JP4166667B2 - スライドパネルの仮施錠装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直線状あるいはL字状に連結された複数枚の間仕切りパネルの端部、あるいは、コーナー部に取付けられ、引き戸状に引き延ばされたり、あるいは互いに重ね合わされたりして、出入口を開閉可能としたスライドパネルの閉鎖状態を維持するスライドパネルの仮施錠装置に関するものである。
執務空間をセクション別に区画したり、個人のワークステーションを構成したり、あるいはコミュニケーション空間を構成したりする間仕切りパネルは、使用される空間の環境に適応するよう、多様な機能、サイズ、色、形状のものが提供されている。
そして、構成された空間をさらに必要に応じて手軽に区画したり、あるいは、区画された空間を開放することで、間仕切りパネルによって区画された空間内を種々の使い方ができる機能を有するものとして、各間仕切りパネルを引き戸式に略直線上に引き延ばしたり、重ねた状態に縮めたりたりすることが出来るものが提供されている。(例えば、特許文献1参照。)
しかしながら、上記構成のものは、直線上に引き延ばした状態を維持する機能(施錠装置)を有していないため、不意な人の出入りを防ぐことができず、更衣室等の出入口には使用できなかった。
一方、間仕切りパネルによって区画された空間の出入口に施錠装置を有する引き戸を取付けて、更衣室等を構成したものは周知であるが、施錠装置は引き戸に内蔵されているため、間仕切りパネルと異なった構成となるので、間仕切りパネルと引き戸に転用することは出来ず高価なものとなっていた。
特開2002−1469501号公報
本発明は、間仕切りパネルを必要に応じて現場でスライドパネルに転用でき、しかも、使用される場所に対応して、このスライドパネルに施錠機能を簡単に付加することが出来るスライドパネルの仮施錠装置を得る事を課題とする。
そこで、上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、間仕切りパネルのアジャスター取付位置に固定キャスターを取付けて構成され、間仕切りパネルと平行に移動し、出入口を開閉可能としたスライドパネルの開放側端面に、ロック杆とロック杆の操作部を内蔵したロックユニットを着脱自在となし、スライドパネルが出入口を閉鎖した時にロック杆が位置する個所に対応して、間仕切りパネルの所定位置にロック座を着脱自在に設ける事により、ロック杆をロック座に係脱自在としたものである。
次に、本発明が第2の手段として構成したところは、間仕切りパネルのアジャスター取付位置に固定キャスターを取付けて構成され、間仕切りパネルと平行に移動し、出入口を開閉可能としたスライドパネルの開放側端面に、ロック杆とロック杆の操作部を内蔵したロックユニットを間仕切りパネルの連結金具をもって着脱自在となし、スライドパネルが出入口を閉鎖した時にロック杆が位置する個所に対応して、間仕切りパネルの所定位置にロック座を着脱自在に設ける事により、ロック杆をロック座に係脱自在としたものである。
本発明が第3の手段として構成したところは、間仕切りパネルのアジャスターの代わりに固定キャスターを取付けて構成されたスライドパネルを間仕切りパネルと平行に立設し、スライドパネルの上面に外嵌する上部倒れ止め金具を、間仕切りパネルの上面に着脱自在に設ける一方、スライドパネルの下面に外嵌する下部振れ止め金具を、間仕切りパネルの下面で、前記固定キャスター間に位置するよう間仕切りパネルの下面に着脱自在に設け、間仕切りパネルに対しスライドパネルを所定範囲で移動可能となすと共に、スライドパネルの開放側端面に、ロック杆とロック杆の操作部を内蔵したロックユニットを間仕切りパネルの連結金具をもって着脱自在とし、スライドパネルが出入口を閉鎖した時にロック杆が位置する個所に対応して、間仕切りパネルの所定位置にロック座を着脱自在に設ける事により、ロック杆をロック座に係脱自在としたものである。
請求項1に記載の発明によると、アジャスターに代えてキャスターを取付けることで、間仕切りパネルをスライドパネルに転用することが出来、キャスターを水平方向に回動しない固定式のものとしたことにより、スライドパネルが固定キャスターに支持された状態で移動方向が一定するので、間仕切りパネルと平行に移動させることが可能となり、ロック杆とロック杆の操作部をロックユニットに内蔵し、スライドパネルとは別部材として構成し、スライドパネルに着脱自在としているので、施錠機能を必要とする場所でスライドパネルを使用するときにのみ、ロックユニットをスライドパネルの開放側端部に、ロック座を間仕切りパネルに、現場で取付けるだけで、施錠機能を付加することができる。
