JP7009055B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ駆動装置に関する。
従来から、携帯電話などに搭載される撮像装置に用いるレンズ駆動装置の一種として、スムーズインパクト駆動機構(Smooth Impact Drive Mechanism、「SIDM」は登録商標)を採用したレンズ駆動装置が知られている。
スムーズインパクト駆動機構を採用したレンズ駆動装置が、たとえば特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されたレンズ駆動装置は、スムーズインパクト駆動機構を用いた圧電アクチュエータによって、レンズユニットを光軸方向に対して直交する方向に移動させることで、手振れ補正機能を実現している。
特開2009-93001号公報
レンズ駆動装置においては、ベース部材上に設けられたレンズユニットを収容するように、ベース部材がケースによって覆われている。レンズ駆動装置に外部から衝撃が加わると、ケースが変形することによってケースが外れることがある。また、ケースの変形により、レンズユニットの可動体に対し、ケースを介して直接衝撃が加わることが想定される。この結果、可動体を移動させる圧電アクチュエータに対して、外部衝撃が可動体を介して伝達され、圧電アクチュエータの変形等が生じることによって、可動体の安定した可動を実現できないことがある。このため、レンズ駆動装置の分野においては、外部衝撃に強く、安定した可動を実現することが求められている。
そこで、本発明の一側面は、外部衝撃に強く、安定した可動を実現することが可能なレンズ駆動装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、レンズを駆動するレンズ駆動装置であって、ベース部材と、ベース部材に対してレンズの光軸方向に重ねて配置され、ベース部材に対して移動可能な可動体と、圧電素子を有し、圧電素子を伸縮させることによりレンズの光軸方向に対して直交する方向に可動体を移動させる圧電アクチュエータと、レンズの光軸方向において、可動体に対してベース部材が設けられる側とは反対側に重ねて配置され、レンズを保持可能なレンズキャリアと、ベース部材から可動体側に向けて立ち上がり、圧電アクチュエータによって移動する可動体の移動範囲を制限する第1柱部と、可動体、圧電アクチュエータ、レンズキャリア、及び柱部を収容するようにベース部材を覆うケースと、を備え、第1柱部は、ケースの内面と当接している。
このレンズ駆動装置では、可動体の移動範囲を制限する第1柱部が、ベース部材を覆うケースに当接している。すなわち、第1柱部は、可動体の移動範囲を規制する機能と、外部衝撃を受け止める機能とを兼ねている。このため、外部衝撃がケースに加わった場合、ケースに当接する第1柱部によって衝撃が受け止められる。これにより、ケースの変形を抑制することができる。また、第1柱部が衝撃を受け止めるため、外部衝撃が可動体に対して直接加わることが無い。これにより、可動体を移動させる圧電アクチュエータに対して、外部衝撃が可動体を介して伝達されることが無く、圧電アクチュエータの変形等を抑制できる。従って、外部衝撃が加わった場合であっても、圧電アクチュエータによって可動体を安定して移動させることができる。このように、レンズ駆動装置は、外部衝撃に強く、安定した可動を実現することができる。
第1柱部は、レンズの光軸方向に沿った軸を回転軸とした可動体の回転を規制してもよい。この場合、第1柱部が可動体の回転を規制する機能も兼ねるため、可動体の回転を規制するための他の部材を追加することなく、可動体の回転の規制を簡素な構成で実現できる。
圧電アクチュエータは、一方の端部が第1柱部に固定され、他方の端部が可動体に係合して可動体を移動させてもよい。この場合、第1柱部が圧電アクチュエータを固定する機能も兼ねるため、圧電アクチュエータを固定するための他の部材を追加することなく、圧電アクチュエータの固定を簡素な構成で実現できる。
レンズ駆動装置は、ベース部材から可動体側に向けて立ち上がり、レンズの光軸方向に沿った軸を回転軸とした可動体の回転を規制する第2柱部を更に備え、第2柱部は、ケースの内面と当接していてもよい。この場合、第2柱部によって、可動体の回転を規制できる。また、第1柱部及び第2柱部がケースに当接していることで、外部衝撃が加わった場合のケースの変形をより一層抑制できる。
圧電アクチュエータは、一方の端部が第2柱部に固定され、他方の端部が可動体に係合して可動体を移動させてもよい。この場合、可動体の回転を規制する第2柱部が圧電アクチュエータを固定する機能を兼ねるため、圧電アクチュエータを固定するための他の部材を追加することなく、圧電アクチュエータの固定を簡素な構成で実現できる。
レンズ駆動装置は、ベース部材から可動体側に向けて立ち上がり、ケースの内面と当接する第3柱部を更に備え、圧電アクチュエータは、一方の端部が第3柱部に固定され、他方の端部が可動体に係合して可動体を移動させてもよい。この場合、第3柱部によって圧電アクチュエータを固定することができる。また、第3柱部もケースに当接していることで、外部衝撃が加わった場合のケースの変形をより一層抑制できる。
