JP2016029696A - 被処理体を処理する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】磁性層のエッチングによって形成される堆積物を除去する。
【解決手段】一実施形態の方法では、プラズマ処理装置の処理容器内に第1の処理ガスを供給し、該第1の処理ガスのプラズマを発生させて、該第1の処理ガスのプラズマにより上部磁性層をエッチングする。次いで、上部磁性層のエッチングによって発生した堆積物を除去する。堆積物の除去は、Hガスを含む第2の処理ガスのプラズマによって堆積物に還元反応を生じさせる工程と、還元反応を生じさせる工程により生成された生成物を、ヘキサフルオロアセチルアセトンを含む第3の処理ガスを用いて除去する工程と、を含む。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、被処理体を処理する方法に関するものである。
磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic random accss memory)素子は、磁性トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel junction)を有するメモリであり、二つの磁性層、及び当該磁性層の間に設けられた絶縁層を有している。磁性層は、Co及び/又はFeといった金属から構成されている。
磁気ランダムアクセスメモリの製造においては、被処理体の二つの磁性層及び絶縁膜にマスクのパターンを転写するためのエッチングが行われる。このエッチングでは、気化されにくい反応生成物が生成され、当該反応生成物が被処理体上に堆積する。この反応生成物は、MRAM素子のリーク電流といった種々の問題をもたらし得るもので、除去される必要がある。
下記の特許文献1には、反応生成物を除去する方法が記載されている。特許文献1に記載された方法では、まず、二つの磁性層、即ち、下部磁性層と上部磁性層のうち上部磁性層が、ハロゲン元素を含む処理ガスのプラズマによりエッチングされる。次いで、被処理体表面に保護膜が形成される。次いで、絶縁層がエッチングされる。その後、PFガスを含む処理ガスにより、反応生成物が除去される。
特開2014−49466号公報
ところで、上部磁性層のエッチングによっても、反応生成物、即ち堆積物が被処理体上に形成される。しかしながら、特許文献1に記載された方法は、絶縁層のエッチングによって形成された反応生成物の除去のみを行うものであり、上部磁性層のエッチングによって形成される堆積物の除去を行うものではない。しかしながら、上部磁性層のエッチングによって形成される堆積物も除去される必要がある。
一態様においては、被処理体を処理する方法が提供される。被処理体は、下部磁性層、該下部磁性層上に設けられた絶縁層、該絶縁層上に設けられた上部磁性層、及び該上部磁性層上に設けられたマスクを有する。この方法は、(a)上部磁性層をエッチングする工程であり、プラズマ処理装置の処理容器内に第1の処理ガスを供給し、該第1の処理ガスのプラズマを発生させて、該第1の処理ガスのプラズマにより上部磁性層をエッチングする、該工程(以下、「工程a」という)と、(b)工程aによって被処理体上に形成された堆積物を除去する工程(以下、「工程b」という)と、を含む。工程bは、(b1)Hガスを含む第2の処理ガスのプラズマによって堆積物に還元反応を生じさせる工程と、(b2)還元反応を生じさせる前記工程により生成された生成物を、ヘキサフルオロアセチルアセトンを含む第3の処理ガスを用いて除去する工程と、を含む。一実施形態では、上部磁性層は、CoFeBを含み得る。
工程aの上部磁性層のエッチングによって形成される堆積物は、金属酸化物を含有し得る。この金属酸化物は上部磁性層に含まれる金属と酸素との反応によって形成される。酸素は、被処理体に含まれる層、又はプラズマ処理装置の各種パーツから発生するものと考えられる。一態様に係る方法は、Hガスを含む第2の処理ガスのプラズマにより堆積物に還元反応を生じさせている。この還元反応により堆積物から得られる生成物は、ヘキサフルオロアセチルアセトンを含む第3の処理ガスによって除去可能なものとなる。したがって、この方法によれば、上部磁性層のエッチングによって形成される堆積物を除去することが可能となる。
一実施形態では、工程aと工程bとが交互に繰り返されてもよい。この実施形態によれば、工程aと工程bとの繰り返しにより、多量の堆積物の発生を防止して、工程aのエッチングによって発生する堆積物を除去することが可能である。
一実施形態では、第2の処理ガスは、更にNガスを含み得る。この実施形態では、第2の処理ガスにNガスが含まれているので、第2の処理ガスのプラズマを安定して発生させることが可能である。
一実施形態では、第3の処理ガスは、HOを含み得る。この実施形態によれば、還元反応によって得られる生成物とヘキサフルオロアセチルアセトンとの反応を促進させることが可能である。
一実施形態の方法は、絶縁層をエッチングする工程を更に含み得る。絶縁層をエッチングする工程は、プラズマ処理装置の処理容器内に第4の処理ガスを供給し、該第4の処理ガスのプラズマを発生させて、該第4の処理ガスのプラズマにより絶縁層をエッチングする。
以上説明したように、磁性層のエッチングによって形成される堆積物を除去することが可能となる。
一実施形態に係る被処理体を処理する方法の流れ図である。 図1に示す方法が適用される被処理体の一例、及び、図1に示す方法の各工程の実行後の被処理体の状態を示す断面図である。 図1に示す方法の各工程の実行後の被処理体の状態を示す断面図である。 図1に示す方法の各工程の実行後の被処理体の状態を示す断面図である。 図1に示す方法の各工程の実行後の被処理体の状態を示す断面図である。 図6は図1に示す工程ST5の詳細を示す流れ図である。 図1に示す方法の実施に用いることができる一実施形態の処理システムを概略的に示す図である。 図7に示すプロセスモジュールPM1として用いることが可能なプラズマ処理装置を概略的に示す図である。 図7に示すプロセスモジュールPM2として用いることが可能なプラズマ処理装置を概略的に示す図である。 図7に示すプロセスモジュールPM4として用いることが可能なプラズマ処理装置を概略的に示す図である。
