JP7039743B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、像加熱装置を備える画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式、静電記録方式等を用いる画像形成装置に具備される定着装置などの像加熱装置として、筒状のフィルムと、フィルムの内面に接触する平板状のヒータと、フィルムを介してヒータと共にニップ部を形成するローラと、を有する構成がある。平板状のヒータは、ヒータの長手方向に発熱領域が分割され、それぞれ独立に温調可能に構成されたものがある。そのような像加熱装置において、発熱領域毎に温度検知素子としてのサーミスタを形成し、発熱領域毎に温度を検出する構成が提案されている(特許文献1)。また、ヒータの温度を検出するサーミスタを複数形成した構成において、信号線を少なくするために、複数のサーミスタのうちの一部を並列に接続する構成が提案されている(特許文献2)。
特開2015-194713号公報 特開2013-003382号公報
しかしながら、特許文献1のように、発熱領域毎にサーミスタを形成すると、発熱領域が増加するにつれて、サーミスタと接続される配線の本数が増加するので、ヒータの小型化が難しい。また、特許文献2のように、並列に接続した複数のサーミスタは、個々の温度信号が合算された一つの温度信号が出力されることになるため、並列接続に含まれる個々のサーミスタの温度を個別に検知することはできない。
本発明の目的は、並列に接続された複数の温度検知素子における個々の検知温度を取得可能とし、装置の安全性の向上を図ることができる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明のヒータは、
細長い基板と、
前記基板の第1の面に設けられ、通電することで熱を発する発熱体と、
前記基板の前記第1の面と反対側の第2の面に設けられた第1導電体と、
前記基板の前記第2の面に設けられた第2導電体と、
を備え、
記録材に形成された画像を記録材に定着する定着装置に用いられるヒータであって、
前記第2導電体は、前記第1導電体と電気的に接続されておらず、
前記第1導電体の一端は、前記基板の長手方向における前記基板の一端に配置され、前記第1導電体の他端は、前記基板の前記長手方向における前記基板の他端に配置され、
前記第2導電体の一端は、前記基板の前記長手方向における前記基板の前記一端に配置され、前記第2導電体の他端は、前記基板の前記長手方向における前記基板の前記他端に配置され、
前記第1導電体と前記第2導電体は、前記基板の前記長手方向と直交する方向において
、互いに異なる位置に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、並列に接続された複数の温度検知素子における個々の検知温度が取得可能となり、装置の安全性の向上を図ることができる。
実施例1の画像形成装置の断面図 実施例1の像加熱装置の断面図 実施例1におけるヒータ構成図 実施例1における制御回路図 実施例1における制御フローチャート 実施例2におけるヒータ構成図 実施例2における制御回路図 実施例2におけるヒータ構成の変形例 実施例2における制御フローチャート
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例に係る電子写真方式の画像形成装置(レーザプリンタ100)の概略断面図である。本発明が適用可能な画像形成装置としては、電子写真方式や静電記録方式を利用した複写機、プリンタなどが挙げられ、ここではレーザプリンタに適用した場合について説明する。また、画像形成装置に搭載される像加熱装置としては、記録材上に転写された未定着のトナー像(現像剤像)を記録材に定着させる定着器や、記録材上の定着済みトナー像を再度加熱することによりトナー像の光沢度を向上させる光沢付与装置などが挙げられる。
プリント信号が発生すると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光体19を走査する。これにより感光体19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像ローラ17からトナーが供給され、感光体19上に画像情報に応じたトナー画像(トナー像)が形成される。一方、給紙カセット11に積載された記録材としての記録紙Pは、ピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、搬送ローラ対13によってレジストローラ対14に向けて搬送される。さらに記録紙Pは、感光体19上のトナー画像が感光体19と転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ14から転写位置へ搬送される。記録紙Pが転写位置を通過する過程で感光体19上のトナー画像は記録紙Pに転写される。その後、記録紙Pは像加熱装置としての定着装置200(定着部)で加熱され、トナー画像が記録紙Pに加熱定着される。定着済みのトナー画像を担持する記録紙Pは、搬送ローラ対26、27によってレーザプリンタ100上部のトレイに排出される。
