JP2014185821A - ケーシング - Google Patents

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Tomoya Osawa
智也 大沢
Yoshitaka Yagi
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Abstract

【課題】製作が容易で、また天板に降った雨水を確実に排水溝へ排出できるケーシングを提供する。
【解決手段】略矩形の台座7上の左右に、一対の門形のフレーム8が設けられる。各フレーム8は、前後の縦枠14の上端部同士を上枠15で接続して構成される。一対のフレーム8間には、天板3が設けられる。上枠15には、天板3からの水を前後方向外側へ導く排水溝16が上方へ開口して形成されている。前後の縦枠14には、上枠15の排水溝16からの水を下方へ導く排水溝17が形成されている。左右に側面カバー4、後方に背面カバー5、前方に扉6が設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種装置やタンクなどのケーシングに関するものである。
従来、下記特許文献1に開示されるように、前パネル(103)と側板パネル(101,102)との突き合わせ部や、背面パネル(104)と側板パネル(101,102)との突き合わせ部に、上下方向へ沿って凹状の溝部(160)を設けると共に、この溝部(160)へ雨水を導く凹状通路(201)を天板(200)に形成した屋外設置用ケーシングが知られている。
特開2011−214726号公報(段落0015−0022、図1、図2)
しかしながら、従来構造では、天板や側板パネルなどに、雨水排出用の凹状部を形成するための加工が必要であるし、前後のパネルと左右のパネルとの組立時、凹状部を構成する必要もある。また、前面に凹状部を設置する関係で、扉を設けることもできない。さらに、天板の外周部よりも内側に凹状部を形成するのでは、外周部に降った雨水が側壁を伝って流れるおそれも残る。その上、複数のケーシングを連結させて使用することもできない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、製作が容易で、また天板に降った雨水を確実に排水溝へ排出できるケーシングを提供することにある。さらに、必要に応じて、扉を設置したり、複数連結したりすることもできるケーシングを提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、一対の縦枠の上端部同士を上枠で接続した門形のフレームを一対と、その一対のフレーム間に設けられる天板とを備え、前記上枠には、前記天板からの水を前記上枠の長手方向外側へ導く排水溝が上方へ開口して形成されており、前記縦枠には、前記上枠の排水溝からの水を下方へ導く排水溝が形成されていることを特徴とするケーシングである。
請求項1に記載の発明によれば、門形のフレーム間に天板を備えて構成され、天板に降った雨水を、フレームの上枠の排水溝から、縦枠の排水溝を介して排水することができる。フレームに排水溝を設けることで、製作が容易となる。
請求項2に記載の発明は、前記一対の門形のフレームは、略矩形の台座上の左右に設けられ、前記左右のフレームは、前方の縦枠間の上部、および後方の縦枠間の上部に、それぞれ設けられた横枠で互いに接続されており、前記左右の上枠には、上方への突部が前後方向へ沿って形成され、その突部より左右方向外側に排水溝が形成されており、前記左右の上枠の突部間に、前記天板が設けられることを特徴とする請求項1に記載のケーシングである。
請求項2に記載の発明によれば、台座と、その左右に設けられる一対のフレームと、そのフレームの前後において縦枠間を接続する横枠とを備えるので、強度が確保されると共に、取扱いが容易となる。そして、左右の上枠には、ケーシングの左右方向内側に上方への突部が設けられる一方、左右方向外側に排水溝が形成され、前記突部間に天板が設けられる。よって、天板から左右へ流れる雨水は、すべて確実に上枠の排水溝を介して排水することができる。
