JP2003347011A - 発熱体、加熱定着装置および画像形成装置 - Google Patents

発熱体、加熱定着装置および画像形成装置

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JP2003347011A
JP2003347011A JP2002153602A JP2002153602A JP2003347011A JP 2003347011 A JP2003347011 A JP 2003347011A JP 2002153602 A JP2002153602 A JP 2002153602A JP 2002153602 A JP2002153602 A JP 2002153602A JP 2003347011 A JP2003347011 A JP 2003347011A
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JP
Japan
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heat
heating element
temperature
heated
fixing device
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JP2002153602A
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English (en)
Inventor
Kenichi Kobayashi
謙一 小林
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒータ基板は記録材の長尺幅よりも長いもの
を使用しており、厚みが厚く幅の狭い記録材を通紙した
場合や、複数枚重送してニップ部で停止した場合、ニッ
プ部周辺に空隙部が生じて発熱抵抗体からの熱が加圧ロ
ーラに逃げにくくなるため、ニップ部周辺の発熱抵抗体
の温度が上昇し、ヒータ基板に生じる熱応力ひずみが一
定値を超すと該ヒータ基板が破損するという課題があっ
た。 【解決手段】 温度検知体は前記耐熱性絶縁基板上に形
成した膜抵抗体1aであり、被加熱材搬送方向に対して
直交する方向に設置し、且つ少なくとも2種類以上のサ
イズの被加熱材の、1種の被加熱材の一方のエッジ部と
他種の被加熱材の一方のエッジ部の位置がその内側に収
まるように構成したのものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は加熱体、より具体
的には、通電により発熱する抵抗層と、温度検知を行う
温度検知体とを耐熱性絶縁基板上に有する発熱体、この
発熱体を熱源として未定着トナー画像を加熱定着する加
熱定着装置および該加熱定着装置を備えた画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機やレーザビームプリンタ等の画像
形成装置において、記録材上のトナー画像を熱定着させ
るための加熱定着装置としては、従来は熱ローラ方式の
ものが広く使われている。これは図8に示す構成になっ
ており、ハロゲンヒータ等の内蔵熱源101により加熱
して所定の温度を維持させた金属ローラ102(定着ロ
ーラ)と、これに圧接させた弾性加圧ローラ103を基
本構成体とし、この両ローラが圧接するニップ部(定着
ニップ部)に被加熱材としての記録材201を挿入通過
させ、この記録材上のトナー画像を該記録材に加熱、加
圧定着させるものである。
【0003】一方、最近ではウェイトタイムの短縮化や
省電力化が可能となるフィルム方式の加熱定着装置が実
用化されている。図9はこのフィルム加熱方式の加熱定
着装置を示す断面模型図である。この加熱定着装置は耐
熱性フィルムとして円筒状のフィルム111を使用し、
このフィルムの周長の少なくとも一部はテンションが加
わらない状態になっており、このフィルムに圧接する加
圧ローラ112の回転駆動力で回転するようになってい
る。フィルム111は膜圧50μm程度の耐熱性のある
PTFE、ポリイミド等の単層または複合層となってお
り、図示例とは異なり、数個のガイドローラ間に巻き掛
けた無端状、供給ローラから繰り出され巻き取りローラ
に巻き取られる帯状などでもよい。113は熱源として
