JP7028944B2

JP7028944B2 - 腕時計補正器および腕時計胴部

Info

Publication number: JP7028944B2
Application number: JP2020188484A
Authority: JP
Inventors: エルヴェ・アヴリル; リカルド・マルコス
Original assignee: メコ・エスアー
Priority date: 2019-11-21
Filing date: 2020-11-12
Publication date: 2022-03-02
Anticipated expiration: 2040-11-12
Also published as: EP3825777B1; CN112824981B; JP2021081426A; CN112824981A; EP3825777A1; US20210157268A1; US11994831B2

Description

本発明は、腕時計補正器と、腕時計補正器が挿入される胴部に関する。

特定の腕時計、特に、いわゆる非常に複雑な腕時計は、１つの単一戻しおよび補正クラウンを使用してすべてを補正できないほど、多くの機能をユーザに提供する。このため、そのような腕時計は、補正器などの追加の制御手段を備えている。様々なタイプの補正器があり、その中には、通常、鋭利な器具によって作動するミニチュア補正器がある。

これらのミニチュア補正器は、従来、腕時計の胴部に作られた開口部に押し入れられ、接着され、またはねじ止めされたソケットと、ソケット内に自由にスライドできる円筒形の制御シャフトとを備える。ソケットは、腕時計ケースの外側に、制御シャフトの第１の部分の寸法に適合された第１の円筒形の通路と、腕時計ケースの内側に、第１の円筒形の通路の延長部に配置された第２の円筒形の通路とを備え、第２の円筒形の通路の内径は、制御シャフトの第２の部分の寸法に適合され、第１の円筒形の通路の内径よりも小さい。制御シャフトの第１の部分の周囲に配置された溝に収容されたシーリングライニングは、制御シャフトとソケットとの間の密封を保証することを可能にする。そのような押しボタンはまた、ユーザがミニチュア押しボタンを押すと圧縮され、使用者が押しボタンの圧力を解放すると、その復元力によって制御シャフトを静止位置に戻す螺旋ばねを備える。

しかしながら、上記のタイプのこれらの補正器は、胴部から突出しており、シャツの袖、または繊細な生地に損傷を与えるリスクがある。

本発明は、腕時計胴部に挿入されるように構成された腕時計補正器を使用して、これらの欠点のすべてまたはいくつかを解決し、前記腕時計胴部は、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の主輪郭を含み、前記腕時計補正器は、少なくとも１つのケースおよび可動要素を備え、
－前記少なくとも１つのケースは、好ましくは力によって、前記腕時計胴部に挿入されるように構成された、少なくとも１つの第１の表面を備え、前記少なくとも１つの第１の表面は、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭の第１の部分に相応し、前記腕時計胴部の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭に追従するように構成され、好ましくは、前記少なくとも１つの第１の表面は、前記少なくとも１つのケースが前記腕時計の前記胴部に挿入された場合、前記腕時計胴部の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭と組み合わされるように構成され、
－前記少なくとも１つの可動要素は、好ましくは力によって、前記少なくとも１つのケース内に、好ましくは前記少なくとも１つのケース内において可動となるように挿入されるように構成され、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭の第２の部分に相応し、前記腕時計胴部の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の、および／または、前記少なくとも１つのケースの前記少なくとも１つの第１の表面の、前記主輪郭に追従するように構成された少なくとも１つの第２の表面を備え、好ましくは、前記少なくとも１つの第２の表面は、前記少なくとも１つのケースが前記腕時計の前記胴部に挿入された場合、前記腕時計胴部の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の、および／または、前記少なくとも１つのケースの前記少なくとも１つの第１の表面の、前記主輪郭と組み合わされるように構成される。

この配置のおかげで、補正器は、腕時計の胴部の輪郭と組み合わされ、突出しない。その結果、本発明による補正器は、シャツの袖、または繊細な布地を損傷するリスクがなく、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の胴部、好ましくは主輪郭に対して向けられる。

