JP6510752B2 - 開口部装置 - Google Patents

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Description

本発明は、開口部装置に関する。詳細には、親扉および子扉を有する開口部装置に関する。
従来、枠体に組み込まれる親扉および子扉を有する開口部装置において、フランス落しと呼ばれる子扉の開閉をロックする固定錠を設けることが知られている。フランス落しは、子扉の戸先側の上下の端部に設けられる昇降可能なロッドと、枠体内に配置されてロッドの先端が嵌入される受け具と、を有する。フランス落しは、ロッドが子扉の端部を越えて枠体内に配置される受け具に嵌入されることで、子扉を閉状態にロックする。
フランス落しのロッドは、親扉や枠体に生じる位置ずれの影響を受けることにより、水平方向に位置がずれて移動する場合がある。このロッドの水平方向のずれは、ロッドの受け具の開口の範囲内に規制される(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−242509号公報
また、ロッドの水平方向の移動を確実に規制するため、子扉の上下の端部に樹脂製のガイド部材を設けることが知られている。しかしながら、火災が発生し開口部装置が高熱に曝されると、ロッドの周囲の樹脂等の部材は溶融し、子扉の内部でロッドが水平方向にずれて移動する場合がある。この場合、ロッドが移動することで子扉の位置がずれ、親扉および子扉の全閉状態であっても、子扉の移動により生じた隙間から可燃ガスが漏れ、引火する恐れがあった。
本発明は、子扉が高熱に曝された場合であっても、ロッドの移動を規制して子扉が開くことを防止できる開口部装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、上枠、下枠および左右の縦枠(例えば、後述の上枠2a、下枠2bおよび縦枠2c,縦枠2d)により枠組みされた枠体(例えば、後述の枠体2)と、該枠体内に嵌め込まれて開閉可能な親扉および子扉(例えば、後述の親扉3および子扉4)と、を備える開口部装置(例えば、後述の開口部装置1)であって、前記子扉の上框(例えば、後述の44a)、下框(例えば、後述の44a)および召し合せ框(例えば、後述の44c)のうち少なくとも1つには芯材(例えば、後述の芯材42)が設けられ、前記召し合せ框の上端部および下端部の少なくとも一方に、前記上枠または前記下枠に設けられた受け具(例えば、後述の受け具54)の嵌入部(例えば、後述の嵌入部541)に嵌入可能なロッド(例えば、後述のロッド51)を有しており、前記召し合せ框の上端部および下端部の少なくとも一方には、前記芯材に固定され、前記ロッドが挿通する挿通孔(例えば、後述の挿通孔62)を有する金属製のロッドガイド(例えば、後述のロッドガイド6)が設けられている開口部装置を提供する。
本発明では、上枠、下枠および左右の縦枠により枠組みされた枠体と、枠体に嵌め込まれた親扉および子扉を備える開口部装置において、子扉の上框、下框および召し合せ框のうち少なくとも1つに芯材を設ける。また、召し合せ框の上端部および下端部の少なくとも一方に、上枠または下枠に設けられた受け具の嵌入部に嵌入可能なロッドを設ける。さらに、召し合せ框の上端部および下端部の少なくとも一方に、芯材に固定されロッドが挿通する挿通孔を有する金属製のロッドガイドを設ける。
これにより、ロッドの水平方向の移動がロッドガイドの挿通孔により規制され、このロッドガイドが金属製であるため、火災により子扉が高温に曝された場合でも、ロッドガイドが溶け落ちずにロッドの移動が規制される。
前記ロッドガイドは、前記芯材と一体に形成されていることが好ましい。
本発明では、ロッドガイドを、芯材と一体に形成する。これにより、ロッドガイドの取り付けが容易になるとともに、ロッドガイドが外れたり位置ずれを起こしにくくなる。
前記ロッドガイドは、前記挿通孔(例えば、後述の挿通孔62)が形成され且つ前記召し合せ框(例えば、後述の召し合せ框44c)の端部を塞ぐ板状部(例えば、後述の板状部61)を備えることが好ましい。
本発明では、ロッドガイドを、挿通孔が形成され且つ召し合せ框の端部を塞ぐ板状部を含んで構成する。これにより、召し合せ框の内部を可燃ガスが流通しても、召し合せ框の端部が板状部で塞がれることで、可燃ガスの漏出が抑制される。
