JP2021131415A - 像加熱装置、画像形成装置及びヒータ - Google Patents

像加熱装置、画像形成装置及びヒータ Download PDF

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Abstract

【課題】ニップ部における温度をより正確に検知し、より最適な温度制御を可能にすることができる技術を提供する。【解決手段】複数の発熱体302a−1〜302a−7、302b−1〜302b−7を有するヒータ300と、ヒータ300により加熱される加熱回転体202と、加熱回転体202との間に記録材を搬送するニップ部を形成する加圧回転体208と、ヒータ300の温度を検知するための複数の温度検知素子Tと、を備え、記録材に形成された画像をヒータ300の長手方向に並ぶ複数の発熱体の熱を利用して加熱する像加熱装置200において、複数の温度検知素子Tは、第一の温度検知素子Ta−1〜Ta−7と、第一の温度検知素子Ta−1〜Ta−7よりも長手方向と直交する記録材搬送方向の上流側に配置される第二の温度検知素子Tb−2、Tb−3、Tb−41、Tb−42、Tb−5、Tb−6と、を含む。【選択図】図3

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の電子写真記録方式の画像形成装置に搭載する定着器、あるいは記録材上の定着済みトナー画像を再度加熱することにより画像の光沢度を向上させる光沢付与装置等の像加熱装置およびその像加熱装置に装備される加熱ヒータに関する。
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置に搭載される像加熱装置として、筒状のフィルムと、フィルムの内面に接触するヒータで定着部材を構成し、フィルムを介してヒータと共にニップ部を形成する加圧ローラとを有する装置がある。この像加熱装置を搭載する画像形成装置において記録材として小サイズ紙を連続プリントすると、ニップ部長手方向において紙が通過しない領域の温度が徐々に上昇するという現象(非通紙部昇温)が発生する。
この非通紙部昇温を抑制する手法の一つとして、ヒータ上の発熱抵抗体をヒータ長手方向において複数の発熱ブロックに分割し、記録材のサイズに応じてヒータの発熱ブロックを切換える装置が提案されている(特許文献1)。このようなヒータを以下、長手分割ヒータと称する。
また、長手分割ヒータの各発熱ブロックに複数のサーミスタ(温度検知素子)を配置する例が提案されている(特許文献2)。各発熱ブロックに複数のサーミスタを配置させることにより、1つのサーミスタが断線等により温度検知不能になった場合でも、他方のサーミスタにより異常発熱等の故障を検知し給電を停止することができる。また、発熱ブロックの分割位置に適合しないサイズの記録材が通紙された場合に発生する非通紙部昇温を検知することができるメリットがある。
特開2017−54071号公報 特開2018−194682号公報
ところで、加熱回転体としての定着フィルムと加圧回転体としての加圧ローラとの圧接により形成されるニップ部は、記録材搬送方向の温度分布や加圧力による面圧の分布が均一でない。したがって、加熱定着器の温度制御を最適に行う為には、温度検知素子としてのサーミスタを適切な位置に配置し、画像不良や、異常発熱を防止することが重要である。特許文献2に開示された配置方法では、各発熱ブロックの温度制御を行うための温調サーミスタはニップ上流に配置されている。このような配置では、より高温になるニップ下流側の温度検知ができず、適切な温度制御ができない場合がある。その結果、定着不良やホットオフセットのような画像不良が発生する可能性がある。
本発明の目的は、ニップ部における温度をより正確に検知し、より最適な温度制御を可能にすることができる技術を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の像加熱装置は、
複数の発熱体を有するヒータと、
前記ヒータにより加熱される加熱回転体と、
前記加熱回転体との間に記録材を搬送するニップ部を形成する加圧回転体と、
前記ヒータの温度を検知するための複数の温度検知素子と、
を備え、前記記録材に形成された画像を前記ヒータの長手方向に並ぶ前記複数の発熱体の熱を利用して加熱する像加熱装置において、
前記複数の温度検知素子は、第一の温度検知素子と、前記第一の温度検知素子よりも前記長手方向と直交する記録材搬送方向の上流側に配置される第二の温度検知素子と、を含むことを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
記録材に画像を形成する画像形成部と、
