JP7063117B2 - エッチング方法及びエッチング装置 - Google Patents

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Description

本開示は、エッチング方法及びエッチング装置に関する。
半導体デバイスの配線として微細な配線を形成することが求められており、この配線を構成する金属として、例えばCoを用いることが検討されている。特許文献1~3には、半導体ウエハ(以下、ウエハと記載する)などの基板の表面における金属をドライエッチングする技術について記載されている。
例えば特許文献1には、基板の表面のCo膜を、基板を200℃~400℃に加熱した状態で、酸素ガスとβ-ジケトンであるヘキサフルオロアセチルアセトン(Hfac)ガスとを、Hfacガスに対する酸素(O)ガスの流量比が1%以下となるように同時に供給することでエッチングすることが記載されている。特許文献2には、Hfacガスを用いて基板の表面のCo膜をエッチングすること及びその際にはHfacガスに酸素ガスを添加してもよいことが記載されている。また、特許文献3には基板の表面の銅などの金属汚染物を、酸化雰囲気中のβ-ジケトンと反応させることで除去することが記載されている。
特開2015-12243(段落0030~段落0035) 特開2015-19065号(段落0037、0042) 特許第2519625号(段落0035、0036)
本開示は、金属膜の単位時間あたりのエッチング量を向上させるために有利な技術を提供する。
本開示のエッチング方法は、表面が酸化された金属膜が形成された被処理体に還元ガスを供給して、当該金属膜の表面を還元する第1のガス供給工程と、
続いて、前記金属膜を酸化する酸化ガスと、β-ジケトンからなるエッチングガスとを供給して、酸化された前記金属膜をエッチングする第2のガス供給工程と、
を含み、
前記金属膜はコバルト膜であり、前記酸化ガスは一酸化窒素ガスを含み、前記還元ガスはH ガスであり、
前記第1のガス供給工程、前記第2のガス供給工程は、150℃以上且つ200℃よりも低い温度に加熱された前記被処理体に夫々、前記還元ガス、前記エッチングガスを供給する工程を含む。

本開示によれば、金属膜の単位時間あたりのエッチング量を向上させるために有利である。
本開示の一実施形態におけるエッチング装置を示す縦断側面図である。 前記エッチング装置により処理されるウエハの縦断側面図である。 エッチング装置を構成する処理容器内の圧力の推移を示すグラフ図である。 ウエハの縦断側面図である。 ウエハの縦断側面図である。 前記処理容器内の圧力の推移について、他の例を示すグラフ図である。 XPSを用いた評価試験の結果を示すグラフ図である。 XPSを用いた評価試験の結果を示すグラフ図である。 エッチング後のウエハの表面状態を示す説明図である。 エッチング後のウエハの表面の縦断側面図である。 エッチング後のウエハの表面の縦断側面図である。
被処理体であるウエハWの表面に形成されたCo膜をエッチングするためのエッチング装置1について、図1の縦断側面図を参照しながら説明する。エッチング装置1は、内部に真空雰囲気が形成される処理容器11を備えており、当該処理容器11の内部にはウエハWの載置部であるステージ12が設けられている。ステージ12に載置されるウエハWは、当該ステージ12に埋設されるヒーター13により、設定温度になるように加熱される。
図中14は処理容器11の底部に開口する排気口であり、当該排気口14には排気管15の一端が接続されている。排気管15の他端は、圧力調整機構16を介して真空排気機構である真空ポンプ17に接続されている。圧力調整機構16によって排気口14からの排気量が調整されることで、処理容器11内の圧力が調整される。
処理容器11の天井部には、配管21の下流端と、配管22の下流端とが開口している。配管21の上流端は、バルブV1、流量調整部23をこの順に介して、還元ガスである水素(H)ガスの供給源24に接続されている。配管22の上流側は分岐して、分岐管31及び分岐管32を形成する。分岐管31は、バルブV2、流量調整部25をこの順に介して、β-ジケトンであるヘキサフルオロアセチルアセトン(Hfac、1,1,1,5,5,5-ヘキサフルオロ-2,4-ペンタンジオンとも呼ばれる)ガスの供給源26に接続されている。分岐管32の上流端は、バルブV3、流量調整部27をこの順に介して、酸化ガスである一酸化窒素(NO)ガスの供給源28に接続されている。供給源24、26、28は、夫々還元ガス供給部、エッチングガス供給部、酸化ガス供給部をなす。なお、この図1に示す例のように配管から処理容器11内の処理空間にガスを供給することには限られず、例えばシャワーヘッドを用いて処理空間にシャワー状にガスを供給してもよい。
