込みが発生した場合の充電電圧の測定を、追加回路を設けることなく可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の地絡検出装置は、昇圧回路を介して負荷に電源を供給する非接地のバッテリと接続し、前記バッテリが設けられた系の絶縁抵抗を算出して地絡を検出する地絡検出装置であって、フライングキャパシタとして動作するコンデンサと、前記バッテリ、前記コンデンサを含んだV0充電経路と、前記バッテリ、前記バッテリ負側と接地との絶縁抵抗である負側絶縁抵抗、前記コンデンサを含んだVcn充電経路と、前記バッテリ、前記バッテリ正側と接地との絶縁抵抗である正側絶縁抵抗、前記コンデンサを含んだVcp充電経路と、前記コンデンサの充電電圧測定経路とを切り換えるスイッチ群と、前記スイッチ群を制御し、前記V0充電経路における測定値であるV0、前記Vcn充電経路における測定値であるVcn、前記Vcp充電経路における測定値であるVcpに基づいて、前記絶縁抵抗を算出する制御部と、を備え、前記制御部が、前記Vcnが0とみなせる場合に、前記コンデンサの充電状態を保ったまま前記Vcp充電経路に切り替えて測定を行ない、得られた測定値から前記コンデンサの放電後に得られたVcpを引くことでVcnを算出することを特徴とする。
ここで、前記スイッチ群を2つのc接点リレーで構成してもよい。
本発明によれば、昇圧器を含んだ系のフライングキャパシタ方式の地絡検出装置において、昇圧による電流の回り込みが発生した場合の充電電圧の測定が、追加回路を設けることなく可能となる。
本実施形態の地絡検出装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態の地絡検出装置の動作を説明するフローチャートである。 V0充電経路を説明する図である。 充電計測・放電経路を説明する図である。 Vcn充電経路を説明する図である。 Vcp充電経路を説明する図である。 本実施形態の地絡検出装置の別構成を示すブロック図である。 フライングキャパシタ方式の従来の地絡検出装置の構成例を示すブロック図である。 フライングキャパシタが逆極性で充電された場合であっても充電電圧の測定を可能とする従来の構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態である地絡検出装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の地絡検出装置100の構成を示すブロック図である。地絡検出装置100は、負荷540に電力を供給する非接地のバッテリBと接続し、バッテリBおよび昇圧器520が設けられた系の地絡を検出する装置である。地絡検出装置100、昇圧器520、負荷540等は、図示しない上位装置である外部制御装置により制御される。
ここで、バッテリBの出力側、すなわち1次側の正極と接地間の絶縁抵抗をRLp1と表し、負極と接地間の絶縁抵抗をRLn1と表すものとする。また、昇圧器520の出力側、すなわち2次側の正極と接地間の絶縁抵抗をRLp2と表し、負極と接地間の絶縁抵抗をRLn2と表すものとする。正極側絶縁抵抗RLpは、RLp1とRLp2との合成抵抗となり、負極側絶縁抵抗RLnは、RLn1とRLn2との合成抵抗となる。そして、正極側絶縁抵抗RLpと負極側絶縁抵抗RLnとの合成低抵抗が系の絶縁抵抗RLとなる。
バッテリBは、リチウムイオン電池等のように充電可能なバッテリにより構成されており、バッテリBの正極は昇圧器520を介して電気モータ等の負荷540の正極に接続され、バッテリBの負極は負荷540の負極に接続されている。
本図に示すように、地絡検出装置100は、フライングキャパシタとして機能するコンデンサC1を備えている。
地絡検出装置100は、計測経路を切り替えるとともに、コンデンサC1の充放電を制御するために、コンデンサC1の周辺に4つのスイッチS1〜S4を備えている。これらのスイッチは、光MOS−FETのような絶縁型のスイッチング素子で構成することができる。
スイッチS1は、一端がバッテリBの正極と接続し、他端が抵抗R1と接続している。抵抗R1の他端は、コンデンサC1の第1極板に接続している。従来は、スイッチS1と抵抗R1との間にバッテリBの正極からコンデンサC1の方向を順方向としたダイオードを接続していたが、本実施形態ではこのダイオードを省いている。
コンデンサC1の第1極板は、抵抗R6が直列に接続されたダイオードD1とダイオードD2との並列回路の一端にも接続している。ここで、ダイオードD1とダイオードD2とは順方向が逆向きになるように接続し、ダイオードD1のアノードがコンデンサC1の第1極板側に接続している。
抵抗R6が直列に接続されたダイオードD1とダイオードD2との並列回路の他端は、スイッチS3の一端と接続し、スイッチS3の他端は抵抗R3と制御装置110のA/Dポートと接続している。抵抗R3の他端は接地しており、抵抗R3に生じる電圧が制御装置110により測定されることになる。
