JP6347059B2 - 電気機器収納用箱の内部排水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、電気機器収納用箱の内部に侵入した水滴を排水するための、排水構造に関するものである。
電気機器を収納するための電気機器収納用箱は、複数のフレームにより構成された枠体を連結してなる、または複数の板材を連結してなる筐体本体によって構成されている。また、この筐体本体の前面には正面板や扉部が設けられ、側面には側板が設けられ、後面には背面板が設けられる。さらに、その上面には遮光のための屋根部が設けられ、下面には床面を形成する床板が設けられることにより、筐体本体の6面が覆われている。
このように構成された電気機器収納用箱は、通常、筐体本体内に水滴や塵が侵入しないよう防水・防塵構造を備えているが、暴風雨時等に万が一、水滴が筐体本体内に侵入してしまった場合でも、この水滴を筐体本体外に排水できるよう、筐体本体には水抜孔が設けられている。しかし、暴風雨時等においては、雨水の吹き返しによって、この水抜孔を介して筐体本体内に水滴が侵入する可能性があるため、例えば特許文献1のように、水抜孔を形成した箇所に水抜装置を設ける技術が開示されている。しかしながら、このような水抜装置は構造が複雑であるため、安価に生産できないといった問題や、水抜孔の形状に応じて水抜装置を製作する必要があるという問題があった。
特開2005−302946号公報
本発明の目的は前記した従来の問題点を解決し、筐体本体内に侵入した水滴を速やかに筐体本体外へと排水可能であり、かつ簡易な構造で、水滴が筐体本体内に侵入することを防止可能とした電気機器収納用箱の内部排水構造を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明は、複数のフレームにより構成された枠体を連結、または複数の板材を連結してなる筐体本体と、該筐体本体の下方に位置する底板とを備えた電気機器収納用箱の内部排水構造であって、前記底板は、筐体本体内に侵入した水滴を筐体本体外へ排水する水抜孔を備え、前記底板の上面には、前記水抜孔を被覆する第1封止部材を設け、前記第1封止部材の端部下方に、前記水抜孔に連なり、前記水滴を前記水抜孔へと導く排水部を備え、前記排水部を、前記フレーム同士、または前記板材同士の連結箇所の内側位置に設けたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電気機器収納用箱の内部排水構造において、前記排水部は、前記底板に形成された開口部を、前記第1封止部材と、前記底板の下面に配置された第2封止部材とにより挟止してなるものとしたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の電気機器収納用箱の内部排水構造において、前記排水部は、前記第1封止部材と、前記底板との間に形成されるものとしたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項2記載の電気機器収納用箱の内部排水構造において、前記第1封止部材と、前記第2封止部材とを、互いに重複する位置に配置したことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項2または4記載の電気機器収納用箱の内部排水構造において、前記第1封止部材は、前記筐体本体のフレームを固定する、または筐体本体内に載置される電気機器を固定する固定金具であり、前記第2封止部材は、前記筐体本体が載置される基台であることを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項2記載の電気機器収納用箱の内部排水構造において、前記開口部と前記水抜孔とは、その何れの幅よりも幅狭に形成した連通部を介して連なることを特徴とするものである。
請求項7記載の発明は、請求項1記載の電気機器収納用箱の内部排水構造において、前記第1封止部材には、前記底板に対して垂直方向に立設した立上辺を形成し、該立上辺を、前記フレーム同士、または前記板材同士の連結箇所に臨ませたことを特徴とするものである。
