JP7050514B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
走行装置と、運転座席及び前記運転座席に対して機体左右方向の一方側に設けられるサイドパネルを有する運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、かつ、エンジン及び前記エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置を収容するエンジンルームと、
前記運転部の前方に設けられると共に植立穀稈を刈り取る刈取り部と、
前記刈取り部の後方に設けられると共に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられているコンバインであって、前記エンジンは前記走行装置及び前記刈取り部、前記脱穀装置に駆動力を伝達するものであり、前記刈取り部への動力伝達を入切する刈取りクラッチと、
前記脱穀装置への動力伝達を入切する脱穀クラッチと、
前記刈取りクラッチ及び前記脱穀クラッチの両方を入状態と切状態とに切替え操作する単一のクラッチ切替えレバーと、
前記クラッチ切替えレバーの操作位置を検出する位置検出センサと、が備えられ、
前記クラッチ切替えレバーは、前記サイドパネルに設けられ、かつ、前記刈取りクラッチ及び前記脱穀クラッチの両方が入状態となる第一操作位置と、前記刈取りクラッチが切状態となりかつ前記脱穀クラッチが入状態となる第二操作位置と、前記刈取りクラッチ及び前記脱穀クラッチの両方が切状態となる第三操作位置とに位置変更可能に構成され、
前記排気浄化装置は、前記サイドパネルの下方に設けられ、
前記位置検出センサは、前記サイドパネルの下方でかつ前記排気浄化装置の上方に設けられ、
前記排気浄化装置と前記位置検出センサとの間に、前記排気浄化装置と前記位置検出センサとの間を上下に仕切る隔壁が設けられていることにある。
前記クラッチ切替えレバーは、揺動操作式のレバーであり、
前記隔壁の上面部に、前記クラッチ切替えレバーを揺動可能に支持する揺動支持部が載置支持され、
前記揺動支持部に、前記位置検出センサが支持されていると好適である。
前記クラッチ切替えレバーは、揺動操作式のレバーであり、
前記サイドパネルの上面部の下面に、前記クラッチ切替えレバーを揺動可能に支持する揺動支持部が吊り下げ支持され、
前記揺動支持部に、前記位置検出センサが支持されていると好適である。
前記排気浄化装置は、前記位置検出センサに対して後下方に位置し、
前記隔壁は、前記位置検出センサを下方から覆う底部と、前記位置検出センサを後方から覆う後壁部と、を有していると好適である。
前記隔壁は、前記サイドパネルのうち左側部と右側部とに亘っていると好適である。
前記サイドパネルに、主変速装置を変速操作する前後揺動操作式の主変速レバーと、副変速装置を変速操作する前後揺動操作式の副変速レバーと、が横並びに設けられ、
前記主変速レバーは、前記副変速レバーに対して機体左右方向で前記運転座席とは反対側に位置し、かつ、前記主変速レバーのうち前記サイドパネルの上面から突出する部分の突出長さが、前記副変速レバーのうち前記サイドパネルの上面から突出する部分の突出長さよりも長くなるように構成され、
前記クラッチ切替えレバーは、前記主変速レバーの後方に設けられていると好適である。
しかし、本特徴構成によれば、クラッチ切替えレバーが主変速レバーの後方に設けられているため、運転者が主変速レバーを握って前後揺動操作する際、主変速レバーを握った運転者の肘の高さ位置が高い分、運転者の肘が主変速レバーに当たり難くなる。また、クラッチ切替えレバーが副変速レバーに対して機体左右方向で運転座席とは反対側に位置することになるため、運転者が運転座席から副変速レバーを操作する際に、クラッチ切替えレバーが邪魔になり難くなる。
前記クラッチ切替えレバーは、揺動操作式のレバーであり、かつ、予備操作が行われてから揺動操作可能となるように構成されていると好適である。
