JP7069981B2 - 化粧材 - Google Patents
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Description
また、各図には、X-Y-Zの互いに直交する座標系を記載した。この座標系においては、化粧材1を図1の配置で見たときの一方の方向をX方向とし、このX方向と直交する他方の方向をY方向とする。また、化粧材1において、X-Y平面と直交する厚さ方向(当該化粧材表面の法線方向)をZ方向とする。
なお、本明細書中に記載する数値、形状、材料等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用してもよい。
図1は、第1実施形態における化粧材1の一部を示す斜視図である。
図1に示すように、第1実施形態の化粧材1は、基材10、ベタ印刷層20、絵柄層30が、この順に積層されている。なお、「この順に積層」とは、直接的に積層することに限らず、間接的な積層をも含むことを意味する。本実施形態では、例えば、ベタ印刷層20と絵柄層30との間に、他の層があっても許容することを意味する(後述する他の実施形態も同様)。
基材10として、特にプラスチックフィルム乃至シートを用いる場合、基材10の上に設けられる層との密着性を高めるために、必要に応じて、片面又は両面に酸化法、凹凸化法等の物理的又は化学的な表面処理を施してもよい。
これらの表面処理は、基材10の種類に応じて適宜に選択されるが、一般的にはコロナ放電処理法が好ましく用いられる。また、基材10は、プライマー層を形成するための他の処理を施してもよいし、色彩を整えるための塗装、デザイン的な観点での模様等があらかじめ形成されていてもよい。
仕切り部31は、導管内部の木質繊維を模した略線状の凸部である。仕切り部31は、平面視において、絵柄層30の領域内に設けられ、絵柄層30(導管柄)の長手方向と交差する方向に延在する。絵柄層30に仕切り部31を設けることにより、絵柄層30に繊維の質感を付与すると共に、低艶感、触感を付与することができる。
仕切り部31及び外枠部33は、後述する空間部32から露出するベタ印刷層20に対して、色相、明度又は彩度のパラメータ、或いは触感のうち、いずれか1つ以上が相違するようにしてもよい。
また、絵柄層30をより立体的にするため、絵柄層30を盛り上げ印刷により形成してもよい。絵柄層30を盛り上げ印刷で形成することにより、絵柄層30の触感をより向上させることができる。
前述した従来の化粧材では、エンボス版に形成されたパターンと、透明シート基材に形成された木目模様との正確な位置合わせが難しいため、木目の再現性が低く、生産性も悪いという課題があった。しかし、第1実施形態の化粧材1は、木目柄を有するベタ印刷層20と導管柄を有する絵柄層30とがそれぞれ印刷により形成されるため、ベタ印刷層20と絵柄層30との位置合わせを正確に且つ容易に行うことができる。また、エンボス版による加工では、薄い紙、板紙等への適用が難しく、使用できる材料が制限される。しかし、第1実施形態の化粧材1では、フィルム乃至シートに限らず、薄い紙、板紙等にも適用できる。したがって、第1実施形態の化粧材1は、木目の再現性が高く、生産性にも優れている。
図2は、第2実施形態における化粧材1Aの一部を示す斜視図である。
第2実施形態の化粧材1Aは、絵柄層の構成が第1実施形態と相違する。第2実施形態の化粧材1Aにおいて、その他の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、第2実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
第2実施形態の絵柄層130は、仕切り模様部131と、空間模様部132と、外枠模様部133と、を有する。
仕切り模様部131は、導管内部の木質繊維を模した略線状の模様である。仕切り模様部131は、平面視において、絵柄層130の領域内に設けられ、絵柄層130(導管柄)の長手方向と交差する方向に延在する。絵柄層130に仕切り模様部131を設けることにより、絵柄層130に繊維の質感を付与することができる。
外枠模様部133は、仕切り模様部131及び空間模様部132を除いた、絵柄層130の輪郭形状の模様である。仕切り模様部131、空間模様部132及び外枠模様部133は、一つの絵柄層130として、印刷により形成されている。
なお、第2実施形態の化粧材1Aにおいて、絵柄層130の上に、絵柄層130とほぼ同一形状の透明なマット(低艶)層を形成してもよい。また、絵柄層130上に形成したマット層を、第1実施形態の仕切り部31及び空間部32(図1参照)と同じ形状としてもよい。
図3は、第3実施形態における化粧材1Bの一部を示す斜視図である。
第3実施形態の化粧材1Bは、絵柄層230の構成及び装飾層40を備える点が第1実施形態と相違する。第3実施形態の化粧材1Bにおいて、その他の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、第3実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
なお、第3実施形態の化粧材1Bにおいて、装飾層40の上に、平面視において絵柄層230とほぼ同一形状となる透明なマット(低艶)層を形成してもよい。
図4は、第4実施形態における化粧材1Cの一部を示す斜視図である。
第4実施形態の化粧材1Cは、絵柄層230の構成及び装飾層140を備える点が第1実施形態と相違する。第4実施形態の化粧材1Cにおいて、その他の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、第4実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
なお、第4実施形態の化粧材1Cにおいて、仕切り部141は、装飾層140の全体が低艶又は低艶と同等に視認される光学特性であれば、どのパラメータを選択、組み合わせてもよい。
第1実施形態において、ベタ印刷層20の木目柄に、木目の導管部分を模した導管柄と、仕切り部31に相当する絵柄を加えてもよい。この場合、平面視において、ベタ印刷層20の導管柄の上に、導管柄と同じ形状を有する表面保護層を形成してもよい。
上記形態において、ベタ印刷層20の前記導管柄と対応する位置に、仕切り部31に相当する凹凸を有する表面保護層を形成してもよい。
第1~第4実施形態では、仕切り部を模様、凹部及び凸部のいずれかで構成した例について説明したが、これに限定されない。仕切り部は、模様、凹部及び凸部のうち、2つ以上を組み合わせた構成としてもよい。
Claims (1)
- 基材と、
前記基材に積層され、木目の導管を模した導管柄を含む絵柄層と、
当該化粧材を当該化粧材表面の法線方向から見た平面視において、前記導管柄の領域内に設けられ、前記導管柄の長手方向と交差する方向に延在する仕切り部と、を備え、
前記絵柄層及び前記仕切り部は、印刷層であり、
前記仕切り部は、前記絵柄層の上に積層され、当該化粧材を当該化粧材表面の法線方向から見た平面視において、前記導管柄に対応する位置に設けられた線状の樹脂層であり、前記導管柄とは色相、明度又は彩度、或いは触感のいずれか1つ以上が相違している化粧材。
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