JP7001908B2 - 切り落とし開封製本型葉書及びその製造方法 - Google Patents
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Description
さらに詳しくは、任意の縁辺を切り落として開封することが可能となるため、前記機能に加えさらに秘匿性に優れた切り落とし開封製本型葉書とその製造方法に関する。
また開封に際して、上下縁辺の2か所を切除する必要があるため郵送途上での自然開封は起こり得ず、切除動作により注意が喚起されるため第三者による誤開封がなくなる。
まず、切り落とし開封製本型葉書Jについて、図面に沿って分かりやすく説明する。
図1(A)及び図2(B)に示される本発明の切り落とし開封製本型葉書は、特に図2(B)に示すように、第一葉片1及び第二葉片2とそれよりも縦長さの長い第三葉片3及び第四葉片4が横方向の折り線6から折り合わされている。そして第一葉片1及び第二葉片2の対向面間と第三葉片3及び第四葉片4の対向面間は、疑似接着フィルムシートGを介して剥離可能に接着されており、第一葉片1及び第三葉片3の対向面間は完全接着フィルムシートKを介して剥離不能に接着されている。
次に本発明の切り落とし開封製本型葉書Jの製造方法を分かりやすく説明する。
図4に示すのは切り落とし開封製本型葉書Jを製造するための枚葉シートZである。
同図(A)及び(B)に示すように枚葉シートZの表面は、縦方向の折り線5及び横方向の折り線6を介して田の字型に配置された第一葉片1、第二葉片2、第三葉片3及び第四葉片4からなる単位シートSが印刷されている。
なお切り落とし開封製本型葉書Jの受取人の開封手段は既に前記切り落とし開封製本型葉書Jで説明した通りである。
例えば、図1(A)、(B)及び図2(A)、(B)にあるように、完全接着フィルムシートKは必ずしも第二葉片2と第四葉片4の表出面側まで被覆する必要はない。第一葉片1と第三葉片3の対向面内に収まっていても構わないのである。
また、完全接着フィルムシートKは、基材の両面に感熱接着剤層を設けた両面接着性フィルムシートを使用しても構わず、さらに感熱接着剤を対向面の何れか或いは両面に直接塗布して用いても構わない。
第一葉片1と第二葉片2の上縁辺から突出してはみ出しているフィルムシートは、本実施例では第三葉片3の上縁辺内に収まっているが、第三葉片3からはみ出していても構わない。
また、切取線7及び他の葉片の前記切取り線7に該当する箇所に破断用のミシン目を形成しておいて、受取人が容易に折り曲げて破断し開封できるようにしておけば極めて至便である。
Z 枚葉シート
S 単位シート
G 疑似接着フィルムシート
K 完全接着フィルムシート
X 縦方向の余白
Y 横方向の余白
M マーク
1、2、3、4 葉片
5、6 折り線
7 切取線
10 用紙載せ台
11 吸着パッド
12a、12b、16a、16b、19a、19b 一対のニップローラ
13a、13b 一対のヒートローラ
14a スリット刃
15a ミシン刃
14b、15b バックアップローラ
17、18 サポートローラ
20 センサ
21a 断裁刃
21b 固定刃
22a、22b、22c 折りローラ
23 折りトレー
24a、24b 一対の搬送ローラ
25a、25b 一対のヒータパネル
26a、26b 一対の加圧ローラ
27 排出トレー
Claims (2)
- 縦方向の折り線を介して連接された2葉片が横方向の折り線を介して上下に連接された合計4葉片からなる単位シートを、縦方向の折り線に沿って折り畳んだ後に横方向の折り線から二つ折りに折り畳む切り落とし開封製本型葉書において、前記横方向の折り線から二つ折りに折り畳む際の対向面間は剥離不能に接着し、その他の対向面間を疑似接着フィルムシートを介して剥離可能に接着することにより、縦方向の左右縁辺が前記剥離不能な接着と疑似接着フィルムシートにより封緘され、また下縁辺が各葉片の折り畳みによる袋とじ状態で封緘され、さらに上側縁辺ははみ出した疑似接着フィルムシートにより封緘される切り落とし開封製本型葉書であり、開封に際して上下の縁辺を切り落とすことにより製本状態に展開できることを特徴とした切り落とし開封製本型葉書。
- 縦方向の折り線を介して連接された2葉片が横方向の折り線を介して上下に連接された合計4葉片からなる単位シートが印刷されると共に天地の横方向の余白が切除された枚葉シートを間隔を取り順次繰り出す繰り出し工程と、間隔を取り繰り出された枚葉シートの所定の面に疑似接着フィルムシート及び完全接着フィルムシートを被覆するフィルムシートの被覆工程と、フィルムシートが被覆され間隔を取り連続状態となった枚葉シートの左右の縦方向の余白を切除する切除工程と、縦方向の余白が切除された単位シートを縦方向の折り線から二つ折りに折り畳む第一の折り畳み工程と、二つ折りに折り畳まれた連続状態の前後する単位シートの前記間隔の中央でフィルムシートを断裁する断裁工程と、断裁により単品となった単位シートを横方向の折り線から二つ折りに折り畳む第二の折り畳み工程と、横方向の折り線から二つ折りに折り畳まれた単位シートに加圧或いは加熱・加圧処理を施して一体化する一体化工程とからなることを特徴とした切り落とし開封製本型葉書の製造方法。
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