の発熱体11を断熱支持するホルダーであり、フィルム
内面のガイド部材と装置の補強部材としてのステー(以
下、ステーと記す)を兼ねている。114はフィルム1
11の寄り移動規制手段として、ステー113の左右両
端部に配設したフィルム111端部を受け止めるフラン
ジである。
【0004】上記発熱体11は図10(a),(b),
(c)に示すように、横長の低熱容量の線状発熱体であ
り、アルミナ等のセラミック基板であるヒータ基板11
a上に、発熱抵抗体11bとして、銀パラジウム等の電
気抵抗材料をスクリーン印刷等により塗工、焼成し、そ
の上にガラスやフッ素樹脂等の保護層11cをコートし
たものである。この発熱体11は発熱抵抗体11bへの
給電により、長手全長にわたって昇温し、その温度が温
度検知体11dで検知され、A/Dコンバータ(アナロ
グ/ディジタル変換器(12)、制御器としてのCPU
13からなる制御系にフィードバックされ、交流電源1
4と発熱抵抗体11bの接続路に設けたトライアック1
5をCPU13からの制御信号で位相制御して、記録材
201の加熱時に所定の温度に維持されるように発熱抵
抗体11bの通電をコントロールする。
【0005】112は発熱体11との間にフィルム11
1を挟んで定着ニップ部を形成し、且っフィルム111
を回転駆動させる回転体としての加圧ローラであり、金
属軸115とシリコンゴム等の離形性の良い耐熱ゴム層
116からなり、所定の押圧力をもってフィルム111
を挟んで発熱体11の表面に圧接させて配設してある。
【0006】また、発熱体11には図10(a),
(b)に示すように、発熱抵抗体11bの導電発熱パタ
ーン、その発熱抵抗体11bに対する給電パターン11
−2bと電極11−3b、サーミスタ等の温度検知体1
1dに対する給電パターン11−2dと給電電極11−
3d、ヒータ基板11aの裏面から表面に貫通したスル
ーホール11eを介して導電線11fに通電する給電電
極11gが配置されている。
【0007】図10(a)に示すように、発熱体11の
給電電極11−3dにはコネクタ(不図示)が装着さ
れ、電気接点としてのバネ11iにより、給電線11h
を介して交流電源14とトライアック15からなる給電
回路と接続されている。同様に温度検知素子11dはコ
ネクタ(不図示)が装着され、電気接点としてのバネ1
1iにより制御系のA/Dコンバータ12と接続されて
いる。
【0008】発熱体11の温度情報としては、温度検知
体11dのサーミスタ電圧がA/Dコンバータ12ヘ入
力され、このA/Dコンバータ12からデジタルデータ
としてCPU13に取り込まれる。CPU13はその取
り込まれた入力データを基に、発熱体温度を所定の温度
に制御すべくトライアック15を制御する。具体的に示
すと、表1に示すような温度、抵抗値、電圧の関係から
電圧を検出して温度制御を行なっている。例えばサーミ
スタデータとして160℃で制御する場合、検出電圧は
表1より1,656Vであり、この値がA/Dコンバー
タ入力され、デジタルデータ(A/D値=127)とし
てCPU13へ送り込まれる。CPU13はその入力デ
ータを基に、トライアック15を制御する。制御方法と
しては、発熱抵抗体11bの電圧または電流をコントロ
ールするか、通電時間をコントロールする方法が取られ
ている。
【0009】
【表1】
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加熱定着装置は、図11、図12に示すように、発熱体
11のヒータ基板11aが記録材201の長尺幅よりも
長いものを使用しており、記録材201が厚く幅の狭い
もの例えば封筒やハガキを通紙した場合や、複数枚重送
して定着ニップ部で停止した場合、加圧ローラ112と
フィルム111の間に空隙部(矢印部S)が形成され、
発熱抵抗体11bからの熱が加圧ローラ112に逃げる
ことがなくなるため、空隙部周辺の発熱抵抗体11bの
温度が上昇し、ヒータ基板11aに生じる熱応力ひずみ
が一定値を超すと、ヒータ基板が割れ発熱体11が破損
するという課題があった。
【0011】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたものであり、温度検知体として、特有の温
度から温度係数が急激に高くなる材料をヒータ基板の長
尺方向に配置することにより、発熱体上のどの箇所に空
