JP6781212B2 - 地絡検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フライングキャパシタを用いた地絡検出装置に関する。
駆動源としてエンジンと電気モータとを備えるハイブリッド車や、電気自動車のような車両においては、車体上に搭載したバッテリを充電し、バッテリから供給される電気エネルギーを利用して推進力を発生する。一般に、バッテリ関連の電源回路は、200V以上の高電圧を扱う高電圧回路として構成されており、安全性確保ため、バッテリを含む高電圧回路は接地の基準電位点となる車体から電気的に絶縁された非接地構成となっている。
また、負荷の駆動効率を高めるために、バッテリの正電位を昇圧して負荷に供給する昇圧器を備える車両がある。昇圧器を備える車両においては、バッテリの出力、すなわち昇圧器の1次側と共に、昇圧器の出力、すなわち2次側も車体から電気的に絶縁された非接地の構成となっており、車両はバッテリおよび昇圧器の接地として使用されない構成となっている。このため、昇圧器を有する車両では、地絡状態を監視するために、バッテリと接地との間の絶縁抵抗と共に、昇圧器の2次側と接地との間の絶縁抵抗も検出する必要がある。
そこで、バッテリおよび昇圧器が設けられた系、具体的には、バッテリから昇圧器を介して電気モータ等の負荷に至るメインの電源系と車体との地絡状態を監視するために、地絡検出装置が備えられている。地絡検出装置は、フライングキャパシタと呼ばれるコンデンサを利用した方式が広く用いられている。
図9は、フライングキャパシタ方式の従来の地絡検出装置500の構成例を示すブロック図である。地絡検出装置500は、非接地のバッテリBと接続し、バッテリBおよび昇圧器520が設けられた系の地絡を検出する装置である。地絡検出装置500、昇圧器520、負荷540等は、不図示の上位装置である外部制御装置により制御される。
ここで、バッテリB出力側、すなわち1次側の正極と接地間の絶縁抵抗をRLp1と表し、負極と接地間の絶縁抵抗をRLn1と表すものとする。また、昇圧器520出力側、すなわち2次側の正極と接地間の絶縁抵抗をRLp2と表し、負極と接地間の絶縁抵抗をRLn2と表すものとする。正極側絶縁抵抗RLpは、RLp1とRLp2との合成抵抗となり、負極側絶縁抵抗RLnは、RLn1とRLn2との合成抵抗となる。そして、正極側絶縁抵抗RLpと負極側絶縁抵抗RLnとの合成抵抗が系の絶縁抵抗RLとなる。
フライングキャパシタとして機能するコンデンサC1は、スイッチS1〜スイッチS4のオンオフで形成される経路において充電され、その充電電圧が制御装置510で計測されるようになっている。
絶縁抵抗RLを取得する手法として、V0とVcnとVcpとを測定して、(Vcn+Vcp)/V0を演算し、得られた演算値に基づいて、あらかじめ作成されたテーブルデータを参照して絶縁抵抗RLを算出する技術が知られている。地絡検出装置500は、得られた絶縁抵抗RLが所定の基準値を下回っている場合に、地絡が発生していると判定し、外部制御装置に警告を出力する。
ここで、V0は、スイッチS1とスイッチS2とをオンにして形成される経路で計測されるバッテリBの電圧に相当する値である。このとき、コンデンサC1の極板のうち、バッテリBの正極側に接続される極板を第1極板と称し、バッテリBの負極側に接続される極板を第2極板と称するものとする。
Vcnは、スイッチS1とスイッチS4とをオンにして形成されるバッテリBの正極側による充電経路で計測される電圧値であり、負極側絶縁抵抗RLnの影響を含んだ電圧値である。Vcpは、スイッチS2とスイッチS3とをオンにして形成されるバッテリBの負極極側による充電で計測される電圧値であり、正極側絶縁抵抗RLpの影響を含んだ電圧値である。
一般に、地絡判定においては、V0測定、Vcn測定、V0測定、Vcp測定を1サイクルとして計測を行ない、各測定の切換え時に、スイッチS3とスイッチS4とをオンにして形成される経路でコンデンサC1の充電電圧の読み取りと、コンデンサC1の放電とが行なわれる。
