JP7078915B2 - 共振素子、フィルタ、およびダイプレクサ - Google Patents

共振素子、フィルタ、およびダイプレクサ Download PDF

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Description

本発明は、共振素子、フィルタ、およびダイプレクサに関する。
従来、誘電体の内部に複数の電極が形成された共振素子が知られている。たとえば、特開2000-165171号公報(特許文献1)には、インダクタを形成する2つのグランド導体およびビアホール、ならびにコンデンサ電極が誘電体の内部に形成されたLC共振器部品が開示されている。当該構成により、良好なQ特性を有する小型で安価なLC共振器部品を提供することができる。
特開2000-165171号公報
特許文献1に開示されているLC共振器部品において2つのグランド導体は、ビアホールと同程度の幅を有する壁形状に形成されている。通常、誘電体の強度よりも導電性ペーストから形成された電極の強度の方が低い。そのため、特許文献1に開示されているLC共振器部品のように誘電体の内部にビア電極と同程度の幅を有する壁形状の電極が形成されると、LC共振器部品に占める誘電体の割合が低下し、共振素子の強度が低下し得る。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は共振素子の強度を向上させることである。
本発明の一実施形態に係る共振素子においては、誘電体の内部に複数の電極が形成されている。共振素子は、少なくとも1つの第1平面電極と、第2平面電極と、第3平面電極と、第1インダクタを形成する第1ビア電極と、第2インダクタと、第3インダクタとを備える。第2平面電極は、少なくとも1つの第1平面電極の法線方向において少なくとも1つの第1平面電極に対向する。第1ビア電極は、少なくとも1つの第1平面電極および第2平面電極を接続する。第3平面電極は、第2平面電極とともに第1キャパシタを形成する。第2インダクタは、少なくとも1つの第1平面電極および第3平面電極を接続する。第3インダクタは、少なくとも1つの第1平面電極および第3平面電極を接続する。第2インダクタは、各々が少なくとも1つの第1平面電極および第3平面電極を接続する少なくとも1つの第2ビア電極から形成されている。第3インダクタは、各々が少なくとも1つの第1平面電極および第3平面電極を接続する少なくとも1つの第3ビア電極から形成されている。少なくとも1つの第2ビア電極および少なくとも1つの第3ビア電極の各々は、第1ビア電極の延在方向に延在する柱状の導体である。
本発明の一実施形態に係る共振素子によれば、第2ビア電極および第3ビア電極の各々が第1ビア電極の延在方向に延在する柱状の導体であることにより、共振素子の強度を向上させることができる。
実施の形態1に係る共振素子の等価回路図である。 図1の共振素子の外観斜視図である。 図2の積層体の内部に形成された複数の電極の斜視図である。 図3に示される複数の電極をX軸方向から平面視した図である。 図3に示される複数の電極をZ軸方向から平面視した図である。 実施の形態1の変形例1に係る共振素子の誘電体の内部に形成された複数の電極の斜視図である。 実施の形態1の変形例2に係る共振素子の誘電体の内部に形成された複数の電極の斜視図である。 実施の形態1の変形例3に係る共振素子の等価回路図である。 実施の形態1の変形例3に係る共振素子の誘電体の内部に形成された複数の電極の斜視図である。 実施の形態2に係るダイプレクサの等価回路図である。 図10のダイプレクサの外観斜視図である。 図11の積層体200の内部に形成された複数の電極の斜視図である。 図11および図12のダイプレクサのローパスフィルタの積層構造の一例を示す分解斜視図である。 図11および図12のダイプレクサのハイパスフィルタの積層構造の一例を示す分解斜視図である。 図10のダイプレクサの通過特性を示す図である。 実施の形態2の変形例に係るダイプレクサの等価回路図である。 図10のダイプレクサのインピーダンスの周波数特性および図16のダイプレクサのインピーダンスの周波数特性を併せて示すスミスチャートである。 実施の形態3に係るダイプレクサの等価回路図である。 図18のダイプレクサの外観斜視図である。 図19の積層体の内部に形成された複数の電極をZ軸方向から平面視した図である。 図20に示されるローパスフィルタを構成する複数の電極の積層構造の一例を示す分解斜視図である。 図20に示されるバンドパスフィルタのフィルタ部を構成する複数の電極の積層構造の一例を示す分解斜視図である。 図20に示されるバンドパスフィルタの他方のフィルタ部を構成する複数の電極の積層構造の一例を示す分解斜視図である。 図18のバンドパスフィルタの通過特性および反射特性を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は原則として繰り返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る共振素子1の等価回路図である。なお、図1に示される等価回路は、実施の形態2,3において説明する共振素子1L、および実施の形態2において説明する共振素子1Hの等価回路と同様である。すなわち、図1のインダクタL1~L3、キャパシタC1、入出力部P1,P2は、共振素子1LのインダクタLL1~LL3、キャパシタCL1、および入出力部PL1,PL2にそれぞれ対応するとともに、共振素子1HのインダクタLH1~LH3、キャパシタCH1、および入出力部PH1,PH2にそれぞれ対応する。
図1に示されるように、共振素子1は、インダクタL1(第1インダクタ)と、インダクタL2(第2インダクタ)と、インダクタL3(第3インダクタ)とキャパシタC1(第1キャパシタ)と、入出力部P1(第1入出力部)と、入出力部P2(第2入出力部)とを備える。インダクタL1の一方端は、入出力部P1に接続されている。インダクタL2,L3は、インダクタL1の他方端と入出力部P2との間において並列に接続されている。キャパシタC1は、入出力部P1とP2との間に接続されている。共振素子1は、LC並列共振器を形成している。