隙部ができても発熱抵抗体の異常温度を検知し、発熱抵
抗体への給電を停止することのできる安全性の高い発熱
体を得ることを目的とする。また、この発熱体を熱源と
する加熱定着装置および該加熱定着装置を適用した画像
形成装置を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、以下の構成
を有する発熱体、加熱定着装置および画像形成装置を要
旨とする。
【0013】(1)通電により発熱する抵抗層と温度検
知を行う温度検知体とを耐熱性絶縁基板に有する発熱体
において、前記温度検知体は前記耐熱性絶縁基板上に被
加熱材搬送方向に対して直交する方向に形成した膜抵抗
体であり、被加熱材搬送方向に対して直交する方向に設
置し、且つ少なくとも2種類以上のサイズの被加熱材
の、1種の被加熱材の一方のエッジ部と他種の被加熱材
の一方のエッジ部の位置がその内側に収まるように設定
したことを特徴とした発熱体。
【0014】(2)温度を検知する膜抵抗体と、通電に
より発熱する抵抗層に対する通電回路と、上記温度検知
体により得られた情報を基に上記通電回路を制御する温
度制御回路と、上記膜抵抗体に加わる電圧値があらかじ
め決められた所定値よりも大きいことを検出すると上記
通電回路を遮断する電源遮断手段とを備えたことを特徴
とする発熱体。
【0015】(3)温度検知体の素材として、キューリ
ー点(抵抗変態点)の値が100℃〜200℃内にある
正特性サーミスタを使用することを特徴とした(1)ま
たは(2)記載の発熱体。
【0016】(4)正特性サーミスタは、チタン酸バリ
ウム系であることを特徴とする(3)記載の発熱体。
【0017】(5)温度検知体は耐熱性絶縁基板上に直
接形成したことを特徴とする(1)または(2)記載の
発熱体。
【0018】(6)(1)〜(5)のうちのいずれか1
項記載の発熱体を具備し、この発熱体により記録材上に
形成されたトナー画像を該記録材に加熱定着処理するこ
とを特徴とする加熱定着装置。
【0019】(7)記録材にトナー画像を形成する画像
形成手段と、このトナー画像を上記記録材上に加熱処理
する加熱定着装置として(6)記載の加熱定着装置を具
備したことを特徴とする画像形成装置。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この実施の一形態を添付図
面について説明する。
【0021】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1による発熱体11を示す図であり、図1(a)は表
面図、図1(b)は裏面図、図2はこの発明で適用可能
な温度係数の高い抵抗材料(この実施の形態1ではチタ
ン酸バリウム系の正特性サーミスタ)の説明図であり、
図2(a)は各材料の抵抗一温度特性図、図2(b)は
各材料のキューリ点を示す表図、図3はこの実施の形態
1に使用する温度検知体のサーミスタの抵抗一温度特性
図(この実施の形態1で使用するサーミスタはPTCサ
ーミスタであるが、従来のPTCサーミスタと区別する
ため、この実施の形態1においては、以下、P一サーミ
スタと略す)である。また、図4はこの実施の形態1に
おける通電発熱回路図である。
【0022】上記発熱体11は図1(a),(b)に示
すように、横長の低熱容量の線状発熱体であり、アルミ
ナ等のセラミック基板であるヒータ基板11a上に、発
熱抵抗体11bとして、銀パラジウム等の電気抵抗材料
をスクリーン印刷等により塗工、焼成し、その上にガラ
スやフッ素樹脂等の保護層11cをコートしたものであ
る。この発熱体11は発熱抵抗体11bへの給電によ
り、長手全長にわたって昇温し、その温度が温度検知体
11dで検知され、A/Dコンバータ(アナログ/ディ
ジタル変換器(12)、制御器としてのCPU13から
なる温度制御回路11fにフィードバックされ、交流電
源14と発熱抵抗体11bの通電回路11hに設けた電
源遮断手段としてのトライアック15をCPU13から
の制御信号で位相制御して、記録材201の加熱時に所
定の温度に維持されるように発熱抵抗体11bの通電を
コントロールする。
【0023】上記発熱体11の裏面の中央部には、温度
検出体のNTCサーミスタ11dが設けられ、通常時に
は表1に示すような(この実施の形態1ではNTCサー