前記子扉は、前記召し合せ框の端部を覆う樹脂製のエッジキャップ(例えば、後述のエッジキャップ43)をさらに備え、前記ロッドガイドの板状部は、前記召し合せ框の端部と前記エッジキャップとの間に配置されることが好ましい。
本発明では、子扉を、召し合せ框の端部を覆う樹脂製のエッジキャップを含んで構成する。そして、ロッドガイドの板状部を、召し合せ框の端部とエッジキャップとの間に配置する。これにより、樹脂製のエッジキャップにより召し合せ框の端部が塞がれる。そして、エッジキャップと召し合せ框の間に板状のロッドガイドを配置するため、子扉が高温に曝されてエッジキャップが溶け落ちても、ロッドガイドにより召し合せ框の端部が塞がれることで、可燃ガスの漏出が抑制される。
本発明によれば、子扉が高熱に曝された場合であっても、ロッドの移動を規制して子扉が開くことを防止できる開口部装置を提供することができる。
本実施形態に係る開口部装置を屋外側から見た図である。 本実施形態に係る開口部装置が躯体の開口に納められた状態の縦断面図である。 本実施形態に係る開口部装置が躯体の開口に納められた状態の横断面図である。 本実施形態に係る子扉4の分解斜視図である。 本実施形態に係るフランス落しを操作した状態の図を示す。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る開口部装置を屋外側から見た図である。
図示のように、開口部装置1は、玄関ドア等のドアであり、躯体(建物)に形成された開口に納められる。開口部装置1は、枠体2と、親扉3および子扉4と、を有する。
枠体2は、上枠2aと、下枠2bと、左右の縦枠2c,縦枠2dと、により矩形に枠組みされる。枠体2は、躯体の開口に取り付けられる。
親扉3は、枠体2の一方側に配置されている。親扉3は、一方の縦枠2dに丁番7を介して屋外側(図中手前側)に開閉可能に嵌め込まれている。親扉3の戸先側には、ハンドル13が取り付けられている。
子扉4は、枠体2の他方側に配置されている。子扉4は、他方の縦枠2cに丁番7を介して屋外側に開閉可能に嵌め込まれている。
親扉3および子扉4の側面は、戸先側において互いに対向し、それぞれ親扉召し合せ面3a、子扉召し合せ面4aとなっている。
図2は、本実施形態に係る開口部装置1が躯体の開口に納められた状態の縦断面図で、図3は、本実施形態に係る開口部装置1が躯体の開口に納められた状態の横断面図である。なお、以下では、左右は屋外側から見た左右を表す。
親扉3および子扉4は、躯体8の開口80から屋外側へ若干オフセットされて、開口80に納められている。
開口80は、梁部材81と、左,右の柱部材82と、屋内側の床材83と、で区画形成され、その内、梁部材81と左,右の柱部材82の内面には額縁材84が貼設される。額縁材84は、梁部材81と左方の柱部材82にはスペーサ85を介して、また、右方の柱部材82には直接貼り付けられる。
梁部材81と左,右の柱部材82を含めて、躯体8の構造壁88の両側には、断熱材89が配置される。屋内側の断熱材89と躯体8との間にはスペーサ85が配置されるとともに、屋外側の断熱材89と外装材90との間にもスペーサ85が配置される。なお、外装材90と枠体2との間には、シーリング材91が介装される。
床材83は、屋内側と屋外側に配置されている。床材83は、化粧材86およびモルタル87を有する。屋内側の床材83および屋外側の床材83は、後述する下枠2bの段差に対応して、所定の段差(例えば20mm以下)を有して配置されている。
枠体2を構成する上枠2aは、本体枠部20aと、本体枠部20から屋内側に延びる取付片部20bと、を備える。本体枠部20aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その下面が親扉3および子扉4の上面に対向している。取付片部20bは、本体枠部20aから延出し、ネジ93により梁部材81に結合されている。
枠体2を構成する下枠2bは、本体片部21aと取付片部21bと、を備える。本体片部21aは、段差のある床材83(厳密にはモルタル87)に対応して、断面L字状に形成され、その上面が親扉3および子扉4の下面に対向している。取付片部21bは、本体片部21aの後端から上方へ延出される。また、本体片部21aと取付片部21bに跨ってアンカー97が組み付けられ、モルタル87の内部に埋め込まれる。