本発明の一側面によれば、外部衝撃に強く、安定した可動を実現することができる。
実施形態に係るレンズ駆動装置の内部構成を示す分解斜視図である。 図1のレンズ駆動部の分解斜視図である。 ベース部材とX軸可動体とを組み合わせた状態を示す斜視図である。 ベース部材とX軸可動体とを組み合わせた状態を第2柱部側から見た側面図である。 ベース部材とX軸可動体とを組み合わせた状態を第1柱部側から見た側面図である。 図5のVI-VI線に沿って切った断面図である。 ベース部材とX軸可動体とを組み合わせた状態をX軸可動体側から見た平面図である。 ベース部材とX軸可動体とY軸可動体とを組み合わせた状態を示す斜視図である。 ベース部材とX軸可動体とY軸可動体とを組み合わせた状態を第4柱部側から見た側面図である。 図9のX-X線に沿って切った断面図である。 ベース部材とX軸可動体とY軸可動体とを組み合わせた状態をY軸可動体側から見た平面図である。 ベース部材とX軸可動体とY軸可動体とレンズキャリアとを組み合わせた状態を示す斜視図である。 ベース部材とX軸可動体とY軸可動体とレンズキャリアとを組み合わせた状態を、レンズキャリア側から見た平面図である。 ベース部材とX軸可動体とY軸可動体とレンズキャリアと保持枠とを組み合わせた状態を、保持枠側から見た平面図である。 レンズ駆動部にケースが取り付けられた状態のレンズ駆動装置を示す斜視図である。 レンズ駆動装置をX軸方向に沿って切った状態を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1及び図2に示すレンズ駆動装置1は、例えばデジタルカメラ等の撮像装置に搭載され、レンズ4を駆動する。レンズ駆動装置1は、レンズ駆動部2と、ケース3とを備えている。レンズ駆動装置1は、レンズ駆動部2に取り付けられるべきレンズ4の光軸Lを有する。
なお、各図において、説明の便宜上、XYZ直交座標系を示している。Z軸方向が、取り付けられるべきレンズ4の光軸L方向となっている。X軸方向は、光軸L方向に直交している。Y軸方向は、光軸L方向に直交し、且つX軸方向に直交している。
レンズ駆動部2は、ベース部材100、X軸可動体200、Y軸可動体300、レンズキャリア400、及び保持枠500を備えている。ベース部材100、X軸可動体200、Y軸可動体300、レンズキャリア400、及び保持枠500は、この順番で光軸L方向に沿って並んでいる。
具体的には、X軸可動体200は、ベース部材100に対して光軸L方向に重ねて配置されている。Y軸可動体300は、光軸L方向においてX軸可動体200に対してベース部材100が設けられる側(ベース部材100が重なる側)とは反対側に重ねて配置されている。レンズキャリア400は、光軸L方向において、Y軸可動体300に対してX軸可動体200が設けられる側(X軸可動体200が重なる側)とは反対側に重ねて配置されている。
X軸可動体200は、ベース部材100に対してX軸方向に相対移動可能に、ベース部材100に支持されている。Y軸可動体300は、X軸可動体200に対してY軸方向に相対移動可能に、X軸可動体200に支持されている。レンズキャリア400は、Y軸可動体300に対して光軸L方向に相対移動可能に、Y軸可動体300に支持されている。
まず、ベース部材100周りの詳細について説明する。図2に示すように、ベース部材100は、光軸L方向に沿って見たときに、4つの角部を有する略矩形状の板状部材である。なお、説明の便宜上、光軸L方向に沿って見たときに、ベース部材100の外周縁を構成する4つの辺を、それぞれ辺H11、辺H12、辺H13、及び辺H14という。辺H11と辺H12とが平行であり、X軸方向に沿って延びている。辺H13と辺H14とが平行であり、Y軸方向に沿って延びている。ベース部材100を光軸L方向に沿って見たときに、辺H11、辺H14、辺H12、及び辺H13の順で各辺が接続されて外周縁が形成されている。
ベース部材100には、光軸Lを中心とする円形の開口部100aが設けられている。ベース部材100において、X軸可動体200が重ねられる側の面には、複数の凸部100bが設けられている。凸部100bの頂部は、Y軸方向に沿った断面が略円弧状となっている。凸部100bは、X軸方向に沿って帯状に延在している。なお、凸部100bは、帯状に延在することに限定されず、略半球状であってもよい。
また、レンズ駆動部2は、第1支持柱(第3柱部)101、第2支持柱(第1柱部)102、第3支持柱(第2柱部)103、及び第4支持柱(第2柱部)104を更に備えている。第1支持柱101~第4支持柱104は、ベース部材100におけるX軸可動体200が重ねられる側の面に設けられ、ベース部材100からX軸可動体200側に向けて立ち上がっている。第1支持柱101~第4支持柱104は、ベース部材100の縁部に設けられている。