以下、図面を参照して種々の実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
図1は、一実施形態に係る被処理体を処理する方法の流れ図である。図1に示す方法MTは、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic random accss memory)素子の製造において用いられる方法であり、少なくとも、上部磁性層をエッチングする工程ST2、及び、堆積物を除去する工程ST3を含んでいる。また、一実施形態では、方法MTは、工程ST2及び工程ST3に加えて、工程ST1、ST4〜ST7を含んでいる。
図2は、図1に示す方法が適用される被処理体の一例、及び、図1に示す方法の各工程の実行後の被処理体の状態を示す断面図である。図2の(a)に示すように、方法MTが適用される被処理体(以下、「ウエハW」という)は、基板SB、下部電極層LE、ピン止め層PL、下部磁性層LM、絶縁層IL、上部磁性層UM、上部電極層UE、及び、マスク層MLを有している。
下部電極層LEは、電気伝導性を有する電極材料から構成された層であり、基板SB上に設けられている。下部電極層LEの厚さは、例えば約5nmである。ピン止め層PLは、下部電極層LEと下部磁性層LMの間に設けられている。MRAM素子におけるピン止め層PLは、反強磁性体によるピン止め効果により下部磁性層LMの磁化の方向を固定するための層として機能する。ピン止め層PLは、例えば、IrMn(イリジウムマンガン)、PtMn(プラチナマンガン)等の反強磁性体材料から構成されており、その厚さは、例えば約7nmである。
下部磁性層LMは、強磁性体を含む層であり、ピン止め層PL上に設けられている。下部磁性層LMは、所謂ピンド層として機能する層である。即ち、MRAM素子において、下部磁性層LMの磁化の方向は、ピン止め層PLによるピン止め効果により、外部磁界の影響を受けず、一定に保持される。下部磁性層LMは、例えばCoFeBから構成されており、その厚さは、例えば約2.5nmである。
絶縁層ILは、下部磁性層LMと上部磁性層UMとの間に設けられている。MRAM素子における絶縁層ILは、磁性トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunnel junction)を構成する。MRAM素子の磁性トンネル接合(MTJ)では、下部磁性層LMと上部磁性層UMとの間に絶縁層ILが介在することにより、下部磁性層LMと上部磁性層UMとの間に、トンネル磁気抵抗効果(TMR:Tunnel magnetoresistance)が生じる。即ち、下部磁性層LMと上部磁性層UMとの間には、下部磁性層LMの磁化方向と上部磁性層UMの磁化方向との相対関係(平行又は反平行)に応じた電気抵抗が生じる。この絶縁層ILとは、Al又はMgOから構成されており、その厚さは、例えば1.3nmである。
上部磁性層UMは、強磁性体を含む層であり、絶縁層IL上に設けられている。MRAM素子における上部磁性層UMは、所謂フリー層として機能する層である。即ち、MRAM素子において、上部磁性層UMの磁化の向きは、磁気情報である外部磁場に追従する。上部磁性層UMは、例えばCoFeBから構成されており、その厚さは、例えば約2.5nmである。
上部電極層UEは、電気伝導性を有する電極材料から構成される層である。上部電極層UEは、例えば、Taから構成され得る。マスク層MLは、上部電極層UE及び上部磁性層UMをエッチングするためのマスクの元となる層である。マスク層MLは、例えば、アモルファスカーボンを含む第1層及びSiOを含む第2層から構成され得る。第2層は、上部電極層UE上に設けられ、第1層は第2層上に設けられる。
再び図1を参照し、方法MTの各工程について説明する。以下、図1に加え、図3〜図5を適宜参照する。図3〜図5は、図1に示す方法の各工程の実行後の被処理体の状態を示す断面図である。図1に示すように、方法MTでは、まず、工程ST1が実行される。工程ST1では、図2の(b)に示すように、マスク層MLからマスクMKが作成される。マスクMKは、第1層上にパターニングされたマスクを設けて、マスク層MLの第1層及び第2層を順にエッチングすることにより作成することができる。第1層はOガスを含む処理ガスのプラズマによりエッチングすることができ、第2層はフルオロカーボンガスを含む処理ガスのプラズマによりエッチングすることができる。
続く工程ST2では、上部磁性層UMがエッチングされる。一実施形態の工程ST2では、上部電極層UEと上部磁性層UMとが一括してエッチングされる。この工程ST2では、プラズマ処理装置の処理容器内に、処理ガスA(第1の処理ガス)が供給される。この処理ガスAは、ハロゲン元素を含み得る。また、処理ガスAは、希ガスを更に含み得る。例えば、処理ガスAは、SFガス及びArガスを含む。そして、工程ST2では、当該処理ガスAのプラズマが生成される。工程ST2では、処理ガスAのプラズマにウエハWが晒される。これにより、図2の(c)に示すように、上部電極層UE及び上部磁性層UMがエッチングされ、当該上部電極層UE及び上部磁性層UMにマスクMKのパターンが転写される。
工程ST2によって上部磁性層UMがエッチングされると、図2の(c)に示すように、堆積物DPがウエハW上に形成される。具体的には、上部電極層UEの側面、上部磁性層UMの側面、及び、絶縁層ILの表面に堆積物DPが形成される。堆積物DPは、上部磁性層UMに含まれるCo及びFeの酸化物を含む。堆積物DP中のCo及びFeの酸化物は、マスクMKに含まれるSiO、又は、プラズマ処理装置の各種パーツから発生する酸素によるCo及びFeの酸化に由来するものと考えられる。
上記堆積物DPを除去するため、方法MTでは、次いで、工程ST3が実行される。この工程ST3は、工程ST31及び工程ST32を含んでいる。工程ST31では、堆積物に還元反応を生じさせる処理が行われる。工程ST31では、プラズマ処理装置の処理容器内に、Hガスを含む処理ガスB(第2の処理ガス)が供給される。そして、この処理ガスBのプラズマが生成される。工程ST31では、処理ガスBのプラズマにウエハWが晒される。これにより、図3の(a)に示すように、堆積物DPの還元反応が生じ、当該堆積物DPから生成物RPが生成される。具体的には、堆積物DP中のCo及びFeの酸化物から酸素が取りさられ、Co及びFeを含む生成物RPが得られる。
