JP7007623B1 - はんだ合金及びはんだ継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】ΔTが狭くブリッジやつららが抑制され、はんだ槽内に発生するドロス量が少なく、Cu食われが抑制され、更に高い強度を有するはんだ合金および及びはんだ継手を提供する。【解決手段】はんだ合金は、質量%で、Cu:2.0%超え3.0%未満、Ni:0.010以上0.30%未満、Ge:0.0010~0.20%、および残部がSnからなる合金組成を有する。好ましくは、質量%で、Cu:2.5%超え3.0%未満であり、下記(1)式および(2)式を満たす。2.400≦Cu+Ni+Ge≦3.190(1)0.33≦Ge/Ni≦1.04(2)(1)式および(2)式中、Cu、Ni、およびGeは、各々合金組成の含有量(質量%)を表す。【選択図】なし

Description

本発明は、種々の電子機器に用いるはんだ合金及びはんだ継手に関する。
洗濯機、冷蔵庫、クーラーなどの家電製品、テレビ、ビデオ、ラジオ、コンピュータ、複写機、通信機器などの電子機器類には、電子部品が実装されたプリント基板が用いられている。電子部品の実装工程としては、フローソルダリング、リフローソルダリング、マニュアルソルダリング、ディップソルダリングなどが挙げられる。
ある程度の大きさを有する電子部品ではディップソルダリングが採用されている。ディップソルダリングは、電子部品の端子をはんだ槽に浸漬して絶縁膜を除去するとともにはんだ予備めっきを施す方法である。また、このような電子部品をプリント基板に実装する手法としては、端子を基板のスルーホールに挿入して実装するフローソルダリングが採用されている。フローソルダリングは、はんだ槽の噴流面をプリント基板の接続面側に当てることによりはんだ付けを行う方法である。
ディップソルダリングやフローソルダリングでは、端子が溶融はんだ中に長時間在留するため、はんだ槽内の溶融はんだによりCu食われが発生する。また、はんだ槽は長時間大気中に曝されるため、はんだ槽に発生するドロスを一定時間毎に除去しなければならない。さらに、ドロス量が多いとブリッジやつららの原因になる。
そこで、ディップソルダリング用のはんだ合金としては、例えば特許文献1にSn-Cu-Ni-Geはんだ合金が開示されている。このはんだ合金は、ブリッジの発生や端子のCu食われを抑制するとともに、はんだ槽中に存在する浮遊物を低減するために、Cu、Ni、およびGeの含有量が所定量の合金組成で検討が行われている。
また、特許文献2には、Sn-Cu-Niはんだ合金に任意元素としてGeを添加したはんだ合金が開示されている。同文献に記載のはんだ合金では、電子部品の端子を溶融はんだに浸漬して端子の被覆剥離とはんだ付けの両方を同時に行うとともに、Cu食われを抑制するため、CuとNiの含有量が調整されている。また、同文献には、酸化被膜の発生を抑制するためにGeを含有することが開示されている。
フローソルダリング用のはんだ合金としては、例えば特許文献3には、Sn-Cuはんだ合金の酸化を抑制する観点から、PとともにGeを含有するSn-Cu-P-Ge-Niはんだ合金が記載されている。特許文献3に記載の発明では、はんだ合金の機械的強度を向上させるためにCuおよびNiを含有する。同文献に記載のはんだ合金は、Pを必須元素としているが、Geを添加すると更に濡れ性が向上する、とされている。
特許第4673552号公報 特開2001-334384号公報 特開2003-94195号公報
しかし、特許文献1に記載のはんだ合金は、ブリッジとCu食われについて評価されているものの、浮遊物の低減量ついては立証されていない。同文献には、浮遊物が半田付け部の表面に付着し半田付け部が粗面化し、半田厚さが均一になり難いことが記載されているが、定性的な浮遊物の除去には限界がある。また、浮遊物量を定量的に観察することは、製造コストの低減や製造時間の短縮の上で必要不可欠である。さらに、特許文献1の出願時と比較して、近年では電子部品の小型化および高性能化が飛躍的に進歩し、端子間隔が大幅に狭くなっている現状を踏まえると、ブリッジとCu食われも大幅に低減されることが望まれている。
