JP2017131119A - コンバイン - Google Patents

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JP2017131119A
JP2017131119A JP2016011380A JP2016011380A JP2017131119A JP 2017131119 A JP2017131119 A JP 2017131119A JP 2016011380 A JP2016011380 A JP 2016011380A JP 2016011380 A JP2016011380 A JP 2016011380A JP 2017131119 A JP2017131119 A JP 2017131119A
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藤田 靖
Yasushi Fujita
靖 藤田
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】冷却ファンによる冷却風はDOCにより温められて運転席に向けて上昇し、運転席周辺の環境温度が高くなるという課題がある。
【解決手段】下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上部一側に脱穀装置3を設け、他側にはグレンタンク5を設け、前記グレンタンク5の前方に設けたエンジン11の外側に冷却ファン12を設け、前記エンジン11の上方にエンジン11から排出される排気を浄化するDOC19を設け、該DOC19の上方で操縦部6の側方パネル7の下方には略水平板状の上側案内板20を設け、該上側案内板20の機体内側端部には、エンジン11のフライホィール16および出力プーリー15の上方に位置する内側ガイド板21を接続し、該内側ガイド板21を、機体内側に至るほど低く傾斜させると共に、この内側ガイド板21の傾斜面の仮想延長線を脱穀装置3の入口漏斗23の機体内側端部に指向させたコンバイン。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンバインに係るものである。
従来、運転席の下方にディーゼルエンジンを設け、ディーゼルエンジンの上方に排気処理装置としてDOC(ディーゼル酸化触媒)を設けた構成は、公知である(特許文献1)。
特開2013−000002号公報
前記公知例は、DOCの内側側方を開放しているので、冷却ファンによる冷却風はDOCにより温められて運転席に向けて上昇するので、運転席周辺の環境温度が高くなるという課題がある。
本願は、DOCの周辺の構成を工夫して、運転席周辺の作業環境の改善を図ったものである。
請求項1記載の発明は、下方に走行装置2を設けた機体フレーム1の上部一側に脱穀装置3を設け、他側にはグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の前方に操縦部6を設け、前記機体フレーム1の前方に刈取装置4を設け、前記グレンタンク5の前方に設けたエンジン11の外側に冷却ファン12を設け、前記エンジン11の上方にエンジン11から排出される排気を浄化するDOC19を設け、該DOC19の上方で操縦部6の側方パネル7の下方には略水平板状の上側案内板20を設け、該上側案内板20の機体内側端部には、エンジン11のフライホィール16および出力プーリー15の上方に位置する内側ガイド板21を接続し、該内側ガイド板21を、機体内側に至るほど低く傾斜させると共に、この内側ガイド板21の傾斜面の仮想延長線を脱穀装置3の入口漏斗23の機体内側端部に指向させたコンバインとしたものである。
請求項2記載の発明は、前記内側ガイド板21の機体内側端部に縦板部24を接続し、該縦板部24の下端を操縦部6のフロア9の内側に設けた前側側板25の下端よりも上方に配置した請求項1記載のコンバインとしたものである。
請求項3記載の発明は、前記内側ガイド板21の機体内側端部には、操縦部6のフロア9の内側に設けた前側側板25の下端と同じ高さに位置する縦板部24を接続した請求項1記載のコンバインとしたものである。
請求項1記載の発明では、DOC19の上方の上側案内板20によりエンジン11の上方に熱気が立ち上がるのを防止し、上側案内板20の内側に設けた内側ガイド板21により、エンジン冷却後の排風を、脱穀装置3の入口漏斗23に向けて案内し、運転席に熱気が上昇するのを防止して運転席周辺の環境の改善を図ることができる。
請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、内側ガイド板21に接続された縦板部24によって入口漏斗23に向けて下方へ案内し、運転席に熱気が上昇するのを防止して運転席周辺の環境の改善を図ることができる。
請求項3記載の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、前側側板25の下端と同じ高さに位置する縦板部24によって、排風を入口漏斗23に向けて下方へ案内し、運転席に熱気が上昇するのを防止して運転席周辺の環境の改善を図ることができる。
コンバインの側面図。 脱穀装置と操縦部の側方パネルとエンジン付近の背面図。 同平面図。 同側面図。 駐車ブレーキペダルおよび掻込ペダルと主変速レバーとのリンク機構の側面図。 同拡大図。 ミッションケースの縦断面図。 同側面図。 他の実施形態のミッションケースの側面図。 エンジン付近の側面図。 同平面図。 エンジン付近の側面図。 ラジエーターカバーを開いた状態の背面図。 ラジエーターカバー付近の平面図。
本発明の一実施形態を図により説明すると、1は作業機の機体フレームであり、本願はコンバインの例である。
機体フレーム1の下方には走行装置2を設け、機体フレーム1の上方の一側には脱穀装置3を設ける。脱穀装置3の前方には刈取装置4を設け、脱穀装置3の側部にはグレンタンク5を設ける(図1)。
グレンタンク5の前方には、操縦部6を設け、操縦部6は側方パネル7と前側パネルにより包囲されたフロア9を有し、フロア9の後側に運転席10を設けている(図4)。
操縦部6の運転席10の下方にはエンジン(ディーゼルエンジン)11を設け、エンジン11の外側には冷却ファン12を設け、冷却ファン12の外側にラジエーター13を設け、ラジエーター13の外側に防塵網(図示省略)を有するラジエーターカバー14を設ける(図13)。また、前記エンジン11の出力プーリー15の外側には同心上にフライホィール16を設けている(図2)。
前記エンジン11には排気管17を接続し(図12)、排気管17の途中には排気ガス中の未燃燃料等を酸化させて排気ガスを浄化する排気処理装置18としてDOC(ディーゼル酸化触媒)19を設ける(図2)。
なお、DOC19に代えてDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を設置してもよく、また、両者を前後に並設してもよい。
前記DOC19はエンジン11の上方に配置し、DOC19の上方で前記側方パネル7の下方には略水平板状の上側案内板20を設け、上側案内板20の内端には前記フライホィール16および出力プーリー15の上方に位置する内側ガイド板21を設ける。
内側ガイド板21は、前記上側案内板20の機体内端端部に接続し、この内側ガイド板21の上面に傾斜面部22を有し、傾斜面部22は内側に至るに従い低く傾斜させ、傾斜面部22の傾斜線の延長(仮想延長線)を脱穀装置3の入口漏斗23の機体内側端部に指向させる(図2)。これにより、前記上側案内板20により機体内側に誘導された冷却ファン12からの冷却後の排風が内側ガイド板21の傾斜面部22の下面により障害物のない脱穀装置3の入口漏斗23の下方に向けて誘導され、運転席10への熱気の上昇が防止される。
また、傾斜面部22の内端には、内側ガイド板21の縦板部24を接続してもよい。
縦板部24は、傾斜面部22により下方へ誘導された排風をさらに下方に向けて誘導する。
これにより、上側案内板20の下面と内側ガイド板21の傾斜面部22の下面により誘導された排風を、縦板部24によりさらに下方に向けて誘導するので、排風方向の乱れを抑制し、エンジンルームおよび側方パネル7の下方への熱気の滞留が防止される。