なお、感光体19は、クリーナ18によって表面の残トナー等が除去、清掃される。給紙トレイ(手差しトレイ)28は、記録紙Pのサイズに応じて幅調整可能な一対の記録紙
規制板を有しており、定型サイズ以外のサイズの記録紙Pにも対応するために設けられている。ピックアップローラ29は、給紙トレイ28から記録紙Pを給紙するためのローラである。モータ30は、定着装置200等を駆動するモータである。商用の交流電源401に接続された通電制御部としての制御回路400から、定着装置200へ電力供給している。上述した、感光体19、帯電ローラ16、スキャナユニット21、現像器17、転写ローラ20が、記録紙Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。また、本実施例では、感光体19及びクリーナ18を含むクリーニングユニット、帯電ローラ16及び現像ローラ17を含む現像ユニットが、プロセスカートリッジ15としてレーザプリンタ100の装置本体に対して着脱可能に構成されている。
図2は、本実施例における定着装置200の模式的断面図である。定着装置200は、筒状のフィルム(エンドレスフィルム)202と、フィルム202の内面に接触するヒータ300と、フィルム202を介してヒータ300と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ(ニップ部形成部材)208と、を有する。フィルム202のベース層の材質は、ポリイミド等の耐熱樹脂、またはステンレス等の金属である。また、フィルム202の表層には耐熱ゴム等の弾性層を設けても良い。加圧ローラ208は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金209と、シリコーンゴム等の材質の弾性層210を有する。ヒータ300は、耐熱樹脂製の保持部材201に保持されている。保持部材201は、フィルム202の回転を案内するガイド機能も有している。金属製のステー204は、保持部材201に不図示のバネの圧力(付勢力)を加えるためのものである。加圧ローラ208は、図示しないモータから動力を受けて矢印方向に回転する。加圧ローラ208が回転することによって、フィルム202が従動して回転する。未定着トナー画像を担持する記録紙Pは、定着ニップ部Nで挟持搬送されつつ加熱されて定着処理される。
ヒータ300は、後述するセラミック製の基板305上に設けられた発熱抵抗体302a、302bが通電によって発熱することにより、記録紙Pの加熱に利用される熱を発生する。ヒータ300には、安全保護素子212が当接している。安全保護素子212は、サーモスイッチや温度ヒューズ等がその一例であり、ヒータ300の異常発熱の際に作動してヒータ300に供給する電力を遮断する。
図3(A)は、ヒータ300の短手方向(長手方向と直交する方向)の模式的断面図であって、図3(B)に示す搬送基準位置X0付近の断面図である。ヒータ300は、基板305上の第1の面である摺動面層1の面にヒータ300の長手方向に沿って設けられている発熱体302a、302bを有する。発熱体302aは、記録紙Pの搬送方向の上流側に配置され、発熱体302bは、下流側に配置されている。そして、摺動面層2である保護ガラス308が覆っている。また、基板305の第2の面であり、摺動面層1、2と反対面である裏面層1の面には、印刷されたサーミスタTs3-2、Tp3-2が存在する。このサーミスタは負の抵抗温度特性を持ち、温度に依存して抵抗値が変化する。
図3(B)は、ヒータ300の模式的平面図であり、各層について追加して説明する。ヒータ300の摺動面層1には、発熱体302a、302bと、それと接続される導電体301a、301b、301cと、給電用の電極E1、E2が設けられている。その摺動面層1の上から、摺動面層2である保護ガラス308が、電極E1、E2だけを露出させるように(摺動面層1における電極E1、E2が形成された領域を除いて)摺動面層1を覆っている。この発熱体302a、302bは、電極E1、E2に電圧を印加して通電することにより、発熱する。電極E1、E2にはコネクタ等の接触式の給電や、溶接等の方法で給電される。