これに加えて、特許文献1の段落0003の記載を鑑みると、同文献における機械的特性は接合界面の接合強度を示している。ただ、電子部品の小型化にともない接合部も小型になるため、合金の組成探索においては、接合強度ではなく、接合後のはんだ合金の強度にも着目すべきである。しかし、特許文献1に記載の発明では、はんだ合金の強度を向上させるための組成探索は行われていない。
特許文献2に記載の発明では、Cu食われとはんだ付け性が評価されており、これらの評価において優れた結果が示されるように合金設計が行われている。ディップソルダリングやフローソルダリングにおいて、Cu食われを抑制することは非常に重要である。しかし、これらの接合方法において、Cu食われを抑制する点にのみ着目した合金設計は実情に合致しない。そこで、合金設計を行う際、特許文献1に記載の発明で評価されているブリッジの抑制、特許文献1では定量的に評価されていないドロス量の低減、並びにはんだ合金の強度の向上、を考慮する必要がある。
ここで、特許文献2には、はんだ合金の強度を向上させるためには、Sn-Cu-Ni-Geはんだ合金において、AgおよびSbの添加が有効であることが記載されている。しかし、添加元素の種類を増やすことは、種々の特性に影響が出てしまうため、可能であれば、上記4種類の構成元素だけですべての効果を同時に満たす合金設計を行うことが好ましい。
特許文献3に記載の発明では、電子部品の実装において必要な特性の1つであるはんだ合金の強度について評価がなされている。しかし、ブリッジおよびつららの抑制、ドロス量の低減、ならびにCu食われについては一切評価がされてなく、合金組成の再調査により改善の余地は残されている。
上述の問題点に加えて、ブリッジやつららの発生を低減するためには、液相線温度が高くならないようにする必要がある。電子部品の耐熱性などを鑑みると、ディップソルダリングやフローソルダリングを行う際のはんだ付け温度を、はんだ合金の都合に合わせて容易に変更することはできない。また、液相線温度が低い場合であっても固相線温度が更に低ければ、凝固が完了するまでの時間がかかるため、ブリッジやつららが発生してしまう。このため、液相線温度と固相線温度との温度差であるΔTが小さくなるような合金設計も必要になる。
本発明の課題は、ΔTが狭くブリッジやつららが抑制され、はんだ槽内に発生するドロス量が少なく、Cu食われが抑制され、更に高い強度を有するはんだ合金および及びはんだ継手を提供することである。
本発明者らは、各特許文献に開示されているはんだ合金の中から、種々の検討を行うことにより上記の課題を解決することができると考えられるものを抽出した。特許文献1からはSn-2Cu-0.2Ni-0.05Ge、およびSn-3Cu-0.2Ni-0.1Geはんだ合金を抽出し、特許文献2からはSn-2.5Cu-0.30Ni-0.50Geはんだ合金を抽出し、特許文献3からはSn-0.7Cu-0.05Ni-0.003P-0.01Geはんだ合金を抽出し、実際の使用環境に適するか検討を行った。
まずは、特許文献3から抽出したPを含有するはんだ合金は、溶融状態で常に大気と接している環境下では、溶融はんだから微量のPが早期に抜けてしまい、所望の合金組成を維持することが難しい。また、Pの含有量を増やした合金組成であっても、Pの減少量は大きいため、はんだ槽には常にPを補充しなければならない。さらに、Pを含有するはんだ合金の合金組成は、Pにより含有量が変動しやすく、効果にばらつきが生じる場合がある。加えて、Pとともに酸化抑制元素として知られているGaは、融点が30℃以下と低いため、Pと同様の問題が発生する。このため、上記課題を解決するため、PやGaを含有しない構成元素での検討を行う必要がある。
