JP7009081B2 - 像加熱装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置に搭載する定着器、あるいは記録材上の定着済みトナー画像を再度加熱することによりトナー画像の光沢度を向上させる光沢付与装置、等の像加熱装置に関する。また、この像加熱装置を備える画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置に具備される像加熱装置として、エンドレスベルト(エンドレスフィルムとも言う)と、エンドレスベルトの内面に接触する平板状のヒータと、エンドレスベルトを介してヒータと共にニップ部を形成するローラと、を有する装置がある。ヒータは、サーミスタ等によってヒータの温度を検出し、画像形成装置に搭載されるCPUによって温度が一定に制御される。しかしながら、サーミスタの故障やCPUの故障によって、温度制御が行われずにヒータが加熱され続ける場合がある。異常な温度にヒータが加熱されると、ヒータに熱ストレスが発生し、セラミック板で構成されるヒータに割れや欠け、ひび等の異常状態を発生させることがある。このような異常状態が生じたことを検出する方法として、特許文献1には、ヒータの割れを検出するためのパターンを基板上に形成したヒータ及び保護回路が提案されている。
特開平6-202512号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたパターン構成では、ヒータ基板に設けられた発熱体(発熱抵抗体)も破損するようなヒータの割れは検知できるが、割れには至らないようなパターンにかからない欠けやひび等については検知が難しい場合があった。
本発明の目的は、より精度の高いヒータの異常検知が可能となる技術を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の像加熱装置は、
板状の基板と、前記基板に設けられた発熱体と、を有するヒータを有し、前記ヒータの熱を利用して記録材に形成された画像を加熱する像加熱部と、
前記発熱体の通電を制御する通電制御部と、
前記発熱体への電力供給を遮断する遮断動作を実行可能な電力遮断部と、
を備える像加熱装置において、
前記基板の前記発熱体が設けられた面とは反対側の面には、前記発熱体よりも前記基板の長手方向に対して直交する短手方向における前記基板の一方の端部に近い位置に第1導電体が設けられており、
前記発熱体よりも前記短手方向における前記基板の他方の端部に近い位置には第2導電体が設けられており、
前記長手方向において、前記第1導電体の両端部と前記第2導電体の両端部は前記発熱体の両端部よりも外側に位置しており、
前記第1の導電体と前記第2の導電体の少なくとも一方が破断すると、前記電力遮断部に前記遮断動作を実行させる破損検知部を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明のヒータは、
板状の基板と、
前記基板に設けられた発熱体と、
を有し、記録材に形成された画像を加熱する像加熱装置に用いられるヒータにおいて、
前記基板の前記発熱体が設けられた面とは反対側の面には、前記発熱体よりも前記基板の長手方向に対して直交する短手方向における前記基板の一方の端部に近い位置に第1導電体が設けられており、
前記発熱体よりも前記短手方向における前記基板の他方の端部に近い位置には第2導電体が設けられており、
前記長手方向において、前記第1導電体の両端部と前記第2導電体の両端部は前記発熱体の両端部よりも外側に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、より精度の高いヒータの異常検知が可能となる。
本発明の実施例に係る画像形成装置の断面図 実施例1の定着装置の断面図 実施例1のヒータ構成図 実施例1における制御回路図 実施例1における制御フローチャート 実施例2におけるヒータ構成図 実施例2における制御回路図 実施例3におけるヒータ構成図 実施例3における制御回路図 実施例4におけるヒータ構成図 実施例4における制御回路図 実施例5における制御回路図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例の画像形成装置の概略断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を利用して記録材上に画像を形成するレーザプリンタである。