詳細には、第1支持柱101は、ベース部材100の辺H11側の縁部において、辺H11の略中間位置に設けられている。第2支持柱102は、ベース部材100の辺H12側の縁部において、辺H12の略中間位置に設けられている。第3支持柱103は、ベース部材100の辺H13側の縁部において、辺H13の略中間位置に設けられている。第4支持柱104は、ベース部材100の辺H14側の縁部において、辺H14の略中間位置に設けられている。
図2及び図3に示すように、レンズ駆動部2は、X軸圧電アクチュエータ130を更に備えている。X軸圧電アクチュエータ130は、スムーズインパクト駆動機構を構成するアクチュエータである。X軸圧電アクチュエータ130は、圧電素子を有し、圧電素子を伸縮させることによりX軸方向にX軸可動体200を移動させる。詳細には、X軸圧電アクチュエータ130は、錘部131、X軸圧電素子132、及びX軸駆動シャフト133を備えている。
X軸圧電素子132は、X軸方向に伸縮可能な素子である。X軸圧電素子132は、圧電材料で構成されている。X軸駆動シャフト133は、円柱状に形成され、円柱形状の軸線がX軸方向に沿って延びるように配置されている。X軸駆動シャフト133は、X軸圧電素子132における伸縮方向の一方の端部に固定されている。錘部131は、X軸圧電素子132における伸縮方向の他方の端部に固定されている。
X軸圧電アクチュエータ130における一方の端部(錘部131側の端部)は、第1支持柱101における辺H14側の面に固定されている。X軸圧電アクチュエータ130は、第1支持柱101における辺H14側の面から、X軸方向に沿って辺H14側に向かって延びている。X軸圧電アクチュエータ130における他方の端部(X軸駆動シャフト133側の端部)は、X軸可動体200に係合してX軸可動体200をX軸方向に移動させる。
ベース部材100において、X軸圧電アクチュエータ130のX軸駆動シャフト133と対向する部位には、第1凸部105及び第2凸部106が設けられている。第1凸部105及び第2凸部106は、X軸駆動シャフト133におけるベース部材100側の面に摺動可能に当接し、X軸駆動シャフト133を支持している。
次に、X軸可動体200の構成の詳細、及びベース部材100によるX軸可動体200の支持構成の詳細について説明する。図2に示すようにX軸可動体200は、光軸L方向に沿って見たときに、4つの角部を有する略矩形状の板状部材である。X軸可動体200には、光軸Lを中心とする円形の開口部200aが設けられている。
X軸可動体200には、ベース部材100に重ねられたときに第2支持柱102、第3支持柱103、及び第4支持柱104との干渉を避けるための逃げ部202、203、及び204が設けられている。逃げ部202~204は、X軸可動体200の外周縁を内側(開口部200a側)に向かって窪ませた形状となっている。
X軸可動体200において、Y軸可動体300が重ねられる側の面には、Y軸可動体300側に向けて立ち上がる立上がり部207及び208が設けられている。立上がり部207及び208は、立上がり部207と立上がり部208とによって逃げ部203をY軸方向において挟み込む位置に設けられている。
X軸可動体200は、X軸圧電アクチュエータ130のX軸駆動シャフト133と摩擦係合するX軸摩擦係合部201を有している。X軸摩擦係合部201において、X軸駆動シャフト133に当接する面は、V字状となっている。また、X軸摩擦係合部201において、X軸駆動シャフト133に当接する部位には、V字状の金属板が設けられている。
X軸可動体200において、Y軸可動体300が重ねられる側の面には、複数の凸部200bが設けられている。凸部200bの頂部は、X軸方向に沿った断面が略円弧状となっている。凸部200bは、Y軸方向に沿って帯状に延在している。なお、凸部200bは、帯状に延在することに限定されず、略半球状であってもよい。
図2及び図3に示すように、レンズ駆動部2は、Y軸圧電アクチュエータ230を更に備えている。Y軸圧電アクチュエータ230は、スムーズインパクト駆動機構を構成するアクチュエータである。Y軸圧電アクチュエータ230は、圧電素子を有し、圧電素子を伸縮させることによりY軸方向にY軸可動体300を移動させる。詳細には、Y軸圧電アクチュエータ230は、錘部231、Y軸圧電素子232、及びY軸駆動シャフト233を備えている。
Y軸圧電素子232は、Y軸方向に伸縮可能な素子である。Y軸圧電素子232は、圧電材料で構成されている。Y軸駆動シャフト233は、円柱状に形成され、円柱形状の軸線がY軸方向に沿って延びるように配置されている。Y軸駆動シャフト233は、Y軸圧電素子232における伸縮方向の一方の端部に固定されている。錘部231は、Y軸圧電素子232における伸縮方向の他方の端部に固定されている。
Y軸圧電アクチュエータ230における一方の端部(錘部231側の端部)は、X軸可動体200の逃げ部204周りに設けられた立上がり壁部に固定されている。Y軸圧電アクチュエータ230は、X軸可動体200との固定部からY軸方向に沿って延びている。Y軸圧電アクチュエータ230における他方の端部(Y軸駆動シャフト233側の端部)は、Y軸可動体300に係合してY軸可動体300をY軸方向に移動させる。