実施形態によれば、前記少なくとも１つのケースは、少なくとも１つの第１の固定部材を備え、前記少なくとも１つの第１の固定部材は、前記少なくとも１つのケースが前記腕時計胴部に挿入された場合、前記少なくとも１つのケースを、少なくとも１つの自由度で固定するように構成される。

この配置のおかげで、補正器は、胴部に固定され、突出しない。

実施形態によれば、前記少なくとも１つのケースは、第１の側面を含み、前記少なくとも１つの第１の固定部材は、前記第１の側面に第１のレリーフ、好ましくは、前記第１の側面に第１の突起および／または第１の窪みを形成する。

実施形態によれば、前記少なくとも１つの可動要素は、少なくとも１つの第２の固定部材を備え、前記少なくとも１つの第２の固定部材は、前記少なくとも１つの可動要素が、前記少なくとも１つのケースに挿入された場合、前記少なくとも１つの可動要素を、少なくとも１つの自由度で固定するように構成される。

この配置のおかげで、前記少なくとも１つの可動要素は、前記少なくとも１つのケースに固定され、突出しない。

実施形態によれば、前記少なくとも１つの可動要素は、第２の側面を含み、前記少なくとも１つの第２の固定部材は、前記第２の側面に第２のレリーフ、好ましくは、前記第２の側面に第２の突起および／または第２の窪みを形成する。

本発明は、開口部と、本発明による前記腕時計補正器とを備える腕時計胴部を使用して、これらの欠点のすべてまたはいくつかを解決し、前記開口部は、前記少なくとも１つのケースが、前記腕時計の前記胴部に挿入された場合、前記少なくとも１つの第２の表面が、前記腕時計胴部の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の、および／または、前記少なくとも１つのケースの前記少なくとも１つの第１の表面の前記主輪郭と組み合わされるように、前記腕時計補正器の挿入を可能にするように構成される。

この配置のおかげで、腕時計の胴部は、いかなる突起も含まない。その結果、腕時計の胴部は、シャツの袖、または繊細な生地を損傷するリスクなく、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の胴部、好ましくは主輪郭に対して向けられる。

実施形態によれば、前記開口部は、実施形態による前記腕時計補正器を受け入れるために、主レリーフ、好ましくは主突起および／または主窪みの形状を備える。

この配置のおかげで、少なくとも１つのケースを、前記腕時計の前記胴部に挿入することができる。

本発明は、全く限定的ではない例として与えられた添付の図面を使用して、以下により詳細に説明される。

本発明による前記腕時計補正器１００の上面図である。本発明による腕時計補正器１００の例を示す図である。

本発明は、突起のない腕時計胴部２００、より正確には、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の主輪郭から突出せず、したがって、シャツの袖、または繊細な布地に損傷を与えないように、腕時計胴部２００の輪郭に追従し、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の、胴部、好ましくは主輪郭に対して向けられた腕時計補正器１００に関する。

実際、前記腕時計補正器１００は、少なくとも１つのケース１１０および少なくとも１つの可動要素１２０を備え、これらは両方とも、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の主輪郭に追従するように構成される。

これを行うために、前記少なくとも１つのケース１１０は、前記腕時計胴部２００に挿入されるように構成され、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭の第１の部分に相応し、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭に追従するように構成された、好ましくは左側形状の、少なくとも１つの第１の表面１１１を備える。

好ましくは、少なくとも１つの第１の表面１１１は、前記少なくとも１つのケース１１０が前記腕時計の前記胴部２００に挿入された場合、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の、前記主輪郭と組み合わされるように構成される。

より具体的には、前記少なくとも１つのケース１１０は、力によって前記腕時計胴部２００に挿入することができるか、または、前記腕時計胴部２００に前記少なくとも１つのケース１１０が挿入されている場合、前記少なくとも１つのケース１１０を、少なくとも１つの自由度で固定するように構成された少なくとも１つの第１の固定部材１１５を備える。実際、本発明の利点の１つは、左側形状の補正器を、左側形状の腕時計に統合または押し入れることである。

