JP7002395B2 - バルブ及び緩衝器 - Google Patents

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    • F16F9/061Mono-tubular units

Description

本発明は、バルブと、バルブを備えた緩衝器の改良に関する。
従来、バルブは、例えば、緩衝器の伸縮時に生じる液体の流れに抵抗を与えて減衰力を発生するのに利用されている。また、そのようなバルブの中には、内周と外周の一方をバルブケースに固定される固定端、他方を軸方向の両側へ動ける自由端とする環状の弁体を備え、その弁体の自由端の外周又は内周に液体の通過を許容する隙間を形成したものがある(例えば、特許文献1)。
上記構成によれば、緩衝器の伸縮速度(ピストン速度)が低く、弁体が撓まない速度領域では、弁体の自由端の外周又は内周にできる隙間が狭い状態に維持される。しかし、緩衝器のピストン速度が上昇して弁体の自由端側の端部が撓むと、その自由端の外周又は内周にできる隙間が広くなる。このため、ピストン速度が上昇したときの緩衝器の減衰係数が小さくなり、緩衝器の減衰力特性が速度に依存した特性となる。
特開平2-76937号公報、第8図
ここで、特開平2-76937号公報の第8図に記載のバルブでは、弁体の固定端側の端部を間座で押さえており、この間座と弁体とが当接する当接部の自由端側の縁を支点(以下、撓み支点という)にして弁体が撓む。また、上記バルブは、バルブストッパを備え、弁体の撓み量を制限できるようになっている。
しかしながら、上記した従来のバルブでは、図6に示すように、弁体800が撓んだときに、その弁体800の撓み支点F3と、弁体800を支えるバルブストッパB3の支持部S5との高低差によってできる段差に倣って弁体800がうねるように変形する場合がある。すると、図6中、矢印Y1,Y2で示したような部分に応力が集中し、弁体800の耐久性が低下する虞がある。
そこで、本発明は、そのような問題を解決するために創案されたものであり、弁体の耐久性を向上できるバルブ、及びバルブを備えた緩衝器の提供を目的とする。
上記課題を解決するバルブは、バルブケースと、外端が軸方向の両側へ動ける自由端とされる環状の弁体と、弁体の外周側に位置して前記自由端と隙間をあけて対向できる環状の対向面を含みバルブケースに設けられる対向部と、弁体の撓み量を制限するバルブストッパとを備え、バルブストッパは弁体が撓んだときに弁体の径方向の異なる位置を異なる高さで支持できる複数の支持部を有し、バルブケースは、筒状のケース部とケース部の内周から径方向内側へ突出する環状の対向部とを有し、弁体の自由端の径は複数の支持部のうちの外周側の支持部であるバルブストッパの外周縁の径よりも大きく、バルブストッパの外周縁は弁体が撓むと弁体の自由端の外周の近傍を支持する。また、上記課題を解決する他のバルブは、バルブケースと、内周端と外周端の一方がバルブケースに対して軸方向の両側へ動ける自由端とされる環状の弁体と、弁体の内周側又は外周側に位置して自由端と隙間をあけて対向できる環状の対向面を含みバルブケースに設けられる対向部と、弁体の撓み量を制限するバルブストッパと、弁体とバルブストッパとの間に介装される間座とを備え、バルブストッパは弁体が撓んだときに弁体の径方向の異なる位置を異なる高さで支持できる複数の支持部を有し、バルブストッパは内径又は外径の異なる少なくとも二つの環状部材を有し、少なくとも二つの環状部材のうち前記間座に接触する環状部材の厚さは間座の厚さよりも大きい。
上記構成によれば、弁体の撓み支点と、最も高い位置で弁体を支える支持部との高低差が大きくても、その支持位置よりも低く、径方向へずれた位置を他の支持部で支えられる。このため、弁体が撓んだときに生じる応力が低減されて、弁体の耐久性を向上できる。また、弁体は、環状の第一のリーフバルブと、第一のリーフバルブの上下に積層されるとともに外周の径が第一のリーフバルブの外周の径よりも小さい上下端の第二のリーフバルブとを有し、バルブストッパの外周縁の径は、第二のリーフバルブの外周の径よりも大きくてもよい。
また、上記バルブでは、複数の支持部の中で、弁体を支持する位置が自由端側となる支持部であるほど、弁体を支持する位置が高くなるとよい。当該構成によれば、弁体が撓んだときに生じる応力を分散させて、最大発生応力を効率的、且つ合理的に低減できるので、弁体の耐久性を確実に向上できる。
また、上記バルブの第一、第二のバルブストッパが、それぞれ、内径又は外径の異なる複数の環状部材を有して構成されていて、これら環状部材のそれぞれに支持部が設けられているとよい。当該構成によれば、各支持部で弁体を支持する位置を容易に調整できる。さらに、第一、第二のバルブストッパを汎用性の高い環状部材の組み合わせで構成できるので、各バルブストッパを安価にできる。
また、上記バルブでは、バルブケースに設けられる対向部に、弁体の自由端と隙間をあけて対向できる環状の対向面が形成されており、上記バルブがその隙間と直列な通路が形成されるメインバルブケースと、このメインバルブケースに積層されて通路を開閉する主弁体とを備えるとよい。当該構成によれば、バルブを緩衝器に利用した場合、緩衝器の減衰力の特性を細かく設定できる。