バルブV1、V2、V3の開閉により、Hガス、Hfacガス、NOガスの処理容器11内への給断が夫々切り替えられる。また、流量調整部23、25、27により、Hガス、Hfacガス、NOガスの処理容器11内へ供給される流量が夫々調整される。また、NOガス及びHfacガスについては、これらのガスに共通の配管22に供給されるため、互いに混合された状態で処理容器11内に供給することができる。
さらにエッチング装置1は、制御部10を備えている。この制御部10は例えばコンピュータからなり、プログラム、メモリ、CPUを備えている。プログラムについては、後述の作用説明における一連の動作が実施されるようにステップ群が組み込まれており、当該プログラムによって制御部10からエッチング装置1の各部に制御信号が出力されて、当該各部の動作が制御される。具体的に、ウエハWの温度の調整、各バルブVの開閉、各ガスの流量の調整、処理容器11内の圧力の調整などの動作が制御される。このプログラムは、コンピュータ記憶媒体、例えばコンパクトディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、メモリーカード、DVD等に収納されて、制御部10にインストールされる。
上記のエッチング装置1における処理の概要を説明する。図2は、エッチング装置1に搬送されるウエハWの縦断側面図である。基板であるウエハWの表面には既述のように、半導体装置の配線をなす金属膜であるCo膜41が形成されている。このCo膜41の表面は自然酸化されることで、Coと、Coの酸化物であるCoO及びCo(OH)と、を比較的多く含んでおり、このCo膜41の表面について自然酸化膜42として示している。Co膜41の形成から時間が経過するに従って、自然酸化膜42におけるCoに対するCoO及びCo(OH)の比率が増える。
一方、このエッチング装置1においては、Hfacガス及びNOガスをCo膜41に供給することで、当該Co膜41をエッチングするが、Coのエッチングは、下記の3つの段階を経て進行すると考えられる。先ず第1段階として、NOがCoの最外殻電子と反応し、Coの酸化が起きる。具体的に、下記の式1の反応が進行して、CoOが生成する。そして第2段階として、CoOへのNOの吸着と、この吸着に続くCoへのHfacの配位による錯体(Co(hfac))の形成とが起こる。続いて第3段階として、比較的高い蒸気圧を有する上記のCo(hfac)が昇華し、Coがエッチングされる。下記の式2は、上記の第2段階及び第3段階の反応を示したものである。なお、式2中のCoO-NOはCoOに吸着されたNOを表している。このように3つの段階を経るが、Coのエッチング速度は、第1段階のCoOの形成及び第2段階の錯体の形成のバランスによって決まるとされている。
Co+2NO→CoO+NO・・・式1
CoO+NO→CoO-NO+2H(hfac)→Co(hfac)+HO+NO・・・式2
本発明者は、上記の自然酸化膜42に対して還元(改質)処理を行った後に、上記のHfacガス及びNOガスの供給によるCo膜41のエッチングを行うことで、Co膜41についての単位時間あたりのエッチング量(エッチングレート)を、大きくすることができることを確認した。これはCoO、Co(OH)が還元処理によりCoになり、その後、NOの酸化作用により、式1で説明したようにCoOが改めて生成され、既述した反応が起きることによる。さらに考察すると、Co膜を形成した後に酸化処理を行うにあたり、酸化時間が比較的短い場合には、Co(より詳しくはCoOとCとの混合物である)に比べてCoOの方が多く存在するが、逆に酸化時間が比較的長い場合には、CoOに比べてCoの方が多く存在するという報告が有る。そして、詳しくは後述するようにNOは、CoよりもCoOに吸着しやすいと考えられる。つまり、還元処理後にNOによる酸化処理が行われることでCoに変化していない、いわば新鮮なCoOが多く生成され、そのCoOに対して上記のNOが吸着することで、Coのエッチング速度に影響を与える上記の式2の反応が進行しやすくなる。その結果として、エッチングレートが大きくなることが考えられる。