ミスタで検知される電圧は表1と異なる)温度、抵抗
値、電圧の関係から電圧を検出して温度制御を行なって
いる。また、温度検出体としてのP一サーミスタ1aは
発熱抵抗体11bの長尺方向に所定の長さ(この実施の
形態1では記録材のLTRサイズからハガキサイズの端
部が収まる長さ)に印刷または、蒸着、スパッタリング
等によって耐熱性絶縁基板上に設置されている。
【0024】通常の作動時において、例えば発熱体11
を160℃で制御しようとすれば、NTCサーミスタ1
1dを稼動させるための印加電圧を3.3Vとした場
合、電圧計V2に検出される電圧が2.2Vの時、発熱
体11がON/OFFされるように設定しておく。NT
Cサーミスタ11dは表1より抵抗値がほぼ10KΩの
時が約2.2Vである。
【0025】ここで、図3の特性をもつP一サーミスタ
1aを使用した場合、電圧計V1で検出された電圧はV
1=3.3V/(10KΩ+10KΩ+10KΩ)×1
0KΩ=1.1Vとなる。この実施の形態1ではサーミ
スタに過電流が流れるのを防止するため、図4に示すよ
うに10KΩの抵抗11cを電源の直後に設置してい
る。
【0026】一方、厚紙等が重送した形で定着ニップ間
にある場合、前記図11に示したように、加圧ローラ1
12とフィルム111間に生じた空隙部周辺Sの発熱抵
抗体11bの温度が異常に上昇する。ここで例えば、3
00℃に達した場合、耐熱性絶縁基板上のP一サーミス
タ1aは部分的にその抵抗値が図3より上昇することが
分かる。仮にP一サーミスタ1aの両端部間の抵抗が1
000KΩ、NTCサーミスタ11dの抵抗が1KΩと
なった場合、V1にて測定される電圧はV1=3.3V
/(10KΩ+1000KΩ+1KΩ〕×1000KΩ
≒3.26Vとなり、通常時の電圧と比較して約3倍も
大きい値となる。
【0027】この電圧V1の値を検出して、この実施の
形態1においては、300℃に達する前に、発熱抵抗体
11bへの給電をカットする。また、図2に示すような
P一サーミスタ1aの材料を選ぶことにより、この検出
温度は任意に設定することが可能となる。また、このP
一サーミスタ1aの位置は各紙サイズの幅全ての端部の
位置をカバーすることによって、どのサイズの記録材が
重送しても温度異常を検知して給電をカットし、、耐熱
性絶縁基板11aの割れを未然に防ぐことが可能とな
り、発熱体11の破損を防止できる。
【0028】実施の形態2.この実施の形態2は実施の
形態1で使用するPTCサーミスタ1aで、通常時の発
熱抵抗体11bの温度制御および異常時の検知を行う例
である。図5は発熱抵抗体11bの表面「図5(a)」
及び裏面「図5(b)」を示す。実施の形態1と同様に
160℃で発熱体の温調を制御する場合、図3における
特性をもつP一サーミスタ1aを使用した場合、給電電
極11g−2,11g−3間の電圧は1,656Vであ
る。発熱体11が冷えている状態、仮に温度が25℃位
から160℃までは、図3に示すP一サーミスタ1aの
特性より、検出電圧は1,656V以下となる。
【0029】しかし、このP一サーミスタ1aの抵抗値
は160℃以上で対数的に増加するため、(実施の形態
1での300℃の時は、1000KΩで検出電圧は約
3.27Vとなる。)上限の電圧値を設定することによ
り、通常時での発熱体の温度制御と異常昇温の検知が可
能となる。
【0030】実施の形態3.図6は上記実施の形態1ま
たは2の発熱体を熱源として適用した加熱定着装置を示
すもので、図6において、加熱定着装置20は以下の部
材から構成される。23は熱容量の小さな定着フィルム
であり、クイックスタートを可能にするために総厚10
0μm以下の厚みで耐熱性、熱可塑性を有するポリイミ
ド、ポリアミドイミド、PEEK、PPS、PFA、P
TFE、FEP等を基層としたフィルムである。また、
長寿命の加熱定着装置を構成するために充分な強度を持
ち、耐久性に優れたフィルムとして、総厚20μm以上
の厚みが必要である。よって定着フィルム23の総厚み
としては20μm以上100μm以下が最適である。さ
らにオフセット防止や記録材の分離性を確保するために
表層にはPFA、PTFE、FEP等の離型性の良好な
耐熱樹脂を混合ないし単独で被覆したものである。
【0031】また、21は実施の形態1または2に示し
た発熱体であり、この発熱体から発生させた熱により記