プリント信号が発生すると、画像情報に応じて変調されたレーザ光をスキャナユニット21が出射し、帯電ローラ16によって所定の極性に帯電された感光ドラム(電子写真感光体)19表面を走査する。これにより像担持体としての感光ドラム19には静電潜像が形成される。この静電潜像に対して現像ローラ17から所定の極性に帯電したトナーが供給されることで、感光ドラム19上の静電潜像は、トナー画像(現像剤像)として現像される。一方、給紙カセット11に積載された記録材(記録紙)Pはピックアップローラ12によって一枚ずつ給紙され、搬送ローラ対13によってレジストローラ対14に向けて搬送される。さらに、記録材Pは、感光ドラム19上のトナー画像が感光ドラム19と転写部材としての転写ローラ20で形成される転写位置に到達するタイミングに合わせて、レジストローラ対14から転写位置へ搬送される。記録材Pが転写位置を通過する過程で感光ドラム19上のトナー画像は記録材Pに転写される。その後、記録材Pは定着部(像加熱部)としての定着装置(像加熱装置)200で加熱され、トナー画像が記録材Pに加熱定着される。定着済みのトナー画像を担持する記録材Pは、搬送ローラ対26、27によって画像形成装置100上部の排紙トレイ31に排出される。
なお、感光体19は、クリーナ18によって表面の残トナー等が除去、清掃される。給紙トレイ(手差しトレイ)28は、記録紙Pのサイズに応じて幅調整可能な一対の記録紙規制板を有しており、定型サイズ以外のサイズの記録紙Pにも対応するために設けられている。ピックアップローラ29は、給紙トレイ28から記録紙Pを給紙するためのローラである。モータ30は、定着装置200等を駆動する。商用の交流電源401に接続された通電制御部としての制御回路400から、定着装置200へ電力供給している。
上述した、感光ドラム19、帯電ローラ16、スキャナユニット21、現像ローラ17、転写ローラ20が、記録材Pに未定着画像を形成する画像形成部を構成している。また、本実施例では、感光ドラム19、帯電ローラ16、現像ローラ17を含む現像ユニット、クリーナ18を含むクリーニングユニットが、プロセスカートリッジ15として画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能に構成されている。
図2は、本実施例の定着装置200の断面図である。定着装置200は、定着フィルム(以下、フィルム)202と、フィルム202の内面に接触するヒータ300と、フィルム202を介してヒータ300と共に定着ニップ部Nを形成する加圧ローラ208と、金属ステー204と、を有する。
フィルム202は、エンドレスベルトやエンドレスフィルムとも称される筒状に形成された耐熱フィルムであり、ベース層の材質は、ポリイミド等の耐熱樹脂、またはステンレス等の金属である。また、フィルム202の表面には耐熱ゴム等の弾性層を設けてもよい。加圧ローラ208は、鉄やアルミニウム等の材質の芯金209と、シリコーンゴム等の材質の弾性層210を有する。ヒータ300は、耐熱樹脂製の保持部材201に保持されている。保持部材201は、フィルム202の回転を案内するガイド機能も有している。204は、保持部材201に不図示のバネの圧力を加えるための金属製のステーである。加圧ローラ208は、モータ30から動力を受けて矢印方向に回転する。加圧ローラ208が回転することによって、フィルム202が従動して回転する。未定着トナー画像を担持する記録紙Pは、定着ニップ部Nで挟持搬送されつつ加熱されて定着処理される。
ヒータ300は、後述するセラミック製の基板305上に設けられた発熱体(発熱抵抗体)302a、302bによって加熱される。基板305の発熱体302a、302bが設けられた面とは反対の面側であって、画像形成装置100の通紙領域(記録材通過領域)には、温度検出手段(温度検知素子)の一例としてのサーミスタTH1、TH2が当接している。同様に、安全保護素子212(図4)も当接している。安全保護素子212は、サーモスイッチや温度ヒューズ等がその一例であり、ヒータ300の異常発熱の際に作動してヒータ300に供給する電力を遮断する。
図3を用いて、本実施例に係るヒータ300の構成を説明する。図3(A)はヒータ300の断面図、図3(B)はヒータ300の各層の平面図である。図3(B)には、本実施例の画像形成装置100における記録材Pの搬送基準位置X0を示してある。本実施例における搬送基準は中央基準となっており、記録材Pはその搬送方向に直交する方向における中心線が搬送基準位置X0を沿うように搬送される。また、図3(A)は、搬送基準位置X0におけるヒータ300の断面図となっている。
図3(A)に示すように、ヒータ300は、基板305上の第1の面である摺動面層1の面にヒータ300(基板305)の長手方向に沿って延びる2本の発熱体302a、302bが、短手方向(長手方向と直交する方向)に間隔を空けて配置されている。ヒータ300(基板305)は、その長手方向が記録材Pの搬送方向と直交するように配置される。発熱体302aは、記録紙Pの搬送方向の上流側に配置され、導電体301bは、下流側に配置されている。そして、その発熱体302a、302bの上から保護ガラス308が覆っている。また、基板305の第2の面であり、摺動面層とは反対側の面である裏面層1の面上には導電体EK3-1、EK3-2が設けられている。この導電体EK3-1、EK3-2は、ヒータ300の割れやひび、欠けが発生したことを検知する破損検知部を担う導電体である。そして、後述する破損検知回路に接続され、断線したことを電気的に検知する。
図3(B)に示すように、摺動面層1にある発熱体302a、302bは、長手方向に