図3に示すように、枠体2を構成する子扉4の吊元側の縦枠2cは、本体枠部22aと、本体枠部22aから延出する取付片部22bと、を備える。本体枠部22aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その右側面が子扉4の左側面に対向している。そして、本体枠部22aの左側面と子扉4の左側面との間に、上下方向の3箇所に亘って丁番7が介設される(図1参照)。取付片部22bは、ネジ93により柱部材82に取り付けられている。
枠体2を構成する親扉3の吊元側の縦枠2dは、本体枠部23aと、本体枠部23aから延出する取付片部23bと、を備える。本体枠部23aは、断面方形(ホロー構造)に形成され、その左側面が親扉3の右側面に対向している。そして、本体枠部23aの左側面と親扉3の右側面との間に、上下方向の3箇所に亘って丁番7が介設される(図1参照)。取付片部23bは、ネジ93により柱部材82に取り付けられている。
上述した上枠2a、下枠2b、戸先側の縦枠2cおよび吊元側の縦枠2dは、アルミニウム材を用いた押出成形でそれぞれ形成される。これらの枠体2と親扉3および子扉4との間には、シールパッキン92が配置されている。
次に、図4を用いて、子扉4について詳しく説明する。図4は、本実施形態に係る子扉4の分解斜視図である。子扉4は、子扉本体40と、フランス落し5と、ロッドガイド6と、を備える。
子扉本体40は、表面材41と、芯材42と、エッジキャップ43と、を備える。
表面材41は、子扉4を枠体2に取り付けた際に、屋外側および屋内側に面するように配置されている。表面材41は、屋外側および屋内側に配置される長方形の2枚の平板状の部材により構成されている。表面材41は、鉄(SUSやスチール等を意味する。以下、同様)により形成されている。2枚の表面材41の間には、発泡樹脂(EPS)により形成される断熱パネルが配置されている(図示せず)。
子扉本体40の四周を構成する框44は、上框44aと、下框44bと、召し合せ框44cと、を含んで構成される。各框は、表面材41の周囲の部分と、芯材42と、を含んで構成される。上框44aは子扉本体40の上部における幅方向に延びる辺に位置している。下框44bは子扉本体40の下部における幅方向に延びる辺に位置している。召し合せ框44cは、子扉本体40の召し合せ面4aに位置している。
芯材42は、上芯材42a(図5参照)、下芯材42b、吊元側縦芯材42c(図示せず)、召し合せ芯材42d1、42d2から構成される。芯材42は、屋外側および屋内側の表面材41の間に配置される長尺部材である。芯材42は、表面材41の四周を囲む枠組を構成し、幅方向の長さが子扉4の厚み部分に対応する。例えば、下芯材42bは、長方形の平面部421と、この平面部421の長手方向に沿う2つの辺から起立する2つの側壁部422とを有する。また、召し合せ芯材42d1、42d2は、召し合せ框44cに配置され、断面コの字状のストライク側芯材42d1と、このストライク側芯材42d1を補強する断面コの字状のストライク側補強芯材42d2と、により構成される(図3参照)。
エッジキャップ43は、召し合せ框44cの上下の端部に配置される。エッジキャップ43は、召し合せ框44cの端部を保護する樹脂製のカバーである。エッジキャップ43は、内側部分431と、外側部分432と、戸当部分433と、を有する。
内側部分431は、召し合せ框44cの端部の内部に挿入される。内側部分431は、内部にロッド51が挿通可能な貫通孔434を有する。
外側部分432は、内側部分431から連続して形成され、召し合せ框44cの端部形状に沿って外側に露出している。
戸当部分433は、外側部分432から子扉4の屋内側に延出する部分である。戸当部分433は、親扉3の下端部の角に接触可能に構成されている。戸当部分433は、親扉3の角の底部に当接する四角形の平面部433aと、平面部の二辺から上方に向かって起立し、親扉3の角の側壁に当接する側壁部433bとを有する。
フランス落し5は、ロッド51と、レバー52と、スライド機構53と、受け具54と、を有する。フランス落し5は、子扉4の召し合せ面4aにおける上下の端部側に配置されている。以下、子扉4の下端部に配置されるフランス落し5について説明するが、上端部における場合も同様の構成を有し、各部の配置は上下対称になっている。
ロッド51は、子扉4の召し合せ框44cの内部に配置されている。ロッド51は、円柱状の棒であり、上下に昇降可能である。ロッド51は、下方に移動した状態では、子扉4の下端部を越えて突出し、下端部は枠体2内へ嵌入される。ロッド51は、一端にねじ溝が形成され、他端は丸く面取りされている。ねじ溝の形成された一端が、子扉4の長手方向における中央側に配置され、他端が子扉4の外側を向いて配置されている。
