JP2013193570A - ワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部品数削減と耐久性向上とを図ることができるワイパ装置を提供する。
【解決手段】第1ピボットレバー23には、駆動源側リンクロッド15と同期リンクロッド16とがともに連結される1つのボールピン32が備えられる。ボールピン32には大径接続部と小径接続部32dとが備えられ、大径接続部側に駆動源側リンクロッド15が連結され、小径接続部32d側に同期リンクロッド16が連結される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両等に備えられるワイパ装置に関するものである。
車両等に備えられるワイパ装置は、ピボットシャフト(ピボットレバー)をモータにて所定角度範囲で往復回動させることでピボットシャフトに取り付けられたワイパアームを揺動させて、ワイパアームの先端部に取り付けられたワイパブレードにてウインドシールドガラスを払拭するものである。
例えば特許文献1のワイパ装置は、モータ側と接続される駆動源側リンクロッドを、一対のピボットレバーの一方側の第1ピボットレバーに連結し、該第1ピボットレバーと第2ピボットレバーとを同期リンクロッドにて互いに連結して構成されている。つまり、モータ側からの駆動力が第1ピボットレバーを経由して第2ピボットレバーに伝達されるように、駆動源側リンクロッドと同期リンクロッドとの連結が構成されている。
特開2010−137685号公報
ところで、駆動源側リンクロッドと同期リンクロッドとがともに連結される第1ピボットレバーには、独立した2つのボールピンがそれぞれ固定されており、各ボールピンそれぞれに対して対応のリンクロッドが連結されるようになっている。そのため、ボールピンによりワイパ装置の構成部品が多く、また組付工数が増加するといった問題があった。
また、駆動源側リンクロッドと同期リンクロッドとではそれぞれの作動量が異なることから、各ボールピンとの連結部分をそれぞれの事情にあった構成を採用して、ワイパ装置の耐久性を向上することが望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、構成部品数削減と耐久性向上とを図ることができるワイパ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータ側と連結される駆動源側リンクロッドを、一対のピボットシャフトを作動させるピボットレバーの一方側の第1ピボットレバーに連結し、該第1ピボットレバーと第2ピボットレバーとを同期リンクロッドにて互いに連結して、前記モータ側からの駆動力が前記第1ピボットレバーを経由して前記第2ピボットレバーに伝達されるように構成されるワイパ装置であって、前記第1ピボットレバーには、大径接続部と小径接続部とを含んで構成されるボールピンが備えられ、該ボールピンの大径接続部に前記駆動源側リンクロッドが連結されるとともに、前記ボールピンの小径接続部に前記同期リンクロッドが連結されて構成されたことをその要旨とする。
この発明では、第1ピボットレバーには、駆動源側リンクロッドと同期リンクロッドとがともに連結される1つのボールピンが備えられることで、ワイパ装置の構成部品数の削減が可能である。また、ピボットレバーの小型化に寄与できる。しかも、ボールピンには大径接続部と小径接続部とが備えられており、大径接続部側に駆動源側リンクロッドが連結され、小径接続部側に同期リンクロッドが連結される。詳しくは、駆動源側リンクロッドは、基端部がモータ側、具体的にはクランクアームのボールピンに、先端部が第1ピボットレバーのボールピン(大径接続部)に連結される。駆動源側リンクロッドの先端側と基端側の方向性をなくして誤組み付けを防止するには、第1ピボットレバーのボールピンの大径接続部と、モータ側のクランクアームのボールピンとが同形状に構成される。また、同期リンクロッドは、基端部が第1ピボットレバーのボールピン(小径接続部)に、先端部が第2ピボットレバーのボールピンに連結される。同期リンクロッドの先端側と基端側の方向性をなくして誤組み付けを防止するには、第1ピボットレバーのボールピンの小径接続部と、第2ピボットレバーのボールピンとが同形状に構成される。クランクアームの作動量はピボットレバーの作動量よりも十分大きいことから、ボールピンの大径接続部側を用いる連結を駆動源側リンクロッドとすることで、駆動源側リンクロッドとボールピンとの連結部分の互いの接触面積が大きく単位面積当りの面圧が低減され、連結部分の耐摩耗性が向上する。一方、同期リンクロッドの連結はボールピンの小径接続部側を用いるが、作動量が小さいため、摩耗の進行は遅い。このように作動量を考慮した構成を採用することで、ワイパ装置の耐久性の向上が可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のワイパ装置において、前記ボールピンは、前記小径接続部が前記第1ピボットレバーに設けた挿通孔よりも小径に形成され、前記小径接続部と前記大径接続部との間に設けた装着部にて前記挿通孔に対して固定されたことをその要旨とする。