本発明に係る電気機器収納用箱の内部排水構造は、底板には、筐体本体内に侵入した水滴を筐体本体外へ排水する水抜孔を備え、底板の上面には、水抜孔を被覆する第1封止部材を設け、第1封止部材の端部下方に、水抜孔に連なり、水滴を水抜孔へと導く排水部を備えるものとした。このような構成により、筐体本体内に侵入した水滴は排水部に導かれ、さらに水抜孔を介して筐体本体外へと速やかに排水される。また、暴風雨時等に、水抜孔から水滴が侵入する恐れがある場合でも、水抜孔は第1封止部材によって底板の上面側から被覆されているため、筐体本体内に水滴が侵入することがなく、また万が一水抜孔を介して水滴が侵入したとしても、その水滴は排水部に導かれることとなるため、筐体本体内に侵入することを効果的に防止している。このような構造は、従来のように水抜孔に水抜装置を設けるものと比較して、簡易な構造であるため、安価に生産可能となるものである。また本発明では、筐体本体は、複数のフレームにより構成された枠体を連結、または複数の板材を連結してなるものとし、排水部を、フレーム同士、または板材同士の連結箇所の内側位置に設けるものとした。フレーム同士、または板材同士の連結箇所は、特に水滴が筐体本体内に侵入易い箇所であるため、筐体本体内に侵入した水滴をより効果的に筐体本体外へと排水可能となる。
請求項2に係る発明によれば、排水部は、底板に形成された開口部を、第1封止部材と第2封止部材とにより挟止してなるものとし、請求項4に係る発明によれば、第1封止部材と、第2封止部材とを、互いに重複する位置に配置した。これにより、第1封止部材と第2封止部材とにより挟止される空間を排水部とすることができ、より簡易な構造とすることができる。また、同様に、請求項3に係る発明によれば、第1封止部材と底板との間に排水部を形成することができ、簡易な構造とすることができる。
請求項5に係る発明によれば、第1封止部材は、筐体本体のフレームを固定する、または筐体本体内に載置される電気機器を固定する固定金具とし、第2封止部材は、筐体本体が載置される基台とした。固定金具と基台とは、各々電気機器収納用箱を構成するために必要となる部材であるため、新たに専用の部材を設ける必要がなく、既存の部材で内部排水構造を構成可能である。
請求項6に係る発明によれば、開口部と水抜孔とは、その何れの幅よりも幅狭に形成した連通部を介して連なるものとした。これにより、万が一水抜孔を介して水滴が侵入したとしても、連通部によってその水滴が排水部に侵入しにくくなる。
請求項7に係る発明によれば、第1封止部材に形成した立上辺を、フレーム同士、または板材同士の連結箇所に臨ませるものとした。これにより、フレーム同士、または板材同士の連結箇所から筐体本体内に侵入した水滴を、的確に排水部へと導くことが可能となる。
本実施形態の筐体本体と基台とを示す斜視図である。 図1における筐体本体の前面側の拡大図である。 本実施形態の電気機器収納用箱を示す全体斜視図である。 本実施形態における枠体の固定箇所を示す筐体本体内部から見た拡大図である。 本実施形態における排水路及び水抜孔の状態を示す断面図である。 本実施形態における縦フレームの連結箇所を示す上面図である。 その他の実施形態における排水路及び水抜孔の状態を示す断面図である。 その他の実施形態における排水路及び水抜孔の状態を示す断面図である。 本実施形態における枠体の固定直前の状態を示す筐体本体内部から見た拡大図である。 図4における固定金具を省略した拡大図である。 その他の実施形態における排水路及び水抜孔の状態を示す断面図である。 その他の実施形態における排水部及び水抜孔の状態を示す断面図である。
以下に本発明の好ましい実施形態を示す。
図1に示すように、電気機器を収納するための電気機器収納用箱の筐体本体1は、縦フレーム2と横フレーム3とからなる枠体4を左右方向に複数配置し、さらに縦フレーム2と奥行フレーム5とからなる枠体4を前後方向に複数配置することにより構成される。なお、左右方向および前後方向とは、図1に示す方向を意味するものである。各枠体4同士は、図2のように隣り合う縦フレーム2同士を連結金具6によって固定することにより連結され、連結金具6の外側には覆い部7が設けられている。また、枠体4を構成する縦フレーム2と、後述する屋根部16を支持する上部の横フレーム3及び上部の奥行フレーム5とには、各々水切部8が形成されており、これにより筐体本体外へと水を排水可能としている。
筐体本体1の前面側には、図3のように、扉部9および正面板10が設けられ、左右側面側には側板11が設けられ、また後面側には図示しない背面板および背面扉が設けられている。また、筐体本体1の底面側には図1のように底板12が設けられており、さらに、筐体本体1がその上面に載置される基台13が設けられており、この基台13は設置場所への固定に用いられる。筐体本体1と基台13との固定は、図1や図9のように、底板12に設けられて枠体4の固定に用いられる固定金具14の固定孔14aを、後述する基台フレーム24の上面に形成した固定孔15にねじやボルトにより固定することによりなされるものとした。