X軸可動体200において、Y軸圧電アクチュエータ230のY軸駆動シャフト233と対向する部位には、第1凸部205及び第2凸部206が設けられている。第1凸部205及び第2凸部206は、Y軸駆動シャフト233におけるX軸可動体200側の面に摺動可能に当接し、Y軸駆動シャフト233を支持している。
次に、X軸可動体200がベース部材100に重ねられた状態について説明する。図3~図7に示すように、X軸可動体200がベース部材100に重ねられた状態で、ベース部材100の凸部100bが、X軸可動体200のベース部材100側の面に当接する。図7に示すように、光軸L方向に沿って見たときに、凹状の逃げ部202内に、第2支持柱102が嵌り込んでいる。同様に、逃げ部203内に、第3支持柱103が嵌り込んでいる。逃げ部204内に、第4支持柱104が嵌り込んでいる。X軸摩擦係合部201は、X軸駆動シャフト133におけるベース部材100に対して反対側の面に当接する。すなわち、X軸駆動シャフト133は、X軸摩擦係合部201よりもベース部材100側に位置している。
また、図2、図5及び図6に示すように、X軸可動体200には、一方の端部がX軸可動体200に固定され、他方の端部がX軸圧電アクチュエータ130のX軸駆動シャフト133に当接する第2付勢部220が取り付けられている。第2付勢部220は、弾性を有している。第2付勢部220は、第1凸部105と第2凸部106との間において、他方の端部がX軸駆動シャフト133に当接する。第2付勢部220は、X軸駆動シャフト133に当接することにより、X軸駆動シャフト133をX軸可動体200側に付勢する。すなわち、第2付勢部220は、X軸摩擦係合部201をX軸駆動シャフト133に押し付ける。従って、第2付勢部220とX軸摩擦係合部201とによってX軸駆動シャフト133が挟まれた状態となる。
これにより、X軸摩擦係合部201が、X軸圧電アクチュエータ130のX軸駆動シャフト133の外周面に摩擦係合する。X軸摩擦係合部201がX軸圧電アクチュエータ130のX軸駆動シャフト133に摩擦係合した状態で、X軸圧電素子132がX軸方向に伸縮することで、X軸可動体200がX軸方向に移動させられる。
また、図3及び図4に示すように、ベース部材100には、一方の端部がベース部材100から立ち上がる第2支持柱102の基部に固定され、他方の端部がX軸可動体200におけるY軸可動体300が重ねられる側の面に当接する第1付勢部110が設けられている。第1付勢部110は、弾性を有している。第1付勢部110は、X軸可動体200に当接することにより、X軸可動体200をベース部材100側に付勢する。
なお、X軸可動体200における第1付勢部110との当接部には、凸部200cが設けられている。凸部200cの頂部は、Y軸方向に沿った断面が略円弧状となっている。凸部200cは、X軸方向に沿って帯状に延在している。なお、凸部200cは、帯状に延在することに限定されず、略半球状であってもよい。
また、図4等に示されるように、ベース部材100に設けられる複数の凸部100bのうちの少なくとも一つは、X軸可動体200に設けられる凸部200cと、光軸L方向において位置が略一致している。これにより、第1付勢部110によってX軸可動体200が付勢されたときに、第1付勢部110がX軸可動体200を付勢する領域と光軸L方向において略一致する凸部100bが第1付勢部110の付勢力を受ける。このため、ベース部材100に対してX軸可動体200が傾くことを防止できる。
ベース部材100に取り付けられた第1付勢部110と、X軸可動体200に取り付けられた第2付勢部220とは、光軸L方向に沿って見たときに、光軸Lを挟んで対向している。
このように、図6に示される通り、第1支持柱101に固定されたX軸圧電アクチュエータ130のX軸駆動シャフト133をX軸摩擦係合部201と第2付勢部220とによって挟み込んでいること、及び第1付勢部110がX軸可動体200を付勢していることにより、ベース部材100に対するX軸可動体200の浮きが防止される。
ここで、X軸可動体200に対してベース部材100からX軸可動体200を引き離す方向の力が加わった場合、第2付勢部220が撓むことにより、X軸圧電アクチュエータ130(X軸圧電素子132)の変形を抑制できる。
図7に示すように、光軸L方向に沿って見たときに、第2支持柱102は、X軸可動体200の逃げ部202内に位置している。なお、図7では、逃げ部202周りを図示するために、第1付勢部110を取り外した状態を示している。逃げ部202の内壁面と、第2支持柱102のX軸方向の端部とは、X軸方向において対向している。第2支持柱102は、X軸可動体200がX軸方向に移動したときに、第2支持柱102のX軸方向の端部が逃げ部202の内壁面に当接するように形成されている。このように、第2支持柱102は、X軸圧電アクチュエータ130によって移動するX軸可動体200の移動範囲を制限する機能を有する。