沿って並行に配置され、発熱領域X1-X2を構成している。そして、発熱体302a、302bは、導電体301a、301b、301cを介して電極E1、E2に接続される。ヒータ300への給電は、この電極E1、E2を介して行われる。摺動面層2にある保護ガラス308は、摺動面層1のうち電極E1、E2を除いた領域を覆っている。点線枠で示したTH1、TH2は、図2で示したサーミスタの当接する位置を示しており、サーミスタTH1はヒータ300の中央付近に、サーミスタTH2は発熱領域X1-X2の端部に置かれている。
ここで、破損検知部である導電体EK3-1、EK3-2の特徴と効果について説明する。一点鎖線s1のように、ヒータ300は、異常発熱が起きた際には、熱によるストレスによって応力で割れる場合や、定着装置200への外的衝撃によって割れることが考えられる。また、同様の要因で、一点鎖線s2、s3のように、ひびや欠けのような異常状態になることも考えられる。ヒータ300が破損すると、電位差の生じる破損部で放電を起こして局所的に異常発熱したり、温度上昇不良でプリント動作を止めるが、ユーザは原因を特定できない状態になる。そこで、ヒータ300の破損を検知し、ヒータ300への給電を停止することや、ユーザへ異常を報知することが求められる。s1の割れに対しては、導電体EK3-1があり、断線したことを検知すれば、破損を検知することができる。しかし、s2、s3のひびや欠けに対しては、導電体EK3-1しか存在しない場合、導電体EK3-1に届かない割れが発生することも考えられるので、EK3-1だけでは上記異常状態を検出することができない。そのため、破損検知を行う導電体は、EK3-1、EK3-2の両方が存在する。さらに、割れやひび、欠けが、ヒータ300の外周端を起点として入るとするため、基板上における発熱体302a、302bよりヒータ300の外周側に配置されて、導電体EK3-1、EK3-2が先に断線する構成となっている。より具体的には、図3(A)に示すように、導電体EK3-1は、発熱体302a、302bよりも基板305の上流側端部に近い位置に配置され、導電体EK3-2は、発熱体302a、302bよりも基板305の下流側端部に近い位置に配置されている。また、導電体EK3-1、EK3-2の基板内側の端部が、発熱体302a、302bの基板外側の端部と同じ位置かそれよりも外側に位置するように配置される。すなわち、基板305の面に垂直な方向に投影して見たときに、導電体EK3-1、EK3-2と発熱体302a、302bとが互いに重ならないように、構成されている。これにより、導電体EK3-1、EK3-2が発熱体302a、302bより先に破断する。また、導電体EK3-1、EK3-2は、発熱領域X1-X2より長手方向に長く構成されており、長手方向における導電体EK3-1、EK3-2の両端部はそれぞれ、発熱体302a、302bの両端部よりも外側に位置しいている。これにより、長手方向のどこから割れが発生しても破損検知が働く構成になっている。
図4は、実施例1のヒータ300の制御回路400を示す回路図である。画像形成装置100には商用の交流電源401が接続されている。電源電圧Vcc1、Vcc2は、交流電源401に接続された図示しないAC/DCコンバータによって生成されたDC電源である。交流電源401は、リレー430、440を介してヒータ300の電極E1、E2に接続される。ヒータ300の電力制御は、トライアック411の通電/遮断により行われる。
トライアック411の駆動回路構成について説明する。抵抗418、419はトライアック411を駆動するためのバイアス抵抗で、フォトトライアックカプラ415は一次、二次間の沿面距離を確保するためのデバイスである。そして、フォトトライアックカプラ415の発光ダイオードに通電することによりトライアック416をオンさせる。抵抗417は、電源電圧Vccからフォトトライアックカプラ415の発光ダイオードに流れる電流を制限するための抵抗である。そして、トランジスタ413は、ベース抵抗412を介してCPU420からのFUSER1信号に従って動作し、フォトトライアックカプラ
415をオン/オフする。なお、FUSER1信号のオンのタイミングは、ゼロクロス検知部421で生成された交流電源401のゼロ電位に同期したタイミング信号ZEROXに基づいてCPU420によって生成される。
ヒータ300の温度検知方法について説明する。図2で説明したように、サーミスタTH1、TH2はヒータ300に当接している。サーミスタTH1は、抵抗450と分圧されて、Th1信号としてCPU420で検知されている。サーミスタTH2も同様に、抵抗451と分圧されてTh2信号としてCPU420で検知されている。
CPU420の内部処理では、設定温度と、サーミスタの検知温度に基づき、例えばPI制御により、供給するべき電力を算出する。さらに供給する電力に対応した位相角(位相制御)、波数(波数制御)の制御レベルに換算し、その制御条件によりトライアック411を制御している。リレー430、リレー440は、故障などによりヒータ300が過昇温した場合、ヒータ300への電力遮断手段として用いている。