図4及び図9は、枠体4の固定金具14への取付状態を、図6及び図10は図4の固定金具14を省略した状態を示すものであり、各図のように、枠体4には固定部40が設けられ、固定部40には固定金具14の固定部14bをねじ止めするための固定孔40aが形成されており、また、上記の基台13の固定孔15と固定金具14の固定孔14aをねじで固定するための貫通孔40bが形成されている。この固定部40は、縦フレーム2同士の連結箇所の内側、及び筐体本体1の角部に配置される。
図3のように、筐体本体1の天井側を遮光するために、屋根部16が設けられており、この屋根部16は、複数の屋根板材17を連結することによって構成されるものであり、本実施形態では、計3枚の屋根板材17により構成するものとした。また、屋根部16は、その上部に水が溜まらないよう、前面側から後面側にかけて傾斜させている。
図10のように、底板12のうち、縦フレーム2同士の連結箇所の内側には、筐体本体1内に侵入した水滴を筐体本体1外へ排水する水抜孔18を形成するものとし、そして、図4のように水抜孔18の上面には、第1封止部材である固定金具14が配置され、これにより水抜孔18が被覆される構成とし、固定金具14の端部下方には、水抜孔18に連なり、水滴を水抜孔18へと導く排水部となる排水路19を備えた構成とした。この固定金具14により、基台13側から水抜孔18を通過して、筐体本体1内に水滴が侵入することを防止している。
本実施形態において、固定金具14の端部下方に形成される排水路19は、図4、図5のように、底板12に形成された開口部20を、第1封止部材である固定金具14と、底板12の下面に位置する第2封止部材である基台13とにより、挟止してなるものとした。このような構成により、筐体本体1内に侵入した水滴は排水路19に導かれ、さらに水抜孔18を介して筐体本体1外へと速やかに排水される。また、暴風雨時等に、水抜孔18から水滴が侵入する恐れがある場合でも、水抜孔18は第1封止部材である固定金具14によって底板12の上面側から被覆されているため、筐体本体1内に水滴や塵が侵入することがなく、また万が一水抜孔18を介して水滴が侵入したとしても、その水滴は排水路19に導かれることとなるため、筐体本体1内に侵入することを防止する。
このような構造は、従来のように水抜孔18に水抜装置を設けるものと比較して、水抜孔18の形状に関わらず簡易な構造で安価に生産可能となるものである。また、第1封止部材である固定金具14と第2封止部材である基台13とにより挟止される空間を排水路19とすることで、より簡易な構造とすることができ、また固定金具14と基台13とは、各々電気機器収納用箱を構成するために必要となる部材であるため、新たに専用の部材を設ける必要がないものである。さらに、縦フレーム2同士の連結箇所は、特に水滴が筐体本体1内に侵入易い箇所であるため、連結箇所に対応する位置に底板12の開口部20を形成することにより、筐体本体1内に侵入した水滴をより効果的に筐体本体1外へと排水可能となる。
なお、固定金具14と、基台13とは、図5のように互いの端部を重複する位置に配置するものとして排水路19を形成するものとすることが好ましく、これにより排水路19をより長く形成して、筐体本体1内への水滴や塵の侵入をより効果的に防止することが可能となる。また、底板12に開口部20のみを形成している場合においては、開口部20の上下を固定金具14と基台13とが重複する位置に配置するだけで水抜孔18と排水路19が形成される。
図6や図10は、固定金具14を省略したものであり、本実施形態においては、開口部20と水抜孔18との2つの開口からなり、その何れの幅よりも幅狭に形成した連通部21を介して連なるものとした。これにより、万が一水抜孔18を介して水滴が侵入、または塵が侵入したとしても、連通部21によってその水滴や塵が排水路19に侵入しにくくなる効果を有する。なお、第2封止部材である基台13は開口部20の下方で、さらに、水抜孔18の一部を覆うように形成しており、筐体本体1への侵入箇所を小さく形成し、水や塵が浸入しにくくなるようにしている。
図4のように、固定金具14には、底板12に対して垂直方向に立設した立上辺22を形成し、この立上辺22を、縦フレーム2同士の連結箇所に臨ませるものとした。これにより、縦フレーム同士2の連結箇所から筐体本体1内に侵入した水滴を、的確に排水路19へと導くことが可能となる。