(第1の処理)
続いてエッチング装置1を用いて行う第1の処理について、処理容器11内における状態を示す図3を参照しながら説明する。図3のグラフの横軸は、エッチング装置1において処理を開始してからの経過時間を示し、縦軸は処理容器11内の圧力を示している。そして圧力の推移を示すグラフの線とグラフの横軸との間の領域において、Hガスが供給される時間帯にはハッチングを、NOガス及びHfacガスが供給される時間帯にはドットを、夫々付して示している。
先ず、図2で説明したウエハWがステージ12に載置され、ヒーター13により加熱されて昇温する。その一方で処理容器11内が排気されて、当該処理容器11内に所定の圧力の真空雰囲気が形成される。そして、バルブV1が開かれてHガスが例えば200~300sccmで処理容器11内に供給され(グラフ中、時刻t1)、処理容器11内の圧力が上昇する。
ウエハWの温度が例えば200~250℃である設定温度に達すると、このウエハWの温度はその設定温度に保たれる。その一方で、処理容器11内の圧力が、例えば1.33×10Pa(10Torr)~1.33×10Pa(100Torr)である設定圧力に達すると(時刻t2)、当該設定圧力に保たれる。そのような環境下でウエハWはHガスに暴露され、自然酸化膜42中のCoO及びCo(OH)が還元されてCoとなる。従って、図2に示した自然酸化膜42は、図4に示すようにCo膜41に変化する。
時刻t2から所定の時間が経過すると、バルブV1が閉じられると共にバルブV2、V3が開かれ、処理容器11内にHfacガス及びNOガスがウエハWに供給される(時刻t3)。この時刻t3以降において、例えばウエハWの温度は引き続き200~250℃に保たれると共に、処理容器11内の圧力は、例えば引き続き1.20×10Paに保たれる。また、処理容器11内に各々供給されるNOガスの流量、Hfacの流量については、例えばNOガスの流量/Hfacガスの流量=0.001~0.7となるように制御される。NOガスの流量の一例としては0.5~35sccmであり、Hfacガスの流量の一例としては50~500sccmである。
このように処理容器11内に供給されたNOガス及びHfacガスにCo膜41が暴露されることで、上記の式1、2で説明した反応が進行し、Co膜41の表面がエッチングされる(図5)。そして、Co膜41の表面が所望の量だけエッチングされると、バルブV2、V3が閉じられて、処理容器11内へのHfacガス及びNOガスの供給が停止し、エッチング装置1による処理が終了する(時刻t4)。
上記のエッチング装置1による処理によれば、Hガスにより自然酸化膜42を還元してCo膜41にした後に、NOガス及びHfacガスを用いてCo膜41のエッチングを行っている。このような処理を行うことで、後に評価試験として具体的に示すように、高いエッチングレートを得ることができる。そして、このようにエッチングレートが高くなることは、NOガス及びHfacガスの消費量を低減させることができるので、装置の運用コストの低下を図ることができる。さらに、後に評価試験でより具体的に示すが、このようにエッチング処理された後のCo膜41の表面の平坦性は比較的高い。従って、ウエハWから製造される半導体デバイスの性能の劣化を防ぐことができるという効果も有る。
なお、ウエットエッチングでCo膜を除去する場合は、真空雰囲気でウエハWにCo膜を形成した後、大気雰囲気に設けられる装置にウエハWを搬送してエッチング処理を行うことになる。しかし、エッチング装置1による上記の処理によればそのようなウエハWの搬送が不要となるため、ウエットエッチングを行う場合よりも処理時間の短縮化、及び処理に要するコストの低減を図ることができるという利点が有る。
上記の処理の時刻t2~t4において、ウエハWの温度は200~250℃で一定であるものとしたが、そのようにウエハWの温度を制御することには限られない。時刻t2~t3においてはHガスによる還元作用が十分に得られる温度であればよく、時刻t3~t4においてはHfacガスの分解が抑制され、エッチングが可能となる温度であればよい。その観点から時刻t2~t4において、ウエハWは例えば200℃~250℃に加熱されることが好ましい。さらに、時刻t1~時刻t3における処理容器11内へのHガスの供給流量については、上記の還元処理を行うことができればよいため、具体的には例えば50sccm~500sccmに設定することができる。また、時刻t2~t4における処理容器11内の設定圧力についても上記の圧力であることに限られず、例えば1.33×10Pa(10Torr)~1.33×10Pa(100Torr)に設定することができる。
