JP6581486B2 - 建具 - Google Patents
建具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6581486B2 JP6581486B2 JP2015234340A JP2015234340A JP6581486B2 JP 6581486 B2 JP6581486 B2 JP 6581486B2 JP 2015234340 A JP2015234340 A JP 2015234340A JP 2015234340 A JP2015234340 A JP 2015234340A JP 6581486 B2 JP6581486 B2 JP 6581486B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- shoji
- wall
- cap
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
Description
本発明の建具を、建物開口部に取り付けられる両開き窓の実施形態を用いて説明する。
本発明の実施形態に係る両開き窓は、図1に示すように、上枠11,下枠12及び左、右縦枠13,14を四周に組んでなり、建物開口部に配置される枠体1に対して、上框21,下框22及び左、右縦框23,24を四周に組んで内周にガラス等パネルを装着してなる一方の障子(子障子)2、及び、上框31,下框32及び左、右縦框33,34を四周に組んで内周にガラス等パネルを装着してなる他方の障子(親障子)3が開閉自在に支持されており、子障子2の右縦框24と親障子3の左縦框33を召合せ框として、両開き窓を形成している。
そして、子障子2の召合せ框である右縦框24には、子障子2の閉鎖状態を維持するロッド棒7を備えた開閉規制手段が設けられており、子障子2の右縦框24の上下端には、ロッド棒7を摺動自在に挿通する端部キャップ5が装着されている。
下枠12は、建物開口部に固定され枠体1の内周面を形成するとともに室外側下方に中空の水切り部を有する下枠本体部121と、下枠本体部121の室内側に立ち上がる中空構造の立上壁122とから構成されている。
図3(a)、(b)に示すように、子障子2の召合せ框である右縦框24は、中空略矩形の右縦框本体部241と、右縦框本体部241の室外側内周面より延設される右縦框室外壁部242と、右縦框本体部241の反開放面側である室内側の外周部より親障子3側に向けて延設される召合せ受部243とを有しており、右縦框本体部241の吊元側内周面には、長手方向に沿って補強材6が配置されている。そして、右縦框24の内周面の上端部分に上框21の端面が右縦框室外壁部242に飲み込まれるように突き合わされ、補強材6とともに、右縦框本体部241に対してビス等の固定手段bにより固着されている。補強材6の上方位置には、後述する端部キャップ5の係止片511bが係止される係止孔6aが形成されている。
そして、図2に示すように、枠体1の上枠11の室内側垂下壁部112に取り付けた気密材s1を上框21,31の室内側面に当接させるとともに、上枠11の気密材取付壁部113の下端に取り付けた気密材s2を、子障子2、親障子3の上框21,31の上框室外壁部212,312に当接、もしくは近接させることにより、枠体1と子障子2、親障子3との上辺部分における気密を行っている。
本実施形態の両開き窓の子障子2の召合せ框である右縦框24の上端小口には、ロッド棒7の先端が挿通する端部キャップ5が装着されている。
端部キャップ5は、合成樹脂等からなり、図4(a),(b)に示すようにキャップ本体部51と、キャップ本体部51の開放側(室外側)の側辺の上端より上方に設けられる当接壁部52と、キャップ本体部51の反開放側の側辺の下方位置に設けられる召合せ受部カバー53とから構成されており、全体として矩形ブロック形状をなしている。
キャップ部511は、右縦框24の上端小口面と略同様の形状をなし、端部キャップ5の装着時には、右縦框24を構成する形材の端面を覆い、キャップ部511の内方部の適宜位置には開口部511aが形成されており、右縦框24の内部を外気と連通させるとともに、右縦框24内に侵入した水等の排水を可能にしている。
また、キャップ部511の吊元側下面には、端部キャップ5を右縦框24に取り付けるための係止片511bが垂下されており、係止片511bの下端には吊元側に突出する爪部が形成されている。
外周壁は、右縦框24の内周面の形状に対応した戸先側の見込み壁512a及び室内外側の見付け壁512b,512cと、右縦框24の吊元側内周面と対向する凹部を形成する凹壁512dとにより構成されており、キャップ部511に設けられた係止片511bは凹壁512dにより形成された凹部内に配置されるよう構成されている。
挿通筒部512eは挿入部512の見込み方向中央位置で戸先側寄りに形成されており、ロッド棒7の頭部7aが上下方向に貫通する断面略四角形状の貫通路を形成している。挿通筒部512eはキャップ部511を貫通して上方に延び、キャップ部511の上面に突出する上方筒状部512fを形成している。
連結壁部512gは、挿通筒部512eの室内外の見付け壁512b,512cの複数箇所から見込み方向に向かって放射状に延びており、見込み方向にかかる外力に対する強度を向上させている。
本実施形態においては、最も戸先側の連結壁部gにより見込み壁512aの一部が形成されており、最も吊元側で傾斜状に延びる連結壁部gにより凹壁512dの一部が形成されている。
