JP6931315B2 - 電気接続箱及びワイヤハーネス - Google Patents

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本発明は、自動車に搭載される電気接続箱に関する。また、この電気接続箱を備えて自動車に配索されるワイヤハーネスに関する。
自動車に搭載される電気接続箱は、電気ブロックと、この電気ブロックを収容するための筐体とを備えて構成される。電気ブロックは、複数の電気部品が組み付けられるとともに、この電気部品が所定回路に接続されるような状態に形成される。一方、筐体は、電気ブロックが組み付け固定されるフレーム(筐体本体)と、このフレームの上部開口(電気部品を臨む部分の開口)を覆うアッパーカバーと、フレームの下部開口を覆うロアカバーとを備えて構成される。
電気接続箱は、フレームの上部開口及び下部開口がアッパーカバー及びロアカバーにてそれぞれ覆われると、各カバーの継ぎ目及びフレームの継ぎ目同士が係合し、外部からの水分に対する防水構造が形成される(例えば下記特許文献1参照)。防水構造は、継ぎ目同士が係合することにより、継ぎ目の壁同士が接触したかのような微小な隙間をあけて対向することにより形成される。そのため、電気接続箱の外部から水分が掛かった程度では、水分が電気接続箱の内部まで到達することはない。
特開2010−130705号公報
上記従来技術にあっては、例えば高圧洗浄により水分がフレームの継ぎ目及びロアカバーの継ぎ目の係合部分に強く掛かった場合、水分が上記微小な隙間に入り込む虞があり、そして、水分が継ぎ目の延在方向に流れると、その流れの勢いで電気接続箱の内部に近い側に水分が吹き出すことが懸念される。本願発明者は、防水構造に改善の余地があると考えている。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、防水構造をより良くすることが可能な電気接続箱及びワイヤハーネスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の電気接続箱は、複数の電気部品を収容するための筐体を備え、該筐体は、前記複数の電気部品の取り付け先になるフレームと、該フレームの下部開口を覆うロアカバーとを備え、前記フレームは、該フレームの周方向に複数の外壁を連続させて形成される外周壁と、該外周壁の内側に所定の間隔で配置され且つ複数の内壁を連続させて形成される内周壁と、前記外周壁の端部及び前記内周壁の端部で構成される凹状のフレーム側継ぎ目とを有し、前記ロアカバーは、前記下部開口に合わせた形状の底壁と、複数の側壁を連続させて形成されるカバー周壁とを有し、該カバー周壁は、前記フレーム側継ぎ目に挿入される凸状のカバー側継ぎ目を有し、該カバー側継ぎ目は、継ぎ目本体と、前記フレーム側継ぎ目への挿入により前記外周壁の前記端部に対向する対向部とを有し、前記継ぎ目本体の外面及び/又は前記外周壁の内面には、壁の厚み方向に凹ませて形成される凹部を有することを特徴とする。
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、電気接続箱の外部から水分が強い圧力でフレームの継ぎ目及びロアカバーの継ぎ目の係合部分周辺に掛かり、そして、水分が継ぎ目の壁同士の微小な隙間に入り込んで継ぎ目の延在方向に流れた場合、その流れの勢いは凹部によって緩められる。具体的には、上記微小な隙間に入り込み、そして、継ぎ目の延在方向に流れた水分は、微小な隙間から凹部に到達することで、流れ経路の断面積が急に大きくなった部分に入り込んだ状態になり、そのため凹部では水分の圧力が弱められる。すなわち、流れる水分の勢いが緩和される。勢いが緩和された状態になれば、次の微小な隙間へ入り込もうとする力は弱くなり、結果、電気接続箱の内部に近い側への水分の吹き出しが抑制される。本発明においては、凹部が一つだけでも効果があり、複数形成すれば水分の勢いは格段に弱められる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の電気接続箱において、前記凹部は、前記複数の外壁の連続部分及び前記複数の側壁の連続部分になる壁角部の近傍に配置形成されることを特徴とする。
