JP6999629B2 - 液体排出構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される筐体の内部に溜まった液体を排出する液体排出構造に関するものである。
従来、車両にはリレーボックス等の電気接続箱やワイヤハーネス保護のためのプロテクタ等が搭載されている。ここで、これらの部材の中には、車両の下方部位に配置されるものがあり、車両外部からの雨水や洗浄水等の液体の浸入を受けることがある。このため、電気接続箱やプロテクタ等の筐体には、内部に溜まった液体を排出する液体排出構造が設けられていることが多い(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、筐体に設けられた液体排出構造は、それ自体が外部からの液体の浸入路となる場合がある。そこで、筐体の内部に溜まった液体を排出するとともに外部からの液体の浸入を抑える液体排出構造が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平09-093757号公報 特開平09-036559号公報
ところで、電気接続箱やプロテクタ等の筐体は、その底壁が水平面に対して傾いた状態で車両に搭載される場合がある。上述した液体排出構造では、筐体がこのように傾いている場合に、筐体の内部の液体が排出口から排出され難くなったり、外部からの液体の浸入を抑え難かったりする場合があり、これらの点において改善の余地が見られる。
従って、本発明は、上記のような問題に着目し、傾いた状態で搭載された筐体について内部の液体の排出能力と外部からの液体に対する浸入抑制能力とを向上させることができる液体排出構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、液体排出構造は、車両に搭載される筐体において、水平面に対して傾いた状態で配置される平板状の底壁と、前記筐体において、前記底壁における傾斜の下側に位置する下端縁に立設された平板状の壁であって、前記筐体の内部に溜まった液体の排出口が前記底壁寄りの端部に設けられた側壁と、前記排出口の周囲を囲むように前記側壁から少なくとも前記筐体の内側に突出した筒状リブ壁と、前記筒状リブ壁の中心軸と交差して延在するように前記底壁の内面における前記側壁寄りに立設された衝立リブ壁と、を備えたことを特徴とする。
上述の液体排出構造によれば、排出口が、傾いた底壁の下端縁に立設された側壁の底壁寄りの端部に設けられる。このように設けられた排出口により、筐体の内部の液体が傾いた底壁に沿って排出口へと集まって排出されやすくなっており、排出能力の向上が図られている。また、排出口の周囲を囲む筒状リブ壁と、筒状リブ壁の中心軸と交差して延在する衝立リブ壁とにより、外部から排出口を通って筐体の内部に浸入しようとする液体が遮られるように構成されており、浸入抑制能力の向上が図られている。つまり、上述の液体排出構造によれば、傾いた状態で搭載された筐体について内部の液体の排出能力と外部からの液体に対する浸入抑制能力とを向上させることができる。
一実施形態の液体排出構造を筐体の内側から見た斜視図である。 図1に示されている液体排出構造を筐体の外側から排出口を見るように示した斜視図である。 図1及び図2に示されている液体排出構造を筐体の外側から、排出口を見上げるように示した斜視図である。 図1~図3に示されている液体排出構造における、図1中で内側リブ壁を通るV11-V11線に沿った断面図である。 図1~図4に示されている液体排出構造と比較するための比較例の液体排出構造を筐体の外側から見た斜視図である。 図5に示されている比較例の液体排出構造を筐体の内側から見た斜視図である。 図5及び図6に示されている比較例の液体排出構造において液体の排出が行われるとともに液体の浸入が抑えられる様子を、図6中のV51-V51線に沿った断面で示す図である。 図5及び図6に示されている比較例の液体排出構造において外部からの液体の浸入抑制の点において改善の余地が見られる様子を、図7と同様の断面で示す図である。 図1~図4に示されている液体排出構造において液体の排出能力が向上する様子を、図4中のV12-V12線に沿った断面で示す図である。 図1~図4に示されている液体排出構造において外部からの液体に対する浸入抑制能力が向上する様子を、図9と同様の断面で示す図である。
以下、液体排出構造の一実施形態について説明する。
図1は、一実施形態の液体排出構造を筐体の内側から見た斜視図であり、図2は、図1に示されている液体排出構造を筐体の外側から排出口を見るように示した斜視図である。また、図3は、図1及び図2に示されている液体排出構造を筐体の外側から、排出口を見上げるように示した斜視図である。