請求項3に記載の発明は、前記左右の上枠の排水溝は、上方へ開口した断面略コ字形状部の溝とされ、前記前後の縦枠の排水溝は、前後方向外側へ開口した断面略コ字形状部の溝とされ、前記各略コ字形状部の溝は、その溝の底面を構成する中央片と、これと垂直に設けられる端片とにより形成され、前記上枠と前記縦枠とは、前記各排水溝を構成する前記中央片の端部同士が接続されると共に、左右方向外側の前記端片の端部同士が接続され、且つこの端片には、前記中央片からの延出先端部に、左右方向内側への延出片が設けられており、前記上枠と前記縦枠との延出片に、側面カバーがはめ込まれて取付可能であることを特徴とする請求項2に記載のケーシングである。
請求項3に記載の発明によれば、上枠や縦枠の各排水溝は、互いに連通する断面略コ字形状部の溝とされるので、構成が簡易であると共に、排水を円滑に行える。また、ケーシングの左右方向外側には、排水溝の端片と延出片とにより、側面カバーの被はめ込み部が形成されるので、側面カバーを容易に且つ確実に取り付けることができる。
請求項4に記載の発明は、前記左右のフレームの前方の縦枠間に、扉が開閉可能に設けられ、前記左右のフレームの後方の縦枠間は、背面カバーで閉じられ、前記天板の前端部と前記扉の上端部との隙間、および前記天板の後端部と前記背面カバーの上端部との隙間から進入した水を、左右方向外側へ導く排水溝が前記横枠に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のケーシングである。
請求項4に記載の発明によれば、扉で開閉可能な中空ボックス状のケーシングを構成することができる。また、天板と扉との隙間や、天板と背面カバーとの隙間からの雨水を、外部へ排水することもできる。
請求項5に記載の発明は、前記台座と、その左右に設けられる前記一対のフレームと、そのフレームの前後において縦枠間を接続する前記横枠とから構成されるケーシング枠を複数備え、これらケーシング枠同士は、左右に接続され、前記ケーシング枠同士の接続部となる側面には、前記側面カバーを設けず、連接された前記ケーシング枠群の左右方向外側端部の側面に、前記側面カバーを設け、前記各ケーシング枠は、上面に前記天板が設けられ、背面が前記背面カバーで閉じられ、正面が前記扉で開閉可能とされることを特徴とする請求項4に記載のケーシングである。
請求項5に記載の発明によれば、複数のケーシング枠を接続して使用することができる。その際、ケーシング枠同士の接続部は、塞がれることなく連通されているので、内部機器のメンテナンスが容易となる。
さらに、請求項6に記載の発明は、前記ケーシング枠同士の接続部には、隣接する前記ケーシング枠間において、前記上枠の延出片同士を架け渡す上パネル、前方の前記縦枠の延出片同士を架け渡す前パネル、および後方の前記縦枠の延出片同士を架け渡す後パネルが設けられることを特徴とする請求項5に記載のケーシングである。
請求項6に記載の発明によれば、ケーシング枠同士の接続部は、上および前後において、それぞれパネルで覆われるので、ケーシング枠間の隙間から内部への雨水の進入を防止することができる。しかも、上および前後のパネルは、隣接するケーシング枠の延出片同士を架け渡すので、排水溝を介した排水に影響を与えない。
本発明によれば、製作が容易で、また天板に降った雨水を確実に排水溝へ排出することができる。さらに、必要に応じて、扉を設置したり、複数連結したりすることも可能となる。
本発明のケーシングの一実施例を示す概略斜視図である。 図1のケーシングの分解斜視図である。 図1のケーシングのケーシング枠を示す概略斜視図であり、一部を切り欠いて省略して示している。 図3のケーシング枠の平面図である。 図3のケーシング枠を左右に接続して使用した状態を示す概略斜視図である。