図2は、図1の共振素子1の外観斜視図である。図2に示されるX軸,Y軸,Z軸は互いに直交している。図2~図7,図9,図11~図14,図19~図23においても同様である。図2に示されるように、共振素子1においては、複数の誘電体層をZ軸方向に積層することによって形成された積層体100(誘電体)の内部に、図1に示される等価回路を形成する複数の電極が形成されている。なお、共振素子1においては、他の誘電体層とは誘電率が異なる誘電体層LyDがキャパシタC1を形成する2つの平面電極の間に形成されている。誘電体層LyDによってキャパシタC1の容量が調整されている。
図3は、図2の積層体100の内部に形成された複数の電極の斜視図である。図4は、図3に示される複数の電極をX軸方向から平面視した図である。図5は、図3に示される複数の電極をZ軸方向から平面視した図である。図3~図5においては複数の電極の接続関係を見易くするために、図2の積層体100は図示していない。
図3~図5に示されるように、共振素子1は、平面電極101(第1平面電極)と、平面電極102(第2平面電極)と、平面電極103(第3平面電極)と、ビア電極110(第1ビア電極)と、ビア電極121(第2ビア電極)と、ビア電極122(第2ビア電極)と、ビア電極123(第2ビア電極)と、ビア電極131(第3ビア電極)と、ビア電極132(第3ビア電極)と、ビア電極133(第3ビア電極)と、ビア電極140とを備える。平面電極101~103の各々の法線方向は、Z軸方向である。平面電極101,103は、長方形状である。ビア電極110,121~123,131~133,140は、Z軸方向に延在する柱状の導体である。
平面電極102は、平面電極101の法線方向(Z軸方向)において平面電極101と対向している。ビア電極110は、平面電極101および102を接続している。ビア電極110は、インダクタL1を形成している。
平面電極103は、Z軸方向において平面電極102と対向し、平面電極102ともにキャパシタC1を形成している。なお、図2の誘電体層LyDは、平面電極102および103の間に形成されている。
再び図3~図5を参照しながら、ビア電極121~123の各々は、平面電極101および103を接続している。ビア電極121~123は、インダクタL2を形成している。ビア電極131~133の各々は、平面電極101および103を接続している。ビア電極131~133は、インダクタL3を形成している。
共振素子1においては、インダクタL2およびL3がZ軸方向に延在するビア電極によって形成されている。共振素子1によれば、インダクタL2およびL3の各々がビア電極と同程度の幅を有する壁状の電極から形成される場合よりも、共振素子1に占める誘電体の割合を増加させることができる。
通常、誘電体の強度よりも導電性ペーストから形成された電極の強度の方が低い。そのため、共振素子1は、インダクタL2およびL3の各々がビア電極と同程度の幅を有する壁状の電極から形成される場合よりも強度が高い。
図5を参照しながら、ビア電極121~123は、X軸方向(第1方向)に平行な平面電極101の一辺に沿って並置されている。ビア電極131~133は、ビア電極121~123からY軸方向(第2方向)に離間してX軸方向に平行な平面電極101の他の辺に沿って並置されている。平面電極102は、ビア電極121~123とビア電極131~133との間に配置されている。
平面電極102は、入出力部P1が形成されている突出部102Pを有する。Z軸方向から平面電極101を平面視したとき、入出力部P1が形成されている突出部102Pの部分は、平面電極102および103と重なっていない。
図4を参照しながら、ビア電極140は、平面電極103から平面電極102が配置されている側とは反対側に向かって延在している。平面電極102およびビア電極140の接続部分には、入出力部P2が形成されている。
共振素子1においては、インダクタL1~L3,キャパシタC1が平面電極101と103との間の領域に含まれている。一方、入出力部P1およびP2は、当該領域に含まれていない。他の回路要素との接続に際して、他の回路要素によるインダクタL1~L3,キャパシタC1への不要な接触を避けることができるため、共振素子と他の回路要素との接続が容易である。
再び図5を参照しながら、ビア電極110(インダクタL1)とビア電極121~123(インダクタL2)との距離W1は、インダクタL2とビア電極131~133(インダクタL3)との距離W2よりも小さい。インダクタL1とインダクタL3との距離W3は、距離W2よりも小さい。共振素子1においては、インダクタL1から平面電極101に導かれた電流がインダクタL2,L3に分散される。その結果、インダクタL1~L3による抵抗成分が低減されるため、共振素子1のQ値を向上させることができる。また、インダクタL2,L3の各々が平面電極101と103との間において並列に接続された複数のビア電極によって形成されている。インダクタL2,L3の各々の抵抗成分が低減されるため、共振素子1のQ値をさらに向上させることができる。
[実施の形態1の変形例1]
実施の形態1においては、インダクタL2,L3の各々が複数のビア電極から形成されている場合について説明した。図6に示される実施の形態1の変形例1に係る共振素子1Aのように、インダクタL2は1つのビア電極120(第2ビア電極)から形成されていてもよいし、インダクタL3は1つのビア電極130(第3ビア電極)から形成されていてもよい。
[実施の形態1の変形例2]
実施の形態1および変形例1においては、1つの第1平面電極を備える共振素子について説明した。実施の形態に係る共振素子が備える第1平面電極の数は、2以上であってもよい。実施の形態1の変形例2においては、2つの第1平面電極を備える共振素子について説明する。
図7は、実施の形態1の変形例2に係る共振素子1Bの誘電体の内部に形成された複数の電極の斜視図である。共振素子1Bの構成は、図6に示される共振素子1Aの平面電極101が平面電極101A(第1平面電極)および平面電極101B(第1平面電極)に置き換えられているとともに、共振素子1Aのビア電極130がビア電極130B(第3ビア電極)に置き換えられた構成である。これ以外は同様であるため説明を繰り返さない。