記録材に形成された画像を記録材に定着する定着部と、
を有する画像形成装置において、
前記定着部が本発明の像加熱装置であることを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本発明のヒータは、
基板と、
前記基板上に前記基板の長手方向に並ぶように設けられた複数の発熱体と、
前記基板において前記発熱体が設けられる面とは反対側の面に設けられる複数の温度検知素子と、
を有し、像加熱装置において加熱回転体と加圧回転体との間に形成したニップ部で搬送する記録材に形成された画像の加熱に用いられるヒータにおいて、
前記複数の温度検知素子は、第一の温度検知素子と、前記基板上において前記第一の温度検知素子よりも前記長手方向と直交する記録材搬送方向の上流側に配置される第二の温度検知素子と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、ニップ部における温度をより正確に検知し、より最適な温度制御が可能となる。
実施例1の画像形成装置の断面図 実施例1の像加熱装置の断面図 実施例1のヒータ構成図 実施例1の効果を説明する図 実施例1の比較例 実施例1の効果を説明する図 実施例1の応用例 実施例1の応用例 実施例1の応用例 実施例2のヒータ構成図 実施例2の応用例 実施例1のヒータの制御回路図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
(1)画像形成装置例
図1は、実施例1に係る電子写真記録技術を用いた画像形成装置100の断面図である。本発明が適用可能な画像形成装置としては、電子写真方式や静電記録方式を利用したプリンタ、複写機などが挙げられ、ここではレーザプリンタに適用した場合について説明する。プリント信号が発生すると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光体(感光ドラム)19を走査する。これにより感光体19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像器(現像ローラ)17からトナーが供給され、感光体19上に画像情報に応じたトナー画像(トナー像)が形成される。
一方、給紙カセット11に積載された記録材(記録紙)Pはピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、ローラ13によってレジストローラ14に向けて搬送される。さらに記録材Pは、感光体19上のトナー画像が感光体19と転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ14から転写位置へ搬送される。記録材Pが転写位置を通過する過程で感光体19上のトナー画像は記録材Pに転写される。その後、記録材Pは定着部(像加熱部)としての定着装置200においてヒータの熱を利用して加熱されてトナー画像が記録材Pに加熱定着される。定着済みのトナー画像を担持する記録材Pは、ローラ26、27によって画像形成装置100上部のトレイに排出される。
なお、クリーナ18は感光体19に残存するトナーを清掃する。画像形成装置100は、装置本体に定着装置200等を駆動するモータ30を有する。定着装置200は、商用の交流電源401に接続された制御手段としての制御回路400から電力供給されている。上述した、感光体19、帯電ローラ16、スキャナユニット21、現像器17、転写ローラ20が、記録材Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。また、本実施例では、帯電ローラ16、現像器17を含む現像ユニット、感光体19、ドラムクリーナ18を含むクリーニングユニットが、プロセスカートリッジ15として画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能に構成されている。また、スキャナユニット21には、光源22、ポリゴンミラー23、反射ミラー24が設けられている。
また、上記の画像形成装置は、単色のモノクロトナーを使用したモノクロレーザプリンタを代表例に説明を行っているが、これに限られるものではなく、2色以上のカラートナーを中間転写ベルトを介して記録材上に転写し画像形成するタンデム方式等のカラーレーザプリンタに適用することも可能である。
(2)定着装置(定着部)例
図2は、本実施例の像加熱装置としての定着装置200の概略断面図である。定着装置200は、加熱回転体(加熱部材)としての筒状のフィルム202と、熱源としてフィルム202の内面に接触するヒータ300と、フィルム202の外面に接触する加圧回転体(加圧部材)としての加圧ローラ208と、金属ステー204と、を有する。加圧ローラ208は、定着フィルム202を介してヒータ300に圧接され、定着フィルム202との間に定着ニップ部Nを形成する。