この発明では、ボールピンの小径接続部は、第1ピボットレバーの挿通孔よりも小径とされるため、その小径接続部側から挿通孔に挿通させて装着部にてその挿通孔に容易に固定でき、ピボットレバーの両側面にボールピンの小径接続部と大径接続部と設ける構成を提供できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のワイパ装置において、前記ボールピンは、前記装着部と隣接して前記第1ピボットレバーの挿通孔より大径とされて挿通方向において前記ピボットレバーと当接する当接部を備え、前記装着部は、前記挿通方向の直交方向にて前記挿通孔に当接保持される固定部と、該固定部と前記当接部との境界部分において該固定部の直径よりも小さい縮径部を有することをその要旨とする。
この発明では、ボールピンは、第1ピボットレバーの挿通孔に装着する装着部と隣接してそれよりも大径で挿通方向においてピボットレバーと当接する当接部を備えている。そして、装着部は、挿通孔に当接保持される固定部を有し、該固定部と先の当接部との境界部分において該固定部の直径よりも小さい縮径部が設けられる。つまり、当接部を形成する上でその根元部分に生じるR形状部分を縮径部内に収容することで、R形状部分がピボットレバーと当接部との間に介在するのを防止し、ピボットレバーと当接部とを確実に当接することが可能となる。
従って、上記記載の発明によれば、構成部品数削減と耐久性向上とを図ることができるワイパ装置を提供することができる。
実施形態におけるワイパ装置の上面図である。 同上における駆動源側リンクロッド及び同期リンクロッドの接続構造について説明するための断面図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ワイパ装置10は、2つのピボットホルダ11,12と、中空フレーム13と、駆動源としてのモータ14と、駆動源側リンクロッド15及び同期リンクロッド16とを備える。
第1及び第2ピボットホルダ11,12は、例えばアルミ合金よりなる鋳造品である。このピボットホルダ11,12は、略筒状のピボット支持部11a,12aと、ピボット支持部11a,12aの略軸直交方向に延びる車体固定部11b,12bと、車体固定部11b,12bとは異なる位置においてピボット支持部11a,12aの軸直交方向に延びる取付軸11c,12cと、ピボット支持部11a,12aの径方向外方に皿状に延設された水受け用の受皿部11e,12eを備える。なお、受皿部11e,12eは、樹脂製の別部品として構成して、ピボット支持部11a,12aに装着固定するようにしてもよい。
ピボット支持部11a,12aには、第1及び第2ピボットシャフト21,22が挿通されて回動可能に支持されている。このピボットシャフト21,22の先端には図示しないワイパアームが固定され、そのワイパアームの先端にはワイパブレードが支持されることになる。また、ピボットシャフト21,22の基端には、該ピボットシャフト21,22を回動させるための第1及び第2ピボットレバー23,24が固定されている。
また、車体固定部11b,12bの先端には防振ゴム19,20が取り付けられ、車体固定部11b,12bは防振ゴム19,20を介して図示しないボルトにて図示しない車体(その取付ブラケット)に締結固定されることになる。また、取付軸11c,12cは、中実の断面略円形に形成され、その外周面にはかしめ用凹部11d,12dが複数形成されている。
中空フレーム13は、例えば亜鉛鋼板を筒状にした中空材(パイプ)からなり、2つのピボットホルダ11,12同士を互いに連結する。詳しくは、中空フレーム13は、挿入された前記取付軸11c,12cがかしめ固定される一対の連結固定部13a,13bと、一対の連結固定部13a,13bを連結するとともに屈曲されることで前記ピボットシャフト21,22の基端方向(図1中、紙面奥方向)に配置される駆動源固定部13cとを備える。尚、本実施形態の2つのピボットホルダ11,12は、中空フレーム13に固定された状態で、搭載する車種のフロントガラスの曲率などに応じて2つのピボットシャフト21,22の相対的な傾きが平行ではなく、先端に向かって若干離間するように設定されている。駆動源固定部13cには、モータ14が固定される。