ヒータ300の裏面層1には、第1温度検知素子としてのサーミスタTs3-1~Ts3-3と、第2温度検知素子としてのサーミスタTp3-1~Tp3-3が配置されてい
る。サーミスタTs3-1~Ts3-3とサーミスタTp3-1~Tp3-3は、基板305の長手方向と直交する短手方向において互いに異なる位置において、それぞれ基板305の長手方向に所定の間隔で配置されている。サーミスタTp3-2とサーミスタTs3-2は、発熱体302a、302bの長手方向の中央付近に配置される。そのうち、サーミスタTs3-2は後述するCPU420で温調制御に用いられる。一方、サーミスタTp3-1、Tp3-3、Ts3-1、Ts3-3は、発熱体302a、302bの長手方向の端部付近に配置されて、CPU420が温度を検知している。これは、発熱体302a、302bの全長より短い用紙がプリントされ続けた時の非通紙部昇温を検知するために設けられる。また、サーミスタTp3-1とサーミスタTs3-1は、ヒータ300の長手方向においておおよそ同じ位置関係に配置されていて、サーミスタが示す温度もおおよそ同じである。サーミスタTp3-3とサーミスタTs3-3の関係についても同様である。
裏面層1には各サーミスタと接続される導電体も形成されている。導電体EG3-1、EG3-2は、各サーミスタの一端に接続され、後述する制御回路のサーミスタ温度検出部のグランド電位に接続される。導電体ET3-1~ET3-3は、サーミスタTs3-1~Ts3-3のそれぞれに接続され、ヒータ300の長手方向の端部まで形成される。このように、サーミスタTs3-1~Ts3-3は、導電体が独立に接続され、各々が個々に温度信号を出力するので、以降独立サーミスタTs3-1~Ts3-3と称する。一方、導電体Ep1は、サーミスタTp3-1~Tp3-3の全てに接続され、並列接続を成している。以降並列サーミスタTpと称して説明する。ヒータ300の幅Lは、サーミスタの数と導電体の本数に応じて、大きくなる傾向にあるものの、並列接続にすることで、独立に接続するよりも導電体の本数を減らすことができる。故に、ヒータ300の幅Lを大きくすることなく配置できる。裏面層2には、保護ガラス309がヒータ300の長手方向の端部を除いて構成されている。保護ガラス309に覆われない各導電体の一部は、後述する制御回路400との接続点となる。
図4は、実施例1のヒータ300の制御回路400を示す回路図である。レーザプリンタ100には商用の交流電源401が接続されている。電源電圧Vcc1、Vcc2は、交流電源401に接続された図示しないAC/DCコンバータによって生成されたDC電源である。交流電源401は、リレー430、440を介してヒータ300の電極E1、E2に接続される。ヒータ300の電力制御は、トライアック411の通電/遮断により行われる。
トライアック411の駆動回路構成について説明する。抵抗418、419はトライアック411を駆動するためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ415は一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。そして、フォトトライアックカプラ415の発光ダイオードに通電することによりトライアック416をオンさせる。抵抗417は、電源電圧Vcc1からフォトトライアックカプラ415の発光ダイオードに流れる電流を制限するための抵抗である。そして、トランジスタ413は、ベース抵抗412を介してCPU420からのFUSER1信号に従って動作し、フォトトライアックカプラ415をオン/オフする。尚、FUSER1信号のオンのタイミングは、ゼロクロス検知部421で生成された交流電源401のゼロ電位に同期したタイミング信号ZEROXに基づいてCPU420によって生成される。リレー430、440は、故障などによりヒータ300が過昇温した場合、ヒータ300への電力遮断手段として用いている。
リレー430の回路動作を説明する。CPU420がRLON信号をHigh状態にすると、トランジスタ433がON状態になり、電源電圧Vcc2からリレー430の2次側コイルに通電され、リレー430の1次側接点はON状態になる。RLON信号をLow状態にすると、トランジスタ433がOFF状態になり、電源電圧Vcc2からリレー
430の2次側コイルに流れる電流は遮断され、リレー430の1次側接点はOFF状態になる。リレー440についても動作は同様である。尚、抵抗434、444は、トランジスタ433、443のベース電流を制限する抵抗である。