又、区画された空間の使用形態が変わった時(例えば、会議室を更衣室にかえる場合等
)でも、ロックユニットだけを後で取付けることにより、広汎な使用が可能となる。
請求項2に記載の発明によると、請求項1の発明の効果に加え、間仕切りパネルの連結金具を使用して、ロックユニットをスライドパネルに着脱自在としているので、安価に提供できる。
請求項3に記載の発明によると、請求項1の発明の効果に加え、上部倒れ止め金具と下部振れ止め金具はスライドパネルが倒れることを止める機能を満たすだけの金具であるから、スライドパネルの上面と下面に外嵌する簡単な構造にすることが出来、結果として安価に製作出来る。
さらに、下部振れ止め金具を固定キャスター間に位置して間仕切りパネルに取付けているので、キャスター間の寸法から下部振れ止め金具の開閉方向の寸法を差し引いた寸法をスライドパネルの移動幅とし、固定キャスターと下部振れ止め金具を当接させることでスライドパネルの開閉方向への移動のストッパーとすることが出来るので、さらに構造が簡素となる。
又、下部振れ止め金具はスライドパネルの下方から外嵌しているので、間仕切りパネルに下部振れ止め金具を取付けた状態で、スライドパネルを持ち上げて下面を嵌合させれば、下部振れ止め金具をスライドパネルの下面に外嵌させることができ、そして、上部倒れ止め金具を上方から嵌合できるので、間仕切りパネルへのスライドパネルの連結作業が非常に容易である。
間仕切りパネルのアジャスターの代わりに固定キャスターを取付けて構成されたスライドパネルを間仕切りパネルと平行に立設し、スライドパネルの上面に外嵌する上部倒れ止め金具を、間仕切りパネルの上面に着脱自在に設ける一方、スライドパネルの下面に外嵌する下部振れ止め金具を、間仕切りパネルの下面で、前記固定キャスター間に位置するよう間仕切りパネルの下面に着脱自在に設け、間仕切りパネルに対しスライドパネルを所定範囲で移動可能となすと共に、スライドパネルの開放側端面に、ロック杆とロック杆の操作部を内蔵したロックユニットを間仕切りパネルの連結金具をもって着脱自在とし、スライドパネルが出入口を閉鎖した時にロック杆が位置する個所に対応して、間仕切りパネルの所定位置にロック座を着脱自在に設ける事により、ロック杆をロック座に係脱自在としたものである。
図1は、本発明を使用した間仕切り用のパネルの斜視図を示している。
符号1・・・は間仕切りパネルを示し、符号6はスライドパネルを示し、符号5はロックユニットを示している。
間仕切りパネル1は、図6に示すように、アルミ材の押出し成形により形成された上枠11、下枠12と、アルミ材の押出し成形により形成された左右の縦枠13、13と、上枠11、下枠12、左右の縦枠13、13の各端部を連結するアルミ材より成形された上下左右のコーナー金具2・・・と、上枠11と下枠12と左右の縦枠13、13間の表裏両面にペーパーハニカム15を介して圧着された表面板16・・・(図5)等より構成されている。
上枠11は、上縁部111と、上縁部111の下方に突出して形成された表面板上支持突部114よりなり、上表面板上支持突部114内部が空洞とされ、空洞の左右端部を左右の上側のコーナー金具2、2の一部が圧入嵌合する上側の圧入嵌合孔116、116としている。
下枠12は、上枠11の一部を加工して形成され、上枠11と上下対称に配設されている。
すなわち、下枠12は、下縁部121と、下縁部121の上方に突出して形成された表面板下支持突部124よりなり、表面板下支持突部124の内部が空洞とされ、空洞の左右端部を左右の下側のコーナー金具2、2の一部が圧入嵌合する下側の圧入嵌合孔126、126とし、下縁部121の所定位置にアジャスター200、又は、キャスター300の取付孔129、129が形成されている。
左右の縦枠13、13は左右対称形に形成されているので、一方側についてのみ説明する。
縦枠13は、側端面の上下方向に端面側が小さく奥部側が大きく形成された横向き台形状の連結用嵌合溝131を有する基部130と、基部130の奥部側に形成された表面板側支持突部133と、表面板側支持突部133の内部の上下方向に円形空洞部を有し、円形空洞部の上下端部を左右の上下のコーナー金具2、2との連結孔134、134とした連結用突条135より構成され、基部130と表面板側支持突部133、連結用突条1350にて形成された空洞の上下端部を、上側のコーナー金具2の一部および下側のコーナー金具2の一部が圧入嵌合する圧入嵌入孔136、136としている。
左右上下のコーナー金具2・・・は、上枠11、下枠12、左右の縦枠13、13の各端部を互いに連結する際、上下及び左右対称に同一のものが各角部に配置、使用されている。
