JP7069981B2 - 化粧材 - Google Patents

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Description

本発明は、化粧材に関する。
従来、建築物の壁材、間仕切り、家具等の表面化粧に使用される建材として、例えば、天然の木材と同じ木目調の図柄が印刷された化粧材が用いられている。この種の化粧材には、平面的な意匠性だけでなく、立体的な意匠性も求められている。立体的な意匠性を備えた化粧材として、導管溝パターンの凹部とこの凹部内に万線パターンとが形成されたエンボス版を用いて、導管溝を含む木目模様の絵柄が印刷された樹脂シート基材に前記パターンに対応する凹凸形状を賦型した化粧材が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11-165497号公報
上述した従来の化粧材では、樹脂シート基材にエンボス加工時の熱と応力による寸法伸縮等が生じるため、エンボス版に形成された前記パターンと、樹脂シート基材に形成された木目模様の絵柄との正確な位置合わせ(見当合わせ)が難しくなる。そのため、木目の再現性が低く、生産性も悪いという課題があった。
本発明の目的は、木目の再現性が高く、生産性にも優れた化粧材を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜に改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
第1の発明は、基材(10)と、前記基材に積層され、木目の導管を模した導管柄を含む絵柄層(30)と、当該化粧材を当該化粧材表面の法線方向から見た平面視において、前記導管柄の領域内に設けられ、前記導管柄の長手方向と交差する方向に延在する仕切り部(31)と、を備え、前記絵柄層及び前記仕切り部は、印刷層である化粧材(1)に関する。
第2の発明は、第1の発明の化粧材であって、前記仕切り部は、前記導管柄の一部として設けられた模様、凹部、凸部のいずれか、又は、模様、凹部及び凸部のうち2つ以上の組合せのいずれかである化粧材(1,1A)に関する。
第3の発明は、第2の発明の化粧材であって、前記絵柄層は、フィラーを含有した樹脂による印刷層である化粧材(1)に関する。
第4の発明は、第1の発明の化粧材であって、前記絵柄層の前記導管柄と対応する位置に、前記導管柄の長手方向に沿って複数に分けて設けられた樹脂層(42)を備え、前記仕切り部(41)は、隣り合う前記樹脂層間に形成された隙間である化粧材(1B)に関する。
第5の発明は、第1の発明の化粧材であって、前記仕切り部(141)は、前記絵柄層(230)の上に積層され、当該化粧材を当該化粧材表面の法線方向から見た平面視において、前記導管柄に対応する位置に設けられた線状の樹脂層であり、前記導管柄とは色相、明度又は彩度のいずれか1つ以上が相違している化粧材(1C)に関する。
本発明によれば、絵柄層とエンボス加工で形成する凹凸形状との位置合わせが不要のため、木目の再現性が高く、生産性にも優れた化粧材を提供できる。
第1実施形態における化粧材1の一部を示す斜視図である。 第2実施形態における化粧材1Aの一部を示す斜視図である。 第3実施形態における化粧材1Bの一部を示す斜視図である。 第4実施形態における化粧材1Cの一部を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る化粧材の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、本発明に係る化粧材の構成を模式的に示した図である。そのため、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜に誇張している。
また、各図には、X-Y-Zの互いに直交する座標系を記載した。この座標系においては、化粧材1を図1の配置で見たときの一方の方向をX方向とし、このX方向と直交する他方の方向をY方向とする。また、化粧材1において、X-Y平面と直交する厚さ方向(当該化粧材表面の法線方向)をZ方向とする。
なお、本明細書中に記載する数値、形状、材料等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜に選択して使用してもよい。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態における化粧材1の一部を示す斜視図である。
