JP6158043B2 - カメラモジュールおよび電子機器並びに撮像レンズの位置決め方法 - Google Patents

カメラモジュールおよび電子機器並びに撮像レンズの位置決め方法 Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話等の電子機器に搭載されるオートフォーカス機能を備えたカメラモジュールおよび該カメラモジュールを搭載した電子機器並びに該カメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め方法に関する。
近年の携帯電話では、携帯電話内にカメラモジュールを組み込んだ機種が大半を占めるようになってきている。これらのカメラモジュールは、携帯電話内に収納しなければならないため、デジタルカメラと比べて、薄型化や小型化及び軽量化に対する要求が大きい。
また、レンズ駆動装置によってオートフォーカス(AF;autofocus)機能を発揮するタイプのカメラモジュールが携帯電話等の電子機器に搭載される例も増加してきている。レンズ駆動装置には、駆動手段として、ステッピングモータを利用するタイプ、圧電素子を利用するタイプ、ボイスコイルモータ(VCM;Voice Coil Motor)を利用するタイプ等、様々なタイプが存在し、既に市場に流通している。
また、レンズ駆動装置の駆動手段としては、上記のようなタイプの駆動手段が提案されている一方で、撮像レンズを含む可動部を支持する支持構造としても、バネを用いて支持するバネ支持構造のほか、シャフトによりガイドするシャフトガイド構造、ボールによりガイドするボールガイド構造など、様々な支持構造が提案されている。バネ支持構造は、AFのための繰り出し量に応じてバネの反力が大きくなるため、消費電力が大きくなるのに対して、シャフトガイド構造やボールガイド構造ではこのようなバネの反力を作用させないことが可能なため、近年は採用例が増加しつつある。
ボールガイド構造を有するレンズ駆動装置の一例として、特許文献1に記載のものが提案されている。すなわち、特許文献1に記載のカメラモジュールは、撮像レンズが内蔵されたレンズバレルがガイドボールによって光軸方向に可動に案内される構造を示しており、駆動手段としてはVCMと同様、マグネットとコイルの間の電磁力を用いている。
一方、AF機能を有するカメラモジュールにおいては、限られた可動範囲の中で、無限遠側の合焦位置とマクロ側の合焦位置に確実に撮像レンズを移動させることが可能なように、撮像レンズの初期取付位置が重要になる。
通常はレンズバレルとレンズホルダとの間にねじ構造を設け、ねじにより初期取付位置が調整される。
しかしながら、特許文献2のように、このようなねじ構造を用いないで撮像レンズの初期取付位置を決定する別の取り付け位置決め方法も提案されている。特許文献2には、レンズバレルをセンサカバー等につき当てた状態で位置決めすることで、フォーカス調整なしに取付位置誤差を最小限にする構造ならびに製造方法が示されている。
特開2011−197626号公報(2011年10月6日公開) 特開2010−134409号公報(2010年6月17日公開)
しかしながら、特許文献1には、撮像素子に対するレンズバレルの取り付け位置について詳細な説明がなされておらず、実施例として説明されている図は、レンズバレルが、光軸方向において中空に浮いたような構造となっている。このような構造の場合、レンズバレルのような、撮像レンズを含む可動部が、下方に下がって無限遠側の合焦位置を確実に見つけるために、マージンをみた可動範囲設定が必要で、いわゆるオーバーインフマージンを大きく取る必要がある。同様に、マクロ側の可動範囲、すなわちオーバーマクロマージンも大きく取る必要があり、トータルとして大きな可動範囲が必要になり、ひいてはカメラモジュールの高背化につながる。
さらには、特許文献1では、コイルに電流を流さない状態において、レンズバレルと、センサカバーの役割を兼ねるハウジングとがどのようにつき当てされるかが説明されていない。特許文献1の代表図(図4)に記載の構造からすれば、レンズバレルとハウジングとの接触面は、レンズバレルの底面側全面と考えられる。そして、このような接触面とボールガイド面との垂直度が悪い場合、接触面が確実に接触するように圧力をかけるとボールガイド面が傾き、ボールがガイド面から離れてしまい、ボールの取り付け位置がずれる可能性がある。つまり、レンズバレルの位置決め精度が悪化する虞がある。
また、特許文献2では、レンズホルダとレンズバレルとが別々に存在して、レンズホルダに対してレンズバレルの取り付け位置を設定するための構造等が示されているだけであって、レンズバレルがレンズホルダの役割を兼ねる場合のレンズバレルの位置決め精度を向上させるための構造は、示されていない。
そして、レンズバレルを含む光学系の位置決め精度が充分でなければ、光学系の可動範囲が大きくなり、カメラモジュールが大型化する虞がある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、撮像レンズが高精度に位置決めされたカメラモジュールおよび電子機器並びに該カメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め方法を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るカメラモジュールは、撮像レンズを有し、該撮像レンズの光軸方向に移動可能な可動部と、撮像素子を有し、上記可動部の無限遠側に配された固定部と、上記可動部に摺接して上記光軸方向にガイドするガイド部材と、上記可動部に上記光軸方向の力を与える駆動部とを備え、上記可動部が無限遠端に位置するときに、上記可動部と上記固定部とが、上記光軸方向における互いの対向面の一部において、一箇所で当接し、上記力の作用点と、上記可動部と上記固定部との当接箇所とを含む直線は、概ね上記光軸方向に延びる。