また、上記バルブでは、メインバルブケースが通路の形成される本体部と、この本体部の一端外周部から突出する筒状のスカート部とを有するとともに、バルブケースがスカート部の内周に嵌合する嵌合部と、この嵌合部の一端外周部からスカート部の外へ突出する筒状のケース部とを有し、第一のバルブストッパがケース部内に挿入され、弁体と第二のバルブストッパが第一のバルブストッパの反嵌合部側に配置されており、嵌合部に弁体の自由端と対向面との間にできる隙間と通路を連通する連通路が形成されているとよい。当該構成によれば、隙間と通路を直接に接続するのが容易である。
また、緩衝器がシリンダと、このシリンダ内に軸方向へ移動可能に挿入されるロッドと、上記バルブとを備え、そのバルブがシリンダとロッドが軸方向へ相対移動する際に生じる液体の流れに対して抵抗を与えるようになっていて、シリンダに対して移動するロッドの速度が所定の速度よりも低い速度領域では、主弁体が閉じるとともに弁体の自由端が対向面と対向し、シリンダに対して移動するロッドの速度が所定の速度よりも高い速度領域では、主弁体が開くとともに弁体の自由端側の端部が撓んで自由端と対向面とが対向しなくなるとよい。
上記構成によれば、ピストン速度が所定の速度よりも低い速度領域では、相対向する自由端と対向面の間にできる隙間を液体が流れ、緩衝器がその液体の流れに付与される抵抗に起因する減衰力を発揮できる。その一方、ピストン速度が所定の速度よりも高い速度領域では、緩衝器が主弁体の抵抗に起因する減衰力を発揮できる。
そして、シリンダに対して移動するロッドの速度が所定の速度よりも低い速度領域にある場合の減衰力発生用に弁体を利用する場合、剛性の低い弁体が一般的に利用され、弁体が変形しやすくなる。このため、上記構成を備えた緩衝器では、第一、第二のバルブストッパに弁体の径方向の異なる位置を異なる高さで支持できる複数の支持部を設けるのが特に効果的である。
本発明のバルブ、及びバルブを備えた緩衝器によれば、弁体の耐久性を向上できる。
本発明の一実施の形態に係るバルブである減衰バルブを備えた緩衝器を示した縦断面図である。 図1の一部を拡大して示した部分拡大図である。 図2の一部をさらに拡大して示した部分拡大図である。 図3の弁体の外周部が図中下側へ撓んだときの状態を示した部分拡大図である。 図3の弁体の外周部が図中上側へ撓んだときの状態を示した部分拡大図である。 従来のバルブの弁体の外周部が図中上側へ撓んだときの状態を示した部分拡大図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。いくつかの図面を通して付された同じ符号は、同じ部品を示す。
図1に示すように、本発明の一実施の形態に係るバルブは、緩衝器Dのピストン部に具現化された減衰バルブVである。そして、緩衝器Dは、自動車等の車両の車体と車軸との間に介装されている。以下の説明では、説明の便宜上、特別な説明がない限り図1に示す緩衝器Dの上下を、単に「上」「下」という。
なお、本発明に係るバルブを備えた緩衝器の取付対象は、車両に限らず適宜変更できる。また、取付状態での緩衝器の上下を取付対象に応じて適宜変更できるのは勿論である。具体的には、本実施の形態の緩衝器Dを図1と同じ向きで車両に取り付けても、上下逆向きにして車両に取り付けてもよい。
つづいて、上記緩衝器Dの具体的な構造について説明する。図1に示すように、緩衝器Dは、有底筒状のシリンダ1と、このシリンダ1内に摺動自在に挿入されるピストン2と、下端がピストン2に連結されて上端がシリンダ1外へと突出するピストンロッド3とを備える。
そして、ピストンロッド3の上端には、ブラケット(図示せず)が設けられており、ピストンロッド3がそのブラケットを介して車体と車軸の一方に連結される。その一方、シリンダ1の底部1aにもブラケット(図示せず)が設けられており、シリンダ1がそのブラケットを介して車体と車軸の他方に連結される。
このようにして緩衝器Dは車体と車軸との間に介装される。そして、車両が凹凸のある路面を走行する等して車輪が車体に対して上下に振動すると、ピストンロッド3がシリンダ1に出入りして緩衝器Dが伸縮するとともに、ピストン2がシリンダ1内を上下(軸方向)に移動する。
また、緩衝器Dは、シリンダ1の上端を塞ぐとともに、ピストンロッド3を摺動自在に支える環状のシリンダヘッド10を備える。その一方、シリンダ1の下端は底部1aで塞がれている。このように、シリンダ1内は、密閉空間とされている。そして、そのシリンダ1内のピストン2から見てピストンロッド3とは反対側に、フリーピストン11が摺動自在に挿入されている。
シリンダ1内におけるフリーピストン11の上側には液室Lが形成され、下側にはガス室Gが形成されている。さらに、液室Lは、ピストン2でピストンロッド3側の伸側室L1とピストン2側の圧側室L2とに区画されており、伸側室L1と圧側室L2には、それぞれ作動油等の液体が充填されている。その一方、ガス室Gには、エア、又は窒素ガス等の気体が圧縮された状態で封入されている。
そして、緩衝器Dの伸長時にピストンロッド3がシリンダ1から退出し、その退出したピストンロッド3の体積分シリンダ内容積が増加すると、フリーピストン11がシリンダ1内を上側へ移動してガス室Gを拡大させる。反対に、緩衝器Dの収縮時にピストンロッド3がシリンダ1内へ侵入し、その侵入したピストンロッド3の体積分シリンダ内容積が減少すると、フリーピストン11がシリンダ1内を下側へ移動してガス室Gを縮小させる。