本発明者らは、4種類の構成元素である特許文献1および特許文献2から抽出したはんだ合金の問題点を調査した。その結果、特許文献1から抽出したSn-2Cu-0.2Ni-0.05Geはんだ合金は、Cuの含有量が少ないためにCu食われが劣る知見が得られた。また、同文献から抽出したSn-3Cu-0.2Ni-0.1Geはんだ合金は、Cuの含有量が多いために液相線温度が上昇し、ΔTが大きくなってしまい、ブリッジやつららが発生する知見が得られた。特許文献2から抽出したSn-2.5Cu-0.30Ni-0.50Geはんだ合金は、Geの含有量が多いため、ΔTが大きくなってしまい、ブリッジやつららが発生する知見が得られた。
本発明者らは、これらの知見に基づいて、Sn-Cu-Ni-Geはんだ合金において、Cu含有量およびGe含有量を精密に調製した。ただ、これらの2種類の元素を調製したとしても、相対的にNiやSnの含有量も変動し、合金全体としては所望の効果が発揮されない組成が存在する知見が得られた。そこで、Ni含有量も精密に調製した。
Sn-Cu-Ni-Geはんだ合金は、特許文献1~3で検討されているように、各構成元素の含有量をある程度細かく調査されているために、これ以上の効果を発揮するはんだ合金は得られないと考えられていた。しかし、詳細な調査の結果、予想外にも、Cu、Ni、およびGeが所定の範囲内である場合、ΔTが狭くブリッジやつららが抑制され、はんだ槽内に発生するドロス量が少なく、Cu食われが抑制され、更には高い強度を示す知見が得られ、本発明は完成した。
これらの知見により得られた本発明は以下のとおりである。
(1)質量%で、Cu:2.0%超え3.0%未満、Ni:0.010%以上0.30%未満、Ge:0.0010~0.20%、および残部がSnからなる合金組成を有するはんだ合金。
(2)質量%で、Cu:2.5%超え3.0%未満である、上記(1)に記載のはんだ合金。
(3)合金組成は、下記(1)式および(2)式を満たす、上記(1)または上記(2)に記載のはんだ合金。
2.400%≦Cu+Ni+Ge≦3.190% (1)
0.33≦Ge/Ni≦1.04 (2)
(1)式および(2)式中、Cu、Ni、およびGeは、各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
(4)上記(1)~上記(3)のいずれか1項に記載のはんだ合金を有するはんだ継手。
図1は、ドロス発生装置の概略図である。
本発明を以下により詳しく説明する。本明細書において、はんだ合金組成に関する「%」は、特に指定しない限り「質量%」である。
1. はんだ合金
(1) Cu:2.0%超え3.0%未満
Cuは、はんだ合金の強度を向上させるとともに、Cu食われを抑制することができる。Cu含有量が2.0%以下であると、Cu食われが発生し、強度が低下することがある。Cu含有量の下限は2.0%超えであり、好ましくは2.3%以上であり、より好ましくは2.5%以上である。一方、Cu含有量が3.0%以上であると、液相線温度が上昇し、ΔTが大きくなってしまう。また、ブリッジやつららが増加する。さらに、粗大な金属間化合物が生成し、強度が低下する。これに加えて、はんだ付け性が悪化する。Cu含有量の上限は3.0%未満であり、好ましくは2.9%以下であり、より好ましくは2.8%以下であり、更に好ましくは2.7%以下であり、特に好ましくは2.6%以下である。
(2) Ni:0.010%以上0.30%未満
Niは、はんだ合金の強度を向上させるとともに、Cuと全率固溶であるためにCu食われを抑制することができる。Ni含有量が0.010%未満であると、Cu食われが発生し、強度が低下することがある。Ni含有量の下限は0.010%以上であり、好ましくは0.050%以上であり、より好ましくは0.10%以上であり、さらに好ましくは0.15%以上である。一方、Ni含有量が0.30%以上であると、液相線温度が上昇し、ΔTが大きくなってしまう。また、ブリッジやつららが増加する。さらに、粗大な金属間化合物が生成し、強度が低下する。これに加えて、はんだ付け性が悪化する。Ni含有量の上限は0.30%未満であり、好ましくは0.29%以下であり、より好ましくは0.24%以下であり、更に好ましくは0.22%以下であり、特に好ましくは0.20%以下である。