以下、本発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明のケーシング1の一実施例を示す概略図であり、図1は組立状態の斜視図、図2は分解斜視図である。
本実施例のケーシング1は、その用途を特に問わず、言い換えれば、収容物を特に問わず、設置場所も問わない。但し、好適には、屋外に設置される各種装置やタンクなどのケーシングとされる。つまり、好適には、屋外設置用ケーシングとされ、たとえば、温水製造用のヒートポンプ、空気調和機の室外機、または貯水タンクのケーシングとして用いられる。
ケーシング1は、略矩形のボックス状の枠組みを構成するケーシング枠2と、その上面に設けられる天板3、左右側面に設けられる側面カバー4,4、背面に設けられる背面カバー5、および正面に設けられる扉6を備える。
図3および図4は、本実施例のケーシング枠2を示す概略図であり、図3は、一部を切り欠いて省略して示す斜視図、図4は、平面図である。
本実施例のケーシング枠2は、略矩形の台座7と、その台座7上の左右に設けられる一対の門形のフレーム8,8と、その左右のフレーム8同士を接続する前後の横枠9,10とを備える。
台座7は、左右の下枠11,11と、前後の下枠12,12とにより、略矩形に形成されている。左右の下枠11は、前後方向へ沿って配置され、前後の下枠12は、左右方向へ沿って配置される。そして、左右の下枠11の前端部同士が、前方の下枠12の左右両端部に接続される一方、左右の下枠11の後端部同士が、後方の下枠12の左右両端部に接続される。また、このようにして形成される略矩形の枠内に、適宜の部材13が架け渡すよう設けられ、強度の確保が図られると共に、前記装置やタンクなどの載置部とされる。
左右のフレーム8は、それぞれ、前後一対の縦枠14の上端部同士を上枠15で接続した門形に形成され、各縦枠14の下端部が台座7に固定される。前方の縦枠14は、台座7の前方の角部に立設され、後方の縦枠14は、台座7の後方の角部に立設される。左右のフレーム8の上枠15間には天板3が設けられるが、上枠15には、天板3からの水を前後方向外側へ導く排水溝16が上方へ開口して形成されている。また、縦枠14には、上枠15の排水溝16からの水を下方へ導く排水溝17が形成されている。
なお、台座7を構成する下枠11,12、フレーム8を構成する縦枠14や上枠15、およびフレーム8間を接続する横枠9,10は、本実施例では形材により形成される。また、典型的には、左右の下枠11同士は左右対称、前後の下枠12同士は前後対称、前後の縦枠14同士は前後対称、前後の横枠9,10同士は前後対称の断面に形成される。
前後の各縦枠14は、ケーシング枠2の前後方向外側へ開口するように、断面略コ字形状に形成される。つまり、前方の縦枠14は、前方へ開口する断面略コ字形状に形成され、後方の縦枠14は、後方へ開口する断面略コ字形状に形成される。具体的には、前後の各縦枠14は、横断面で見た場合、左右方向に沿う中央片18の左右両端部に、ケーシング枠2の前後方向外側へ延出して端片19,20が連接されている。その際、ケーシング枠2の左右方向内側に配置される端片20は、左右方向外側に配置される端片19よりも、前後方向外側へ延出して形成されている。さらに、各端片19,20には、中央片18からの延出先端部(つまりケーシング枠2の前後方向外側端部)に、それぞれ、その縦枠14の左右方向内側への延出片21,22が連接されている。
このようにして、各縦枠14には、排水溝17が形成される。つまり、中央片18とその左右の端片19,20とによる略コ字形状部の溝が、上枠15の排水溝16からの水を下方へ導く排水溝(第一排水溝)17とされる。また、ケーシング枠2の左右方向内側に配置される端片20と、その前後に配置される延出片22および中央片18とによる略コ字形状部の溝が、後述する横枠9,10の排水溝46からの水を下方へ導く排水溝(第二排水溝)17´とされる。但し、上枠15からの水を下方へ排出する第一排水溝17と、横枠9からの水を下方へ排出する第二排水溝17´とは、厳密に区別される訳ではなく、縦枠14を構成する各片18〜22で囲まれた空間が排水溝17,17´として機能する。