リレー430の回路動作を説明する。CPU420がRLON信号をHigh状態にすると、駆動素子としてのトランジスタ433がON状態になり、電源電圧Vcc2からリレー430の2次側コイルに通電され、リレー430の1次側接点はON状態になる。RLON信号をLow状態にすると、トランジスタ433がOFF状態になり、電源電圧Vcc2からリレー430の2次側コイルに流れる電流は遮断され、リレー430の1次側接点はOFF状態になる。リレー440についても動作は同様である。なお、抵抗434、444は、トランジスタ433、443のベース電流を制限する抵抗である。
リレー430、リレー440を用いた安全回路(電力遮断部)の動作(発熱体への電力供給を遮断する遮断動作)について説明する。サーミスタTh1による検知温度が、設定された所定値を超えた場合、比較部431はラッチ部(ラッチ回路)432を動作させ、ラッチ部432はRLOFF1信号をLow状態にしてラッチする。RLOFF1信号がLow状態になると、CPU420がRLON信号をHigh状態にしても、トランジスタ433がOFF状態で保たれるため、リレー430はOFF状態(安全な状態)で保つことができる。同様に、サーミスタTh2についても、設定された所定値を超えた場合には、比較部441はラッチ部442を動作させ、RLOFF2信号をLow状態にしてラッチする。
破損検知回路460、461について説明する。破損検知信号であるSAFE1、SAFE2は、ヒータが割れていない時は、GNDレベルの電位に固定される。一方、導電体EK3-1または導電体EK3-2のいずれかの接続が断線した場合には、電源電圧Vcc1を介して、抵抗462、463でプルアップされるため、破損検知信号であるSAFE1、SAFE2はHigh状態となる。破損検知信号SAFE1、SAFE2のいずれかがHigh状態になると、ラッチ部432、ラッチ部442を動作させる。また、破損検知信号SAFE1、SAFE2は、CPU420に接続され、図示しないオペレーションパネルなどのユーザI/Fを介して、ユーザにヒータ300の異常を報知することできる。
図5は、実施例1におけるフローチャートである。S500でプリント要求を受けると、以下の工程に進む。S501では、SAFE1信号とSAFE2信号の論理を確認し、ヒータ300に異常が無いか確認する。Low状態であれば、ヒータ300は正常と判断し、次工程に進む。S502では、RLON信号をHigh出力して、リレー430、440をONする。S503では、CPU420は予め図示しないCPU420に内蔵されるメモリに格納された目標温度Taを読み出す。S504では、非通紙部の昇温の限界温度(端部昇温温度)Tbを、内部メモリから読み出す。S505では、温調サーミスタTh1信号の電圧レベルと目標温度Taとの温度差から投入する電力を決定し、ヒータ30
0を目標温度Taに温調する。S506では、ヒータに通電時にもSAFE1信号とSAFE2信号をモニタし、ヒータ300の異常を監視する。また、S507では端部昇温温度に達していないかTh2信号と比較し、超えていたら、S508で通紙枚数の頻度(スループット)を下げて、ヒータ300の端部の温度を下げる制御に移行する。以上をS509でプリントジョブが終了するまで繰り返し、終了していればRLONをLowレベルに出力し、リレー430、440をOFFする。また、S512のように、SAFE1信号と、SAFE2信号によって、ヒータ300の異常が検知された場合は、ユーザに対してオペレーションパネル等の図示しないユーザI/Fを介して、異常を報知する。
以上のように、本実施例によれば、ヒータ300の割れだけでなく、ひび、欠けが発生した場合にも、ヒータの破損を検知し、ヒータ300への給電を遮断する動作が実行可能となる。また、導電体EK3-1、EK3-2が発熱体302よりも先に断線するので、より早くヒータ300への給電を停止できる。さらに、ユーザへ異常を報知できるので、ユーザビリティを向上することができる。
[実施例2]
本発明の実施例2について説明する。実施例2は、実施例1とは、画像形成装置100に搭載された破損検知を為す導電体パターンの構成が異なっている。実施例2の構成のうち、実施例1と同様の構成については、同一の記号を用いて説明を省略する。実施例2において、ここで特に説明しない事項は、実施例1と同様である。
図6を用いて、本実施例に係るヒータ600の構成を説明する。図6(A)はヒータ600の断面図(図6(B)の搬送基準位置X0付近の断面図)、図6(B)はヒータ600の各層の平面図である。ヒータ600の割れ検知手段である導電体EK6-1は、ヒータの長手方向で折り返すパターンを有している。そして、導電体301a、301cより外側(X3、X4より外側)にあって、ヒータ600の短手方向に沿ってパターンが存在する。すなわち、ヒータ600を基板305の面に垂直な方向に投影して見たときに、導電体EK6-1は、発熱体302a、302bと導電体301a、301cとを囲むように形成されている。こうすることで、一点鎖線s4のようにヒータの割れやひび、欠けが、ヒータ600の長手方向と平行に入っても、破損を検知することができる。