リレー430、440を用いた安全回路460、461の動作について説明する。サーミスタTs3-2による検知温度が、設定された所定値を超えた場合、比較部431はラッチ部432を動作させ、ラッチ部432はRLOFF1信号をLow状態にしてラッチする。RLOFF1信号がLow状態になると、CPU420がRLON信号をHigh状態にしても、トランジスタ433がOFF状態で保たれるため、リレー430はOFF状態(安全な状態)で保つことができる。同様に、サーミスタTs3-1、Ts3-3についても、いずれかの温度が設定された所定値を超えた場合には、比較部441はラッチ部442を動作させ、RLOFF2信号をLow状態にしてラッチする。
CPU420における温度検知方法と制御について説明する。図3で説明した温調用のサーミスタTs3-2の抵抗値はRs3-2であり、抵抗452と分圧される。そして、0~Vcc1の電圧によって変換された温度信号としての信号Ss3-2としてCPU420に入力される。
Figure 0007039743000001
CPU420の入力部にはA/Dコンバータが備えられており、デジタル値として変換される。CPU420はこのデジタル値と温度の関係を、図示しない不揮発性メモリに温度対デジタル値のテーブルまたは関数として格納しておき、入力した信号に対して対応する温度を換算することで、温度を検出する。そして、CPU420は、設定温度と、サーミスタTs3-2の検知温度に基づき、例えばPI制御により、供給するべき電力を算出する。更に供給する電力に対応した位相角(位相制御)、波数(波数制御)の制御レベルに換算し、その制御条件によりトライアック411を制御している。
本発明における通電制御部、温度取得部及び動作制御部を兼ねるCPU420は、基板上に配置された各サーミスタから出力される温度信号が、所定の温度範囲に収まるように、各発熱体への通電を制御する。例えば、記録材へのトナーの高温オフセットが懸念される温度230℃以上の温度となったときを異常発熱状態とし、温調制御の温度範囲を、上限を230℃未満、温度が低く定着不良が懸念される温度170℃を下限と設定することが考えられる。そして、かかる温度範囲において、200℃を目標設定温度とし、発熱領域の温度が200℃程度に維持されるように通電を制御する。なお、具体的な温度の設定値は装置構成等により適宜設定されるものである。
サーミスタTs3-1、Ts3-3も同様に、それぞれ抵抗と分圧されてCPU420で検知されている(信号Ss3-1、Ss3-3)。
Figure 0007039743000002
Figure 0007039743000003
CPU420は、予め不揮発性メモリに格納された閾温度と、サーミスタTs3-1とサーミスタTs3-3を比較し、画像形成装置の異常とみなして、定着装置200を停止し、プリント動作(印字動作、画像形成動作)を停止する。
並列サーミスタTpは、3つのサーミスタTp3-1~Tp3-3の個々の温度信号が合算された一つの温度信号として信号Sp1がCPU420で検知されている。信号Sp1は、抵抗451と、Rp3-1~Rp3-3の合成並列抵抗(Rpとする)と分圧されて、CPU420に入力される。
Figure 0007039743000004
この並列サーミスタTpは、独立サーミスタTs3-1~Ts3-3のいずれかが仮に故障したとしても、温度を検知できるように設けられている。信号Sp1は、3つのサーミスタの並列接続になっているため、CPU420は、各々のサーミスタの検知温度を信号Sp1のみでは読み取れない。そのため、独立サーミスタTs3-1~Ts3-3による検知結果と合わせて、CPU420内部での演算処理によって、並列サーミスタTpにおける各々のサーミスタの温度を検知(信号Sp1に含まれる各々のサーミスタの温度信号を個々に取得)する。その演算方法を以下で説明する。
独立サーミスタTs3-1~Ts3-3の抵抗値Rs3-1~Rs3-3と、並列サーミスタの合成並列抵抗Rpは、前述した(1)~(4)式より、(5)~(8)式のように計算できる。但し、Vcc1とプルアップ抵抗R450~453の値は、メモリに格納することとする。
Figure 0007039743000005
Figure 0007039743000006
Figure 0007039743000007
Figure 0007039743000008
ところで、合成並列抵抗Rp1は、(9)式のように並列計算で表される。
Figure 0007039743000009
ここで、独立サーミスタTs3-1が仮に故障した場合を想定する。図3で説明したように、並列サーミスタTp3-2と独立サーミスタTs3-2の組み合わせ及び並列サーミスタTp3-3と独立サーミスタTs3-3は、同じ位置関係にある。したがって、温
度はほぼ等しいとすると、Rs3-2=Rp3-2、Rs3-3=Rp3-3なので次式となる。