なお、フリーピストン11に替えて、ブラダ、又はベローズ等を利用して液室Lとガス室Gとを仕切っていてもよく、この仕切となる可動隔壁の構成は適宜変更できる。
さらに、本実施の形態では、緩衝器Dが片ロッド、単筒型であり、緩衝器Dの伸縮時にフリーピストン(可動隔壁)11でガス室Gを拡大又は縮小させて、シリンダ1に出入りするピストンロッド3の体積補償をする。しかし、この体積補償のための構成も適宜変更できる。
例えば、フリーピストン(可動隔壁)11とガス室Gとを廃し、シリンダ1の外周にアウターシェルを設けて緩衝器を複筒型にする。そして、シリンダ1とアウターシェルとの間に液体を貯留するリザーバ室を形成し、このリザーバ室で体積補償をしてもよい。さらに、そのリザーバ室は、シリンダ1とは別置き型のタンク内に形成されていてもよい。
また、ピストンの両側にピストンロッドを設けて緩衝器を両ロッド型にしてもよい。このような場合には、ピストンロッドの体積補償自体を不要にできる。
つづいて、ピストン2は、ピストンロッド3の外周にナット30で保持される二つのバルブケースを有して構成されている。以下、二つのバルブケースを区別するため、後述する主弁体6,7が積層されるバルブケースをメインバルブケース4、後述する弁体8が取り付けられるもう一方のバルブケースを単にバルブケース5とする。
このように、本実施の形態のピストン2は、主弁体6,7又は弁体8等の弁体を取り付けるためのバルブケースとして機能しており、弁体等とともに減衰バルブVを構成している。以下、その減衰バルブVの構成について説明する。
図2に示すように、メインバルブケース4は、環状の本体部4aと、この本体部4aの下端外周部から下方へ突出する筒状のスカート部4bとを含む。そして、本体部4aには、スカート部4bの内周側に開口して本体部4aを軸方向に貫通する伸側と圧側の通路4c,4dが形成されている。さらに、その本体部4aの下側(圧側室L2側)には、伸側の通路4cの出口を開閉する伸側の主弁体6が積層されるとともに、本体部4aの上側(伸側室L1側)には、圧側の通路4dの出口を開閉する圧側の主弁体7が積層されている。
伸側と圧側の主弁体6,7は、それぞれ、複数の弾性変形可能なリーフバルブが積層された積層リーフバルブである。そして、伸側の主弁体6は、緩衝器Dの伸長時であってピストン速度が中高速域にある場合に開いて、伸側の通路4cを伸側室L1から圧側室L2へ向かう液体の流れに抵抗を与える。その一方、圧側の主弁体7は、緩衝器Dの収縮時であってピストン速度が中高速域にある場合に開いて、圧側の通路4dを圧側室L2から伸側室L1へ向かう液体の流れに抵抗を与える。
また、伸側と圧側の主弁体6,7を構成する複数のリーフバルブのうちの、最もメインバルブケース4側に位置する一枚目のリーフバルブの外周部には、それぞれ切欠き6a,7aが形成されている。そして、ピストン速度が低速域にあり、伸側と圧側の主弁体6,7が閉弁している場合、液体が切欠き6a,7aにより形成されるオリフィスを通って伸側室L1と圧側室L2との間を行き来する。当該液体の流れに対しては、オリフィス(切欠き6a,7a)により抵抗が付与される。
上記切欠き6a,7aにより形成されるオリフィスは、液体の双方向流れを許容する。そこで、伸側と圧側の主弁体6,7に形成される切欠き6a,7aのうちの一方を省略してもよい。また、オリフィスの形成方法は、適宜変更できる。例えば、伸側又は圧側の主弁体6,7が離着座する弁座に打刻を形成し、この打刻によりオリフィスを形成してもよい。また、オリフィスをチョークに替えてもよい。さらに、メインバルブケース4に取り付けられて緩衝器Dに中高速域の減衰力を発生させるための主弁体6,7は、積層リーフバルブ以外でもよく、例えば、ポペットバルブ等であってもよい。
つづいて、バルブケース5は、メインバルブケース4のスカート部4bの内周に嵌合する環状の嵌合部5aと、この嵌合部5aの下端外周部から下方へ突出する筒状のケース部5bとを含む。そして、嵌合部5aとスカート部4bとの間がシール50で塞がれており、嵌合部5aには、ケース部5bの内周側に開口して嵌合部5aを軸方向に貫通する連通路5cが形成されている。
その一方、ケース部5bには、外径の異なる二つのストッパ部材9,90が収容されている。さらに、その下側には弁体8とストッパ部材91が積層されており、このストッパ部材91の下端にナット30が突き当てられている。このように、弁体8の軸方向の両側にストッパ部材90,91が位置し、さらにその両側にストッパ部材9、ナット30が位置する。
本実施の形態の弁体8は、図3に示すように、積層された三枚のリーフバルブ8a,8b,8cを有して構成されていて、弾性変形できる。そして、弁体8を構成する三枚のリーフバルブのうちの中央のリーフバルブ8bの外径は、上下両端に位置するリーフバルブ8a,8cの外径よりも大きい。さらに、上端のリーフバルブ8aとその直上のストッパ部材90との間、及び下端のリーフバルブ8cとその直下のストッパ部材91との間には、それぞれ間座80,81が介装されている。
これらの各間座80,81は、外径が弁体8を構成する各リーフバルブ8a,8b,8cの外径よりも小さい環状板であり、弁体8はその内周部を間座80,81で挟まれた状態でバルブケース5に固定されている。その一方、弁体8の間座80,81よりも外周側は、間座80,81と弁体8との当接部の外周縁を支点(撓み支点F1,F2)に上下(軸方向)へ移動できる。