図1に示すように、第1実施形態の化粧材1は、基材10、ベタ印刷層20、絵柄層30が、この順に積層されている。なお、「この順に積層」とは、直接的に積層することに限らず、間接的な積層をも含むことを意味する。本実施形態では、例えば、ベタ印刷層20と絵柄層30との間に、他の層があっても許容することを意味する(後述する他の実施形態も同様)。
基材10は、化粧材1のベースとなる部材である。基材10としては、例えば、各種の紙材、プラスチックフィルム乃至シート等を、用途に応じて適宜に選択できる。これらの材料は、それぞれ単独で使用してもよいが、紙同士の複合体、紙とプラスチックフィルム乃至シートとの複合体等、任意の組合せによる積層体でもよい。
基材10として、特にプラスチックフィルム乃至シートを用いる場合、基材10の上に設けられる層との密着性を高めるために、必要に応じて、片面又は両面に酸化法、凹凸化法等の物理的又は化学的な表面処理を施してもよい。
上記酸化法としては、例えば、コロナ放電処理法、クロム酸化処理法、火炎処理法、熱風処理法、オゾン及び紫外線処理法等が挙げられる。上記凹凸化法としては、例えば、サンドブラスト法、溶剤処理法等が挙げられる。
これらの表面処理は、基材10の種類に応じて適宜に選択されるが、一般的にはコロナ放電処理法が好ましく用いられる。また、基材10は、プライマー層を形成するための他の処理を施してもよいし、色彩を整えるための塗装、デザイン的な観点での模様等があらかじめ形成されていてもよい。
基材10として用いられる紙材としては、例えば、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙等が挙げられる。これらの紙材には、更にアクリル樹脂、スチレンブタジエンゴム、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等を添加(抄造後に樹脂含浸又は抄造時に内填)させてもよい。例えば、紙間強化紙、樹脂含浸紙等である。
これらのほか、リンター紙、板紙、石膏ボード用原紙、紙の表面に塩化ビニル樹脂層を設けたビニル壁紙原反等、建材分野で使われることの多い各種紙が挙げられる。更には、事務分野、通常の印刷、包装等に用いられるコート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、和紙等を用いることもできる。また、これらの紙とは区別されるが、紙に似た外観と性状を持つ各種繊維の織布、不織布も基材10として使用できる。各種繊維としては、ガラス繊維、石綿繊維、チタン酸カリウム繊維、アルミナ繊維、シリカ繊維、炭素繊維等の無機質繊維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ビニロン繊維等の合成樹脂繊維が挙げられる。
基材10として用いられるプラスチックフィルム乃至シートとしては、各種の合成樹脂からなるものが挙げられる。合成樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリメチルペンテン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン-ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート-イソフタレート共重合樹脂、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリメタクリル酸エチル樹脂、ポリアクリル酸ブチル樹脂、ナイロン6又はナイロン66等に代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、セロファン、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。
基材10の厚さについては、特に制限されない。基材10として、プラスチックを素材とするフィルム乃至シートを用いる場合、厚さは、例えば、20~150μm程度、好ましくは30~100μmの範囲である。また、基材10として、紙材を用いる場合には、坪量として、例えば、20~150g/m程度、好ましくは30~100g/m程度である。
ベタ印刷層20は、基材10の一方の面(図1では、Z方向の上側の面)に形成される層である。ベタ印刷層20は、絵柄層30よりも高光沢(高艷)の層である。ベタ印刷層20は、基材10の表面に特定の模様を与えるために形成される。図示していないが、本実施形態のベタ印刷層20は、木目を模した絵柄(以下、「木目柄」ともいう)が基材10上の全面に形成されている。ベタ印刷層20は、例えば、基材10の上に直接、印刷することにより形成できる。ベタ印刷層20の厚さは、例えば、0.1~20μm程度である。