また、本発明の一態様に係る電子機器は、本発明の一態様に係るカメラモジュールを備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る撮像レンズの位置決め方法は、撮像レンズを有し、該撮像レンズの光軸方向に移動可能な可動部と、撮像素子を有し、上記可動部の無限遠側に配された固定部と、上記可動部に摺接して上記光軸方向にガイドするガイド部材と、上記可動部に上記光軸方向の力を与える駆動部とを備えたカメラモジュールにおける、上記撮像レンズの無限遠端の位置を規定する撮像レンズの位置決め方法であって、上記可動部と上記固定部とを、上記光軸方向における互いの対向面の一部において、一箇所で当接させ、上記力の作用点と、上記可動部と上記固定部との当接箇所とを含む直線を、概ね上記光軸方向に延ばすことによって、上記可動部が無限遠端に位置するときの上記撮像レンズの無限遠端の位置を規定する。
本発明の一態様によれば、撮像レンズを有する可動部が、ガイド部材により上記光軸方向にガイドされるカメラモジュールにおいて、撮像レンズが高精度に位置決めされたカメラモジュールおよび電子機器並びに該カメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め方法を提供することができるという効果を奏する。また、これにより、薄型化を実現したカメラモジュール並びに該カメラモジュールを搭載した電子機器を薄型化することができるという効果を併せて奏する。
実施形態1に係るカメラモジュールの外観を示す斜視図である。 図1に示されるカメラモジュールの構成を示す断面図であり、(b)は図1におけるA―A線矢視断面を、(a)は(b)におけるB―B線矢視断面を、(c)は(a)における要部Vを、(d)は(b)における要部Wを示す。 実施形態2に係るカメラモジュールの構成を示す断面図であり、図2(b)に対応しており図1におけるA―A線矢視断面を示す。 実施形態3に係るカメラモジュールの構成を示す断面図であり、(b)は図2(b)に対応しており図1におけるA―A線矢視断面を、(a)は(b)におけるB―B線矢視断面を、(c)は(b)における要部Waを示す。
〔実施の形態1〕
本発明の一実施形態について図1、図2に基づいて説明すれば以下のとおりである。
<カメラモジュール1の構成>
(概要構成)
図1は、本実施形態に係るカメラモジュール1の外観を示す斜視図である。なお、図1に記載されたXYZ軸は、図1以外に記載されたXYZ軸と対応している。
図1に示されるように、カメラモジュール1は、光学部2と、レンズ駆動装置(駆動部)5と、撮像部6と、モジュールカバー19とを備え、略直方体形状である。
ここで、モジュールカバー19は、矩形の撮像部6の上(Z軸の正方向)側に被せられた箱状のカバーである。また、光学部2とレンズ駆動装置5とは、モジュールカバー19の内部に収容されている。
また、モジュールカバー19には、光学部2を外部へ露出させるための開口部20が設けられている。
図2は、図1に示されるカメラモジュール1の構成を示す断面図であり、(b)は図1におけるA―A線矢視断面を示し、(a)は(b)におけるB―B線矢視断面を、(c)は(a)における要部Vを、(d)は(b)における要部Wを示す。
図2(b)に示されるように、カメラモジュール1は、ベース11と、球形状かつ剛体の複数のガイドボール3(ガイド部材)とをさらに備える。ベース11は、モジュールカバー19に固定されている。
(光学部およびその周辺構成)
光学部2は、撮像レンズ21と、レンズバレル22とを備える。ここで、撮像レンズ21は、レンズバレル22の内部に収納されている。
上述のレンズ駆動装置5は、光学部2の周囲に設けられており、光学部2を移動(駆動)させるためのものであり、マグネット51と、コイル52と、サーボ制御手段55とを備える。
ここで、マグネット51は、レンズバレル22に固定されている。また、コイル52と、サーボ制御手段55とは、ベース11に埋め込まれている。そして、マグネット51と、コイル52と、ガイドボール3とは、レンズバレル22の同一端面(端面25)側に設けられている。
なお、該端面側のベース11に磁性体を固定してもよい。この構成によれば、この磁性体とマグネット51との間に吸引力が働き、押圧力が、この磁性体とマグネット51との間に挟まれたガイドボール3に作用し、ガイドボール3の位置が安定する。
上述の撮像部6は、撮像素子61と、基板62と、センサカバー12と、ガラス基板(光透過性基板)64とを備える。
ここで、撮像素子61は、光学部2を経由した光の光電変換を行う。
撮像素子61は、基板62上(Z軸の正方向側)に搭載されている。基板62とセンサカバー12とは、接着剤63によって互いに接着されている。
また、センサカバー12は、突起4(突起部)と、突起13(当接部)とを有し、モジュールカバー19に固定されている。また、センサカバー12には、上(Z軸の正方向)側中央部に開口部60が設けられている。
また、ガラス基板64は、開口部60に配置されており、赤外線(IR;Infrared Rays)カット機能を備える。
また、基板62と、撮像素子61と、センサカバー12と、ガラス基板64とが順に光軸方向(Z軸が延びる方向)に積層されている。
(ガイドボール)
図2(a)に示されるように、ガイドボール3は、Y軸が延びる方向に2列並んでいるとともに、図2(b)に示されるように、Z軸が延びる方向に2列並んでいる。つまり、ガイドボール3の総数は4個である。
また、ガイドボール3の材質は、例えばセラミックである。なお、ガイドボール3の材質は、セラミックに限定されるわけではないが、マグネット51やコイル52に起因する磁界の影響を受け難い非磁性材料であることが望ましい。
ガイドボール3は、オートフォーカス(AF;autofocus)可動部である光学部2に摺接して、光学部2を、その無限遠側に設けられた固定部である撮像部6に対し、無限遠端からマクロ端まで光軸方向にガイドする。
ここで、撮像レンズ21の焦点が無限遠にある被写体に対して合焦するときの光学部2の位置(以下、無限遠合焦位置)と、該焦点が所望のマクロ距離(たとえば10cm)にある被写体に対して合焦するときの光学部2の位置(以下、マクロ合焦位置)とは、無限遠端とマクロ端との間(両端部の内側)に含まれる。
