JP6510752B2 - 開口部装置 - Google Patents
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Description
これにより、ロッドの水平方向の移動がロッドガイドの挿通孔により規制され、このロッドガイドが金属製であるため、火災により子扉が高温に曝された場合でも、ロッドガイドが溶け落ちずにロッドの移動が規制される。
図1は、本実施形態に係る開口部装置を屋外側から見た図である。
図示のように、開口部装置1は、玄関ドア等のドアであり、躯体(建物)に形成された開口に納められる。開口部装置1は、枠体2と、親扉3および子扉4と、を有する。
親扉3および子扉4は、躯体8の開口80から屋外側へ若干オフセットされて、開口80に納められている。
表面材41は、子扉4を枠体2に取り付けた際に、屋外側および屋内側に面するように配置されている。表面材41は、屋外側および屋内側に配置される長方形の2枚の平板状の部材により構成されている。表面材41は、鉄(SUSやスチール等を意味する。以下、同様)により形成されている。2枚の表面材41の間には、発泡樹脂(EPS)により形成される断熱パネルが配置されている(図示せず)。
外側部分432は、内側部分431から連続して形成され、召し合せ框44cの端部形状に沿って外側に露出している。
戸当部分433は、外側部分432から子扉4の屋内側に延出する部分である。戸当部分433は、親扉3の下端部の角に接触可能に構成されている。戸当部分433は、親扉3の角の底部に当接する四角形の平面部433aと、平面部の二辺から上方に向かって起立し、親扉3の角の側壁に当接する側壁部433bとを有する。
板状部61は、召し合せ框44cの下端部と、エッジキャップ43の内側部分431との間に配置される。
挿通孔62は、エッジキャップ43の内側部分431に形成された貫通孔434と略同径に形成される。
図5における子扉4の上端側のフランス落し5では、ロックされていない状態を示している。子扉4の上端側では、ロッド51は子扉4の召し合せ框44cの内部に収容されている。
子扉4の下端側のフランス落し5は、ロックされた状態を示している。子扉4の下端部側において、レバー52を上に上げると、ロッド51が下方に移動する。このとき、ロッド51の下端部は、ロッドガイド6の挿通孔62およびエッジキャップ43の貫通孔434により水平方向の移動を規制されて、これらの挿通孔62、貫通孔434を挿通し、子扉本体40の下端部を越えて突出する。ロッド51の先端部は、開口部装置1の枠体2に埋設された受け具54に嵌入する。この状態では、ロッド51が子扉4の外側にある枠体の内部に嵌入されているので、子扉4を開くことができず、ロックされる。子扉4がロックされた状態のときは、ロッド51が金属製のロッドガイド6の挿通孔62を挿通した状態であるため、子扉4が高熱に曝された場合にエッジキャップ43が溶け落ちても、ロッド51は移動しない。
本実施形態では、上枠2a、下枠2bおよび左右の縦枠2c、2dにより枠組みされた枠体2と、枠体2に嵌め込まれた親扉3および子扉4を備える開口部装置1において、子扉4の召し合せ框44cに召し合せ芯材42d1,42d2を設けた。また、召し合せ框44cの上端部および下端部の少なくとも一方に、上枠2aまたは下枠2bに設けられた受け具54の嵌入部541に嵌入可能なロッド51を設けた。さらに、召し合せ框44cの上端部および下端部の少なくとも一方に、召し合せ芯材42d1,42d2に固定されロッド51が挿通する挿通孔62を有する金属製のロッドガイド6を設けた。
これにより、ロッド51の水平方向の移動がロッドガイド6の挿通孔62により規制され、このロッドガイド6が金属製であるため、火災により子扉4が高温に曝された場合でも、ロッドガイド6が溶け落ちずにロッド51の移動が規制される。よって、子扉4がずれたり開いたりしないので、可燃ガスの漏出が抑制され、防火性能を向上させることができる。
2 枠体
2a 上枠
2b 下枠
2c,2d 縦枠
3 親扉
4 子扉
6 ロッドガイド
4a 召し合せ面
42 芯材
43 エッジキャップ
44a 上框
44b 下框
44c 召し合せ框
51 ロッド
54 受け具
61 板状部
62 挿通孔
541 嵌入部
Claims (1)
- 上枠、下枠および左右の縦枠により枠組みされた枠体と、該枠体内に嵌め込まれて開閉可能な親扉および子扉と、を備える開口部装置であって、
前記子扉の上框、下框および召し合せ框のうち、前記上框および前記下框のいずれか又は両方には、前記上框に設けられる長尺の上芯材および前記下框に設けられる長尺の下芯材のいずれか又は両方が設けられ、
前記召し合せ框の上端部および下端部の少なくとも一方に、前記上枠または前記下枠に設けられた受け具の嵌入部に嵌入可能なロッドを有しており、
前記召し合せ框の上端部および下端部の少なくとも一方には、前記上芯材及び前記下芯材の少なくとも一方と一体に形成され、前記ロッドが挿通する挿通孔を有する金属製のロッドガイドが設けられており、
前記子扉は、2枚の表面材と、該表面材の周囲の部分の間に配置されるとともに前記子扉の横方向の略全長へ延びる前記上芯材又は前記下芯材と、前記召し合せ框の端部を覆う樹脂製のエッジキャップと、を備え、
前記上芯材および前記下芯材は、前記子扉の横方向に沿う長方形の平面部と、前記平面部の長手方向に沿う2つの辺から起立する2つの側壁部と、を有し、前記平面部に対向する側が開口した断面視略コの字状の形状であり、
前記子扉の前記上框および前記下框のうち少なくとも1つは、前記表面材の周囲の部分と、前記上芯材又は前記下芯材とを含んで構成され、
前記ロッドガイドは、前記挿通孔が形成され、且つ前記上芯材又は前記下芯材における前記平面部の一端から、前記上芯材又は前記下芯材の前記開口側へ屈曲して形成され、前記平面部から垂直方向に屈曲した面が前記エッジキャップの厚みに対応し、屈曲した先端側の端部から前記平面部と平行に延びて前記召し合せ框の端部を塞ぐ板状部を有し、
前記ロッドガイドの前記板状部は、前記召し合せ框の端部と前記エッジキャップとの間に配置される、開口部装置。
Priority Applications (1)
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JP2013228839A JP6510752B2 (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 開口部装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013228839A JP6510752B2 (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 開口部装置 |
Publications (2)
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JP6510752B2 true JP6510752B2 (ja) | 2019-05-08 |
Family
ID=53049743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013228839A Active JP6510752B2 (ja) | 2013-11-01 | 2013-11-01 | 開口部装置 |
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-
2013
- 2013-11-01 JP JP2013228839A patent/JP6510752B2/ja active Active
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