図7に示されるように、平面電極101A,101Bは、ビア電極110によって互いに接続されている。なお、平面電極101A,101Bは、互いに接続されていればよく、たとえばビア電極110,120,130B以外のビア電極によって互いに接続されてもよい。ビア電極120は、平面電極101Aおよび103を接続する。ビア電極130Bは、平面電極101Bおよび103を接続する。
[実施の形態1の変形例3]
実施の形態1および変形例1,2においては、第2入出力部が第3平面電極に形成されている場合について説明した。実施の形態1の変形例3においては、第2入出力部が第1平面電極に形成されている場合について説明する。
図8は、実施の形態1の変形例3に係る共振素子1Cの等価回路図である。共振素子1Cの等価回路の構成は、図1に示される共振素子1の等価回路の入出力部P2がインダクタL1~L3の接続点に接続された構成である。これ以外は同様であるため、説明を繰り返さない。なお、図8に示される等価回路は、実施の形態3において説明する共振素子3L,3Hの等価回路と同様である。すなわち、図8のインダクタL1~L3、キャパシタC1、入出力部P1,P2は、共振素子3LのインダクタLL6~LL8、キャパシタCL4、および入出力部PL3,PL4にそれぞれ対応するとともに、共振素子3HのインダクタLH6~LH8、キャパシタCH4、および入出力部PH3,PH4にそれぞれ対応する。
図9は、実施の形態1の変形例3に係る共振素子1Cの誘電体の内部に形成された複数の電極の斜視図である。共振素子1Cの構成は、図3に示される共振素子1のビア電極140が平面電極101に接続された構成である。これ以外は同様であるため説明を繰り返さない。入出力部P2は、平面電極101とビア電極140との接続部分に形成されている。
以上、実施の形態1および変形例1~3に係る共振素子によれば、共振素子の強度を向上させることができる。また、当該共振素子によれば、他の回路要素との接続が容易である。さらに、当該共振素子によれば、Q値を向上させることができる。
[実施の形態2]
実施の形態2においては、実施の形態1において説明した共振素子を含むダイプレクサについて説明する。
図10は、実施の形態2に係るダイプレクサ2の等価回路図である。図10に示されるように、ダイプレクサ2は、共通端子Pcomと、入出力端子P21(第1入出力端子)と、入出力端子P22(第2入出力端子)と、ローパスフィルタ2LBと、ハイパスフィルタ2HBとを備える。
ローパスフィルタ2LBは、共通端子Pcomと入出力端子P21との間に接続されている。ローパスフィルタ2LBは、インダクタLL5と、キャパシタCL2と、共振素子1Lと、インダクタLL4(第4インダクタ)とを含む。
インダクタLL5は、共通端子Pcomと入出力部PL1との間に接続されている。キャパシタCL2は、接地端子G1(接地点)とインダクタLL5および入出力部PL1の接続点との間に接続されている。インダクタLL4は、入出力部PL2と入出力端子P21との間に接続されている。
ハイパスフィルタ2HBは、共通端子Pcomと入出力端子P22との間に接続されている。ハイパスフィルタ2HBは、キャパシタCH3と、インダクタLH5と、共振素子1Hと、インダクタLH4(第4インダクタ)と、キャパシタCH2(第2キャパシタ)とを含む。
キャパシタCH3は、共通端子Pcomと入出力部PH1との間に接続されている。インダクタLH5は、接地端子G2(接地点)とキャパシタCH3および入出力部PH1の接続点との間に接続されている。入出力部PH2は、入出力端子P22に接続されている。インダクタLH4およびキャパシタCH2は、接地端子G2と、入出力部PH2および入出力端子P22の接続点との間において並列に接続されている。インダクタLH4およびキャパシタCH2によって形成されるLC並列共振器によってハイパスフィルタ2HBの通過帯域の挿入損失が低減される。
図11は、図10のダイプレクサ2の外観斜視図である。図12は、図11の積層体200の内部に形成された複数の電極の斜視図である。図11および図12に示されるように、ダイプレクサ2においては、複数の誘電体層をZ軸方向に積層することによって形成された積層体200(誘電体)の内部に、図10に示される等価回路を形成する複数の電極が形成されている。
図11を参照しながら、ダイプレクサ2の上面には、方向識別マークDMが形成されている。ダイプレクサ2の底面には、共通端子Pcomと、入出力端子P21,P22、端子P20、および接地端子G1,G2が形成されている。共通端子Pcom、入出力端子P21,P22、端子P20、および接地端子G1,G2は、たとえば底面に平面電極が規則的に配置されたLGA(Land Grid Array)端子である。ダイプレクサ2の底面は、不図示の回路基板に接続される。
図13および図14は、図11および図12のダイプレクサ2の積層構造の一例を示す分解斜視図である。積層構造における各電極の接続関係を見易くするため、図13を用いて図10のローパスフィルタ2LBを形成する複数の電極の接続関係を説明し、図14を用いて図10のハイパスフィルタ2HBを形成する複数の電極の接続関係を説明する。
図13に示されるように、ダイプレクサ2においては、複数の誘電体層Ly1~Ly16がZ軸方向に積層されている。誘電体層Ly1には、共通端子Pcom、入出力端子P21,P22、端子P20、および接地端子G1,G2が形成されている。
誘電体層Ly2には、平面電極21~23が形成されている。平面電極21は、ビア電極203,204の各々によって接地端子G1に接続されている。平面電極22は、ビア電極201によって共通端子Pcomに接続されている。
誘電体層Ly3には、平面電極31,32が形成されている。平面電極21,31はキャパシタCL2を形成している。誘電体層Ly4には、線路電極41が巻回するように形成されている。線路電極41の一方端は、ビア電極202によって入出力端子P21に接続されている。線路電極41は、インダクタLL4を形成している。誘電体層Ly5には、平面電極51が形成されている。
誘電体層Ly6には、平面電極61(第3平面電極)、および平面電極62(第3平面電極)が形成されている。平面電極61は、ビア電極207によって線路電極41の他方端に接続されている。平面電極61およびビア電極207の接続部分に入出力部PL2が形成されている。