ここでは、上枠11と左右の縦枠13、13のうち一方の縦枠13の上端とを連結する上側のコーナー金具2について説明する。
すなわち、上側のコーナー金具2は、端部に縦枠13の連結用嵌合溝131と同形の嵌合切り欠き部21を有するコーナー基板23と、コーナー基板23の下面より下方に突出し、前記縦枠13の上側の圧入嵌入孔136に圧入嵌合する縦枠圧入嵌合突部24と、コーナー基板23から突出し、前記上枠11の圧入嵌合孔116に圧入嵌合する上下枠圧入嵌合突部25と、コーナー基板23の上面より上方に突出し、表裏両側にスライド凹溝27、27を有する支持突条26より構成され、コーナー基板23には、縦枠13の連結孔134に対応して、貫通孔20が形成されている。
そして、間仕切りパネル1が他の間仕切りパネル1、あるいは、ロックユニット5等と連結されない場合は、コーナー金具2にコーナーキャップ28が取付けられる。
すなわち、コーナーキャップ28は、縦枠13の連結孔134およびコーナー金具2の貫通孔20に対応して、取付け孔280が形成され、支持突条26に外嵌し、連結用嵌合溝131、及び、嵌合切り欠き部21の上端面を隠蔽する。
又、下枠12と左右の縦枠13、13の下端とを連結する下側のコーナー金具2として使用される場合には、上下枠圧入嵌合突部250に形成されたアジャスター取付用螺孔29に、下枠12のアジャスター取付孔129を貫通したアジャスター200(又は、固定キャスター300)が螺合して使用される。
一方、スライド凹溝27、27には受け部材201がスライド自在に取付けられる。
そして、左右の縦枠13、13の上下圧入嵌入孔136、136に上下のコーナー金具2、2の縦枠圧入嵌合突部24、24を圧入嵌合させ、上下枠11、12の上下の圧入嵌合孔116、126に上下のコーナー金具2、2の上下枠圧入嵌合突部25、25を圧入嵌合させて、それぞれを互いに連結することにより基枠が構成され、基枠の表裏両面に、ペーパーハニカム材15を介して表面板16・・・を圧着する事により、間仕切りパネル1が構成される。
上記の如く構成された複数枚の間仕切りパネル1・・・は、コーナーキャップ28に代わる直線連結金具30、支柱用直線連結金具、T字形連結金具、十字形連結金具、L字形連結金具9、段違い連結金具40、支柱用端部連結金具90、及び、支柱50によって間仕切りパネル1の上部同士が連結され、連結部材3、及び、支柱50によって下部同士が連結される。
尚、以下の説明では、スライドパネル6が間仕切りパネル1の端部に対して延出する方向を閉鎖側とし、スライドパネル6が間仕切りパネル1の端部に対して退行する方向を開放側とする。
スライドパネル6は、間仕切りパネル1の上下枠11、12と、間仕切りパネル1の左右の縦枠13、13と、上枠11、下枠12、左右の縦枠13、13の各端部を連結する間仕切りパネル1と同一のコーナー金具2・・・と、上枠11と下枠12と左右の縦枠13、13間の表裏両面にペーパーハニカム15を介して圧着された表面板16より構成され、下枠12には、スライドパネル6が間仕切りパネル1と平行に移動するよう、間仕切りパネル1のアジャスター200、200に代わって固定キャスター300、300が固定されている。
そして、ロックユニット5が取付けられずに使用される場合、スライドパネル6の上下枠11、12と左右の縦枠13、13を連結するコーナー金具2・・・には、コーナーキャップ28・・・が取付けられ、さらに、閉鎖側の縦枠13には、スライドパネル6の移動操作用の把手60が取付けられている。
すなわち、スライドパネル6は、間仕切りパネル1のアジャスター200に代わって固定キャスター300を取付け、さらに、閉鎖側の縦枠13に把手60を取付けることによって構成されているので、既設の間仕切りパネル1をスライドパネル6として転用することが可能である。
ロックユニット5(図3参照)は、外枠51と、外枠51内に上下動自在に設けられたロック杆52と、ロック杆52を上下動させる操作部53より構成され、コーナーキャップ28、28に代わる支柱用端部連結金具90、90(詳細は後記する。)をもって、スライドパネル6の開放側端面に着脱自在に連結される。
すなわち、外枠51は、操作部取付用基板511と、操作部取付用基板511の前後端部にスライドパネル6側に向かって連設された前後面板512、513より、スライドパネル6側に上下方向に渡って組み付け用開口514を有する横断面略コ字形をなし、外形寸法が支柱50の外形寸法に一致する大きさに形成されている。