(3) Ge:0.0010~0.20%
Geは、溶融はんだの酸化を抑制し、ブリッジやつららの発生を抑制することができる。Ge含有量が0.0010%未満であると、酸化抑制効果が低減してドロスが発生し、ブリッジやつららが増加する。Ge含有量の下限は0.0010%以上であり、好ましくは0.0050%以上であり、より好ましくは0.0100%以上である。更に好ましくは0.0600%以上である。一方、Ge含有量が0.20%を超えると溶融はんだの粘度が上昇してはんだ付け性が悪化する。また、液相線温度が上昇し、ΔTが大きくなってしまう。また、ブリッジやつららが増加する。Ge含有量の上限は0.2000%以下であり、好ましくは0.1400%以下であり、より好ましくは0.1000%以下である。
(4) 残部:Sn
本発明に係るはんだ合金の残部はSnである。前述の元素の他に不可避的不純物を含有してもよい。不可避的不純物を含有する場合であっても、前述の効果に影響することはない。
(5) P、Ga、Co
本発明に係るはんだ合金は、P、Ga、およびCoを含有しない方がよい。PおよびGaは、はんだ槽中での溶融状態において、急速に大気中またはドロスとして消失するため、管理が困難である。また、Gaは、粘性の増加によりブリッジやつららの発生を促進し、ドロス量が増加してしまう。Pは液相線温度の上昇の原因となるため、ΔTが増加し、粘性の増加によりブリッジやつららの発生を促進する。Coは、微量添加では問題にならないが、含有量が増加するにつれて融点が上昇し、ΔTが大きくなってしまう。また、ブリッジやつららの発生原因になる。
(6) (1)式、(2)式
2.400%≦Cu+Ni+Ge≦3.190% (1)
0.33≦Ge/Ni≦1.04 (2)
(1)式および(2)式中、Cu、Ni、およびGeは、各々合金組成の含有量(質量%)を表す。
本発明に係るはんだ合金は、(1)式および(2)式を満たすことが好ましい。すべての式を満たすはんだ合金は、特に優れた効果を発揮する。
(1)は、本発明に係るはんだ合金を構成する添加元素の合計量の範囲を表す。本発明に係るはんだ合金は、添加元素であるCu、Ni、およびGeにより諸特性を同時に発揮することができるため、これらの合計量が精度よく制御されていることが好ましい。これらの添加元素の合計量が上記範囲内であれば、各構成元素の上限近傍での臨界的意義を相互に補完し合い、互いに相俟って、種々の特性を同時に発揮することができる。より詳細には、CuおよびNiは凝固時における化合物の形成に寄与するため、ブリッジやつらら、ドロス量、ならびに強度の向上やCu食われの低減に寄与する。また、Geは、大気中の酸素と酸化物を形成するためにドロス量に寄与する。よって、これらの元素の合計量が(1)式を満たすように制御されることにより、本発明の効果がより高い水準で発揮される。
(1)式の下限は、好ましくは2.400%以上であり、より好ましくは2.610%以上であり、更に好ましくは2.701%以上であり、特に好ましくは2.710%以上であり、最も好ましくは2.760%以上である。(1)式の上限は、好ましくは3.190%以下であり、より好ましくは3.100%以下であり、さらに好ましくは2.900%以下であり、更により好ましくは2.890%以下であり、特に好ましくは2.840%以下であり、最も好ましくは2.800%以下である。
(2)式は、Ni含有量とGe含有量との比を表す。本発明に係るはんだ合金において、NiおよびGeはブリッジやつららの抑制に寄与する。Cuもこれらに寄与するが、NiやGeと比較して含有量が一桁多い。ただ、本発明に係るはんだ合金では、含有量が1%未満であるNiおよびGeであっても特性に大きく寄与する。このため、NiとGeの含有比は、更に優れた効果を発揮するためには重要である。また、Niは含有量が多いとブリッジやつららの発生を促進し、Geは含有量が少ないとブリッジやつららの発生を促進してしまう。この点を鑑みても、NiとGeの含有比を制御することは重要である。