誘電体層Ly7には、平面電極71(第2平面電極)、および平面電極72(第2平面電極)が形成されている。平面電極71は、ビア電極206によって平面電極31に接続されている。平面電極71の突出部に入出力部PL1が形成され、入出力部PL1にビア電極206が接続されている。平面電極61,71は、キャパシタCL1を形成している。誘電体層Ly8には、平面電極81が形成されている。誘電体層Ly9には、平面電極91が形成されている。
誘電体層Ly10には、線路電極104,105の各々が巻回するように形成されている。線路電極104の一方端は、ビア電極206によって平面電極31に接続されている。誘電体層Ly11には、線路電極111,112の各々が巻回するように形成されている。線路電極111の一方端は、ビア電極206によって線路電極104の一方端に接続されている。線路電極111の他方端は、ビア電極208によって線路電極104の他方端に接続されている。
誘電体層Ly12には、線路電極124,125の各々が巻回するように形成されている。線路電極124の一方端は、ビア電極208によって線路電極111の他方端に接続されている。線路電極124の他方端は、ビア電極205によって平面電極22に接続されている。
誘電体層Ly13には、線路電極134,135の各々が巻回するように形成されている。線路電極134の一方端は、ビア電極208によって線路電極124の一方端に接続されている。線路電極134の他方端は、ビア電極205によって線路電極124の他方端に接続されている。線路電極104,111,124,134、およびビア電極205,208は、インダクタLL5を形成している。誘電体層Ly14には、線路電極141が形成されている。誘電体層Ly15には、線路電極151が形成されている。
誘電体層Ly16には、平面電極161(第1平面電極)、および平面電極162(第1平面電極)が形成されている。平面電極161は、ビア電極210(第1ビア電極)によって平面電極71に接続されている。ビア電極210は、インダクタLL1を形成している。
平面電極161は、ビア電極221(第2ビア電極)、ビア電極222(第2ビア電極)、およびビア電極223(第2ビア電極)の各々によって、平面電極61に接続されている。ビア電極221~223は、インダクタLL2を形成している。平面電極161は、ビア電極231(第3ビア電極)、ビア電極232(第3ビア電極)、およびビア電極233(第3ビア電極)の各々によって、平面電極61に接続されている。ビア電極231~233は、インダクタLL3を形成している。
次に図14を参照しながら、誘電体層Ly2に形成された平面電極23は、ビア電極242,243の各々によって接地端子G2に接続されている。誘電体層Ly5に形成された平面電極51は、ビア電極244によって平面電極23に接続されている。
誘電体層Ly6に形成された平面電極62は、ビア電極241によって入出力端子P22に接続されている。平面電極62およびビア電極241の接続部分に入出力部PH2が形成されている。平面電極62は、ビア電極246によって平面電極32に接続されている。平面電極23,32,51は、キャパシタCH2を形成している。
誘電体層Ly8に形成された平面電極81は、ビア電極245によって平面電極22に接続されている。誘電体層Ly9に形成された平面電極91は、ビア電極249によって平面電極72に接続されている。平面電極72の突出部に入出力部PH1が形成され、入出力部PH1にビア電極249が接続されている。平面電極81,91は、キャパシタCH3を形成している。
誘電体層Ly10に形成された線路電極105の一方端は、ビア電極244によって平面電極51に接続されている。誘電体層Ly11に形成された線路電極112の一方端は、ビア電極244によって線路電極105の一方端に接続されている。線路電極112の他方端は、ビア電極251によって線路電極105の他方端に接続されている。
誘電体層Ly12に形成された線路電極125の一方端は、ビア電極250によって平面電極91に接続されている。線路電極125の他方端は、ビア電極251によって線路電極112の他方端に接続されている。誘電体層Ly13に形成された線路電極135の一方端は、ビア電極250によって線路電極125の一方端に接続されている。線路電極135の他方端は、ビア電極251によって線路電極125の他方端に接続されている。線路電極105,112,125,135、およびビア電極250,251は、インダクタLH5を形成している。
誘電体層Ly14に形成された線路電極141の一方端は、ビア電極248によって平面電極62に接続されている。線路電極141の他方端は、ビア電極247によって平面電極51に接続されている。誘電体層Ly15に形成された線路電極151の一方端は、ビア電極248によって線路電極141の一方端に接続されている。線路電極151の他方端は、ビア電極247によって線路電極141の他方端に接続されている。線路電極141,151、およびビア電極247,248は、インダクタLH4を形成している。
誘電体層Ly16に形成された平面電極162は、ビア電極260(第1ビア電極)によって平面電極72に接続されている。ビア電極260は、インダクタLH1を形成している。平面電極162は、ビア電極271(第2ビア電極)、ビア電極272(第2ビア電極)、およびビア電極273(第2ビア電極)の各々によって平面電極62に接続されている。ビア電極271~273は、インダクタLH2を形成している。平面電極162は、ビア電極281(第3ビア電極)、ビア電極282(第3ビア電極)、およびビア電極283(第3ビア電極)の各々によって平面電極62に接続されている。ビア電極281~283は、インダクタLH3を形成している。平面電極62,72は、キャパシタCH1を形成している。
図15は、図10のダイプレクサ2の通過特性(挿入損失の周波数特性)を示す図である。図15(a)は、ダイプレクサ2の通過帯域のうち低域側を形成するローパスフィルタ2LBの通過特性を示し、図15(b)は、ダイプレクサ2の通過帯域のうち高域側を形成するハイパスフィルタ2HBの通過特性を示している。なお、挿入損失とは、電子部品の或る端子に入力された信号のうち、電子部品の他の端子に伝達された信号の割合を示す指標である。挿入損失が大きい程、電子部品に入力された信号のうち当該電子部品の内部で失われた信号の割合が大きいことを意味する。