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、凹部により水分の勢いが弱まった状態になることから、この後に水分の滞留し易い壁角部に流れ込んでも問題はない。
また、上記課題を解決するためになされた請求項3に記載の本発明のワイヤハーネスは、端末に請求項1又は2に記載の電気接続箱を備えて自動車に配索されることを特徴とする。
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、電気接続箱の防水構造をより良くしたワイヤハーネスを提供することができる。
本発明の電気接続箱によれば、防水構造をより良くすることができるという効果を奏する。また、本発明のワイヤハーネスによれば、より良いワイヤハーネスを提供することができるという効果を奏する。
本発明の電気接続箱の一実施形態を示す斜視図である。 電気接続箱の平面図である。 図2のA−A線断面図である。 図1の矢印Hで示す部分の拡大図である。 図4のF−F線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 図4のC−C線断面図である。 図4のD−D線断面図である。 図4のE−E線断面図である。 図5を斜め上から見た時の図である。 図5のG−G線の位置で断面にした時の斜視図である。
電気接続箱は、複数の電気部品を収容するための筐体を備える。この筐体は、複数の電気部品の取り付け先になるフレームと、フレームの開口を覆うカバーとを備えて構成される。フレームは、カバーに覆われる側にフレーム側継ぎ目を有する。一方、カバーは、カバー周壁の端部にカバー側継ぎ目を有する。フレーム側継ぎ目及びカバー側継ぎ目のうち、いずれか一方は凹状の継ぎ目に形成され、他方は凸状の継ぎ目に形成される。フレーム側継ぎ目及びカバー側継ぎ目には、凹に対し凸が挿入されることによって対向し合う壁が生じ、この対向し合う壁のうち、少なくとも凸側の壁には、壁の厚み方向に凹む凹部が一又は複数形成される。凹部は、各継ぎ目の延在方向に水分が流れ得る部分に配置形成され、流れる水分の勢いを緩和するための部分として機能する。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の電気接続箱の一実施形態を示す斜視図である。また、図2は電気接続箱の平面図、図3は図2のA−A線断面図、図4は図1の矢印Hで示す部分の拡大図、図5は図4のF−F線断面図、図6は図4のB−B線断面図、図7は図4のC−C線断面図、図8は図4のD−D線断面図、図9は図4のE−E線断面図、図10は図5を斜め上から見た時の図、図11は図5のG−G線の位置で断面にした時の斜視図である。
<電気接続箱1の構成について>
図1ないし図3において、電気接続箱1は、外部に露出した状態でトラックに搭載される(一例であるものとする)。具体的には、トラックにおけるキャビンと荷台との間の、雨が掛かったり雪が積もったりする部分に搭載される。このような電気接続箱1は、電気ブロック2と、この電気ブロック2を収容するための筐体3とを備えて構成される。また、電気接続箱1は、筐体3の内部に図示しないワイヤハーネスが引き込まれるように構成される(ワイヤハーネスは、この端末等の所定位置に電気接続箱1を備えて自動車に配索される)。
<電気ブロック2について>
図3において、電気ブロック2は、複数の電気部品が組み付けられる部材として備えられる。また、電気ブロック2は、上記電気部品が所定回路に接続される部材として備えられる。具体的には、リレー4が樹脂製のリレー組み付け部5に組み付けられるとともに、ヒューズ6、7、8が樹脂製のヒューズ組み付け部9、10、11に組み付けられるような部材として備えられる(電気ブロック2の構成は一例である)。
以上のような電気ブロック2は、カセット式のものであり、後述するフレーム12に対し着脱自在に組み付けられる。電気ブロック2に関しては、この名称をカセットブロック2と読み替えてもよいものとする。
<筐体3について>
図1ないし図6において、筐体3は、絶縁性を有する樹脂製であって、電気ブロック2が着脱自在に組み付けられるフレーム12と、このフレーム12の上部開口13を覆うアッパーカバー14と、フレーム12の下部開口15を覆うロアカバー16とを備えて構成される。このような筐体3には、固定脚部17、18、19が設けられる。また、筐体3には、図示しないワイヤハーネスが挿通される挿通孔20と、ワイヤハーネスの端末に対する端末収容空間21とが形成される。