つまり、無限遠端とは、光学部2のメカニカルな可動範囲の限界である光軸方向の端部のうち、無限遠合焦位置に近い方の端部を意味する。また、マクロ端とは、上記端部のうち、マクロ合焦位置に近い方の端部を意味する。
なお、オーバーインフマージンとは、無限遠端と無限遠合焦位置との差である。また、オーバーマクロマージンとは、マクロ端とマクロ合焦位置との差である。
なお、光学部2(撮像レンズ21、レンズバレル22)およびマグネット51を含む構成(AF可動部)は、一体となって動く。
(突起)
突起4は、光学部2が無限遠端に位置するときにレンズバレル22に当接し、センサカバー12のレンズバレル22に面した端面のうち、端面25の近傍、具体的には、上記レンズバレル22に面した端面における、端面25に沿った縁部の一箇所のみに設けられている。
ここで、端面25は、ガイドボール3と光学部2である光学部2との摺接面であり、ガイドボール3によるガイド面である。
光学部2は、ガイドボール3によって、光軸方向に摺動(スライド移動)される。
したがって、言い換えれば、突起4は、センサカバー12におけるレンズバレル22との対向端面(対向面)における、ガイドボール3と光学部2との摺接面を含む平面(仮想ガイド平面)に沿った縁部の一部に一箇所のみ設けられている。
また、突起13は、撮像素子61に当接し、センサカバー12の撮像素子61に面した端面の複数箇所に設けられている。
<カメラモジュール1の動作>
カメラモジュール1は、撮像レンズ21を有する光学部2の光軸方向への移動によってAF機能を発揮する。なお、カメラモジュール1の機能は、AF機能に限定されるわけではなく、手振れ補正機能などであってもよい。
(光学部2の移動)
光学部2は、レンズ駆動装置5に駆動されて移動する。具体的には、サーボ制御手段55によって制御された電流がコイル52に流れ、コイル52とマグネット51との間の電磁作用によってマグネット51に力が作用し、マグネット51を固定されたレンズバレル22が移動することにより、光学部2が移動する。
なお、変位検出素子としてのホール素子が、例えば、コイル52の中央部に設けられる。そして、サーボ制御手段55は、このホール素子が出力する光学部の変位を示す変位信号に基づいて光学部2の移動を制御する。
また、電流を供給するドライバーなどが、例えば、サーボ制御手段55と一体となって設けられる。さらに、上述のホール素子もサーボ制御手段55と一体化されてひとつのパッケージ内に収められていてもよい。
また、サーボ制御手段55は、クローズドループ制御により光学部2の移動を制御する。ここで、クローズドループ制御とは、目標位置と、変位検出などにより検出される現在位置とを比較し、各位置の差(誤差)を示す誤差信号をフィードバックして誤差をなくすように駆動制御する方式である。
(移動の誘導)
ガイドボール3と、レンズバレル22との接触点は、レンズバレル22の端面25にガイドボール3の個数に対応して4個存在する。図2(b)・(d)に示されるように、カメラモジュール1の要部Wでは、基準平面Pが、この4個のガイドボール3とレンズバレル22との接触点を含んでいる。なお、図2(d)では、カメラモジュール1の構成を明瞭にするため、マグネット51、コイル52、およびサーボ制御手段55を図示していない。
また、4個のガイドボール3とレンズバレル22の端面25との接触点は、AF可動部の光軸方向への移動に伴って変位する。基準平面Pは、光学部2が光軸方向に移動する際のレンズバレル22におけるガイドボール3との接触面(つまり、摺接面)を含む平面であり、AF可動部の移動を誘導(ガイド)するための仮想的な平面(仮想ガイド平面)である。
ここで、光学部2の移動にともなってガイドボール3も回転して移動するため、基準平面Pは端面25に沿って移動する。
また、ガイドボール3がカメラモジュール1に固定された部品であるベース11に沿って転がるので、レンズバレル22は、基準平面Pに沿って案内される。
なお、光軸と垂直な方向(Y軸が延びる方向)への光学部2の移動を規制するものがなければ、光学部2は、光軸方向(Z軸が延びる方向)へも、光軸と垂直な方向(Y軸が延びる方向)へも移動可能となる。
しかしながら、撮像レンズ21の焦点と、カメラモジュール1が撮像する対象との間隔を調整するためには、光軸方向へのみ移動可能となることが望ましい。
このため、図2(c)に示されるように、端面25に、ガイドボール3を誘導する光軸方向に延びる溝7が設けられる一方、端面25に対向したベース11の端面に、ガイドボール3を誘導する光軸方向に延びる溝8が設けられる。これにより、ガイドボール3は、この溝7・8に沿って転がる。なお、図2(c)では、カメラモジュール1の構成を明瞭にするため、マグネット51、コイル52、およびサーボ制御手段55を図示していない。
このようにガイドボール3は、溝7・8に沿って転がるため、溝7・8の方向により光学部2の移動方向が決められる。
なお、光学部2は、他の面に支持されるなどして光軸と垂直な方向には移動しない場合が多いので、この溝が必須というわけではない。
また、溝7・8としては、例えばV字状のV溝が挙げられるが、これに限定されるものではなく、例えば半円状あるいは凹状の溝であっても構わない。
以上により、光学部2の移動は、ガイドボール3によって光軸方向へ誘導される。
なお、ガイドボール3の個数は、4個に限定される訳ではなく、3個であってもよいし、5個以上であってもよい。基準平面Pを面として規定するためには、ガイドボール3が少なくとも3個存在し、かつ、レンズバレル22と少なくとも1個のガイドボール3との1点の接触点が、レンズバレル22と他の2個のガイドボール3との2点の接触点を含む直線から離れていればよい。
(撮像レンズの位置決め)
前述したように、AF機能を有するカメラモジュールにおいては、限られた可動範囲の中で、無限遠側の合焦位置とマクロ側の合焦位置とに確実に撮像レンズ21を移動させることが可能なように、撮像レンズ21の初期取付位置が重要になる。
カメラモジュール1では、図2(b)のように、レンズバレル22とセンサカバー12とが互いに(一方が他方に)当接する位置が、撮像レンズ21の無限遠端であり、すなわち、光学部2の無限遠端として規定される。
