JP5811464B2 - 電気接続箱 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等に搭載される電気接続箱に係り、特に、ケース内部に浸入した水を排出する水抜穴が設けられた電気接続箱に関するものである。
自動車のエンジンルーム等には、バッテリーからの電源を各種電装品に分岐配電するために、リレーボックス、ヒューズボックス等の電気接続箱が搭載されている。この電気接続箱は、ケースの内部にリレーやヒューズ等の電気部品やプリント基板等の通電回路が収容された構造とされていることから、ケース内部に水が浸入した場合には、漏電や短絡の問題を生じるおそれがある。このような問題を回避するために、ケースの底壁部に水抜穴を設けて、ケース内部に浸入した水を速やかに排出できるようにした電気接続箱が、従来から広く用いられている。
ところで、このような水抜穴を備えた電気接続箱においては、雨中走行時や洗車時等に跳ね上げられた水が、電気接続箱の底壁部の水抜穴から、逆に電気接続箱の内部に浸入するおそれがあった。そこで、特開平11−266516号公報(特許文献1)には、ケースの底壁部に貫設された水抜穴をケース外方から覆う遮蔽壁を設け、この遮蔽壁を水抜穴の周囲からケース外方に向かって突出する壁状の支持部により水抜穴の外方に離隔して支持した構造が提案されている。このような構造によれば、ケース内部に浸入した水は、支持部が設けられていない水抜穴と遮蔽壁との隙間で構成された側方開口部から速やかに排水することが出来ると共に、電気接続箱の下方からの水抜穴への水の浸入は遮蔽壁で阻止することが出来る。
しかし、特許文献1に記載の構造では、矩形状とされた水抜穴において、一対の対辺のみに側方開口部が設けられていることから、2方向にしか排水することが出来ず、車両の傾斜方向によっては、排水性能が低下するおそれがあった。なお、特許文献1の図12や図13には、側方開口部が水抜穴の4辺全てに形成された構造も開示されているが、これらの構造では、遮蔽壁が水抜穴の全体を覆っておらず、水抜穴がケースの外方に開口されていることから、水抜穴からの浸水の防止効果が低減するおそれがあった。
特開平11−266516号公報
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、水抜穴からの浸水の防止効果を確保しつつ、より優れた排水性能を発揮することの出来る、新規な構造の電気接続箱を提供することにある。
本発明の第一の態様は、ケースの壁部を貫通して開口された水抜穴と、前記ケースの外方から前記水抜穴を覆う遮蔽壁を備え、該遮蔽壁が前記水抜穴の周囲から前記ケースの外方に向かって突出する支持部によって前記水抜穴から離隔して支持されることにより、前記水抜穴と前記遮蔽壁の隙間に側方開口部が形成されている電気接続箱において、前記水抜穴と前記遮蔽壁が互いに矩形状とされていると共に、該遮蔽壁が前記水抜穴の全体を覆い得る大きさとされており、前記水抜穴の開口周縁部の4隅の外側にそれぞれ4つの前記支持部が、前記開口周縁部の各辺よりも短い長さ寸法で配設されており、前記支持部の前記水抜穴側の端部が前記遮蔽壁の外周縁部に連結されることにより、前記支持部によって前記遮蔽壁が支持されると共に、前記側方開口部が、前記水抜穴の開口周縁部の周方向で相互に隣接する前記支持部間において、前記開口周縁部の4辺全てに形成されていることを、特徴とする。
本発明においては、水抜穴を覆う遮蔽壁が、水抜穴の開口周縁部の4隅に配設された支持部で支持されている。これにより、水抜穴と遮蔽壁の隙間で形成される側方開口部が、水抜穴の開口周縁部の4辺全てに形成されており、水抜穴を4方の全周に開口することが出来る。その結果、何れの方向からも排水を行なうことが可能となり、優れた排水性能を発揮することが出来る。また、遮蔽壁を支持する支持部が、水抜穴の開口周縁部の外側に形成されていることから、水抜穴の開口面積を確保することが出来て、排水性能を有利に確保することが出来る。