尚、上記上部開口13(開口)は、後述する外周壁22の外壁端部32及び内周壁23の内壁端部42を含んでの開口であるものとする。また、上記下部開口15は、上部開口13の反対側の開口、すなわち下側の開口であるものとする。
<フレーム12について>
図1及び図11において、フレーム12は、樹脂成形品であって、矢印Pの上下方向にのびて高さがある外周壁22と、この外周壁22の内側に配設される内周壁23とを有して、上下が開口する箱形状の部材に形成される。このようなフレーム12の外周壁22には、アッパーカバー14に対するロック部24、25と、同じくアッパーカバー14に対する一対の係止爪26と、ロアカバー16に対するロック部27とが設けられる。また、外周壁22には、係止爪26に合わせて一対の係止保護部28が設けられる。さらに、外周壁22には、上記固定脚部17、18が設けられる。一方、内周壁23の内側には、電気ブロック2の組み付け先になる組み付け部29が形成される。この組み付け部29は、カセット式の電気ブロック2の形状に合わせて形成される。フレーム12は、外周壁22及び内周壁23を有することから、これら外周壁22及び内周壁23の部分が二重壁の構造30となるように形成される。
<二重壁の構造30について>
図3、図6、及び図11において、二重壁の構造30は、外周壁22と、内周壁23と、これら外周壁22及び内周壁23を連結する複数の連結リブ31と、外周壁22及び内周壁23の間で複数の連結リブ31により区画形成される隙間32とを備えて構成される。また、二重壁の構造30は、外周壁22の下側の端部33及び内周壁23の下側の端部34にて構成されるフレーム側継ぎ目35を更に備えて構成される。尚、フレーム側継ぎ目35が形成される外周壁22の下側の端部33及び内周壁23の下側の端部34は、同じ高さ位置に配置される。
<外周壁22及び内周壁23について>
図1、図3、及び図5において、外周壁22は、フレーム12の周方向に複数の外壁22a、22b…を連続させて略枠状に形成される。内周壁23は、外周壁22の内側に所定の間隔(図11の連結リブ31や隙間32に応じた間隔)で配置される。内周壁23は、フレーム12の周方向に複数の内壁23a、23b…を連続させて形成される。尚、図5における引用符号36の部分は連続部を示す。連続部36は、内周壁23における周方向の一端が外周壁22に連続する部分として形成される。
<フレーム側継ぎ目35について>
図3、図5、及び図6において、フレーム側継ぎ目35は、フレーム12にロアカバー16が取り付けられた状態で、後述するカバー側継ぎ目46が挿入される凹状の部分に形成される。フレーム側継ぎ目35は、カバー側継ぎ目46が挿入されても隙間37が生じるような大きさに形成される(別な言い方をすれば、隙間37が生じるようなサイズにカバー側継ぎ目46が形成される)。フレーム側継ぎ目35における引用符号38は外周壁22の内面(外壁22aの内面)を示す。フレーム側継ぎ目35は、後述するカバー側継ぎ目46と共に防水構造39を形成する。
<アッパーカバー14について>
図1ないし図3において、アッパーカバー14は、上部開口13に合わせた形状の本体壁40と、高さの低いカバー周壁41とを有して、浅底で蓋形状の部材に形成される。カバー周壁41は、複数の側壁41a、41b…を連続させて形成される。このようなアッパーカバー14には、フレーム12のロック部24、25に対するロック部57、58が形成される。また、アッパーカバー14(側壁41a)には、フレーム12の一対の係止爪26に対する一対の係止部42が形成される。尚、本体壁40は、筐体3を構成する壁のうち最も上に位置する壁になり、そのため天井壁と呼んでもよいものとする。
<ロアカバー16について>
図1、図3、及び図4において、ロアカバー16は、底壁43と、高さの低いカバー周壁44とを有して、蓋形状の部材に形成される。カバー周壁44は、複数の側壁44a、44b…を連続させて形成される。このようなロアカバー16には、フレーム12のロック部27に対するカバー側のロック部45が複数形成される。また、ロアカバー16には、凹状のフレーム側継ぎ目35に挿入される凸状のカバー側継ぎ目46が形成される。さらに、ロアカバー16には、固定脚部19が形成される。この他、特に図示しないが、ロアカバー16には、二重壁の構造30を介して落下してきた水分等を電気接続箱1の外部へ排出するための排出口が形成される。