当接壁部52は、キャップ部511の室外側の側辺から上方に向かって設けられており、その吊元側はキャップ部511の吊元側端部より延設され、延設された当接壁部52の吊元側部分(吊元側当接壁部)52aは見込み方向に薄肉に形成されている。
そして、端部キャップ5を右縦框24の上端に装着したときに、当接壁部52の上端が親障子3の上框31の室外壁部312の上端部と略同一高さとなるように当接壁部52の高さ寸法が設定されている。
召合せ受部カバー53は、キャップ本体部51の室内側で戸先側に連続して形成されており、キャップ本体部51の室内側面に連続する壁面部53aと、壁面部53aの下端に形成されて召合せ受部243の上端を覆うカバー部53bとにより構成されている。
図5(a)、(b)に示すように、子障子2の右縦框24の端部小口に対して、端部キャップ5の挿入部512を挿入し、挿入部512の戸先側の見込み壁512aと挟持壁部513とで右縦框24の戸先側の一辺24aを挟持するとともに、端部キャップ5の吊元側下面に垂設された係止片511bを右縦框24に固着された補強材6の係止孔6aに係止することで、右縦框24の小口に端部キャップ5を簡単に装着することができ、右縦框24を形成する形材の端面を覆うことによって、掃除やメンテナンスの際に形材の切りっぱなし状態の端面(小口)等に手や指等が触れるなどしておこる怪我を防ぐことができる。
端部キャップ5の取付けに際しては、端部キャップ5の挿入部512を構成する吊元側の外周壁が凹壁512dにより形成され、右縦框24の内周との間に凹部が形成されているので、係止片511bと補強材6の係止孔6aによる係止手段を形成することができるとともに、右縦框24と上框21とのネジ止め等による固定部分によって端部キャップ5の挿入が阻害されることがない。
図6に、右縦框24の上端部に端部キャップ5を装着してロッド棒をガイドしている状態の縦断面図を示している。
右縦框24の上方端部に装着された端部キャップ5には、ロッド棒7の頭部7aが上下動自在に案内されており、図示しない操作部を操作することによって端部キャップ5の上端から突出して上枠11に設けられたロッド受け8に係合する閉鎖位置と、端部キャップ5及び右縦框24内に収納される解除位置とに切り換える開閉規制手段を構成している。ロッド棒7の頭部7aの断面形状は挿通筒部512eの貫通路の断面形状と略同じ断面略四角形状であり、ロッド棒7が端部キャップ5の挿通筒部512e内で回転することなく、スムーズな上下動を可能にしている。
そして、本実施形態の建具に用いられる端部キャップ5は、挿通筒部512eがキャップ本体部51を貫いて上方に延びて上方筒状部512fを形成しているので、ロッド棒7の頭部7aをロッド受け8に到るまでの広い範囲に亘って案内することができる。
本実施形態の端部キャップ5は、ロッド棒7の頭部7aを案内する挿通筒部512eが、挿入部512の見込み方向中央位置で戸先側寄りに形成され、挿通筒部512eの見付け面と外周壁とが見込み方向に向かって放射状に延びる連結壁部512gで連結されているので、見込み方向の外力に対して効率的に対抗できる。また、反対に、右縦框24にかかる外力に対しても複数の連結壁部512gによって抵抗することができ、右縦框24の変形を防止することができるとともに、挿通筒部512eへの影響を抑制することができる。
さらに、外周壁の吊元側の外周壁が凹壁512dにより構成され、右縦框24の内周面との間に凹部を形成しているので、右縦框24の見付け寸法を大きくすることなく、右縦框24と上框21との接続部や右縦框に対する端部キャップ5の接続部を収めることができる。
そして、挿通筒部の吊元側から傾斜して延びる連結壁部によって端部キャップ5の吊元側の凹壁を形成しており、端部キャップの見付け方向全域に亘って連結壁部を形成しているので、見込み方向の強度を低下させることなく、右縦框の内周との間に固定手段等を収納する凹部を形成することができ、また、右縦框の見付け幅を大きくする必要もない。
2 :子障子
21 :上框
211 :上框本体部
212 :上框室外壁部
22 :下框
23 :右縦框
24 :右縦框
241 :右縦框本体部
242 :右縦框室外壁部
243 :召合せ受部
3 :親障子
31 :上框
32 :下框
33 :左縦框
34 :右縦框
5 :端部キャップ
51 :キャップ本体部
511 :キャップ部
511a :開口部
511b :係止片
512 :挿入部
512a :見込み壁
512b :見付け壁
512c :見付け壁
512d :凹壁
512e :挿通筒部
512f :上方筒状部
512g :連結壁部
513 :挟持壁部
52 :当接壁部
53 :召合せ受部カバー
6 :補強材
6a :係止孔
7 :ロッド棒
7a :頭部
8 :ロッド受け
Claims (1)
- 枠材を組んでなり開口部に設置される枠体と、枠体の左右の縦枠材に対してそれぞれ開閉自在に支持される一方の障子及び他方の障子と、一方の障子の召合框の小口端部から出没自在に設けられるロッド棒を有する開閉規制手段と、を備え、
一方の障子は、召合框の小口を覆うとともにロッド棒が挿通される樹脂製の端部キャップを有し、
端部キャップは、召合框の端部に挿入される外周壁と、ロッド棒が挿通される挿通筒部と、小口面を覆うキャップ部と、挿通筒部の外周面から外周壁に対して放射状に伸びる複数の連結壁部を有し、外周壁は、召合框の内周面と対向する凹壁を有している