そして、遮蔽壁が水抜穴の全体を覆い得る大きさとされている。これにより、水抜穴がケースの外方に直接に開口されることが回避されている。その結果、ケースの外方から水抜穴に水が浸入することを効果的に阻止することが出来る。また、水抜穴の開口周縁部の4隅に形成された支持部で遮蔽壁を支持することにより、遮蔽壁をバランス良く、安定的に支持することが出来る。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のものにおいて、前記水抜穴の前記開口周縁部の各辺には、各前記支持部が一方の端部から他方の端部に向かって所定長さで広がるように設けられている一方、前記支持部間の周方向離隔距離が何れも同一とされているものである。
本態様においては、水抜穴の各辺の一端部に支持部が設けられて、水抜穴の外方に所定長さで広がるように配設されていると共に、水抜穴の開口周縁部の周方向で等間隔に配設されている。即ち、水抜穴の開口周縁部に卍型に支持部を配設することにより、水抜穴の開口部分の強度がバランス良く補強されると共に、水抜穴の4辺に開口する4つの側方開口部の開口面積を同一として、全方向に均一な排水性能を安定して発揮することが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載のものにおいて、前記遮蔽壁が前記水抜穴と互いに等しい矩形状とされていると共に、前記遮蔽壁の外周縁部の4辺の全てに前記支持部が1つずつ連結されているものである。
本態様によれば、遮蔽壁と水抜穴を同一の矩形状で形成し、それぞれの4隅を支持部で連結することにより、最小面積の遮蔽壁を用いて、水抜穴の全体を覆うことが出来る。しかも、4方向への均一な排水性能や、遮蔽壁の優れた支持バランスも同時に達成することが出来る。
本発明の第四の態様は、前記第一〜第三の何れか1つの態様に記載のものにおいて、前記ケースの壁部には前記水抜穴を囲んで前記ケースの外方に突出する周壁が形成されており、前記支持部が前記周壁と連結されているものである。
本態様においては、水抜穴の周囲が周壁で囲まれており、水抜穴から外方の4方に開口された側方開口部の前方に、周壁が配設されている。これにより、ケースの外側から側方開口部に水が浸入することを周壁で有効に阻止することが出来る。
そして、支持部が周壁と連結されていることにより、支持部の強度を確保することが出来る。これにより、支持部が水抜穴の開口周縁部の4隅のみに形成されて、開口周縁部の周方向での寸法が小さい場合でも支持部の強度を確保することが出来て、遮蔽壁の支持強度を確保することが出来る。
本発明の第五の態様は、ケースの壁部を貫通して開口された水抜穴と、前記ケースの外方から前記水抜穴を覆う遮蔽壁を備え、該遮蔽壁が前記水抜穴の周囲から前記ケースの外方に向かって突出する支持部によって前記水抜穴から離隔して支持されることにより、前記水抜穴と前記遮蔽壁の隙間に側方開口部が形成されている電気接続箱において、前記水抜穴と前記遮蔽壁が互いに矩形状とされていると共に、該遮蔽壁が前記水抜穴の全体を覆い得る大きさとされており、前記水抜穴の開口周縁部の4隅の外側にそれぞれ配設された4つの前記支持部により前記遮蔽壁が支持されると共に、前記側方開口部が、前記水抜穴の開口周縁部の4辺全てに形成されており、前記ケースの壁部には前記水抜穴を囲んで前記ケースの外方に突出する周壁が形成されており、前記支持部が前記周壁と連結されている一方、前記周壁が前記遮蔽壁よりも前記ケースの外方に突出されていることを、特徴とする。このようにすれば、電気接続箱の輸送時や車両への組み付け時において、他部材の衝突等から遮蔽壁を保護することが出来る。また、周壁の突出寸法をより大きく確保することによって、側方開口部への水の浸入をより有効に阻止することが出来る。