また、傾斜面部22の前縁には、平面視において、前方に至るに従い、内側ガイド板21の前側に設けた操縦部6の前側側板25に接近するように傾斜させた上部前側傾斜部26を設け、上部前側傾斜部26の下部に連続する下部前側傾斜部27を形成する。
これにより、冷却ファン12の冷却後の排風は上部前側傾斜部26と下部前側傾斜部27により後方に案内誘導されてエンジンルームおよび側方パネル7の下方への熱気の滞留が防止される。
また、下部前側傾斜部27と縦板部24の下端は前側側板25の下端より上方に位置させてもよい。
これにより、冷却ファン12の冷却後の排風の脱穀装置3側への抜けを良好にし、エンジンルームおよび側方パネル7の下方への熱気の滞留が防止される。
また、前記上側案内板20は、エンジンカバー(図示省略)の天板と兼用してもよい。
しかして、図5、6のように、フロア9には、畦際の穀稈を刈り取るため、機体の走行を停止させた状態で刈取装置4を駆動させる掻込ペダル28と、機体を停止させる駐車ブレーキペダル29を設ける。
駐車ブレーキペダル29は操縦者の左足で踏むように配置する。
駐車ブレーキペダル29の駐車アーム30の基部は操縦部6のステップフレーム31側に設けたステー32にペダル軸33により回動自在に取付ける。ペダル軸33はステップフレーム31の上面より上方位置させる。
ペダル軸33にはボス34を固定し、ボス34にブレーキアーム35の中間部を固定し、ブレーキアーム35の一端は後述するミッションケース36のブレーキ37とブレーキワイヤ38により接続する。
駐車ブレーキペダル29にはロック機構39の一部を構成するロック片40を回動自在に設ける。駐車ブレーキペダル29の前方のフロア9には前記ロック機構39の一部である固定側係合部材41を設ける。固定側係合部材41の係合部42は前記フロア9の上面(ステップ面)より下方に設け、駐車ブレーキペダル29を踏み込んだ状態で、ロック片40がフロア9の上面より下方に位置するように構成する。
即ち、フロア9に縦状の挿入溝43を形成し、挿入溝43を駐車アーム30の一部およびロック片40が通過して固定側係合部材41の係合部42に係合してロックする。
これにより、駐車ブレーキペダル29はフロア9上面まで踏み込めるため、駐車ブレーキペダル29の踏み込みストロークを増やすことができ、駐車ブレーキペダル29のアーム比を改善して駐車ブレーキペダル29の踏み込み荷重を軽減させられる。
また、駐車ブレーキペダル29の踏み込みストロークを増やすことができるので、駐車ブレーキペダル29の踏み込み前の高さ位置(初期位置)を低くすることができ、操作性を向上させることができる。
また、駐車ブレーキペダル29をより低い位置へ踏み込むので、力を入れやすく、操作性を向上させることができる。
なお、駐車ブレーキペダル29は、機体停車時に踏み込むと、ロック片40の先端の円弧面により固定側係合部材41に当たると、バネの弾力に抗して自動的に開いて固定側係合部材41にロックし、ロック状態のロック片40の上端を押すと、ロック解除してバネの弾力によりもとの位置に復帰する。
掻込ペダル28は、掻込ペダルアーム44の先端に設け、掻込ペダルアーム44の基部はステー32側に軸45により回動自在に取付ける。軸45にはアーム46を固定し、アーム46には掻込ペダル連動ロッド47の一端を取付け、掻込ペダル連動ロッド47の他端は前記ブレーキアーム35の他端に取付ける。
これにより、掻込ペダル28を踏み込むと、掻込ペダル連動ロッド47を介してブレーキアーム35をペダル軸33回りに回転させてミッションケースのブレーキを常時制動状態とする。
前記駐車ブレーキペダル29および掻込ペダル28と、主変速レバー48とをリンク機構Lにより連結し、駐車ブレーキペダル29および掻込ペダル28の踏み込み操作があったときに、主変速レバー48を中立位置に戻すように規制する。
このリンク機構Lと駐車ブレーキペダル29の回動支点となるペダル軸33およびステー32とは、エンジンカバー49の前側内側壁部50より前方に設ける。
