JP2017018554A - バンドのアジャスト機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、簡単かつ容易に駒体が外せ、しかも駒体内への異物の侵入を防ぎ、長期にわたる構成部材の劣化の防止と共に清潔感を維持できるバンドのアジャスト機構を提供する。
【解決手段】駒体1の凸部形状1aに通孔3を形成する。前記通孔3に設けた案内筒状部5aに、隣接する他の駒体1と連結ピン2との係止を解除させる方向に前記連結ピン2を移動させる解除部材10を上下動可能に設ける。前記解除部材10には、前記突出ピン2に設けた突出ピン6と係合する部分に、前記突出ピン2を押圧して前記連結ピン2を移動させる傾斜面10aと、前記傾斜面10aの形成側とは反対側に、前記通孔3の開口部を覆うように表面部が駒体1外部に露出する押圧受部材4とを設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、複数の駒体が連接され、各駒体の両側部にそれぞれ凸部と凹部が形成され、これら凸部が隣接する駒体の凹部に挿入されて連結されるバンドに用いられるアジャスト機構に関する。
前記構成のバンドでは、バンドの長さを調節するために、通常、駒体の取り外しが行われる。そして駒体を取り外して行うアジャスト方法として、従来、様々の構造のものが提案され、実施されてきている。
一般的には、駒体を連結する連結ピンを用いる構造が用いられ、例えば、端部にねじ部が形成された長軸や、弾性を有する長軸を用い、それらを駒体に対して取り付け/取り外してアジャストを行う構造のものがある。
ところが、ねじ部や弾性を有する長軸構造の連結ピンでは、バンドの長さを調節する作業を行う際に、小さなドライバや細いピンセットなどの特殊な治具を必要とし、さらに作業に引き抜き力が必要とする。このため、一般人では、容易かつ円滑に連結ピンを取り外すことが困難であり、時として連結ピンを破損することがあった。
そこで、本発明者は、以前に一般使用者でも簡単かつ容易にバンドの長さを調節することができることを目的としたアジャスト機構を提案した(特許文献1,2参照)。
特許文献1,2に記載のアジャスト機構では、駒体の外側に開口部が現れるように操作孔や通孔を設け、これらの孔部を通して冶具の先端部を駒体内部に挿入し、治具を横移動させたり、押下させたりして、駒体内部の解除部材/移動部材を移動させて、隣接する駒体の凸部と凹部とを連結している連結ピンを移動せることにより、隣接する駒体同士の係止を解除させる構成になっている。
実用新案登録第3155925号公報 特許第5450730号公報
前記特許文献1,2に記載のアジャスト機構は、それ以前のアジャスト方法である連結ピンを、駒体の側方からねじ込む構造や、弾性を有する長軸を用いる構造に比べて、一般人であっても、容易かつ円滑にアジャストが行えるという利点はある。
しかし、特許文献1,2に記載のアジャスト機構は、特別な平板加工を必要とする比較的複雑な製造となっており、またアジャスト操作のときに、冶具の先端部を駒体内部に挿入し、治具を横移動させたり、押下させたりするための操作孔や通孔の開口が駒体の外側に露出したままである。
上記のように操作孔や通孔の開口が駒体の外側に露出したままであると、腕に装着したり、机の上に置かれたりすることが多い腕時計用バンドでは、汗,垢あるいは塵埃などが駒体内部に入り込み、部材の劣化を引き起こすということが考えられる。
そこで本発明は、簡単な構成で、簡単かつ容易に駒体が外せ、しかも駒体内への異物の侵入を防ぎ、長期にわたる構成部材の劣化の防止と共に清潔感を維持できるバンドのアジャスト機構を提供することを目的とする。
本発明のバンドのアジャスト機構は、複数の駒体が、それぞれ他の駒体と側部が隣接した状態で連結されるバンドであって、前記駒体の両側部にそれぞれ凸部と凹部が形成され、前記凸部が隣接する駒体の凹部に挿入され、かつ前記駒体の凸部の内部に、前記隣接する駒体の凹部の一部に係脱可能に係止する連結ピンと、該連結ピンと前記凹部の一部との係止を維持させる方向に該連結ピンを付勢するスプリングとが設けられている構成のバンドのアジャスト機構において、前記連結ピンの側部に突出ピンを固定し、前記駒体の凸部に通孔を形成してなり、前記通孔に、前記突出ピンと係合して、前記連結ピンと前記凹部の一部との係止を解除させる方向に前記連結ピンを前記スプリングの付勢力に抗して移動させる解除部材を上下動可能に設け、前記解除部材には、前記突出ピンと係合する部分に、前記突出ピンを押圧して移動させる傾斜面と、該傾斜面の形成側とは反対側に、前記通孔の開口部を覆うように表面部が外部に露出する押圧受部材とが設けられているものである。