一実施形態では、工程ST31で用いられる処理ガスは、Hガスに加えてNガスを含んでいてもよい。この実施形態では、第2の処理ガスのプラズマを安定して発生させることが可能である。
続く工程ST32では、生成物RPを除去するために、ウエハWを収容している処理容器内に、ヘキサフルオロアセチルアセトンを含む処理ガスC(第3の処理ガス)が供給される。ここで、ヘキサフルオロアセチルアセトンは、1,1,1,5,5,5−ヘキサフルオロアセチルアセトン(以下、「hfacH」と称する)である。一実施形態では、処理ガスCは、HO及び/又はOガスを含んでいてもよい。この工程S32では、生成物RPに含まれているCo及びFeが、hfacによって錯化する。「hfac」とは、hfacHから水素(H)が離脱して当該hfacHが一価の陰イオンとなることにより生成されるヘキサフルオロアセチルアセトナート配位子である。例えば、下記の反応式で表されるように生成物RP中のCoから、Coの錯体が形成される。
Co+2(hfac)+2HO→Co(HO)(hfac)
工程ST32では、このように生成された錯体が除去される。これによって、図3の(b)に示すように、生成物RPが除去される。なお、処理ガスCにHOが含まれている場合には、生成物RPとhfacとの反応を促進させることが可能である。即ち、HOは、上記反応式の反応を促進させ、Coとhafcの錯体を生成し易くする目的で処理ガスCに添加される。
一実施形態では、工程ST31と工程ST32が交互に繰り返されてもよい。この実施形態によれば、工程ST31において上部磁性層UMが部分的にエッチングされ、当該工程ST31によって発生する比較的少量の堆積物DPが工程ST32において除去される。このように工程ST31及び工程ST32を交互に繰り返すことにより、多量の堆積物DPの発生を防止して、工程ST31のエッチングによって発生する堆積物DPを除去することが可能となる。
次いで、方法MTでは、工程ST4が実行される。工程ST4では、ウエハWが成膜装置に搬送される。そして、図4の(a)に示すように、ウエハWの表面に保護膜PFが形成される。この保護膜PFは、例えばSiN又はSiOから構成される。なお、図4の(a)においては、マスクMKが省略されている。マスクMKは、工程ST4の後の工程の実行中に消失してもよく、或いは、工程ST4の実行前に除去されてもよい。
次いで、方法MTでは、工程ST5が実行される。図6は、図1に示す工程ST5の詳細を示す流れ図である。図6に示すように、工程ST5は、工程ST51及び工程ST52を含んでいる。工程S51では、プラズマ処理装置の処理容器内に処理ガスD(第4の処理ガス)が供給され、当該処理ガスDのプラズマが生成される。このプラズマにウエハWが晒されることにより、上部電極層UE、上部磁性層UM、及び保護膜PFによって覆われていない領域において、絶縁層ILがエッチングされる。
工程ST51に用いられる処理ガスDは、プラズマ源によって発生したプラズマによって解離しラジカルを生成する分解性のガスである。このラジカルは、還元反応、酸化反応、塩化反応、又はフッ化反応を起こすラジカルであってもよい。処理ガスDは、水素元素、酸素元素、塩素元素又はフッ素元素を含有するガスであってもよい。具体的には、処理ガスDは、Ar、N、O、H、He、BCl、Cl、CF、NF、CH又はSF等を含み得る。より具体的な一例では、処理ガスDは、Oガス、Arガス、Hガス、Clガス、及び、NFガスを含有し得る。
この処理ガスのプラズマによって絶縁層ILがエッチングされると、図6の(b)に示すように、反応生成物RP2が発生する。反応生成物RP2には、上部電極層UE、保護膜PF、及び絶縁層ILに含まれる金属、当該金属の酸化物、塩化物、窒化物、ハロゲン化物、又は、CやSiを含有する化合物等が含まれる可能性がある。この反応生成物RP2は、図4の(c)に示すように、エッチングによって形成された形状の側面、及び/又は下部磁性層LMの表面に付着する。このように形成される反応生成物RP2は、後続のエッチングによって形成される形状の垂直性を低下させる。また、反応生成物RP2は導電性物質を含むので、当該反応生成物RP2が残されていると、MRAM素子にリーク電流をもたらす要因となり得る。
このため、続く工程ST52では、PFを含むエッチングガスを用いたトリートメント処理が行われる。工程ST52では、工程ST51と同じプラズマ処理装置の処理容器内に処理ガスEが供給される。この処理ガスEは、プラズマに晒すことなく反応生成物と反応させるための反応性のガスである。この処理ガスEは、例えば反応生成物との反応が載置台110の温度に依存するガスを含んでいてもよい。具体的には、処理ガスEとしては、HF、Cl、HCl、HO、PF、F、ClF、COF、シクロペンタジエン又はAmidinato等が用いられる。
また、処理ガスEは、電子供与性ガスを含み得る。電子供与性ガスとは、一般的には、電気陰性度又はイオン化ポテンシャルが大きく異なる原子で構成されるガス、或いは、孤立電子対を持つ原子を含むガスである。電子供与性ガスは、他の化合物に電子を与えやすい性質を有する。例えば、電子供与性ガスは、金属化合物等と配位子として結合し蒸発する性質を有する。電子供与性ガスとしては、SF、PH、PF、PCl、PBr、PI、CF、AsH、SbH、SO、SO、HS、SeH、TeH、ClF、HO、H等、又はカルボニル基を含有するガスが挙げられる。より具体的な一例として、処理ガスEは、PFガスを含み得る。
この処理ガスEにウエハWが晒されると、例えば、処理ガスEに含まれるPFと反応生成物RP2に含まれる金属との化合物が形成される。かかる化合物は比較的低い温度で気化する。したがって、当該化合物は容易に排気され得る。かかる工程ST52により、図4の(b)に示すように、反応生成物RP2が除去される。
なお、工程ST51及び工程ST52の何れか一方又は双方に用いられる処理ガスにPFガスが含まれていてもよい。また、工程ST51及び工程ST52が交互に繰り返されもよい。