本発明においては、水抜穴の全体を覆い得る遮蔽壁を、水抜穴の開口周縁部の4隅の外側に配設した支持部で支持することにより、水抜穴の開口周縁部の4辺の全てに、ケース内の水を排出する側方開口部を設けた。これにより、4方向の何れの方向からでも排水を行なうことが出来て、優れた排水性能を発揮することが出来る。そして、遮蔽壁が水抜穴の全体を覆い得る大きさとされていることにより、ケースの外部から水抜穴を通じて水が浸入することを防止できると共に、遮蔽壁の4隅を支持部で支持することによって、遮蔽壁を安定的に支持することが出来る。
本発明の第一の実施形態としての電気接続箱の斜視図。 図1に示した電気接続箱の要部の斜視図。 図2に示した要部の平面図。 図3におけるIV−IV断面図。 図3におけるV−V断面図。 本発明の第二の実施形態としての電気接続箱の要部の平面図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1に、本発明の第一の実施形態としての電気接続箱10を示す。電気接続箱10は、本体ケース12に、アッパケース14とロアケース16が組み付けられた構造とされている。これら本体ケース12、アッパケース14、ロアケース16は、それぞれ、合成樹脂から形成された一体成形品とされている。そして、本体ケース12の一方からアッパケース14が被せられて図示しないロック部で固定されると共に、本体ケース12の他方からロアケース16が被せられてロック部18で固定されることにより、電気接続箱10の箱体が形成されるようになっており、これら本体ケース12、アッパケース14、ロアケース16を含んで、電気接続箱10のケースが構成されている。このような電気接続箱10は、自動車のエンジンルーム内に組み付けられる。そして、車両への組付状態で、ロアケース16が、鉛直下方に配設されるようになっている。なお、図1および後述する図2においては、上下方向を反対に図示しており、車両への配設状態で鉛直下方に配設されるロアケース16を、図中の上方に示している。
図2〜図5に示すように、ロアケース16の壁部を構成する下壁20において、車両への組付状態で最も鉛直下方に位置する部位には、排水部22が形成されている。排水部22は、下壁20を貫通する水抜穴24と、水抜穴24を覆う遮蔽壁26を含んで構成されている。水抜穴24は、下壁20を貫通してロアケース16の外方に開口する矩形状とされており、本実施形態においては、開口周縁部28の4辺28a〜28dの長さ寸法が何れも等しい正方形状とされている。
さらに、下壁20には、水抜穴24の外周を全周に亘って囲む周壁30が一体形成されている。周壁30は、水抜穴24よりも大きな正方形状とされており、下壁20に対して垂直で、所定の突出高さ寸法をもってロアケース16の外方(図4および図5中、下方)に突出されている。なお、周壁30の下壁20からの突出先端部の断面形状は略半円形とされて、他部材との衝突等に対する強度が確保されている。
一方、遮蔽壁26は、水抜穴24の全体を覆い得る大きさの矩形板形状とされており、本実施形態においては、水抜穴24と互いに等しい正方形の平板形状とされている。これにより、遮蔽壁26の外周縁部32の4辺32a〜32dの長さ寸法は、水抜穴24の開口周縁部28の4辺28a〜28dと互いに等しくされている。
遮蔽壁26は、4つの支持部34a〜34dで支持されて、水抜穴24の外側に配設されている。これら4つの支持部34a〜34dは、下壁20から一定の矩形断面をもってロアケース16の外方に突出する板形状とされており、水抜穴24の開口周縁部28の4隅の外側に配設されている。特に本実施形態においては、開口周縁部28の4辺28a〜28dのそれぞれに、支持部34a〜34dが1つずつ配設されており、支持部34a〜34dの一方の端部36aが、各辺28a〜28dそれぞれの一方の端部に接続されている。そして、支持部34a〜34dは、平面視(図3参照)において、開口周縁部28の各辺28a〜28dに接続された一方の端部36aから他方の端部36bに向けて、それぞれの辺28a〜28dに直交する方向で水抜穴24の外方に向けて所定長さで延出して広がるように形成されている。これにより、4つの支持部34a〜34dは、水抜穴24の開口周縁部28の矩形とされた周方向で等間隔:Dを隔てて、卍状に配設されている。