本実施形態の液体排出構造10は、次のような筐体1に設けられる。即ち、ここにいう筐体1は、ここでは特定しないが、車両に搭載されてワイヤハーネス同士あるいはワイヤハーネスと他の電気機器との電気的な接続を中継する電気接続箱、又は車両に搭載されてワイヤハーネスに被せられて保護を行うプロテクタ、の筐体である。液体排出構造10は、このような筐体1の内部に溜まった液体を排出する構造であり、筐体1の底壁11と、筐体1の側壁12と、筒状リブ壁13と、衝立リブ壁14と、を備えている。尚、図1及び図2では、水平面P11と、この水平面P11に直交する鉛直面P12と、が筐体1とともに示されている。
底壁11は、矢印D11で示されているように水平面P11に対して上方へと傾いた状態で配置される矩形板状の壁である。側壁12は、底壁11における傾斜の下側に位置する下端縁111に底壁11と直交するように立設された壁である。底壁11が水平面P11に対して上方へと傾いた状態となることから、側壁12は、鉛直面P12に対して下方に倒れるように傾いた状態で配置される。このとき、側壁12には、筐体1の内部に溜まった液体の排出口121が底壁11寄りの端部に設けられている。側壁12が上記のように傾いていることから、この排出口121は車両の下方側を向くこととなる。筒状リブ壁13は、排出口121の周囲を囲むように側壁12から筐体1の内側及び外側の両方に突出した筒状の壁であり、側壁12から内側に突出した内側リブ壁131と外側に突出した外側リブ壁132とを有している。排出口121は四角孔であり、筒状リブ壁13が四角筒状の壁となっている。衝立リブ壁14は、底壁11の内面に立設されている。この衝立リブ壁14は、筒状リブ壁13の中心軸13aと交差して延在している。また、衝立リブ壁14は、筒状リブ壁13における筐体1の内側の開口端縁、つまり内側リブ壁131の開口端縁131aに一端縁141が繋がっている。そして、衝立リブ壁14は、この一端縁141から他端縁142へと、開口端縁131aから離れつつ延在している。
図4は、図1~図3に示されている液体排出構造における、図1中で内側リブ壁を通るV11-V11線に沿った断面図である。
この図4に示されているように、この液体排出構造10では、排出口121は、筐体1の内側における底壁11側が当該底壁11の内面によって区画されて四角孔をなしている。そして、筒状リブ壁13のうちの内側リブ壁131は、底壁11側以外の三方を囲むように形成されて底壁11側の一対の端縁131bが当該底壁11に繋がり、当該底壁11とともに筒状を構成している。
衝立リブ壁14は、筒状リブ壁13をなす内側リブ壁131の四角形状の開口端縁131aのうち底壁11の内面と交差する対向一対の端縁のうちの一方の端縁131a-1から、中心軸13aと交差するように斜行して延在した平板状の壁となっている。
また、図2及び図3に示されているように、筒状リブ壁13をなす外側リブ壁132は、底壁11の一部が側壁12に向かって凹んだ状態に切り欠かれた筒状に形成されている。
そして、本実施形態では、液体排出構造10は、底壁11、側壁12、筒状リブ壁13、及び衝立リブ壁14、が樹脂で一体成型されたものとなっている。
以上に説明した液体排出構造10によれば後述するような効果を得ることができるが、この効果の説明に先立って、まず、この液体排出構造10と比較するための比較例について説明する。
図5は、図1~図4に示されている液体排出構造と比較するための比較例の液体排出構造を筐体の外側から見た斜視図であり、図6は、図5に示されている比較例の液体排出構造を筐体の内側から見た斜視図である。
比較例の液体排出構造50も、車両に搭載される筐体の内部に溜まった液体を排出する構造であり、筐体5の底壁51と、遮蔽壁52と、一対の立壁53と、を備えている。
底壁51は、平板状の壁であって、筐体1の内部に溜まった液体の排出口511が設けられている。遮蔽壁52は、排出口511の縁から筐体5の外側へと向かうように斜めに張り出した傾斜壁である。立壁53は、排出口511における対向一対の内側縁と遮蔽壁52における一対の側縁とを繋ぐ、各々が三角形状の一対の壁である。遮蔽壁52及び一対の立壁53とで、筐体5の内側に向いて上記の排出口511が開口し、筐体5の外側に向いて遮蔽壁52、一対の立壁53、及び排出口511の後側の端縁で囲まれた外部排出口541が開口した排出路54が区画される。この比較例の液体排出構造50では、以下に説明するように、筐体5の内部に溜まった液体の排出が行われるとともに、外部からの液体の浸入が抑えられる。
図7は、図5及び図6に示されている比較例の液体排出構造において液体の排出が行われるとともに液体の浸入が抑えられる様子を、図6中のV51-V51線に沿った断面で示す図である。