続く工程ST6では、下部磁性層LM及びピン止め層PLがエッチングされる。工程ST6では、プラズマ処理装置の処理容器内にCHを含む処理ガスが供給される。この処理ガスFは、He、N、Ar等の不活性ガス、及び/又は、カルボニル基を含有するガス、H等、メタン以外のガスを含み得る。そして、処理ガスFのプラズマが生成され、当該プラズマにウエハWが晒される。これにより、図5の(a)に示すように、上部電極層UE、上部磁性層UM、及び保護膜PFによって覆われていない領域において、下部磁性層LM及びピン止め層PLがエッチングされる。
続く工程ST7では、下部電極層LEがエッチングされる。この工程ST7では、プラズマ処理装置の処理容器内に処理ガスGが供給される。この処理ガスGは、He、N、Ar等の不活性ガス、及び/又は、カルボニル基を含有するガス、CH4、H等を含み得る。そして、この処理ガスGのプラズマが生成され、当該プラズマにウエハWが晒される。これにより、図5の(b)に示すように上部電極層UE及び上部磁性層UMによって覆われていない領域において、下部電極層LEがエッチングされ、MRAM素子が形成される。
この方法MTによれば、Hガスを含む処理ガスBのプラズマにより堆積物DPに還元反応を生じさせている。この還元反応により堆積物DPから得られる生成物RPは、ヘキサフルオロアセチルアセトンを含む処理ガスCによって除去可能なものとなる。したがって、この方法によれば、図3の(b)に示すように、上部磁性層UMのエッチングによって形成される堆積物DPを除去することが可能となる。なお、工程ST31において用いられる処理ガスがHガスを含まない場合には、還元反応が生じないので、工程ST32において処理ガスCにウエハを晒しても図2の(c)に示す状態から変化が実質的に生じず、堆積物DPが除去されない。
以下、方法MTの実施に用いることが可能な処理システムPSについて説明する。図7は、図1に示す方法の実施に用いることができる一実施形態の処理システムを概略的に示す図である。図7に示す処理システムPSは、基板載置台22a〜22d、収容容器24a〜24d、ローダモジュールLDM、ロードロックチャンバLL1、ロードロックチャンバLL2、プロセスモジュールPM1、プロセスモジュールPM2、プロセスモジュールPM3、プロセスモジュールPM4、及び、トランスファーチャンバTCを備えている。
基板載置台22a〜22dは、ローダモジュールLDMの一縁に沿って配列されている。これら基板載置台22a〜22dの上には、収容容器24a〜24dがそれぞれ載置されている。収容容器24a〜24d内には、ウエハWが収容されている。
ローダモジュールLDM内には、搬送ロボットRb1が設けられている。搬送ロボットRb1は、収容容器24a〜24dの何れかに収容されているウエハWを取り出して、当該ウエハWを、ロードロックチャンバLL1又はロードロックチャンバLL2に搬送する。
ロードロックチャンバLL1及びロードロックチャンバLL2は、ローダモジュールLDMの別の一縁に沿って設けられており、予備減圧室を構成している。ロードロックチャンバLL1及びロードロックチャンバLL2は、トランスファーチャンバTCにゲートバルブを介してそれぞれ接続されている。
トランスファーチャンバTCは、減圧可能なチャンバであり、当該チャンバ内には別の搬送ロボットRb2が設けられている。トランスファーチャンバTCには、プロセスモジュールPM1〜PM4が対応のゲートバルブを介してそれぞれ接続されている。搬送ロボットRb2は、ロードロックチャンバLL1及びロードロックチャンバLL2の何れかとプロセスモジュールPM1〜PM4のうち何れかとの間で、又は、プロセスモジュールPM1〜PM4のうち任意の二つのプロセスモジュールの間で、ウエハWを搬送する。
処理システムPSのプロセスモジュールPM1は、プラズマエッチングに用いることができるプラズマ処理装置であり、プロセスモジュールPM2は、プラズマエッチング及び工程ST3の実行に用いることができるプラズマ処理装置である。プロセスモジュールPM3は、工程ST4の実行に用いることができる成膜装置である。この成膜装置としては、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置やRLSA(Radial Line Slot Antenna)装置が用いられ得る。また、プロセスモジュールPM4は、プラズマエッチング及び工程ST5の実行に用いることができるプラズマ処理装置である。以下、プロセスモジュールPM1、プロセスモジュールPM2、及びプロセスモジュールPM4の例について詳細に説明する。
図8は、図7に示すプロセスモジュールPM1として用いることが可能なプラズマ処理装置を概略的に示す図である。図7に示すプラズマ処理装置10は、処理容器12を備えている。処理容器12は、略円筒形状を有しており、その内部空間として処理空間S10を提供している。
プラズマ処理装置10は、処理容器12内に、略円板形状のベース14を備えている。ベース14は、処理空間S10内の下方側の領域に設けられている。ベース14は、例えばアルミニウム製であり、下部電極を構成している。ベース14は、後述する静電チャック50の熱を吸熱して、静電チャック50を冷却する機能を有する。
具体的に、ベース14の内部には、冷媒流路15が形成されており、冷媒流路15には、冷媒入口配管及び冷媒出口配管が接続されている。冷媒流路15には、チラーユニットから冷媒入口配管を介して冷媒が供給される。冷媒流路15に供給された冷媒は、冷媒出口配管を介してチラーユニットに戻されるようになっている。かかる構成により、ベース14及び静電チャック50の温度が調整されるようになっている。
プラズマ処理装置10は、筒状保持部16及び筒状支持部17を更に備えている。筒状保持部16は、ベース14の側面及び底面の縁部に接して、ベース14を保持している。筒状支持部17は、処理容器12の底部から垂直方向に延在しており、筒状保持部16を介してベース14を支持している。プラズマ処理装置10は、この筒状保持部16の上面に載置されるフォーカスリング18を更に備えている。フォーカスリング18は、例えば、シリコン又は石英から構成され得る。