本実施形態においては、固定金具14は枠体4の固定をするためのものを利用したが、その他にも、筐体本体1内に載置される電気機器等を固定する金具であっても良い。また、筐体本体1は、モノコック式のように、側板11同士を連結する構成としても良く、その場合は側板11同士の連結箇所の内側に開口部20、排水路19を形成するものとする。
その他の実施形態としては、図7及び図8に示すように、第2の封止部材を基台13以外で形成するもの、もしくは使用しない構成で排水部としての排水路19を形成とすることもできる。その詳細は、図7のように、底板12に板材23を固定して、この板材23を第2封止部材として利用し、板材23と固定金具14の端部下方間に排水路19を形成、または図8のように、底板12の開口部20を階段状に、段差を持たせて形成することにより、底板12と固定金具14の端部下方間に排水路19を形成するものとしても良い。更に、第2の封止部材を使用しない構成として、図11のように、第1封止部材としてクランク状に形成した板材50を底板12の上面に固定し、板材50で開口部20を被覆し、更に、板材50の端部を延設し、底板12と板材50の延設した端部下方間に排水部としての排水路19を設けるものであっても良い。何れの実施形態においても、水滴を筐体本体1外へと排水する水抜孔18を底板12の上面に形成した第1の封止部材で被覆し、筐体本体1内から上面視で水抜孔18が露出しないようにしておくもので、少なくとも、図12のように第1の封止部材となる板材50の端部が水抜孔18を被覆し、板材50の端部下方と底板12間に排水部19を形成しておくことが必要である。なお、排水部となる排水路19が長くなればなるほど筐体本体1内に水滴が侵入することを効果的に防止できるものである。
基台13は、図1に示すように、4本の基台フレーム24を枠状に組み合わせて溶接してなるものである。本実施形態においては、特に前面側と後面側に配置される基台フレームを前後基台フレーム24aとし、左右側面側に配置される基台フレームを左右基台フレーム24bとして説明する。基台フレーム24は、枠状であり、また開口部25を備えた断面略コ字状のものである。この基台フレーム24の上面のうち、縦フレーム2に形成された水切部8の下方であって、図5に示すように筐体本体1の外側に対応する位置には、水切部8を伝って基台13上に到達した水滴を基台フレーム24内へと導く排水口26を設けるものとした。なお、基台フレーム24内とは、基台フレーム24の筐体本体1が固定される上面と、設置場所へ固定される下面に囲まれた空間で、開口部25の内側を意味する。これによって、縦フレーム2の水切部8を伝った水滴は排水口26を介して基台フレーム24内へと速やかに導かれるため、基台13上に水滴が溜まることがない。また、排水口26を縦フレーム2に形成された水切部8の下方に設けることにより、縦フレーム2の下端から筐体本体1内に水滴が侵入する問題を回避可能となる。
本実施形態の筐体本体1は、具体的には、図5に示すように、底板12により縦フレーム2の下方が覆われるように構成されている。しかしながら、このような構成では、縦フレーム2の水切部8から流れてきた水滴が、底板12上に溜まってしまい、溜まった水滴が縦フレーム2の下端と底板12の間から侵入する恐れがある。そこで、底板12の端部となる縦フレーム2の対応位置には孔部12aを形成するものとした。これにより、縦フレーム2の水切部8からの流れてきた水滴は、底板12の孔部12aを介して、筐体本体1外に排水される。
縦フレーム2の水切部8の対応位置には左右基台フレーム24bの排水口26が形成されており、すなわち、底板12の孔部12aの下方の対応位置に排水口26が設けられるものである。このような構造のため、図5に示すように、縦フレーム2の水切部8を伝わって底板12の孔部12aを介して排水口26に流れるようにしており、縦フレーム2の下端から筐体本体1内に水滴が侵入することを防止している。
本実施形態においては、図1のように、前後フレーム24aを、開口部25が筐体本体1の外側に面する方向に配置するものとし、さらに左右基台フレーム24bを、開口部25が筐体本体1内側に面する方向に配置するものとした。すべての基台フレーム24を、その開口部25が筐体本体1外側に面する方向に配置した場合は、基台13の強度が低下するため、本実施形態に示す構成により、基台13の強度低下を防止することができるものとした。また、前後基台フレーム24aの排水口26から基台フレーム24内へと導かれた水滴は、そのまま基台13外へと排水されることとなる。