実際に、図１および図２に見られるように、前記少なくとも１つのケース１１０は、第１の側面１１２を含み、前記少なくとも１つの第１の固定部材１１５は、前記第１の側面１１２に、好ましくは、前記第１の側面１１２上の第１の突起１１６および／または第１の窪み１１７に第１のレリーフを形成する。

さらに、前記少なくとも１つの第１の表面１１１は、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭の第１の部分に相応し、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭に追従するように構成され、好ましくは、前記少なくとも１つの第１の表面１１１は、補正器が腕時計の胴部の輪郭と組み合わされ、突出しないように、前記少なくとも１つのケース１１０が、前記腕時計の前記胴部２００に挿入された場合、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭と組み合わされるように構成される。

前記少なくとも１つの可動要素１２０に関して、前記少なくとも１つの可動要素１２０は、前記少なくとも１つのケース１１０に挿入されるように構成される。

しかしながら、後者、すなわち前記少なくとも１つの可動要素１２０は、前記少なくとも１つのケース１１０において可動であることができ、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の前記主輪郭の第２の部分に相応する少なくとも１つの第２の表面１２１を備え、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の、および／または、前記少なくとも１つのケース１１０の前記少なくとも１つの第１の表面１１１の前記主輪郭に追従するように構成される。

好ましくは、前記少なくとも１つの第２の表面１２１は、前記少なくとも１つのケース１１０が前記腕時計の前記胴部２００に挿入される場合、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の、および／または、前記少なくとも１つのケース１１０の前記少なくとも１つの第１の表面１１１の前記主輪郭と組み合わされるように構成される。

前記少なくとも１つのケース１１０において可動であるが、前記少なくとも１つの可動要素１２０は、前記少なくとも１つの可動要素１２０が、前記少なくとも１つのケース１１０に挿入された場合、前記少なくとも１つの可動要素１２０を、少なくとも１つの自由度で固定するように構成された少なくとも１つの第２の固定部材１２５を備える。

実際、前記少なくとも１つの可動要素１２０は、第２の側面１２２を含み、前記少なくとも１つの第２の固定部材１２５は、前記第２の側面１２２、好ましくは第２の突起１２６、および／または、前記第２の側面１２２の第２の窪み１２７上に、第２のレリーフを形成する。

実際、前記少なくとも１つの可動要素１２０が、前記少なくとも１つのケース１１０に挿入されると、アセンブリ、すなわち本発明による前記腕時計補正器１００は、前記腕時計胴部２００が含む開口部に導入され、これによって、前記腕時計補正器１００の前記少なくとも１つの第２の表面１２１は、前記腕時計胴部２００の、特に左側形状の、好ましくは左側曲線の、および／または、前記腕時計補正器１００の前記少なくとも１つのケース１１０の前記少なくとも１つの第１の表面１１１の前記主輪郭と組み合わされる。

前記腕時計補正器１００を前記腕時計胴部２００に固定するために、前記開口部は、前記腕時計補正器１００を受け入れるために、主レリーフ、好ましくは主突起および／または主窪みの形状を備える。もちろん、前記主レリーフ、好ましくは前記主突起および／または前記主窪みは、前記第１の側面１１２上の第１のレリーフ、好ましくは前記第１の突起１１６および／または前記第１の窪み１１７と相補的である。

１００腕時計補正器
１１０ケース
１１１第１の表面
１１２第１の側面
１１５第１の固定部材
１１６第１の突起
１１７第１の窪み
１２０可動要素
１２１第２の表面
１２２第２の側面
１２５第２の固定部材
１２６第２の突起
１２７第２の窪み
２００腕時計胴部