突起4は点状の基準面であり、高さ方向の位置決めの役割のみを担う。なお、レンズバレル22の傾きに対しては、ガイドボール3がその役割を担う。前述したように突起4は1箇所のみに設けられ、光学部2の中心対称の反対側には突起は設けない。
なお、図示はしていないが、ガイドボール3がレンズバレル22およびベース11の壁面から離れないように、レンズバレル22に押圧力を与えておくことが望ましい。レンズバレル22に押圧力を与えるためには、例えば磁気的な吸引力、反発力を利用するとよい。
カメラモジュール1は、例えば初期状態のように、電流がコイル52に流されておらず、重力がZ軸の負方向(図2(b)に示す下方向)へ作用している状態で、レンズバレル22がセンサカバー12の突起4に当接する。
このように、本実施形態では、光学部2が無限遠端(無限遠側のメカ端)に位置する状態で、光学部2の基準面となるレンズバレル22の底面(センサカバー12との対向面)がセンサカバー12の突起4に当接するように光学部2が位置決めされることで、撮像レンズ21の位置決めが行われる。
図2(b)に示すように、レンズ駆動装置5が光学部2を無限遠端に駆動すると、レンズバレル22の底面が、センサカバー12の突起4に当接する。つまり、カメラモジュール1では、光学部2の基準面がレンズバレル22の底面(センサカバー12との対向端面)であり、光学部2の無限遠側に配された固定部(撮像部6)の基準面が、センサカバー12の突起4の表面である。
ここで、レンズバレル22とセンサカバー12とが複数の位置で接触すると仮定すると、これらの接触は、想定外の位置で起こり得る。なぜならば、センサカバー12に面したレンズバレル22の端面や、レンズバレル22に面したセンサカバー12の端面は、必ずしも加工精度が高いわけではないからである。
突起を光学部2の中心対称の反対側や他の位置にも設け、複数の当接点により平面的に基準面を形成してしまうと、この面に沿ってレンズバレル22が載置され、突起により決まる面と、ガイド面である端面25(仮想ガイド平面、基準平面P)との垂直度が悪いと、レンズバレル22とガイドボール3との接触が離れてしまう虞がある。このため、突起は複数箇所に設けない方がよい。
本実施形態では、センサカバー12の底面(レンズバレル22に対向する面とは逆側のセンサカバー12の面)側に設けられた突起13が撮像素子61に当接し、センサカバー12の上面側に設けられた突起4がレンズバレル22に当接している。
このため、撮像素子61に対するレンズバレル22の位置精度は、センサカバー12の突起4・13の厚さ精度や平面度によって決まる。
このように、本実施形態では、多くの部材を介して撮像レンズ21が位置決めされるわけではない。例えば、レンズバレル22とベース11とが当接するのではないため、ベース11の厚さ公差は、該位置決めに関係ない。また、センサカバー12が基板62に当接するのではないため、撮像素子61の厚さ公差も、該位置決めに関係ない。以上により、撮像レンズ21の高精度な位置決めが可能となる。
なお、光学部2の基準面となるセンサカバー12の上側の突起4は点状に近いため、突起4の平面度はそれほど重要ではない。
以上のように、突起4は、センサカバー12の一箇所のみに設けられているので、レンズバレル22とセンサカバー12とが接触する位置は、突起4が設けられた一箇所に限定される。よって、光学部2は、突起4の高さ(つまり、撮像レンズ21の光軸方向の長さ)を所望の値に設定することで、非常に高精度に、撮像レンズ21を取り付けることが可能となる。それゆえ、無限遠側の合焦位置を探す必要はない。あるいは、無限遠側のストロークマージン(無限遠端から無限遠側の合焦位置までの繰り出し量)を最小限にすることができる。
また、無限遠端の基準は、レンズバレル22の底面と、センサカバー12の表面に設けられた突起4との接触としているので、焦点距離の誤差を解消するために無限遠端側に設ける余分なストロークを、最小限にすることができる。それゆえ、必要ストロークの縮小化を図ることができる。
以上により、光学部2の位置決め精度が向上するとともに、オーバーインフマージンおよびオーバーマクロマージンのようなストロークマージンを低減でき、より薄型のカメラモジュール1を実現することが可能となる。
なお、突起4の面積は、例えば1mm程度であることが望ましいが、光学部2の重量に応じ、光学部2の位置決め精度に悪影響を与えない範囲で設定してよい。
また、突起13は、複数箇所で撮像素子61に当接するため、突起13の平面度は、例えば10μm以下程度となることが望ましい。
また、突起4と、レンズバレル22とが接触する時の光学部2の位置を、光学部2の初期位置としてもよい。
(レンズバレルとセンサカバーとの当接位置)
レンズバレル22がセンサカバー12の突起4に当接し、光学部2の移動が停止する場合、端面25に加わる力(レンズ駆動装置5がレンズバレル22に与える駆動力)による突起4を中心とした回転モーメントが端面25に作用する。
ここで、突起4が端面25から離れるほど、端面25に加わる力による回転モーメントが大きくなるため、ガイドボール3とレンズバレル22とが引き剥がされる虞が大きくなる。ガイドボール3とレンズバレル22とが引き剥がされると、例えば、ガイドボール3が、所望の位置からずれたり、脱落したりする虞が生じる。
しかしながら、レンズ駆動装置5がレンズバレル22に与える駆動力の作用点と、レンズバレル22と突起4との当接箇所とを含む直線は、概ね撮像レンズ21の光軸方向に延び、かつ、上述のように、突起4がセンサカバー12のレンズバレル22に面した端面のうち、端面25に近い部位(縁部)に設けられているので、このような回転モーメントは最小になる。
なお、突起4と端面25(仮想ガイド平面)との距離は、ゼロを理想として、なるべくゼロに近いことが好ましい。
また、ガイドボール3の摺動面には摩擦が生じ、レンズ駆動装置5による駆動力が突起4の位置に作用するとして、例えば図2(a)に示されるようにZ軸の正方向側から見たときに、突起4とその両側のガイドボール3までの距離がアンバランスであると、摩擦による力(駆動力とは逆方向)によるモーメントもアンバランスになり、摩擦抵抗が増える。よって、レンズ駆動装置5による駆動力がレンズバレル22に作用する位置を中心に、摩擦が均等になるように配置することが望ましい。