第2支持柱102には、開口部100a側に向かって突出する凸部102a及び凸部102bが設けられていてもよい。凸部102aの頂部と、凸部102bの頂部とをつなぐ線は、X軸方向に沿っている。第2支持柱102は、凸部102a及び凸部102bをX軸可動体200の逃げ部202の内壁面に当接させることで、X軸可動体200におけるX軸方向に沿った移動をガイドしてもよい。このように、第2支持柱102に凸部102a及び凸部102bを設けた場合には、光軸L方向に沿った軸(光軸Lに平行な軸)を回転軸としたX軸可動体200の回転を防止できる。
また、図7に示すように、光軸L方向に沿って見たときに、第3支持柱103は、X軸可動体200の逃げ部203内に位置している。同様に、第4支持柱104は、X軸可動体200の逃げ部204内に位置している。これにより、第3支持柱103及び第4支持柱104によって、光軸L方向に沿った軸(光軸Lに平行な軸)を回転軸としたX軸可動体200の回転を防止できる。なお、X軸方向において、第3支持柱103と逃げ部203との間、及び第4支持柱104と逃げ部204との間には、X軸圧電アクチュエータ130によるX軸可動体200のX軸方向の移動を妨げることが無いように所定の隙間が設けられている。
次に、Y軸可動体300の構成の詳細、及びX軸可動体200によるY軸可動体300の支持構成の詳細について説明する。図2に示すようにY軸可動体300は、光軸L方向に沿って見たときに、4つの角部を有する略矩形状の板状部材である。Y軸可動体300には、光軸Lを中心とする円形の開口部300aが設けられている。
Y軸可動体300には、X軸可動体200に重ねられたときに、立上がり部207及び208との干渉を避けるための逃げ部303が設けられている。逃げ部303は、Y軸可動体300の外周縁を内側(開口部300a側)に向かって窪ませた形状となっている。
Y軸可動体300は、図9及び図10に示すように、Y軸圧電アクチュエータ230のY軸駆動シャフト233と摩擦係合するY軸摩擦係合部301を有している。Y軸摩擦係合部301において、Y軸駆動シャフト233に当接する面は、V字状となっている。また、Y軸摩擦係合部301において、Y軸駆動シャフト233に当接する部位には、V字状の金属板が設けられている。
次に、Y軸可動体300がX軸可動体200に重ねられた状態について説明する。図8~図11に示すように、Y軸可動体300がX軸可動体200に重ねられた状態で、X軸可動体200の凸部200bが、Y軸可動体300のX軸可動体200側の面に当接する。図11に示すように、光軸L方向に沿って見たときに、凹状の逃げ部303内に、立上がり部207、立上がり部208、及び第3支持柱103が嵌り込んでいる。Y軸摩擦係合部301は、Y軸駆動シャフト233におけるX軸可動体200に対して反対側の面に当接する。すなわち、Y軸駆動シャフト233は、Y軸摩擦係合部301よりもX軸可動体200側に位置している。
また、図2、図9及び図10に示すように、Y軸可動体300には、一方の端部がY軸可動体300に固定され、他方の端部がY軸圧電アクチュエータ230のY軸駆動シャフト233に当接する第4付勢部320が取り付けられている。第4付勢部320は、弾性を有している。第4付勢部320は、第1凸部205と第2凸部206との間において、他方の端部がY軸駆動シャフト233に当接する。第4付勢部320は、Y軸駆動シャフト233に当接することにより、Y軸駆動シャフト233をY軸可動体300側に付勢する。すなわち、第4付勢部320は、Y軸摩擦係合部301をY軸駆動シャフト233に押し付ける。従って、第4付勢部320とY軸摩擦係合部301とによってY軸駆動シャフト233が挟まれた状態となる。
これにより、Y軸摩擦係合部301が、Y軸圧電アクチュエータ230のY軸駆動シャフト233の外周面に摩擦係合する。Y軸摩擦係合部301がY軸圧電アクチュエータ230のY軸駆動シャフト233に摩擦係合した状態で、Y軸圧電素子232がY軸方向に伸縮することで、Y軸可動体300がY軸方向に移動させられる。
また、図8に示すように、X軸可動体200には、一方の端部が立上がり部208に固定され、他方の端部がY軸可動体300におけるレンズキャリア400が重ねられる側の面に当接する第3付勢部210が設けられている。第3付勢部210は、弾性を有している。第3付勢部210は、Y軸可動体300に当接することにより、Y軸可動体300をX軸可動体200側に付勢する。
なお、Y軸可動体300における第3付勢部210との当接部には、凸部300cが設けられている。凸部300cの頂部は、X軸方向に沿った断面が略円弧状となっている。凸部300cは、Y軸方向に沿って帯状に延在している。なお、凸部300cは、帯状に延在することに限定されず、略半球状であってもよい。
また、図3及び図8等に示されるように、X軸可動体200に設けられる複数の凸部200bのうちの少なくとも一つは、Y軸可動体300に設けられる凸部300cと、光軸L方向において位置が略一致している。これにより、第3付勢部210によってY軸可動体300が付勢されたときに、第3付勢部210がY軸可動体300を付勢する領域と光軸L方向において略一致する凸部200bが第3付勢部210の付勢力を受ける。このため、X軸可動体200に対してY軸可動体300が傾くことを防止できる。