<ロック部45について>
図4、図7、及び図8において、ロック部45は、可撓性を有するアーム部47と、このアーム部47の先端に形成される係止凸部48とを有して、図示形状に形成される。ロック部45は、アーム部47の基端部分が後述する対向部50に連成される。ロック部45は、対向部50から上方に突出するように形成される。
<カバー側継ぎ目46について>
図5ないし図11において、カバー側継ぎ目46は、凹状のフレーム側継ぎ目35に挿入される凸状の継ぎ目本体49と、この継ぎ目本体49がフレーム側継ぎ目35に挿入された際に外周壁22の下側の端部33に対向する対向部50とを有して、図示形状に形成される(「対向」には隙間が生じる状態の対向、及び当接して接した状態の対向のいずれをも含むものとする)。継ぎ目本体49は、上方に真っ直ぐのびる壁状の部分に形成される。このような継ぎ目本体49の外面には、壁の厚み方向に凹む凹部51がカバー側継ぎ目46の延在方向に複数配置形成される(数は一つであってもよく適宜設定されるものとする)。
<凹部51について>
図5、図6、図8、図10、及び図11において、凹部51は、壁角部52の近傍に三つ配置形成される(配置は一例であるものとする)。凹部51は、外部から浸入した水分が、継ぎ目本体49の外面56(側壁44aの外面56)及び外周壁22の内面38(外壁22aの内面38)の間に生じる微小な隙間53を、カバー側継ぎ目46及びフレーム側継ぎ目35の延在方向に沿って流れた場合に、その流れの勢いを緩和するための部分として形成される(別な言い方をすれば、流れの勢いを弱めるための部分として形成される)。このような凹部51は、流れる水分の勢いを緩和したい箇所に一又は複数配置形成される。尚、凹部51の幅寸法Wは適宜設定されるものとする。本実施例では、凹部51が継ぎ目本体49の外面56に配置形成されるが、これに限らず外周壁22の内面38のみや、継ぎ目本体49の外面56及び外周壁22の内面38の両方に配置形成されてもよいものとする(図示省略)。ここで微小な隙間53を水分に対する流れ経路(通路)とすれば、凹部51は流れの経路の断面積を急に大きくする部分として形成される(通路幅を急に大きくする部分として形成される)。
<対向部50及び防水構造39について>
図6及び図9において、対向部50は、カバー周壁44の外面(継ぎ目本体49の基端部分の外面)から外方に短く突出する部分に、且つ、カバー周壁44の周方向にのびるリブ状の部分に形成される。防水構造39は、外周壁22の下側の端部33が対向部50に対向することにより形成される。また、防水構造39は、外周壁22の外面に連続し下方にのびるフード部54が、上記端部33と対向部50との対向部分を覆うことによっても形成される。尚、図6中の矢印で示す斜め下方から強い圧力で水分が掛けられ、その水分が上記対向部分から内部へと入り込んでしまうと、この後に微小な隙間53に水分が流れてしまう虞がある(この点は凹部51があることから問題にならない)。
<ロアカバー16の取り付け構造について>
図1及び図9において、フレーム12の下部開口15を覆うようにロアカバー16を上方に移動させ、フレーム12のロック部27とロアカバー16のロック部45とを複数箇所嵌合させると、これによりロアカバー16の取り付けが完了する。取り付けが完了すると、フレーム12に対するロアカバー16の係止状態55が形成される。この時、外周壁22の下側の端部33が対向部50に対向しており、また、対向部分がフード部54にて覆われることから、防水構造39も形成される。
<水分が浸入し微小な隙間53を流れる場合について>