ことを特徴とする両開き建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015234340A JP6581486B2 (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015234340A JP6581486B2 (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | 建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017101430A JP2017101430A (ja) | 2017-06-08 |
JP6581486B2 true JP6581486B2 (ja) | 2019-09-25 |
Family
ID=59015228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015234340A Active JP6581486B2 (ja) | 2015-11-30 | 2015-11-30 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6581486B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10280850A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-20 | Shin Nikkei Co Ltd | 門扉の落し錠における落し棒の案内機構 |
CA2236497C (en) * | 1998-05-01 | 2004-08-17 | Royal Plastics Inc. | Egress window lock |
JP2003336469A (ja) * | 2002-05-23 | 2003-11-28 | Toyo Exterior Co Ltd | 開き門扉 |
JP4166667B2 (ja) * | 2003-10-27 | 2008-10-15 | 株式会社くろがね工作所 | スライドパネルの仮施錠装置 |
JP6510752B2 (ja) * | 2013-11-01 | 2019-05-08 | 株式会社Lixil | 開口部装置 |
-
2015
- 2015-11-30 JP JP2015234340A patent/JP6581486B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017101430A (ja) | 2017-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101281428B1 (ko) | 시스템 창호 | |
KR101199523B1 (ko) | 결로방지구조를 갖는 폴딩도어용 창틀프레임 | |
KR101769180B1 (ko) | 창호 구조보강용 수직부재 | |
JP6581486B2 (ja) | 建具 | |
US3662494A (en) | Plastic sheathed window frame | |
JP4863293B2 (ja) | カーテンウォールのパネルユニット | |
JP6595887B2 (ja) | 建具 | |
JP4948494B2 (ja) | 建具 | |
JP4860943B2 (ja) | 扉装置 | |
KR101201616B1 (ko) | 창호용 구조보강 조립체 및 이를 구비한 창호 | |
JP4807746B2 (ja) | 建具 | |
JP2017179779A (ja) | 建具 | |
JP2020176440A5 (ja) | ||
JP6664876B2 (ja) | 建具 | |
JP7526652B2 (ja) | 間仕切り窓 | |
JP6487833B2 (ja) | 建具 | |
JP7039338B2 (ja) | 建具 | |
JP6899640B2 (ja) | 内窓及び内窓の施工方法 | |
JP6535372B2 (ja) | サッシ | |
JP2009299441A (ja) | サッシ | |
JP6542310B2 (ja) | サッシ | |
JP2017179936A (ja) | 複合建具 | |
JP2017133263A (ja) | 建具 | |
JP6346646B2 (ja) | 上げ下げ窓 | |
JP6039509B2 (ja) | サッシ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180524 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190320 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190402 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190820 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6581486 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |