JP7077560B2 - 被水防止キャップ及びこれを用いた排水構造 - Google Patents
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(3)前記第二縦壁部の横幅は、前記第一縦壁部の横幅よりも大きいことが好ましい。
(5)前記底部は、前記ピボット孔の直下に位置して流下水を直接的に受ける第一領域と、前記第一領域の前方で前記第一領域で受けた水を前記排水部へと案内する第二領域とが設けられ、前記第二領域の方が前記第一領域よりも水平方向に対する傾斜角が大きいことが好ましい。
(6)また、前記第二領域の幅方向寸法が前方に行くほど小さくなるように形成されていることが好ましい。
(8)前記被水防止キャップは、前記底部から立設され、前記底部における前記水の流れを減衰する突出リブを備えていることが好ましい。
図1に示すように、車両のフロントガラス2の前方にはデッキガーニッシュ3が設けられており、デッキガーニッシュ3の上部からフロントワイパ装置の二つのワイパアーム5Aが伸びている。デッキガーニッシュ3は、図2及び図3に示すように、フロントガラス2の前端部に取り付けられるとともに、フロントガラス2を支持するデッキ部7(図1参照)の上方を覆うように設けられている。デッキ部7の内部のデッキ空間8には、ワイパアーム5Aを駆動する駆動用モータ(図示略)とワイパリンク機構4とが配置されており、デッキガーニッシュ3には、ワイパリンク機構4のピボット軸4aが挿通可能に貫設されたピボット孔3hが形成されている。そして、このピボット孔3hの下方においてピボット軸4aの周囲を囲むように被水防止キャップ1が設けられている。
排水口12は、底部10で受けた水を前方へと排水する開口であり、底部10の第二領域10bの前縁部と両側の第二側壁部11bとで区画される。
ルーフやフロントガラス2に降った雨水や洗浄液等の水は、図3中に破線の矢印で示すように、デッキガーニッシュ3のピボット孔3hから下方へ流下し、キャップ1に受け止められる。水の勢いが強い場合(水の量が多い場合や流れが速い場合)には、その水は、図4中に二点鎖線で示すピボット孔3hからキャップ1へ勢いよく流れ込み、第一領域10aから第二領域10bへと流れていく。
(3)また、キャップ1には、第一縦壁部13に加えて第二縦壁部14が設けられている。すなわち、跳ね水の遮断壁が二重に配置されているため、跳ね水をより確実に遮ることができ、ワイパリンク機構4の被水をより確実に回避することができる。
(7)また、上述したキャップ1では、底部10の第二領域10bの幅寸法が前方に行くほど小さくなるように形成されている。すなわち、水の流れを案内する第二領域10bが下流側に向かって先細形状となっているため、排水方向をコントロールすることができ、跳ね水の発生を抑制することができる。
(10)なお、運転席側のピボット軸4aは車両の端部に配置されることから、ピボット軸4aの周辺における左右方向のスペースは、助手席側よりも運転席側の方が狭い。これに対し、本実施形態のキャップ1は、第二領域10bの幅方向寸法が前方に行くほど小さくなるように形成されており、さらに、第一縦壁部13の幅方向寸法が下方に行くほど小さくなるように形成されている。つまり、キャップ1の幅方向寸法が排水側に行くほど小さくなっているため、左右方向のスペースが狭い運転席側のピボット軸4aの周囲を囲むように設けられる被水防止キャップとして、本実施形態のキャップ1は好適である。
上述したキャップ1の構造は一例であって、上述したものに限られない。例えば、第一縦壁部13がピボット軸4aの軸方向と平行ではなく、キャップ1の固定状態で鉛直下方に延設されていてもよい。また、第一縦壁部13の両側縁部に側縁リブ13aが形成されていなくてもよい。少なくとも第一縦壁部13は、底部10の前縁部(排水口12の下縁)から下方へ延設されてピボット軸4aと並んで設けられていればよい。
2 フロントガラス
3 デッキガーニッシュ
3h ピボット孔
4 ワイパリンク機構
4a ピボット軸
9 被水防止キャップ
10 底部
10a 第一領域
10b 第二領域
11 側壁
12 排水口
13 第一縦壁部
13a 側縁リブ
14 第二縦壁部
16 突出リブ
Claims (9)
- 車両のフロントガラスの前端部に取り付けられるデッキガーニッシュに貫設されたピボット孔から流下する水を受ける容器形状に形成され、前記ピボット孔の下方において前記ピボット孔に挿通されるピボット軸の周囲を囲むように前記車両に取り付けられ、前記車両に取り付けられた状態における前記車両の前後方向及び左右方向を基準として形状が規定される被水防止キャップであって、