ところで、還元処理されたCo膜41については、例えば大気に曝されて再度自然酸化膜42が形成されることなくエッチングされればよい。従って、一の処理容器11において上記のHガスによる還元処理を行った後、真空雰囲気が形成された搬送路を介してウエハWを他の処理容器11に搬送し、Hfacガス及びNOガスによるエッチング処理を行ってもよい。ただし、その処理容器11間の搬送に要する時間や、他の処理容器11への搬送後のウエハWの温度調整に要する時間によってスループットが低下することを防ぐために、上記のエッチング装置1における処理のように、還元処理及びエッチング処理を同じ処理容器11内で行うことが好ましい。
また、上記のエッチング装置1においてはHfacガス及びNOガスが互いに混合された状態で処理容器11内に供給されるが、そのように混合された状態で供給されることに限られない。つまり、Hfacガス及びNOガスについて、各々個別に形成された流路を流通して、処理容器11内に形成される処理空間に供給され、当該処理空間で互いに混合されてウエハWに供給される構成であってもよい。また、上記のエッチング装置1では、Hガスと、混合ガス(Hfacガス及びNOガス)とが互いに異なる流路を介して処理容器11内に供給されるが、そのように異なる流路を介して供給されることにも限られない。つまり、混合ガスとHガスとがこれらのガスに共通の流路に供給され、この共通の流路からウエハWの表面に供給される構成であってもよい。
ところで、上記のようにエッチング装置1による処理が行われるにあたり、Hガスによる還元後のCo膜41の表面とNOガスとの反応について詳しく説明する。式1で説明したように、還元されたCo膜41の表面は、供給されたNOの酸化作用によってCoOとなる。このCoOを形成する、酸化数が2価のCo原子の内殻軌道である3d軌道には不対電子が存在している。また、NOも不対電子を有していることにより、これらCoOとNOとの反応性は比較的高い。そして、これらCoOとNOとが反応することでCoの電子は混成軌道を形成し、Co(hfac)を形成しやすい状態となる。なお、上記したようにCo膜41が酸化雰囲気に長く曝されることにより比較的多く生成することになるCoについては上記の不対電子を持たないため、NOとの反応性が低いと考えられる。
従って、Hガスによる還元後にウエハWに供給する酸化ガスとしてはNOガスには限られないが、生成したCoOとの反応性を高くするために上記の不対電子を持つものを好ましく用いることができる。具体的には、例えばCO(一酸化炭素)を用いることが好ましい。ただし、不対電子を持たないO(酸素)ガス、O(オゾン)ガス、NO(亜酸化窒素)ガスなどを酸化ガスとして用いてもよい。
(第2の処理)
続いて、エッチング装置1を用いた第2の処理について、図6のグラフを参照して、図3のグラフで説明した第1の処理との差異点を中心に説明する。図6のグラフについては図3のグラフと同様に、横軸に時間、縦軸に処理容器11内の圧力を夫々設定しており、グラフ中に付したハッチング、ドットにより、Hガスが供給される期間、Hfacガス及びNOガスが供給される期間を夫々示している。
先ず、時刻s1でHガスの供給が開始される。その一方でウエハWの加熱が行われて、当該ウエハWの温度が設定温度に達すると、当該設定温度に維持される。そして時刻s2で処理容器11内が設定圧力に達し、その後は当該設定圧力に維持されて、還元処理が行われる。この第2の処理におけるウエハWの設定温度は、例えば第1の処理におけるウエハWの設定温度と同じ200~250℃である。また、この第2の処理における処理容器11内の設定圧力についても、例えば第1の処理における処理容器11内の設定圧力と同じ1.33×10Pa~1.33×10Paである。
続いて、時刻s3でHガスの処理容器11内への供給が停止すると共にHfacガス及びNOガスが処理容器11内に供給されて、エッチング処理が開始される。その後、時刻s4でHfacガス及びNOガスの処理容器11内への供給が停止すると共に、Hガスの処理容器11内への供給が再開されて、エッチング処理が停止すると共に還元処理が再開される。