Claims

腕時計胴部（２００）に挿入されるように構成された腕時計補正器（１００）であって、前記腕時計胴部（２００）は、主輪郭を含み、前記腕時計補正器（１００）は、少なくとも１つのケース（１１０）および可動要素（１２０）を備え、
－前記少なくとも１つのケース（１１０）は、前記腕時計胴部（２００）に挿入されるように構成された、少なくとも１つの第１の表面（１１１）を備え、前記少なくとも１つの第１の表面（１１１）は、前記主輪郭の第１の部分に相応し、前記腕時計胴部（２００）の前記主輪郭に追従するように構成され、前記少なくとも１つの第１の表面（１１１）は、前記少なくとも１つのケース（１１０）が前記腕時計の前記胴部（２００）に挿入された場合、前記腕時計胴部（２００）の前記主輪郭と組み合わされるように構成され、
－前記少なくとも１つの可動要素（１２０）は、前記少なくとも１つのケース（１１０）内に挿入されるように構成され、前記主輪郭の第２の部分に相応し、前記腕時計胴部（２００）の前記主輪郭、および／または、前記少なくとも１つのケース（１１０）の前記少なくとも１つの第１の表面（１１１）に追従するように構成された少なくとも１つの第２の表面（１２１）を備え、前記少なくとも１つの第２の表面（１２１）は、前記少なくとも１つのケース（１１０）が前記腕時計の前記胴部（２００）に挿入された場合、前記腕時計胴部（２００）の前記主輪郭、および／または、前記少なくとも１つのケース（１１０）の前記少なくとも１つの第１の表面（１１１）と組み合わされるように構成され、
前記少なくとも１つの可動要素（１２０）は、少なくとも１つの第２の固定部材（１２５）を備え、前記少なくとも１つの第２の固定部材（１２５）は、前記少なくとも１つの可動要素（１２０）が、前記少なくとも１つのケース（１１０）に挿入された場合、前記少なくとも１つの可動要素（１２０）を、少なくとも１つの自由度で固定するように構成され、
前記少なくとも１つの可動要素（１２０）は、第２の側面（１２２）を含み、前記少なくとも１つの第２の固定部材（１２５）は、前記第２の側面（１２２）に第２のレリーフを形成する、腕時計補正器（１００）。
前記少なくとも１つのケース（１１０）は、少なくとも１つの第１の固定部材（１１５）を備え、前記少なくとも１つの第１の固定部材（１１５）は、前記少なくとも１つのケース（１１０）が前記腕時計胴部（２００）に挿入された場合、前記少なくとも１つのケース（１１０）を、少なくとも１つの自由度で固定するように構成される、請求項１に記載の腕時計補正器（１００）。
前記少なくとも１つのケース（１１０）は、第１の側面（１１２）を含み、前記少なくとも１つの第１の固定部材（１１５）は、前記第１の側面（１１２）に第１のレリーフを形成する、請求項２に記載の腕時計補正器（１００）。
前記第１のレリーフは、前記第１の側面（１１２）に第１の突起（１１６）および／または第１の窪み（１１７）を備える、請求項３に記載の腕時計補正器（１００）。
前記第２のレリーフは、前記第２の側面（１２２）に第２の突起（１２６）および／または第２の窪み（１２７）を備える、請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の腕時計補正器（１００）。
開口部と、請求項１から請求項５のいずれか一項に記載の前記腕時計補正器（１００）とを備える腕時計胴部（２００）であって、前記開口部は、前記少なくとも１つのケース（１１０）が、前記腕時計の前記胴部（２００）に挿入された場合、前記少なくとも１つの第２の表面（１２１）が、前記腕時計胴部（２００）の前記主輪郭、および／または、前記少なくとも１つのケース（１１０）の前記少なくとも１つの第１の表面（１１１）と組み合わされるように、前記腕時計補正器（１００）の挿入を可能にするように構成される、腕時計胴部（２００）。
前記開口部は、請求項３または４のいずれか一項に記載の前記腕時計補正器（１００）を受け入れるために、主レリーフを備える、請求項６に記載の腕時計胴部（２００）。
前記主レリーフは、主突起および／または主窪みの形状を備える、請求項７に記載の腕時計胴部（２００）。