また前記通孔に、前記押圧受部材の移動案内を行う案内筒孔部が形成された案内部材を配設したものである。
また前記通孔に、前記案内部材の位置決めを行う部位を設けたものである。
本発明のアジャスト機構によれば、主構造が連結ピンの側部に突出ピンを固定し、この突出ピンを押圧/移動させる傾斜面を解除部材に形成するものであって、従来に比して特殊な加工を必要としない構造となり、さらに前記傾斜面による分力作用による軽快で円滑な操作が行える。
さらに、解除部材に、駒体に形成した通孔の開口部を覆うように表面部が外部に露出する押圧受部材を設けたことにより、実使用に際し、通孔から駒体内部に汗,垢あるいは塵埃などが入り込むことを防げるため、構成部材の劣化を防止でき、かつ開口部分に異物が溜まることがなくなるため、体に装着して用いられるバンドにあっては、その清潔感を維持することができる。
このように、この種のアジャスト機構としては、比較的簡易な構成であると共に、軽快に駒外しができ、しかも耐久性や実使用の使用感にも優れるなどの効果がある。
本発明に係るアジャスト機構の実施形態を使用したバンドの全体斜視図である。 本実施形態を用いたバンドの駒体単体を裏面側から見た斜視図である。 本実施形態における駒体裏側からのアジャスト機構の分解斜視図である。 本実施形態におけるアジャスト機構の要部の組み付け状態を示す斜視図である。 本実施形態におけるアジャスト機構の組立手順の説明斜視図である。 本実施形態におけるアジャスト機構の組立手順の説明斜視図である。 本実施形態におけるアジャスト機構の組立手順の説明斜視図である。 本実施形態におけるアジャスト機構の組立手順の説明斜視図である。 本実施形態におけるアジャスト機構の組立手順の説明斜視図である。 (a)は本実施形態におけるアジャスト機構の組立完成時の斜視図、(b)は本実施形態における連結解除(アジャスト)時の駒体を示す斜視図である。 本実施形態に使用可能なアジャスト冶具を示す斜視図である。 本実施形態に使用可能な案内部材の位置決め構造の例を示す斜視図である。
以下に本発明の好適な実施形態を図面にて説明する。
図1は本発明に係るアジャスト機構の実施形態を使用したバンドの全体斜視図、図2は本実施形態のアジャスト機構の実施形態を使用したバンドの駒体単体を裏面側から見た斜視図である。
図1,図2において、複数の駒体1が、それぞれ他の駒体1と側部が隣接した状態で連結されて長尺のバンドを形成している。各駒体1は、一方の側部が凸部形状1aになっており、他方の側部が凹部形状1bになっている。そして、隣接する駒体1において、一方の駒体1の凸部形状1aが、他の駒体1の凹部形状1bに挿入され、断面円形状の連結ピン2によって連結する構成になっている。
図1はバンドとしての外装表面側を示し、図2はバンドを構成する駒の裏面側、すなわち装着者の腕などの身体側を示しており、図2において、駒体1の凸部形状1aには、駒体1内部まで達する通孔3と、通孔3に上下動可能に設けられている後述する解除部材と一体の押圧受部材4と、押圧受部材4の上下動をガイドする筒状の案内部材5が設けられている。押圧受部材4と案内部材5との外側上端は、通孔3の開口端部(駒体1の外側面)と略面一に配設され、当該部位において大きな凹凸が生じないようにしている。
図3は本実施形態におけるアジャスト機構の分解斜視図であり、駒体1と、一対の連結ピン2と、駒体1の凸部形状1aの裏面側に設けられた一対の円形状の通孔3と、円盤状の押圧受部材4と、通孔3内部に嵌着される案内部材5とを備え、案内部材5の案内筒孔部5a内部に押圧受部材4が上下動可能に配され、さらに連結ピン2側部に形成した圧入孔2aに突出ピン6が圧入固定される。
駒体1の凸部形状1aの両横側部には、連結ピン2が挿入される貫通孔7が通孔3に達するように形成され、駒体1の凹部形状1bの両横側部には、隣接する駒体1の連結ピン2が嵌着される受孔8が形成されている。
図4は本実施形態におけるアジャスト機構の要部の組み付け状態を示す斜視図であり、一対の連結ピン2の間にはコイルスプリング9が配され、押圧受部材4とは反対側の下部には、突出ピン6を押圧して移動させる傾斜面10aが形成されている解除部材10が一体に設けられている。解除部材10の板状部10bが、案内部材5の案内筒孔部5aに形成された溝部5b(図3参照)に入り込んで移動ガイドされるようになっている。