然る後、時刻s5でHガスの処理容器11内への供給が停止すると共に、Hfacガス及びNOガスの処理容器11内への供給が再開されて、還元処理が停止すると共にエッチング処理が再開される。続いて、時刻s6でHfacガス及びNOガスの処理容器11内への供給が停止すると共に、Hガスの処理容器11内への供給が再開されて、エッチング処理が停止すると共に還元処理が再開される。その後、時刻s7でHガスの処理容器11内への供給が停止すると共に、Hfacガス及びNOガスの処理容器11内への供給が再開されて、還元処理が停止すると共にエッチング処理が再開される。そして、時刻s8で処理容器11内へのHfacガス及びNOガスの供給が停止し、エッチング処理が終了する。
以上に述べたようにこの第2の処理では、Hガスによる還元処理と、NOガス及びHfacガスによるエッチング処理とからなるサイクルが、3回繰り返して行われる。グラフ中、還元処理が行われる時刻s2~時刻s3間、時刻s4~時刻s5間、時刻s6~時刻s7間を、期間A1、A2、A3として夫々示しており、この例では、期間A1、A2、A3の各長さは同じに設定されている。また、グラフ中、エッチング処理が行われる時刻s3~s4間、時刻s5~s6間、時刻s7~s8間を、期間B1、B2、B3として夫々示している。この例では期間B1、B2、B3の各長さは互いに同じに設定されている。
第2の処理におけるエッチング時間は、上記の期間B1~B3の長さの合計である。一方、第1の処理におけるエッチング時間は時刻t3~t4の期間である。そして、第1の処理におけるエッチング時間と第2の処理におけるエッチング時間とが同じ場合、後に評価試験で説明するように、第2の処理の方が、第1の処理よりもエッチング量が大きくなる。従って、この第2の処理によれば、所望の量のCo膜41をエッチングするにあたり、Hfac及びNOガスの使用量を、より低減させることができる。
このようにエッチング量が大きくなることを考察すると、上記のように酸化時間が長いとCoO以外にもCoが形成される。つまり、NOガスによる酸化処理中にCoが生成する可能性がある。しかし、上記のように還元処理及びエッチング処理からなるサイクルを繰り返すことで、そのように生成したCoが還元され、Coが増加する。そして、このCoから新たにCoOが生成されてNOと反応することによって、上記のようにエッチング量が増加することが考えられる。なお、この第2の処理において実施するサイクルの数は3回であることには限られず、2回であってもよいし、4回以上であってもよい。
ところで、上記の第1の処理及び第2の処理において、自然酸化膜42の還元処理を行うための還元ガスとしては、Hガスには限られず、例えばNH(アンモニア)ガスやHS(硫化水素)ガスであってもよい。これらH、NH、HSはCoをエッチングせずに還元する非エッチング性の還元ガスであり、水素原子を含む。また、エッチングガスとして用いるβ-ジケトンとしては、CoOよりも蒸気圧が低い錯体を形成できるものであればよく、例えばトリフルオロアセチルアセトン(1,1,1-トリフルオロ-2,4-ペンタンジオンとも呼ばれる)、アセチルアセトンなどのガスを、Hfacガスの代わりに用いることができる。
また、ウエハWの表面に設けられると共に、還元ガスの供給による還元処理後にβ-ジケトンガス及び酸化ガスを供給することでエッチング処理される金属膜としては、Coにより構成されることには限られない。具体的には、例えばNi(ニッケル)、Cu(銅)、Mn(マンガン)、Zr(ジルコニウム)またはHf(ハフニウム)によって構成される膜であってもよい。なお、ここで言う金属膜を構成する金属とは、添加物や不純物として金属膜に含まれる意味では無く、主成分として金属膜に含まれることを意味する。
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
(評価試験)
以下、本開示に関連して行われた評価試験について説明する。
評価試験1
評価試験1-1として図3で説明した第1の処理を行い、処理後にCo膜41のエッチングレート(エッチング量/エッチング時間)を測定した。時刻t2~t3間の還元処理が行われる時間は300秒、時刻t3~t4間のエッチング時間は200秒に各々設定された。