ところで、昇圧器520が昇圧動作を行なっている場合に、スイッチS1とスイッチS4とをオンにしてVcnを計測する際、コンデンサC1の第2極板には、昇圧された電圧を正極側絶縁抵抗RLpと負極側絶縁抵抗RLnとで分圧した電圧が印加される。
この電圧が、バッテリBの正極側から印加される電圧よりも大きくなると、電流の回り込みにより、通常と逆極性でコンデンサC1が充電されることになる。すなわち、第2電極板側が高電位となる。この場合、制御装置510で測定される電圧が0となり、絶縁抵抗RLの算出ができなくなってしまう。
この問題を解決するために、特許文献1には、図10に示すような、負電位計測回路620を備えた地絡検出装置600が開示されている。ここで、負電位計測回路620は、ダイオードDa、抵抗Ra、光MOS−FETで構成されたスイッチSa、抵抗Rbを備えている。また、地絡検出装置600には、スイッチS5と抵抗R5とが備えられている。
地絡検出装置600は、Vcnを計測する際に通常と逆極性でコンデンサC1が充電された場合には、スイッチS3とスイッチS4とをオンにして制御装置610のA/D1でコンデンサC1の充電電圧を測定するのではなく、スイッチS5とスイッチSaとをオンにして制御装置610のA/D1でコンデンサC1の充電電圧を測定する。これにより、逆極性で充電されたコンデンサC1の充電電圧が測定され、絶縁抵抗RLの算出ができるようになる。
特開2011−17586号公報
特許文献1に記載された発明では、ダイオードと抵抗とスイッチとを備えた負電位計測回路を設けることにより、昇圧器を含んだ系の地絡検出装置において、フライングキャパシタが逆極性で充電された場合であっても充電電圧の測定を可能としている。しかしながら、負電位計測回路のスイッチに用いられる光MOS−FETは高価であるため、地絡検出装置のコスト高を招いてしまう。
そこで、本発明は、昇圧器を含んだ系の地絡検出装置において、フライングキャパシタが逆極性で充電された場合であっても充電電圧の測定を安価に可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の地絡検出装置は、昇圧回路を介して負荷に電源を供給する非接地のバッテリと接続し、前記バッテリが設けられた系の絶縁抵抗を算出して地絡を検出する地絡検出装置であって、フライングキャパシタとして動作するコンデンサと、前記バッテリ、前記コンデンサを含んだV0測定経路と、前記バッテリ、前記バッテリ負側と接地との絶縁抵抗である負側絶縁抵抗、前記コンデンサを含んだVcn測定経路と、前記バッテリ、前記バッテリ正側と接地との絶縁抵抗である正側絶縁抵抗、前記コンデンサを含んだVcp測定経路と、前記コンデンサの充電電圧測定経路とを切り換えるスイッチ群と、前記コンデンサの接続方向を反転可能とする一対のc接点リレーと、を備えることを特徴とする。
ここで、前記一対のc接点リレーは、それぞれの接点cが前記コンデンサ側に接続され、互いの接点aと接点bとが接続されていてもよい。
また、前記Vcn測定経路での前記コンデンサの充電電圧測定値が0とみなせる場合に、前記一対のc接点リレーを切り換えて前記コンデンサの接続方向を反転することができる。
また、前記一対のc接点リレーをツインリレーで構成してもよい。
また、前記スイッチ群を2つのc接点リレーで構成してもよい。
本発明によれば、昇圧器を含んだ系の地絡検出装置において、フライングキャパシタが逆極性で充電された場合であっても充電電圧の測定を安価に可能とすることができる。
本実施形態の地絡検出装置の構成を示すブロック図である。 V0計測期間における計測経路を説明する図である。 コンデンサの充電電圧の計測経路を説明する図である。 Vcp計測期間における計測経路を説明する図である。 Vcn計測期間における計測経路を説明する図である。 逆極性で充電されたコンデンサの充電電圧の計測経路を説明する図である。 本実施形態の地絡検出装置の別構成を示すブロック図である。 本実施形態の地絡検出装置の別構成を示すブロック図である。 フライングキャパシタ方式の従来の地絡検出装置の構成例を示すブロック図である。 フライングキャパシタが逆極性で充電された場合であっても充電電圧の測定を可能とする従来の構成を示すブロック図である。