これにより、エンジンカバー49の前側内側壁部50の内側のエンジンルーム内にリンク機構Lと駐車ブレーキペダル29の回動支点が存在させていないので、エンジンルーム内の冷却後の排風の通りを良好にし、エンジンヒートバランスが良好となる。
また、リンク機構Lの点検調整がフロア9の左側より行えるため、メンテナンス作業を容易にできる。
前記リンク機構Lの構成は任意であるが、以下、一例を示す。前記ボス34には別途ペダルアーム51を設け、ペダルアーム51は主変速レバー48の基部のプレート52の両端部と一対のHST連動ロッド53の一端とをピン54により夫々連結する。ペダルアーム51にはHST連動ロッド53およびペダルアーム51を中立復帰させるリターンスプリング55を取付ける。
プレート52の他端には、掻込規制ロッド56の上端を取付ける。掻込規制ロッド56には係合孔57を形成し、係合孔57の終端には移動溝58を連通するように設ける。
係合孔57と移動溝58には、前記アーム46に設けた係合ピン59が係合するように配置する。主変速レバー48が中立位置以外だと、掻込規制ロッド56の係合ピン59が移動溝58に入らず係合孔57に係合して、掻込ペダル28の踏み込み操作を規制し、移動溝58に係合ピン59が移動すると、掻込ペダル28の踏み込み操作を許容する。
駐車ブレーキペダル29を踏み込むと、ペダル軸33を介してブレーキアーム35を回動させてブレーキワイヤ38を牽引し、ミッションケースのブレーキを常時制動状態とすると共に、ペダル軸33の回転によりペダルアーム51を回動させ、ペダルアーム51は主変速レバー48を中立復帰させる。
また、掻込ペダル28を踏み込むと、掻込ペダル連動ロッド47を介してブレーキアーム35をペダル軸33回りに回転させてミッションケースのブレーキを常時制動状態とする。
図7は、前記ミッションケース36を示し、62は副変速軸、63は中間軸、64はサイドクラッチ軸、65は左右サイドクラッチ、66は左右サイドクラッチギヤ、67はセンターギヤであり、センターギヤ67の回転をデフ機構68を介して左右車軸69の一方に伝達して旋回する構成としている。
70は旋回駆動軸、72は旋回駆動軸70の外周に嵌合させた内側筒、71は内側筒72の外周に嵌合させた外側筒、73はデフ機構68に直進回転を伝達する直進クラッチ、74はデフ機構68に差動回転を伝達する旋回クラッチ、92は直進クラッチ73および旋回クラッチ74の外周に設けたケース、75はデフ機構68を軸装した差動回転軸、76は旋回駆動軸70の旋回出力ギヤ、77は旋回駆動軸70に噛み合うデフ機構68の入力ギヤ、78は左右サイドクラッチギヤ66と常時噛み合うホイルギヤである。
機体を直進するときは、直進クラッチ73を入りにしてデフ機構68が左右サイドクラッチギヤ66と同一回転数を出力し、機体を旋回するときには旋回内側の左右サイドクラッチギヤ66を切りにすると共に旋回クラッチ74を入りにしてデフ機構68が低速回転を出力させて旋回させる。
なお、旋回クラッチ74が半クラッチ接続のときは緩旋回となり、旋回クラッチ74が完全に入りになると、逆回転を左右車軸69に伝達して、所謂スピンターンを実行できるように構成している。
しかして、前記ブレーキ37は、旋回駆動軸70の端部にブレーキライニング79Aを設け、ブレーキライニング79Aをアーム79Bにより締め付けることにより旋回駆動軸70の回転を停止制動させるものであり、アーム79Bにブレーキワイヤ38を接続する。
また、左右サイドクラッチ65は、通常走行時にはプッシュシリンダ(図示省略)により入切するが、別途、例えば、図8のように、サイドクラッチ用ケーブル80により入切可能に構成する。
即ち、サイドクラッチ用ケーブル80は前記ブレーキアーム35に接続し、駐車ブレーキペダル29を踏み込んでブレーキ37を作動させる際に、左右サイドクラッチ65を切りにする構成とし、操作性を向上させている。