スイッチS2は、一端がバッテリBの負極と接続し、他端がコンデンサC1の第2極板と接続している。スイッチS4は、一端がコンデンサC1の第2極板と接続し、他端が抵抗R4と接続している。抵抗R4の他端は接地している。
制御装置110は、マイクロコンピュータ等で構成され、あらかじめ組み込まれたプログラムを実行することにより、地絡検出装置100における各種動作を制御する。具体的には、スイッチS1〜S4を個別に制御して計測経路を切り替えるとともに、コンデンサC1の充電および放電を制御する。
また、制御装置110は、抵抗R3に生じるアナログ電圧レベルをA/Dポートから入力する。制御装置110は、例えば、0V〜5Vの正の所定範囲電圧を測定対象としており、測定値に基づいて所定の演算を行なって絶縁抵抗RLを算出する。制御装置110の測定データや地絡が検出された場合の警報等は、外部制御装置に出力される。
上記構成の地絡検出装置100の動作について図2のフローチャートを参照して説明する。地絡検出装置100は、例えば、V0計測期間(S101〜S103)、Vcn計測期間(S104〜S107)、V0計測期間(S111〜S113)、Vcp計測期間(S114〜S116)、絶縁抵抗RL算出(S117a)を1サイクルとして計測動作を繰り返す。
ただし、Vcn計測期間で、昇圧による電流回り込みが発生している場合には、さらにVcn+pの計測を行なって(S108〜S110)、絶縁抵抗RLの算出(S117b)を行なう。
まず、昇圧による電流回り込みが発生していない場合のV0計測期間(S101〜S103)、Vcn計測期間(S104〜S107)、V0計測期間(S111〜S113)、Vcp計測期間(S114〜S116)、絶縁抵抗RL算出(S117)について説明する。以下では、コンデンサC1の第1極板側が正となる場合を順極性と称し、第2極板側が正となる場合を逆極性と称するものとする。
V0計測期間では、バッテリB電圧に相当する電圧V0を計測する。このため、スイッチS1、スイッチS2をオンにし、スイッチS3、スイッチS4をオフにして電圧V0の充電を行なう(S101)。このとき、図3に示すように、バッテリB、抵抗R1、コンデンサC1が充電経路となり、コンデンサC1は順極性で充電される。
その後、図4に示すように、スイッチS1、スイッチS2をオフにし、スイッチS3、スイッチS4をオンにして、制御装置110でV0の計測を行なう(S102)。そして、同じ回路で、次の計測のためにコンデンサC1の放電を行なう(S103)。
Vcn計測期間では、負極側絶縁抵抗RLnの影響を反映した電圧を計測する。このため、スイッチS1、スイッチS4をオンにし、スイッチS2、スイッチS3をオフにして電圧Vcnの充電を行なう(S104)。このとき、図5に示すように、バッテリB、抵抗R1、コンデンサC1、抵抗R4、負極側絶縁抵抗RLnが計測経路となる。
その後、図4に示したように、スイッチS1、スイッチS2をオフにし、スイッチS3、スイッチS4をオンにして、制御装置110でVcnの計測を行なう(S105)。
昇圧器520が昇圧動作を行なっている場合、コンデンサC1の第2極板には、昇圧された電圧を正極側絶縁抵抗RLpと負極側絶縁抵抗RLnとで分圧した電圧が印加される。この電圧が、バッテリBの正極側から印加される電圧よりも大きくなると、電流の回り込みが発生する。
電流の回り込みが発生していない場合には、コンデンサC1は順極性で充電されるため、Vcn>0となる(S106:No)。この場合は、このときの測定値をVcnとすればよい。そして、同じ回路で放電する(S107)。
電流の回り込みが発生している場合には、コンデンサC1は逆極性で充電されるため、Vcn=0となる(S106:Yes)。ただし、ノイズ等の影響を考慮して、例えば、数10mV以下であれば0とみなすものとする。この場合の処理については後述する。
V0計測期間(S111〜S113)は、V0計測期間(S101〜S1103)と同様である。
Vcp計測期間では、正極側絶縁抵抗RLpの影響を反映した電圧を計測する。このため、スイッチS2、スイッチS3をオンにし、スイッチS1、スイッチS4をオフにしてVcpの充電を行なう(S114)。このとき、図6に示すように、バッテリB、正極絶縁抵抗RLp、抵抗R3、コンデンサC1が充電経路となり、コンデンサC1は順極性で充電される。
その後、図4に示したように、スイッチS1、スイッチS2をオフにし、スイッチS3、スイッチS4をオンにして、制御装置110でVcpの計測を行なう(S115)。そして、同じ回路で次の計測サイクルのためにコンデンサC1の放電を行なう(S116)。
電流の回り込みが発生していない場合、制御装置110は、上述の計測期間で得られたV0、Vcn、Vcpから算出される(Vcp+Vcn)/V0に基づいて、あらかじめ作成されたテーブルデータを参照して絶縁抵抗RLを算出する(S107a)。そして、絶縁抵抗RLが所定の判定基準レベル以下となった場合に、地絡が発生しているものとして判定し、外部制御装置に警報を出力する。