図7は、実施例2のヒータ600の制御回路601を示す回路図である。破損検知回路604について説明する。回路動作は実施例1と同じく、ヒータの正常時はGNDレベルの電位を出力することに対して、ヒータの割れが発生すると、プルアップ抵抗602、603によりSAFE信号は、High状態を出力する。SAFE信号は、ラッチ部432とラッチ部442の両方に接続され、信号レベルがHigh状態となると、リレー430、440の継電を断つ動作をする。なおプルアップ抵抗602、603が2個直列に存在するのは、一つの抵抗がショート故障した時にも回路が動作するようにするためである。
以上のように、ヒータ600のように導電体EK6-1を短手方向にレイアウトしたので、ヒータ600の長手方向と平行の割れやひびが入った時にも破損検知が働く。つまり、実施例1に加えてさらにヒータの破断方向の制約を受けずにヒータの破断を検知することができる。
[実施例3]
本発明の実施例3について説明する。実施例3は、実施例1、2におけるサーミスタTH1、TH2をチップサーミスタとし、それを実装できるヒータ800に置き換えた構成となっている。実施例3の構成のうち、実施例1、2と同様の構成については、同一の記号を用いて説明を省略する。実施例3において、ここで特に説明しない事項は、実施例1、2と同様である。
図8を用いて、本実施例に係るヒータ800の構成を説明する。図8(A)はヒータ800の断面図(図8(B)の搬送基準位置X0付近の断面図)、図8(B)はヒータ800の各層の平面図である。導電体ET8-1と導電体EG8-1の間には、チップサーミスタTH1が実装される。同様に、導電体ET8-2と導電体EG8-2の間には、チップサーミスタTH2が実装される。そして、導電体EG8-1と導電体EG8-2は、実施例1と同様にヒータ割れ検知部460、461に接続されてヒータ割れを検知する。
また、破損検知を担う導電体EG8-1、EG8-2は、発熱体302a、302bよりも短手方向において外側に配置され、かつ長手方向においてより長く形成されている。したがって、ヒータ800の割れ時には、発熱体302a、302bよりも先に導電体EG8-1若しくは導電体EG8-2が断線するように構成されている。図8(B)に示すように、チップサーミスタTH1は、実施例1、2と同様、発熱領域X1-X2の中央に配置され、チップサーミスタTH2は、端部に配置されている。
図9は、実施例3のヒータ800の制御回路801を示す回路図である。図示するように、導電体EG8-1と導電体EG8-2は、チップサーミスタTH1とチップサーミスタTH2のグランド電位のパターン(グランドに接続するライン)であるとともに、前述のように破損検知を担うパターンも兼ねている。また、導電体EG8-1には、破損検知回路460が接続され、導電体EG8-2には、破損検知回路461が接続される。破損検知回路460、461の回路構成は実施例1と同様で、抵抗462、463にそれぞれプルアップされ、SAFE1信号とSAFE2信号を出力する。ヒータ800が破損して、導電体EG8-1または導電体EG8-2が断線すると、リレー430、440の継電を断ち、ヒータ800への給電を止める。また、CPU420によって検知して、ユーザへ異常を報知する構成となっている。
以上のように、本実施例では、破損検知の導電体パターンを、サーミスタのグランドパターンとしても兼用することで、部材点数の増加が抑制され、ヒータの幅を広げずに省スペースで、実施例1、2と同様の破損検知が可能となる。
[実施例4]
本発明の実施例4について説明する。実施例4は、実施例1~3とは異なり、長手方向に発熱領域を分割した発熱体を有するヒータ900を備える構成となっている。実施例4の構成のうち、実施例1~3と同様の構成については、同一の記号を用いて説明を省略する。実施例4において、ここで特に説明しない事項は、実施例1~3と同様である。
図10を用いて、本実施例に係るヒータ900の構成を説明する。図10(A)はヒータ900の断面図(図10(B)の搬送基準位置X0付近の断面図)、図10(B)はヒータ900の各層の平面図である。ヒータ900の裏面層1には、基板305上に導電体901(901a、901b)と導電体903が設けられている。導電体901は、記録材Pの搬送方向の上流側に配置された導電体901aと、下流側に配置された導電体901bに分離されている。ヒータ900は、導電体901と導電体903の間に発熱体902が設けられている。発熱体902は、導電体901と導電体903を介して供給される電力により発熱する。発熱体902は、記録材Pの搬送方向の上流側に配置された発熱体902aと、下流側に配置された発熱体902bに分離されている。また、裏面層1には、給電用に電極E9が設けられている。裏面層2に設けられた絶縁性の保護ガラス308は、裏面層1のうち電極E9-1~E9-7、E3、E4を除いた領域を覆っている。