このように、本実施の形態では、バルブケース5に装着された弁体8の内周側の端(内周端)がバルブケース5に対して動かない固定端8dとなっている。さらに、弁体8の外周側の端(外周端)に位置する中央のリーフバルブ8bの外周面が、バルブケース5に対して上下(軸方向の両側)へ動ける自由端8eとなっている。
また、バルブケース5におけるケース部5bの先端には、ケース部5bの内周から径方向内側(緩衝器Dの中心軸側)へ突出する環状の対向部5dが設けられており、その対向部5dの内周側に弁体8が収容される。そして、緩衝器Dの動き出しのような、ピストン速度が0(ゼロ)に近い極低速域では、弁体8が撓まず、取付初期の状態に保たれる(図3)。
このように、弁体8が撓んでいない状態では、その弁体8の自由端8eが対向部5dの内周に形成される対向面5eと所定の隙間Pをあけて対向する(図3)。そして、本実施の形態では、相対向する対向面5eと弁体8の自由端8eとの間にできる隙間Pは非常に狭く、その隙間Pの開口面積は、前述の主弁体6,7に形成された切欠き6a,7aにより形成される全オリフィスの開口面積よりも小さい。
その一方、緩衝器Dの伸長時であってピストン速度が低速域、又は中高速域にある場合には、図4に示すように、弁体8の外周部が撓み支点F1を支点に下側へと撓む。反対に、緩衝器Dの収縮時であってピストン速度が低速域、又は中高速域にある場合には、図5に示すように、弁体8の外周部が撓み支点F2を支点に上側へと撓む。
このように、弁体8の外周部(自由端8e側の端部)が上下に撓む低速域、及び高速域では、上下にずれた弁体8の自由端8eと対向面5eとの間にできる隙間の開口面積が、切欠き6a,7aにより形成されるオリフィスの開口面積よりも大きくなる。
また、本実施の形態では、弁体8の上側に位置する二枚のストッパ部材9,90を有して弁体8の上側への撓み量を制限する第一のバルブストッパB1が構成されている。そして、上側(反弁体側)のストッパ部材9の外径が下側(弁体側)のストッパ部材90の外径よりも大きく、上下のストッパ部材9,90の下端外周縁のそれぞれが弁体8の上面に当接して弁体8を支える支持部S1,S2となっている(図5)。
さらに、これらの支持部S1,S2は、径方向と軸方向にずれた位置にあり、弁体8を径方向、及び高さ方向の異なる位置で支えられる。より具体的には、撓んでいない状態の弁体8に近い位置を低い位置、遠い位置を高い位置とすると、上側のストッパ部材9に設けられた支持部S1は、下側のストッパ部材90に設けられた支持部S2よりも弁体8の自由端8e側を高い位置で支えられる。
また、本実施の形態では、弁体8の下側に位置するストッパ部材91とナット30を有して弁体8の下側への撓み量を制限する第二のバルブストッパB2が構成されている。そして、ナット30の上端に位置するストッパ部30a(図3)の外径がストッパ部材91の外径よりも大きく、ストッパ部30aとストッパ部材91の上端外周縁のそれぞれが弁体8の下面に当接して弁体8を支える支持部S3,S4となっている(図4)。
さらに、これらの支持部S3,S4は、径方向と軸方向にずれた位置にあり、弁体8を径方向、及び高さ方向の異なる位置で支えられる。より具体的には、ナット30に設けられた支持部S3は、ストッパ部材91に設けられた支持部S4よりも弁体8の自由端8e側を高い位置で支えられる。
上記構成によれば、弁体8が撓んで第一(第二)のバルブストッパB1(B2)に当接したとき、弁体8の間座80(81)よりも自由端8e側が自由端8eへ向かうに従って徐々に高くなるように、弁体8が無理なくしなる。よって、弁体8が撓んだときに生じる応力を分散させて最大発生応力を小さくできるので、弁体8の耐久性を向上できる。
また、本実施の形態の第一のバルブストッパB1では、内周側の支持部S2の径方向の位置が、間座80の外周縁(撓み支点F1)と外周側の支持部S1の中間位置付近にあり、間座80の板厚よりもストッパ部材90の板厚の方が大きい。同様に、第二のバルブストッパB2では、内周側の支持部S4の径方向の位置が、間座81の外周縁(撓み支点F2)と外周側の支持部S3の中間位置付近にあり、間座81の板厚よりもストッパ部材91の板厚の方が大きい。
上記構成によれば、弁体8が第一(第二)のバルブストッパB1(B2)に当接したとき、弁体8がその自由端8eへ向かうに従って傾きが徐々に大きくなるように滑らかに湾曲する。このため、弁体8の撓み支点F1,F2付近に生じる応力を低減し、弁体8の耐久性を一層向上できる。
さらに、本実施の形態では、対向面5eに対向する自由端8eを含むリーフバルブ8bの上下にリーフバルブ8a,8cが積層されるとともに、間座80の板厚よりもストッパ部材90の板厚とリーフバルブ8aの板厚の合計の板厚の方が大きく、間座81の板厚よりもストッパ部材91の板厚とリーフバルブ8cの合計の板厚の方が大きい。
このため、対向面5eに対向する自由端8eを含むリーフバルブ8bでは、弁体8が撓んで第一(第二)のバルブストッパB1(B2)に当接したとき変形量が大きくなるものの、リーフバルブ8bが自由端8eへ向かうに従って傾きが徐々に大きくなるように滑らかに湾曲する。よって、そのリーフバルブ8bの撓み支点付近に生じる応力を低減し、リーフバルブ8bの耐久性を向上できる。