(2)式の下限は、好ましくは0.33以上であり、より好ましくは0.34以上であり、さらに好ましくは0.42以上である。(2)式の上限は、好ましくは1.04以下であり、より好ましくは1.00以下であり、さらに好ましくは0.70以下であり、特に好ましくは0.63以下であり、最も好ましくは0.50以下である。
2.はんだ継手
本発明に係るはんだ継手は、電子部品とその基板との接続、或いはパッケージ部品とプリント基板とを接合して接続する。すなわち、本発明に係るはんだ継手は電極の接続部をいい、一般的なはんだ付け条件を用いて形成することができる。
3.はんだ合金の製造方法
はんだ合金の製造方法は、本発明に係るはんだ合金を構成する各構成元素が上述の範囲内において優れた効果が発揮されるようにするため、母合金と本合金を以下の工程を備える。ここで、「母合金」とは、所望の合金組成を備える「本合金」の原料であることを意味する。
(1)母合金形成工程
まず、Cu、Ni、およびGeは融点が高いため、従来のように各元素の地金から所定量を秤量して一度に溶解しようとすると、溶融するまでに非常に時間がかかる。特にGeは、酸化抑制効果を有するため、溶融中に大気中の酸素と優先的に反応することが考えられる。このため、従来では、Geを所定量添加する場合には、溶融温度、溶融時間、ならびに酸化物として消失するGeの量を考慮した秤量が必要であった。そこで、本発明に係るはんだ合金の製造では、Cu、Ni、GeをそれぞれSn-Cu、Sn-Ni、Sn-Geの母合金として各々製造し、これらの母合金から本合金を作製する。または、Sn-Ni、Sn-Geの母合金を製造し、これにCu単体を混ぜて本合金を作製してもよい。これにより、本合金が製造されるまでの合計時間が短縮されるため、短時間で製造が可能となり、Geの消失を低減することができる。
しかし、母合金中に粗大で高融点の金属間化合物(CuSnやNiSn)が多く形成されると、本合金を作製する際に、金属間化合物が十分に溶解する温度にまで加熱する必要時間が延びるため、相対的に金属間化合物の形成が少ないものよりも製造時間がかかることになる。
そこで、母合金を作製する際には、粗大で高融点の金属間化合物が形成されないように、凝固時の冷却速度を制御する必要がある。詳細には、液相線温度と固相線温度との温度域の中で、Sn-Cu-Ni系金属間化合物における固相線温度と液相線温度との範囲内である200℃~400℃までの冷却速度を50℃/sec以上に設定する。
(2)本合金形成工程
その後、このような工程を経て作製された母合金を用い、本合金の液相線温度+30~50℃の範囲の温度域で母合金を作製する。例えば、430~450℃程度の温度域で母合金を溶解して本合金を製造する。
母合金が十分に溶解された後、従来のように空冷により冷却すると、粗大で高融点の金属間化合物が生成されてしまう。そこで、母合金を作製した時と同様の条件で冷却する。この条件で作製した本合金は、1.粗大な金属間化合物の生成を回避、2.均一な合金組成、3.作製後の酸化物量(ドロス量)の削減による環境負荷の低減、という種々の利点がある。
特に、本条件での本合金の作製は、本発明に係るはんだ合金のCu含有量が2%超え3%未満の範囲で有効である。Cu含有量が2%以下であると、Cu食われ効果が低減する。また、Cu含有量が3%以上であると液相線温度が上昇し、はんだ付け性の悪化、ブリッジ、つららの発生の原因になるため、現実的ではない。
4.はんだ継手の形成方法
本発明に係るはんだ合金を用いた接合方法は、例えばフロー法を用いて常法に従って行えばよい。加熱温度は電子部品の耐熱性やはんだ合金の液相線温度に応じて適宜調整してもよい。また、本発明に係るはんだ合金を用いて接合する場合には、凝固時の冷却速度を考慮した方がさらに組織を微細にすることができる。例えば2~3℃/s以上の冷却速度ではんだ継手を冷却する。この他の接合条件は、はんだ合金の合金組成に応じて適宜調整することができる。