ベタ印刷層20に用いられるインキとしては、バインダーに顔料、染料等の着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤等を適宜に混合したものが挙げられる。バインダーとしては、特に制限されないが、例えば、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル系共重合体樹脂、塩化ビニル-酢酸ビニル-アクリル系共重合体樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ブチラール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、酢酸セルロース系樹脂等の中から、1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
着色剤としては、例えば、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、カドミウム赤、群青、コバルトブルー等の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等が用いられる。
絵柄層30は、化粧材1に、より自然な木目の装飾性を与える層であり、ベタ印刷層20の上に形成される。絵柄層30は、階調を表現可能なグラビア印刷により形成されることが望ましい。本実施形態において、絵柄層30は、木目の導管部分を模した導管絵柄(以下、「導管柄」)を有する。化粧材1を厚さ方向(Z方向)から見た平面視において、絵柄層30の導管柄は、ベタ印刷層20に形成された木目柄(不図示)と対応する位置に形成されている。図1では、ベタ印刷層20に形成された木目柄を具体的に示していないが、上述した「木目柄と対応する位置」とは、平面視において、木目柄のほぼ真上の位置、木目柄の輪郭に沿った位置、これらの間に相当する位置等をいう。
絵柄層30は、仕切り部31と、空間部32と、外枠部33と、を有する。
仕切り部31は、導管内部の木質繊維を模した略線状の凸部である。仕切り部31は、平面視において、絵柄層30の領域内に設けられ、絵柄層30(導管柄)の長手方向と交差する方向に延在する。絵柄層30に仕切り部31を設けることにより、絵柄層30に繊維の質感を付与すると共に、低艶感、触感を付与することができる。
なお、仕切り部31は、図1に示すような直線状に限らず、例えば、円弧状、V字形状等であってもよい。また、仕切り部31は、延在する方向の端部が外枠部33と接続していなくてもよいし、部分的に欠落していてもよい(他の実施形態の仕切り部も同様)。
仕切り部31及び外枠部33は、後述する空間部32から露出するベタ印刷層20に対して、色相、明度又は彩度のパラメータ、或いは触感のうち、いずれか1つ以上が相違するようにしてもよい。
空間部32は、絵柄層30を部分的に切り抜いた凹部である。外枠部33は、仕切り部31及び空間部32を除いた、絵柄層30の輪郭部分である。空間部32では、下層にあるベタ印刷層20の模様(例えば、木目柄)が露出している。平面視において、空間部32の面積は、仕切り部31の面積よりも広い。そのため、観察者において、絵柄層30は、仕切り部31と空間部32との面積差によって、全体として低艶のように認識される。また、絵柄層30は、仕切り部31と空間部32との段差により、観察者が手で触れたときに良好な触感が付与される。
なお、図1では、絵柄層30として印刷される導管柄の形状を模式的に示しており、実際の導管柄とは異なる(後述する他の実施形態も同様)。実際の導管柄は、大きさ、位置、形状等がランダムに形成される。また、仕切り部31の形状、幅、位置等は、図1の例に限定されない。仕切り部31は、絵柄層30の長手方向と交差する方向に延在していればよく、必ずしも両端が連通していなくてもよい。仕切り部31は、すべての絵柄層30に形成されていてもよいし、仕切り部31が形成されていない絵柄層30があってもよい。例えば、図1において、手前側に示す絵柄層30には仕切り部31が形成されているが、奥側に示す絵柄層30には仕切り部31が形成されていない。なお、仕切り部31の線幅としては、例えば、10~300μmの範囲が挙げられる。また、仕切り部31のピッチとしては、例えば、50~500μmの範囲が挙げられる。