図15(a)に示されるように、ダイプレクサ2の低域側の通過特性においては、減衰極が形成されている周波数f21より低域側の周波数帯において挿入損失が急減に減少している。周波数f21における減衰極は、共振素子1Lによって形成された減衰極である。当該減衰極によって、低域側の挿入損失と高域側の挿入損失とに大きな隔たりが形成されて低域側の挿入損失が小さくなる。その結果、通過可能な信号の周波数を低域側の周波数帯に限定するというローパスフィルタ2LBの機能が改善されている。
図15(b)に示されるように、ダイプレクサ2の高域側の通過特性においては、減衰極が形成されている周波数f22より高域側の周波数帯において挿入損失が急減に減少している。周波数f22における減衰極は、共振素子1Hによって形成された減衰極である。当該減衰極によって、低域側の挿入損失と高域側の挿入損失とに大きな隔たりが形成されて高域側の挿入損失が小さくなる。その結果、通過可能な信号の周波数を高域側の周波数帯に限定するというハイパスフィルタ2HBの機能が改善されている。
実施の形態2においては、実施の形態1に係る共振素子の第2入出力部に、インダクタが接続されている場合について説明した。図16に示される実施の形態2の変形例に係るダイプレクサ2Aのように、実施の形態1に係る共振素子の第2入出力部にインダクタが接続されていなくてもよい。
図17は、図10のダイプレクサ2のインピーダンスの周波数特性Sm2および図16のダイプレクサ2Aのインピーダンスの周波数特性Sm2Aを併せて示すスミスチャートである。図16において、周波数の範囲は0.5Gz~8.5GHzの範囲である。また、インピーダンスZcは、特性インピーダンス(たとえば50Ω)を表す。
図16に示されるように、ダイプレクサ2のインピーダンスは、ダイプレクサ2Aのインピーダンスよりも特性インピーダンスに整合されている。これは、ダイプレクサ2Aにおける浮遊容量によるインピーダンスの不整合がダイプレクサ2においてはインダクタLL4によって解消されているためである。
以上、実施の形態2および変形例に係るダイプレクサによれば、フィルタリング機能を改善することができる。
[実施の形態3]
図18は、実施の形態3に係るダイプレクサ3の等価回路図である。ダイプレクサ3の構成は、図10に示されるダイプレクサ2のハイパスフィルタ2HB、および入出力端子P22が、バンドパスフィルタ3HBおよび入出力端子P32(第2入出力端子)にそれぞれ置き換えられた構成である。これら以外は同様であるため、説明を繰り返さない。
バンドパスフィルタ3HBは、共通端子Pcomと入出力端子P32との間に接続されている。バンドパスフィルタ3HBは、フィルタ部31H,32Hを含む。フィルタ部31Hは、キャパシタCH5と、インダクタLH9と、キャパシタCH6(第3キャパシタ)と、共振素子3H(第2共振素子)とを含む。共振素子3Hはハイパスフィルタとして機能する。フィルタ部32Hは、共振素子3L(第3共振素子)と、キャパシタCH7と、インダクタLH10とを含む。共振素子3Lは、ローパスフィルタとして機能する。
キャパシタCH5は、共通端子Pcomと入出力部PH3との間に接続されている。インダクタLH9は、接地端子G32(接地点)とキャパシタCH5および入出力部PH3の接続点との間に接続されている。入出力部PH4は、入出力部PL3に接続されている。キャパシタCH6は、入出力部PH4および接地端子G33(接地点)の間に接続されている。キャパシタCH7およびインダクタLH10は、入出力部PL4と入出力端子P32との間において並列に接続されている。
図19は、図18のダイプレクサ3の外観斜視図である。図20は、図19の積層体300の内部に形成された複数の電極をZ軸方向から平面視した図である。図19および図20に示されるように、ダイプレクサ3においては、誘電体層Ly31,Ly32を含む複数の誘電体層がZ軸方向に積層されることによって形成された積層体300(誘電体)の内部に、図18に示される等価回路を形成する複数の電極が形成されている。誘電体層Ly31,Ly32各々の誘電率は、当該複数の誘電体層における誘電体層Ly31,Ly32以外の誘電体層の誘電率よりも大きい。
図19を参照しながら、ダイプレクサ3の底面には、共通端子Pcomと、入出力端子P21,P32、端子P33~P35、および接地端子G1,G32,G33が形成されている。これらの端子は、たとえば底面に平面電極が規則的に配置されたLGA(Land Grid Array)端子である。接地端子G33は、ダイプレクサ3の底面の中央部分に配置されている。接地端子G33のY軸方向の幅は、他の端子よりも広い。ダイプレクサ3の底面は、不図示の回路基板に接続される。
図21~図23は、図19および図20のダイプレクサ3の積層構造の一例を示す分解斜視図である。図21~図23をそれぞれ用いて、図18のローパスフィルタ2LB、フィルタ部31H、およびフィルタ部32Hを形成する複数の電極の接続関係を説明する。また、積層構造における各電極の接続関係を見易くするため、図21~図23においては、積層体300を形成する複数の誘電体層のうち、誘電体層Ly31,Ly32以外の誘電体層を示していない。
図21は、図20に示されるローパスフィルタ2LBを構成する複数の電極の積層構造の一例を示す分解斜視図である。図21に示されるように、線路電極301は、ビア電極340によって共通端子Pcomに接続されている。線路電極301は、ビア電極333によって線路電極314に接続されている。線路電極314は、ビア電極333によって線路電極315に接続されている。線路電極315は、ビア電極333によって線路電極316に接続されている。線路電極316は、ビア電極329によって線路電極315に接続されている。線路電極315は、ビア電極329によって線路電極314に接続されている。線路電極314~316は、Z軸方向に延在する巻回軸(不図示)を中心に巻回するように形成されている。線路電極314は、ビア電極329によって線路電極313に接続されている。線路電極313は、ビア電極329によって線路電極312に接続されている。線路電極313は、ビア電極330によって線路電極312に接続されている。線路電極312は、ビア電極330によって線路電極311に接続されている。線路電極312,313は、Z軸方向に延在する巻回軸(不図示)を中心に巻回するように形成されている。線路電極312~316、およびビア電極329,330,333は、インダクタLL5を形成している。
