JPH0430457Y2 - - Google Patents

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JPH0430457Y2
JPH0430457Y2 JP1985134312U JP13431285U JPH0430457Y2 JP H0430457 Y2 JPH0430457 Y2 JP H0430457Y2 JP 1985134312 U JP1985134312 U JP 1985134312U JP 13431285 U JP13431285 U JP 13431285U JP H0430457 Y2 JPH0430457 Y2 JP H0430457Y2
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pulley
belt
transmission
clutch
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JP1985134312U
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  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はエンジンとミツシヨンケースとの伝動
系内にベルト無段変速装置を備えている農用トラ
クタの伝動構造に関する。
〔従来の技術〕
この種の農用トラクタの伝動構造において、従
来は、ベルト無段変速装置を構成するに、第2図
に示すように、エンジン2とミツシヨンケース1
9とのベルト伝動系内に、エンジン2からのベル
ト21とミツシヨンケース19へのベルト22
を、夫々、固定側の両外側プーリ部材30A,3
0Bとこの両外側プーリ部材30A,30Bに対
して遠近方向に移動する可動側内方プーリ部材3
1とで保持する割プーリ機構32を設け、もつ
て、この割プーリ機構32をベルト張設方向に正
逆移動させることによつて、この移動に連動して
可動側内方プーリ部材31を移動させてベルト無
段変速装置18を構成していた。つまり、可動側
内方プーリ部材31の移動によつて、可動側内方
プーリ部材31と夫々の外側プーリ部材30A,
30Bとのベルト保持用V溝空間が連続的に変化
して、その間隔が狭くなればベルトは大径側に押
し出されることになり、一方、他のV溝空間はそ
の間隔が広くなつているので、ベルトは小径側に
移動する。この二つのV溝空間の相反する作用に
よつて増減速を行なえるようになつている。しか
も、この割プーリ機構を最減速位置まで移行させ
ることによつて、一方のベルトをV溝面に接触し
ない程度にたるませ、伝動不能な状態を現出でき
る。このような伝動断続機能を利用して、この無
段変速装置に主クラツチの機能を持たせていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、無段変速操作の最終到達として主クラ
ツチ機能を持たせたものであるから、主クラツチ
を切操作する場合には必ず変速操作位置を経由し
なければならず、操作の迅速性に欠ける面があ
り、急停車を要する場合に対応できなかつた。
本考案の目的は合理的な改造を施すことによつ
て、迅速にクラツチ操作が行なえるものを提供す
る点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は、エンジンとミツシヨ
ンケースとのベルト伝動系内に、エンジンからの
ベルトとミツシヨンケースへのベルトを、夫々、
両外側プーリ部材と内側プーリ部材とで保持する
割プーリ機構を設けるとともに、この割プーリ機
構をベルト張設方向に正逆移動させることによつ
て、この移動に連動して前記両外側プーリ部材あ
るいは内側プーリ部材のいずれか一方を他方に対
して遠近方向に移動させるように構成してベルト
無段変速装置に構成し、前記各ベルトのいずれか
一方に作用するテンシヨンプーリ式の主クラツチ
機構を設け、この主クラツチ機構の操作具とテン
シヨンプーリとの連係機構の途中に、前記割プー
リ機構の移動に伴う前記テンシヨンプーリの位置
変動を許容する融通を設けてある点にあり、その
作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、前記割プーリ機構をベルト張設方向に
正逆移動させることによつて、前記内側プーリ部
材と夫々の外側プーリ部材とのベルト保持用V溝
空間が連続的に変化して、その間隔が狭くなれば
ベルトは大径側に押し出されることになり、他の
V溝空間はその間隔が広くなつているので、ベル
トは小径側に移動する。この二つのV溝空間の相
反する作用によつて増減速を行える。そして、こ
の種のベルト伝動装置においてはベルトに対する
緊張力を極端に弱めることによつて、伝動断続状
態を得られることに着目して、ベルトに対する緊
張力を可変するテンシヨンプーリ機構を新たに追
加して、このプーリ機構をベルトから離間させる
ことによつて、変速操作を行うことなく、クラツ
チ機能を発揮させることができる。しかも、前記
割プーリ機構の移動に伴つてクラツチ機構配設側
のベルトの巻回径が変化することに起因して、ク
ラツチ用テンシヨンプーリの位置が変化するが、
その変化は前記融通によつて吸収され、クラツチ
操作具に伝わることがない。
〔考案の効果〕
従つて、クラツチを入切操作する場合に従来の
ように変速位置を経由させる必要がないので、迅
速に操作でき、クラツチ切状態を瞬間的に得られ
るので、急停車を要する場合に特に有効に活用で
き、ブレーキの制動力も迅速有効に効かすことが
できる。しかも、長期に亘る使用によつてベルト
の伸びなどがあると、従来のものであれば割プー