フィルム202のベース層の材質は、ポリイミド等の耐熱樹脂、またはステンレス等の金属である。また、フィルム202には耐熱ゴム等の弾性層を設けてもよい。さらにその上からフッ素樹脂等の離型層を設けてもよい。
加圧ローラ208は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金209と、シリコーンゴム等の材質の弾性層210を有する。さらにその上からフッ素樹脂製のチューブやコートより形
成される離型層を設けてもよい。
ヒータ300は、液晶ポリマーのような耐熱樹脂の保持部材201に保持されている。保持部材201は、フィルム202の回転を案内するガイド機能も有している。
加圧ローラ208は、モータ30から駆動力を受けて矢印方向に回転する。加圧ローラ208が回転することによって、フィルム202が従動して回転する。未定着トナー画像を担持する記録材Pは、定着ニップ部Nで挟持搬送されつつ加熱されて定着処理される。
ヒータ300は、後述するセラミック製の基板305と、基板305の一方の面上に設けられ電力を供給することによって発熱する発熱抵抗体(発熱体)302a、302bを有する。基板305の一方の面とは反対側の他方の面である定着ニップ部N側の面(第1の面)には、ヒータの温度を検知する第一の温度検知素子としてのサーミスタTaと、第二の温度検知素子としてのサーミスタTbが設けられている。また、フィルム202の摺動性を確保するため、ガラス製の表面保護層308が設けられている。
定着ニップ部N側の面とは反対側の面(第2の面)には、発熱抵抗体を絶縁するため、ガラス製の表面保護層307が設けられている。第2の面には電極E4が露出しており、給電用の電気接点C4が電極に接触することにより発熱抵抗体が電気的に制御回路400と接続される。なお、ヒータ300の詳細な説明は後述する。
金属製のステー204は、保持部材201に不図示のバネの圧力を加えるためのものであるとともに、保持部材201、及びヒータ300を補強する役目もある。
(3)ヒータの構成
図3(a)、(b)、(c)は、実施例1のヒータ300の構成図を示している。本実施例の画像形成装置は記録材の長手方向(搬送方向に対して直交する方向)の中央を搬送基準位置Xに合わせて搬送する中央基準の装置である。図3(a)は、ヒータ300の長手中央位置における断面図であり、図3(b)の基準位置Xの断面に相当する。図3(b)は、ヒータ300の裏面層の平面図を示しており、図3(c)は、ヒータ300の摺動面層の平面図を示している。
図3(a)に示すように、ヒータ300は、基板305と、基板305上に設けられた裏面層1と、裏面層1を覆う裏面層2と、基板305上の裏面層1とは反対側の面に設けられた摺動面層1と、摺動面層1を覆う摺動面層2と、から構成される。ヒータ300は、その長手方向が記録材Pの搬送方向と直交するように配置される。ヒータ300の裏面層1には、基板305上に、第1の導電体301a、301bと、第2の導電体303と、それらを介して供給される電力により発熱する発熱体302a、302bと、が設けられている。第1の導電体301a、301bは、ヒータ300(基板305)の長手方向に沿って設けられている。導電体301bは、導電体301aに対して記録材Pの搬送方向の下流側に配置されている。導電体303は、ヒータ300の長手方向と直交する方向(記録材搬送方向)において導電体301aと導電体301bの間に、ヒータ300の長手方向に沿って複数に分割されて(長手方向に複数並ぶように)設けられている。発熱体302aは、記録材Pの搬送方向下流側に配置されており、発熱体302bは、搬送方向上流側に配置されている。発熱体302aと発熱体302bは、それぞれ複数設けられ、それぞれヒータ300(基板305)の長手方向に沿って並ぶように配置されている(発熱体302a−1〜302a−7と発熱体302b−1〜302b−7)。また、給電用に電極E4が設けられている。さらに、裏面層2には、絶縁性の保護ガラス308が電極E4以外を覆っている。