線路電極311は、ビア電極330によって平面電極310(第2平面電極)に接続されている。ビア電極330と平面電極310との接続部分(平面電極310の突出部)に入出力部PL1が形成されている。平面電極310は、ビア電極330によって平面電極303に接続されている。平面電極302は、ビア電極336によって接地端子G1に接続されている。平面電極302,303は、キャパシタCL2を形成している。
平面電極310は、ビア電極321(第1ビア電極)およびビア電極322(第1ビア電極)によって線路電極311に接続されている。線路電極311は、ビア電極321,322によって平面電極317(第1平面電極)に接続されている。平面電極317は、ビア電極321,322によって平面電極318(第1平面電極)に接続されている。ビア電極321,322は、インダクタLL1を形成している。
平面電極318は、ビア電極323(第2ビア電極)、ビア電極324(第2ビア電極)、およびビア電極325(第2ビア電極)によって、平面電極317に接続されている。平面電極318は、ビア電極326(第3ビア電極)、ビア電極327(第3ビア電極)、およびビア電極328(第3ビア電極)によって、平面電極317に接続されている。平面電極317は、ビア電極323~328によって、平面電極309(第3平面電極)に接続されている。
ビア電極323~325は、インダクタLL2を形成している。ビア電極326~328は、インダクタLL3を形成している。平面電極309,310は、キャパシタCL1を形成している。誘電体層Ly31は、平面電極309と310との間に配置されている。誘電体層Ly31によって、キャパシタCL1の容量が所望の値に調整されている。Ly32は、平面電極310と317との間に配置されている。平面電極310は、誘電体層Ly31とLy32との間に配置されている。
平面電極309は、ビア電極338によって線路電極308に接続されている。平面電極309とビア電極338との接続部分に入出力部PL2が形成されている。線路電極308は、ビア電極339によって線路電極307に接続されている。線路電極307,308は、Z軸方向に延在する巻回軸(不図示)を巻回するように形成されている。線路電極307,308、およびビア電極339は、インダクタLL4を形成している。
線路電極307は、ビア電極331によって線路電極306に接続されている。線路電極306は、ビア電極331によって線路電極305に接続されている。線路電極305は、ビア電極332によって線路電極304に接続されている。線路電極304は、ビア電極335によって入出力端子P21に接続されている。
図22は、図20に示されるバンドパスフィルタ3HBのフィルタ部31Hを構成する複数の電極の積層構造の一例を示す分解斜視図である。図22に示されるように、線路電極301は、ビア電極373によって平面電極345に接続されている。平面電極346は、ビア電極370によって線路電極347に接続されている。平面電極346は、ビア電極372によって線路電極344に接続されている。平面電極345,346は、キャパシタCH5を形成している。
線路電極347は、ビア電極370によって線路電極348に接続されている。線路電極348は、ビア電極371によって線路電極347に接続されている。線路電極347は、ビア電極371によって線路電極341に接続されている。線路電極341は、ビア電極374によって接地端子G32に接続されている。線路電極347,348は、インダクタLH9を形成している。
線路電極344は、ビア電極372によって平面電極343(第2平面電極)に接続されている。ビア電極372と平面電極343との接続部分(平面電極343の突出部)に入出力部PH3が形成されている。平面電極343は、ビア電極361(第1ビア電極)およびビア電極362(第1ビア電極)によって線路電極344に接続されている。線路電極344は、ビア電極361,362によって平面電極349(第1平面電極)に接続されている。平面電極349は、ビア電極361,362によって平面電極350(第1平面電極)に接続されている。ビア電極361,362は、インダクタLH6を形成している。
平面電極350は、ビア電極364(第2ビア電極)、ビア電極365(第2ビア電極)、およびビア電極366(第2ビア電極)によって、平面電極349に接続されている。平面電極350は、ビア電極367(第3ビア電極)、ビア電極368(第3ビア電極)、およびビア電極369(第3ビア電極)によって、平面電極349に接続されている。平面電極350は、ビア電極363によって平面電極349に接続されている。平面電極349は、ビア電極363によって平面電極351(第2平面電極)に接続されている。ビア電極363と平面電極349との接続部分に入出力部PH4が形成されている。ビア電極363と平面電極351との接続部分(平面電極351の突出部)に入出力部PL3が形成されている。平面電極349は、ビア電極364~369によって、平面電極342(第3平面電極)に接続されている。
ビア電極364~366は、インダクタLH7を形成している。ビア電極367~369は、インダクタLH8を形成している。平面電極342,343は、キャパシタCH4を形成している。平面電極342および接地端子G33は、キャパシタCH6を形成している。誘電体層Ly31は、平面電極342と343との間に配置されている。誘電体層Ly31によって、キャパシタCH4の容量が所望の値に調整されている。Ly32は、平面電極349と351との間に配置されている。平面電極343は、誘電体層Ly31とLy32との間に配置されている。