モータ14は、モータ本体14aとギヤ部14bとからなり、そのギヤ部14bのハウジング14cに取付足14dが形成されている。そして、モータ14はその取付足14dが駆動源固定部13cの中間平面部13d上に載置されボルトにて締結固定されている。また、ギヤ部14bのハウジング14cにおいて、前記取付足14dの反対側にはハウジング14cに一体に突出形成された不図示の支持ピンに支持ゴム部材14eが装着され、該支持ゴム部材14eは、車体側の取付部に取着されて支持されることになる。即ち、本実施形態の2つのピボットホルダ11,12、中空フレーム13及びモータ14からなる一体物は、2つのピボットホルダ11,12(車体固定部11b,12b)とモータ14(支持ゴム部材14e)の3箇所で車体に対して支持される。
また、モータ14の出力軸14fは、前記ピボットシャフト21,22と略同方向(図1中、紙面手前方向)に突出するように設定されている。出力軸14fには、出力軸14fと一体回転するクランクアーム14gが固定されている。
クランクアーム14gの先端部にはボールピン31が固定されており、駆動源側リンクロッド15の基端部に設けられたキャップ状をなす樹脂製のボール受け部15bがそのボールピン31に対して転動可能に連結されている。駆動源側リンクロッド15の先端部には、クランクアーム14gの先端部と同様のキャップ状をなす樹脂製のボール受け部15aが設けられ、第1ピボットシャフト21と一体回動(揺動)するピボットレバー23のボールピン32に対して転動可能に連結されている。
ここで、ボールピン32は、図2に示すように、部位毎に複数の異なる径を有する全体が略円柱状をなしており、例えば鍛造(冷間鍛造)によって作製される。ボールピン32の軸方向中央部には、ピボットレバー23の円形の挿通孔23aに装着される略円柱状の装着部32aが形成されている。ここで、ボールピン32において、装着部32aよりも軸方向一方側が挿通孔23aに挿通される挿通方向前側、装着部32aよりも軸方向他方側が挿通孔23aに挿通されない挿通方向後側とする。装着部32aよりも挿通方向後側には、挿通孔23aより大径のフランジ状をなし挿通方向においてピボットレバー23と当接する当接部32bが装着部32aと隣接して形成され、更に後側端部には当接部32bと同等で装着部32aよりも大径の大径接続部32cが形成されている。大径接続部32cの外周面は球面状をなしている。一方、装着部32aよりも挿通方向前側には、大径接続部32cよりも小径で、装着部32aよりも小径、即ちピボットレバー23の挿通孔23aよりも小径の小径接続部32dが形成されている。小径接続部32dも同様に、外周面が球面状をなしている。
また、ボールピン32の装着部32aは、挿通方向の直交方向にて挿通孔23aに当接保持される固定部32eと、該固定部32eと当接部32bとの境界部分において(固定部32eよりも挿通方向後側に位置)、固定部32eの直径よりも小さい縮径部32fとを有する。固定部32eの外周面にはセレーションが施されており、該固定部32eがピボットレバー23の挿通孔23aに圧入されることで、ボールピン32がピボットレバー23に固定される。
固定部32eと隣接の縮径部32fは、前記当接部32b側にかけて拡径されるR形状をなして構成される。ここで、縮径部32fの根元に生じるR形状部分は、前記当接部32bを形成する際に必然的に形成されてしまう。これを考慮し、当接部32bを形成する上で生じるR形状部分を縮径部32f内に収容し、該R形状部分が固定部32eから径方向外側に突出しないようにしている。つまり、当接部32bがピボットレバー23に当接するのに先立ってこのR形状部分がピボットレバー23に当接してしまうことが未然に防止され、当接部32bとピボットレバー23とが確実に当接できるようにしている。
そして、ピボットレバー23の挿通孔23aにボールピン32の小径接続部32d側から挿入され、当接部32bがピボットレバー23に当接するまで固定部32eが挿通孔23aに圧入される。その後、ピボットレバー23の挿通孔23aから挿通方向前側に突出する固定部32eの突出部位に対してカシメ(例えば、ピールカシメ)が施され、このカシメ部と当接部32bとによってピボットレバー23を挟持するようにして、ボールピン32がピボットレバー23に固定される。