さらに、左右基台フレーム24bには、図5のように、排水口26に連なるガイド部材27を設けるものとし、この左右基台フレーム24bの側面部31には、ガイド部材27に連なり、ガイド部材27を伝う水滴を基台13外へと排水する放出口28を形成するものとした。なお、ガイド部材27の両端部は、各々排水口26と放出口28に溶接して取付けられるものとした。これにより、水滴は排水口26からガイド部材27へと伝わり、さらにガイド部材27から放出口28を介して基台13外へと速やかに導かれることとなる。ガイド部材27を設けない場合は、排水口26を介して基台13内に導かれた水滴が基台13外に排水されずに基台13内に溜まり、筐体本体1内の湿度を上昇させる原因となり得るが、縦フレーム2の水切部8を介して流れてきた水滴が、左右基台フレーム24bの上面に形成された排水口26から左右基台フレーム24b内へと導かれ、左右基台フレーム24bの内部に形成したガイド部材27の表面上を水滴が伝わり、左右基台フレーム24bの側面部31に形成した放出口28より基台13外へと排水させるものである。ガイド部材27と放出口28とを介して基台13外に水滴を速やかに排水する構成とすることにより、前記湿度上昇を確実に回避し、湿度上昇による電気機器の劣化を防止することができるものとした。縦フレーム2連結箇所の外側には基台13の排水口26を、縦フレーム2連結箇所の内側には底板12の開口部20を形成しておくことにより筐体本体1の防水性能を向上させているものである。
なお、このガイド部材27及び放出口28は、開口部25が筐体本体1内側に面する方向に配置された左右基台フレーム24bにおいて必須となるが、前後基台フレーム24aにおいては、基台13内に水滴が溜まることがないために、本実施形態のように省略することができるものである。
また、前後基台フレーム24aには、図1のように、設置場所へのアンカー取付孔29及び吊上部30を形成するものとした。
1 筐体本体
2 縦フレーム
3 横フレーム
4 枠体
5 奥行フレーム
6 連結金具
7 覆い部
8 水切部
9 扉部
10 正面板
11 側板
12 底板
12a 孔部
13 基台
14 固定金具
14a 固定孔
14b 固定部
15 固定孔
16 屋根部
17 屋根板材
18 水抜孔
19 排水路
20 開口部
21 連通部
22 立上辺
23 板材
24 基台フレーム
24a 前後基台フレーム
24b 左右基台フレーム
25 開口部
26 排水口
27 ガイド部材
28 放出口
29 アンカー取付孔
30 吊上部
31 側面部
40 固定部
40a 固定孔
40b 貫通孔
50 板材

Claims (7)

  1. 複数のフレームにより構成された枠体を連結、または複数の板材を連結してなる筐体本体と、該筐体本体の下方に位置する底板とを備えた電気機器収納用箱の内部排水構造であって、
    前記底板は、筐体本体内に侵入した水滴を筐体本体外へ排水する水抜孔を備え、
    前記底板の上面には、前記水抜孔を被覆する第1封止部材を設け、
    前記第1封止部材の端部下方に、前記水抜孔に連なり、前記水滴を前記水抜孔へと導く排水部を備え
    前記排水部を、前記フレーム同士、または前記板材同士の連結箇所の内側位置に設けたことを特徴とする電気機器収納用箱の内部排水構造。
  2. 前記排水部は、前記底板に形成された開口部を、前記第1封止部材と、前記底板の下面に配置された第2封止部材とにより挟止してなるものとしたことを特徴とする請求項1記載の電気機器収納用箱の内部排水構造。
  3. 前記排水部は、前記第1封止部材と、前記底板との間に形成されるものとしたことを特徴とする請求項1記載の電気機器収納用箱の内部排水構造。
  4. 前記第1封止部材と、前記第2封止部材とを、互いに重複する位置に配置したことを特徴とする請求項2記載の電気機器収納用箱の内部排水構造。
  5. 前記第1封止部材は、前記筐体本体のフレームを固定する、または筐体本体内に載置される電気機器を固定する固定金具であり、
    前記第2封止部材は、前記筐体本体が載置される基台であることを特徴とする請求項2または4記載の電気機器収納用箱の内部排水構造。
  6. 前記開口部と前記水抜孔とは、その何れの幅よりも幅狭に形成した連通部を介して連なることを特徴とする請求項2記載の電気機器収納用箱の内部排水構造。
  7. 前記第1封止部材には、前記底板に対して垂直方向に立設した立上辺を形成し、
    該立上辺を、前記フレーム同士、または前記板材同士の連結箇所に臨ませたことを特徴とする請求項1記載の電気機器収納用箱の内部排水構造。
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