図23は、図20に示されるバンドパスフィルタ3HBのフィルタ部32Hを構成する複数の電極の積層構造の一例を示す分解斜視図である。図23に示されるように、平面電極351は、ビア電極391(第1ビア電極)によって平面電極385(第1平面電極)に接続されている。平面電極385は、ビア電極391によって平面電極384(第1平面電極)に接続されている。ビア電極391は、インダクタLL6を形成する。平面電極386(第3平面電極)は、ビア電極392(第2ビア電極)によって平面電極385に接続されている。ビア電極392は、インダクタLL7を形成している。ビア電極392と平面電極385との接続部分に入出力部PL4が形成されている。平面電極386は、ビア電極393(第3ビア電極)によって平面電極384に接続されている。ビア電極393は、インダクタLL8を形成している。
平面電極351,386は、キャパシタCL4を形成している。誘電体層Ly32は、平面電極351と386との間に配置されている。誘電体層Ly32によって、キャパシタCL4の容量が所望の値に調整されている。誘電体層Ly31は、平面電極384と385との間に配置されている。平面電極351は、誘電体層Ly31とLy32との間に配置されている。
平面電極385は、ビア電極392によって線路電極383に接続されている。線路電極383は、Z軸方向に延在する巻回軸(不図示)を中心に巻回するように形成されている。線路電極383は、インダクタLH10を形成している。線路電極383は、ビア電極392によって平面電極382に接続されている。線路電極383は、ビア電極394によって平面電極381に接続されている。平面電極381,382は、キャパシタCH7を形成している。平面電極381は、ビア電極394によって線路電極380に接続されている。線路電極380は、ビア電極395によって入出力端子P32に接続されている。
通常、積層された複数の誘電体が焼成されることにより積層体が形成される。複数の誘電体層各々の焼成時の収縮率は、各誘電体層の誘電率の大きさに応じて異なる。誘電率が比較的大きい誘電層が積層体の上面側あるいは底面側に偏って配置されると、積層体の上面側の誘電体の収縮率と底面側の誘電体の収縮率との差が大きくなり、焼成後の積層体に反りが生じ得る。積層体に反りが生じると、ダイプレクサの強度が低下し得るとともに、ダイプレクサの特性が所望の特性から乖離し得る。
積層体300においては、共振素子3HのキャパシタCH4を積層体300の底面側に配置するとともに、共振素子3LのキャパシタCL4を積層体300の上面側にそれぞれ形成することにより、他の誘電体層よりも誘電率が大きい誘電体層Ly31,Ly32が積層体300の底面側および上面側にそれぞれ配置される。積層体300の底面側の誘電体の収縮率と上面側の誘電体の収縮率との差が低減されるため、積層体300の反りが抑制される。その結果、ダイプレクサ3の強度の低下を抑制することができるとともに、ダイプレクサ3の特性が所望の特性から乖離することを抑制することができる。
図24は、図18のバンドパスフィルタ3HBの通過特性ILおよび反射特性RL(反射損失の周波数特性)を示す図である。図24に示されるように、周波数f31において反射特性RLは極小となる。その結果、通過特性ILは、周波数f31付近まで、比較的小さな減衰量を維持することができる。周波数f31付近における反射損失の急峻な減少は、キャパシタCH6および共振素子3Lから形成される回路のインピーダンスの周波数特性に起因する。共振素子3Hの通過帯域がキャパシタCH6および共振素子3Lによって広げられることにより、バンドパスフィルタ3HBの通過帯域を広帯域化することができる。
以上、実施の形態3に係るダイプレクサによれば、フィルタリング機能を改善することができる。また、ダイプレクサの強度の低下を抑制することができるとともに、ダイプレクサの特性が所望の特性から乖離することを抑制することができる。さらに、ダイプレクサの通過帯域を広帯域化することができる。
今回開示された各実施の形態は、矛盾しない範囲で適宜組み合わされて実施されることも予定されている。今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1A~1C,1H,1L,3H,3L 共振素子、2,2A,3 ダイプレクサ、2L ローパスフィルタ、2HB ハイパスフィルタ、3HB バンドパスフィルタ、21~23,31,32,51,61,62,71,72,81,91,101,101A,101B,102,103,161,162,302,303,309,310,317,318,342,343,345,346,349,350,351,381,382,384,385,386 平面電極、31H,32H フィルタ部、41,104,105,111,112,124,125,134,135,141,151,301,304,305,306~308,311~316,341,344,347,348,380,383 線路電極、100,200,300 積層体、102P 突出部、110,120,121~123,130~133,130B,140,201~208,210,221~223,231~233,241~251,260,271~273,281~283,321~333,335,336,338,339,340,361~374,391~395 ビア電極、C1,CH1~CH7,CL1,CL2,CL4 キャパシタ、DM 方向識別マーク、G1,G2,G32,G33 接地端子、L1~L3,LH1~LH10,LL1~LL8 インダクタ、Ly1~Ly16,Ly31,Ly32,LyD 誘電体層、P1,P2,PH1~PH4,PL1~PL4 入出力部、P20,P33,P35 端子、P21,P22,P32 入出力端子、Pcom 共通端子。

Claims (13)

  1. 誘電体の内部に複数の電極が形成された共振素子であって、
    前記誘電体の内部に設けられた少なくとも1つの第1平面電極と、
    前記少なくとも1つの第1平面電極の法線方向において前記少なくとも1つの第1平面電極に対向する第2平面電極と、
    前記少なくとも1つの第1平面電極および前記第2平面電極を接続し、第1インダクタを形成する第1ビア電極と、
    前記第2平面電極とともに第1キャパシタを形成する第3平面電極と、
    前記少なくとも1つの第1平面電極および前記第3平面電極を接続する第2インダクタと、
    前記少なくとも1つの第1平面電極および前記第3平面電極を接続する第3インダクタとを備え、
    前記第2インダクタは、各々が前記少なくとも1つの第1平面電極および前記第3平面電極を接続する複数の第2ビア電極から形成され、