図10(B)に示すように、ヒータ900裏面層1には、導電体901と導電体903と発熱体902、電極E9の組からなる発熱ブロックがヒータ900の長手方向に複数設けられている。本実施例のヒータ900は、7つの発熱ブロックを有する。この7つの発
熱ブロックとの対応関係を表すため、各発熱ブロックを構成する部材には、例えば、発熱体902a-1~902a-7のように、各符号の末尾に対応する発熱ブロックの番号を付している。発熱体902b、導電体901a、901b、導電体903、電極E9も同様である。
ヒータ900の裏面層2の表面保護層308は、電極E9-1~E9-7、E3、E4を露出させるように形成されており、ヒータ900の裏面側から、図示しない電気接点が接続可能な構成となっている。そして、各発熱ブロックに対してそれぞれ独立に給電可能になり、独立に給電制御を行うことができる。このように7つの発熱ブロックに分けることで、AREA1~AREA4のように、4つの通紙領域を形成することができる。本実施例ではAREA1をA5紙用、AREA2をB5紙用、AREA3をA4紙用、AREA4をLetter紙用と分類した。7つの発熱ブロックを独立に制御できるので、記録紙Pのサイズに合わせて、給電する発熱ブロックを選択する。なお、発熱領域の数や、発熱ブロックの数は、本実施例の数に限定されるものではない。また、各発熱ブロック内の発熱体902a-1~902a-7、902b-1~902b-7は、本実施例に記載するような連続的なパターンに限定されるものではなく、間隙部を設けた短冊状のパターンでも良い。
ヒータ900の摺動面層1には、ヒータ900の発熱ブロック毎の温度を検知するためのサーミスタT1-1~T1-7及び、サーミスタT2-2~T2-6が設置されている。サーミスタT1-1~T1-7は、主に各発熱ブロックの温調制御に使われるため、各発熱ブロックの中央(基板305の長手方向における中央)に配置される。サーミスタT2-2~T2-6は、発熱領域より長手方向に狭い記録紙を通紙した際の、非通紙領域の温度を検知するためのサーミスタである。発熱領域が狭い両端の発熱ブロックを除き、搬送基準位置X0に対して、各発熱ブロックの外側寄りに配置される。また、サーミスタT1-1~T1-7の一端は、サーミスタの抵抗値検出用の導電体ET1-1~ET1-7にそれぞれ接続されると共に、他方は導電体EG9に共通接続される。サーミスタT2-2~T2-6の一端は、導電体ET2-2~ET2-6にそれぞれ接続されると共に、他方は導電体EG10に共通接続される。
ここで、導電体EG9と発熱体902aの位置関係について説明する。導電体EG9、EG10は、ヒータ900の割れやひび、欠けを検知する破損検知を担う導電体であり、後述する破損検知回路に接続される。図10(A)の位置関係のように、EG9は、ヒータ900の短手方向の外側寄りに配置される。本実施例では、EG9は、図示する長さLだけ、導電体EG9が発熱体902aと短手方向でオーバーラップする領域がある。このような場合でも、ヒータ900の外周から入った割れやひびに対しては、発熱体902aが完全に断線を完了するY2線よりも、破損検知である導電体EG9の断線が完了するY1線を外側にしたので、破損検知が先に働く構成になっている。ところで、Y1線まで到達しないひびや欠けが発生することも考えられる。その場合には、導電体EG9は断線が完了しないので、破損を検知しない。しかし、ヒータ900のように記録紙Pの搬送方向と同方向に電流が流れるヒータにおいては、そのような欠けが発生しても、電流が集中して異常に発熱することはないので、このように導電体EG9と発熱体902aがオーバーラップする構成でも問題ない。本実施例では、このようなヒータにおいても、Y1線以上の割れやひび、欠けに対しては発熱体902aより先に破損を検知できるようにした。なお、下流側の導電体EG10と発熱体902bの関係についても同様であるので説明を省略する。このように、破損検知である導電体が、発熱体の断線よりも先に働く構成であればよい。また、基板305の面に垂直な方向に投影して見たときに、導電体EG9、EG10が、発熱体902a、902bと一部重なるように配置することで、ヒータ幅の拡大が抑制され、省スペース化に寄与することができる。
ヒータ300の摺動面層2には、摺動性のあるガラスのコーティングによる表面保護層909を有する。表面保護層909は、サーミスタの抵抗値検出用の導電体ET1-1~ET1-7、ET2-2~ET2-7及び、サーミスタに共通接続される導電体EG9、EG10に電気接点を設けるため、ヒータ900の両端部を除いて設けられている。