リ機構をクラツチ切位置でベルト外れが起る虞れ
もあるが、本考案の場合にはベルトの伸びを考慮
してベルト外れを起さない程度の割プーリ機構の
移動範囲に設定すれば上記のような不都合を回避
できるので、クラツチ機構を別構成にした利点を
より有効なものにできる。又、変速操作に伴うク
ラツチ操作具の位置ずれがなく、常に所定待機位
置に設定できるものとなつて、操作性の低下を招
くこともない。
〔実施例〕
第7図に示すように、機体前部ボンネツト1内
にエンジン2及び燃料タンク3を設けるととも
に、後部に操縦ハンドル4、運転席5、及び左右
偏平なデツキ6を備えた操縦部7を形成した機体
を前後車輪8,9で支持して刈取走行可能に、か
つ、前後車輪8,9の中間位置にモーア10及び
このモーア10から左右後車輪9,9の間に位置
して後方に延出された集草ダクト11並びに集草
器12を備えてローントラクタを構成してある。
伝動機構を詳述すると、前記エンジン2の下向
き出力軸13に上下二段に出力プーリ14,15
を嵌着するとともに、下段出力プーリ15と前記
モーア10入力軸に嵌着された入力プーリ16と
をベルト17連結して作業装置伝動機構を構成し
てある。一方、上段出力プーリ14にはベルト無
段変速装置18を介してミツシヨンケース19の
入力プーリ20をベルト21,22連結し、この
ミツシヨンケース19下端に軸支された後車輪
9,9を駆動可能に走行伝動系を構成してある。
第5図及び第6図に示すように、モーア10の
両側には、モーア10の刈取高さを設定するゲー
ジ輪23,23がモーア10に対して上下揺動可
能に支承されるとともに、このゲージ輪23,2
3を揺動操作する手元操作レバー24がこのゲー
ジ輪23,23に連動連結され、この手元操作レ
バー24に隣接して設けられた案内板25の係合
孔25aと手元操作レバー24側の係合突起との
係合変更によつて、ゲージ輪23,23高さを変
更可能に構成してある。前記手元操作レバー24
の位置する側とは反対側機体側部にモーア10の
姿勢をロツクするフツク26が設けられ、高さを
設定した状態でフツク26を踏込めばロツク状態
を現出でき、このロツク状態から手元操作レバー
24を操作してモーア10を僅かに持上げること
によつて、フツク26をバネ27力によつてロツ
ク解除方向に自動操作可能である。
第2図に示すように、水平揺動可能なフレーム
28に設けたボス28Aに対して下向きに突設し
た回転軸29に、上下一対の外側プーリ部材30
A,30Bとしての固定プーリ部材と両者30
A,30Bの間に位置して回転軸29軸心X方向
に摺動可能に内側プーリ部材31を遊嵌して割プ
ーリ機構32を構成してある。前記上側の外側プ
ーリ部材30Aと内側プーリ部材31とでエンジ
ン2からのベルト21を保持するV溝空間を形成
するとともに、下側の外側プーリ部材30Bと内
側プーリ部材31とでミツシヨンケース19への
ベルト22を保持するV溝空間を形成する。そし
て、図示するように矢印(ミツシヨンケース)の
方向に向けて、前記フレーム28を揺動させるこ
とによつて内方プーリ部材31を下方に移動さ
せ、上方側ベルト21をプーリ溝の小径側に移動
させ、下方側ベルト22を大径側に移動させるこ
とができ、増速変速可能で、かつ、反対方向に揺
動させることによつて減速変速可能なベルト無段
変速装置18を構成してある。
無段変速装置18に対する操作構造を詳述す
る。第1図及び第3図に示すように、運転者の右
側方に操作用ペダル33を設けるとともに、この
操作用ペダル33をデツキ6下面に設けられた横
支軸34にこの横支軸34軸心周りで揺動可能に
連結してある。前記横支軸34は、中継用の横支
軸35に第1連結ロツド36を介して連動連結さ
れるとともに、中継用横支軸35の第2連結ロツ
ド37を介しての前記フレーム28への連動連結
によつて、前記フレーム28に連動連結されてい
る。前記第2連結ロツド37は横支軸に遊嵌され
た上下揺動可能な連結アーム56と水平揺動可能
な前記フレーム28を連動連結すべく、両端連結
部にボール連結構造を有している。以上の構成か
ら、操作用ペダル33を踏込むと、前記フレーム
28がスプリング38の付勢力に抗して増速方向
に水平揺動するようになつている。
クラツチブレーキ構造について詳述すると、第
1図及び第4図に示すように、横支点周りで上下
揺動自在な枢支軸39にクラツチ操作具としての
クラツチペダル40を連動連結するとともに、こ
の枢支軸39にブラケツト41を立設してある。
これらブラケツト41の上端部には機体内方側に
向けて横向き姿勢の支持ブラケツト部42が延設
され、この延出端に後記するテンシヨンプーリ4
3への連動機構が設けられている。テンシヨンプ
ーリ43はデツキ6下面に縦向き姿勢に支承され
た自転軸14から延出された長尺フレーム45の
延出端に固着され、バネ46付勢力によつてエン
ジン2とベルト無段変速装置18との間に架渡さ
れたベルト21に作用する主クラツチ機構47に
構成してある。前記自転軸44には平面視でL形
の連結杆48が固着されるとともに、前記支持ブ
ラケツト42に対して水平揺動可能に枢支された
連結部材49と相対揺動可能に連動連結されてい
る。以上の構成から、クラツチペダル40を踏込
むと、テンシヨンプーリ43がバネ46付勢力に
抗してベルト21に対するテンシヨン力を弱める
方向に退避するように構成してある。
尚、前記L形連結杆48と連結部材49との連
結部位には融通としての長孔が設けられ、無段変
速装置18の変速操作に連動した移動によつて、
位置を変更するテンシヨンプーリ43の変動をク
ラツチペダル40に伝達しないように構成してあ
る。
前記ミツシヨンケース19の内方側にはブレー