左右の各上枠15は、ケーシング枠2の左右方向内側に、上方への突部23が前後方向へ沿って形成され、ケーシング枠2の左右方向外側に、排水溝16が前後方向へ沿って形成される。つまり、左の上枠15は、右側に突部23を、左側に排水溝16を形成され、右側の上枠15は、左側に突部23を、右側に排水溝16を形成される。具体的には、左右の各上枠15は、縦断面で見た場合、左右方向に沿う中央片24の左右両端部に、上方へ延出して端片25,26が連接されることで、上方へ開口する断面略コ字形状部を備えている。その際、ケーシング枠2の左右方向内側に配置される端片26は、左右方向外側に配置される端片25よりも、上方へ延出して形成されており、その上端部は、ケーシング枠2の左右方向内側へ延出した後、下方へ折り返されることで、上方への突部23が形成されている。一方、ケーシング枠2の左右方向外側に配置される端片25には、中央片24からの延出先端部(つまり上端部)に、ケーシング枠2の左右方向内側への延出片27が連接されている。この延出片27は、突部23側の端片26にまで達しない寸法とされ、排水溝16は前後方向全域において上方へ開口される。この延出片27の幅寸法は、前後の縦枠14の延出片21の幅寸法と対応している。
このようにして、上枠15には、排水溝16が形成される。つまり、中央片24とその左右の端片25,26とによる上向きの略コ字形状部の溝が、排水溝16とされる。一方、この排水溝16と隣接して、下向きの略コ字形状部が、突部23とされる。この突部23の前後両端部は板材28で塞がれる。なお、上枠15の左右方向幅寸法は、縦枠14の左右方向幅寸法と対応しており、ケーシング枠2の左右方向外側において、上枠15と前後の縦枠14の各端片25,19は同一平面に配置される。
上枠15と前後の縦枠14とは、互いの排水溝16,17を接続するように、上枠15の前後両端部と縦枠14の上端部とが、溶接される。本実施例では、前後の縦枠14の中央片18の上端部は、幅方向略半分(左縦枠では略左半分、右縦枠では略右半分)が、上枠15の中央片24の前後両端部に隙間なく接続され、幅方向残り半分(左縦枠では略右半分、右縦枠では略左半分)が、突部23の前後両端部を閉塞する板材28に隙間なく接続される。さらに、上枠15と前後の縦枠14とは、ケーシング枠2の左右方向外側の端片25,19同士が隙間なく連続的に接続され、さらにその端片25,19に設けた延出片27,21同士も隙間なく連続的に接続される。この端片25,19および延出片27,21により、側面カバー4の被はめ込み部が構成される。
なお、上枠15と前後の縦枠14との接続部は、所望により円弧状に接続してもよく、特に、図示例のように端片25,19や延出片27,21については、円弧状に接続するのが好ましい。また、図3の下部から分かるように、左右の門形のフレーム8は、左右方向内側(上枠15の突部23と対応した箇所)が台座7上に配置され、左右方向外側が台座7から突出して配置される。
左右の門形のフレーム8は、前方の縦枠14間の上部、および後方の縦枠14間の上部に、それぞれ横枠9,10が設けられて、互いに接続される。各横枠9,10は、本実施例では、断面略コ字形状材から形成され、その開口部を下方へ向けて配置される。そして、左右両端部が、左右の縦枠14(より詳細にはケーシング枠2の左右方向内側の端片20)に接続される。
横枠9,10には、所望により、排水溝46が設けられる。本実施例では、前方の横材9の前面、および後方の横材10の後面に、それぞれ排水溝46を形成する水路材29が設けられる。この水路材29は、下端部が上向きの略コ字形状に形成されることで、排水溝46が形成されている。水路材29の排水溝46は、左右方向へ沿って配置され、左右両端部の開口部が、左右の縦枠14の第二排水溝17´に開口している。