X軸可動体200に取り付けられた第3付勢部210と、Y軸可動体300に取り付けられた第4付勢部320とは、光軸L方向に沿って見たときに、光軸Lを挟んで対向している。
このように、X軸可動体200に固定されたY軸圧電アクチュエータ230のY軸駆動シャフト233をY軸摩擦係合部301と第4付勢部320とによって挟み込んでいること、及び第3付勢部210がY軸可動体300を付勢していることにより、X軸可動体200に対するY軸可動体300の浮きが防止される。
ここで、Y軸可動体300に対してX軸可動体200から引き離す方向の力が加わった場合、第4付勢部320が撓むことにより、Y軸圧電アクチュエータ230(Y軸圧電素子232)の変形を抑制できる。
図11に示すように、光軸L方向に沿って見たときに、立上がり部207及び208は、Y軸可動体300の逃げ部303内に位置している。なお、図11では、逃げ部303周りを図示するために、第3付勢部210を取り外した状態を示している。逃げ部303の内壁面と、立上がり部207及び立上がり部208とは、Y軸方向において対向している。立上がり部207及び208は、Y軸可動体300がY軸方向に移動したときに、立上がり部207及び立上がり部208が逃げ部303の内壁面に当接するように形成されている。このように、立上がり部207及び208は、Y軸圧電アクチュエータ230によって移動するY軸可動体300の移動範囲を制限する機能を有する。
立上がり部207には、開口部200a側に向かって突出する凸部207aが設けられていてもよい。同様に、立上がり部208には、開口部200a側に向かって突出する凸部208aが設けられていてもよい。凸部207aの頂部と、凸部208aの頂部とをつなぐ線は、Y軸方向に沿っている。立上がり部207及び208は、凸部207a及び凸部208aをY軸可動体300の逃げ部303の内壁面に当接させることで、Y軸可動体300におけるY軸方向に沿った移動をガイドしてもよい。このように、Y軸可動体300の移動範囲を制限する立上がり部207及び208に凸部207a及び208aを設けた場合には、光軸L方向に沿った軸(平行な軸)を回転軸としたY軸可動体300の回転を防止できる。
次に、レンズキャリア400の構成の詳細、及びY軸可動体300によるレンズキャリア400の支持構成の詳細について説明する。図2に示すように、レンズ駆動部2は、レンズキャリア400を移動させるZ軸圧電アクチュエータ330を更に備えている。Z軸圧電アクチュエータ330は、スムーズインパクト駆動機構を構成するアクチュエータである。Z軸圧電アクチュエータ330は、圧電素子を有し、圧電素子を伸縮させることにより光軸L方向にレンズキャリア400を移動させる。詳細には、Z軸圧電アクチュエータ330は、錘部331、Z軸圧電素子332、及びZ軸駆動シャフト333を備えている。
Z軸圧電素子332は、光軸L方向に伸縮可能な素子である。Z軸圧電素子332は、圧電材料で構成されている。Z軸駆動シャフト333は、円柱状に形成され、円柱形状の軸線が光軸L方向に沿って延びるように配置されている。Z軸駆動シャフト333は、Z軸圧電素子332における伸縮方向の一方の端部に固定されている。錘部331は、Z軸圧電素子332における伸縮方向の他方の端部に固定されている。
Z軸圧電アクチュエータ330における一方の端部(錘部331側の端部)は、Y軸可動体300に設けられた凹状の取付部305(図11参照)内に嵌め込まれて固定されている。Z軸圧電アクチュエータ330は、Y軸可動体300との固定部から光軸L方向に沿って延びている。Z軸圧電アクチュエータ330における他方の端部(Z軸駆動シャフト333側の端部)は、レンズキャリア400に係合してレンズキャリア400を光軸L方向に移動させる。
レンズキャリア400には、光軸Lを中心とする円形の開口部400aが設けられている。レンズキャリア400の開口部400aには、レンズ4が取り付けられる。すなわち、レンズキャリア400は、レンズ4を保持することができる。レンズ4は、複数のレンズで構成されたレンズユニットであってもよく、単一のレンズであってもよい。図2及び図12に示すように、レンズキャリア400は、Y軸可動体300においてレンズキャリア400側に向けて立ち上がる側壁部304に囲まれるように配置されている。レンズキャリア400は、回止め凸部402を有している。回止め凸部402は、Y軸可動体300の側壁部304に設けられた切欠き部302内に嵌め込まれている。回止め凸部402が切欠き部302内に嵌め込まれることで、光軸Lを回転軸としたレンズキャリア400の回転が防止される。
レンズキャリア400には、図12及び図13に示すように、Z軸圧電アクチュエータ330のZ軸駆動シャフト333と摩擦係合するZ軸摩擦係合部401を有している。Z軸摩擦係合部401において、Z軸駆動シャフト333に当接する面は、V字状となっている。また、Z軸摩擦係合部401において、Z軸駆動シャフト333に当接する部位には、V字状の金属板が設けられている。