Figure 0007039743000010
この(10)式から、Rp3-1が計算できる。つまり、独立サーミスタTs3-1が故障しても、並列サーミスタTp3-1の検出温度を演算することによって、ヒータ300の端部の温度を検出することができる。CPU420は以上の演算を行い、例えば、発熱体302a、302bの異常に昇温してしまった場合に、異常を検知して、RLON信号やFUSER1信号を止めることで、ヒータ300への通電を止めることができる。並列サーミスタTp3-2、Tp3-3についても、同様に計算できるので、独立サーミスタTs3-2、Ts3-3が故障しても、異常な温度を検知してヒータ300への通電を止めることができる。このように、並列サーミスタと、独立サーミスタが同じ温度を検出する構成であれば、以上の計算をすることで、独立サーミスタの故障があっても温度を検知することができる。
図5は、実施例1におけるフローチャートである。S500でプリント要求を受けると、以下の工程に進む。S501では、RLON信号をHigh出力して、リレー430、440をONする。S502では、CPU420は予め図示しないCPU420に内蔵されるメモリに格納された目標温度Taを読み出す。S503では、装置保護温度Tmax(例えば、230℃)を、内部メモリから読み出す。S504では、サーミスタTs3-2の温度を検出してトライアック411を制御する。S505では、Ts3-1~Ts3-3の温度を検知して、Tmaxと比較し、Tmaxより温度が高ければ通電を停止する(S508)。Tmaxより低い場合には、前述した計算により、Tp3-1、Tp3-2、Tp3-3を計算する(S506)。S507では、計算したTp3-1~Tp3-3とTmaxとを比較し、Tmaxより温度が高ければ通電を停止する。これはS505で独立サーミスタと比較しても、独立サーミスタが故障している可能性があり、その場合は温度を検出できないためである。したがって、独立サーミスタのみで温度を判断せず、独立サーミスタと並列サーミスタのいずれかが異常と判断した場合は、定着装置200を停止している。S509でプリントジョブが終了するまで繰り返し、終了していればRLONをLowレベルに出力し、リレー430、440をOFFする。
以上のように、本実施例によれば、独立したサーミスタの温度検知結果を用いて並列接続したサーミスタの各々の温度を検知することできる。これにより、複数のサーミスタの一部を並列接続にすることによりヒータ幅の増大を抑えることができると共に、並列サーミスタによってもヒータの異常温度を検出することが可能となり、定着装置を安全に保護することができる。
尚、本実施例では負の抵抗温度特性を持つサーミスタを用いたが、それに限定されるものではない。また、摺動面層1の発熱体のパターンは、本実施例に限定されるものではなく、例えば、ヒータ中央部と端部で発熱量を異ならせたパターンなどでも良い。また、並列に接続するサーミスタの数は3個に限定されるものでもなく、2個以上であれば同様の効果を得られる。また、本実施例では、サーミスタを基板において発熱体が設けられている面とは反対側の面に設けた構成としているが、発熱体が設けられている面に設ける構成としてもよい。
また、本実施例では、並列サーミスタにおいて所定の温度を超えているか否かの判断を、通紙領域の温度検知を行う全てのサーミスタについて行ったが(図5のS507)、通
紙領域の端部のサーミスタについてのみ行うように構成してよい。
(実施例2)
次に、実施例1で説明したヒータ300に対して、発熱体のパターンの変形例である長手方向に発熱領域を分割したヒータ600に関する実施例2を説明する。実施例1と同様の構成については、同一の記号を用いて説明を省略する。
図6は、ヒータ600の断面図と平面図を示している。図6(A)の断面図においては、実施例1と同様である。ヒータ600の裏面層1には、基板305上に導電体601と導電体603を有する。導電体601は、記録材Pの搬送方向の上流側に配置された導電体601aと、下流側に配置された導電体601bに分離されている。導電体603は、基板305の長手方向に、導電体603-1~603-7に分離されている。更に、ヒータ600は、導電体601と導電体603を介して供給する電力により発熱する発熱体602を有しており、導電体601と導電体603の間に設けられている。この発熱体602は、記録材Pの搬送方向の上流側に配置された発熱体602aと、下流側に配置された発熱体602bに分離されている。さらに、発熱体602aは発熱体602a-1~602a-7に、発熱体602bは発熱体602b-1~602b-7にそれぞれ分離されている。具体的には、第1発熱体としての発熱体602a-4を記録材の搬送領域の中央に配置し、その両側に第2発熱体としての発熱体602a-1~602a-3、602a-5~602a-7が発熱領域を長手方向に拡大するように配置されている。発熱体602b-1~602b-7についても同様の配置である。また、給電用に電極E3-1~E3-7、E4、E5が設けられている。更に、裏面層2には、絶縁性の保護ガラス608が、裏面層1における電極E3-1~E3-7、E4、E5を除いた領域を覆っている。