図3(b)に示すように、ヒータ300の裏面層1において、記録材Pの搬送方向と直行する方向(長手方向)に、独立して発熱する発熱ブロックHBが複数設けられている。本実施例のヒータ300は、合計7つの発熱ブロックHB1〜HB7を有する。すなわち、導電体301と導電体303と発熱体302aと発熱体302bとから構成される発熱部位は、ヒータ300(基板305)の長手方向に対し7つの発熱ブロックHB1〜HB7に分割されている。発熱体302aは、ヒータ300の長手方向に対し、発熱体302a−1〜302a−7の7つの領域に分割されている。また、発熱体302bは、ヒータ300の長手方向に対し、発熱体302b−1〜302b−7の7つの領域に分割されている。さらに、導電体303は、発熱体302a、302bの分割位置に合わせて、導電体303−1〜303−7の7つの領域に分割されている。裏面層1は、電極E(E1〜E7、およびE8−1、E8−2)を有する。電極E1〜E7は、それぞれ導電体303−1〜303−7の領域内に設けられており、導電体303−1〜303−7を介して発熱ブロックHB1〜HB7それぞれに電力供給するための電極である。電極E8−1、E8−2は、ヒータ300の長手方向端部の導電体301に接続するよう設けられており、導電体301を介して発熱ブロックHB1〜HB7に電力供給するための電極である。前述の表面保護ガラス308は、電極E1〜E7、および各発熱ブロックに対する共通電極である電極E8−1、E8−2を露出させるように形成されており、ヒータ300の裏面側から図示しない電気接点が接続可能な構成となっている。そして、各発熱ブロックに対してそれぞれ独立に給電可能である。このように7つの発熱ブロックに分けることで、AREA1〜AREA4のように4つの通紙領域を形成することができる。本実施例ではAREA1をA6幅(105mm)用、AREA2をB5幅(182mm)用、AREA3をA4幅(210mm)用、AREA4をLeter幅(216mm)用と分類した。なお、長手分割ヒータの発熱ブロックの分割数と分割位置はこれらに限られたものではなく、画像形成装置の仕様に合わせて任意に変更できることは言うまでもない。
ヒータ300の摺動面層1(基板305において発熱体が設けられた面とは反対側の面上)には、ヒータ300の発熱ブロックごとの温度を検知するための温度検知素子としてサーミスタTa−1〜Ta−7、及びサーミスタTb−2、Tb−3、Tb−41、Tb−42、Tb−5、Tb−6が設置されている。サーミスタTa−1〜Ta−7は、主に各発熱ブロックの温調制御に使われるため、各発熱ブロックの中央(基板長手方向における中央)に配置される。以下、温度制御用サーミスタ全体を表す場合はサーミスタTaと呼ぶ。サーミスタTb−2、Tb−3、Tb−41、Tb−42、Tb−5、Tb−6は、発熱領域より幅が狭い記録紙を通紙した際の、非通紙領域(端部)の温度を検知するための端部サーミスタである。そのため、発熱領域が狭い両端の発熱ブロックを除き、搬送基準位置Xに対して、各発熱ブロックの外側寄りに配置される。サーミスタTb−4に関しては発熱ブロックHB4の両端部にサーミスタTb−41、サーミスタTb−42として配置させてある。以下、端部サーミスタ全体を表す場合はTbと呼ぶ。
また、図3(a)、図3(c)に示すように、温度制御用に用いるサーミスタTaは、記録材Pの搬送方向において、下流側の位置に配置され、端部サーミスタTbは、上流側の位置に配置されている。より詳しくは、サーミスタTaは、裏面層1に設けた下流側の発熱体302aの対向位置(基板305の面に垂直な方向に見たときに重なる位置)に、また、端部サーミスタTbは、上流側の発熱体302bの対向位置に配置されている。ニップ上下流におけるサーミスタの配置に関する効果については後述する。
サーミスタTa−1〜Ta−7の一端は、サーミスタの抵抗値検出用の導電体ETa−1〜ETa−7にそれぞれ接続されると共に、他方は導電体EG9に共通接続される。また、サーミスタTb−2、Tb−3、Tb−41、Tb−42、Tb−5、Tb−6の一端は、導電体ETb−2、ETb−3、ETb−41、ETb−42、ETb−5、ETb−6にそれぞれ接続されると共に、他方は導電体EG10に共通接続される。
ヒータ300の摺動面層2には、摺動性のあるガラスのコーティングによる表面保護層308を有する。表面保護層308は、摺動面層1の各導電体に電気接点を設けるため、ヒータ300の両端部を除いて設けてある。
次に、ヒータ300の各発熱ブロックHB1〜HB7の独立制御について説明する。ヒータ300の電力制御は、7つの発熱ブロックに対して図3(b)の電極E1〜E7に接触する電気接点C1〜C7を経由して独立に接続したトライアック(図12)への通電/遮断により行われる。独立した7つのトライアックは、それぞれ画像形成装置の制御部400内のCPUからのヒータ駆動信号に従って動作し(図12)、7つの発熱ブロックHB1〜HB7を独立に制御することができる。