前記ピボット軸の周囲に設けられ、前記水を受ける底部と、
前記底部の外周縁部の車両前後方向の前縁部を除いて前記外周縁部に沿って立設され、車両前方が開放した状態で前記底部の周囲を囲む側壁と、
前記底部の前記前縁部と前記側壁とで区画され、前記底部で受けた水を排水する排水部と、
前記底部の前記前縁部から下方へ延設され、前記ピボット軸と並んで配置される第一縦壁部と、
前記底部の下面から下方へ延設されるとともに前記第一縦壁部と前記ピボット軸との間に配置される第二縦壁部と、を備え、
前記第一縦壁部の下端部は、鉛直方向において前記ピボット軸を含むワイパリンク機構の下端部よりも下方に位置し、
前記第二縦壁部の下端部は、鉛直方向において前記第一縦壁部の下端部より下方に位置する
ことを特徴とする、被水防止キャップ。 - 前記第一縦壁部には、前記第一縦壁部の延設方向に沿う両側縁部に前方に向かって立設された側縁リブが前記側壁と連続して形成されている
ことを特徴とする、請求項1記載の被水防止キャップ。 - 前記第二縦壁部の横幅は、前記第一縦壁部の横幅よりも大きい
ことを特徴とする、請求項2記載の被水防止キャップ。 - 前記第二縦壁部は、前記ピボット軸の軸方向と平行に延設されている
ことを特徴とする、請求項3記載の被水防止キャップ。 - 前記底部には、前記ピボット孔の直下に位置して流下水を直接的に受ける第一領域と、前記第一領域の前方で前記第一領域で受けた水を前記排水部へと案内する第二領域とが設けられ、
前記第二領域の方が前記第一領域よりも水平方向に対する傾斜角が大きい
ことを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の被水防止キャップ。 - 前記底部は、前記第二領域の幅方向寸法が前方に行くほど小さくなるように形成されている
ことを特徴とする、請求項5記載の被水防止キャップ。 - 前記第二領域に立設される前記側壁は、前方に行くほど高さ寸法が大きくなるように形成されている
ことを特徴とする、請求項5又は6記載の被水防止キャップ。 - 前記底部から立設され、前記底部における前記水の流れを減衰する突出リブを備えた
ことを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の被水防止キャップ。 - 車両のフロントガラスの前端部に取り付けられるデッキガーニッシュに向かって流れる水を受けて車外へ排水する排水構造であって、
前記デッキガーニッシュに貫設されたピボット孔と、
前記車両に取り付けられ、前記ピボット孔の下方において、前記ピボット孔に挿通されるワイパリンク機構のピボット軸の周囲を囲むように設けられた請求項1~8のいずれか1項に記載の被水防止キャップと、を備えた
ことを特徴とする、排水構造。
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JP2006290300A (ja) | 2005-04-14 | 2006-10-26 | Asmo Co Ltd | ワイパピボット |
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US20140173846A1 (en) | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Valeo Systèmes d'Essuyage | Drive member, device for holding a pipe, in particular for windscreen washer liquid, and corresponding wiper system |
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JPS55106154U (ja) * | 1979-01-20 | 1980-07-24 |
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- 2017-09-26 JP JP2017185020A patent/JP7077560B2/ja active Active
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