そして、支持部34a〜34dにおいて下壁20からの突出先端部が、遮蔽壁26の外周縁部32に連結されている。遮蔽壁26は、平面視(図3参照)において、水抜穴24と重なるように配設されている。即ち、支持部34a〜34dは、遮蔽壁26の四隅の外側に位置されており、遮蔽壁26の外周縁部32に連結されている。特に本実施形態においては、遮蔽壁26の外周縁部32の4辺32a〜32dの全てに支持部34a〜34dが一つずつ連結されており、各支持部34a〜34dの一方の端部36aが、外周縁部32の4辺32a〜32dのそれぞれの一方の端部に連結されている。これにより、支持部34a〜34dは、前記水抜穴24におけると同様に、遮蔽壁26の外周縁部32の矩形の周方向で、等間隔:Dを隔てて卍状に配設されている。
さらに、支持部34a〜34dは、それぞれ、遮蔽壁26の外周縁部32に連結された一方の端部36aから他方の端部36bに向けて、一方の端部36aが連結された外周縁部32の各辺32a〜32dに直交して、遮蔽壁26の外側に広がるように延出されている。そして、他方の端部36bが、周壁30に連結されている。図5から明らかなように、支持部34a〜34dは、下壁20からの突出方向(図5中、上方から下方)の全長に亘って、周壁30に連結されている。なお、支持部34a〜34dの下壁20からの突出寸法は、周壁30の下壁20からの突出寸法よりも小さくされている。これにより、周壁30が、遮蔽壁26よりもロアケース16の外方(図5中、下方)に突出されている。
これら支持部34a〜34dで支持されることによって、遮蔽壁26が、水抜穴24の外側に隙間を隔てて配設されており、遮蔽壁26によって、水抜穴24の全体が覆われている。そして、互いに対向位置された水抜穴24の開口周縁部28a〜28dと遮蔽壁26の外周縁部32a〜32dの隙間によって、ロアケース16を内外に貫通する側方開口部38a〜38dがそれぞれ形成されている。側方開口部38a〜38dは、水抜穴24の開口方向(図4および図5中、上方から下方)に直交して開口する長手矩形状とされており、その長手方向寸法が、水抜穴24の開口周縁部28の周方向で、支持部34a〜34dの配設間隔である距離:Dに設定されている。これにより、水抜穴24の開口周縁部28には、4辺28a〜28dの全てに側方開口部38a〜38dが設けられており、水抜穴24は、これら4つの側方開口部38a〜38dを通じて、開口方向(図4および図5中、上方から下方)に直交する方向で、周方向の4方向(図3中、上下左右方向)の全てに開口されている。
このような構造とされた電気接続箱10は、ロアケース16の下壁20を鉛直下方に位置して、自動車のエンジンルーム等に配設される。そして、雨天時や洗車時に電気接続箱10内に侵入した水が、水抜穴24から側方開口部38a〜38dを通じて外部に排出されるようになっている。
そして、本実施形態においては、水抜穴24の開口周縁部28の4辺全てに側方開口部38a〜38dが設けられている。従って、車両が何れの向きに傾斜した場合でも、側方開口部38a〜38dの何れかから排水することが出来る。これにより、優れた排水性能を得ることが出来る。更に、従来の2方向のみに排水可能な排水部で4方向の排水を可能にしようとした場合には、排水方向を互いに直交させて排水部を2つ設ける必要があるのに対して、本発明によれば、1つの排水部22で4方向の排水を行なうことが可能であり、配設スペースの向上を図ることも出来る。