図6(B)は、ヒータ600の平面図であり、各層について説明する。
ヒータ600裏面層1には、導電体601と導電体603と発熱体602、電極E3の組からなる発熱ブロックが、ヒータ600の長手方向に7つ設けられている(HB1~HB7)。この7つの発熱ブロックHB1~HB7に対応することを示すために、発熱体602a-1~602a-7のように末尾に番号を付して説明する。発熱体602b、導電体601a、601b、導電体603、電極E3も同様である。
また、ヒータ600の裏面層2の表面保護層608は、電極E3-1~E3-7及びE4、E5の箇所を除いて形成されており、ヒータ600の裏面側から、図示しない電気接点が接続可能な構成となっている。そして、各発熱ブロックに対してそれぞれ独立に給電可能になり、独立に給電制御を行うことができる。このように7つの発熱ブロックに分けることで、AREA1~AREA4のように、4つの通紙領域を形成することができる。本実施例ではAREA1をA5紙用、AREA2をB5紙用、AREA3をA4紙用、AREA4をLetter紙用と分類した。7つの発熱ブロックを独立に制御できるので、記録紙Pのサイズに合わせて、給電する発熱ブロックを選択する。尚、発熱領域の数や、発熱ブロックの数は、本実施例の数に限定されるものではない。また、各発熱ブロック内の発熱体602a-1~602a-7、602b-1~602b-7は、本実施例に記載するような連続的なパターンに限定されるものではなく、例えば図8に示すような間隙部を設けた短冊状のパターンでも良い。
ヒータ600の摺動面層1には、ヒータ600の発熱ブロックごとの温度を検知するためのサーミスタ群が設置されている。サーミスタTs6-1~Ts6-7は、主に各発熱ブロックの温調制御に使われるサーミスタ(以降、温調サーミスタと称する)であり、各発熱ブロックの中央付近に配置される独立サーミスタである。サーミスタTm6-2~Tm6-8は、発熱領域より幅が狭い記録紙を通紙した際の、非通紙領域(端部)の温度を検知するためのサーミスタ(以降、端部サーミスタと称する)であり、これも独立サーミ
スタである。搬送基準位置X0に対して、各発熱ブロックの外側寄りに配置される。尚、HB1とHB7は、発熱領域が狭く、端部サーミスタを必要としていないために配置していない。次に、サーミスタTp6-1~Tp6-3及びTp6-5~Tp6-7は、温調サーミスタや端部サーミスタが故障した場合にも、温度を検知できるように用意されていて、並列に接続されている。また、温調サーミスタTs6-1~Ts6-7の長手方向における位置X1~X3、X5~X7と略等しい位置関係に配置されている。したがって、並列サーミスタのTp6-1~Tp6-3及びTp6-5~Tp6-7は、それぞれ各位置に対応する温調サーミスタTs6-1~Ts6-3及びTs6-5~Ts6-7とおおよそ同じ温度を検出する。尚、本実施例では、温調サーミスタと並列サーミスタの位置関係を合わせたが、それに限定されることはなく、端部サーミスタと位置関係を揃えてもよい。また、実施例1のように全ての独立サーミスタに対応する並列サーミスタを用意する必要はなく、本実施例のように並列サーミスタの数<独立サーミスタの数の関係にあってもよい。
独立サーミスタの一端は、導電体ET1-1~ET1-6や導電体ET2-1~ET1-7にそれぞれ接続されると共に、他方は導電体EG9に共通接続される。並列サーミスタTp6-1~Tp6-3及びTp6-5~Tp6-7の一端は、導電体Ep2に共通接続されると共に、他方は導電体EG10に共通接続される。ヒータ600の摺動面層2には、摺動性のあるガラスのコーティングによる表面保護層609を有する。表面保護層609は、摺動面層1の各導電体に電気接点を設けるため、ヒータ600の両端部を除いて設けてある。
図7は、実施例2におけるヒータ600の制御回路700である。本実施例では、発熱ブロックの数に応じて、トライアック741~747が配置される。CPU420は、各トライアックを駆動する為の信号FUSER1~FUSER7を出力している。尚、トライアックの駆動回路は実施例1と同様なので、省略して図示している。各トライアックは、電極E3-1~E3-7に接続され、発熱体602a-1~602a-7、602b-1~602b-7への通電をスイッチングすることで電力をコントロールする。