処理容器12の側壁と筒状支持部17との間には、排気路20が形成されている。排気路20の入口又はその途中には、バッフル板22が取り付けられている。また、排気路20の下方には、排気口24が連続している。排気口24は、処理容器12の底部に嵌め込まれた排気管28によって提供されている。この排気管28には、排気装置26が接続されている。排気装置26は、真空ポンプを有しており、処理容器12内の処理空間S10を所望の真空度まで減圧することができる。処理容器12の側壁には、ウエハWの搬入及び搬出のための開口が設けられている。処理容器12の側壁には、当該開口を開閉するためのゲートバルブ30が取り付けられている。
ベース14には、プラズマ生成用の高周波電源32が整合器34を介して電気的に接続されている。高周波電源32は、主としてイオン引き込みを目的とする高周波電力、即ち、高周波バイアス電力を下部電極、即ち、ベース14に供給する。この高周波バイアス電力の周波数は、例えば、400KHzである。
プラズマ処理装置10は、更に、シャワーヘッド38を備えている。シャワーヘッド38は、処理空間S10の上方に設けられている。シャワーヘッド38は、電極板40及び電極支持体42を含んでいる。
電極板40は、略円板形状を有する導電性の板であり、上部電極を構成している。電極板40には、高周波電源35が整合器36を介して電気的に接続されている。高周波電源35は、主としてプラズマの生成を目的とする高周波電力を電極板40に供給する。この高周波電力の周波数は、例えば、60MHzである。プラズマ処理装置10では、高周波電源35によって電極板40に高周波電力が与えられると、ベース14と電極板40との間に高周波電界が形成される。なお、高周波電源35は、整合器36を介してベース14に電気的に接続されていてもよい。
電極板40には、複数のガス通気孔40hが形成されている。電極板40は、電極支持体42によって着脱可能に支持されている。電極支持体42の内部には、バッファ室42aが設けられている。プラズマ処理装置10は、ガス供給源44を更に備え、バッファ室42aのガス導入口25にはガス供給導管46を介してガス供給源44が接続されている。ガス供給源44は、処理空間S10に処理ガスを供給する。
電極支持体42には、複数のガス通気孔40hにそれぞれ連続する複数の孔が形成されており、当該複数の孔はバッファ室42aに連通している。したがって、ガス供給源44から供給されるガスは、バッファ室42a及びガス通気孔40hを経由して、処理空間S10に供給される。なお、ラジカル分布を制御するために、ウエハWの中心領域に対する処理ガスの流量と、ウエハWの周囲領域における処理ガスの流量とが制御されてもよい。
一実施形態においては、処理容器12の天井部に、環状又は同心状に延在する磁場形成機構48が設けられている。この磁場形成機構48は、処理空間S10における高周波放電の開始(プラズマ着火)を容易にして、放電を安定に維持するよう機能する。
一実施形態においては、ベース14上に静電チャック50が設けられている。静電チャック50は、電極52、並びに、一対の絶縁膜54a及び54bを含んでいる。絶縁膜54a及び54bは、セラミック等の絶縁体により形成される膜である。電極52は、導電膜であり、絶縁膜54aと絶縁膜54bの間に設けられている。この電極52には、スイッチSWを介して直流電源56が接続されている。直流電源56から電極52に直流電圧が与えられると、クーロン力が発生し、当該クーロン力によってウエハWが静電チャック50上に吸着され保持される。一実施形態では、静電チャック50の内部に加熱素子であるヒータが埋め込まれ、ウエハWを所定温度に加熱できるようになっている。ヒータは、配線を介してヒータ電源に接続される。これらベース14及び静電チャック50は、載置台70を構成している。
一実施形態においては、プラズマ処理装置10は、ガス供給ライン58及び60、並びに、伝熱ガス供給源62及び64を更に備えている。伝熱ガス供給源62は、ガス供給ライン58に接続されている。このガス供給ライン58は、静電チャック50の上面まで延びて、当該上面の中央部分において開口している。伝熱ガス供給源62は、例えばHeガスといった伝熱ガスを、静電チャック50の上面とウエハWとの間に供給する。また、伝熱ガス供給源64は、ガス供給ライン60に接続されている。ガス供給ライン60は、静電チャック50の上面まで延びて、当該上面の周縁領域において開口している。伝熱ガス供給源64は、例えばHeガスといった伝熱ガスを、静電チャック50の上面とウエハWとの間に供給する。
一実施形態では、プラズマ処理装置10は、制御部66を更に備えている。この制御部66は、排気装置26、スイッチSW、高周波電源32、整合器34、高周波電源35、整合器36、ガス供給源44、並びに、伝熱ガス供給源62及び64に接続されている。制御部66は、排気装置26、スイッチSW、高周波電源32、整合器34、高周波電源35、整合器36、ガス供給源44、並びに、伝熱ガス供給源62及び64のそれぞれに制御信号を送出する。制御部66からの制御信号により、排気装置26による排気、スイッチSWの開閉、高周波電源32からの電力供給、整合器34のインピーダンス調整、高周波電源35からの電力供給、整合器36のインピーダンス調整、ガス供給源44による処理ガスの供給、伝熱ガス供給源62及び64それぞれによる伝熱ガスの供給が制御される。
このプラズマ処理装置10では、ガス供給源44から処理空間S10に処理ガスが供給される。また、電極板40とベース14との間において高周波電界が形成される。この高周波電界によって、処理空間S10においてプラズマが生成される。そして、処理ガスに含まれる元素のラジカル等により、ウエハWの処理が行われる。
以下、プロセスモジュールPM2として用いることが可能なプラズマ処理装置100Aについて説明する。図9は、図7に示すプロセスモジュールPM2として用いることが可能なプラズマ処理装置を概略的に示す図である。図9に示すプラズマ処理装置100Aは、処理容器192を備えている。処理容器192は、例えば円筒形状を有しており、アルミニウムといった金属から構成されている。処理容器192は、その内部空間として空間S100を提供している。空間S100は、空間S101及び空間S102を含んでいる。空間S101は、空間S102よりも上方の空間である。