サーミスタの温度検知回路については、前述の導電体EG9と導電体EG10はグランド電位に接続される。そして、全てのサーミスタTa−1〜Ta−7、Tb−2、Tb−3、Tb−41、Tb−42、Tb−5、Tb−6は、それぞれプルアップ抵抗と分圧される(図12)。分圧された電圧は、Tha−1〜Tha−7信号、Thb−2、Thb−3、Thb−41、Thb−42、Thb−5、Thb−6信号として、CPUで検出され、予めCPUの内部メモリ内に設定された情報によって電圧から温度に換算することで温度検出している。
(4)ヒータ制御回路の構成
図12は、本実施例におけるヒータ300の制御回路400の回路図である。画像形成装置100には、商用の交流電源401が接続されている。ヒータ300の電力制御は、トライアック411〜トライアック417の通電/遮断により行われる。トライアック411〜417は、それぞれ、CPU420からのFUSER1〜FUSER7信号に従って動作する。トライアック411〜417の駆動回路は省略して示してある。
ヒータ300の制御回路400は、7つのトライアック411〜417によって、7つの発熱ブロックHB1〜HB7を独立制御可能な回路構成となっている。
ゼロクロス検知部421は、交流電源401のゼロクロスを検知する回路であり、CPU420にZEROX信号を出力している。ZEROX信号は、トライアック411〜417の位相制御や波数制御のタイミングの検出等に用いている。
ヒータ300の温度検知方法について説明する。ヒータ300の温度検知は、サーミスタT(Ta−1〜Ta−7、Tb−2、Tb−3、Tb−41、Tb−42、Tb−5、Tb−6)によって行われる。サ−ミスタTa−1〜Ta−7と抵抗451〜457との分圧がTha−1〜Tha−7信号としてCPU420で検知されており、CPU420にてTha−1〜Tha−7信号を温度に変換している。同様に、サ−ミスタTb−2、Tb−3、Tb−41、Tb−42、Tb−5、Tb−6と抵抗462、463、4641、4642、465、466との分圧が、Thb−2、Thb−3、Thb−41、Thb−42、Thb−5、Thb−6信号としてCPU420で検知されており、CPU420にてThb−2、Thb−3、Thb−41、Thb−42、Thb−5、Thb−6信号を温度に変換している。
CPUは、各発熱ブロックの設定温度(制御目標温度)と、各サーミスタの検知温度に基づき、例えばPI制御により、供給電力を算出する。更に、算出した供給電力を対応する位相角(位相制御)や波数(波数制御)等の制御タイミングに換算する。この制御タイミングをヒータ駆動信号として発信し、トライアックへの通電/遮断を制御している。定
着処理中、発熱ブロックHB1〜HB7の各々は、各発熱ブロックに配置させた温度検知用サーミスタTa−1〜Ta−7の検知温度が設定温度(制御目標温度)を維持するように制御される。
リレー430、リレー440は、電源OFF時やスリープ時、故障等によりヒータ300が過昇温したときの、ヒータ300への電力遮断手段として用いている。
リレー430、及びリレー440の回路動作を説明する。RLON信号がHigh状態になると、トランジスタ433がON状態になり、電源電圧Vccからリレー430の2次側コイルに通電され、リレー430の1次側接点はON状態になる。RLON信号がLow状態になると、トランジスタ433がOFF状態になり、電源電圧Vccからリレー430の2次側コイルに流れる電流は遮断され、リレー430の1次側接点はOFF状態になる。同様に、RLON信号がHigh状態になると、トランジスタ443がON状態になり、電源電圧Vccからリレー440の2次側コイルに通電され、リレー440の1次側接点はON状態になる。RLON信号がLow状態になると、トランジスタ443がOFF状態になり、電源電圧Vccからリレー440の2次側コイルに流れる電流は遮断され、リレー440の1次側接点はOFF状態になる。なお、抵抗434、抵抗444は電流制限抵抗である。
次に、リレー430、及びリレー440を用いた、安全回路の動作について説明する。サーミスタTa−1〜Ta−7による検知温度の何れか1つが、それぞれ設定された所定値を超えた場合、比較部431はラッチ部432を動作させ、ラッチ部432はRLOFF1信号をLow状態でラッチする。RLOFF1信号がLow状態になると、CPU420がRLON信号をHigh状態にしても、トランジスタ433がOFF状態で保たれるため、リレー430はOFF状態(安全な状態)で保つことができる。尚、ラッチ部432は非ラッチ状態において、RLOFF1信号をオープン状態の出力にしている。