矢印D53で示されるように、比較例の液体排出構造50では、筐体5の内部に溜まった液体は、底壁51の排出口511から排出路54へと流れ込む。そして、この排出路54の中を流れて外部排出口541から一方向に排出される。そして、この比較例の液体排出構造50では、矢印D54で示されるように一方向から浸入しようとする液体が、遮蔽壁52及び一対の立壁53で遮られることで液体の浸入が抑えられる。
ここで、比較例の液体排出構造50では、排出口511が底壁51の略中央に設けられており、この底壁51が傾いた状態で配置された場合に、筐体5の内部の液体が排出口511へと向かい難くなることから、排出能力の点で改善の余地が見られる。また、外部からの液体の浸入抑制の点においても以下のような改善の余地が見られる。
図8は、図5及び図6に示されている比較例の液体排出構造において外部からの液体の浸入抑制の点において改善の余地が見られる様子を、図7と同様の断面で示す図である。
上述したように、比較例の液体排出構造50では一方向について外部から筐体5の内部への液体の浸入が抑えられる。他方、矢印D55で示される方向については、外部排出口541、排出路54、及び排出口511を経る浸入を許してしまいかねない。このように、比較例の液体排出構造50には、外部からの液体の浸入抑制の点においても改善の余地が見られる。
これに対し、図1~図4に示されている液体排出構造10によれば以下のような効果を得ることができる。まず、液体の排出能力の点において以下のような向上効果を得ることができる。
図9は、図1~図4に示されている液体排出構造において液体の排出能力が向上する様子を、図4中のV12-V12線に沿った断面で示す図である。
この液体排出構造10によれば、排出口121が、傾いた底壁11の下端縁111に立設された側壁12の底壁11寄りの端部に設けられる。このように設けられた排出口121により、矢印D13で示されているように、筐体1の内部の液体が傾いた底壁11に沿って排出口121へと集まって排出されやすくなっており、排出能力の向上が図られている。
図10は、図1~図4に示されている液体排出構造において外部からの液体に対する浸入抑制能力が向上する様子を、図9と同様の断面で示す図である。
この液体排出構造10によれば、矢印D14~矢印D16に示されているように、外部からの複数の方向について排出口121を通って筐体1の内部に浸入しようとする液体が、排出口121の周囲を囲む筒状リブ壁13と衝立リブ壁14とによって遮られる。即ち、液体排出構造10によれば、浸入抑制能力の向上が図られている。
以上、図9及び図10を参照して説明したように、本実施形態の液体排出構造10によれば、傾いた状態で搭載された筐体1について内部の液体の排出能力と外部からの液体に対する浸入抑制能力とを向上させることができる。
ここで、本実施形態では、側壁12は、排出口121が車両の下方側を向くように鉛直面P12に対して傾いた状態で配置される。このような傾斜配置により、図9に矢印D17で示されているように筐体1の内部の液体が傾いた側壁12にも沿って排出口121へと一層集まりやすく、更に、集まった液体が下方側を向いた排出口121から一層排出されやすくなっている。
また、本実施形態では、衝立リブ壁14は、筒状リブ壁13における筐体1の内側の開口端縁131aに一端縁141が繋がるとともに他端縁142へと、開口端縁131aから離れつつ延在している。このような延在形状により、筐体1の内部の液体が衝立リブ壁14によって案内されて排出口121へと集まりやすくなっており、液体の排出能力を一層向上させることができる。
ここで、本実施形態では、排出口121は、底壁11側が当該底壁11の内面によって区画されており、筒状リブ壁13の内側リブ壁131は底壁11とともに筒状を構成している。この構成によれば、底壁11の内面に沿って流れてきた液体が、底壁11とともに筒状を構成する内側リブ壁131に案内され、底壁11の内面によって区画された排出口121に流れ込みやすくなっており、排出能力を一層向上させることができる。
また、本実施形態では、筒状リブ壁13は、側壁12から筐体1の外側へも突出している。筒状リブ壁13が、外側に突出した外側リブ壁132も有していることによって外部から排出口121へと向かう液体を遮りやすく、浸入抑制能力を一層向上させることができる。
また、本実施形態では、筒状リブ壁13の外側リブ壁132は、底壁11側の一部が側壁12に向かって凹んだ状態に切り欠かれた筒状に形成されている。この構成によれば、排出口121を出る液体は、上記の外側リブ壁132における底壁11側、即ち下方側が切り欠かれていることから下方へと一層排出されやすくなっており、排出能力を一層向上させることができる。