本発明の実施形態である地絡検出装置について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の地絡検出装置100の構成を示すブロック図である。地絡検出装置100は、負荷540に電力を供給する非接地のバッテリBと接続し、バッテリBおよび昇圧器520が設けられた系の地絡を検出する装置である。地絡検出装置100、昇圧器520、負荷540等は、図示しない上位装置である外部制御装置により制御される。
ここで、バッテリBの出力側、すなわち1次側の正極と接地間の絶縁抵抗をRLp1と表し、負極と接地間の絶縁抵抗をRLn1と表すものとする。また、昇圧器520の出力側、すなわち2次側の正極と接地間の絶縁抵抗をRLp2と表し、負極と接地間の絶縁抵抗をRLn2と表すものとする。正極側絶縁抵抗RLpは、RLp1とRLp2との合成抵抗となり、負極側絶縁抵抗RLnは、RLn1とRLn2との合成抵抗となる。そして、正極側絶縁抵抗RLpと負極側絶縁抵抗RLnとの合成低抵抗が系の絶縁抵抗RLとなる。
バッテリBは、リチウムイオン電池等のように充電可能なバッテリにより構成されており、正極側は昇圧器520を介して電気モータ等の負荷540に接続され、負極側は負荷540に接続されている。
本図に示すように、地絡検出装置100は、フライングキャパシタとして機能するコンデンサC1を備えている。コンデンサC1は、例えば、セラミックコンデンサを用いることができる。
本実施形態において、コンデンサC1の両極板には、コンデンサC1の接続方向を反転可能とするために、一対のc接点リレー121、122が接続されている。具体的には、コンデンサC1の第1極板には、c接点リレー121の接点cが接続され、コンデンサC1の第2極板には、c接点リレー122の接点cが接続されている。c接点リレー121、122は、例えば、高耐圧−小信号のメカニカルリレーやリードリレーで構成することができる。
なお、コンデンサC1の第1極板とc接点リレー121の接点cとは、抵抗Raを介して接続されている。抵抗Raは、リレー動作異常時のショート防止の保護用抵抗、および、抵抗R3、抵抗R4、抵抗R6と直列で放電用抵抗として用いているものであり、例えば、Ra<<R1、R6とすることができるが、省くようにしてもよい。
本図に示すように、c接点リレー121の接点aとc接点リレー122の接点bとが接続され、c接点リレー121の接点bとc接点リレー122の接点aとが接続されている。後述するように、c接点リレー121とc接点リレー122とは連動させて切り換えを行なうため、c接点リレー121とc接点リレー122とを1つの制御で同時に切り換わるツインリレー120として構成することが好ましい。c接点リレー121、122、ツインリレー120とも、光MOS−FETに比して非常に安価である。
地絡検出装置100は、計測経路を切り替えるとともに、コンデンサC1の充放電を制御するために、コンデンサC1の周辺に4つのスイッチS1〜S4を備えている。これらのスイッチは、光MOS−FETのような絶縁型のスイッチング素子で構成することができる。
スイッチS1は、一端がバッテリBの正極と接続し、他端がダイオードD0のアノード側および抵抗R6と接続している。ダイオードD0のカソード側は抵抗R1と接続し、抵抗R6の他端はダイオードD1のカソードと接続している。抵抗R1の他端およびダイオードD1のアノードはc接点リレー121の接点bと接続している。
スイッチS2は、一端がバッテリBの負極と接続し、他端がc接点リレー122の接点bと接続している。