前記クラッチ切替えレバーを案内するガイド部が備えられ、
前記ガイド部は、前記クラッチ切替えレバーの揺動操作方向に直線状に延びる直線部と、前記直線部と連なる状態で前記クラッチ切替えレバーの揺動操作方向と交差する方向に入り込む形状の入り込み部と、を有し、
前記入り込み部は、前記第一操作位置に対応する位置と、前記第二操作位置に対応する位置と、前記第三操作位置に対応する位置とに夫々設けられ、
前記クラッチ切替えレバーを前記入り込み部に入り込む側に付勢する付勢部材が備えられ、
前記クラッチ切替えレバーは、前記予備操作として、前記クラッチ切替えレバーを前記付勢部材の付勢力に抗して前記入り込み部から脱出させる操作が行われてから、前記直線部に沿って揺動操作可能となるように構成されていると好適である。
前記隔壁の上面部に、前記クラッチ切替えレバーを揺動可能に支持する揺動支持部が載置支持され、
前記ガイド部は、前記揺動支持部の上方に設けられていると好適である。
前記ガイド部は、前記サイドパネルの上面部に形成されていると好適である。
前記クラッチ切替えレバーの把持部に、押し操作式のスイッチが設けられ、
前記クラッチ切替えレバーは、前記予備操作として、前記スイッチの押し操作が行われてから揺動操作可能となるように構成されていると好適である。
図1及び図2には、普通型コンバインを示している。本コンバインには、機体フレーム1と、クローラ走行装置2と、が備えられている。走行機体の前方には、植立穀稈を刈り取る刈取り部3が設けられている。刈取り部3には、植立穀稈を掻き込む掻込みリール4と、植立穀稈を切断する刈刃5と、刈取穀稈を掻き込む掻込みオーガ6と、が備えられている。
運転部8の下方には、エンジンルームERが設けられている。エンジンルームERには、エンジンEや排気浄化装置10、冷却ファン11、ラジエータ12が収容されている(図7参照)。刈取り部3の後方には、刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置13が設けられている。刈取り部3と脱穀装置13とに亘って、刈取穀稈を脱穀装置13に向けて搬送するフィーダ14が設けられている。脱穀処理後の穀粒を貯留する穀粒貯留タンク15が脱穀装置13と横並びに設けられている。穀粒貯留タンク15は、作業位置とメンテナンス位置とに亘って、上下方向に延びる軸心Z1周りで揺動開閉可能に構成されている。脱穀装置13の後部と穀粒貯留タンク15の後部との間には、燃料タンク16が設けられている。
縦搬送部18の下端部は、穀粒貯留タンク15の底部に連通接続されている。横搬送部19のうち縦搬送部18側の端部は、縦搬送部18の上端部に連通接続され、かつ、上下揺動可能に支持されている。
図3に示すように、脱穀装置13の上部には、扱室22が形成されている。扱室22には、扱胴23が機体前後方向に延びる回転軸心Y1周りで回転可能に設けられている。扱胴23の下方には、受網24が設けられている。脱穀装置13の下部には、選別対象物を揺動選別する揺動選別装置25や、揺動選別装置25に選別風を送風する唐箕26、一番物の穀粒(単粒化穀粒等)を回収する一番回収部27、二番物の穀粒(枝梗付き穀粒等)を回収する二番回収部28が設けられている。一番回収部27には、一番物の穀粒を右方に搬送する一番スクリュ29が設けられている。二番回収部28には、二番物の穀粒を右方に搬送する二番スクリュ30が設けられている。一番スクリュ29と二番スクリュ30とは、機体前後方向に間隔をあけて設けられている。一番スクリュ29及び二番スクリュ30を脱穀装置13の右側部から取り外し可能に構成されており、穀粒貯留タンク15をメンテナンス位置に位置させた状態で、一番スクリュ29及び二番スクリュ30を脱穀装置13の右側部から引き抜くことができる。脱穀装置13の右側部には、一番スクリュ29からの一番物の穀粒を穀粒貯留タンク15に向けて上方に搬送する縦搬送装置31、及び二番スクリュ30からの二番物の穀粒を揺動選別装置25の前部に還元する二番還元装置32が設けられている。