このようにピボットレバー23に固定されるボールピン32の大径接続部32cには、駆動源側リンクロッド15の先端側ボール受け部15aが転動可能に連結されている。ここで、駆動源側リンクロッド15の先端側ボール受け部15aと基端側ボール受け部15bとは同形状にて構成されるため、いずれのボール受け部15a,15bであっても、ボールピン31とボールピン32の大径接続部32cとのいずれにも連結することが可能となっている。つまり、駆動源側リンクロッド15の先端側と基端側の方向性をなくして誤組み付けの防止がなされている。
また、ピボットレバー23の反対面側において、ボールピン32の小径接続部32dには、同期リンクロッド16の基端側ボール受け部16aが転動可能に連結されている。同期リンクロッド16の先端側ボール受け部16bは、第1ピボットレバー23とはモータ14を挟んで逆側に位置する第2ピボットレバー24に立設されたボールピン33と転動可能に連結している。ここでも、同期リンクロッド16の先端側ボール受け部16bと基端側ボール受け部16aとが同形状にて構成されるため、いずれのボール受け部16a,16bであっても、ボールピン32の小径接続部32dとボールピン33とのいずれにも連結することが可能となっている。つまり、同期リンクロッド16の先端側と基端側の方向性をなくして誤組み付けの防止がなされている。
次に、本実施形態のワイパ装置10の動作(作用)を説明する。
本実施形態のワイパ装置10において、モータ14は一方向に回転駆動されるものであり、該モータ14の駆動に基づいてクランクアーム14gが回転すると、駆動源側リンクロッド15を通じて第1ピボットレバー23が所定角度範囲で往復回動される。第1ピボットレバー23の往復回動は、同期リンクロッド16を通じて第2ピボットレバー24に伝達され、第2ピボットレバー24が第1ピボットレバー23と同期した所定角度範囲の往復回動を行う。そして、このような第1及び第2ピボットレバー23,24の回動(揺動)により、第1及び第2ピボットシャフト21,22が同期して回動し、ピボットシャフト21,22に固定される一対のワイパの同期した払拭動作が行われる。
ここで、駆動源側リンクロッド15の基端側ボール受け部15bは、出力軸14fと一体回転するクランクアーム14gのボールピン31と連結されており、このクランクアーム14gは360度の連続回転を行っている。つまり、クランクアーム14gの作動角度は、第1及び第2ピボットレバー23,24の回動角度(例えば100度)に比べて非常に大きな角度となるため、クランクアーム14gのボールピン31と連結される駆動源側リンクロッド15の基端側ボール受け部15bは摩耗の進行が速くなる。従って、駆動源側リンクロッド15の基端側ボール受け部15bは、ボールピン31との接触面積を増やし単位面積当りの面圧を減らして、耐摩耗性を向上させる必要がある。また、駆動源側リンクロッド15は、その長手方向両端に形成される各ボール受け部15a,15bの形状を同一とすることで、いずれのボールピン31,32であっても接続可能とする(方向性を無くす)ことが望ましい。
この点に着眼して、駆動源側リンクロッド15の先端側ボール受け部15aを大径接続部32cと連結させ、比較的回動角度の小さいピボットレバー23、24同士を連結する同期リンクロッド16は基端側ボール受け部16aをボールピン32の小径接続部32dに連結させている。このような構成とすることで、駆動源側リンクロッド15の各ボール受け部15a,15bのいずれであってもボールピン31,32に装着可能(方向性を無くす)とするとともに、クランクアーム14gのボールピン31と連結し得るボール受け部15b(,15a)の耐摩耗性の向上に寄与できるようになっている。
次に、本実施形態の特徴的な効果を記載する。
(1)第1ピボットレバー23には、駆動源側リンクロッド15と同期リンクロッド16とがともに連結される1つのボールピン32が備えられることで、ワイパ装置10の構成部品数の削減することができる。また、ピボットレバー23の小型化に寄与することができる。