そして、4隅に支柱用端部連結金具90、90の嵌入突起903・・・が嵌入する嵌入孔515・・・と、中央部に支柱用連結孔909に対応する外枠連結孔516、516と、組み付け用開口514側に連結脚部904の逃し用切欠き517、517を有する上下閉塞板518、519が上下端面に固着され、内面上部に案内支持板521が固着され、案内支持板521に案内保持板522が組み付け用開口514側からネジ止めされて、ロック杆52を上下動自在に支持し、後面板513の上端部にロック杆52の上端部が外部に突出するロック杆挿通孔523が形成されている。
符号524は、案内支持板521と同形の補強板を示している。
ロック杆52は、下端部がロック杆52の操作部53にネジ止め連結され、中間部が90度捻られた状態で案内支持板521と案内保持板522間に上下動自在に保持され、上部がL字形に折り曲げられてロック杆挿通孔523より間仕切りパネル1側で上方に突出し、間仕切りパネル1の上端面に取付られたロック座54に上端部が係脱自在に形成されている。
ロック座54は、ロック杆52の上端が下方から嵌入する係止孔541と取付孔542、542を有する取付部543より構成され、スライドパネル6が閉鎖状態のときロック杆52の上方に位置する個所に連結される。
操作部53は、外面にキー孔が臨み操作部取付用基板511に取付けられた錠前531と、キーの回動に伴って回動する錠前531に設けられた内筒(図示せず)によって上下動する錠前上下杆532を有し、錠前上下杆532の上端がロック杆52の下端とネジ止め連結されている。
ロックユニット5は上記の如く構成され、組み付け用開口514側を、開放側端部のコーナーキャップ28、28を取外したスライドパネル6の開放側端面に組み付け用開口514側を密着させた状態を維持しながら、支柱用端部連結金具90を上下方向から、嵌入突起903・・・を上下閉塞板518、519の嵌入孔515・・・に嵌入すると同時に、連結脚部904、904を逃し用切欠き517、517、及び縦枠13の連結用嵌合溝131の上下端部に嵌合し、外装部901、901をコーナー金具2、2の支持突条26、26に外嵌し、支柱用連結孔909、909、連結孔905、905と、ロックユニット5の外枠連結孔516、516、縦枠13の連結孔134、134を一致させ連結ネジ500・・・にてスライドパネル6の開放側端面に着脱自在に連結される。
すなわち、スライドパネル6が通常の間仕切りパネル1として使用されている状態から、不意な人の出入りを防ぐ必要のある更衣室等の出入口を開閉するためのパネルとして使用されるようになったときでも、ロックユニット5とロック座54を後付けすることにより、仮施錠機能を得ることが出来る。
尚、ロックユニット5の操作部53に錠前531を使用し、ロック杆52を上下動させるにはキーを必要としているが、スライドパネル6が更衣室等の出入口で使用される場合は、通常室内側に配置されるので、室内側の人が操作でき、上昇したロック杆52が不用意に下降しない構成であればよく、操作部53の構造は適宜変更可能である。
スライドパネル6(ロックユニット5が連結されたスライドパネル6も同様である。)は、直線的に連結された間仕切りパネル1・・・の端部に位置する間仕切りパネル1に取付けられて使用されるか、あるいは、L字形に連結された間仕切りパネル1・・・のコーナー部分の間仕切りパネル1に取付けられて使用される。
まず、連結部材3と直線型連結金具30をもって直線的に連結された間仕切りパネル1、1の端部側の間仕切りパネル1にスライドパネル6が取付られる場合は、上部倒れ止め金具7、下部振れ止め金具8、連結部材3、後記する支柱50、支柱用端部連結金具90が使用される。
連結部材3(図7参照)は、縦枠13の嵌合溝131に嵌合する第1嵌合部31と、第1嵌合部31と対称形の第2嵌合部32を有し、上下端部を先細り状となし、所定位置には支柱50との連結孔310が形成され、亜鉛材により所定高さで、横断面鼓形に構成されている。
直線形連結金具30(図8参照)は、直線的に立設された間仕切りパネル1、1の上側のコーナー金具2の支持突条26に外嵌し、上コーナー基板23上に位置する下向きコ字形の外被部301と、外被部301の中央部下面より下方に突出し、直線的に立設された間仕切りパネル1、1の縦枠13、13の嵌合溝131、131、及び、上嵌合切欠き部21、21に嵌合する、前記連結部材3と横断面同形の連結脚体302と、直線的に配設された間仕切りパネル1、1の縦枠13、13の連結孔134に一致する連結孔303、304を有する連結用筒部305、306より構成されている。