図4に示すように、エンジンEの駆動力を伝動ベルトを介してHST20に伝達する走行伝動機構34が設けられている。エンジンEの駆動力がHST20及び前記副変速装置によって変速された後、クローラ走行装置2に伝達される。
図5から図8に示すように、キャビン9には、ルーフ部52と、フロントガラス53と、サイドガラス54と、リヤガラス55と、乗降ドア56と、が備えられている。運転部8には、運転座席57と、フロントパネル58と、サイドパネル59と、穀粒排出操作部60と、が備えられている。フロントパネル58には、操向レバー61やメータパネル62が設けられている。操向レバー61は、走行機体の操向操作や刈取り部3の昇降操作等の操作を行うものである。
排気浄化装置10は、エンジンEの排気をDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)によって浄化処理するものである。排気浄化装置10は、その長手方向が機体前後方向に沿う姿勢で、サイドパネル59の下方かつエンジンEの上方に設けられている。排気浄化装置10は、サイドパネル59の下方において、サイドパネル59の左端59aよりも左側に突出する状態で設けられている。排気浄化装置10は、排気浄化装置10のうち突出する部分のみならず全体的に天板67によって上方から覆われている。排気浄化装置10は、エンジンEの上部に載置支持されている。排気浄化装置10は、前側及び後側のステー68を介してエンジンEと連結されている。
図12から図14に示すように、排気浄化装置10による浄化処理後の排気を排出する排気管69が設けられている。排気管69は、排気浄化装置10の外周部のうち左側面の後部から左側に引き出されて、後上方に向けて延出している。排気管69は、脱穀装置13と穀粒貯留タンク15との間において、詳しくは後述するクラッチ切替え装置70、及び燃料タンク16の上方を通るように設けられている。排気管69において、排気浄化装置10に連通接続される排気上流側端部71と、排気上流側端部71よりも排気下流側の部分72との間等には、排気温度を低減するべく、排気管69の内部に外気を導入する外気導入部76が形成されている。運転キャビン7及び穀粒貯留タンク15と脱穀装置13との間において、排気管69の上方には、前側ステップ77及び後側ステップ78が設けられている。
図5から図8に示すように、サイドパネル59は、運転座席57に対して左側に設けられている。サイドパネル59には、主変速レバー79や副変速レバー80、クラッチ切替えレバー81が設けられている。サイドパネル59の下方でかつ排気浄化装置10の上方に、クラッチ切替えレバー81の操作位置を検出する位置検出センサ82が設けられている。
すなわち、主変速レバー79は、副変速レバー80に対して機体左右方向で運転座席57とは反対側に位置している。ここで、主変速レバー79のうちサイドパネル59の上面から突出する部分の突出長さをL1、副変速レバー80のうちサイドパネル59の上面から突出する部分の突出長さをL2とすると、主変速レバー79は、突出長さL1が突出長さL2よりも長くなるように構成されている。
サイドパネル59の下方空間を、排気浄化装置10に対して左側から覆うカバー84が設けられている。カバー84は、カバー84の前端がサイドパネル59の前端よりも前側に位置し、かつ、カバー84の後端がサイドパネル59の後端よりも後側に位置するように、機体前後方向に延びている。カバー84の後部には、排気管69のうち排気上流側端部71と干渉しないように、切欠き部84aが形成されている。カバー84には、その他の部分よりも左側に膨出する膨出部84bが形成されている。すなわち、平面視において、カバー84のうち排気浄化装置10の横隣りに位置する部分(膨出部84b)は、その他の部分よりも左側に膨出している。