絵柄層30に用いるインキとしては、前述したベタ印刷層20に用いるインキと同様のインキを用いることができる。ベタ印刷層20は、絵柄層30よりも高光沢(高艶)の層として形成される。
また、絵柄層30をより立体的にするため、絵柄層30を盛り上げ印刷により形成してもよい。絵柄層30を盛り上げ印刷で形成することにより、絵柄層30の触感をより向上させることができる。
盛り上げ印刷には、バインダーとなる樹脂にフィラーを混入させたインキが用いられる。その場合の樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂組成物、電離放射線硬化性樹脂組成物等が挙げられる。これらのうち、特に、ベヒクル成分として、アクリル系、ポリエステル系、アクリルウレタン系、ウレタン系の樹脂で水酸基、カルボキシル基、アミノ基等の官能基を有する樹脂に、硬化剤としてポリイソシアネートを添加した2液硬化型樹脂は、表面性能の維持及び製造コストの点から望ましい。
また、フィラーとしては、例えば、アクリルビーズ等の有機粒子、水酸化アルミニウム、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、各種セラミックス等の無機粒子が挙げられる。フィラーの平均粒径は、例えば、10~30μm程度である。絵柄層30を形成する樹脂にフィラーを含有させることにより、絵柄層30の表面に、より自然な触感を付与できる。特に、フィラーの粒径、形状を適宜に選択することにより、絵柄層30の艶を変更できる。
絵柄層30は、グラビア印刷に限らず、例えば、シルク印刷、オフセット印刷等により形成してもよい。また、絵柄層30は、印刷に限らず、例えば、転写等により形成してもよい。更に、絵柄層30の上に、表面保護層(不図示)を形成してもよい。表面保護層は、化粧材1の表面を保護するための透明なグロス(高艶)層である。
以上のように構成された第1実施形態の化粧材1によれば、例えば、以下のような効果を奏する。
前述した従来の化粧材では、エンボス版に形成されたパターンと、透明シート基材に形成された木目模様との正確な位置合わせが難しいため、木目の再現性が低く、生産性も悪いという課題があった。しかし、第1実施形態の化粧材1は、木目柄を有するベタ印刷層20と導管柄を有する絵柄層30とがそれぞれ印刷により形成されるため、ベタ印刷層20と絵柄層30との位置合わせを正確に且つ容易に行うことができる。また、エンボス版による加工では、薄い紙、板紙等への適用が難しく、使用できる材料が制限される。しかし、第1実施形態の化粧材1では、フィルム乃至シートに限らず、薄い紙、板紙等にも適用できる。したがって、第1実施形態の化粧材1は、木目の再現性が高く、生産性にも優れている。
また、第1実施形態の化粧材1は、絵柄層30に仕切り部31を備えるため、絵柄層30(導管柄)において、より自然な繊維の質感を有する。また、絵柄層30において、仕切り部31よりも面積の広い空間部32は、仕切り部31よりも低艶に形成されている。そのため、第1実施形態の化粧材1は、絵柄層30において、より自然な導管柄の艶感を得ることができる。更に、第1実施形態の化粧材1は、観察者が絵柄層30に沿って手を触れたときに、仕切り部31と空間部32とのインキ膜厚差による段差により、その部分が凹部であるような触感が得られる。したがって、第1実施形態の化粧材1は、より立体的な意匠性を備えている。
(第2実施形態)
図2は、第2実施形態における化粧材1Aの一部を示す斜視図である。
第2実施形態の化粧材1Aは、絵柄層の構成が第1実施形態と相違する。第2実施形態の化粧材1Aにおいて、その他の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、第2実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図2に示すように、第2実施形態の化粧材1Aは、基材10、ベタ印刷層20、絵柄層130が、この順に積層されている。
第2実施形態の絵柄層130は、仕切り模様部131と、空間模様部132と、外枠模様部133と、を有する。
仕切り模様部131は、導管内部の木質繊維を模した略線状の模様である。仕切り模様部131は、平面視において、絵柄層130の領域内に設けられ、絵柄層130(導管柄)の長手方向と交差する方向に延在する。絵柄層130に仕切り模様部131を設けることにより、絵柄層130に繊維の質感を付与することができる。