上部倒れ止め金具7(図2参照)は、スライドパネル6の上端部に上方から外嵌し、スライドパネル6の上端面と所定間隔を有して上方に位置する上方基板73と、上方基板73の外側端部が下方に折り曲げられ、スライドパネル6の外側に位置する外側上突壁71と、外側上突壁71と所定間隔を有してスライドパネル6の内側に位置し、溶接等にて上方基板73の下面に下方に突出して設けられた内側上突壁72と、上方基板73の間仕切りパネル1側が間仕切りパネル1の上端面上方に延出された上連結用突片74より構成されている。
そして、上連結用突片74には、縦枠13の上側の連結孔134と支柱50の上側の連結孔501に一致する倒れ止め金具上連結孔75、75が形成されると共に、スライドパネル6上に位置する上方基板73の一部には、開放側端部が開口するスライド領域調整用きり欠き731が形成されている。
そして、外側上突壁71と内側上突壁72の内面には、スライドパネル6の円滑な移動を補助する滑り部材76、76が貼付けられている。
下部振れ止め金具8(図2参照)は、スライドパネル6の下端部に下方から外嵌して固定キャスター300、300間に位置し、スライドパネル6の下端面と所定間隔を有して下方に位置する下方基板83と、下方基板83の内側と外側の端部が上方に折り曲げられ、スライドパネル6の内側と外側に位置する内外側下突壁81、82からなる上向きコ字形の下部倒れ止め部材84と、下部倒れ止め部材84の下方基板83の下面に溶接等にて連結され、間仕切りパネル側1の下面に延出された下連結部材85より構成され、下連結部材85には縦枠13の下側の連結孔134と支柱50の下側の連結孔501に一致する倒れ止め金具下連結孔86、86が形成されている。
そして、外側下突壁81と内側下突壁82の内面には、スライドパネル6の円滑な移動を補助する滑り部材87、87が貼付けられている。
支柱50(図12参照)は、間仕切りパネル1のアジャスター200・・・を除いた高さとほぼ同じ高さで、アルミの押出し成形によって四角柱状となし、上下端部には、支柱用直線連結金具、T字形連結金具、十字形連結金具、L字形連結金具9、支柱用端部連結金具90等との連結孔501、501とする補強リブが内部に形成され、隅部の空洞上下端部を後述するL字形連結金具9等の嵌入突起93等が嵌入する上下嵌入孔503・・・となし、四角柱状の4側端面には上下方向に渡って、縦枠13の嵌合溝131と同形の支柱嵌合溝504・・・が形成され、下端面には連結部材3の落止め防止部材505が下側の連結孔501を利用してネジ止めされている。
支柱用端部連結金具90(図10参照。支柱用端部連結金具90は、前述したようにロックユニット5とスライドパネル6を連結するときにも使用されるが、後記する高さの異なる間仕切りパネル1・・・を直線形、T字形、十字形に連結するときも、段違い連結金具40とともに使用される。)は、上側のコーナー金具2の支持突条26に外嵌する下向きコ字形の外装部901と、支柱50の上面に位置する閉塞部902と、閉塞部902の4隅下面から下方に突出し、支柱50の上嵌入孔503・・・に嵌入する嵌入突起903・・・と、外装部901と閉塞部902の連続部分の下面から下方に突出し、縦枠13の嵌合溝131、と支柱50の支柱嵌合溝504に嵌合する連結部材3と横断面同形の連結脚部904と、縦枠13の連結孔134に一致する連結孔905を有する連結用筒部907と、閉塞部902の中央に形成された支柱50の連結孔501に対応する支柱用連結孔909より構成されている。
連結部材3と、直線型連結金具30と、上部倒れ止め金具7と、下部振れ止め金具8と、支柱50と、支柱用端部連結金具90は上記の如く構成されている。
そして、直線的に連結された複数枚の間仕切りパネル1・・・の端部の間仕切りパネル1にスライドパネル6を連結する時は、直線連結状態から取外した間仕切りパネル1の閉鎖側端部のコーナーキャップ28、受け部材201を取外し、コーナーキャップ28、受け部材201が取外された縦枠13に、落止め防止部材505を取外した支柱50を当接させて、支柱用端部連結金具90の連結脚部904を縦枠13の下側の嵌合溝131と支柱50の下側の支柱嵌合溝504に嵌入し、外装部901を下側のコーナー金具2の支持突条26に外嵌し、同時に、嵌入突起903・・・を支柱50の下嵌入孔503・・・に嵌入し、縦枠13の下側の連結孔134と支柱50の下側の連結孔501に、連結孔905と支柱用連結孔909を一致させ、さらに、下部倒れ止め部材84を上向きの状態で、振れ止め金具下連結孔86、86を、支柱50の連結孔501、支柱用連結孔909、連結孔905、縦枠13の連結孔134と一致させ、連結ネジ500・・・にて下部振れ止め金具8、支柱用端部連結金具90、支柱50と間仕切りパネル1の下端部を連結する。