上フレーム83と下フレーム66とに亘って、上下方向に延びる縦フレーム88が設けられている。縦フレーム88は、カバー84に対して左側に位置し、かつ、側面視でカバー84と重複する状態で設けられている。すなわち、縦フレーム88は、排気浄化装置10に対して左側に位置し、かつ、側面視で排気浄化装置10と重複する状態で設けられている。縦フレーム88は、上フレーム83及び下フレーム66に支持されており、上フレーム83及び下フレーム66に対して着脱可能に構成されている。縦フレーム88の上端部は、カバー84の上部と共に上フレーム83のうち縦壁部83aにボルト85によって着脱可能に固定されている。下フレーム66には、下フレーム66から下方に向けて延出するステー89が設けられている。縦フレーム88の下端部は、下フレーム66の下端よりも下側に突出し、かつ、ステー89にボルト90によって着脱可能に固定されている。
図9から図11に示すように、クラッチ切替えレバー81は、前後揺動操作式のレバーであり、刈取りクラッチ51及び脱穀クラッチ40の両方を入状態と切状態とに切替え操作する単一のものである。クラッチ切替えレバー81は、第一操作位置O1と、第二操作位置O2と、第三操作位置O3とに位置変更可能に構成されている。第一操作位置O1は、刈取りクラッチ51及び脱穀クラッチ40の両方が入状態となる操作位置である。第二操作位置O2は、刈取りクラッチ51が切状態となりかつ脱穀クラッチ40が入状態となる操作位置である。第三操作位置O3は、刈取りクラッチ51及び脱穀クラッチ40の両方が切状態となる操作位置である。クラッチ切替えレバー81は、主変速レバー79の後方に設けられている。
クラッチ切替えレバー81を揺動軸心X1周りで揺動可能に支持する揺動支持部96が設けられている。揺動支持部96には、位置検出センサ82も支持されている。揺動支持部96は、サイドパネル59の内部において、天板67の上面部に載置支持されている。
揺動支持部96は、略L字形状の板材によって構成されている。揺動支持部96には、天板67に沿う基部97と、天板67に対して垂直又は略垂直な縦壁部98と、が備えられている。基部97は、天板67にボルト99によって固定されている。縦壁部98には、レバー支軸94が挿通されるボス部100が設けられている。縦壁部98の左側部には、位置検出センサ82が取り付けられる取付け部101が設けられている。
クラッチ切替えレバー81を案内するガイド部102を有するレバーガイド103が設けられている。レバーガイド103は、揺動支持部96を左右に跨ぐ状態で設けられている。レバーガイド103の左右両端部には、夫々、脚部103aが形成されている。脚部103aは、天板67にボルト104によって固定されている。ガイド部102は、レバーガイド103のうち揺動支持部96の上方に位置する部分に設けられている。
直線部102aは、クラッチ切替えレバー81の揺動操作方向(前後方向)に直線状に延びている。直線部102aにおいて、第二操作位置O2と第三操作位置O3とに亘る区間の幅B1に対して、当該区間よりも第一操作位置O1側の区間の幅B2が狭くなっている。
図12から図17に示すように、刈取りクラッチ51、脱穀クラッチ40及び穀粒排出クラッチ37を入状態と切状態とに適切なタイミングで切り替えるクラッチ切替え装置70が設けられている。クラッチ切替え装置70は、脱穀装置13と穀粒貯留タンク15との間において、縦搬送装置31よりも後側に設けられている。クラッチ切替え装置70は、機体前後方向において、一番スクリュ29と二番スクリュ30との間に設けられている。クラッチ切替え装置70は、穀粒貯留タンク15のうち下窄まり形状部分15aの下方に設けられている。言い換えると、クラッチ切替え装置70は、平面視で穀粒貯留タンク15と重複する状態で設けられている。クラッチ切替え装置70は、側面視で二番還元装置32の基部と重複する状態で設けられている。脱穀装置13と穀粒貯留タンク15との間において、クラッチ切替え装置70の後方に、燃料タンク16が設けられている。