同様に、サーミスタTb−2、Tb−3、Tb−41、Tb−42、Tb−5、Tb−6による検知温度の何れか1つが、それぞれ設定された所定値を超えた場合、比較部441はラッチ部442を動作させ、ラッチ部442はRLOFF2信号をLow状態でラッチする。RLOFF2信号がLow状態になると、CPU420がRLON信号をHigh状態にしても、トランジスタ443がOFF状態で保たれるため、リレー440はOFF状態(安全な状態)で保つことができる。同様に、ラッチ部442は非ラッチ状態において、RLOFF2信号をオープン状態の出力にしている。
(5)本実施例の効果
前述したように、本実施例では、記録材Pの搬送方向において、下流側の発熱体の対向位置に温度制御用サーミスタTaが、上流側の発熱体の対向位置に端部サーミスタTbが配置されている。図4に、ヒータ300の搬送方向の断面に対し、定着装置が記録材を加熱している際のヒータ面の温度分布を示した。ヒータ300の断面図には上流側に配置された端部サーミスタTbの位置も点線で示している。図より明らかなように、定着装置が回転動作中は、ヒータ面の温度は下流側のほうが上流側より温度が高くなる。これは、回転動作中に定着ニップ部に導入される記録材Pの温度が低く、上流側の方が記録材Pへの熱量の移動が大きいために生じる。ニップ部を通過するフィルムと記録材Pの温度は上流側から下流側に移動するにつれて温度上昇する。
ここで、各発熱ブロックの温度制御用サーミスタTaが、上流側に配置される場合(サーミスタTbを含む全てのサーミスタが上流側に配置される場合)と、下流側に配置される場合(本実施例の配置構成の場合)を考える。
例えば、定着装置が停止している状態からヒータに電力を供給し、急にヒータを立ち上げて目標温度に制御する際に、ヒータが目標温度を超えないように電力制御を行う。つまり、ヒータが目標温度よりオーバーシュートしないように制御することが望ましい。温度制御用サーミスタTaをより温度が高い下流側に設けておけば、オーバーシュートを抑制しながら制御することが容易であるが、より温度の低い上流側に配置させると下流側の温
度を検知できない。上流側と下流側の温度差が常に一定であれば予測等により制御できるが、定着ニップ部に導入される記録材の厚みや温度はユーザの使用形態や環境温度によって異なるため、上流側の温度のみで下流側の温度を予測することは困難である。下流側のヒータ温度が予想以上にオーバーシュートし、ヒータの使用限界温度を超えてしまう恐れや、未定着トナーに過剰な熱エネルギーを供給してしまい、ホットオフセット等の画像不良が発生する可能性がある。以上より、温度の高くなる下流側に温度制御用サーミスタTaを配置させることが望ましい。
一方で、図5に示すように下流側に温度制御用サーミスタTaも端部サーミスタTbもすべて配置させるような配置も考えられる。同じグランド電位の導電体EG9の回路上に配置させることになる。この場合、導電体EG9に断線等の故障が生じた場合に、発熱体が異常昇温するような不具合を検知することができない。したがって、温度制御用サーミスタTaと端部サーミスタTbはグランド電位に接続する導電体を分けて配置させたほうがよい。以上より、端部サーミスタTbの配置は下流位置以外の場所に配置させることになる。
本実施例では、端部サーミスタTbを加熱ニップの搬送方向にみて上流側に配置させたが、この配置がより望ましいことを次に説明する。図6(a)は、ヒータ300の搬送方向の断面に対して、ニップ内の面圧の分布を模式的に示した図である。ニップ内の面圧は、加圧ローラ208の弾性層210のつぶれ量が多い中央付近にピークを持っており、搬送方向上下流に向かうほど面圧が低くなる。
図6(b)に、サーミスタ部の構成の拡大図を示す。サーミスタは、基板305上にサーミスタ材料をスクリーン印刷等の方法により塗工して形成する他に、サーミスタ素子を基板上に接着等の方法で密着させることで形成している。また、サーミスタは、前述のようにサーミスタ保護用のガラス308で覆われている。サーミスタが配置されている部分は、配置されていない部分よりも厚みが厚くなることが多く、図6(b)に示すように微小な凸部が形成されている。サーミスタの大きさや保護ガラス308にもよるが、数μm〜十数μmの凸部が形成されている。このような凸部がニップ内の面圧の高い箇所に存在すると、加熱定着後の画像上にタテ筋やグロスムラを与える場合がある。図6(a)に示すようにニップ部の面圧はニップ中央付近にピークを持つ。したがって、面圧の高い部分にサーミスタの凸部があると、よりタテ筋やグロスムラが目立ちやすいが、ニップ上下流の面圧が低くなる部分に配置されると、圧力の影響が減少する為、画像不良が抑制される。このような理由により、サーミスタは面圧が低くなる上下流位置に配置されることが望ましい。もっとも、サーミスタの構成により凸部が問題とならない場合や、凸部が形成されないようなヒータ構成の場合は、図7のように端部サーミスタTbを中央付近に配置させても問題はない。