また、本実施形態では、排出口121が四角孔であり、筒状リブ壁13が四角筒状の壁ある。そして、衝立リブ壁14が、内側リブ壁131における四角形状の開口端縁131aのうち底壁11の内面と交差する一方の端縁131a-1から、中心軸13aと交差するように斜行して延在した平板状の壁である。この構成によれば、筒状リブ壁13における上記の端縁131a-1から斜行して延在した平板状の衝立リブ壁14が、外部から排出口121を抜けて浸入しようとする液体を良好に遮ることができ、浸入抑制能力を一層向上させることができる。また、このように斜行する平板状の衝立リブ壁14が内部の液体を排出口121へと良好に案内することから、排出能力を一層向上させることもできる。
また、本実施形態では、底壁11、側壁12、筒状リブ壁13、及び衝立リブ壁14、が樹脂で一体成型されている。この構成によれば、液体排出構造10を含む筐体1の部品点数が抑えられるので、筐体1に係る部品コストを抑えることができる。
また、本実施形態では、筐体1が、電気接続箱の筐体、又はワイヤハーネスを保護するプロテクタの筐体、となっている。この構成によれば、車両の下部に配置されることが多く外部からの液体の浸入を受けがちな電気接続箱やプロテクタの筐体に上記の液体排出構造10が適用される。このような適用により、この液体排出構造10が有する効能を有効活用することができる。
尚、以上に説明した実施形態は液体排出構造の代表的な形態を示したに過ぎず、液体排出構造は、これに限定されるものではなく種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、筐体1については、模式的に図示し、その詳細な形状等については説明を割愛した。筐体については、水平面に対して傾いた状態で配置される平板状の底壁と、その下端縁に立設される側壁とを有するものであれば、その具体的な形状等を問うものではない。
また、上述の実施形態では、筐体1において、側壁12が、底壁11の下端縁111に底壁11と直角をなすように立設されることで、排出口121が車両の下方側を向くように鉛直面P12に対して傾いた状態で配置される形態が例示されている。しかしながら、側壁や排出口はこれに限るものではない。例えば側壁が底壁と鋭角をなすように立設されることで鉛直面に沿って直立するように配置され、そのような側壁に排出口が真横を向いて開口するように設けられていてもよい。ただし、排出口121が下方側を向くように側壁12を傾けることで、液体が排出口121へと一層集まりやすく、更に、集まった液体が排出口121から一層排出されやすくなる点は上述した通りである。
また、上述の実施形態では、筒状リブ壁13の開口端縁131aに一端縁141が繋がるとともに他端縁142へと、開口端縁131aから離れつつ延在した衝立リブ壁14が例示されている。しかしながら、衝立リブ壁はこれに限るものではなく、筒状リブ壁の中心軸と交差して延在するように底壁の内面における側壁寄りに立設されるのであれば、例えば筒状リブ壁の開口端縁からは離れて独立して設けられたもの等であってもよい。ただし、衝立リブ壁14を、筒状リブ壁13の開口端縁131aに繋がった上述の延在形状とすることで、液体の排出能力を一層向上させることができる点も上述した通りである。
また、上述の実施形態では、排出口121の一部が底壁11の内面によって区画され、排出口121の三方を囲むように形成された内側リブ壁131が底壁11とともに筒状を構成した形態が例示されている。しかしながら、排出口や内側リブ壁はこれに限るものではなく、例えば排出口は底壁から離れた位置で側壁を貫通するように設けられ、内側リブ壁が単独で排出口の全周を囲む筒状に形成されたもの等であってもよい。ただし、底壁11の内面で一部が区画された排出口121の三方を囲む内側リブ壁131と底壁11とで筒状を構成することで、液体を排出口121に流れ込みやすくして排出能力を一層向上させることができる点も上述した通りである。
また、上述の実施形態では、側壁12から筐体1の外側へも突出した筒状リブ壁13が例示されている。しかしながら、筒状リブ壁は、これに限るものではなく、筐体の内側にのみ突出したものであってもよい。ただし、筒状リブ壁13を筐体1の外側へも突出させることで、浸入抑制能力を一層向上させることができる点も上述した通りである。
また、上述の実施形態では、外側リブ壁132は、底壁11側の一部が側壁12に向かって凹んだ状態に切り欠かれた筒状に形成された形態が例示されている。しかしながら、外側リブ壁はこれに限るものではなく、例えば上記のような切欠きのない筒状に形成されたもの等であってもよい。ただし、底壁11側の一部が側壁12に向かって凹んだ状態に切り欠かれた筒状に外側リブ壁132を形成することで、液体が下方へと排出されやすくして排出能力を一層向上させることができる点も上述した通りである。