レンズキャリア400の外周面には、押さえ部材420が取り付けられている。押さえ部材420は、弾性を有している。押さえ部材420は、一方の端部がレンズキャリア400に固定され、他方の端部がZ軸駆動シャフト333に当接する。押さえ部材420は、Z軸駆動シャフト333をZ軸摩擦係合部401側に付勢する。すなわち、押さえ部材420は、Z軸摩擦係合部401をZ軸駆動シャフト333に押し付ける。従って、押さえ部材420とZ軸摩擦係合部401とによってZ軸駆動シャフト333が挟まれた状態となる。
これにより、Z軸摩擦係合部401が、Z軸圧電アクチュエータ330のZ軸駆動シャフト333の外周面に摩擦係合する。Z軸摩擦係合部401がZ軸圧電アクチュエータ330のZ軸駆動シャフト333に摩擦係合した状態で、Z軸圧電素子332が光軸L方向に伸縮することで、レンズキャリア400がX軸方向に移動させられる。
図2及び図14に示すように、保持枠500は、光軸L方向に沿って見たときに、レンズキャリア400を囲む略四角枠形状をなしている。保持枠500は、Y軸可動体300の側壁部304の先端部に取り付けられている。保持枠500の角部の内周面は、Z軸圧電アクチュエータ330のZ軸駆動シャフト333に当接している。これにより、Z軸圧電アクチュエータ330は、Z軸駆動シャフト333側の端部が保持枠500によって支持される。従って、外部から衝撃が加わった場合であっても、Y軸可動体300に対するZ軸圧電アクチュエータ330の傾斜が抑制される。
次に、レンズ駆動部2に対してケース3を取り付ける構成について説明する。図15及び図16に示すように、ケース3は、レンズ駆動部2を構成する各構成要素のうちベース部材100以外の構成要素を内部に収容するようにベース部材100を覆う。図1及び図6等に示すように、第1支持柱101及び第2支持柱102の外側面には、係合凸部Bがそれぞれ設けられている。ケース3には、ベース部材100を覆ったときに係合凸部Bに対応する位置に係合孔3bが設けられている。第1支持柱101及び第2支持柱102の係合凸部Bがケース3の係合孔3b内に嵌め込まれることで、ケース3が係合凸部Bに係合する。これにより、レンズ駆動部2にケース3が固定される。
また、図16に示すように、係合凸部Bが係合孔3bに嵌め込まれた状態で、ケース3の内面が、第3支持柱103の先端部及び第3支持柱103においてレンズ駆動部2の外側を向く面と、第4支持柱104の先端部及び第4支持柱104においてレンズ駆動部2の外側を向く面とに当接する。同様に、ケース3の内面が、第1支持柱101の先端部及び第1支持柱101においてレンズ駆動部2の外側を向く面と、第2支持柱102の先端部及び第2支持柱102においてレンズ駆動部2の外側を向く面とに当接する。これにより、第1支持柱101~第4支持柱104は、ケース3の内側からケース3を支持する。
すなわち、第1支持柱101~第4支持柱104の先端部がケース3の内面に当接することで、ケース3における光軸L方向の変形(ケース3がベース部材100に近づく方向の変形)を抑制できる。また、第1支持柱101~第4支持柱104の外側を向く面がケース3の内面に当接することで、ケース3におけるX軸方向及びY軸方向の変形を抑制できる。
本実施形態は以上のように構成され、このレンズ駆動装置1では、X軸可動体200の移動範囲を制限する第2支持柱102が、ベース部材100を覆うケース3に当接している。すなわち、第2支持柱102は、X軸可動体200の移動範囲を規制する機能と、外部衝撃を受け止める機能とを兼ねている。このため、外部衝撃がケース3に加わった場合、ケース3に当接する第2支持柱102によって衝撃が受け止められる。これにより、ケース3の変形を抑制することができる。また、第2支持柱102が衝撃を受け止めるため、外部衝撃がX軸可動体200等に対して直接加わることが無い。これにより、X軸可動体200を移動させるX軸圧電アクチュエータ130等に対して、外部衝撃がX軸可動体200等を介して伝達されることが無く、X軸圧電アクチュエータ130等の変形等を抑制できる。従って、ケース3に外部衝撃が加わった場合であっても、X軸圧電アクチュエータ130等によってX軸可動体200等を安定して移動させることができる。このように、レンズ駆動装置1は、外部衝撃に強く、安定した可動を実現することができる。
第2支持柱102に凸部102a及び102bを設けた場合には、凸部102a及び凸部102bによって、光軸Lに沿った軸を回転軸としたX軸可動体200の回転を規制することができる。また、第2支持柱102の凸部102a及び102bがX軸可動体200の回転を規制する機能も兼ねるため、X軸可動体200の回転を規制するための他の部材を追加することなく、X軸可動体200の回転の規制を簡素な構成で実現できる。
レンズ駆動部2は、X軸可動体200の逃げ部203内に嵌め込まれる第3支持柱103、及びX軸可動体200の逃げ部204内に嵌め込まれる第4支持柱104を有している。この場合、第3支持柱103及び第4支持柱104によって、X軸可動体200の回転を規制できる。