また、本実施の形態では、弁体8が撓んでいない取付初期の状態での自由端8eの径が、外周側の支持部S1,S3の径より大きい。このため、弁体8が第一(第二)のバルブストッパB1(B2)に当接したとき、弁体8の自由端8eと対向面5eとの間にできる隙間よりも、外周側の支持部S1(S3)と対向面5eとの間にできる隙間が小さくなって、その隙間で液体の流れを絞るのを抑制できる。
さらに、上記したように、取付初期の状態での自由端8eの径を外周側の支持部S1,S3の径より大きくした場合には、その支持部S1,S3を弁体8の自由端8e付近に当接させるとよい。なぜなら、そのようにすると、弁体8が第一(第二)のバルブストッパB1(B2)に当接したときに、弁体8の支持部S1(S3)から外周側にはみ出す部分が小さく、その支持部S1(S3)を支点に弁体8が大きく撓んで耐久性が低下するのを抑制できるためである。
なお、本実施の形態では、弁体8が撓んだときに、外周側の支持部S1,S3が中央のリーフバルブ8bの外周部に当接し、内周側の支持部S2,S4が両端のリーフバルブ8a,8bの何れか一方に当接するようになっている。しかし、弁体8は、少なくとも一枚のリーフバルブを有して構成されていればよく、各支持部が当接するリーフバルブも適宜変更できる。
以下、本実施の形態に係る減衰バルブ(バルブ)Vを備えた緩衝器Dの作動について説明する。
緩衝器Dの伸長時には、ピストン2がシリンダ1内を上方へ移動して伸側室L1を圧縮し、この伸側室L1の液体が伸側の主弁体6と弁体8を通過して圧側室L2へと移動する。当該液体の流れに対しては、伸側の主弁体6、各主弁体6,7の切欠き6a,7aにより形成されたオリフィス、又は弁体8により抵抗が付与されるので、伸側室L1の圧力が上昇し、緩衝器Dが伸長作動を妨げる伸側減衰力を発揮する。
反対に、緩衝器Dの収縮時には、ピストン2がシリンダ1内を下方へ移動して圧側室L2を圧縮し、この圧側室L2の液体が弁体8と圧側の主弁体7を通過して伸側室L1へと移動する。当該液体の流れに対しては、圧側の主弁体7、各主弁体6,7の切欠き6a,7aにより形成されたオリフィス、又は弁体8により抵抗が付与されるので、圧側室L2の圧力が上昇し、緩衝器Dが収縮作動を妨げる圧側減衰力を発揮する。
そして、本実施の形態では、ピストン速度に応じて伸側と圧側の主弁体6,7が開弁したり、弁体8の外周部(自由端8e側の端部)が上下に撓んだりして、緩衝器Dがピストン速度に依存した速度依存の減衰力を発生できる。
より詳しくは、ピストン速度が0に近い極低速域にある場合、伸側と圧側の主弁体6,7が閉じるとともに、弁体8が撓まずにその自由端8eを対向面5eに対向させている。
そして、緩衝器Dの伸長時にピストン速度が極低速域にある場合、液体が伸側と圧側の主弁体6,7の切欠き6a,7aを通って伸側室L1からスカート部4b内へと流入し、連通路5c、第一のバルブストッパB1とケース部5bとの間を図2中下向きに流れて、相対向する弁体8の自由端8eと対向面5eとの間にできる隙間P(図3)から圧側室L2へと流出する。
反対に、緩衝器Dの収縮時にピストン速度が極低速域にある場合、液体が圧側室L2から相対向する弁体8の自由端8eと対向面5eとの間にできる隙間Pからケース部5b内へ流入し、第一のバルブストッパB1とケース部5bとの間、連通路5cを図2中上向きに流れて、伸側と圧側の主弁体6,7の切欠き6a,7aから伸側室L1へと流出する。
前述のように、相対向する弁体8の自由端8eと対向面5eとの間にできる隙間Pの開口面積は非常に小さいので、ピストン速度が極低速域にある場合、緩衝器Dは、その隙間Pを液体が流れる際の抵抗に起因する極低速域の減衰力を発揮する。
また、ピストン速度が高くなり、極低速域から脱して低速域にある場合、伸側と圧側の主弁体6,7は閉じているが、弁体8の外周部(自由端8e側の端部)が伸長時には下側へ、収縮時には上側へと撓み、弁体8の自由端8eと対向面5eとが上下にずれる。そして、これらの間にできる隙間の開口面積が、切欠き6a,7aにより形成されるオリフィスの開口面積よりも大きくなる。
このため、ピストン速度が低速域にある場合、緩衝器Dは、伸側と圧側の主弁体6,7の切欠き6a,7aにより形成されるオリフィスの抵抗に起因する低速域の減衰力を発揮するようになる。そして、ピストン速度が極低速域からこのような低速域へ移行すると、緩衝器Dの減衰係数が小さくなる。
また、ピストン速度がさらに高くなり、低速域から脱して中高速域にある場合、弁体8の外周部が上側又は下側へ撓んでいるのは勿論、伸長時には伸側の主弁体6が開き、収縮時には圧側の主弁体7が開く。
本実施の形態では、伸側の主弁体6が開くと、その主弁体6の外周部が下側へ撓み、その外周部とメインバルブケース4との間にできる隙間を液体が通過できるようになる。同様に、圧側の主弁体7が開くと、その主弁体7の外周部が上側へ撓み、その外周部とメインバルブケース4との間にできる隙間を液体が通過できるようになる。
このため、ピストン速度が中高速域にある場合、緩衝器Dは、伸側又は圧側の主弁体6,7の開弁によってできる隙間の抵抗に起因する中高速域の減衰力を発揮する。そして、ピストン速度が低速域からこのような中高速域へ移行すると、緩衝器Dの減衰係数が小さくなる。