次にCPU420における温度検知方法と制御について説明する。各サーミスタは、プルアップ抵抗750-1~750-7、751-2~751-8、752と分圧されて、CPU420に入力される。ここで、Ts6-t(t=1~7)、Tm6-t(t=2~6、8)の抵抗値をRs6-t(t=1~7)、Rm6-t(t=2~6、8)とし、信号をSs6-t(t=1~7)、Sm6-t(t=2~6、8)とすると、下記式が得られる。
Figure 0007039743000011
Figure 0007039743000012
Figure 0007039743000013
実施例1と同様、CPU420は、各々のサーミスタの検知温度を信号Sp2のみでは読み取れない。そのため、独立サーミスタTs6-1~Ts6-7による検知結果と合わせて、CPU420内部での演算処理によって、各々のサーミスタの温度を検知(各々のサーミスタの温度信号を個々に取得)する。その演算方法を以下で説明する。
前述した(11)~(13)式より、(14)~(16)式のように計算できる。但し、Vcc1とプルアップ抵抗R750、751、752の値は、メモリに格納することとする。
Figure 0007039743000014
Figure 0007039743000015
Figure 0007039743000016
ところで、合成並列抵抗Rp2は、(17)式のように並列計算で表される。
Figure 0007039743000017
ここで、サーミスタTs6-1が仮に故障した場合を想定する。並列サーミスタと温調サーミスタは略同じ位置関係にあるので、温度はほぼ等しいとすると、
Figure 0007039743000018
となり、(18)式から、Rp6-1が計算できる。
つまり、独立サーミスタTs6-1が故障しても、Tp6-1の検出温度を演算することによって、ヒータ600の発熱ブロックHB1の温度を検出することができる。例えば、発熱ブロックHB1が異常に昇温してしまった場合に、異常を検知して、RLON信号やFUSER1信号を止めることで、発熱ブロックHB1への通電を止めることができる。その他の並列サーミスタに含まれる個々のサーミスタTp6-2、Tp6-3、Tp6-5~Tp6-7についても、同様に計算できるので、温調サーミスタが故障しても、異常を検知してヒータ600への通電を止めることができる。
尚、CPU420は、並列サーミスタに含まれる個々のサーミスタTp6-1~Tp6-3及びTp6-5~Tp6-7と、各サーミスタに対応する独立サーミスタTs6-1~Ts6-3及びTs6-5~Ts6-7を比較する。比較した結果、所定の温度差が生じた場合には、どちらかのサーミスタが故障していると考えられるため、定着装置200の故障とみなして、定着装置200及びレーザプリンタ100の動作を停止してもよい。
このように、発熱体がヒータの長手方向で分割されるヒータにおいても、並列サーミスタの個々のサーミスタ温度は、独立サーミスタの検知結果を用いれば、計算によって温度を検知することができる。
図9は、実施例2におけるフローチャートである。S500~S502までは、実施例1と同様であるので省略する。S903では、定着装置の異常時に保護を行う装置保護温度Tmax1と、端部昇温した時に、定着装置内の部品に影響することを阻止するための
温度である端部保護温度Tmax2を図示しないメモリから読み出す。S904では、給紙カセット11における紙サイズ検知センサ22(図1)によって、給紙カセット11に設置された記録紙Pのサイズを検出する。S905-1~S905-4において、紙サイズを判断し、S906-1~S906-4において、それぞれ紙サイズに対応する発熱領域を決定して発熱領域に対応するトライアックを制御する。S907では、端部サーミスタTm6-2~Tm6-6、Tm6-8の温度を検出して、端部保護温度Tmax2より温度が高い場合には、S908でスループットを下げる制御を行う。スループットを下げる制御としては、具体的には、記録材の搬送間隔を広げる、記録材の搬送速度を遅くする等の制御が挙げられる。S909では、独立サーミスタTs6-1~Ts6-7と装置保護温度Tmax1とを比較し、Tmax1を超える時は、S508で定着装置200を停止する。Tmax1を超えない場合でも、S910で並列サーミスタのTp6-1~Tp6-3、Tp6-5~Tp6-7を計算し、Tmax1を超える場合には、装置を停止する。S509以降は実施例1と同様の動作で終了する。