表1に示す合金組成からなるはんだ合金を以下のように調製した。
まず、各構成元素の地金から、Sn-Cu、Sn-Ni、Sn-Geを母合金として各々製造した。各母合金を製造する際、チラーなどを用いて冷却水を循環させることにより、200~400℃の冷却速度が50℃/secになるように制御した。このようにして製造した母合金から、表1に記載の含有量になるように母合金を秤量し、母合金と同様に、チラーなどを用いて冷却水を循環させることにより、200~400℃の冷却速度が50℃/secになるように制御して本合金を作製した。比較例で用いたP、およびCoも、上述と同様に母合金を作製し、母合金から表1に示す含有量になるように本合金を得た。Gaに関しては単独で添加して本合金を得た。
このように調製して得られた本合金(はんだ合金)について、液相線温度および固相線温度から得られるΔT、ブリッジ・つらら、引張強度、ドロス量、およびCu食われを評価した。各々の評価方法と評価基準は以下の通りである。
・ΔT
ΔTを求めるため、JIS Z 3198-1に準じて液相線温度および固相線温度をDSCにより測定した。液相線温度から固相線温度を引いて得られるΔTが110℃未満の場合には「◎」であり、110℃以上120℃以下には「〇」と評価し、120℃超え130℃以下には「△」と評価し、130℃を超えた場合には「×」と評価した。ΔTの評価が「〇」および「◎」の場合には実用上問題にならない。
・ブリッジ、つらら
まず、端子の幅が0.5mmであり、端子間隔が0.8mmの4端子Snめっき抵抗を12個用意し、その端子をガラスエポキシプリント基板(CEM-3)のスルーホールに挿入し、上述のように製造した本合金をはんだ槽に導入してフローソルダリングを行った。フローソルダリングには、株式会社マルコム製フローシュミレーターFS-1を用い、下記試験条件でフローソルダリングを行った。
試験条件
はんだ槽:株式会社マルコム製フローシュミレーターFS-1
はんだ量:15kg
フラックス:千住金属工業株式会社製フラックス(品名:ES-1061SP2)
はんだ槽内のはんだ温度:255℃
ブリッジが発生したかどうかを目視にて評価した。また、フィレットにつららが発生したかどうかを目視にて確認した。ブリッジまたはつららを確認することができなかった場合には「◎」と評価し、ブリッジまたはつららが発生した抵抗の数が1~2個である場合には「〇」と評価し、ブリッジまたはつららが発生した抵抗の数が3~4個である場合には「△」と評価し、ブリッジまたはつららが発生した抵抗の数が5個以上である場合には「×」と評価した。ブリッジまたはつららの評価が「〇」および「◎」の場合には実用上問題にならない。
・引張強度
引張強度はJISZ3198-2に準じて測定された。上述のように作製した表1に記載の各はんだ合金である本合金を金型に鋳込み、ゲージ長が30mm、直径8mmの試験片が作製された。作製された試験片は、Instron社製のType5966により、室温で、6mm/minのストロークで引っ張られ、試験片が破断したときの強度が計測された。引張強度が38Pa以上の場合には「◎」と評価し、33MPa以上38MPa未満の場合には「〇」と評価し、33MPa未満の場合には「×」と評価した。引張強度の評価が「〇」および「◎」の場合には実用上問題にならない。
・ドロス重量
図1は、ドロス重量を測定するためのドロス発生装置1の概略図である。ヒータ11で加熱可能であり容積が150ccのはんだ槽12に、上述のように作製した表1に示すはんだ合金である本合金を1000g導入した。はんだ槽12に導入したはんだ合金の温度が温度センサ14で400℃となるように、はんだ合金を加熱・溶融してはんだ浴13とした。その後、ガス導入管15より、大気を150cc/minの条件で10分間はんだ浴13中に吹き込んだ。吹込み終了後、はんだ浴13の表面に形成されたドロスを採取し、その重量を測定した。ドロス重量が25g以下を「◎」と評価し、25g超え30g以下を「〇」と評価し、30g超え35g以下を「△」と評価し、35gを超えた場合には「×」と評価した。ドロス重量の評価が「〇」および「◎」の場合には実用上問題にならない。