また、遮蔽壁26を支持する支持部34a〜34dが、水抜穴24の開口周縁部28の外側に設けられている。これにより、支持部34a〜34dが水抜穴24の内方に入り込んで水抜穴24の開口寸法を狭めることが無く、水抜穴24を矩形状に形成して開口面積を有効に確保することが出来、優れた排水性能を得ることが出来る。特に本実施形態においては、支持部34a〜34dを卍形状に配設したことにより、4つの側方開口部38a〜38dの開口面積が何れも等しくされており、車両が何れの方向に傾斜した場合でも、均一な排水性能を安定して発揮することが出来る。
更にまた、遮蔽壁26が、水抜穴24と同形状とされている。これにより、水抜穴24の全体が遮蔽壁26で覆われて、開口方向に直交する側方のみに開口されていることから、水抜穴24から水が浸入するおそれを軽減することが出来る。更に、側方開口部38a〜38dそれぞれの開口方向(図3中、上下左右方向)の前方に周壁30が突設されていることから、側方開口部38a〜38dへの水の浸入も効果的に抑制することが出来る。
そして、遮蔽壁26を支持する支持部34a〜34dが、周壁30にそれぞれ連結されている。これにより、支持部34a〜34dの開口周縁部28の周方向での寸法が小さい場合でも、支持部34a〜34dの強度を確保することが出来る。その結果、遮蔽壁26の支持強度を有効に確保することが出来て、他部材の衝突等による遮蔽壁26の損傷を防止することが出来る。特に、支持部34a〜34dを卍状に、遮蔽壁26の外周縁部32の周方向で等間隔に配設したことから、遮蔽壁26をバランス良く強固に支持することが出来る。更に、周壁30のロアケース16からの突出寸法を遮蔽壁26よりも大きくしたことにより、周壁30によって、遮蔽壁26を他部材の衝突等から保護することが出来る。また、側方開口部38a〜38dへの水の浸入も、より効果的に防止することが出来る。
次に、図6に、本発明の第二の実施形態としての電気接続箱の要部を示す。なお、本実施形態の電気接続箱は、前記第一の実施形態に比して、排水部40の形状が異ならされたのみであることから、以下の説明において、前記第一の実施形態と同様の構造とされた部位には、図中に前記第一の実施形態と同一の符号を付することにより、その説明を省略する。
本実施形態における排水部40には、水抜穴24の開口周縁部28の4辺28a〜28dにおいて、互いに対向位置された一対の辺28a,28cのそれぞれに、一対の支持部34a,34dおよび支持部34b,34cが連結されている。支持部34a,34dは、水抜穴24の開口周縁部28の2つの隅部に位置する、開口周縁部28aの両端部の外側に連結されている一方、支持部34b,34cは、開口周縁部28の残りの2つの隅部に位置する、開口周縁部28dの両端部の外側に連結されている。これに対応して、支持部34a,34dは、遮蔽壁26の外周縁部32aの両端部に連結されている一方、支持部34b,34cは、遮蔽壁26の外周縁部32bの両端部に連結されている。これにより、排水部40は、遮蔽壁26と支持部34a〜34dによって、正面視(図6参照)においてH字形状とされている。
本実施形態から明らかなように、支持部34a〜34dは、水抜穴24の開口周縁部28の4辺28a〜28bの全てに一つずつ連結されている必要は無く、開口周縁部28の周方向で、間隔を異ならせて設けられていても良い。本実施形態によれば、支持部34a〜34dが連結されていない、水抜穴24の開口周縁部28b,28dと遮蔽壁26の外周縁部32b,32dとの隙間に形成された側方開口部38b,38dの開口寸法:D1を、側方開口部38a,38bの開口寸法:D2よりも大きくすることが出来る。これにより、電気接続箱の傾斜方向が予想される場合等に、特定方向の排水性能をより高く設定することが出来る。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、水抜穴の開口形状は、長方形形状等でも良い。また、遮蔽壁を水抜穴よりも大きく形成して、支持部を遮蔽壁における水抜穴との対向面に連結する等しても良い。