また、上述の実施形態では、排出口121が四角孔で、筒状リブ壁13が四角筒で、衝立リブ壁14が、内側リブ壁131の開口端縁131aの一方の端縁131a-1から斜行して延在した平板状の壁となった形態が例示されている。しかしながら、排出口、筒状リブ壁、及び衝立リブ壁はこれに限るものではなく、それぞれの具体的な形状を問うものではない。ただし、排出口121、筒状リブ壁13、及び衝立リブ壁14を、それぞれ上述の形状とすることで、浸入抑制能力及び排出能力を一層向上させることができる点も上述した通りである。
また、上述の実施形態では、底壁11、側壁12、筒状リブ壁13、及び衝立リブ壁14、が樹脂で一体成型されている。しかしながら、底壁、側壁、筒状リブ壁、及び衝立リブ壁、の構成形態は、これに限るものではなく、例えば各々別体に形成されて接着等によって組み合わされた形態等であってもよい。ただし、一体成型により部品点数が抑えられて部品コストを抑えることができる点も上述した通りである。
また、上述の実施形態では、筐体1が、電気接続箱の筐体、又はワイヤハーネスの保護を行うプロテクタの筐体、となった形態が例示されている。しかしながら、筐体は、車両に搭載されるものであれば、具体的にどのようなものの筐体であるかは問わない。ただし、外部からの液体の浸入を受けがちな電気接続箱やプロテクタの筐体を上記の液体排出構造10の適用対象とすることにより、液体排出構造10が有する効能を有効活用することができる点も上述した通りである。
1 筐体
10 液体排出構造
11 底壁
12 側壁
13 筒状リブ壁
13a 中心軸
14 衝立リブ壁
111 下端縁
121 排出口
131 内側リブ壁
131a 開口端縁
131a-1,131b 端縁
132 外側リブ壁
141 一端縁
142 他端縁
P11 水平面
P12 鉛直面

Claims (9)

  1. 車両に搭載される筐体において、水平面に対して傾いた状態で配置される平板状の底壁と、
    前記筐体において、前記底壁における傾斜の下側に位置する下端縁に立設された平板状の壁であって、前記筐体の内部に溜まった液体の排出口が前記底壁寄りの端部に設けられた側壁と、
    前記排出口の周囲を囲むように前記側壁から少なくとも前記筐体の内側に突出した筒状リブ壁と、
    前記筒状リブ壁の中心軸と交差して延在するように前記底壁の内面における前記側壁寄りに立設された衝立リブ壁と、
    を備えたことを特徴とする液体排出構造。
  2. 前記側壁は、前記排出口が前記車両の下方側を向くように鉛直面に対して傾いた状態で配置されることを特徴とする請求項1に記載の液体排出構造。
  3. 前記衝立リブ壁は、前記筒状リブ壁における前記筐体の内側の開口端縁に一端縁が繋がるとともに他端縁へと、前記開口端縁から離れつつ延在していることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体排出構造。
  4. 前記排出口は、前記筐体の内側における前記底壁側が当該底壁の内面によって区画されており、
    前記筒状リブ壁のうち前記側壁から前記内側に突出した内側リブ壁は、前記底壁側以外の三方を囲むように形成されて前記底壁側の一対の端縁が当該底壁に繋がり、当該底壁とともに筒状を構成していることを特徴とする請求項1~3のうち何れか一項に記載の液体排出構造。
  5. 前記筒状リブ壁は、前記側壁から前記筐体の外側へも突出していることを特徴とする請求項1~4のうち何れか一項に記載の液体排出構造。
  6. 前記筒状リブ壁のうち前記側壁から前記筐体の外側に突出した外側リブ壁は、前記底壁側の一部が前記側壁に向かって凹んだ状態に切り欠かれた筒状に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の液体排出構造。
  7. 前記排出口が四角孔であり、
    前記筒状リブ壁が四角筒状の壁であり、
    前記衝立リブ壁が、前記筒状リブ壁の前記筐体の内側における四角形状の開口端縁のうち前記底壁の内面と交差する対向一対の端縁のうちの一方から、前記中心軸と交差するように斜行して延在した平板状の壁であることを特徴とする請求項1~6のうち何れか一項に記載の液体排出構造。
  8. 前記底壁、前記側壁、前記筒状リブ壁、及び前記衝立リブ壁、が樹脂で一体成型されていることを特徴とする請求項1~7のうち何れか一項に記載の液体排出構造。
  9. 前記筐体が、前記車両に搭載されてワイヤハーネス同士あるいはワイヤハーネスと他の電気機器との電気的な接続を中継する電気接続箱の筐体、又は前記車両に搭載されてワイヤハーネスに被せられて保護を行うプロテクタの筐体、であることを特徴とする請求項1~8のうち何れか一項に記載の液体排出構造。
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