また、評価試験1-2として図6で説明した第2の処理を行い、処理後にCo膜41のエッチングレートを測定した。この評価試験1-2において、エッチングが行われる期間B1、B2、B3は、各々67秒に設定された。つまりエッチング時間は、評価試験1-1のエッチング時間と同じ200秒になるように設定された。また、還元処理が行われる期間A1、A2、A3は、各々300秒に設定された。
さらに比較試験1として、処理容器11内にHガスを供給せず、Hfacガス及びNOガスのみを供給することで、図3で示したように処理容器11内の圧力を推移させてエッチング処理を行った。より具体的に述べると、Hfacガス及びNOガスを供給して処理容器11内の圧力が設定圧力になるように上昇させ、設定圧力に到達した後は当該設定圧力で一定になるようにHfacガス及びNOガスを供給してエッチング処理を行った。設定圧力に到達してからHfacガス及びNOガスの供給を停止するまでのエッチング時間は600秒に設定された。
上記の評価試験1-1、評価試験1-2及び比較試験1において、ウエハWの設定温度、処理容器11内の設定圧力、処理容器11内へ供給するHfacガスの流量は、夫々200~250℃、1.33×10Pa~1.33×10Pa、50~500sccmとした。
評価試験1-1におけるエッチングレートは27.5nm/200秒=8.25nm/分、評価試験1-2におけるエッチングレートは41.1nm/200秒=12.33nm/分、比較試験1-1におけるエッチングレートは48.3nm/600秒=4.83nm/分であった。従って、評価試験1-1、1-2におけるエッチングレートは、比較試験1-1におけるエッチングレートよりも大きい。従って、この評価試験1の結果から、本開示の処理についての効果が確認された。また、評価試験1-1に比べると評価試験1-2の方が、エッチングレートが大きい。従って、Hガスの供給と、比較的短い時間におけるNOガス及びHfacガスの供給とからなるサイクルを繰り返し行うことによって、HガスによるCo膜の表面を還元(改質)する効果が、さらに促進されることが確認された。
評価試験2
評価試験2-1として、ウエハWの表面に厚さが50nmとなるようにCo膜41を形成し、その後、当該ウエハWを大気雰囲気に曝した。然る後、Co膜41についてX線光電子分光法(XPS)による分析を行った。
また、評価試験2-2として、評価試験2-1と同様にCo膜41を形成後、大気雰囲気に曝したウエハWについて、発明の実施の形態で説明したHガスによる還元処理を行った。その後、Co膜41についてXPSによる分析を行った。
図7は評価試験2-1の結果を示すスペクトルであり、図8は評価試験2-2の結果を示すスペクトルである。これらの各図のスペクトルにおいて、横軸は結合エネルギー(単位:eV)を示し、縦軸は強度を示している。各スペクトルより、Co膜41の表面にはCo、Co、CoO及びCo(OH)が存在することが確認された。各スペクトルにおいて、Coを表す波形を実線で、Coを表す波形を鎖線で、CoO及びCo(OH)を表す波形を点線で夫々示している。
評価試験2-1のスペクトルと、評価試験2-2のスペクトルとを比較すると、Coを表す波形には大きな差が見られなかった。しかしCoO及びCo(OH)を表す波形を比較すると、評価試験2-1では780eV付近に比較的大きなピークが見られるが、評価試験2-2ではこの780ev付近のピークが小さい。そして、Coを表す波形を比較すると、評価試験2-1よりも評価試験2-2の方が777eV付近のピークが大きい。
また、この評価試験2では、上記の各スペクトルの他にCo、Co及びCoOの合計量を100%としたときの、Co、Co、CoOの各割合についても取得されている。この割合について、評価試験2-1ではCoが25%、Coが15%、CoOが60%であり、評価試験2-2ではCoが49%、Coが14%、CoOが37%であった。
従って、この評価試験2から還元処理によって、Co膜41の表面におけるCoO及びCo(OH)に対するCoの割合が上昇したことが確認された。従って、発明の実施の形態で説明したように、この還元処理後にNOを供給することで、新たに多くのCoOを生成させ、Hfacガスによるエッチングを促進することができると考えられる。
評価試験3
上記の評価試験2-1のウエハWと同様に、Co膜41の形成後に大気雰囲気に曝されたウエハWについて、Co膜41の表面の画像を電子顕微鏡(SEM)により取得した。このように取得した画像を便宜上、未処理Co膜の画像とする。
また、上記の第1の処理を行ったウエハWについて、エッチング後のCo膜41の表面の画像をSEMにより取得した。このように取得した画像を便宜上、H処理Co膜の画像とする。
さらに、Hガスを供給する代わりにHfacガスを供給することで自然酸化膜42のエッチングを行ったことを除いては、第1の処理と同様の処理をウエハWに行った。つまりHfacガスを単独でウエハWに供給した後にHfacガス及びNOガスの混合ガスをウエハWに供給する、特許文献2に記載のエッチング処理と同様のエッチング処理を行った。そして、エッチング後のCo膜41の表面の画像をSEMにより取得した。このように取得した画像を便宜上、Hfac処理Co膜の画像とする。
図9は上記のように取得した各画像を示しており、図中の上段、下段は、SEMの倍率を10万倍、30万倍として夫々取得された画像である。この図9より、未処理Co膜の画像とH処理Co膜の画像とを比較すると、H処理Co膜の粒径は、未処理Co膜の粒径よりも小さく、10nmより小さい大きさであった。このように粒径の大きさが異なるのは、未処理Co膜とH処理Co膜とでは、Co膜41の表面を構成する化合物の組成が異なるためと考えられる。従って、未処理Co膜及びH処理Co膜の各画像から、Hガスを供給することでCo膜41の改質が行われることが確認された。
また、H処理Co膜とHfac処理Co膜とを比較すると、Hfac処理Co膜にはピンホールが見られるが、H処理Co膜にはそのようなピンホールは見られず、H処理Co膜の方が、表面の平坦性が高い。従って、本開示の手法によれば、エッチング処理後のCo膜41の表面における平坦性の低下を抑制することができることが確認された。
評価試験4
評価試験4-1として、図3で説明した第1の処理を行いウエハWの表面のCo膜41をエッチングし、その後、ウエハWの表面に残るCo膜41を撮像した。さらに当該Co膜41の複数の各部におけるエッチング量を測定し、その平均値及び標準偏差(σ)について算出した。この評価試験4-1では、第1の処理におけるウエハWの設定温度を、200℃より高く250℃以下とした。また、エッチング時間は200秒、エッチング中のNOガスの供給量は0.5~35sccmに夫々設定した。
また、評価試験4-2として、評価試験4-1と略同様の試験を行った。この評価試験4-2では、第1の処理におけるウエハWの設定温度を150℃~200℃、エッチング時間を700秒、NOガスの供給量を0.5~35sccmに夫々設定した。上記のウエハWの設定温度及びエッチング時間を除き、評価試験4-2のウエハWの処理条件は評価試験4-1のウエハWの処理条件と同じである。
図10、図11は評価試験4-1の撮像結果、評価試験4-2の撮像結果に夫々基づいて表したウエハWの表面の縦断側面図である。そして、評価試験4-1においてはエッチング量の平均値=25.0nm、σ=2.0nmであり、評価試験4-2においてはエッチング量の平均値=21.1nm、σ=1.2nmであった。このように平均値については評価試験4-2と評価試験4-1とで略同じであり、σについては評価試験4-2の方が小さい。このσの値と図11、図12とから明らかなように、評価試験4-1よりも評価試験4-2の方が、エッチング後のCo膜41の表面粗さが小さい。
従って、この評価試験4からはウエハWを150~200℃という比較的低い温度としても、既述したCoの還元を行うことができ、この還元後にCoをエッチングすることができることが確認された。さらに、そのようにウエハWを比較的低い温度として処理を行うことで、エッチング後のCo膜41の表面粗さを小さくすることができることが確認された。また、そのようにウエハWの温度を比較的低くして処理を行っても、ウエハWの温度以外のエッチング条件を適切に設定することによって、十分なエッチング量が得られることができることが確認された。