図5ないし図11において、電気接続箱1の外部から水分が強い圧力でフレーム12のフレーム側継ぎ目35及びロアカバー16のカバー側継ぎ目46の係合部分周辺に掛かり(図9の矢印で示す斜め下方から強い圧力で水分が掛かり)、そして、水分が継ぎ目の壁同士の微小な隙間53に入り込んで継ぎ目の延在方向に流れた場合、その流れの勢いは複数の凹部51(51a〜51c)によって緩められる。具体的には、微小な隙間53(53a)に入り込み、そして、継ぎ目の延在方向に流れた水分は、微小な隙間53(53a)から一つ目の凹部51(51a)に到達することで、流れ経路の断面積が急に大きくなった部分に入り込んだ状態になり、そのため先ず一つ目の凹部51(51a)で水分の圧力が弱められる。すなわち、流れる水分の勢いが緩和される。勢いが緩和された状態になれば、次の微小な隙間53(53b)へ入り込もうとする力は弱くなり、次の二つ目の凹部51(51b)では更に流れる水分の勢いが緩和される。そして、次の微小な隙間53(53c)へ入り込もうとする力は更に弱くなることから、三つ目の凹部51(51c)では更に流れる水分の勢いが緩和される。これにより、水分の滞留し易い壁角部52や連続部36では、流れる水分の勢いが十分に低い状態にまで緩和されており、結果、水分の吹き出しが生じてしまうようなことはない。
<電気接続箱1の効果について>
以上、図1ないし図11を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である電気接続箱1によれば、水分が、継ぎ目の壁同士の微小な隙間53に入り込んで継ぎ目の延在方向に流れた場合であっても、流れる水分の勢いを緩和することができることから、結果、水分の吹き出しを抑制することができるという効果を奏する。これにより、防水構造をより良くすることができるという効果を奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…電気接続箱、 2…電気ブロック、 3…筐体、 4…リレー(電気部品)、 5…リレー組み付け部、 6、7、8…ヒューズ(電気部品)、 9、10、11…ヒューズ組み付け部、 12…フレーム、 13…上部開口、 14…アッパーカバー、 15…下部開口、 16…ロアカバー、 17、18、19…固定脚部、 20…挿通孔、 21…端末収容空間、 22…外周壁、 23…内周壁、 24、25…ロック部、 26…係止爪、 27…ロック部、 28…係止保護部、 29…組み付け部、 30…二重壁の構造、 31…連結リブ、 32…隙間、 33、34…端部、 35…フレーム側継ぎ目、 36…連続部、 37…隙間、 38…内面、 39…防水構造、 40…本体壁、 41…カバー周壁、 42…係止部、 43…底壁、 44…カバー周壁、 45…ロック部、 46…カバー側継ぎ目、 47…アーム部、 48…係止凸部、 49…継ぎ目本体、 50…対向部、 51…凹部、 52…壁角部、 53…隙間、 54…フード部、 55…係止状態、 56…外面、 57、58…ロック部

Claims (3)

  1. 複数の電気部品を収容するための筐体を備え、
    該筐体は、前記複数の電気部品の取り付け先になるフレームと、該フレームの下部開口を覆うロアカバーとを備え、
    前記フレームは、該フレームの周方向に複数の外壁を連続させて形成される外周壁と、該外周壁の内側に所定の間隔で配置され且つ複数の内壁を連続させて形成される内周壁と、前記外周壁の端部及び前記内周壁の端部で構成される凹状のフレーム側継ぎ目とを有し、
    前記ロアカバーは、前記下部開口に合わせた形状の底壁と、複数の側壁を連続させて形成されるカバー周壁とを有し、
    該カバー周壁は、前記フレーム側継ぎ目に挿入される凸状のカバー側継ぎ目を有し、
    該カバー側継ぎ目は、継ぎ目本体と、前記フレーム側継ぎ目への挿入により前記外周壁の前記端部に対向する対向部とを有し、
    前記継ぎ目本体の外面及び/又は前記外周壁の内面には、壁の厚み方向に凹ませて形成される凹部を有する
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 請求項1に記載の電気接続箱において、
    前記凹部は、前記複数の外壁の連続部分及び前記複数の側壁の連続部分になる壁角部の近傍に配置形成される
    ことを特徴とする電気接続箱。
  3. 端末に請求項1又は2に記載の電気接続箱を備えて自動車に配索される
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
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