録材上のトナー像を溶融、定着させるニップ部の加熱を
行う。
【0032】22は発熱体21を保持し、ニップと反対
方向への放熱を防ぐための耐熱ステイホルダーであり、
液晶ポリマー、フェノール樹脂、PPS、PEEK等に
より形成されており、定着フィルム23が余裕をもって
ルーズに外嵌されていて、矢印の方向に回転自在に配置
されている。また、定着フィルム23は内部の加熱用ヒ
ータ21および耐熱ステイホルダー22に摺擦しながら
回転するため、発熱体21および断熱ステイホルダー2
2と定着フィルム23の間の摩擦抵抗を小さく抑える必
要がある。このため発熱体21および断熱ステイホルダ
ー22の表面に耐熱性グリース等の潤滑剤を少量介在さ
せてある。これにより定着フィルム23はスムーズに回
転することが可能となる。
【0033】また加圧部材25は芯金26の外側にシリ
コーンゴムやフッ素ゴム等の耐熱ゴムあるいはシリコー
ンゴムを発泡して形成された弾性層27からなり、この
上にPFA、PTFE、FEP等の離型性層28を形成
してあってもよい。加圧部材25は上記の定着フイルム
23の方向に不図示の加圧手段により、長手方向両端部
から加熱定着に必要なニップ部を形成するべく十分に加
圧されており、長手方向端部から芯金26を介して不図
示の回転駆動により、矢印の方向に回転駆動される。こ
れにより上記定着フィルム23はステイホルダー22の
外側を図の矢印方向に従動回転する。あるいは定着フィ
ルム23の内部に不図示の駆動ローラを設け、駆動ロー
ラを回転駆動することにより、定着フィルム23を回転
させる。
【0034】記録材は不図示の供給手段によって適宜供
給され、耐熱性の定着入口ガイド24に沿って加熱フイ
ルム23と加圧部材25によって形成される定着ニップ
内に搬送される。その後、定着ニップより排出された記
録材Pは耐熱性の定着排紙ガイド29に案内されて排紙
ローラ30および排紙コロ31に挟持配送され不図示の
排出トレイ上に排出される。なお、32は発熱体21の
温度を検出する温度検出体である。
【0035】実施の形態4.図7は図6に示す実施の形
態3の加熱定着装置を適用した画像形成装置40を示す
もので、図7においては、41は感光ドラムであり、O
PC、アモルファスSe、アモルファスSi等の感光材
料がアルミニウムやニッケルなどのシリンダ状の基盤上
に形成されている。感光ドラム41は矢印の方向に回転
駆動され、まず、その表面は帯電装置としての帯電ロー
ラ42によって一様帯電される。次に、画像情報に応じ
てON/OFF制御されたレーザビーム43による走査
露光が施され、静電潜像が形成される。この静電潜像
は、現像装置44で現像、可視化される。現像方法とし
ては、ジャンピング現像方式、2成分現像方式、などが
用いられ、イメージ露光と反転現像とを組み合わせて用
いられることが多い。
【0036】可視化されたトナー像は、転写装置として
の転写ローラ45により、所定のタイミングで搬送され
た記録材P上に感光ドラム41上より転写される。ここ
で感光ドラム41上のトナー像の画像形成位置と記録材
の先端の書き出し位置が合致するようにセンサ48にて
記録材の先端を検知し、タイミングを合わせている。所
定のタイミングで搬送された記録材Pは感光だラム41
と転写ローラ45に一定の加圧力で挟持搬送される。こ
のトナー像が転写された記録材Pは加熱定着装置6へと
搬送され、永久画像として定着される。一方、感光ドラ
ム1上に残存する転写残りの残留トナーは、クリーニン
グ装置7により感光ドラム1表面より除去される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、温度検知体は耐熱性絶縁基板上に被加熱材搬送方向
に対して直交する方向に形成した膜抵抗体であり、、且
つ少なくとも2種類以上のサイズの、1種の被加熱材の
一方のエッジ部と他種の被加熱材の一方のエッジ部の位
置がその内側に収まるように構成したので、発熱体上の
どの箇所に異常昇温が生じても、これを検知して発熱体
の給電を停止することができ、発熱体の損傷を未然に防
ぐことが可能となり、安全性の高い発熱体を得ることが
できる効果がある。
【0038】また、この発熱体を適用することにより、
熱トラブルが少なく、優れた定着性を有する加熱定着装
置を得ることができる効果がある。
【0039】また、この加熱定着装置を適用することに