次に、既に他の間仕切りパネル1と連結されている間仕切りパネル1の端部に、支柱50の下端部を連結した間仕切りパネル1の開放側端部を連結部材3、直線形連結金具30等にて連結し(詳細は後記する。)、間仕切りパネル1を立設する。
そして、下部振れ止め金具8の内外側下突壁81、82間に、上方より固定キャスター300、300間のスライドパネル6の下端部を嵌入し、さらに、別の支柱用端部連結金具90の連結脚部904を縦枠13の上側の嵌合溝131、支柱50の上側の支柱嵌合溝504に上端より嵌入し、外装部901を上側のコーナー金具2の支持突条26に外嵌し、
同時に、嵌入突起903・・・を支柱50の下嵌入孔503・・・に嵌入して、縦枠13の連結孔134と支柱50の連結孔501に、支柱用端部連結金具90の連結孔905と支柱用連結孔909を一致させ、さらに、上部倒れ止め金具7を下向きの状態で、外側上突壁71と内側上突壁72間にスライドパネル6の上端部が位置するように、金具上連結孔750、750を支柱50の連結孔501、支柱用連結孔909、連結孔905、縦枠13の連結孔134を一致させ、連結ネジ500・・・にて上部倒れ止め金具7、支柱用端部連結金具90、支柱50と間仕切りパネル1の上端部を連結する事により、スライドパネル6を間仕切りパネル1に対して移動自在に支持する。
尚、間仕切りパネル1は、スライドパネル6の高さに対応するため、アジャスター200を調整することにより高くされている。
この時、上部倒れ止め金具7の上方基板73とスライドパネル6の上枠11間、および、スライドパネル6の下枠12と下部振れ止め金具8の下方基板83間に所定の間隙が形成されるので、この間隙によって、スライドパネル6が開閉方向へ移動したときに床面の傾斜、凹凸によってスライドパネル6が上下動しても、スライドパネル6と上部倒れ止め金具7の上方基板73、下部振れ止め金具8の下方基板83とは干渉することがなく、スムーズな摺動状態が得られる。(これは、L字形に連結された間仕切りパネル1、1にスライドパネル6を取付けた時も同様である。)
そして、スライドパネル6が開閉方向に移動した際、下部振れ止め金具8の開閉側端部にキャスター300、300の内面側(固定キャスターの取付けボルト内面側)が当接して停止すると同時に、上部倒れ止め金具7のスライド領域調整用きり欠き731の閉鎖側端面と開放側端部に当接するよう、閉鎖用上部ストッパー611と、開放用上部ストッパー612をスライドパネル6の上端面に着脱自在に取付ける。
次に、スライドパネルを閉鎖位置まで移動させ、操作部53を施錠状態に操作して、ロック杆52を上方に移動した状態(図5の二点鎖線で示す状態)とし、ロック座54の係止孔541内に上方に移動したロック杆52の上端を位置せしめて、ロック座54を間仕切りパネル1の上枠11の上面に連結ネジ500、500にて着脱自在に連結する。
尚、実施例では、開放時には、一方の固定キャスター300が下部振れ止め金具8に当接した状態で、開放用上部ストッパー612が上部振れ止め金具7の閉鎖側端部に当接して、また、閉鎖時には、他方の固定キャスター300が下部振れ止め金具8に当接した状態で、閉鎖用上部ストッパー611が上部振れ止め金具7の開放側端部に当接するようにスライドパネル6の移動幅を設定しているが、閉鎖用上部ストッパー611をより閉鎖側に設け、開放用上部ストッパー612をより開放側に設ければ、スライドパネル6の移動幅を小さくする方向に設定を変更することが可能であり、これに対応してロック座54の取付位置を選択すればよい。
尚、間仕切りパネル1、1同士を直線的に連結する場合は、まず、一方の間仕切りパネル1の下側のコーナー金具2の受け部材201を間仕切りパネル1の外方側へスライドさせて縦枠13の嵌合溝131の下端部を閉塞状態として、次に、該間仕切りパネル1の縦枠13の嵌合溝131の上方から連結部材3の第1嵌合部31を嵌合させて下方に移動し、連結部材3の下面を受け部材201に当接させて、間仕切りパネル1の外方に連結部材3の第2嵌合部32が突出した状態とする。
次に、他方の間仕切りパネル1の下側のコーナー金具2の受け部材201を下枠12の端部側へスライドさせて縦枠13の嵌合溝131の下端部を開口状態として、該間仕切りパネル1をやや持ち上げた状態で、上記間仕切りパネル1から突出した連結部材3の第2嵌合部32に嵌合溝131の下端を上方から嵌合させ、アジャスター200・・・が床面に当接した状態で、間仕切りパネル1、1の下端部を連結する。