スライド機構53は、ロッド51に連結されて、ロッド51を上下に昇降させるものである。スライド機構53は、ロッド51の端部と連結されるねじ溝が形成された保持部531と、保持部531と連続して形成されるスライダー532と、これら保持部531およびスライダー532を子扉4の召し合せ框44cに取り付ける取り付け面533と、を有する。
レバー52は、取り付け面533に配置され、取り付け面533の内側でスライダー532と連結されている。子扉4の下端部側から、レバー52を上方(子扉4の長手方向中央側)へ移動させると、ロッド51が下方(子扉4の外側)に移動する。レバー52を下方に移動させると、ロッド51が上方に移動する。
受け具54は、下枠2bに埋設される(図1参照)。受け具54は、ロッド51が嵌入する嵌入部541の形成された金具である。嵌入部541は、一端側に配置される開口と、この開口から他端側に向かって形成される窪みとにより形成される。この開口の幅はロッド51の外径よりも大きく形成されている。受け具54は、ロッド51が子扉4の端部から突出して昇降移動した際に、枠体2に挿通したロッド51の先端部を受け止めるものである。
ロッドガイド6は、子扉4の召し合せ框44cの内部に配置されている。ロッドガイド6は、召し合せ框44cの下端部を覆う鉄製で板状の部材である。ロッドガイド6は、四角形の板状部61と、板状部61に形成される挿通孔62と、を有する。
板状部61は、召し合せ框44cの下端部と、エッジキャップ43の内側部分431との間に配置される。
挿通孔62は、エッジキャップ43の内側部分431に形成された貫通孔434と略同径に形成される。
図4に示すように、ロッドガイド6は、本実施形態では、下芯材42bと連続して一体に形成されている。ロッドガイド6は、下芯材42bの長手方向の端部に配置されている。ロッドガイド6は、下芯材42bの平面部421から縦断面L字状を形成するように下芯材42bの一部が屈曲して形成されている。平面部421から垂直方向に屈曲した面はエッジキャップ43の厚みに対応し、平面部421から上方向に離間し平面部421と略平行に延びる面は、ロッドガイド6の板状部61を構成している。
図5は、本実施形態に係るフランス落し5を操作した状態の図を示す。
図5における子扉4の上端側のフランス落し5では、ロックされていない状態を示している。子扉4の上端側では、ロッド51は子扉4の召し合せ框44cの内部に収容されている。
子扉4の下端側のフランス落し5は、ロックされた状態を示している。子扉4の下端部側において、レバー52を上に上げると、ロッド51が下方に移動する。このとき、ロッド51の下端部は、ロッドガイド6の挿通孔62およびエッジキャップ43の貫通孔434により水平方向の移動を規制されて、これらの挿通孔62、貫通孔434を挿通し、子扉本体40の下端部を越えて突出する。ロッド51の先端部は、開口部装置1の枠体2に埋設された受け具54に嵌入する。この状態では、ロッド51が子扉4の外側にある枠体の内部に嵌入されているので、子扉4を開くことができず、ロックされる。子扉4がロックされた状態のときは、ロッド51が金属製のロッドガイド6の挿通孔62を挿通した状態であるため、子扉4が高熱に曝された場合にエッジキャップ43が溶け落ちても、ロッド51は移動しない。
以上の構成を備える本実施形態に係る開口部装置1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、上枠2a、下枠2bおよび左右の縦枠2c、2dにより枠組みされた枠体2と、枠体2に嵌め込まれた親扉3および子扉4を備える開口部装置1において、子扉4の召し合せ框44cに召し合せ芯材42d1,42d2を設けた。また、召し合せ框44cの上端部および下端部の少なくとも一方に、上枠2aまたは下枠2bに設けられた受け具54の嵌入部541に嵌入可能なロッド51を設けた。さらに、召し合せ框44cの上端部および下端部の少なくとも一方に、召し合せ芯材42d1,42d2に固定されロッド51が挿通する挿通孔62を有する金属製のロッドガイド6を設けた。