図5〜図9は本実施形態におけるアジャスト機構の組立手順の説明斜視図であり、図5に示す駒体1の凸部形状1aにおける両横側部の貫通孔7から、図6に示すように、コイルスプリング9を挿入した後、両貫通孔7の側方から連結ピン2を挿入する。そして、連結ピン2を周方向へ回動して圧入孔2aを上方に向け、圧入孔2aに通孔3の開口から突出ピン6を圧入固定する。
図7に示すように、連結ピン2に突出ピン6を固定した後、図8に示すように、連結ピン2を周方向へ回動して横に倒すようにする。そして図9に示すように、通孔3から解除部材10を傾斜面10aが突出ピン6に当接するように挿入し、解除部材10の押圧受部材4の上方から、押圧受部材4が案内筒孔部5aに入り、かつ解除部材10の板部10bが溝部5bに入るように、案内部材5を挿入して固定する。
図10(a)が本実施形態におけるアジャスト機構を具備したアジャスト駒の完成状態の斜視図であり、図4に示すように、コイルスプリング9により両連結ピン2が横方向へ付勢されて先端部が駒体1の凸部形状1aから突出する。この状態で両連結ピン2の先端部が隣接する駒体1の凹部形状1bの受孔8に嵌着され、駒体1同士が連結される。
アジャスト時には、図10(b)に示すように、適当な部材にて押圧受部材4を案内部材5の案内筒孔部5aへ押し込むと、図4に示すように、解除部材10の傾斜面10aが突出ピン6と当接しているため、操作力を受ける押圧受部材4から解除部材10へ伝わる力が、傾斜面10aにて分力として突出ピン6に加わり、突出ピン6を駒体1の内部へと横移動させる。この移動により両連結ピン2の先端部が隣接する駒体1の凹部形状1bの受孔8から外れ、駒体1同士の連結が解除されることになる。
また、アジャスト時に押圧受部材4を通孔3へ押し込むためには、身近にある棒状体,ピンセットを使用することができる。しかし、図11に示すような押圧受部材4の受け面に略合致した一対の押圧部11aを有するアジャスト冶具11を用いれば、より容易にアジャスト作業を行うことができる。
さらに、通孔3内部における案内部材5の位置決めおよびセット性をよくするため、図12に示すように、案内筒孔部5aに位置決め用突起5cを形成し、通孔3部分の駒体1に凹部1cを形成して、凹部1cに位置決め用突起5cを嵌着する構造にすることも考えられる。
なお、駒体1の形状,材質などは、図示したものに限定されず、また他の各部の形状なども本実施形態のものに限定されない。
本発明は、駒体の両側部にそれぞれ凸部と凹部が形成され、これらの駒体を順次連結する構造の装飾用バンドや時計バンドのアジャスト機構として有効である。
1 駒体
1a 駒体の凸部形状
1b 駒体の凹部形状
1c 凹部
2 連結ピン
2a 圧入孔
3 通孔
4 押圧受部材
5 案内部材
5a 案内筒孔部
5b 溝部
5c 位置決め用突起
6 突出ピン
8 受孔
9 コイルスプリング
10 解除部材
10a 傾斜面
10b 板状部
11 アジャスト冶具
11a 押圧部

Claims (3)

  1. 複数の駒体が、それぞれ他の駒体と側部が隣接した状態で連結されるバンドであって、
    前記駒体の両側部にそれぞれ凸部と凹部が形成され、前記凸部が隣接する駒体の凹部に挿入され、かつ前記駒体の凸部の内部に、前記隣接する駒体の凹部の一部に係脱可能に係止する連結ピンと、該連結ピンと前記凹部の一部との係止を維持させる方向に該連結ピンを付勢するスプリングとが設けられている構成のバンドのアジャスト機構において、
    前記連結ピンの側部に突出ピンを固定し、前記駒体の凸部に通孔を形成してなり、
    前記通孔に、前記突出ピンと係合して、前記連結ピンと前記凹部の一部との係止を解除させる方向に前記連結ピンを前記スプリングの付勢力に抗して移動させる解除部材を上下動可能に設け、
    前記解除部材には、前記突出ピンと係合する部分に、前記突出ピンを押圧して移動させる傾斜面と、該傾斜面の形成側とは反対側に、前記通孔の開口部を覆うように表面部が外部に露出する押圧受部材とが設けられていることを特徴とするバンドのアジャスト機構。
  2. 前記通孔に、前記押圧受部材の移動案内を行う案内筒孔部が形成された案内部材を配設したことを特徴とする請求項1記載のバンドのアジャスト機構。
  3. 前記通孔に、前記案内部材の位置決めを行う部位を設けたことを特徴とする請求項2記載のバンドのアジャスト機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020512891A (ja) * 2017-04-11 2020-04-30 カルティエ インターナショナル アーゲー ブレスレットリンク

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