前記サイドクラッチ軸64の両端部にはサイドクラッチアーム81の基部を夫々固定し、各サイドクラッチアーム81には前記サイドクラッチ用ケーブル80のアウタケーブル82を係止し、サイドクラッチ用ケーブル80のインナーケーブル83はミッションケース36に固定のブラケット85に係止する。ブラケット84には別途取付部材85を取付け、取付部材85にはサイドクラッチアーム81の所定以上の回動を規制するサイドクラッチアーム規制部材86を設け、サイドクラッチアーム規制部材86の長孔にサイドクラッチアーム81のピン87を係合させている。
また、サイドクラッチアーム規制部材86にはブレーキワイヤ38のアウタケーブルを係止し、ブレーキワイヤ38のインナーケーブルをアーム79Bに接続している。
これにより、ブレーキ37を作動させるブレーキワイヤ38の移動量を少なくでき、駐車ブレーキペダル29のアーム比を大きくできて駐車ブレーキペダル29の踏み込み荷重を小さくできる。
駐車ブレーキペダル29のブレーキワイヤ38の調節を単独できるので、ホイルギヤ78が摩耗したとき再調整が容易であり、ブレーキ37のブレーキ力を安定させられる。
また、左右サイドクラッチ65のサイドクラッチ用ケーブル80とブレーキ37のブレーキワイヤ38をサイドクラッチアーム規制部材86に取付けているので、サイドクラッチ用ケーブル80とブレーキワイヤ38の取付構成をシンプルにすることができる。
図9は、ブレーキ37の他の実施形態を示し、ミッションケース36の左側にブレーキ37および刈取クラッチ89を設け、ブレーキ37のブレーキワイヤ38と刈取クラッチ89のケーブル90をミッションケース36に設けた同じ取付部材91に取付ける。
これにより、ブレーキ37のブレーキワイヤ38と刈取クラッチ89のケーブル90の配索を容易にすると共に、調整部分が近接しているので、メンテナンスが容易である。
ブレーキワイヤ38の取付角度は、水平方向より上方に向け、アーム79Bはホイルギヤ78に対して上向きでかつ走行装置2のクローラー88の上面より上方に設ける。
これにより、ブレーキワイヤ38とケーブル90と取付部材91はクローラー88から飛散する泥土の影響を受けにくく、作動不良を防止する。
また、ブレーキワイヤ38とケーブル90と取付部材91は、刈取装置4の刈取後フレーム92とミッションケース36の間に配置する。
これにより、ブレーキ37のブレーキワイヤ38と刈取クラッチ89のケーブル90を同一の取付部材91に取付けることができる。
93はクラッチプーリー、94は刈取テンションアーム、95は刈取出力プーリーである。
エンジン11の外面に排出用出力プーリー96を設け、機体側に中間プーリー97を設ける。98はギヤボックス、99は中間出力プーリーであり(図10、図11)、中間出力プーリー99により図示は省略するが、グレンタンク5内の排出螺旋と縦排出揚穀装置と排出オーガを駆動する。
排出用出力プーリー96と中間プーリー97に掛け回したベルト100に接離する排出クラッチプーリー101を設ける。排出クラッチプーリー101のテンションアーム102の基部は支持部材103の下部に前後方向の軸102Aにより横軸回動自在に取付ける。
支持部材103はラジエーターフレーム104とシュラウド105とに跨って両者に固定して設ける。
支持部材103の上部には排出クラッチプーリー101の入切操作用のワイヤー106を係止する。
これにより、支持部材103は排出クラッチプーリー101の反力と入切操作用のワイヤー106の張力を受けるので、互いに吸収し合って、大きな力が掛からない構成とすることができる。
また、支持部材103は、ラジエーターフレーム104とシュラウド105とに跨って固定しているので、互いの強度を向上させることができる。
エンジン11の内面に脱穀出力プーリー107を設け、脱穀装置3の入力プーリー108との間にベルト109を掛け回し、ベルト109に接離する脱穀クラッチプーリー110を設ける。脱穀クラッチプーリー110のテンションアーム111の基部は、後側のエンジンマウント112を支持する支持部材113に、軸113Aにより回動自在に取付け、脱穀クラッチプーリー110の回動支点を支持部材113と前記脱穀出力プーリー107と同軸に設けたフライホイール114との間に配置する(図12)。