このため、撮像レンズ21の位置決め精度が向上する。
<本実施形態の効果>
以上のように、本実施形態によれば、光学部2の位置決め精度が向上することで光学部2のストロークマージンを小さくできる。
ここで、ストロークマージンとは、上述のオーバーインフマージン(無限遠端と無限遠合焦位置との差)、オーバーマクロマージン(マクロ端とマクロ合焦位置との差)を意味する。
そして、メカ端位置と合焦位置との間隔を小さくできるので、カメラモジュール1を薄型化することができる。
<その他の構成>
レンズバレル22を支持する支持部材は、光学部2の移動を光軸方向へ誘導可能であればよく、ガイドボール3のかわりに、例えば円柱形状の支持部材を利用してもよい。
<電子機器>
本実施形態に係るカメラモジュール1は、撮像レンズが高精度に位置決めされており、カメラ付き携帯電話などの通信機器をはじめとする各種電子機器に用いることができる。
本実施形態に係る電子機器としては、例えば、カメラ付き携帯電話、ディジタルスチルカメラ、セキュリティカメラなどの撮像用機器等が挙げられる。
本実施形態によれば、撮像レンズが高精度に位置決めされており、これにより、従来よりも薄型化されたカメラモジュールが搭載された結果、従来よりも薄型化の電子機器を提供することができる。
〔実施形態2〕
本発明の第二実施形態について、図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上述の実施形態において説明した部材と同等の機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
<カメラモジュール1aの構成>
図3は、本実施形態に係るカメラモジュール1aの構成を示す断面図であり、図2(b)に対応しており図1におけるA―A線矢視断面を示す。
図2(b)に示されるように、カメラモジュール1では、突起4がセンサカバー12に設けられていた。しかしながら、図3に示されるように、カメラモジュール1aでは、突起4a(突起部)がレンズバレル22aに設けられている。
ここで、突起4aは、光学部2が無限遠端に位置するときにセンサカバー12aに当接し、レンズバレル22aのセンサカバー12aに面した端面のうち、端面25の近傍、具体的には、上記センサカバー12aに面した端面における、端面25に沿った縁部の一箇所のみに設けられている。
<カメラモジュール1aの動作>
(撮像レンズの位置決め)
レンズバレル22aとセンサカバー12aとが接触する位置は、突起4aが設けられた一箇所に限定される。よって、光学部2は、突起4aの高さ(つまり、撮像レンズ21の光軸方向の長さ)を所望の値に設定することで、非常に高精度に、撮像レンズ21を取り付けることが可能となる。それゆえ、無限遠側の合焦位置を探す必要はない。あるいは、無限遠側のストロークマージン(無限遠端から無限遠側の合焦位置までの繰り出し量)を最小限にすることができる。
また、無限遠端の基準は、センサカバー12aの底面と、レンズバレル22aの表面に設けられた突起4aとの接触としているので、焦点距離の誤差を解消するために無限遠端側に設ける余分なストロークを、最小限にすることができる。それゆえ、必要ストロークの縮小化を図ることができる。
以上により、光学部2の位置決め精度が向上するとともに、オーバーインフマージンおよびオーバーマクロマージンのようなストロークマージンを低減でき、より薄型のカメラモジュール1aを実現することが可能となる。
なお、突起4aの面積は、例えば1mm程度であることが望ましいが、光学部2の重量に応じ、光学部2の位置決め精度に悪影響を与えない範囲で設定してよい。
また、突起4aと、センサカバー12aとが接触する時の光学部2の位置を、光学部2の初期位置としてもよい。
(レンズバレルとセンサカバーとの当接位置)
上述のように、突起4aがレンズバレル22aのセンサカバー12aに面した端面のうち、端面25に近い部位に設けられているので、端面25に加わる力による突起4aを中心とした回転モーメントは最小になる。なお、突起4aと端面25(仮想ガイド平面)との距離は、ゼロを理想として、なるべくゼロに近いことが好ましい。
このため、撮像レンズ21の位置決め精度が向上する。
<本実施形態の効果>
以上のように、本実施形態によれば、光学部2の位置決め精度が向上することで光学部2のストロークマージンを小さくできる。したがって、カメラモジュール1aを薄型化することができる。
また、センサカバー12aの上(Z軸の正方向側)面を可能な限り平面に近づけ、光学部2の位置決め精度を管理するための基準面とすることができる。具体的には、予めセンサカバー12aと、レンズバレル22aとが当接する位置を定めておき、該位置と、センサカバー12aの底側(Z軸の負方向側)の突起13の位置との間の距離や、センサカバー12aの上面を基準面とした撮像素子61の平行度を管理することができる。
〔実施形態3〕
本発明の第三実施形態について、図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、上述の実施形態において説明した部材と同等の機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
<カメラモジュール1bの構成>
図4は、本実施形態に係るカメラモジュール1bの構成を示す断面図であり、(b)は図2(b)に対応しており図1におけるA―A線矢視断面を、(a)は(b)におけるB―B線矢視断面を、(c)は(b)における要部Waを示す。
(ガイドシャフト)
図2(b)に示されるように、カメラモジュール1では、球形状の複数のガイドボール3が、ベース11とレンズバレル22との間に設けられていた。しかしながら、図4(b)に示されるように、カメラモジュール1bでは、円柱形状かつ剛体の複数のガイドシャフト3a(ガイド部材)が、レンズバレル22bに設けられている。