処理容器192の底部には、ウエハWを載置するための載置台110が設けられている。載置台110は、アルミニウムといった金属製のベース上に静電チャックを有し得る。載置台110は、ヒータ及び/又は冷媒流路といった温度調整機構等を有していてもよい。
処理容器192の天井部には、誘電体194が設けられている。誘電体194は、板状であり、例えば石英ガラスやセラミック等から構成されている。誘電体194は、載置台110に対向するように設けられている。誘電体194は、例えば、処理容器192の天井部に形成された開口を塞ぐように気密に取り付けられている。
処理容器192には、処理ガスを導入する第1ガス供給部120Aが接続されている。第1ガス供給部120Aは、プラズマ源によって励起される処理ガスを上述した空間S101に供給する。空間S101を画成する処理容器192の側壁部には、ガス導入口121が形成されており、ガス導入口121にはガス供給配管123Aを介してガス供給源122Aが接続されている。ガス供給配管123Aの途中には処理ガスの流量を制御する流量制御器、例えばマスフローコントローラ124A及び開閉バルブ126Aが介在している。この第1ガス供給部120Aによれば、ガス供給源122Aからの処理ガスは、マスフローコントローラ124Aにより所定の流量に制御されて、ガス導入口121から処理容器192内の空間S101に導入される。
また、処理容器192には、導入する第2ガス供給部120Bが接続されている。第2ガス供給部120Bは、プラズマ源による励起を抑制すべき処理ガスを上述した空間S102に供給する。空間S102を画成する処理容器192の側壁部には、ガス供給ヘッド240が設けられている。ガス供給ヘッド240には、ガス供給配管123Bを介してガス供給源122Bが接続されている。ガス供給ヘッド240は、複数のガス穴240hを提供している。これらの複数のガス穴240hは、下方向、即ち、載置台110に向かう方向にむけて開口していてもよい。このように、下方向に処理ガスが流通することで、処理ガスをウエハWに対して適切に供給することができる。なお、複数のガス穴240hは、上方向、即ち空間S101に向かう方向に開口していてもよい。
ガス供給配管123Bの途中には、処理ガスの流量を制御する流量制御器、例えばマスフローコントローラ124B、及び開閉バルブ126Bが介在している。この第2ガス供給部120Bによれば、ガス供給源122Bからの処理ガスは、マスフローコントローラ124Bにより所定の流量に制御されて、ガス供給ヘッド240から処理容器192内の空間S102に導入される。
処理容器192の底部には、処理容器192内のガスを排気するための排気部130が排気管132を介して接続されている。排気部130は、例えば真空ポンプにより構成され、処理容器192内の空間の圧力を所定の圧力まで減圧し得るようになっている。
処理容器192の側壁部には、ウエハ搬出入口134が形成されている。また、処理容器192の側壁部には、ウエハ搬出入口134を開閉するためのゲートバルブ136が設けられている。
処理容器192の天井部の上方には、アンテナ140及びシールド部材160が設けられている。アンテナ140は、平面状の高周波アンテナであり、誘電体194の上側面(外側面)の上方に設けられている。シールド部材160は、アンテナ140を覆っている。アンテナ140は、内側アンテナ素子142A及び外側アンテナ素子142Bを有している。内側アンテナ素子142Aは、誘電体194の中央部の上方に配置されている。外側アンテナ素子142Bは、内側アンテナ素子142Aを囲むように当該内側アンテナ素子142Aの外側に配置されている。内側アンテナ素子142A及び外側アンテナ素子142Bの各々は、例えば銅、アルミニウム、ステンレスといった導体で構成されており、渦巻きコイル状に形成されている。
内側アンテナ素子142A及び外側アンテナ素子142Bの各々は、複数の挟持体144によって挟持されており、一体となっている。複数の挟持体144の各々は、例えば棒状に形成されている。複数の挟持体144は、内側アンテナ素子142Aの中央付近から外側アンテナ素子142Bの外側に張り出すように放射線状に配置されている。
シールド部材160は、内側シールド壁162A及び外側シールド壁162Bを含んでいる。内側シールド壁162Aは、略筒形状を有しており、内側アンテナ素子142Aを囲むように、内側アンテナ素子142Aと外側アンテナ素子142Bの間に設けられている。外側シールド壁162Bは、略筒形状を有しており、外側アンテナ素子142Bを囲むように設けられている。これにより、誘電体194の上側面は、内側シールド壁162Aの内側の中央部(中央ゾーン)と、内側シールド壁162Aと外側シールド壁162Bの間の周縁部(周縁ゾーン)に分けられる。
内側アンテナ素子142A上には、内側シールド壁162Aの開口を塞ぐように、円板状の内側シールド板164Aが設けられている。外側アンテナ素子142B上には、内側シールド壁162Aと外側シールド壁162Bの間の開口を塞ぐように、環状板形状の外側シールド板164Bが設けられている。
なお、シールド部材160の形状は、円筒状に限られるものではない。例えば、処理容器192の形状が角筒状であれば、シールド部材160の形状は角筒状といった他の形状になっていてもよい。
内側アンテナ素子142A及び外側アンテナ素子142Bにはそれぞれ、高周波電源150A及び高周波電源150Bが接続されている。これにより、内側アンテナ素子142A及び外側アンテナ素子142Bには同じ周波数又は異なる周波数の高周波電力が供給される。例えば内側アンテナ素子142Aに高周波電源150Aから所定の周波数(例えば40MHz)の高周波電力を所定のパワーで供給すると、処理容器192内に形成された誘導磁界によって、処理容器192内に導入された処理ガスが励起され、ウエハW上の中央部にドーナツ型のプラズマが生成される。
また、外側アンテナ素子142Bに高周波電源150Bから所定の周波数(例えば60MHz)の高周波電力を所定のパワーで供給すると、処理容器192内に形成された誘導磁界によって、処理容器192内に導入された処理ガスが励起され、ウエハ上の周縁部に別のドーナツ型のプラズマが生成される。