なお、中高速域の途中で、伸側と圧側の主弁体6,7の撓み量を規制してもよい。このような場合には、伸側と圧側の主弁体6,7の撓み量が最大となった速度を境に減衰係数が再び大きくなる。
以下、本実施の形態に係る減衰バルブ(バルブ)V、及びその減衰バルブVを備えた緩衝器Dの作用効果について説明する。
本実施の形態に係る減衰バルブ(バルブ)Vは、バルブケース5と、外周端がバルブケース5に対して軸方向の両側へ動ける自由端8eとされる環状の弁体8と、この弁体8の自由端8eと隙間Pをあけて対向できる環状の対向面5eを含んでバルブケース5に設けられる対向部5dと、弁体8の軸方向の両側に位置する第一、第二のバルブストッパB1,B2とを備える。
そして、本実施の形態では、第一、第二のバルブストッパB1,B2が、それぞれ、弁体8が撓んだときにその弁体8の径方向の異なる位置を異なる高さで支持できる複数の支持部(S1,S2又はS3,S4)を有する。当該構成によれば、弁体8の撓み支点F1,F2と、最も高い位置で弁体8を支える支持部S1,S3との高低差が大きくても、その支持位置よりも低く、径方向へずれた位置を他の支持部S2,S4で支えられる。このため、弁体8が撓んだときに生じる応力が低減されて、弁体8の耐久性を向上できる。
また、本実施の形態において、弁体8の外周側(自由端8e側)を支持する支持部S1,S3は、それより内周側(撓み支点F1,F2側)を支持する支持部S2,S4よりも高い位置にある。このように、本実施の形態では、複数の支持部の中でも、弁体8を支持する位置が自由端8e側となる支持部であるほど、弁体8を支持する位置が高くなる。
このため、弁体8が撓んだときに、弁体8の撓み支点F1,F2より自由端8e側が自由端8eへ向かうに従って徐々に高くなるように無理なくしなる。つまり、上記構成によれば、弁体8に生じる応力を分散させて、最大発生応力を効率的、且つ合理的に低減できるので、弁体8の耐久性を確実に向上できる。
また、本実施の形態では、第一のバルブストッパB1が外径の異なる二枚の環状のストッパ部材9,90を有して構成されている。そして、二枚のストッパ部材9にそれぞれ支持部S1,S2が設けられている(図5)。さらに、第二のバルブストッパB2が外径の異なる環状のストッパ部材91とナット30とを有して構成されている。そして、ナット30とストッパ部材91にそれぞれ支持部S3,S4が設けられている(図4)。
このように、第一、第二のバルブストッパB1,B2を構成するストッパ部材9,90,91及びナット30は、それぞれ環状部材となっている。そして、第一、第二のバルブストッパB1,B2が、それぞれ、外径の異なる複数の環状部材を有して構成されていて、各環状部材に支持部が設けられている。このため、各支持部で弁体8を支持する位置を容易に調整できる。
具体的に、例えば、第一のバルブストッパB1において、弁体8側のストッパ部材90を、これよりも外径の大きなストッパ部材に変更すれば、支持部S2が弁体8を支える位置を外周側(自由端8e側)へ変更できる。また、そのストッパ部材90を、これよりも薄いストッパ部材に変更すれば、各支持部S1,S2の弁体8を支える位置を低くできる。
このように、第一、第二のバルブストッパB1,B2を異なる外径の環状部材で形成すれば、仕様(リーフバルブの形状、素材、枚数等)の異なる弁体を備えた減衰バルブ(バルブ)であっても、径及び厚みの異なる環状部材の組合せによりその弁体に適したバルブストッパを構成できる。つまり、第一、第二のバルブストッパB1,B2を汎用性の高い環状部材を組み合わせてそれぞれ構成できるので、第一、第二のバルブストッパB1,B2をそれぞれ安価にできる。
また、本実施の形態では、第二のバルブストッパB2の反弁体側の環状部材として、減衰バルブVをピストンロッド3の外周に取り付けるためのナット30を利用している。当該構成によれば、ナット30が第二のバルブストッパB2としての機能も兼ねるので、緩衝器Dの部品数を低減できる。しかし、ナット30とは別に、環状部材を設けてもよい。
また、本実施の形態では、第一、第二のバルブストッパB1,B2の支持部の数は、それぞれ二つであり、各バルブストッパB1,B2が外径の異なる二つの環状部材を有して構成されている。しかし、第一、第二のバルブストッパB1,B2に設ける支持部の数は、複数であればよく、適宜変更できる。そして、各バルブディスクを構成する環状部材を支持部の数だけ重ねれば、三以上の支持部をもつバルブストッパであっても容易に形成できる。
しかし、バルブディスクは、必ずしも複数の環状部材で形成されていなくてもよい。具体的には、例えば、バルブディスクの弁体側を向く面に段差を形成し、この段差によって弁体を径方向の異なる位置、異なる高さで支持する複数の支持部を形成してもよい。このような場合には、減衰バルブ(バルブ)の部品数を削減できる。
さらに、本実施の形態では、ストッパ部材(環状部材)9,90,91、及びナット(環状部材)30における弁体8側の外周縁がそれぞれ支持部S1,S2,S3,S4となっており、各支持部S1,S2,S3,S4の形状が環状である。しかし、各支持部の形状は、この限りではなく、例えば、周方向に並ぶ複数の突起を支持部として利用してもよい。