・Cu食われ
容量15kgの小型噴流はんだ槽中に、上述のように作製した表1に記載のはんだ合金である本合金を投入し、260℃の溶融状態にする。そして噴流はんだ槽の噴流口からの噴流高さが5mmになるように調整する。本実施例で使用する試験試料は、銅配線の厚さが35μmのFR-4ガラスエポキシ基板を適宜な大きさに裁断したものである。
試験方法は、試験試料の銅配線面にプリフラックスを塗布し、約60秒間予備加熱して基板温度を約120℃にする。その後、該試験試料を噴流はんだ槽の噴流口から2mm上部に置いて、噴流している溶融はんだ中に3秒間浸漬する。この工程を繰り返し行い、試験試料の銅配線のサイズが半減するまでの浸漬回数を測定する。浸漬回数が7回以上で半減しなかったものを「◎」と評価し、5~6回で半減しなかったものを「〇」と評価し、3~4回で半減しなかったものを「△」と評価し、2回以下で半減したものを「×」とした。浸漬回数の評価が「〇」および「◎」の場合には実用上問題にならない。
評価結果を表1に示す。
Figure 0007007623000001
表1から明らかなように、実施例1~16は各構成元素の含有量がいずれも適正であるため、ΔTが適正であり、ブリッジやつららがほとんど発生せず、はんだ合金の強度が高く、ドロスおよびCu食われが低減された。特に、(1)式および(2)式を満たす実施例1~5、8~11、15、および16は、すべての評価項目において特に優れた結果を示すことが確認された。
一方、比較例1は、Cuの含有量が少なすぎるため、引張強度が低く、ドロス量が多く、Cu食われが発生した。比較例2および比較例3は、Cuの含有量がかなり少ないため、引張強度が低く、Cu食われが発生した。比較例4は、Cuの含有量が少ないため、Cu食われが発生した。
比較例5および比較例14は、Cu含有量が多いため、ΔTが大きくブリッジやつららが発生した。
比較例6は、Niの含有量が少ないため、Cu食われが発生した。比較例7および比較例10は、Niの含有量が多いため、ΔTが大きくブリッジやつららが発生した。
比較例8は、Geの含有量が少ないため、ブリッジやつららが発生し、ドロス量も多かった。比較例9は、Geの含有量が多いため、ΔTが大きくブリッジやつららが発生した。
比較例11は、Gaを含有するため、ブリッジやつららが発生し、ドロス量も多かった。
比較例12および比較例13は、Pを含有するため、ΔTが大きくブリッジやつららが発生した。
比較例15および比較例16は、Coを含有するため、ΔTが大きくブリッジやつららが発生した。
1 ドロス発生装置

Claims (4)

  1. 質量%で、Cu:2.0%超え3.0%未満、Ni:0.010%以上0.30%未満、Ge:0.0010~0.20%、および残部がSnからなる合金組成を有し、前記合金組成は、下記(1)式および(2)式を満たすはんだ合金。
    2.400%≦Cu+Ni+Ge≦3.190% (1)
    0.33≦Ge/Ni≦1.04 (2)
    前記(1)式および(2)式中、Cu、Ni、およびGeは、各々前記合金組成の含有量(質量%)を表す。
  2. 質量%で、Cu:2.5%超え3.0%未満である、請求項1に記載のはんだ合金。
  3. 質量%で、Cu:2.5%超え3.0%未満、Ni:0.010%以上0.30%未満、Ge:0.0010~0.20%、および残部がSnからなる合金組成を有するはんだ合金。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載のはんだ合金を有するはんだ継手。
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