また、周壁は必ずしも必要ではないが、支持部を周壁に部分的に連結しても良いし、複数の支持部の内の幾つかのみを周壁に連結しても良い。更に、周壁のケース外方への突出寸法は、遮蔽壁のケース外方への突出寸法と等しくされていても良い。
更にまた、水抜穴を電気接続箱の複数箇所に設けることも勿論可能であるし、電気接続箱の配設状態や、想定される車両の傾斜状態等を考慮して、電気接続箱の側面に水抜穴を形成する等しても良い。
10:電気接続箱、16:ロアケース(ケース)、20:下壁(ケースの壁部)、22,40:排水部、24:水抜穴、26:遮蔽壁、28a〜d:開口周縁部(水抜穴)、30:周壁、32a〜d:外周縁部(遮蔽壁)、34a〜d:支持部、36a,b:端部(支持部)、38a〜d:側方開口部

Claims (5)

  1. ケースの壁部を貫通して開口された水抜穴と、前記ケースの外方から前記水抜穴を覆う遮蔽壁を備え、該遮蔽壁が前記水抜穴の周囲から前記ケースの外方に向かって突出する支持部によって前記水抜穴から離隔して支持されることにより、前記水抜穴と前記遮蔽壁の隙間に側方開口部が形成されている電気接続箱において、
    前記水抜穴と前記遮蔽壁が互いに矩形状とされていると共に、該遮蔽壁が前記水抜穴の全体を覆い得る大きさとされており、
    前記水抜穴の開口周縁部の4隅の外側にそれぞれ4つの前記支持部が、前記開口周縁部の各辺よりも短い長さ寸法で配設されており、前記支持部の前記水抜穴側の端部が前記遮蔽壁の外周縁部に連結されることにより、前記支持部によって前記遮蔽壁が支持されると共に、前記側方開口部が、前記水抜穴の開口周縁部の周方向で相互に隣接する前記支持部間において、前記開口周縁部の4辺全てに形成されている
    ことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記水抜穴の前記開口周縁部の各辺には、各前記支持部が一方の端部から他方の端部に向かって所定長さで広がるように設けられている一方、前記支持部間の周方向離隔距離が何れも同一とされている
    請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記遮蔽壁が前記水抜穴と互いに等しい矩形状とされていると共に、前記遮蔽壁の外周縁部の4辺の全てに前記支持部が1つずつ連結されている
    請求項2に記載の電気接続箱。
  4. 前記ケースの壁部には前記水抜穴を囲んで前記ケースの外方に突出する周壁が形成されており、前記支持部が前記周壁と連結されている
    請求項1〜3の何れか1項に記載の電気接続箱。
  5. ケースの壁部を貫通して開口された水抜穴と、前記ケースの外方から前記水抜穴を覆う遮蔽壁を備え、該遮蔽壁が前記水抜穴の周囲から前記ケースの外方に向かって突出する支持部によって前記水抜穴から離隔して支持されることにより、前記水抜穴と前記遮蔽壁の隙間に側方開口部が形成されている電気接続箱において、
    前記水抜穴と前記遮蔽壁が互いに矩形状とされていると共に、該遮蔽壁が前記水抜穴の全体を覆い得る大きさとされており、前記水抜穴の開口周縁部の4隅の外側にそれぞれ配設された4つの前記支持部により前記遮蔽壁が支持されると共に、前記側方開口部が、前記水抜穴の開口周縁部の4辺全てに形成されており、
    前記ケースの壁部には前記水抜穴を囲んで前記ケースの外方に突出する周壁が形成されており、前記支持部が前記周壁と連結されている一方、
    前記周壁が前記遮蔽壁よりも前記ケースの外方に突出されている
    ことを特徴とする電気接続箱。
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