スイッチS3は、一端がダイオードD0のアノード側および抵抗R6の一端と接続し、他端が抵抗R3と制御装置110のA/Dポートと接続している。抵抗R3の他端は接地している。
スイッチS4は、一端がc接点リレー122の接点bと接続し、他端が抵抗R4と接続している。抵抗R4の他端は接地している。
制御装置110は、マイクロコンピュータ等で構成され、あらかじめ組み込まれたプログラムを実行することにより、地絡検出装置100における各種動作を制御する。具体的には、スイッチS1〜S4、ツインリレー120を個別に制御して計測経路を切り替えるとともに、コンデンサC1の充電および放電を制御する。
また、制御装置110は、コンデンサC1の充電電圧に相当するアナログレベルをA/Dポートから入力し、この値に基づいて所定の演算を行ない、絶縁抵抗RLを算出する。制御装置110の測定データや地絡が検出された場合の警報等は、外部制御装置に出力される。
上記構成の地絡検出装置100の動作について説明する。地絡検出装置100は、例えば、V0計測期間、Vcp計測期間、V0計測期間、Vcp計測期間を1サイクルとして計測動作を繰り返す。いずれの計測期間とも、計測対象の電圧でコンデンサC1を充電してから、コンデンサC1の充電電圧の計測を行なう。そして、次の計測のためにコンデンサC1の放電を行なう。なお、ツインリレー120は、初期状態として接点b側に切り換えられている。
V0計測期間では、バッテリB電圧に相当する電圧を計測する。このため、スイッチS1、スイッチS2をオンにし、スイッチS3、スイッチS4をオフにして、コンデンサC1を充電する。すなわち、図2に示すように、バッテリB、コンデンサC1が計測経路となる。コンデンサC1は、順極性で充電され、第1極板が高電位となる。
コンデンサC1の充電電圧の計測時には、図3に示すように、スイッチS1、スイッチS2をオフにし、スイッチS3、スイッチS4をオンにして、制御装置110でサンプリングを行ない、さらに次の計測のためにコンデンサC1の放電を行なう。
Vcp計測期間では、正極側絶縁抵抗RLpの影響を反映した電圧を計測する。このため、スイッチS2、スイッチS3をオンにし、スイッチS1、スイッチS4をオフにして、コンデンサC1を充電する。すなわち、図4に示すように、バッテリB、1次側正極絶縁抵抗RLp1と2次側正極絶縁抵抗RLp2との並列回路、抵抗R3、コンデンサC1が計測経路となる。コンデンサC1は、順極性で充電され、第1極板が高電位となる。このため、図3に示した経路でコンデンサC1の充電電圧を計測する。
Vcn計測期間では、負極側絶縁抵抗RLnの影響を反映した電圧を計測する。このため、スイッチS1、スイッチS4をオンにし、スイッチS2、スイッチS3をオフにしてコンデンサC1を充電する。すなわち、図5に示すように、バッテリB、抵抗R1、コンデンサC1、抵抗R4、負極側絶縁抵抗RLnが計測経路となる。
昇圧器520が昇圧動作を行なっている場合、コンデンサC1の第2極板には、昇圧された電圧を正極側絶縁抵抗RLpと負極側絶縁抵抗RLnとで分圧した電圧が印加される。この電圧が、バッテリBの正極側から印加される電圧よりも大きくなると、電流の回り込みにより、通常と逆極性でコンデンサC1が充電されることになる。
この場合、図3に示した経路でコンデンサC1の充電電圧を計測すると、測定値が0Vとなる。ただし、ノイズ等の影響を考慮して、例えば、数10mV以下であれば0とみなすものとする。
そこで、制御装置110は、Vcn計測期間に測定値が0Vのときには、ツインリレー120を接点a側に切り換える。これにより、図6に示すように、コンデンサC1の接続方向が反転するため、逆極性で充電されたコンデンサC1の充電電圧Vcnを測定することができるようになる。
一方、電流の回り込みが発生せずに、コンデンサC1が順極性で充電されており、図3に示した経路で測定値が0Vでなければ、その測定値をコンデンサC1の充電電圧Vcnとすればよい。