次に、直線形連結金具30の連結脚体302を向かい合った縦枠13、13の嵌合溝131、131の上方より嵌合させて、上側のコーナー金具2、2の支持突条26、26に外被部301を外嵌させて、連結孔303、304を縦枠13、13の連結孔134、134と一致させ、連結ネジ500・・・にて間仕切りパネル1、1の上端部を連結することによって、間仕切りパネル1、1を直線的に連結する。
一方、連結部材3と支柱50とL字形連結金具9をもって同じ高さの間仕切りパネル1、1がL字形に連結されたコーナー部分の間仕切りパネル1にスライドパネル6を連結する時は、上部倒れ止め金具7、下部振れ止め金具8、連結部材3、支柱50、支柱用端部連結金具90、L字形連結金具9が使用される。
尚、連結部材3、支柱50、上部倒れ止め金具7、下部振れ止め金具8、支柱用端部連結金具90は前述した構成と同一であるので、L字形連結金具9について説明する。
L字形連結金具9は、L字形に配設された2枚のパネル1、1の上側のコーナー金具2、2の支持突条26、26に外嵌し、コーナー部分が支柱50の上面に位置する下向きコ字形で平面視L字形の外装部91、91と、外装部91、91間で支柱50の上端面を覆う閉塞部92と、閉塞部92の4隅の下面から下方へ突出し、支柱50の上嵌入孔503・・・に嵌入する嵌入突起93・・・と、閉塞部92と外装部91、91連続部分の下面から下方に突出し、嵌合切り欠き部21、21、縦枠13、13の嵌合溝131、131、および、支柱50の支柱嵌合溝504、504に嵌合し、連結部材3と横断面が同形の連結脚部94、94と、縦枠13、13の連結孔134、134に一致する連結孔95、96を有する連結用筒部97、98と、閉塞部92の中央に形成された支柱50の連結孔501に対応する連結孔99より構成されている。
L字形連結金具9は上記の如く構成され、L字形に連結された間仕切りパネル1、1の一方側にスライドパネル6を取付けるときは、先ず、コーナー部分の間仕切りパネル1、1を他方の間仕切りパネル1から取外す。(尚、同じ高さの間仕切りパネル1、1のみをL字形に連結する場合は後述する。)
次に、取外された間仕切りパネル1、1の下部振れ止め金具8が取付られる側の間仕切りパネル1の閉鎖側端部に、直線的に連結された間仕切りパネル1に下部振れ止め金具8を取付ける作業と同様にして、支柱50、下部振れ止め金具8を連結する。
次に、既に他の間仕切りパネル1と連結されている間仕切りパネル1の端部に、支柱50の下端部が連結された間仕切りパネル1の端部とは反対側の端部を連結部材3、直線連結金具30等にて連結し、間仕切りパネル1、1を立設する。
次に、間仕切りパネル1に対して90度をなす方向の支柱嵌合溝504の上方から、連結部材3の第1嵌合部31を嵌入し、連結部材3の下端面を支柱50の下端に取付けた支柱用端部連結金具90に当接させ、支柱50の下端部側面から連結部材3の第2嵌合部32が突出した状態とする。
そして、下側のコーナー金具2の受け部材201を下枠12の端部側へスライドさせて、縦枠13の嵌合溝131の下端部が開口した状態として、取外された一方の間仕切りパネル1をやや持ち上げた状態で縦枠13の嵌合溝131の下端部を上記支柱50から突出している連結部材3の第2嵌合部32に上方から嵌合させる。
そして、アジャスター200を床面に当接させた状態で下枠12の端部側にスライドさせていた受け部材201を支柱50側にスライドさせて連結部材3の第2嵌合部32の下面に受け部材201を位置せしめ、一方の間仕切りパネル1に対し、支柱50を介して、他の間仕切りパネル1の下端部同士をL字形に連結する。
次に、下部振れ止め金具8の内外側下突壁81、82間の上方より、スライドパネル6の固定キャスター300、300間の下端部を嵌入する。
そして、この状態を状態を維持しながら、L字形連結金具9の連結脚部94、94を縦枠13、13の上側の嵌合溝131、131と支柱50の上側の支柱嵌合溝504、504に嵌合させると同時に、嵌入突起93・・・を支柱50の上嵌入孔503・・・に嵌入させ、外装部91、91を上側のコーナー金具2、2の支持突条26、26に外嵌させ、連結孔95、96、連結孔99を、縦枠13、13の上側の連結孔134、134、及び支柱50の上側の連結孔501に一致させ、さらに、上部倒れ止め金具7の外側上突壁71と内側上突壁72間にスライドパネル6の上端部が位置する向きで、金具上連結孔750、750をL字形連結金具9の連結孔95、96、連結孔99に一致させ、連結ネジ500・・・にてL字形連結金具9、支柱50、間仕切りパネル1、1、上部倒れ止め金具7を連結する。
この時、上部倒れ止め金具7の上方基板73とスライドパネル6の上枠11間、および、スライドパネル6の下枠12と下部振れ止め金具8の下方基板83間に所定の間隙が形成される。