    前記第3インダクタは、各々が前記少なくとも1つの第1平面電極および前記第3平面電極を接続する複数の第3ビア電極から形成され、
    前記複数の第2ビア電極および前記複数の第3ビア電極の各々は、前記第1ビア電極の延在方向に延在する円柱状の導体のみからなる、共振素子。
  2. 前記第1インダクタと前記第2インダクタとの第1距離は、前記第2インダクタと前記第3インダクタとの第2距離よりも短く、
    前記第1インダクタと前記第3インダクタとの第3距離は、前記第2距離よりも短い、請求項1に記載の共振素子。
  3. 前記第2平面電極には、第1入出力部が形成され、
    前記少なくとも1つの第1平面電極または前記第3平面電極には、第2入出力部が形成され、
    前記第1入出力部および前記第2入出力部の各々は、外部からの信号の入力および外部への信号の出力が可能なように構成されている、請求項1または2に記載の共振素子。
  4. 前記第2入出力部に一方端が接続された第4インダクタをさらに備える、請求項3に記載の共振素子。
  5. 前記共振素子は、ローパスフィルタを形成し、
    前記第1入出力部および前記第4インダクタの他方端の各々は、前記ローパスフィルタの入出力端子を形成する、請求項4に記載の共振素子。
  6. 前記共振素子は、ハイパスフィルタを形成し、
    前記第1入出力部および前記第2入出力部の各々は、前記ハイパスフィルタの入出力端子を形成し、
    前記第4インダクタの他方端は、接地点に接続されている、請求項4に記載の共振素子。
  7. 前記複数の第2ビア電極は、複数の第2ビア電極であり、
    前記複数の第3ビア電極は、複数の第3ビア電極であり、
    前記複数の第2ビア電極は、第1方向に沿って並置され、
    前記複数の第3ビア電極は、前記第1方向に直交する第2方向に前記複数の第2ビア電極から離間して、前記第1方向に沿って並置され、
    前記第2平面電極は、前記複数の第2ビア電極と前記複数の第3ビア電極との間に配置され、
    前記第2平面電極は、前記第1方向に突出し、前記第1入出力部を形成する突出部を有し、
    前記法線方向から前記少なくとも1つの第1平面電極を平面視したとき、前記突出部の少なくとも一部は、前記少なくとも1つの第1平面電極および前記第3平面電極と重なっていない、請求項3~6のいずれか1項に記載の共振素子。
  8. 前記少なくとも1つの第1平面電極の数は、1つである、請求項3~7のいずれか1項に記載の共振素子。
  9. 前記少なくとも1つの第1平面電極の数は、2つであり、
    前記少なくとも1つの第1平面電極は、互いに接続され、
    前記複数の第2ビア電極は、前記少なくとも1つの第1平面電極のうちの一方の第1平面電極および前記第3平面電極を接続し、
    前記複数の第3ビア電極は、前記少なくとも1つの第1平面電極のうちの他方の第1平面電極および前記第3平面電極を接続する、請求項3~7のいずれか1項に記載の共振素子。
  10. 請求項1~9のいずれか1項に記載の共振素子を含む、フィルタ。
  11. 共通端子と、
    第1入出力端子と、
    第2入出力端子と、
    前記共通端子および前記第1入出力端子の間に接続されたローパスフィルタと、
    前記共通端子および前記第2入出力端子の間に接続されたハイパスフィルタとを備え、
    前記ローパスフィルタは、請求項5に記載の第1共振素子を含み、
    前記第1共振素子の第1入出力部は、前記共通端子に電気的に接続され、
    前記第1共振素子の第4インダクタは、前記第1共振素子の第2入出力部および前記第1入出力端子の間に接続され、
    前記ハイパスフィルタは、
    請求項6に記載の第2共振素子と、
    前記第2共振素子の第2入出力部および前記接地点の間において前記第2共振素子の第4インダクタに対して並列に接続された第2キャパシタとを含み、
    前記第2共振素子の第1入出力部は、前記共通端子に電気的に接続され、
    前記第2共振素子の第2入出力部は、前記第2入出力端子に電気的に接続されている、ダイプレクサ。
  12. 第1誘電体層と第2誘電体層とを含む複数の誘電体層が積層されたフィルタであって、
    請求項3~9のいずれか1項に記載の第2共振素子および第3共振素子を備え、
    前記第2共振素子の第2入出力部は、前記第3共振素子の第1入出力部に接続され、
    前記第1誘電体層および前記第2誘電体層の各々の誘電率は、前記第1誘電体層および前記第2誘電体層以外の前記複数の誘電体層の各々の誘電率よりも大きく、
    前記第1誘電体層は、前記第2共振素子の第2平面電極と前記第2共振素子の第3平面電極との間に配置され、
    前記第2誘電体層は、前記第3共振素子の第2平面電極と前記第3共振素子の第3平面電極との間に配置され、
    前記第2共振素子の第2平面電極および前記第3共振素子の第2平面電極は、前記第1誘電体層と前記第2誘電体層との間に配置されている、フィルタ。
  13. 共通端子と、
    第1入出力端子と、
    第2入出力端子と、
    前記共通端子および前記第1入出力端子の間に接続されたローパスフィルタと、
    前記共通端子および前記第2入出力端子の間に接続された請求項12に記載のフィルタであるバンドパスフィルタとを備え、
    前記ローパスフィルタは、請求項5に記載の第1共振素子を含み、
    前記第1共振素子の第1入出力部は、前記共通端子に電気的に接続され、
    前記第1共振素子の第4インダクタは、前記第1共振素子の第2入出力部および前記第1入出力端子の間に接続され、
    前記バンドパスフィルタは、
    前記第2共振素子の第2入出力部および接地点の間に接続された第3キャパシタとを含み、
    前記第2共振素子の第1入出力部は、前記共通端子に電気的に接続され、
    前記第3共振素子の第2入出力部は、前記第2入出力端子に電気的に接続され、
    前記第1誘電体層は、前記第1共振素子の第2平面電極と前記第1共振素子の第3平面電極の間に配置されている、ダイプレクサ。
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