ここで、ガイドシャフト3aは、図4(a)に示されるように、Y軸が延びる方向に2本並んでいる。そして、軸受として機能する2個の円筒穴がレンズバレル22bに設けられており、ガイドシャフト3aは、この円筒穴にそれぞれ摺動(滑動)可能に挿入されている。
また、ガイドシャフト3aの下(Z軸の負方向)端は、センサカバー12に固定され、かつ、ガイドシャフト3aは、撮像レンズ21の光軸方向(Z軸が延びる方向)へ延びている。
また、ガイドシャフト3aの材質は、例えば鉄、セラミックなどである。なお、ガイドシャフト3aの材質が鉄などの磁性材料である場合、ガイドシャフト3aと、レンズバレル22bに設けられたマグネット51との間で吸引力が働き、レンズバレル22bをガイドシャフト3aに押し付ける付勢力として作用させることができる。
<カメラモジュール1bの動作>
(移動の誘導)
レンズバレル22bは、ガイドシャフト3aを取り巻くように接触している。図4(b)・(c)に示されるように、カメラモジュール1bの要部Waでは、基準平面Paは、2本のガイドシャフト3aとレンズバレル22との接触点を含んでいる。基準平面Paは、光学部2が光軸方向に移動する際のレンズバレル22bにおけるガイドシャフト3aとの接触面(つまり、摺接面)を含む平面であり、光学部2の移動を誘導(ガイド)するための仮想的な平面(仮想ガイド平面)である。なお、図4(c)では、カメラモジュール1bの構成を明瞭にするため、マグネット51、コイル52、およびサーボ制御手段55を図示していない。
ここで、レンズバレル22bがガイドシャフト3aに沿って摺動し、光学部2の移動は、撮像レンズ21の光軸方向へ誘導される。換言するならば、光学部2の撮像レンズ21の光軸方向に垂直な方向への変位が抑制される。
なお、ガイドシャフト3aの上(Z軸の正方向)端は、レンズバレル22bの外部へ突出しているが、この構成に限定されるわけではなく、レンズバレル22bがガイドシャフト3aに沿って摺動可能であれば、レンズバレル22bの外部へ突出していなくてもよい。
ここで、光学部2は、ガイドシャフト3aに沿って摺動して光軸と垂直な方向には移動しないので、カメラモジュール1が備える溝7・8は必要ない。
(撮像レンズの位置決め)
レンズバレル22bとセンサカバー12とが接触する位置は、突起4が設けられた一箇所に限定される。よって、光学部2は、突起4の高さ(つまり、撮像レンズ21の光軸方向の長さ)を所望の値に設定することで、非常に高精度に、撮像レンズ21を取り付けることが可能となる。
また、無限遠端の基準は、レンズバレル22bの底面と、センサカバー12の表面に設けられた突起4との接触としているので、焦点距離の誤差を解消するために無限遠端側に設ける余分なストロークを、最小限にすることができる。それゆえ、必要ストロークの縮小化を図ることができる。
以上により、光学部2の位置決め精度が向上するとともに、オーバーインフマージンおよびオーバーマクロマージンのようなストロークマージンを低減でき、より薄型のカメラモジュール1bを実現することが可能となる。
(レンズバレルとセンサカバーとの当接位置)
上述のように、突起4が、レンズバレル22bとセンサカバー12との対向面におけるレンズバレル22bと各ガイドシャフト3aとの摺接面を含む平面(仮想ガイド平面)に沿った縁部、より具体的には、センサカバー12のレンズバレル22bに面した端面のうち、端面25に近い部位に設けられているので、端面25に加わる力による突起4を中心とした回転モーメントは最小になる。突起4aが仮想ガイド平面から離れれば離れるほど、レンズバレル22bとセンサカバー12との当接部(突起4a)に加わる力による回転モーメントが大きくなるため、レンズバレル22bとガイドシャフト3aとの摺接面の摩擦が増加する。該摩擦は、レンズバレル22bが無限遠端に位置している間、レンズバレル22bとガイドシャフト3aとの摺接面にかかり続ける。このため、突起4と仮想ガイド平面との距離は、ゼロを理想として、なるべくゼロに近いことが好ましい。したがって、突起4aは、上述した位置に設けられていることが好ましい。
このため、撮像レンズ21の位置決め精度が向上する。
このため、撮像レンズ21の位置決め精度がさらに向上する。
<本実施形態の効果>
以上のように、本実施形態によれば、光学部2の位置決め精度がさらに向上することで光学部2のストロークマージンをさらに小さくできる。したがって、カメラモジュール1bをさらに薄型化することができる。
<その他の構成>
本実施形態では、ガイドシャフト3aの上端は、例えば、ベース11やモジュールカバー19やなどに固定されてもよい。この構成により、光軸方向への光学部2の移動が安定する。
また、ガイドシャフト3aの断面形状を円ではなく多角形としてもよいが、円とすることが好ましい。なぜならば、断面形状が円であるガイドシャフト3aは、断面の形状が多角形であるガイドシャフトと比較して容易に製造することができるからである。
〔変形例〕
本変形例では、実施形態1〜3との相違点について説明する。なお、説明の便宜上、上述の実施形態において説明した部材と同等の機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
実施形態1〜3では、センサカバー12のレンズバレル22・22bに面した端面に突起4を設けるか、もしくは、レンズバレル22aのセンサカバー12aに面した端面に突起4aを設ける場合を例に挙げて説明した。
しかしながら、突起4・4aは、センサカバー(センサカバー12あるいはセンサカバー12a)のレンズバレル(レンズバレル22・22a・22bのいずれか)に面した端面およびレンズバレル(レンズバレル22・22a・22bのいずれか)のセンサカバー(センサカバー12あるいはセンサカバー12a)に面した端面の両方に設けられていても構わない。
この場合、突起4の高さと突起4aの高さとの合計を所望の値に設定すればよい。
また、センサカバー12・12aおよびレンズバレル22・22a・22bの対向端面の少なくとも一方に突起を設けるかわりに、該対向端面の少なくとも一方に、突起にかわる構造物を配置(固定)しても構わない。