図11は、実施例4のヒータ900の制御回路901を示す回路図である。トライアック941~947は、ヒータ900の各発熱ブロックを独立に駆動するために設けられた素子であり、CPU420のFUSER1~FUSER7の駆動信号によりON/OFFされる。トライアックを駆動する回路部は、実施例1と同様なので、省略して示している。導電体EG9、EG10は、グランド電位に接続される。そして、サーミスタT1-1~TH1-7及び、T2-2~T2-6は、プルアップ抵抗921~932に接続され、分圧された電圧がCPU420で検出される。このように、実施例3と同様、導電体EG9、EG10は、サーミスタのグランドパターンであり、破損検知とサーミスタのグランド接続の両方を兼ねたパターンである。なお、実施例1で説明した制御と同様、CPU420は、温調用のサーミスタT1-1~TH1-7と設定温度に基づき、発熱ブロックごとに供給する電力を算出してトライアック941~947を制御する。
ここで、破損検知回路460、461とヒータ900の関係について説明する。破損検知回路460、461の回路構成は、実施例1、2、3と同じである。破損検知回路460は、導電体EG9に接続される、一方、破損検知回路461は、導電体EG10に接続される。SAFE1信号とSAFE2信号は、それぞれ抵抗462、463にプルアップされ、ヒータ900に割れやひび、欠けの無い正常の時はLowレベルを出力し、異常の時にHighレベルを出力して、ラッチ部432、442を動作させる。また、CPU420でSAFE1信号及びSAFE2信号を検知し、異常時にユーザ報知できる構成になっている。
以上のように、ヒータ900のような長手方向に発熱ブロックが複数配列されたヒータにおいても、割れだけでなく、ひび、欠けが発生した場合にも、ヒータ900の破損を検知することができる。また、サーミスタのグランドパターンと兼用した導電体EG9、EG10が発熱体902a、902bよりも先に断線するので、より早くヒータ900への給電を停止できる。さらに、ユーザへ異常を報知できるので、ユーザビリティを向上することができる。
[実施例5]
本発明の実施例5について説明する。実施例5は、実施例4のヒータ900の制御回路901における保護回路の変形例である。実施例5の構成のうち、実施例1~4と同様の構成については、同一の記号を用いて説明を省略する。実施例5において、ここで特に説明しない事項は、実施例1~4と同様である。
図12は、実施例5のヒータ900の制御回路902を示す回路図である。本実施例の特徴である破損検知回路951、952について説明する。破損検知を担う導電体EG9は、ヒータ900の長手方向両端の接点において、一方の接点はグランドに接続される。そして、他方の接点は、SAFE3信号として、リレー430を駆動するトランジスタ433のエミッタに接続される。つまり、リレー430は、Vcc2から2次側のコイルとトランジスタ433、ヒータ900の導電体EG9を介して電流が流れることでONする。ヒータ900に割れやひび、欠けが発生し、導電体EG9が断線すると、2次側のコイルに電流は流れなくなるので、リレー430がOFFする。同様に、導電体EG10はSAFE4信号としてリレー440に接続されるので、導電体EG10が断線した時は、リレー440の2次側コイルの電流が流れなくなり、OFFする。
以上の本実施例の破損検知回路によれば、実施例4のプルアップ抵抗を用いずに構成し、実施例4と同様の効果を得ることができる。
上記各実施例は、それぞれの構成を可能な限り互いに組み合わせることができる。
200…定着装置、300、600、800、900…ヒータ、305…基板、302a、302b、902a、902b…発熱体、TH1、TH2、T1-1~T1-7、T2-2~T2-6…サーミスタ、400、601、801、901、902…制御回路、EK3-1、EK3-2、EK6-1、EG8-1、EG8-2EG9、EG10…導電体、460、461、951、952…破損検知回路

Claims (14)

  1. 板状の基板と、前記基板に設けられた発熱体と、を有するヒータを有し、前記ヒータの熱を利用して記録材に形成された画像を加熱する像加熱部と、
    前記発熱体の通電を制御する通電制御部と、
    前記発熱体への電力供給を遮断する遮断動作を実行可能な電力遮断部と、
    を備える像加熱装置において、
    前記基板の前記発熱体が設けられた面とは反対側の面には、前記発熱体よりも前記基板の長手方向に対して直交する短手方向における前記基板の一方の端部に近い位置に第1導電体が設けられており、
    前記発熱体よりも前記短手方向における前記基板の他方の端部に近い位置には第2導電体が設けられており、
    前記長手方向において、前記第1導電体の両端部と前記第2導電体の両端部は前記発熱体の両端部よりも外側に位置しており、
    前記第1の導電体と前記第2の導電体の少なくとも一方が破断すると、前記電力遮断部に前記遮断動作を実行させる破損検知部を備えることを特徴とする像加熱装置。
  2. 前記第1導電体と前記第2導電体は、前記基板の面に垂直な方向に投影したときに、前記発熱体を囲むように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  3. 前記ヒータは、前記基板上に設けられた温度検知素子をさらに有し、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、前記温度検知素子をグランドに接続するラインを兼ねることを特徴とする請求項1に記載の像加熱装置。