これらのプラズマによって、処理ガスからラジカルが生成される。高周波電源150A及び高周波電源150Bから出力される高周波は、上述した周波数に限られるものではない。例えば13.56MHz、27MHz、40MHz、60MHzなど様々な周波数の高周波電力が供給されてもよい。但し、高周波電源150A及び高周波電源150Bから出力される高周波電力に応じて内側アンテナ素子142A及び外側アンテナ素子142Bの電気的長さは調整され得る。また、内側シールド板164Aの高さ方向位置及び外側シールド板164Bの高さ方向位置はそれぞれ、アクチュエータ168A及びアクチュエータ168Bによって調整できるようになっている。
プラズマ処理装置100Aは、制御部200を更に備えている。この制御部200によってプラズマ処理装置100Aの各部が制御されるようになっている。また、制御部200には、オペレータがプラズマ処理装置100Aを管理するためにコマンドの入力操作等を行うキーボードや、プラズマ処理装置100Aの稼働状況を可視化して表示するディスプレイ等からなる操作部210が接続されている。
さらに、制御部200には、プラズマ処理装置100Aで実行される各種処理を制御部200の制御にて実現するためのプログラムやプログラムを実行するために必要なレシピデータ等が記憶された記憶部220が接続されている。
記憶部220には、例えばウエハWのプロセス処理を実行させるための複数のプロセス処理レシピの他、処理容器192内のクリーニング処理など必要な処理を行うためのレシピ等が記憶されている。これらのレシピは、プラズマ処理装置100Aの各部を制御する制御パラメータ、設定パラメータ等の複数のパラメータ値をまとめたものである。例えばプロセス処理レシピは、例えば処理ガスの流量、処理容器192内の圧力、内側アンテナ素子142A及び外側アンテナ素子142Bに供給する高周波電力の周波数やパワーなどのパラメータ値を含む。
以下、プロセスモジュールPM4として用いることが可能なプラズマ処理装置100Bについて説明する。図10は、図7に示すプロセスモジュールPM4として用いることが可能なプラズマ処理装置を概略的に示す図である。
プラズマ処理装置100Bは、仕切板230を備えている点において、プラズマ処理装置100Aとは異なっている。仕切板230は、処理容器192の内部に設けられている。仕切板230は、空間S101と空間S102との間に介在して、空間S101と空間S102を区画している。プラズマ処理装置100Bでは、空間S101は、プラズマ源によってプラズマが生成される空間である。空間S102は、ウエハWが配置される空間である。仕切板230は、少なくとも二つの板状部材、即ち、板状部材230A及び板状部材230Cを有している。板状部材230A及び板状部材230Cは、空間S101から空間S102に向かう方向において順に配列されている。板状部材230Aと板状部材230Cとの間には、両者の間隔を所定の間隔に維持するスペーサー230Bが配置されている。
板状部材230A及び板状部材230Cには、これらの配列方向に貫通する複数のスリットが形成されている。なお、スリットは貫通孔であってもよい。板状部材230Aに形成された各スリットは、上記配列方向からみて、板状部材230Cに形成された各スリットと重ならないように配置されている。板状部材230A、230Cの材料としては、例えば石英ガラスが用いられる。スペーサー230Bの材料としては、例えばアルミニウムAlが用いられる。このように構成された仕切板230は、イオン及び真空紫外光の透過を抑制する、所謂イオントラップとして機能する。なお、排気部130による空間S100の減圧が行われている状態では、空間S101で生成されたラジカルは、空間S101と空間S102との間の圧力差によって、空間S101から仕切板230を透過して空間S102に移動することができる。
以下、プロセスモジュールPM1、プロセスモジュールPM2、プロセスモジュールPM4として、プラズマ処理装置10、プラズマ処理装置100A、プラズマ処理装置100Bをそれぞれ備える処理システムPSにおいて方法MTを実施する場合の当該処理システムPSの運用に関して、種々の実施形態を説明する。
一実施形態では、工程ST1及び工程ST2がプラズマ処理装置10を用いて順に実行される。工程ST1では、図2の(a)に示すウエハWを収容したプラズマ処理装置10の処理容器12内に、上述したマスク層MLのエッチング用の処理ガスが供給され、当該処理ガスのプラズマが生成される。また、工程ST2では、プラズマ処理装置10の処理容器12内に処理ガスAが供給され、当該処理ガスAのプラズマが生成される。
次いで、ウエハWは、プラズマ処理装置100Aに搬送される。そして、プラズマ処理装置100Aを用いて工程ST3が実行される。なお、一実施形態では、工程ST3においてウエハWが配置される空間の圧力は、工程ST2においてウエハWが配置される空間の圧力よりも高い圧力に設定される。例えば、工程ST3においてウエハWが配置される空間の圧力は、1Torr(133.3Pa)以上の圧力に設定される。例えば、工程ST31では、ウエハWが配置される空間の圧力は、5Torr(666.6Pa)に設定され、工程ST32では、ウエハWが配置される空間の圧力は、40Torr(5333Pa)に設定される。また、工程ST3ではウエハWの温度は、工程ST2におけるウエハWの温度よりも高い温度に設定される。例えば、工程ST3の工程ST31では、ウエハWの温度は200℃といった温度に設定される。このため、一実施形態では、工程ST2の実行後、工程ST3の実行のために、ウエハWは、プラズマ処理装置100Aに搬送される。
工程ST3の実行前に、プラズマ処理装置100Aでは、載置台110の温度が上述したような高温、例えば200℃に設定される。また、プラズマ処理装置100Aの処理容器192内にはArガスといった不活性ガスが供給される。次いで、工程ST3の工程ST31では、プラズマ処理装置100Aの処理容器192内に、処理ガスBが第1ガス供給部120Aから供給され、当該処理ガスBのプラズマが生成される。処理ガスBは、例えば、150sccmのHガス、300sccmのArガス、及びNガスを含み得る。Nガスの流量は、任意に設定され得る。また、工程ST31では、高周波電源150A及び高周波電源150Bによってアンテナ140のアンテナ素子に供給される電力は、例えば1000Wに設定され得る。