(実施例1のその他の応用例)
上記の説明では、記録材Pの搬送方向において、下流側の発熱体の対向位置に温度制御用サーミスタTaが、上流側の発熱体の対向位置に端部サーミスタTbが配置されているが、例えば図8(a)に示すように、上下流のサーミスタの配置の両方あるいはいずれか一方を、発熱体の対向位置に対してさらに基板外側に配置させたり、図8(b)に示すように基板中央寄りに配置させたりすることも可能である。基板外側に配置させることにより、図6で説明したように、サーミスタ部の摺動面に凸部が形成される場合は、より面圧の低い位置に配置できるので、凸部によるグロスムラや画像不良を抑制しやすい。
また、基板内側に配置させることにより、図4で説明したようなヒータ温度のピーク位置からずらすことができる。図4では温度ピークがなだらかであるが、発熱体302の幅や抵抗特性によっては温度ピークが急峻となるケースもある。ピークが急峻であると、サ
ーミスタの位置バラツキ等に対して検知温度の差が大きくなるため、基板内側にずらして安定化を図ることも可能である。
また、本実施例では、上下流に2本の発熱体を有するヒータについて、説明を行った。例えば、図9に示すように、中央に1本の発熱体を有するような分割ヒータであっても、温度制御用のサーミスタの配置を中央より下流側に、端部サーミスタの配置を温度制御サーミスタより上流側に配置させることにより、同様の効果を得ることができる。
(実施例2)
実施例1では、温度制御用サーミスタTaを搬送方向下流側に配置させ、長手方向に一列上に配置させる構成としている。また、端サーミスタTbも搬送方向上流側に配置させ、長手方向に一列上に配置させる構成としている。これは、図4に示す搬送方向の温度分布が長手方向の各発熱ブロックにおいて略均一であるため、一列上に配置させることで各発熱ブロックの温度制御を独立に行っても、長手に均一な発熱分布を得られやすいためである。しかしながら、像加熱装置の構成によっては、長手歩方向における温度制御用サーミスタTaの配置や、端部サーミスタTbの配置を必ずしも一列上に配列する必要はない。例えば、図10(a)に示すように、ヒータの長手方向に対して発熱ブロックが中央に向かうに連れて各サーミスタの配置位置を、記録材搬送方向のより基板中央側に寄せた位置となるように配置させてもよい(以下、V字状配置と呼ぶ)。
これは、例えば図10(b)に示すように長手方向における定着ニップ幅が、長手中央部が細く、長手端部は中央部よりも顕著に太くなるような構成の場合に適用できる。記録材の搬送をより安定させる目的で、長手端部の方が中央に比べて記録材の搬送力がアップし、紙シワ等の不具合が抑制できる。温度制御用のサーミスタTaや端部サーミスタTbは、定着ニップ内に配置し、定着ニップ内の温度を正確に検知する必要がある。
上記のようなニップ形状を有する像加熱装置の場合、確実に定着ニップ内に各サーミスタを配置させるためには、図10(a)に示すようにサーミスタをニップ形状に合わせて配置することが望ましい。また、記録材搬送方向の上下流の温度分布や温度ピークが長手方向で異なる場合もあるので、各発熱ブロックの温度分布に応じて最適な位置に配置させることが望ましい。図10(a)では、下流側の温度制御用サーミスタTaも、上流側の端部サーミスタTbもV字状に配置させたが、ニップ形状によっては上下流いずれか一方のサーミスタをV字状に配列にし、他方のサーミスタは一列上に配置させるような構成であってもよい。
また、図11に示すように、温度制御サーミスタTa、あるいは端部サーミスタTbを図10のようなV字状の配列ではなく、長手最端部のサーミスタのみ、搬送方向の配置位置を変更するような配置であってもよい。また、下流側の温度制御サーミスタTaおよび上流側の端部サーミスタTbの配置は図10や図11に限られるものではない。加熱定着装置のニップ幅の長手形状や、ヒータ周囲の部材により長手の熱分布が異なるような場合でも、自在に個別のサーミスタ配置を調整することができる。
200…定着装置、300…ヒータ、E0〜E7…電極、Ta…温度制御用サーミスタ、Tb…端部サーミスタ、HB1〜HB7…発熱ブロック

Claims (15)

  1. 複数の発熱体を有するヒータと、
    前記ヒータにより加熱される加熱回転体と、
    前記加熱回転体との間に記録材を搬送するニップ部を形成する加圧回転体と、
    前記ヒータの温度を検知するための複数の温度検知素子と、
    を備え、前記記録材に形成された画像を前記ヒータの長手方向に並ぶ前記複数の発熱体の熱を利用して加熱する像加熱装置において、