これにより、脱穀クラッチプーリー110およびテンションアーム111の回動支点を、脱穀出力プーリー107の中心に接近させることができ、ベルト109の外れを防止する。
また、テンションアーム111の基部は、エンジンマウント112を支持する支持部材113に取付けているので、強固に支持される。
図13、14は、ラジエーターカバー14の一例を示し、ラジエーターカバー14は前後方向の横取付軸115により側方に横倒し状態に回動するように取付け、ラジエーターカバー14には回動状態を支持する支持ワイヤー116の一端を取付け、支持ワイヤー116の他端はワイヤ支持部材117に取付ける。
ワイヤ支持部材117はフロア9側に取付け、ワイヤ支持部材117にはラジエーターフレーム104に取付けた取付部材118を取付ける。取付部材118はラジエーターフレーム104とシュラウド105とに跨って両者に固定して設ける。
これにより、ワイヤ支持部材117は、フロアフレーム(ステップフレーム)とラジエーターフレーム104とシュラウド105とにより強固に支持され、ラジエーター13の横倒し状態を確実に支持する。
また、ワイヤ支持部材117は取付部材118に上方から取り付けることができ、取付を容易にする。
(実施形態の作用)
エンジン11を始動し、エンジン11の回転により脱穀装置3と刈取装置4の各部を駆動し、走行装置2を駆動して走行して刈取脱穀作業を行う。
エンジン11は供給された燃料を燃焼させて得た駆動力を各部に伝達し、燃焼した燃料は排気ガスとして排気管17を通して機外に排出し、この際、排気管17の途中に設けた排気処理装置18のDOC19によりエンジン11の排気ガスを浄化する。
DOC19はエンジン11の上方に配置し、DOC19の上方で前記側方パネル7の下方には略水平板状の上側案内板20を設け、上側案内板20の内端には前記フライホィール16および出力プーリー15の上方に位置する内側ガイド板21を設け、内側ガイド板21は、前記上側案内板20の機体内端端部に接続し、この内側ガイド板21の上面に傾斜面部22を有し、傾斜面部22は内側に至るに従い低く傾斜させ、傾斜面部22の傾斜線の延長(仮想延長線)を脱穀装置3の入口漏斗23の機体内側端部に指向させているので、上側案内板20により機体内側に誘導された冷却ファン12からの冷却後の排風が内側ガイド板21の傾斜面部22の下面により障害物のない脱穀装置3の入口漏斗23の下方に向けて誘導され、運転席10への熱気の上昇が防止される。
また、傾斜面部22の内端には、内側ガイド板21の縦板部24を接続しているので、縦板部24は、傾斜面部22により下方へ誘導された排風をさらに下方に向けて誘導する。
即ち、上側案内板20の下面と内側ガイド板21の傾斜面部22の下面により誘導された排風を、縦板部24によりさらに下方に向けて誘導するので、排風方向の乱れを抑制し、エンジンルームおよび側方パネル7の下方への熱気の滞留が防止される。
また、傾斜面部22の前縁には、平面視において、前方に至るに従い、内側ガイド板21の前側に設けた操縦部6の前側側板25に接近するように傾斜させた上部前側傾斜部26を設け、上部前側傾斜部26の下部に連続する下部前側傾斜部27を形成しているので、冷却ファン12の冷却後の排風は上部前側傾斜部26と下部前側傾斜部27により後方に案内誘導されてエンジンルームおよび側方パネル7の下方への熱気の滞留が防止される。
また、下部前側傾斜部27と縦板部24の下端は前側側板25の下端より上方に位置させると、冷却ファン12の冷却後の排風の脱穀装置3側への抜けを良好にし、エンジンルームおよび側方パネル7の下方への熱気の滞留が防止される。