また、センサカバー12・12aおよびレンズバレル22・22a・22bの対向端面の少なくとも一方が、その一部あるいは全体がセンサカバー12・12aとレンズバレル22・22a・22bとの当接部に向かって傾斜する傾斜面を有していても構わない。
いずれの場合にも、センサカバー12・12aとレンズバレル22・22a・22bとが光軸方向における互いの対向端面の一部において、一箇所で当接することで、実施形態1〜3と同様の効果を得ることができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るカメラモジュール(カメラモジュール1・1a・1b)は、撮像レンズ21を有し、該撮像レンズの光軸方向に移動可能な可動部(光学部2)と、撮像素子61を有し、上記可動部の無限遠側に配された固定部(センサカバー12・12a)と、上記可動部に摺接して上記光軸方向にガイドするガイド部材(ガイドボール3、ガイドシャフト3a)と、上記可動部に上記光軸方向の力を与える駆動部(レンズ駆動装置5)とを備え、上記可動部が無限遠端に位置するときに、上記可動部と上記固定部とが、上記光軸方向における互いの対向面の一部において、一箇所で当接し、上記力の作用点と、上記可動部と上記固定部との当接箇所とを含む直線は、概ね上記光軸方向に延びる。
上記構成によれば、可動部の移動は、ガイド部材によって光軸方向へ誘導される。
ここで、可動部と固定部とが複数の位置で接触すると仮定すると、これらの接触は、想定外の位置で起こり得る。また、可動部と固定部とが複数の位置で接触する場合、これら複数の接触位置によって決まる、固定部への可動部の載置面が、可動部側の基準面となる。この基準面とガイド部材との垂直度が悪いと、ガイド部材が可動部から離れたり、ガイド部材と可動部との摩擦が増加したりする。なぜならば、固定部に面した可動部の端面や、可動部に面した固定部の端面は、必ずしも加工精度が高いわけではないからである。
また、無限遠端の基準は、可動部と固定部との接触とすることができるので、焦点距離の誤差を解消するために無限遠端側に設ける余分なストロークを、最小限にすることができる。つまり、このような無限遠端を基準として、マクロ側に繰り出すためのストロークさえあればよいことになる。それゆえ、必要ストロークの縮小化を図ることができる。
また、駆動部が可動部に与える駆動力の作用点と、可動部と固定部との当接箇所とを含む直線が概ね撮像レンズの光軸方向に延びるため、該当接箇所を中心とし、可動部に作用する回転モーメントが抑制され、可動部の姿勢が安定する。
以上により、光学部の位置決め精度が向上するとともに、オーバーインフマージンおよびオーバーマクロマージンのようなストロークマージンを低減でき、より薄型のカメラモジュールを実現することが可能となる。
また、該カメラモジュールを電子機器に適用することもできる。
すなわち、撮像レンズを有する可動部が、ガイド部材により上記光軸方向にガイドされるカメラモジュールにおいて、撮像レンズが高精度に位置決めされたカメラモジュールおよび電子機器並びに該カメラモジュールにおける撮像レンズの位置決め方法を提供することができる。また、これにより、薄型化を実現したカメラモジュール並びに該カメラモジュールを搭載した電子機器を薄型化することができる。
本発明の態様2に係るカメラモジュールでは、上記態様1において、上記可動部が無限遠端に位置するときに、上記対向面における、上記ガイド部材と可動部との摺接面を含む平面に沿った縁部の一部で、上記可動部と上記固定部とが当接してもよい。
ここで、可動部と固定部とが当接し、可動部の移動が停止する場合、可動部とガイド部材との摺接面に加わる力(駆動部が可動部に与える駆動力)による可動部と固定部との当接点を中心とした回転モーメントが該摺接面に作用する。ここで、当接点が摺接面から離れるほど、該回転モーメントが大きくなるため、可動部とガイド部材とが引き剥がされたり、ガイド部材と可動部との摩擦が増加したりする虞が大きくなる。
上記構成によれば、該力の作用点と、可動部と固定部との当接箇所とを含む直線は、概ね撮像レンズの光軸方向に延び、かつ、可動部と固定部との、撮像レンズの光軸方向における互いの対向面における、ガイド部材と可動部との摺接面を含む平面に沿った縁部の一部で、可動部と固定部とが当接するので、このような回転モーメントは最小になる。
以上により、撮像レンズの位置決め精度がさらに向上する。
本発明の態様3に係るカメラモジュールでは、上記態様1または2において、上記対向面のうち少なくとも一方に、上記可動部が無限遠端に位置するときに他方に当接する突起部(突起4・4a)が設けられており、上記可動部と上記固定部とは、上記突起部により一箇所で当接してもよい。
上記構成によれば、可動部は、突起部の高さを所望の値に設定することで、非常に高精度に、撮像レンズを取り付けることが可能となる。それゆえ、無限遠側の合焦位置を探す必要はない。あるいは、無限遠側のストロークマージン(無限遠端から無限遠側の合焦位置までの繰り出し量)を最小限にすることができる。
本発明の態様4に係るカメラモジュールでは、上記態様1から3のうちいずれか1態様において、上記固定部は、上記可動部と接触せず、かつ、上記撮像レンズを透過した光を上記撮像素子へ導く光透過性基板(ガラス基板64)をさらに備えていてもよい。
本発明の態様5に係るカメラモジュールでは、上記態様1から4のうちいずれか1態様において、上記固定部は、上記撮像素子の少なくとも一部を覆うセンサカバーを備えており、上記固定部は、上記対向面の一部において、上記可動部と一箇所で当接してもよい。
本発明の態様6に係るカメラモジュールでは、上記態様5において、上記固定部は、上記対向面とは逆側の面において、上記撮像素子に当接していてもよい。
本発明の態様7に係る電子機器は、上記態様1から6のうちいずれか1態様におけるカメラモジュールを備えている。