キ機構51が設けられ、このブレーキ機構51の
操作アーム52と前記クラツチペダル40用枢支
軸39のブラケツト41とをワイヤ53連係し
て、クラツチペダル40の踏込みによつて操作さ
れるようになつている。しかも、前記操作アーム
52に連結されたワイヤ53端部金具54にワイ
ヤ作動方向に沿つて長孔54Aが形成され、か
つ、連動遅れ方向にバネ55付勢されているの
で、クラツチが作動した後で、ブレーキが作動す
るように構成されている。
〔別実施例〕
上記構成のものはローントラクタ以外の他の農
用トラクタに適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用トラクタの伝動構造の
実施例を示し、第1図は無段変速装置と主クラツ
チ機構とに対する操作構造を示す平面図、第2図
は無段変速装置を示す縦断面図、第3図は操作ペ
ダルを示す側面図、第4図はクラツチペダルを示
す側面図、第5図はモアのロツク機構を示す側面
図、第6図はモアの刈高さ調節構造を示す側面
図、第7図はローントラクタを示す側面図であ
る。 2……エンジン、18……ベルト無段変速装
置、19……ミツシヨンケース、21,22……
ベルト、30A,30B……外側プーリ部材、3
1……内側プーリ部材、32……割りプーリ機
構、40……操作具、43……テンシヨンプー
リ、47……主クラツチ機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジン2とミツシヨンケース19とのベルト
    伝動系内に、エンジン2からのベルト21とミツ
    シヨンケース19へのベルト22を、夫々、両外
    側プーリ部材30A,30Bと内側プーリ部材3
    1とで保持する割りプーリ機構32を設けるとと
    もに、この割りプーリ機構32をベルト張設方向
    に正逆移動させることによつて、この移動に連動
    して前記両外側プーリ部材30A,30Bあるい
    は内側プーリ部材31のいずれか一方を他方に対
    して遠近方向に移動させるように構成してベルト
    無段変速装置18に構成し、前記各ベルト21,
    22のいずれか一方に作用するテンシヨンプーリ
    式の主クラツチ機構47を設け、この主クラツチ
    機構47の操作具40とテンシヨンプーリ43と
    の連係機構の途中に、前記割りプーリ機構32の
    移動に伴う前記テンシヨンプーリ43の位置変動
    を許容する融通50を設けてある農用トラクタの
    伝動構造。
JP1985134312U 1985-09-02 1985-09-02 Expired JPH0430457Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985134312U JPH0430457Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02
GB8611242A GB2180018B (en) 1985-09-02 1986-05-08 Drive transmission structure for tractor
US06/862,477 US4721494A (en) 1985-09-02 1986-05-12 Drive transmission structure for tractor
FR8607120A FR2586776B1 (fr) 1985-09-02 1986-05-20 Structure de transmission d'entrainement pour tracteur a changement de vitesse progressif ne necessitant pas la mise en oeuvre d'un embrayage, notamment pour tondeuse a gazon

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985134312U JPH0430457Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6241955U JPS6241955U (ja) 1987-03-13
JPH0430457Y2 true JPH0430457Y2 (ja) 1992-07-22

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ID=31035440

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JP1985134312U Expired JPH0430457Y2 (ja) 1985-09-02 1985-09-02

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JP (1) JPH0430457Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125662U (ja) * 1974-08-13 1976-02-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5125662U (ja) * 1974-08-13 1976-02-25

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JPS6241955U (ja) 1987-03-13

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