制御装置110は、上述の計測期間で得られたV0、Vcn、Vcpから算出される(Vcp+Vcn)/V0に基づいて、あらかじめ作成されたテーブルデータを参照して絶縁抵抗RLを算出する。そして、絶縁抵抗RLが所定の判定基準レベル以下となった場合に、地絡が発生しているものとして判定し、外部制御装置に警報を出力する。
以上説明したように、本実施形態の地絡検出装置100は、安価なc接点リレー121、122あるいはツインリレー120を用いてコンデンサC1の接続方向が反転する経路を設けている。このため、コンデンサC1が逆極性で充電された場合であっても充電電圧の測定を安価に可能としている。
コンデンサC1の接続方向が反転する経路は、図7に示すような構成としてもよい。本図の例では、抵抗Raに代えて、c接点リレー122の接点aとc接点リレー121の接点bとの間に抵抗Rbを接続し、c接点リレー121の接点aとc接点リレー122の接点bとの間に抵抗Rcを接続している。
抵抗Rb、抵抗Rcは、リレー動作異常時のショート防止の保護用抵抗、および、R3、R4、R6と直列で放電用抵抗として用いているものであり、例えば、Rb=Rc=R6とすることができるが、省くようにしてもよい。
ところで、図2〜図6に示したように、各計測期間の計測経路では、スイッチS1とスイッチS3とが同時にオンになることは無く、スイッチS2とスイッチS4とが同時にオンになることは無い。
このため、図8に示すように、スイッチS1とスイッチS3とをc接点リレー131で構成し、スイッチS2とスイッチS4とをc接点リレー132で構成するようにしてもよい。c接点リレー131、132は、いずれも接点cがコンデンサC1側に配置されるように接続する。
c接点リレー131、132は、例えば、高耐圧−小信号のメカニカルリレーやリードリレーで構成することができる。これにより、コスト高を招く光MOS−FETを4つ省くことができるため、地絡検出装置100を一層安価に構成することができる。
100 地絡検出装置
110 制御装置
120 ツインリレー
121 c接点リレー
122 c接点リレー
131 c接点リレー
132 c接点リレー
500 地絡検出装置
510 制御装置
520 昇圧器
540 負荷

Claims (5)

  1. 昇圧回路を介して負荷に電源を供給する非接地のバッテリと接続し、前記バッテリが設けられた系の絶縁抵抗を算出して地絡を検出する地絡検出装置であって、
    フライングキャパシタとして動作するコンデンサと、
    前記バッテリ、前記コンデンサを含んだV0測定経路と、前記バッテリ、前記バッテリ負側と接地との絶縁抵抗である負側絶縁抵抗、前記コンデンサを含んだVcn測定経路と、前記バッテリ、前記バッテリ正側と接地との絶縁抵抗である正側絶縁抵抗、前記コンデンサを含んだVcp測定経路と、前記コンデンサの充電電圧測定経路とを切り換えるスイッチ群と、
    前記コンデンサの接続方向を反転可能とする一対のc接点リレーと、
    を備えることを特徴とする地絡検出装置。
  2. 前記一対のc接点リレーは、それぞれの接点cが前記コンデンサ側に接続され、互いの接点aと接点bとが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の地絡検出装置。
  3. 前記Vcn測定経路での前記コンデンサの充電電圧測定値が0とみなせる場合に、前記一対のc接点リレーを切り換えて前記コンデンサの接続方向を反転することを特徴とする請求項1または2に記載の地絡検出装置。
  4. 前記一対のc接点リレーをツインリレーで構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の地絡検出装置。
  5. 前記スイッチ群を2つのc接点リレーで構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の地絡検出装置。
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