より、円滑な定着動作によって、高品質の画像形成を行
うことができる画像形成装置を得ることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の発熱体の表裏図であ
る。
【図2】この発明に関わるチタン酸バリウム系サーミス
タの温度一抵抗特性図である。
【図3】実施の形態1,2に使用するサーミスタの温度
一抵抗特性図である。
【図4】実施の形態1の発熱体温度検知回路図である。
【図5】この発明の実施の形態2の発熱体の表裏図であ
る。
【図6】実施の形態1,2の発熱体を熱源として適用し
た実施の形態3の加熱定着装置の概要図である。
【図7】実施の形態3の加熱定着装置を適用した実施の
形態4の画像形成装置の概略図である。
【図8】ローラ式定着装置の断面図である。
【図9】オンデマンド式定着装置の断面図である。
【図10】従来のオンデマンド式発熱体の表裏図であ
る。
【図11】記録材重送時の加熱定着装置の概略図であ
る。
【図12】その加熱定着装置の斜視図である。
【符号の説明】
11 発熱体、11a 耐熱性絶縁基板、11d NT
Cサーミスタ(膜発熱抵抗体)13 CPU(制御回
路、電圧検出器)、15 トライアック(温度制御回
路、電源遮断機構)、20 加熱定着装置、40 画像
形成装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01K 13/08 G03G 15/20 109 G03G 15/20 109 G01K 7/24 G Fターム(参考) 2F056 RG04 2H033 AA03 AA23 BA25 BA26 BA31 BA32 BB18 BB21 BB22 BB29 BE03 CA04 CA07 CA16 CA17 CA23 CA30 CA34 CA35 CA45 CA48 3K058 AA12 BA18 CA12 CA22 CA62 CA63 CB00 CB06 CE02 CE13 CE19 DA11 GA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により発熱する抵抗層と温度検知を
    行う温度検知体とを耐熱性絶縁基板に有する発熱体にお
    いて、前記温度検知体は前記耐熱性絶縁基板上に被加熱
    材搬送方向に対して直交する方向に形成した膜抵抗体で
    あり、且つ少なくとも2種類以上のサイズの被加熱材
    の、1種の被加熱材の一方のエッジ部と他種の被加熱材
    の一方のエッジ部の位置がその内側に収まるように設定
    したことを特徴とした発熱体。
  2. 【請求項2】 温度を検知する膜抵抗体と、通電により
    発熱する抵抗層に対する通電回路と、上記温度検知体に
    より得られた情報を基に上記通電回路を制御する温度制
    御回路と、上記膜抵抗体に加わる電圧値があらかじめ決
    められた所定値よりも大きいことを検出すると上記通電
    回路を遮断する電源遮断手段とを備えたことを特徴とす
    る発熱体。
  3. 【請求項3】 温度検知体の素材として、キューリー点
    (抵抗変態点)の値が100℃〜200℃内にある正特
    性サーミスタを使用することを特徴とした請求項1また
    は請求項2記載の発熱体。
  4. 【請求項4】 正特性サーミスタは、チタン酸バリウム
    系であることを特徴とする請求項3記載の発熱体。
  5. 【請求項5】 温度検知体は耐熱性絶縁基板上に直接形
    成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    発熱体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のうちのいずれか1
    項記載の発熱体を具備し、この発熱体により記録材上に
    形成されたトナー画像を該記録材に加熱定着処理するこ
    とを特徴とする加熱定着装置。
  7. 【請求項7】 記録材にトナー画像を形成する画像形成
    手段と、このトナー画像を上記記録材上に加熱処理する
    加熱定着装置として請求項6記載の加熱定着装置を具備
    したことを特徴とする画像形成装置。
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