また、本実施の形態の緩衝器Dは、シリンダ1と、シリンダ1内に軸方向へ移動可能に挿入されるピストンロッド3と、減衰バルブ(バルブ)Vとを備える。そして、減衰バルブ(バルブ)Vは、シリンダ1とピストンロッド3が軸方向へ相対移動する際に生じる液体の流れに対して抵抗を与える。このため、緩衝器Dが伸縮してシリンダ1とピストンロッド3が軸方向へ相対移動するときに、減衰バルブ(バルブ)Vの抵抗に起因する減衰力を発揮できる。
また、本実施の形態の減衰バルブ(バルブ)Vは、通路4c,4dが形成されるメインバルブケース4と、メインバルブケース4に積層されて通路4c,4dを開閉する主弁体6,7とを備える。そして、メインバルブケース4の通路4c,4dは、弁体8の自由端8eと対向面5eとの間にできる隙間Pと直列に接続されている。
上記したように、主弁体6,7と弁体8を有して減衰バルブVが構成されている場合、弁体8を撓ませるピストン速度の領域と、主弁体6,7を開くピストン速度の領域をそれぞれ設定できるので、緩衝器Dの減衰力特性を細かく設定できる。
さらに、本実施の形態では、ピストン速度(シリンダ1に対して移動するピストンロッド3の速度)が極低速域のような、所定の速度よりも低い速度領域にある場合、主弁体6,7が閉じるとともに弁体8の自由端8eが対向面5eと対向する。このため、ピストン速度が所定の速度よりも低い速度領域では、相対向する自由端8eと対向面5eの間にできる隙間Pを液体が流れ、緩衝器Dがその液体の流れに付与される抵抗に起因する減衰力を発揮できる。
その一方、ピストン速度が中高速域のような、所定の速度よりも高い速度領域にある場合には、主弁体6,7が開くとともに弁体8の外周部(自由端8e側の端部)が撓んで自由端8eと対向面5eとが対向しなくなる。すると、弁体8を通過する液体の流れに付与される抵抗が小さくなる。このため、ピストン速度が所定の速度よりも高い速度領域では、緩衝器Dが主弁体6,7の抵抗に起因する減衰力を発揮できる。
このように、極低速域のような、ピストン速度が所定の速度よりも低い速度領域の減衰力の発生に弁体8を利用する場合、一般的に剛性の低い弁体8が利用されるので、弁体8が図6に示すような変形をしやすくなる。このため、所定の速度よりも低い速度領域の減衰力の発生に弁体8を利用する場合には、弁体8の径方向の異なる位置を異なる高さで支持できる複数の支持部をバルブストッパに設けるのが特に効果的である。
また、本実施の形態のメインバルブケース4は、通路4c,4dが形成される本体部4aと、この本体部4aの一端外周部から突出する筒状のスカート部4bとを有する。さらに、バルブケース5は、スカート部4bの内周に嵌合する嵌合部5aと、この嵌合部5aの一端外周部からスカート部4bの外へ突出する筒状のケース部5bとを有する。
そして、第一のバルブストッパB1がケース部5b内に挿入されるとともに、弁体8と第二のバルブストッパB2が第一のバルブストッパB1の反嵌合部側に配置されている。また、嵌合部5aには、弁体8の自由端8eと対向面5eとの間にできる隙間Pと、メインバルブケース4の通路4c,4dとを連通する連通路5cが形成されている。
このため、上記構成によれば、メインバルブケース4の通路4c,4dと、弁体8の自由端8eと対向面5eとの間にできる隙間Pとを直列に接続するのが容易である。しかし、メインバルブケース4とバルブケース5の構成は、上記の限りではなく、適宜変更できる。さらに、必ずしも弁体8を主弁体6,7と組み合わせて利用しなくてもよい。
そして、上記説明では、ピストン速度の領域を、弁体8が撓まず、主弁体6,7が閉じた状態に維持される領域である極低速域、弁体8は撓むが主弁体6,7は閉じている領域である低速域、及び弁体8が撓むとともに主弁体6,7が開弁する領域である中高速域に区画している。しかし、どのようにピストン速度の領域を区分けしてもよく、各領域の閾値もそれぞれ任意に設定できる。
また、本実施の形態では、弁体8の内周端が固定端8d、外周端が自由端8eとなっていて、弁体8の外周側に対向部5dが位置しているが、反対に、弁体の内周端を自由端、外周端を固定端として、弁体8の内周側に対向部を設けてもよい。
さらに、本実施の形態では、バルブケース5自体に対向面5eが形成されていて、この対向面5eを含む対向部5dと弁体8が積層される嵌合部5aが一体成形されている。このため、減衰バルブVの部品数を少なくして組立作業を容易にできる。しかし、対向面5eを含む対向部5dと、嵌合部5aを含むバルブケースを個別に形成してから、これらを組み立てて一体化してもよい。
また、本実施の形態に係る減衰バルブ(バルブ)Vは、緩衝器Dのピストンロッド3に装着されたピストン部分に具現化されている。しかし、シリンダに出入りするロッドは、必ずしもピストンが取り付けられたピストンロッドでなくてもよく、減衰バルブVを設ける位置はピストン部に限らない。例えば、前述のように、緩衝器がリザーバ室を備え、このリザーバ室でシリンダに出入りするピストンロッドの体積補償をする場合には、シリンダ内とリザーバ室とを連通する通路の途中に減衰バルブVを設けてもよい。
そして、これらの変更は、第一、第二のバルブストッパB1,B2に設けられる支持部の位置、数、及び形状、並びに、第一、第二のバルブストッパB1,B2の形成方法によらず可能である。
以上、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明したが、特許請求の範囲から逸脱しない限り、改造、変形、及び変更が可能である。
