JP2013158182A - 電子ユニットの防水構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で電子ユニットの外周面を水が溜まりにくい構造とするとともに、電子ユニット内部への水の浸入を確実に防止することのできる電子ユニットの防水構造を提供することを目的とする。
【解決手段】
外郭を形成するケースと、ケースに取付けられる基板などを有するカバーとを備えている電装品等が搭載された電子ユニットの防水構造であって、カバーの周壁がケースの周壁の下端近傍まで延び、ケースの周壁の内面および外面全体を覆うようにケース周壁に嵌合していることにより、カバーとケースの周壁との間に形成される水の浸入経路が長くなり、浸入水が電子ユニット内部に到達するのを防ぐことが可能となる。
【選択図】図1
【解決手段】
外郭を形成するケースと、ケースに取付けられる基板などを有するカバーとを備えている電装品等が搭載された電子ユニットの防水構造であって、カバーの周壁がケースの周壁の下端近傍まで延び、ケースの周壁の内面および外面全体を覆うようにケース周壁に嵌合していることにより、カバーとケースの周壁との間に形成される水の浸入経路が長くなり、浸入水が電子ユニット内部に到達するのを防ぐことが可能となる。
【選択図】図1
Description
簡単な構成で電子ユニットの外周面を水が溜まりにくい構造とするとともに、電子ユニット内部への水の浸入を確実に防止することのできる電子ユニットの防水構造に関する。
車両には、センサーやスイッチなどの信号を識別しモータやランプ等をコントロールする多種多様な電子機器が搭載されている。例えば特許文献1に記載の電子ユニットは、外郭を形成するケースと、ケースに取付けられる基板などを備えたカバーからなる。前述した電子ユニットでは、車両の走行中に雨水などが浸入することにより、腐食や電気的故障を引き起こすことが知られている。このため電子ユニットには、電子ユニット内部に侵入した水を排出する水抜き穴がケースやカバー等に複数設けられている。
上述のように、従来の電子ユニットではカバーの重力方向最下部やカバー部材に設けられた突出部などに水が溜まることから、カバーに複数の水抜き穴を設ける必要がある。しかしながら、複数の水抜き穴を設けることによりカバーの強度の低下を招いたり、水抜き穴から水が逆流し電子ユニット内に浸入するなどの問題がある。さらに、カバーには配線を接続するためのコネクタが複数設けられており、前記のコネクタから水が浸入することにより腐食や電気的故障を引き起こすという問題もある。
そこで本発明の目的は、水抜き穴の数を少なくしても、電子ユニット本体には水が浸入することなく、仮に結露等により電子ユニット本体内に水が浸水した場合にも速やかに排出することができる電子ユニットの防水構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の電子ユニットの防水構造において、外郭を形成するケースと、ケースに取付けられる基板などを有したカバーとを備えている電装品等が搭載された電子ユニットの防水構造であって、カバーの周壁がケースの周壁の下端近傍まで延び、ケースの周壁の内面および外面全体を覆うようにケース周壁に嵌合していることにより、カバーとケースの周壁との間に形成される水の浸入経路が長くなることを特徴とする。
また、請求項2の電子ユニットの防水構造において、前記ケースに上方へ突出する爪部を形成するとともに、ケース外表面に沿って水分を流下させる通路である案内部を設け、案内部に沿って流下した水分を突起から排出することを特徴とする。
さらに、請求項3の電子ユニットの防水構造において、前記ケース側面に設けられたコネクタの外周部位に渡り、浸入水を堰止めるための段部を備えたことを特徴とする。
上述した本構成の電子ユニットによれば、ケース外面に水抜き穴、爪部、案内部、突起部、リブを設け、カバーの縁部を逆J字状に形成したことにより、水抜き穴の数を少なくしても、電子ユニット本体には水が浸入することなく、仮に電子ユニット本体内に水が浸水した場合にも速やかに排出することが可能であり、電子ユニットの防水性の向上を図るとともに高い防水効果を得ることができる。また、このように水抜きの穴が少ない電子ユニットは、強度に優れるとともに水抜き穴から電子ユニット内部への水の逆流を防ぎ、更に低コストで製造することができる。
本発明の一実施形態にかかる電子ユニット1の取付構造を図面1〜3に基づいて説明する。電装品等が搭載された電子ユニット1は、外郭を形成するケース2と、ケース2に取付けられ基板などを有するカバー3とを備えている。
ケース2は、ケース2上部側面にケース上部へと伸びる爪部4と、ケース2上部に設けられた水抜き穴5と、ケース2側面に配線を接続するために複数設置されたコネクタを囲む環状のリブ6と、前記爪部4からケース2下部へとケース2側面縁部に沿って伸びる案内部9と、ケース2下部にケース2下部へと伸びる突起7とを備えている。
カバー3は、ケース2と嵌合う周縁に逆J字状の折り返し構造8を備えている。
爪部4は、図1に示すようにケース2上部側面にケース上部へと伸びるようにケース短手方向の全長に渡り形成されるものである。これにより電子ユニット上部から浸入してきた浸入水が爪部4により堰き止められ、爪部4からケース下部へとケース側面縁部に沿って伸びる案内部9に沿って流下し、ケース側面のコネクタ部に浸入水が浸入するのを防いでいる。
水抜き穴5は、図3に示すようにケース2上部に横方向に広がる。電子ユニット上部から浸入してきた浸入水はケース2とカバー3の嵌合部分から、電子ユニット内部に侵入し、その際、電子ユニットの内表面を伝って重力方向へ移動する水が、ケース2上部に設けられた水抜き穴5から排出される。