評価試験4-1よりも評価試験4-2の方がエッチング後のCo膜41の表面粗さが小さかったことについて、考えられる理由を以下に述べる。評価試験4-1のように、ウエハWの温度が比較的高い200℃より高く250℃以下とされた状態でHガスが供給される場合は、当該HガスのCoO、Coに対する還元能力が比較的高く、CoO、CoからCoへの還元が進行するにあたり、Co自体の凝集が起こる。この凝集によって、Coは比較的大きな塊となってエッチング時に存在することになる。その結果として、エッチング後のCo膜41の表面粗さが比較的大きくなると考えられる。それに対して評価試験4-2のように、ウエハWの温度が比較的低い状態でHガスがウエハWに供給される場合は、Hガスの還元能力が高くなりすぎることが抑制され、還元反応が緩やかに進行し、Coの凝集が抑制される。その結果として、エッチング後のCo膜41の表面の粗さが比較的小さくなると考えられる。
つまり、第1の処理及び第2の処理中のウエハWの温度については200℃~250℃とすることができることを述べたが、150℃~200℃としてもよいということである。従って、第1の処理及び第2の処理を行う際のウエハWの温度としては、例えば150℃~250℃とすることができる。
W ウエハ
1 エッチング装置
11 処理容器
12 ステージ
24 Hガス供給源
26 Hfacガス供給源
28 NOガス供給源

Claims (7)

  1. 表面が酸化された金属膜が形成された被処理体に還元ガスを供給して、当該金属膜の表面を還元する第1のガス供給工程と、
    続いて、前記金属膜を酸化する酸化ガスと、β-ジケトンからなるエッチングガスとを供給して、酸化された前記金属膜をエッチングする第2のガス供給工程と、
    を含み、
    前記金属膜はコバルト膜であり、前記酸化ガスは一酸化窒素ガスを含み、前記還元ガスはH ガスであり、
    前記第1のガス供給工程、前記第2のガス供給工程は、150℃以上且つ200℃よりも低い温度に加熱された前記被処理体に夫々、前記還元ガス、前記エッチングガスを供給する工程を含むエッチング方法。
  2. 前記第2ガス供給工程は、前記金属膜をなすコバルトの粒径が10nmより小さい大きさとなるように行う工程である請求項1記載のエッチング方法。
  3. 前記被処理体に、前記還元ガスを供給する前記第1のガス供給工程と、前記酸化ガス及びエッチングガスを供給する前記第2のガス供給工程とからなるサイクルを繰り返し行う工程を含む請求項1または2記載のエッチング方法。
  4. 前記第2のガス供給工程は、前記被処理体を格納する処理容器内に、一酸化窒素ガスの流量/エッチングガスの流量=0.001~0.7となるように前記一酸化窒素ガス及びエッチングガスを供給する請求項1ないし3のいずれか一つに記載のエッチング方法。
  5. 前記第1のガス供給工程及び前記第2のガス供給工程は、処理容器内に格納された被処理体に対して行われ、
    前記第1のガス供給工程を行うときに前記被処理体を格納する前記処理容器と、前記第2のガス供給工程を行うときに前記被処理体を格納する前記処理容器とは同じ処理容器である請求項1ないしのいずれか一つに記載のエッチング方法。
  6. 処理容器内に設けられ、表面が酸化された金属膜が形成された被処理体を載置する載置部と、
    前記載置部に設けられ、前記被処理体を加熱するヒーターと、
    前記金属膜の表面を還元する還元ガスを前記被処理体に供給する還元ガス供給部と、
    前記金属膜を酸化する酸化ガスを前記被処理体に供給する酸化ガス供給部と、
    前記酸化ガスにより酸化された前記金属膜をエッチングするためのβ-ジケトンからなるエッチングガスを前記被処理体に供給するエッチングガス供給部と、
    前記還元ガスを前記被処理体に供給する第1のステップと、続いて前記酸化ガス及び前記エッチングガスを前記被処理体に供給する第2のステップと、が行われるように制御信号を出力する制御部と、
    前記金属膜はコバルト膜であり、前記酸化ガスは、前記一酸化窒素ガスを含み、前記還元ガスはH ガスであり、
    前記第1のステップ、前記第2のステップは、150℃以上且つ200℃よりも低い温度に加熱された前記被処理体に夫々、前記還元ガス、前記エッチングガスを供給するステップであるエッチング装置。
  7. 前記制御部は前記第1のステップと前記第2のステップとからなるサイクルが繰り返し行われて、前記被処理体に前記還元ガスの供給と、前記酸化ガス及びエッチングガスの供給とが繰り返し行われるように制御信号を出力する請求項記載のエッチング装置。
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