空間模様部132は、導管柄を部分的に切り抜いた形状の模様である。すなわち、空間模様部132には、下層にあるベタ印刷層20の模様(例えば、木目柄)と同じ模様が形成されている。そのため、観察者において、空間模様部132は、下層にあるベタ印刷層20の模様が露出しているように認識される。また、空間模様部132は、ベタ印刷層20と同じく、仕切り模様部131及び外枠模様部133よりも低艶に形成されている。
外枠模様部133は、仕切り模様部131及び空間模様部132を除いた、絵柄層130の輪郭形状の模様である。仕切り模様部131、空間模様部132及び外枠模様部133は、一つの絵柄層130として、印刷により形成されている。
空間模様部132は、仕切り模様部131及び外枠模様部133に対して、色相、明度又は彩度のパラメータのうち、いずれか1つ以上が相違するように形成されている。本実施形態において、空間模様部132は、仕切り模様部131及び外枠模様部133に比べて、彩度が低くなるように形成されている(ベタ印刷層20と同じ彩度)。また、絵柄層130において、空間模様部132の面積は、仕切り模様部131の面積によりも広く形成されている。そのため、観察者において、絵柄層130は、仕切り模様部131と空間模様部132及び外枠模様部133との面積差により、全体として低艶のように認識される。
本実施形態のように、空間模様部132を、仕切り模様部131及び外枠模様部133よりも低艶とした場合、空間模様部132、仕切り模様部131及び外枠模様部133は、同じ色相又は明度であってもよい。なお、空間模様部132は、絵柄層130の全体が低艶又は低艶と同等に視認される光学特性であれば、どのパラメータを選択、組み合わせてもよい。
上述した第2実施形態の化粧材1Aにおいて、木目柄を有するベタ印刷層20と導管柄を有する絵柄層130とは、それぞれ印刷により形成される。そのため、第2実施形態の化粧材1Aにおいては、ベタ印刷層20と絵柄層130との位置合わせを正確に且つ容易に行うことができる。したがって、第2実施形態の化粧材1Aは、木目の再現性が高く、生産性に優れている。
また、第2実施形態の化粧材1Aは、絵柄層130に仕切り模様部131を備えるため、より自然な繊維の質感を有すると共に、絵柄層130が全体として低艶のように認識されるため、より自然な導管柄の艶感を得ることができる。
なお、第2実施形態の化粧材1Aにおいて、絵柄層130の上に、絵柄層130とほぼ同一形状の透明なマット(低艶)層を形成してもよい。また、絵柄層130上に形成したマット層を、第1実施形態の仕切り部31及び空間部32(図1参照)と同じ形状としてもよい。
(第3実施形態)
図3は、第3実施形態における化粧材1Bの一部を示す斜視図である。
第3実施形態の化粧材1Bは、絵柄層230の構成及び装飾層40を備える点が第1実施形態と相違する。第3実施形態の化粧材1Bにおいて、その他の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、第3実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図3に示すように、第3実施形態の化粧材1Bは、基材10、ベタ印刷層20、絵柄層230、装飾層40が、この順に積層されている。なお、装飾層40は、すべての絵柄層230に積層されていてもよいし、装飾層40が積層されていない絵柄層230があってもよい。例えば、図3において、手前側に示す絵柄層230には装飾層40が形成されているが、奥側に示す絵柄層230には装飾層40が形成されていない。
第3実施形態の絵柄層230は、導管柄(木目の導管部分を模した絵柄)を有するが、仕切り部に相当する模様、凹凸等を備えていない点が上述の実施形態と相違する。絵柄層230は、ベタ印刷層20上において、ベタ印刷層20に形成された木目柄(不図示)と対応する位置に形成されている。
装飾層40は、仕切り部41(後述)を備えた層であり、絵柄層230上に積層されている。本実施形態の装飾層40は、絵柄層230よりも低艶に形成されている。装飾層40は、図3に示すように、化粧材1Bを厚さ方向(Z方向)から見た平面視において、仕切り部41と、樹脂層42と、を備える。装飾層40において、隣り合う樹脂層42の間が仕切り部41となる。本実施形態の仕切り部41は、下層の絵柄層230に形成された導管柄(不図示)に対応する位置に設けられた隙間(凹部)である。仕切り部41は、絵柄層230に形成された導管柄の長手方向と交差する方向に延在している。