    前記複数の温度検知素子は、第一の温度検知素子と、前記第一の温度検知素子よりも前記長手方向と直交する記録材搬送方向の上流側に配置される第二の温度検知素子と、を含むことを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記第一の温度検知素子は、前記ヒータにおける前記記録材搬送方向の中央より下流側に配置され、
    前記第二の温度検知素子は、前記ヒータにおける前記記録材搬送方向の中央より上流側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記第一の温度検知素子及び前記第二の温度検知素子の少なくともいずれか一方は、前記長手方向に複数並ぶように設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の像加熱装置。
  4. 前記ヒータは、前記複数の発熱体が一方の面に設けられる基板を有し、
    前記複数の温度検知素子は、前記基板における一方の面とは反対側の他方の面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  5. 前記温度検知素子は、前記基板の面に垂直な方向に見たときに、前記発熱体と重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の像加熱装置。
  6. 前記第一の温度検知素子に接続するグランド電位は、前記基板上に設けられた第一の導電体に接続されており、
    前記第二の温度検知素子に接続するグランド電位は、前記基板上に前記第一の導電体とは独立に設けられた第二の導電体に接続されていることを特徴とする請求項4または5に記載の像加熱装置。
  7. 加熱回転体は、内面に前記ヒータが接触し、外面に前記加圧回転体が接触する筒状のフィルムであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  8. 前記温度検知素子は、サーミスタであることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  9. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    記録材に形成された画像を記録材に定着する定着部と、
    を有する画像形成装置において、
    前記定着部が請求項1〜8のいずれか1項に記載の像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 基板と、
    前記基板上に前記基板の長手方向に並ぶように設けられた複数の発熱体と、
    前記基板において前記発熱体が設けられる面とは反対側の面に設けられる複数の温度検知素子と、
    を有し、像加熱装置において加熱回転体と加圧回転体との間に形成したニップ部で搬送する記録材に形成された画像の加熱に用いられるヒータにおいて、
    前記複数の温度検知素子は、第一の温度検知素子と、前記基板上において前記第一の温度検知素子よりも前記長手方向と直交する記録材搬送方向の上流側に配置される第二の温度検知素子と、を含むことを特徴とするヒータ。
  11. 前記第一の温度検知素子は、前記基板における前記記録材搬送方向の中央より下流側に配置され、
    前記第二の温度検知素子は、前記基板における前記記録材搬送方向の中央より上流側に配置されることを特徴とする請求項10に記載のヒータ。
  12. 前記第一の温度検知素子及び前記第二の温度検知素子の少なくともいずれか一方は、前記長手方向に複数並ぶように設けられていることを特徴とする請求項10または11に記載のヒータ。
  13. 前記温度検知素子は、前記基板の面に垂直な方向に見たときに、前記発熱体と重なる位置に設けられていることを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載のヒータ。
  14. 前記第一の温度検知素子に接続するグランド電位は、前記基板上に設けられた第一の導電体に接続されており、
    前記第二の温度検知素子に接続するグランド電位は、前記基板上に前記第一の導電体とは独立に設けられた第二の導電体に接続されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載のヒータ。
  15. 前記温度検知素子は、サーミスタであることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載のヒータ。
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