天板3は、略矩形の板状であり、より詳細には本実施例では、下方へのみ開口する浅い箱状に形成されている。天板3は、左右両端部が左右の上枠15の突部23にはめ込まれて設けられる。この際、天板3の左右の側壁30が、左右の突部23の側壁(端片26)に重ね合わされる。従って、天板3の取付状態においても、上枠15の排水溝16は上方へ開口して露出する。そして、天板3の四隅において、天板3の上壁と突部23の上壁との間をボルト31で固定する。なお、天板3の取付状態において、前後の排水溝46は、天板3よりやや下方に配置される。
ところで、図示例の場合、天板3の前後両端部は、前後方向外側へ行くに従って下方へ傾斜する円弧状に形成されている。さらに、所望により、天板3の左右両端部は、左右方向外側へ行くに従って下方へ傾斜して形成されてもよい。
側面カバー4は、略矩形の板状であり、より詳細には本実施例では、ケーシング枠2の左右方向内側へ開口する浅い箱状に形成されている。側面カバー4は、その開口部が、上枠15および前後の縦枠14の端片25,19および延出片27,21により形成された被はめ込み部にはめ込まれる。この際、側面カバー4は、前後の端壁32が、前後の縦枠14の延出片21に重ね合わされ、上方の端壁33が、上枠15の延出片27に重ね合わされる。また、側面カバー4の前後および上方の端壁32,33の幅寸法(内寸)は、前後の縦枠14および上枠15の延出片21,27の幅寸法とほぼ対応しており、側面カバー4の取付状態においても、少なくとも上枠15の排水溝16は上方へ開口して露出する。さらに、側面カバー4は、下方の端壁34に、下方へのツバ部35が形成されており、そのツバ部35が台座7の側面に重ね合わされる。このようにして、左右のフレーム8に側面カバー4をはめ込んだ状態で、上方の端壁33と上枠15の延出片27との間をボルト36で固定すると共に、下方のツバ部35と台座7の側壁との間をボルト37で固定する。このように、側面カバー4は、被はめ込み部への着脱が容易であるから、ケーシング1内のメンテナンスは、所望により側面カバー4を取り外して行うこともできる。
背面カバー5は、略矩形の板材であり、より詳細には本実施例では、左右両端部に前方への屈曲片38が連接された板材である。背面カバー5は、ケーシング枠2の背面を塞ぐように配置される。背面カバー5は、その四隅において、ケーシング枠2の背面に、ボルト39により固定される。
ケーシング枠2の正面には、扉6が開閉可能に設けられる。本実施例では、扉6は、右の縦枠14に、ヒンジ40により開閉可能に吊り下げられる。横枠9や縦枠14などに沿ってパッキンを設けておくことで、扉6を閉じた際の隙間を埋めるようにしてもよい。なお、扉6には、取っ手41が設けられる他、ケーシング1の用途に応じて、適宜の開口などが設けられる。図1では、液晶ディスプレイ(タッチスクリーン)42や操作ボタン43が、扉6面に操作部を配置して設けられている。
ケーシング1は、以上のような構成であるから、屋外に設置した場合でも、天板3に降った雨水を排水溝16,17から円滑に排水することができる。具体的には、門形の左右のフレーム8間に天板3を備えて構成されるので、天板3に降った雨水を、フレーム8の上枠15の排水溝16から、縦枠14の排水溝17を介して下方へ排水することができる。フレーム8を構成する上枠15や縦枠14に排水溝16,17を設けることで、製作が容易となる。さらに、所望により横枠9,10にも排水溝46を設けておけば、天板3と扉6との隙間や、天板3と背面カバー5との隙間からの雨水を、横枠9,10の排水溝46から、縦枠14の第二排水溝17´を介して下方へ排水することができる。
なお、側面カバー4の下端部には、適宜の排水穴を設けておいてもよい。たとえば、側面カバー4の下端壁に34、前後方向へ沿って矩形状の排水穴を形成しておいてもよい。その場合、万一、ケーシング1内に水が進入し、その水が側面カバー4の内側を伝って流れても、排水穴から外部へ排水することができる。