また、ケース3の内面に当接する第1支持柱101に、X軸圧電アクチュエータ130が固定されている。この場合、ケース3の変形を抑制する機能を有する第1支持柱101に、X軸圧電アクチュエータ130を固定する機能を持たせることができる。これにより、X軸圧電アクチュエータ130を固定するための構成を簡素化できる。また、第1支持柱101~第4支持柱104がケース3に当接していることで、外部衝撃が加わった場合のケース3の変形をより一層抑制できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、第1支持柱101に代えて、X軸可動体200を移動させるX軸圧電アクチュエータ130を第2支持柱102に固定してもよい。この場合、第2支持柱102がX軸圧電アクチュエータ130を固定する機能も兼ねるため、X軸圧電アクチュエータ130を固定するための他の部材を追加することなく、X軸圧電アクチュエータ130の固定を簡素な構成で実現できる。
また、第1支持柱101に代えて、X軸可動体200を移動させるX軸圧電アクチュエータ130を第3支持柱103又は第4支持柱104に固定してもよい。この場合、X軸可動体200の回転を規制する第3支持柱103又は第4支持柱104がX軸圧電アクチュエータ130を固定する機能を兼ねるため、X軸圧電アクチュエータ130を固定するための他の部材を追加することなく、X軸圧電アクチュエータ130の固定を簡素な構成で実現できる。
実施形態では、ケース3の内面に当接する支持柱として、第1支持柱101~第4支持柱104を用いたが、支持柱の数は4本に限定されない。
1…レンズ駆動装置、3…ケース、4…レンズ、100…ベース部材、101…第1支持柱(第3柱部)、102…第2支持柱(第1柱部)、103…第3支持柱(第2柱部)、104…第4支持柱(第2柱部)、130…X軸圧電アクチュエータ(圧電アクチュエータ)、132…X軸圧電素子(圧電素子)、200…X軸可動体(可動体)、300…Y軸可動体、400…レンズキャリア、L…光軸(レンズの光軸)。

Claims (8)

  1. レンズを駆動するレンズ駆動装置であって、
    ベース部材と、
    前記ベース部材に対して前記レンズの光軸方向に重ねて配置され、前記ベース部材に対して移動可能な可動体と、
    圧電素子を有し、前記圧電素子を伸縮させることにより前記レンズの光軸方向に対して直交する方向に前記可動体を移動させる圧電アクチュエータと、
    前記レンズの光軸方向において、前記可動体に対して前記ベース部材が設けられる側とは反対側に重ねて配置され、前記レンズを保持可能なレンズキャリアと、
    前記ベース部材から前記可動体側に向けて立ち上がり、前記圧電アクチュエータによって移動する前記可動体の移動範囲を制限する第1柱部と、
    前記可動体、前記圧電アクチュエータ、前記レンズキャリア、及び前記柱部を収容するように前記ベース部材を覆うケースと、
    を備え、
    前記第1柱部は、前記ケースの内面と当接している、レンズ駆動装置。
  2. 前記第1柱部は、前記レンズの光軸方向に沿った軸を回転軸とした前記可動体の回転を規制する、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記圧電アクチュエータは、一方の端部が前記第1柱部に固定され、他方の端部が前記可動体に係合して前記可動体を移動させる、請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記ベース部材から前記可動体側に向けて立ち上がり、前記レンズの光軸方向に沿った軸を回転軸とした前記可動体の回転を規制する第2柱部を更に備え、
    前記第2柱部は、前記ケースの内面と当接している、請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  5. 前記圧電アクチュエータは、一方の端部が前記第2柱部に固定され、他方の端部が前記可動体に係合して前記可動体を移動させる、請求項4に記載のレンズ駆動装置。
  6. 前記ベース部材から前記可動体側に向けて立ち上がり、前記ケースの内面と当接する第3柱部を更に備え、
    前記圧電アクチュエータは、一方の端部が前記第3柱部に固定され、他方の端部が前記可動体に係合して前記可動体を移動させる、請求項1、2及び4のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  7. 前記第1柱部の少なくとも一の外面が前記ケースの内面と当接し、前記第1柱部の少なくとも他の外面が前記可動体と当接可能となっている、請求項1~6のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
  8. 前記第1柱部の先端部は、前記レンズキャリアにおける前記可動体側を向く面とは反対側の面であるレンズキャリア表面と、前記ケースにおける前記レンズキャリア表面に対向する面との間に位置している、請求項1~7のいずれか一項に記載のレンズ駆動装置。
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