1…機体フレーム、2…走行装置、3…脱穀装置、4…刈取装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…側方パネル、8…前側パネル、9…フロア、10…運転席、11…エンジン、12…冷却ファン、13…ラジエーター、14…ラジエーターカバー、15…出力プーリー、16…フライホィール、17…排気管、18…排気処理装置、19…DOC、20…上側案内板、21…内側ガイド板、22…傾斜面部、23…入口漏斗、24…縦板部、25…前側側板、26…上部前側傾斜部、27…下部前側傾斜部、28…掻込ペダル、29…駐車ブレーキペダル、30…駐車アーム、31…ステップフレーム、32…ステー、33…ペダル軸、34…ボス、35…ブレーキアーム、36…ミッションケース、37…ブレーキ、38…ブレーキワイヤ、39…ロック機構、40…ロック片、41…固定側係合部材、42…係合部、43…挿入溝、44…掻込ペダルアーム、45…軸、46…アーム、47…掻込ペダル連動ロッド、48…主変速レバー、49…エンジンカバー、50…前側内側壁部、51…ペダルアーム、52…プレート、53…HST連動ロッド、54…ピン、55…リターンスプリング、56…掻込規制ロッド、57…係合孔、58…移動溝、59…係合ピン、60…入力軸、61…入力プーリー、62…副変速軸、63…中間軸、64…サイドクラッチ軸、65…左右サイドクラッチ、66…左右サイドクラッチギヤ、67…センターギヤ、68…デフ機構、69…左右車軸、70…旋回駆動軸、71…外側筒、72…内側筒、73…直進クラッチ、74…旋回クラッチ、75…差動回転軸、76…旋回出力ギヤ、77…入力ギヤ、78…ホイルギヤ、79B…アーム、80…サイドクラッチ用ケーブル、81…サイドクラッチアーム、82…アウタケーブル、83…インナーケーブル、84…ブラケット、85…取付部材、86…サイドクラッチアーム規制部材、87…ピン、88…クローラー、89…刈取クラッチ、90…ケーブル、91…取付部材、92…刈取後フレーム、93…クラッチプーリー、94…刈取テンションアーム、95…刈取出力プーリー、96…排出用出力プーリー、97…中間プーリー、98…ギヤボックス、99…中間出力プーリー、100…ベルト、101…排出クラッチプーリー、102…テンションアーム、103…支持部材、104…ラジエーターフレーム、105…シュラウド、106…入切操作用のワイヤー、107…脱穀出力プーリー、108…入力プーリー、109…ベルト、110…脱穀クラッチプーリー、111…テンションアーム、112…エンジンマウント、113…支持部材、114…フライホイール、115…横取付軸、116…支持ワイヤー、117…ワイヤ支持部材、118…取付部材。

Claims (3)

  1. 下方に走行装置(2)を設けた機体フレーム(1)の上部一側に脱穀装置(3)を設け、他側にはグレンタンク(5)を設け、該グレンタンク(5)の前方に操縦部(6)を設け、前記機体フレーム(1)の前方に刈取装置(4)を設け、前記グレンタンク(5)の前方に設けたエンジン(11)の外側に冷却ファン(12)を設け、前記エンジン(11)の上方にエンジン(11)から排出される排気を浄化するDOC(19)を設け、該DOC(19)の上方で操縦部(6)の側方パネル(7)の下方には略水平板状の上側案内板(20)を設け、該上側案内板(20)の機体内側端部には、エンジン(11)のフライホィール(16)および出力プーリー(15)の上方に位置する内側ガイド板(21)を接続し、該内側ガイド板(21)を、機体内側に至るほど低く傾斜させると共に、この内側ガイド板(21)の傾斜面の仮想延長線を脱穀装置(3)の入口漏斗(23)の機体内側端部に指向させたコンバイン。
  2. 前記内側ガイド板(21)の機体内側端部に縦板部(24)を接続し、該縦板部(24)の下端を操縦部(6)のフロア(9)の内側に設けた前側側板(25)の下端よりも上方に配置した請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記内側ガイド板(21)の機体内側端部には、操縦部(6)のフロア(9)の内側に設けた前側側板(25)の下端と同じ高さに位置する縦板部(24)を接続した請求項1記載のコンバイン。
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