  4. 前記発熱体は、前記基板の長手方向に電流が流されて発熱し、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、前記基板の面に垂直な方向に投影したときに、前記発熱体と重ならないように配置されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  5. 前記発熱体は、前記基板の長手方向と直交する短手方向に電流が流されて発熱し、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、前記基板の面に垂直な方向に投影したときに、前
    記発熱体と一部重なるように配置されることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  6. 前記電力遮断部は、
    電源と前記発熱体との間に接続されたリレーと、
    前記リレーを駆動する駆動素子と、
    前記リレーが前記電力供給を遮断した状態で前記駆動素子をラッチするためのラッチ回路と、
    を有し、
    前記破損検知部は、前記ラッチ回路に接続されるプルアップ抵抗を有し、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、一方の接点がグランドに接続され、他方の接点が前記ラッチ回路と前記プルアップ抵抗との間に接続されることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  7. 前記電力遮断部は、
    電源と前記発熱体との間に接続されたリレーと、
    前記リレーを駆動する駆動素子と、
    前記リレーが前記電力供給を遮断した状態で前記駆動素子をラッチするためのラッチ回路と、
    を有し、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、一方の接点がグランドに接続され、他方の接点が前記駆動素子に接続されることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  8. 内面が前記ヒータに接触しつつ回転する筒状のフィルムと、前記フィルムを介して前記ヒータと共にニップ部を形成する加圧ローラと、を有し、前記ニップ部で記録材を挟持搬送しつつ記録材上の画像は前記フィルムを介して加熱されることを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の像加熱装置。
  9. 記録材に画像を形成する画像形成部と、
    記録材に形成された画像を記録材に定着する定着部と、
    を有する画像形成装置において、
    前記定着部が請求項1~8のいずれか1項に記載の像加熱装置であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 板状の基板と、
    前記基板に設けられた発熱体と、
    を有し、記録材に形成された画像を加熱する像加熱装置に用いられるヒータにおいて、
    前記基板の前記発熱体が設けられた面とは反対側の面には、前記発熱体よりも前記基板の長手方向に対して直交する短手方向における前記基板の一方の端部に近い位置に第1導電体が設けられており、
    前記発熱体よりも前記短手方向における前記基板の他方の端部に近い位置には第2導電体が設けられており、
    前記長手方向において、前記第1導電体の両端部と前記第2導電体の両端部は前記発熱体の両端部よりも外側に位置していることを特徴とするヒータ。
  11. 前記第1導電体と前記第2導電体は、前記基板の面に垂直な方向に投影したときに、前記発熱体を囲むように形成されていることを特徴とする請求項10に記載のヒータ。
  12. 前記ヒータは、前記基板上に設けられた温度検知素子をさらに有し、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、前記温度検知素子をグランドに接続するラインを兼ねることを特徴とする請求項10に記載のヒータ。
  13. 前記発熱体は、前記基板の長手方向に電流が流されて発熱し、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、前記基板の面に垂直な方向に投影したときに、前記発熱体と重ならないように配置されることを特徴とする請求項10~12のいずれか1項に記載のヒータ。
  14. 前記発熱体は、前記基板の長手方向と直交する短手方向に電流が流されて発熱し、
    前記第1導電体と前記第2導電体は、前記基板の面に垂直な方向に投影したときに、前記発熱体と一部重なるように配置されることを特徴とする請求項10~12のいずれか1項に記載のヒータ。
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