以上のように、本実施例のような発熱ブロックに分割されたヒータにおいても、独立したサーミスタの温度検知結果を用いて並列接続したサーミスタの各々の温度を検知できる。したがって、並列接続にすることによりヒータ幅の増大を抑えることができると共に、ヒータの異常温度を検出し、定着装置を安全に保護することができる。特にこのようなヒータは、発熱ブロックが多くなるほど、必要なサーミスタの数が多くなるため、並列サーミスタによってヒータ幅の増大を抑える効果は大きくなる。尚、本実施例のように並列サーミスタに含まれるサーミスタの数は、独立サーミスタの数より少なくても同等の効果を得られる。
200…定着装置、300…ヒータ、305…基板、302a、302b…発熱体、Ts3-1~Ts3-3…独立サーミスタ、Tp3-1~Tp3-3…並列サーミスタ、400…制御回路

Claims (12)

  1. 細長い基板と、
    前記基板の第1の面に設けられ、通電することで熱を発する発熱体と、
    前記基板の前記第1の面と反対側の第2の面に設けられた第1導電体と、
    前記基板の前記第2の面に設けられた第2導電体と、
    を備え、記録材に形成された画像を記録材に定着する定着装置に用いられるヒータであって、
    前記第2導電体は、前記第1導電体と電気的に接続されておらず、
    前記第1導電体の一端は、前記基板の長手方向における前記基板の一端に配置され、前記第1導電体の他端は、前記基板の前記長手方向における前記基板の他端に配置され、
    前記第2導電体の一端は、前記基板の前記長手方向における前記基板の前記一端に配置され、前記第2導電体の他端は、前記基板の前記長手方向における前記基板の前記他端に配置され、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、前記基板の前記長手方向と直交する方向において、互いに異なる位置に設けられていることを特徴とするヒータ。
  2. 前記ヒータは、前記第1導電体と前記第2導電体を覆う保護層をさらに備え、
    前記第1導電体の前記一端と前記他端と、前記第2導電体の前記一端と前記他端は、前記保護層に覆われずに露出していることを特徴とする請求項1に記載のヒータ。
  3. 前記保護層は、ガラスを含む材料で形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヒータ。
  4. 前記第1導電体は、前記基板の前記長手方向と直交する方向の一端に近い位置に設けられ、
    前記第2導電体は、前記基板の前記長手方向と直交する方向の他端に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のヒータ。
  5. 前記ヒータは、前記ヒータの温度を検知するための温度検知素子をさらに備え、
    前記温度検知素子は、前記第1導電体と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のヒータ。
  6. 前記ヒータは、前記温度検知素子を第1温度検知素子として、第2温度検知素子をさらに備え、
    前記第2温度検知素子は、前記第2導電体と電気的に接続されていることを特徴とする請求項5に記載のヒータ。
  7. 前記ヒータは、一端が前記温度検知素子と電気的に接続されている第3導電体をさらに備え、
    前記第3導電体の他端は、前記基板の前記長手方向の前記一端に設けられていることを特徴とする請求項5又は6に記載のヒータ。
  8. 前記ヒータは、前記発熱体を覆う第2保護層をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のヒータ。
  9. 前記第2保護層は、ガラスを含む材料で形成されていることを特徴とする請求項8に記載のヒータ。
  10. 前記基板がセラミックで形成されていることを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載のヒータ。
  11. 前記記録材と接触する回転可能な筒状のフィルムと、
    前記フィルムの内部空間に設けられたヒータと、
    を備え、前記記録材に形成された画像を前記記録材に定着させる定着装置であって、
    前記ヒータは、請求項1~10のいずれか1項に記載するヒータであることを特徴とする定着装置。
  12. 前記定着装置は、前記フィルムの外周面と接触するローラをさらに備え、
    前記フィルムを介して前記ヒータと前記ローラで定着ニップ部を形成し、前記定着ニップ部で前記記録材を挟持搬送することを特徴とする請求項11に記載の定着装置。
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