(2)ボールピン32には大径接続部32cと小径接続部32dとが備えられており、大径接続部32c側に駆動源側リンクロッド15が連結され、小径接続部32d側に同期リンクロッド16が連結される。駆動源側リンクロッド15の先端側と基端側の方向性をなくして誤組み付けを防止するには、第1ピボットレバー23のボールピン32の大径接続部32cと、モータ14側のクランクアーム14gのボールピン31とが同形状に構成される。また、同期リンクロッド16の先端側と基端側の方向性をなくして誤組み付けを防止するには、第1ピボットレバー23のボールピン32の小径接続部32dと、第2ピボットレバー24のボールピン33とが同形状に構成される。クランクアーム14gの作動量はピボットレバー23,24の作動量よりも十分大きいことから、ボールピン32の大径接続部32c側を用いる連結を駆動源側リンクロッド15とすることで、駆動源側リンクロッド15とボールピン31,32との連結部分の互いの接触面積が大きく単位面積当りの面圧が低減され、特に作動量の大きいクランクアーム14gのボールピン31と駆動源側リンクロッド15のボール受け部15bとの間の耐摩耗性向上に寄与することができる。一方、同期リンクロッド16の連結はボールピン32の小径接続部32d側を用いるが、作動量が小さいため、摩耗の進行は遅い。このように作動量を考慮した構成を採用することで、ワイパ装置10の耐久性を向上することができる。
(3)ボールピン32の小径接続部32dは、第1ピボットレバー23の挿通孔23aよりも小径とされるため、その小径接続部32d側から挿通孔23aに挿通させて装着部32aにてその挿通孔23aに容易に固定でき、ピボットレバー23の両側面にボールピン32の小径接続部32dと大径接続部32cと設ける構成とすることができる。
(4)ボールピン32の装着部32aにおいて、固定部32eと当接部32bとの境界部分に該固定部32eの直径よりも小さい縮径部32fが設けられる。つまり、当接部32bを形成する上でその根元部分に生じるR形状部分を縮径部32f内に収容することで、R形状部分がピボットレバー23と当接部32bとの間に介在するのを防止し、ピボットレバー23と当接部32bとを確実に当接することができる。これにより、ボールピン32の固定部分の剛性向上に寄与することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、ボールピン32のみについて鍛造で形成することとしたが、他のボールピン31,33についても同様に鍛造で形成してもよい。また、ボールピン31〜33の形成方法についてはこれに限らない。
・上記実施形態では、ボールピン32に固定部32eの直径よりも小さい縮径部32fを設ける構成としたが、固定部32eと同径、即ち縮径部32fを設けない構成としてもよい。
・上記実施形態では、ピボットレバー23の挿通孔23a及びボールピン32の装着部32aは円形としたが、四角形などの多角形、もしくは楕円形などのその他形状であってもよい。
10…ワイパ装置、14…モータ、15…駆動源側リンクロッド、16…同期リンクロッド、21…第1ピボットシャフト、22…第2ピボットシャフト、23…第1ピボットレバー、23a…挿通孔、24…第2ピボットレバー、32…ボールピン、32a…装着部、32b…当接部、32c…大径接続部、32d…小径接続部、32e…固定部、32f…縮径部。

Claims (3)

  1. モータ側と連結される駆動源側リンクロッドを、一対のピボットシャフトを作動させるピボットレバーの一方側の第1ピボットレバーに連結し、該第1ピボットレバーと第2ピボットレバーとを同期リンクロッドにて互いに連結して、前記モータ側からの駆動力が前記第1ピボットレバーを経由して前記第2ピボットレバーに伝達されるように構成されるワイパ装置であって、
    前記第1ピボットレバーには、大径接続部と小径接続部とを含んで構成されるボールピンが備えられ、該ボールピンの大径接続部に前記駆動源側リンクロッドが連結されるとともに、前記ボールピンの小径接続部に前記同期リンクロッドが連結されて構成されたことを特徴とするワイパ装置。
  2. 請求項1に記載のワイパ装置において、
    前記ボールピンは、前記小径接続部が前記第1ピボットレバーに設けた挿通孔よりも小径に形成され、前記小径接続部と前記大径接続部との間に設けた装着部にて前記挿通孔に対して固定されたことを特徴とするワイパ装置。
  3. 請求項2に記載のワイパ装置において、
    前記ボールピンは、前記装着部と隣接して前記第1ピボットレバーの挿通孔より大径とされて挿通方向において前記ピボットレバーと当接する当接部を備え、
    前記装着部は、前記挿通方向の直交方向にて前記挿通孔に当接保持される固定部と、該固定部と前記当接部との境界部分において該固定部の直径よりも小さい縮径部を有することを特徴とするワイパ装置。
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