次に、Vcn計測期間において、昇圧による電流回り込みが発生している場合について説明する。上述のように、電流の回り込みが発生している場合には、コンデンサC1は逆極性で充電される。このため、Vcn=0となる(S106:Yes)。ただし、ノイズ等の影響を考慮して、例えば、数10mV以下であれば0とみなすものとする。
この場合は、処理(S107)のVcnの放電を行なわずに、コンデンサC1の電荷を保ったまま、図6に示したVcp充電経路に切り替える。すなわち、スイッチS2、スイッチS3をオンにし、スイッチS1、スイッチS4をオフにする。
これにより、逆極性に充電されたVcnがオフセットされた状態でVcpの充電が行なわれる。この充電をVcn+p充電と称する(S108)。電流回り込みが発生している場合、Vcnは接地電圧からバッテリBの電圧を引いた電圧での充電となり、Vcpは接地電圧にバッテリBの電圧を足した電圧での充電となるため、Vcn+pは必ず正電位となる。このため、図4に示した計測回路でVcn+p計測を行なうことができる(S109)。そして、同じ回路で次の計測のためにコンデンサC1の放電を行なう(S110)。
その後、V0計測期間(S111〜S113)、Vcp計測期間(S114〜S116)の処理を行なって、絶縁抵抗RLの算出を行なう(S117b)。
電流の回り込みが発生している場合の絶縁抵抗RLの算出(S117b)では、制御装置110は、Vcn+p計測(S109)で得られたVcn+pからVcp計測(S115)で得られたVcpを引くことにより、Vcnを算出する。
そして、算出されたVcnと、上述の計測期間で得られたV0、Vcpとに基づいて(Vcp+Vcn)/V0を算出し、あらかじめ作成されたテーブルデータを参照して絶縁抵抗RLを算出する(S107b)。そして、絶縁抵抗RLが所定の判定基準レベル以下となった場合に、地絡が発生しているものとして判定し、外部制御装置に警報を出力する。
ところで、図3〜図6に示したように、各計測期間の経路では、スイッチS1とスイッチS3とが同時にオンになることは無く、スイッチS2とスイッチS4とが同時にオンになることは無い。
このため、図7に示すように、スイッチS1とスイッチS3とをc接点リレー131で構成し、スイッチS2とスイッチS4とをc接点リレー132で構成するようにしてもよい。c接点リレー131、132は、いずれも接点cがコンデンサC1側に配置されるように接続する。
c接点リレー131、132は、例えば、高耐圧−小信号のメカニカルリレーやリードリレーで構成することができる。これにより、コスト高を招く光MOS−FETを4つ省くことができるため、地絡検出装置100を安価に構成することができる。
100 地絡検出装置
110 制御装置
131 c接点リレー
132 c接点リレー
520 昇圧器
540 負荷

Claims (2)

  1. 昇圧回路を介して負荷に電源を供給する非接地のバッテリと接続し、前記バッテリが設けられた系の絶縁抵抗を算出して地絡を検出する地絡検出装置であって、
    フライングキャパシタとして動作するコンデンサと、
    第1端が接地された電圧測定用抵抗と、
    前記バッテリの正極と前記コンデンサの第1極板との間に設けられた第1スイッチと、
    前記バッテリの負極と前記コンデンサの第2極板との間に設けられた第2スイッチと、
    前記コンデンサの第1極板と前記電圧測定用抵抗の第2端との間に設けられた第3スイッチと、
    前記コンデンサの第2極板と接地との間に設けられた第4スイッチと、
    前記各スイッチを制御して前記コンデンサの充電経路を切り替え、各充電経路で充電された前記コンデンサの電圧を、前記前記第3スイッチと前記第4スイッチとを導通させたときに前記電圧測定用抵抗に生じる電圧を測定することで取得する制御部であって、
    前記第1スイッチと前記第2スイッチとを導通させたV0充電経路で得られた測定値であるV0、前記第1スイッチと前記第4スイッチとを導通させたVcn充電経路で得られた測定値であるVcn、前記第2スイッチと前記第3スイッチとを導通させたVcp充電経路で得られた測定値であるVcpに基づいて前記絶縁抵抗を算出する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    正電圧を測定範囲としたものであり、
    Vcnが0の場合に、前記コンデンサの充電状態を保ったまま前記Vcp充電経路に切り替えて測定値を取得し、得られた測定値から前記コンデンサの放電後に得られたVcpを引くことでVcnを算出することを特徴とする地絡検出装置。
  2. 前記第1スイッチと前記第3スイッチとを1つのc接点リレーで構成し、前記第2スイッチと前記第4スイッチとを別の1つのc接点リレーで構成したことを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
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