次いで、Arガスといった不活性ガスによって、プラズマ処理装置100Aの処理容器192内のガスを置換した後に、工程ST32が実行される。工程ST32では、プラズマ処理装置100Aの処理容器192内に、処理ガスCが第2ガス供給部120Bから供給される。なお、工程ST32において処理ガスCは励起されず、したがって、工程ST32ではプラズマは生成されない。この処理ガスCは、例えば、280sccmのhfacH、100sccmのHO、及び30sccmのOガスを含み得る。
これら工程ST31及び工程ST32が一回ずつ、或いは交互に複数回繰り返された後、ウエハWはプロセスモジュールPM2に搬送される。プロセスモジュールPM2では、工程ST4が実行される。これにより、ウエハW上に保護膜PFが形成される。
次いで、ウエハWは、プラズマ処理装置100Bに搬送される。そして、プラズマ処理装置100Bを用いて工程ST5が実行される。工程ST5の工程ST51では、プラズマ処理装置100Bの処理容器192内に、処理ガスDが第1ガス供給部120Aから供給され、当該処理ガスDのプラズマが生成される。次いで、工程ST52が実行される。工程ST52では、プラズマ処理装置100Bの処理容器192内に、処理ガスEが第2ガス供給部120Bから供給される。
次いで、ウエハWは、プラズマ処理装置10に搬送される。そして、プラズマ処理装置10を用いて工程ST6及び工程ST7が順に実行される。工程ST6においては、プラズマ処理装置10の処理容器12内に処理ガスFが供給され、当該処理ガスFのプラズマが生成される。また、工程ST7では、プラズマ処理装置10の処理容器12内に処理ガスGが供給され、当該処理ガスGのプラズマが生成される。これにより、方法MTの実施が完了し、MRAM素子が製造される。
別の実施形態では、工程ST2、工程ST31、及び工程ST32がプラズマ処理装置100Aを用いて実行されてもよい。更に別の実施形態では、工程ST6及び工程ST7の少なくとも一方がプラズマ処理装置100Aを用いて実行されてもよい。
以上、種々の実施形態について説明してきたが、上述した実施形態に限定されることなく種々の変形態様を構成可能である。例えば、上述したプラズマ処理装置100Aは、仕切板230を有していないが、例えば、プラズマ処理装置100Bよりも少数の板状部材を含む仕切板を有していてもよい。この場合には、ウエハWに供給されるイオンの量を減少させることが可能となる。
また、上述した実施形態では、上部磁性層のエッチングによって生じた堆積物の除去のために工程ST3を実行しているが、下部磁性層のエッチングによって生じる耐性物の除去のために工程ST3を実行してもよい。
PS…処理システム、LDM…ローダモジュール、LL1…ロードロックチャンバ、LL2…ロードロックチャンバ、TC…トランスファーチャンバ、PM1…プロセスモジュール、PM2…プロセスモジュール、PM3…プロセスモジュール、PM4…プロセスモジュール、10…プラズマ処理装置、12…処理容器、70…載置台、14…ベース、50…静電チャック、26…排気装置、32…高周波電源、35…高周波電源、38…シャワーヘッド、44…ガス供給源、66…制御部、100A…プラズマ処理装置、100B…プラズマ処理装置、192…処理容器、110…載置台、120A…第1ガス供給部、120B…第2ガス供給部、130…排気部、140…アンテナ、142A…内側アンテナ素子、142B…外側アンテナ素子、150A…高周波電源、150B…高周波電源、194…誘電体、200…制御部、230…仕切板、W…ウエハ、SB…基板、LE…下部電極層、PL…ピン止め層、LM…下部磁性層、IL…絶縁層、UM…上部磁性層、UE…上部電極層、ML…マスク層、MK…マスク、DP…堆積物、RP…生成物、PF…保護膜、RP2…反応生成物。

Claims (6)

  1. 被処理体を処理する方法であって、該被処理体は、下部磁性層、該下部磁性層上に設けられた絶縁層、該絶縁層上に設けられた上部磁性層、及び該上部磁性層上に設けられたマスクを有し、該方法は、
    前記上部磁性層をエッチングする工程であり、プラズマ処理装置の処理容器内に第1の処理ガスを供給し、該第1の処理ガスのプラズマを発生させて、該第1の処理ガスのプラズマにより前記上部磁性層をエッチングする、該工程と、
    前記上部磁性層をエッチングする前記工程によって前記被処理体上に形成された堆積物を除去する工程と、
    を含み、
    前記堆積物を除去する工程は、
    ガスを含む第2の処理ガスのプラズマによって前記堆積物に還元反応を生じさせる工程と、
    還元する前記工程により生成された生成物を、ヘキサフルオロアセチルアセトンを含む第3の処理ガスを用いて除去する工程と、
    を含む、方法。
  2. 前記上部磁性層をエッチングする前記工程と前記堆積物を除去する工程とが交互に繰り返される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の処理ガスは、更にNガスを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第3の処理ガスは、HOを含む、請求項1〜3の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記上部磁性層は、CoFeBを含む、請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
  6. 前記絶縁層をエッチングする工程であり、プラズマ処理装置の処理容器内に第4の処理ガスを供給し、該第4の処理ガスのプラズマを発生させて、該第4の処理ガスのプラズマにより前記絶縁層をエッチングする該工程を更に含む、請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。
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