また、同様に、台座7には、適宜の排水穴を設けておいてもよい。たとえば、台座7の前後における左右両端部に、左右方向外側および下方へ開口して排水穴を形成しておけばよい。その場合、万一、ケーシング1内に水が進入しても、ケーシング1内に水が溜まるのを防止することができる。
図5は、前記実施例のケーシング枠2を左右に接続して使用した状態を示す概略斜視図である。この図に示すように、ケーシング枠2は、左右に複数接続して使用することもできる。図示例では、三つのケーシング枠2を接続しているが、二つでもよいし、四つ以上を接続することもできる。
ケーシング枠2は、左右に接続されるが、その際、隣接するケーシング枠2を突き合わせてもよい(つまり当接して配置してもよい)し、設定距離だけ離した状態で配置しつつ後述する各パネルにより接続してもよい。たとえば、隣接するケーシング枠2は、フレーム8の端片19,25同士を突き合わせて配置し、ボルトにより互いに連結される。
そして、ケーシング枠2同士の接続部には、隣接するケーシング枠2間において、上枠15の延出片27同士を架け渡す上パネル44、台座7同士を架け渡す下パネル(図示省略)、前方の縦枠14の延出片21同士を架け渡す前パネル45、および後方の縦枠14の延出片21同士を架け渡す後パネル(図示省略)が設けられる。この際、上および前後のパネル44,45は、隣接するフレーム8の延出片27,21にはめ込まれてもよい。また、少なくとも上パネル44は、前記実施例の側面カバー4の場合と同様に、上枠15の排水溝16の上部開口を塞ぐことない。なお、ケーシング枠2同士を突き合わせて配置する場合、下パネルの設置を場合により省略することができる。
このような構成の場合、ケーシング枠2同士の接続部は、少なくとも上および前後において、それぞれパネル44,45で覆われるので、ケーシング枠2間の隙間から内部への雨水の進入を防止することができる。しかも、上および前後のパネルは、隣接するケーシング枠2の延出片21,27同士を架け渡すので、排水溝16,17を介した排水に影響を与えない。
ケーシング枠2を左右に連結する場合、ケーシング枠2同士の接続部となる側面には、側面カバー4を設けない。その代わりに、連接されたケーシング枠2群の左右方向外側端部の側面に、側面カバー4を設ける。また、各ケーシング枠2は、上面に天板3が設けられ、背面が背面カバー5で閉じられ、正面が扉6で開閉可能とされる。このような構成の場合、ケーシング枠2同士の接続部は、塞がれることなく連通されているので、内部機器のメンテナンスが容易となる。
本発明のケーシング1は、前記実施例の構成に限らず適宜変更可能である。特に、一対の縦枠14の上端部同士を上枠15で接続した門形のフレーム8を一対と、その一対のフレーム8間に設けられる天板3とを備え、上枠15には、天板3からの水を上枠15の長手方向外側へ導く排水溝16が上方へ開口して形成されており、縦枠14には、上枠15の排水溝16からの水を下方へ導く排水溝17が形成されているのであれば、その他の構成は適宜に変更可能である。
たとえば、前後の縦枠14の排水溝17は、前後方向外側へ開口した断面略コ字形状部から形成したが、その開口部を外部から見えないように閉鎖してもよい。この際、縦枠14の断面を略ロ字形状として、その中空部を排水溝17として用いてもよい。
また、前記実施例において、上枠15の排水溝16は、前方および/または後方へ円滑に排水できるように、傾斜して形成しておいてもよい。同様に、横枠9,10の排水溝46は、左右両方または左右片方へ円滑に排水できるように、傾斜して形成しておいてもよい。さらに、縦枠14の排水溝17は、垂直ではなく、下方へ行くに従って前後方向外側へ行くように傾斜して形成されてもよい。その他、排水溝16,17,17´,46の断面形状も適宜に変更可能である。
1 ケーシング
2 ケーシング枠
3 天板
4 側面カバー
5 背面カバー
6 扉
7 台座
8 フレーム
9 (前方の)横枠
10 (後方の)横枠
14 縦枠
15 上枠
16 (上枠の)排水溝
17 (縦枠の)排水溝
18 (縦枠の)中央片