本発明の態様8に係る撮像レンズの位置決め方法は、撮像レンズ21を有し、該撮像レンズの光軸方向に移動可能な可動部(光学部2)と、撮像素子61を有し、上記可動部の無限遠側に配された固定部(センサカバー12・12a)と、上記可動部に摺接して上記光軸方向にガイドするガイド部材(ガイドボール3、ガイドシャフト3a)と、上記可動部に上記光軸方向の力を与える駆動部(レンズ駆動装置5)とを備えたカメラモジュール(カメラモジュール1・1a・1b)における、上記撮像レンズの無限遠端の位置を規定する撮像レンズの位置決め方法であって、上記可動部と上記固定部とを、上記光軸方向における互いの対向面の一部において、一箇所で当接させ、上記力の作用点と、上記可動部と上記固定部との当接箇所とを含む直線を、概ね上記光軸方向に延ばすことによって、上記可動部が無限遠端に位置するときの上記撮像レンズの無限遠端の位置を規定する。
〔本発明の別表現〕
本発明は、以下のようにも表現できる。
本発明に係るカメラモジュールは、撮像レンズを有する光学部と、上記光学部を複数のボールあるいはシャフトにより平面的にガイドする支持部を含み、上記光学部を少なくとも光軸方向に駆動するためのレンズ駆動装置とを備え、上記光学部を含むレンズ駆動装置と、センサカバーによってカバーされた撮像素子を含む撮像部とが積層配置されるカメラモジュールであって、上記レンズ駆動装置を動作させない初期状態において、上記複数のボールあるいはシャフトにより決まる仮想ガイド平面の近傍の1か所において、上記光学部と上記センサカバーが当接している。
上記構成によれば、撮像レンズを含む光学部2をボールやシャフトによってガイドする構造において、光学部2の初期位置を高精度に設定することができ、それによりオーバーインフ、オーバーマクロのストロークマージンを低減でき、より薄型のカメラモジュールを実現することが可能となる。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、上記光学部あるいは上記センサカバーの少なくとも一方に突起部を設け、上記突起部が当接してもよい。
上記構成によれば、突起部という限られた領域のみを基準面として高精度に加工、形成すればよく、部材としての精度が出しやすく、結果として光学部の初期位置を高精度に設定できる。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、上記撮像部には光透過性基板を含み、上記当接部は光透過性基板からずれた位置にあってもよい。
上記構成によれば、光学部とセンサカバーが当接した際に、光透過性基板にダメージを与えるのを防ぐことができる。
また、本発明に係るカメラモジュールでは、上記センサカバーの下面側は、撮像素子に当接していてもよい。
上記構成によれば、撮像素子に対する光学部の高さ位置を決めるのはセンサカバーのみであり、部材の寸法ばらつき誤差の累積を防ぐことができるため、光学部の高精度な位置決めが可能となる。
また、本発明に係る電子機器は、上述のカメラモジュールを備えている。
上記構成によれば、撮像素子に対して撮像レンズが高精度に位置決め固定され、ストロークマージンが低減できるため、より薄型のカメラモジュールを備えた電子機器を提供することができる。
〔付記事項〕
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、特に、携帯用端末等の通信機器をはじめとする各種電子機器に搭載されるカメラモジュールに好適に利用することができる。また、本発明のカメラモジュールを搭載した携帯電話等の電子機器に適用することができる。
1 カメラモジュール
1a カメラモジュール
1b カメラモジュール
2 光学部(可動部)
3 ガイドボール(ガイド部材)
3a ガイドシャフト(ガイド部材)
4 突起(突起部)
4a 突起(突起部)
5 レンズ駆動装置(駆動部)
11 ベース
12 センサカバー(固定部)
12a センサカバー(固定部)
21 撮像レンズ
22 レンズバレル
22a レンズバレル
22b レンズバレル
61 撮像素子
64 ガラス基板(光透過性基板)
P 基準平面
Pa 基準平面

Claims (5)

  1. 撮像レンズを有し、該撮像レンズの光軸方向に移動可能な可動部と、
    撮像素子を有し、上記可動部の無限遠側に配された固定部と、
    上記可動部に摺接して上記光軸方向にガイドするガイド部材と、
    上記可動部に上記光軸方向の力を与える駆動部とを備え、
    上記可動部が無限遠端に位置するときに、上記可動部と上記固定部とが、上記光軸方向における互いの対向面の一部において、一箇所で当接し、
    上記力の作用点と、上記可動部と上記固定部との当接箇所とを含む直線は、概ね上記光軸方向に延びることを特徴とするカメラモジュール。
  2. 上記可動部が無限遠端に位置するときに、上記対向面における、上記ガイド部材と可動部との摺接面を含む平面に沿った縁部の一部で、上記可動部と上記固定部とが当接することを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
  3. 上記対向面のうち少なくとも一方に、上記可動部が無限遠端に位置するときに他方に当接する突起部が設けられており、
    上記可動部と上記固定部とは、上記突起部により一箇所で当接することを特徴とする請求項1または2に記載のカメラモジュール。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のカメラモジュールを備えていることを特徴とする電子機器。
  5. 撮像レンズを有し、該撮像レンズの光軸方向に移動可能な可動部と、撮像素子を有し、上記可動部の無限遠側に配された固定部と、上記可動部に摺接して上記光軸方向にガイドするガイド部材と、上記可動部に上記光軸方向の力を与える駆動部とを備えたカメラモジュールにおける、上記撮像レンズの無限遠端の位置を規定する撮像レンズの位置決め方法であって、
    上記可動部と上記固定部とを、上記光軸方向における互いの対向面の一部において、一箇所で当接させ、上記力の作用点と、上記可動部と上記固定部との当接箇所とを含む直線を、概ね上記光軸方向に延ばすことによって、上記可動部が無限遠端に位置するときの上記撮像レンズの無限遠端の位置を規定することを特徴とする撮像レンズの位置決め方法。
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