第一、第二、第三アーム107A、107B、107Cは、アーム支軸121に相対回転可能に支持されている。アーム支軸121は、側壁112のうち揺動軸心X2方向で互いに対向する壁部(左側壁部116と右側壁部117と)に亘って設けられている。アーム支軸121には、第一、第二、第三アーム107A、107B、107Cの各下端部が連結されている。アーム支軸121には、第一、第二、第三アーム107A、107B、107Cを、夫々、初期位置(ワイヤ引き始め位置)に位置決めするストッパ122が設けられている。アーム支軸121とストッパ122とは、ステー123を介して連結されている。側面視(図16参照)において、ワイヤ引き始め位置における第一、第二、第三アーム107A、107B、107Cは、若干前倒れの傾斜姿勢であり、これにより、ワイヤ引き始め位置とワイヤ引き終わり位置とに亘るストロークSを大きくして多種の機械に兼用可能となるようにしている。
(1)上記実施形態では、排気管69が排気浄化装置10の外周部のうち左側面の後部から左側に引き出されて、後上方に向けて延出している。しかし、排気管69は、排気浄化装置10の外周部のうち右側面、上面、下面、前面、後面から引き出されて、上方に向けて延出していてもよい。例えば、図21及び図22に示すように、排気管69は、排気浄化装置10の外周部のうち上面の後部から上側に引き出されて、後上方に向けて延出していてもよい。
しかし、図21から図24に示すように、サイドパネル59の上面部の下面に、揺動支持部96が吊り下げ支持されていてもよい。ガイド部102は、サイドパネル59の上面部に形成されている。揺動支持部96には、第一支持板材137と、第二支持板材138と、が備えられている。第一支持板材137及び第二支持板材138は、略L字形状の板材によって構成されている。第一支持板材137は、サイドパネル59の上面部の下面に固定されている。第二支持板材138は、第一支持板材137に対して左側から重ね合わされた状態で、第二支持板材138に対して左側からボルト139によって固定されている。第二支持板材138の左側部には、位置検出センサ82が取り付けられる取付け部101が設けられている。
底部141の後端部は、後壁部142の下端部にボルト固定されている。後壁部142は、サイドパネル59の上面部の下面に吊り下げ支持されている。
また、第二アーム107Bがアーム支軸121のうち左側壁部116又は右側壁部117に近い部分に支持されていてもよい。
8 運転部
10 排気浄化装置
13 脱穀装置
20 主変速装置
40 脱穀クラッチ
51 刈取りクラッチ
57 運転座席
59 サイドパネル
67 天板(隔壁)
79 主変速レバー
80 副変速レバー
81 クラッチ切替えレバー
82 位置検出センサ
96 揺動支持部
102 ガイド部
102a 直線部
102b 入り込み部
140 隔壁
141 底部
142 後壁部
E エンジン
ER エンジンルーム
L1 突出長さ
L2 突出長さ
O1 第一操作位置
O2 第二操作位置
O3 第三操作位置
Claims (11)
- 走行装置と、
運転座席及び前記運転座席に対して機体左右方向の一方側に設けられるサイドパネルを有する運転部と、
前記運転部の下方に設けられ、かつ、エンジン及び前記エンジンの排気を浄化処理する排気浄化装置を収容するエンジンルームと、
前記運転部の前方に設けられると共に植立穀稈を刈り取る刈取り部と、
前記刈取り部の後方に設けられると共に刈取穀稈を脱穀処理する脱穀装置と、が備えられているコンバインであって、
前記エンジンは前記走行装置及び前記刈取り部、前記脱穀装置に駆動力を伝達するものであり、
前記刈取り部への動力伝達を入切する刈取りクラッチと、
前記脱穀装置への動力伝達を入切する脱穀クラッチと、
前記刈取りクラッチ及び前記脱穀クラッチの両方を入状態と切状態とに切替え操作する単一のクラッチ切替えレバーと、
前記クラッチ切替えレバーの操作位置を検出する位置検出センサと、が備えられ、