仕切り部41の領域には、下層の絵柄層230に形成された導管柄が露出しているが、その面積は、樹脂層42よりも小さい。そのため、観察者において、装飾層40は、仕切り部41と樹脂層42との面積差により、全体として低艶のように認識される。また、装飾層40は、仕切り部41と樹脂層42との段差により、観察者が手で触れたときに、その部分が凹部であるような良好な触感が付与される。
上述した第3実施形態の化粧材1Bにおいて、木目柄を有するベタ印刷層20、導管柄を有する絵柄層230及び装飾層40は、それぞれ印刷により形成される。そのため、第3実施形態の化粧材1Bにおいては、これら各層の位置合わせを正確に且つ容易に行うことができる。したがって、第3実施形態の化粧材1Bは、木目の再現性が高く、生産性に優れている。
また、第3実施形態の化粧材1Bは、装飾層40に仕切り部41を備えるため、より自然な繊維の質感を有すると共に、装飾層40が全体として低艶のように認識されるため、より自然な導管柄の艶感を得ることができる。更に、第3実施形態の化粧材1Bは、仕切り部41と樹脂層42との段差により、その部分が凹部であるような触感が得られるため、より立体的な意匠性を備えている。
なお、第3実施形態の化粧材1Bにおいて、装飾層40の上に、平面視において絵柄層230とほぼ同一形状となる透明なマット(低艶)層を形成してもよい。
(第4実施形態)
図4は、第4実施形態における化粧材1Cの一部を示す斜視図である。
第4実施形態の化粧材1Cは、絵柄層230の構成及び装飾層140を備える点が第1実施形態と相違する。第4実施形態の化粧材1Cにおいて、その他の構成は、第1実施形態と同じである。そのため、第4実施形態の説明及び図面において、第1実施形態と同等の部材等には、第1実施形態と同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図4に示すように、第4実施形態の化粧材1Cは、基材10、ベタ印刷層20、絵柄層230、装飾層140が、この順に積層されている。なお、装飾層140は、すべての絵柄層230に積層されていてもよいし、装飾層140が積層されていない絵柄層230があってもよい。例えば、図3において、手前側に示す絵柄層230には装飾層140が形成されているが、奥側に示す絵柄層230には装飾層140が形成されていない。
第4実施形態の絵柄層230は、第3実施形態と同じである。すなわち、絵柄層230は、導管柄(木目の導管部分を模した絵柄)を有しているが、仕切り部を備えていない。また、絵柄層230は、ベタ印刷層20上において、ベタ印刷層20に形成された木目柄(不図示)と対応する位置に形成されている。本実施形態の絵柄層230は、装飾層140よりも低艶に形成されている。
装飾層140は、仕切り部141(後述)を備えた層であり、絵柄層230上に積層されている。装飾層140は、図4に示すように、化粧材1Cを厚さ方向(Z方向)から見た平面視において、仕切り部141と、空間部142と、を備える。仕切り部141は、下層の絵柄層230に形成された導管柄(不図示)に対応する位置に設けられた線状の樹脂層(凸部)である。仕切り部141は、絵柄層230に形成された導管柄の長手方向と交差する方向に延在している。空間部142は、装飾層140において、樹脂層が存在しない凹部である。
仕切り部141は、絵柄層230に形成された導管柄に対して、色相、明度又は彩度のパラメータ、或いは触感のうち、いずれか1つ以上が相違するように形成されている。本実施形態において、仕切り部141は、絵柄層230に形成された導管柄に比べて、彩度が高くなるように形成されている。空間部142には装飾層140(樹脂層)が存在していないため、絵柄層230が露出している。空間部142において、下層の絵柄層230が露出する面積は、仕切り部141の面積よりも大きい。そのため、観察者において、装飾層140は、仕切り部141と空間部142との面積差により、全体として低艶のように認識される。また、装飾層140は、仕切り部141と空間部142との段差により、観察者が手で触れたときに良好な触感が付与される。
上述した第4実施形態の化粧材1Cにおいて、木目柄を有するベタ印刷層20、導管柄を有する絵柄層230及び仕切り部141を備える装飾層140は、それぞれ印刷により形成される。そのため、第4実施形態の化粧材1Cにおいては、これら各層の位置合わせを正確に且つ容易に行うことができる。したがって、第4実施形態の化粧材1Cは、木目の再現性が高く、生産性に優れている。