B1・・・第一のバルブストッパ、B2・・・第二のバルブストッパ、D・・・緩衝器、P・・・隙間、S1,S2,S3,S4・・・支持部、V・・・減衰バルブ(バルブ)、1・・・シリンダ、3・・・ピストンロッド(ロッド)、4・・・メインバルブケース、4a・・・本体部、4b・・・スカート部、4c・・・伸側の通路(通路)、4d・・・圧側の通路(通路)、5・・・バルブケース、5a・・・嵌合部、5b・・・ケース部、5c・・・連通路、5e・・・対向面、5d・・・対向部、6・・・伸側の主弁体(主弁体)、7・・・圧側の主弁体(主弁体)、8・・・弁体、8e・・・自由端、9,90,91・・・ストッパ部材(環状部材)、30・・・ナット(環状部材)

Claims (8)

  1. バルブケースと、
    端が前記バルブケースに対して軸方向の両側へ動ける自由端とされる環状の弁体と、
    前記弁体の外周側に位置して前記自由端と隙間をあけて対向できる環状の対向面を含み、前記バルブケースに設けられる対向部と、
    前記弁体の撓み量を制限するバルブストッパとを備え、
    記バルブストッパは、前記弁体が撓んだときに前記弁体の径方向の異なる位置を異なる高さで支持できる複数の支持部を有し、
    前記バルブケースは、筒状のケース部と、前記ケース部の内周から径方向内側へ突出する環状の前記対向部とを有し、
    前記弁体の自由端の径は、複数の前記支持部のうちの外周側の支持部である前記バルブストッパの外周縁の径よりも大きく、
    前記バルブストッパの外周縁は、前記弁体が撓むと前記弁体の前記自由端の外周の近傍を支持する
    ことを特徴とするバルブ。
  2. 前記弁体は、環状の第一のリーフバルブと、前記第一のリーフバルブに積層されるとともに外周の径が前記第一のリーフバルブの外周の径よりも小さい第二のリーフバルブとを有し、
    前記バルブストッパの外周縁の径は、前記第二のリーフバルブの外周の径よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載のバルブ。
  3. バルブケースと、
    内周端と外周端の一方が前記バルブケースに対して軸方向の両側へ動ける自由端とされる環状の弁体と、
    前記弁体の内周側又は外周側に位置して前記自由端と隙間をあけて対向できる環状の対向面を含み、前記バルブケースに設けられる対向部と、
    前記弁体の撓み量を制限するバルブストッパと、
    前記弁体と前記バルブストッパとの間に介装される間座とを備え、
    前記バルブストッパは、前記弁体が撓んだときに前記弁体の径方向の異なる位置を異なる高さで支持できる複数の支持部を有し、
    前記バルブストッパは、内径又は外径の異なる少なくとも二つの環状部材を有し、
    前記少なくとも二つの環状部材のうち前記間座に接触する環状部材の厚さは、前記間座の厚さよりも大きい
    ことを特徴とするバルブ。
  4. 前記複数の支持部の中では、前記弁体を支持する位置が自由端側となる支持部であるほど、前記弁体を支持する位置が高くなる
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のバルブ。
  5. 記複数の環状部材のそれぞれに前記支持部が設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載のバルブ。
  6. 前記隙間と直列な通路が形成されるメインバルブケースと、
    前記メインバルブケースに積層されて前記通路を開閉する主弁体とを備える
    ことを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載のバルブ。
  7. 前記メインバルブケースは、前記通路が形成される本体部と、前記本体部の一端外周部から突出する筒状のスカート部とを有し、
    前記バルブケースは、前記スカート部の内周に嵌合する嵌合部と、前記嵌合部の一端外周部から前記スカート部の外へ突出する筒状のケース部とを有し、
    前記バルブストッパは、前記弁体の軸方向の両側に位置する第一、第二のバルブストッパとを有し、
    前記第一のバルブストッパは、前記ケース部内に挿入されており、
    前記弁体と前記第二のバルブストッパは、前記第一のバルブストッパの反嵌合部側に配置されており、
    前記嵌合部には、前記隙間と前記通路を連通する連通路が形成されている
    ことを特徴とする請求項に記載のバルブ。
  8. シリンダと、
    前記シリンダ内に軸方向へ移動可能に挿入されるロッドと、
    請求項又はに記載のバルブとを備え、
    前記バルブは、前記シリンダと前記ロッドが軸方向へ相対移動する際に生じる液体の流れに対して抵抗を与えるようになっており、
    前記シリンダに対して移動する前記ロッドの速度が所定の速度よりも低い速度領域では、前記主弁体が閉じるとともに前記自由端が前記対向面と対向し、
    前記シリンダに対して移動する前記ロッドの速度が前記所定の速度よりも高い速度領域では、前記主弁体が開くとともに前記弁体の自由端側の端部が撓んで前記自由端と前記対向面とが対向しなくなる
    ことを特徴とする緩衝器。
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