リブ6は、図1に示すように配線を接続するためにケース側面に設けられたコネクタよりも一回りほど大きい外径でコネクタの周縁に全周に渡り外向きに形成されている。これにより、ケース上部へと伸びる爪部4を乗り越えて浸入した浸入水がリブ6によって、コネクタ側へ流れるのを堰き止めている。
突起7は、図2に示すようにケース2下部にケース2からはみ出すように出っ張って形成されている。電子ユニット上部から浸入してきた浸入水は爪部4により堰き止められ、爪部4からケース2下部へとケース2側面縁部に沿って伸びる案内部9に沿って流下する。ケースの外壁面に沿って流下した上記浸入水が、ケース2下部に設置されているコネクタへと流れることなく流下する通路を形成するために突起7は設定されている。
折り返し構造8は、図3に示すようにケース2とカバー3とが嵌合う周縁に逆J字状に形成されている。そのため、カバー3の周壁は、ケース2の周壁の下端近傍まで延び、ケース2の周壁の内面および外面全体を覆うようにケース2周壁に嵌合している。これによって、カバー3の周壁とケース2の周壁との間に形成される水の浸入経路が長くなり、その分だけ水が浸入しにくくなる。
上述した本構成の電子ユニットにおいて、まず電子ユニット上部から浸入した浸入水は電子ユニット外壁面を伝って重力方向へ移動しようとする。その際、ケース2に設けられた爪部4によって堰き止められ、爪部4からケース下部へとケース側面縁部に沿って伸びる案内部9に沿って流下し、ケース側面のコネクタ部に浸入水が浸入するのを防ぎ、上記案内部9に沿って流下した浸入水は突起7から排出されるため、下部コネクタに水が浸入することもない。
また、爪部4で堰き止められなかった浸入水がケース2側面を移動する場合でも、前記コネクタの周縁を囲むように形成されたリブ6によってコネクタへの入水を防止している。
さらに、電子ユニット上部から浸入してきた浸入水がケース2とカバー3の嵌合部分から、電子ユニット内部に侵入した際にも、電子ユニットの内表面を伝って重力方向へ移動する浸入水が、ケース2上部に設けられた水抜き穴5から排出される構造を取っている。また、ケース2とカバー3とが嵌合う周縁は逆J字状に形成されており、カバー3の周壁は、ケース2の周壁の下端近傍まで延び、ケース2の周壁の内面および外面全体を覆うようにケース2周壁に嵌合している。そのため、カバー3の周壁とケース2の周壁との間に形成される水の浸入経路が長くなり、浸入水が電子ユニット内部に到達するのを防いでいる。
よって、本構造によれば、水抜き穴の数を少なくしても、電子ユニット本体には水が浸入することなく、仮に電子ユニット本体内に水が浸水した場合にも速やかに排出することが可能であり、高い防水効果を得ることができる。このように水抜きの穴が少ない電子ユニットは強度に優れるとともに水抜き穴から電子ユニット内部への水の逆流を少なくすることができ、しかも低コストで製造可能である。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 電子ユニット
2 ケース
3 カバー
4 爪部
5 水抜き穴
6 リブ
7 突起
8 折り返し構造
9 案内部
2 ケース
3 カバー
4 爪部
5 水抜き穴
6 リブ
7 突起
8 折り返し構造
9 案内部
Claims (3)
- 外郭を形成するケースと、ケースに取付けられる基板などを有したカバーとを備えている電装品等が搭載された電子ユニットの防水構造であって、カバーの周壁がケースの周壁の下端近傍まで延び、ケースの周壁の内面および外面全体を覆うようにケース周壁に嵌合していることにより、カバーとケースの周壁との間に形成される水の浸入経路が長くなることを特徴とする電子ユニットの防水構造。
- 前記ケースに上方へ突出する爪部を形成するとともに、ケース外表面に沿って水分を流下させる通路である案内部を設け、案内部に沿って流下した水分を突起から排出することを特徴とする請求項1に記載の電子ユニットの防水構造。
- 前記ケース側面に設けられたコネクタの外周部位に渡り、浸入水を堰止めるための段部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電子ユニットの防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012018092A JP2013158182A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | 電子ユニットの防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012018092A JP2013158182A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | 電子ユニットの防水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013158182A true JP2013158182A (ja) | 2013-08-15 |
Family
ID=49052860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012018092A Pending JP2013158182A (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | 電子ユニットの防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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2012
- 2012-01-31 JP JP2012018092A patent/JP2013158182A/ja active Pending
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