これにより、ロッド51の水平方向の移動がロッドガイド6の挿通孔62により規制され、このロッドガイド6が金属製であるため、火災により子扉4が高温に曝された場合でも、ロッドガイド6が溶け落ちずにロッド51の移動が規制される。よって、子扉4がずれたり開いたりしないので、可燃ガスの漏出が抑制され、防火性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、ロッドガイド6を、下芯材42bと一体に形成した。これにより、ロッドガイド6の取り付けが容易になるとともに、ロッドガイド6が外れたり位置ずれを起こしにくくなる。
また、本実施形態では、ロッドガイド6を、挿通孔62が形成され且つ召し合せ框44cの端部を塞ぐ板状部61を含んで構成した。これにより、召し合せ框44cの内部を可燃ガスが流通しても、召し合せ框44cの端部が板状部61で塞がれることで、可燃ガスの漏出が抑制される。
また、本実施形態では、子扉4を、召し合せ框44cの端部を覆う樹脂製のエッジキャップ43を含んで構成した。そして、ロッドガイド6の板状部61を、召し合せ框44cの端部とエッジキャップ43との間に配置した。これにより、樹脂製のエッジキャップにより召し合せ框44cの端部が塞がれるため、召し合せ框44cの内部に子扉4の外部にある塵埃、砂利や土等が入らなくなるとともに、召し合せ框44cの端部に傷がつくことを防止することができる。そして、エッジキャップ43と召し合せ框44cの間に板状のロッドガイド6を配置するため、子扉4が高温に曝されてエッジキャップ43が溶け落ちても、ロッドガイド6により召し合せ框44cの端部が塞がれることで、可燃ガスの漏出が抑制される。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、ロッドガイド6は下芯材42bと一体に形成されているが、これに限られない。ロッドガイド6は表面材の四周に配置されるいずれかの芯材42と繋がっていればよく、別体のロッドガイド6を芯材42に接合してもよい。
また、上記実施形態では、表面材41の四周に上芯材42a、下芯材42b、吊元側縦芯材42c、召し合せ芯材42d1、42d2がそれぞれ配置されているが、これに限られない。芯材42は、表面材41の四周のいずれかの位置に配置されていればよい。
1 開口部装置
2 枠体
2a 上枠
2b 下枠
2c,2d 縦枠
3 親扉
4 子扉
6 ロッドガイド
4a 召し合せ面
42 芯材
43 エッジキャップ
44a 上框
44b 下框
44c 召し合せ框
51 ロッド
54 受け具
61 板状部
62 挿通孔
541 嵌入部

Claims (1)

  1. 上枠、下枠および左右の縦枠により枠組みされた枠体と、該枠体内に嵌め込まれて開閉可能な親扉および子扉と、を備える開口部装置であって、
    前記子扉の上框、下框および召し合せ框のうち、前記上框および前記下框のいずれか又は両方には、前記上框に設けられる長尺の上芯材および前記下框に設けられる長尺の下芯材のいずれか又は両方が設けられ、
    前記召し合せ框の上端部および下端部の少なくとも一方に、前記上枠または前記下枠に設けられた受け具の嵌入部に嵌入可能なロッドを有しており、
    前記召し合せ框の上端部および下端部の少なくとも一方には、前記上芯材及び前記下芯材の少なくとも一方と一体に形成され、前記ロッドが挿通する挿通孔を有する金属製のロッドガイドが設けられており、
    前記子扉は、2枚の表面材と、該表面材の周囲の部分の間に配置されるとともに前記子扉の横方向の略全長へ延びる前記上芯材又は前記下芯材と、前記召し合せ框の端部を覆う樹脂製のエッジキャップと、を備え、
    前記上芯材および前記下芯材は、前記子扉の横方向に沿う長方形の平面部と、前記平面部の長手方向に沿う2つの辺から起立する2つの側壁部と、を有し、前記平面部に対向する側が開口した断面視略コの字状の形状であり、
    前記子扉の前記上框および前記下框のうち少なくとも1つは、前記表面材の周囲の部分と、前記上芯材又は前記下芯材とを含んで構成され、
    前記ロッドガイドは、前記挿通孔が形成され、且つ前記上芯材又は前記下芯材における前記平面部の一端から、前記上芯材又は前記下芯材の前記開口側へ屈曲して形成され、前記平面部から垂直方向に屈曲した面が前記エッジキャップの厚みに対応し、屈曲した先端側の端部から前記平面部と平行に延びて前記召し合せ框の端部を塞ぐ板状部を有し、
    前記ロッドガイドの前記板状部は、前記召し合せ框の端部と前記エッジキャップとの間に配置される、開口部装置。
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