また、第4実施形態の化粧材1Cは、装飾層140に仕切り部141を備えるため、より自然な繊維の質感を有すると共に、装飾層140が全体として低艶のように認識されるため、より自然な導管柄の艶感を得ることができる。更に、第4実施形態の化粧材1Cは、仕切り部141と空間部142との段差により、その部分が凹部であるような触感が得られるため、より立体的な意匠性を備えている。
なお、第4実施形態の化粧材1Cにおいて、仕切り部141は、装飾層140の全体が低艶又は低艶と同等に視認される光学特性であれば、どのパラメータを選択、組み合わせてもよい。
以上、何れの実施形態においても、本発明の化粧材は絵柄層の印刷のみにより天然木の板表面の導管溝の外観乃至外観と触感とを表現するものである。導管溝は線幅が0.1~1mm前後の寸法であるため、木目模様の導管溝の外観及び触感を再現するためには、導管柄を有する絵柄層30,130,230と、仕切り部31,41,131(仕切り模様部),141との位置ズレが無いように位置同調(見当合わせ)をする必要が有るが、グラビア印刷等の通常の印刷法の場合、0.1mmの精度での位置同調は可能である。従って、本発明においては、十分良好な外観及び触感の木目導管溝を含んだ木目模樣を再現可能である。
一方、特許文献1に記載された化粧材の場合では、プラスチックフィルムの基材上に印刷された導管溝の絵柄と位置同調させて導管溝の凹凸形状をエンボス加工(型押し)する必要が有る。しかるに、プラスチックフィルムがエンボス加工時の加熱及び加圧により伸縮するため、管柄を有する絵柄層30,130,230と仕切り部31,41,131(仕切り模様部),141との位置同調精度は印刷法のみの場合に比べ低下し、通常のエンボス加工機の場合、3mm程度にとどまる。従って、特許文献1に記載された化粧材においては、十分良好な外観及び触感感の木目導管溝を含んだ木目模樣の再現は困難である。これに対して、本発明の各実施形態に記載した化粧材は、特許文献1に記載された化粧材に比べて、質感、艶感及び触感に優れている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内に含まれる。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、実施形態に記載したものに限定されない。なお、上述の実施形態及び後述する変形形態は、適宜に組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
第1実施形態において、ベタ印刷層20の木目柄に、木目の導管部分を模した導管柄と、仕切り部31に相当する絵柄を加えてもよい。この場合、平面視において、ベタ印刷層20の導管柄の上に、導管柄と同じ形状を有する表面保護層を形成してもよい。
上記形態において、ベタ印刷層20の前記導管柄と対応する位置に、仕切り部31に相当する凹凸を有する表面保護層を形成してもよい。
第1~第4実施形態では、仕切り部を模様、凹部及び凸部のいずれかで構成した例について説明したが、これに限定されない。仕切り部は、模様、凹部及び凸部のうち、2つ以上を組み合わせた構成としてもよい。
本発明に係る化粧材は、建築物の壁材(外装材、内装材)、床材、天井材、間仕切り等の建築物の部材、扉、扉枠、窓枠等の建具の表面化粧材、鴨居、敷居、腰壁、廻縁等の造作部材、机、食器棚、箪笥等の家具、室内装飾品等のほか、自動車、鉄道車両、船舶、航空機等の乗り物の室内用又は室外(外装)用カバー材、各種家電製品、事務機器等の表面化粧材、各種標識、屋外広告等のパネル材等にも適用できる。
1,1A,1B、1C:化粧材、10:基材、20:ベタ印刷層、30,130,230:絵柄層、31,41,131,141:仕切り部、32,142:空間部、33:外枠部、40,140:装飾層、42:樹脂層、131:仕切り模様部、132:空間模様部、133:外枠模様部

Claims (1)

  1. 基材と、
    前記基材に積層され、木目の導管を模した導管柄を含む絵柄層と、
    当該化粧材を当該化粧材表面の法線方向から見た平面視において、前記導管柄の領域内に設けられ、前記導管柄の長手方向と交差する方向に延在する仕切り部と、を備え、
    前記絵柄層及び前記仕切り部は、印刷層であり、
    前記仕切り部は、前記絵柄層の上に積層され、当該化粧材を当該化粧材表面の法線方向から見た平面視において、前記導管柄に対応する位置に設けられた線状の樹脂層であり、前記導管柄とは色相、明度又は彩度、或いは触感のいずれか1つ以上が相違している化粧材。
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