前記クラッチ切替えレバーは、前記サイドパネルに設けられ、かつ、前記刈取りクラッチ及び前記脱穀クラッチの両方が入状態となる第一操作位置と、前記刈取りクラッチが切状態となりかつ前記脱穀クラッチが入状態となる第二操作位置と、前記刈取りクラッチ及び前記脱穀クラッチの両方が切状態となる第三操作位置とに位置変更可能に構成され、
前記排気浄化装置は、前記サイドパネルの下方に設けられ、
前記位置検出センサは、前記サイドパネルの下方でかつ前記排気浄化装置の上方に設けられ、
前記排気浄化装置と前記位置検出センサとの間に、前記排気浄化装置と前記位置検出センサとの間を上下に仕切る隔壁が設けられているコンバイン。 - 前記クラッチ切替えレバーは、揺動操作式のレバーであり、
前記隔壁の上面部に、前記クラッチ切替えレバーを揺動可能に支持する揺動支持部が載置支持され、
前記揺動支持部に、前記位置検出センサが支持されている請求項1に記載のコンバイン。 - 前記クラッチ切替えレバーは、揺動操作式のレバーであり、
前記サイドパネルの上面部の下面に、前記クラッチ切替えレバーを揺動可能に支持する揺動支持部が吊り下げ支持され、
前記揺動支持部に、前記位置検出センサが支持されている請求項1に記載のコンバイン。 - 前記排気浄化装置は、前記位置検出センサに対して後下方に位置し、
前記隔壁は、前記位置検出センサを下方から覆う底部と、前記位置検出センサを後方から覆う後壁部と、を有している請求項3に記載のコンバイン。 - 前記隔壁は、前記サイドパネルのうち左側部と右側部とに亘っている請求項1から4の何れか一項に記載のコンバイン。
- 前記サイドパネルに、主変速装置を変速操作する前後揺動操作式の主変速レバーと、副変速装置を変速操作する前後揺動操作式の副変速レバーと、が横並びに設けられ、
前記主変速レバーは、前記副変速レバーに対して機体左右方向で前記運転座席とは反対側に位置し、かつ、前記主変速レバーのうち前記サイドパネルの上面から突出する部分の突出長さが、前記副変速レバーのうち前記サイドパネルの上面から突出する部分の突出長さよりも長くなるように構成され、
前記クラッチ切替えレバーは、前記主変速レバーの後方に設けられている請求項1から5の何れか一項に記載のコンバイン。 - 前記クラッチ切替えレバーは、揺動操作式のレバーであり、かつ、予備操作が行われてから揺動操作可能となるように構成されている請求項1から6の何れか一項に記載のコンバイン。
- 前記クラッチ切替えレバーを案内するガイド部が備えられ、
前記ガイド部は、前記クラッチ切替えレバーの揺動操作方向に直線状に延びる直線部と、前記直線部と連なる状態で前記クラッチ切替えレバーの揺動操作方向と交差する方向に入り込む形状の入り込み部と、を有し、
前記入り込み部は、前記第一操作位置に対応する位置と、前記第二操作位置に対応する位置と、前記第三操作位置に対応する位置とに夫々設けられ、
前記クラッチ切替えレバーを前記入り込み部に入り込む側に付勢する付勢部材が備えられ、
前記クラッチ切替えレバーは、前記予備操作として、前記クラッチ切替えレバーを前記付勢部材の付勢力に抗して前記入り込み部から脱出させる操作が行われてから、前記直線部に沿って揺動操作可能となるように構成されている請求項7に記載のコンバイン。 - 前記隔壁の上面部に、前記クラッチ切替えレバーを揺動可能に支持する揺動支持部が載置支持され、
前記ガイド部は、前記揺動支持部の上方に設けられている請求項8に記載のコンバイン。 - 前記ガイド部は、前記サイドパネルの上面部に形成されている請求項8に記載のコンバイン。
- 前記クラッチ切替えレバーの把持部に、押し操作式のスイッチが設けられ、
前記クラッチ切替えレバーは、前記予備操作として、前記スイッチの押し操作が行われてから揺動操作可能となるように構成されている請求項7から10の何れか一項に記載のコンバイン。
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