19,20 (縦枠の)端片
21 (縦枠の)延出片
23 突部
24 (上枠の)中央片
25,26 (上枠の)端片
27 (上枠の)延出片
28 板材
29 水路材
44 上パネル
45 前パネル
46 (横枠の)排水溝

Claims (6)

  1. 一対の縦枠の上端部同士を上枠で接続した門形のフレームを一対と、その一対のフレーム間に設けられる天板とを備え、
    前記上枠には、前記天板からの水を前記上枠の長手方向外側へ導く排水溝が上方へ開口して形成されており、
    前記縦枠には、前記上枠の排水溝からの水を下方へ導く排水溝が形成されている
    ことを特徴とするケーシング。
  2. 前記一対の門形のフレームは、略矩形の台座上の左右に設けられ、
    前記左右のフレームは、前方の縦枠間の上部、および後方の縦枠間の上部に、それぞれ設けられた横枠で互いに接続されており、
    前記左右の上枠には、上方への突部が前後方向へ沿って形成され、その突部より左右方向外側に排水溝が形成されており、
    前記左右の上枠の突部間に、前記天板が設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のケーシング。
  3. 前記左右の上枠の排水溝は、上方へ開口した断面略コ字形状部の溝とされ、
    前記前後の縦枠の排水溝は、前後方向外側へ開口した断面略コ字形状部の溝とされ、
    前記各略コ字形状部の溝は、その溝の底面を構成する中央片と、これと垂直に設けられる端片とにより形成され、
    前記上枠と前記縦枠とは、前記各排水溝を構成する前記中央片の端部同士が接続されると共に、左右方向外側の前記端片の端部同士が接続され、且つこの端片には、前記中央片からの延出先端部に、左右方向内側への延出片が設けられており、
    前記上枠と前記縦枠との延出片に、側面カバーがはめ込まれて取付可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載のケーシング。
  4. 前記左右のフレームの前方の縦枠間に、扉が開閉可能に設けられ、
    前記左右のフレームの後方の縦枠間は、背面カバーで閉じられ、
    前記天板の前端部と前記扉の上端部との隙間、および前記天板の後端部と前記背面カバーの上端部との隙間から進入した水を、左右方向外側へ導く排水溝が前記横枠に設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載のケーシング。
  5. 前記台座と、その左右に設けられる前記一対のフレームと、そのフレームの前後において縦枠間を接続する前記横枠とから構成されるケーシング枠を複数備え、
    これらケーシング枠同士は、左右に接続され、
    前記ケーシング枠同士の接続部となる側面には、前記側面カバーを設けず、連接された前記ケーシング枠群の左右方向外側端部の側面に、前記側面カバーを設け、
    前記各ケーシング枠は、上面に前記天板が設けられ、背面が前記背面カバーで閉じられ、正面が前記扉で開閉可能とされる
    ことを特徴とする請求項4に記載のケーシング。
  6. 前記ケーシング枠同士の接続部には、隣接する前記ケーシング枠間において、前記上枠の延出片同士を架け渡す上パネル、前方の前記縦枠の延出片同士を架け渡す前パネル、および後方の前記縦枠の延出片同士を架け渡す後パネルが設けられる
    ことを特徴とする請求項5に記載のケーシング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015014421A (ja) * 2013-07-05 2015-01-22 株式会社コロナ 屋外設置用筐体
CN113108460A (zh) * 2021-03-30 2021-07-13 青岛经济技术开发区海尔热水器有限公司 电热水器

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