そして、スライドパネル6が開閉方向に移動した際、下部振れ止め金具8の開閉側端部にキャスター300、300の内面側(固定キャスターの取付けボルト内面側)が当接して停止すると同時に、上部倒れ止め金具7のスライド領域調整用きり欠き731の閉鎖側端面と開放側端部に当接するよう、閉鎖用上部ストッパー611と、開放用上部ストッパー612をスライドパネル6の上端面に着脱自在に取付ける。
次に、スライドパネルを閉鎖位置までスライドさせ、操作部53を施錠状態に操作して、ロック杆52を上方に移動した状態(図5の仮想線で示す状態)とし、ロック座54の係止孔541内に上方に移動したロック杆52の上端を位置せしめて、ロック座54を間仕切りパネル1の上枠11の上面にネジ止め連結する。
尚、同じ高さの間仕切りパネル1、1をL字形に連結する場合は、連結部材3の第1嵌合部31を支柱50の支柱嵌合溝504の上方から嵌合させた後に下方に移動させ、連結部材3の下端面を落止め防止部材505に当接した状態で、連結孔310を利用して、連結部材3の第2嵌合部32が支柱50の下端部側面から外方に突出した状態にネジ等によって固定する。
次に、下側のコーナー金具2の受け部材201を下枠12の端部側へスライドさせて縦枠13の嵌合溝131の下端部が開口した状態の間仕切りパネル1をやや持ち上げて、上記支柱50から突出した連結部材3の第2嵌合部32に嵌合溝131の下端を嵌合させ、アジャスター200・・・を床面に当接させた状態で間仕切りパネル1の下端部と支柱50の下端部とを連結する。
次に、連結された間仕切りパネル1と90度をなす支柱嵌合溝504の上方から、別の連結部材3の第1嵌合部31を嵌合させた後に下方に移動させて、連結部材3の下端面を落止め防止部材505に当接させ、支柱50の下端部側面から連結部材3の第2嵌合部32が突出した状態とする。(図12に示す状態。)
そして、下側のコーナー金具2の受け部材201を下枠12の端部側へスライドさせて縦枠13の嵌合溝131の下端部を開口状態とした別の間仕切りパネル1をやや持ち上げた状態で、上記支柱50から突出した連結部材3の第2嵌合部32に上方から嵌合溝131を嵌合させ、アジャスター200を床面に当接させた状態で、下枠12の端部側へスライドさせていた受け部材201を支柱50側にスライドさせ、連結部材3の第2嵌合部32の下面に受け部材201を位置せしめ、一方の間仕切りパネル1と別の間仕切りパネル1の下端部とが支柱50を介してL字形に連結される。
次に、L字形連結金具9の連結脚部94、94を縦枠13、13の連結用嵌合溝131、131と支柱50の支柱嵌合溝504、504に嵌合すると同時に、嵌入突起93・・・を支柱50の上嵌入孔503・・・に嵌合し、外装部91を上側のコーナー金具2、2の支持突条26、26に外嵌させ、連結用筒部97、98の連結孔95、96、及び、連結孔99を、縦枠13、13の連結孔134、134、及び支柱50の連結孔501の上側に一致させ、L字形連結金具9、支柱50、間仕切りパネル1、1の上端部を連結ネジ500・・・にて連結する。
以上のようにして、支柱50を介して、一方の間仕切りパネル1に対して他方の間仕切りパネル1がL字形に連結される。
次に、連結部材3と支柱50と段違い連結金具40と、支柱用端部連結金具90をもって異なる高さの間仕切りパネル1、1がL字形に連結されたコーナー部分の高さの高い方の間仕切りパネル1にスライドパネル6を連結する時は、上部倒れ止め金具7、下部振れ止め金具8、連結部材3、支柱50と、支柱用端部連結金具90と、段違い連結金具40が使用される。
尚、連結部材3、支柱50、上部倒れ止め金具7、下部振れ止め金具8、支柱用端部連結金具90は前述した構成と同一であるので、段違い連結金具40について説明する。
段違い連結金具40は、間仕切りパネル1の上側のコーナー金具2の支持突条26に外嵌し、コーナー基板23上に位置する下向きコ字形の外被部401と、外被部401の支柱5側端部側下面より下方に突出し、外被部401より外方に突出した部分が支柱5の支柱嵌合溝54に嵌合し、外被部401側の下方が間仕切りパネル1の縦枠13の嵌合溝131に嵌合する前記連結部材3と横断面同形の連結脚体402と、間仕切りパネル1の縦枠13の上側の連結孔134に対応する連結孔403より構成されている。
そして、L字形に連結された高さの異なる間仕切りパネル1、1の高さの高い方の間仕切りパネル1側にスライドパネル6を取付けるときは、先ず、コーナー部分の間仕切りパネル1、1を他方の間仕切りパネル1から取外す。(尚、高さの異なる間仕切りパネル1、1同士をL字形に連結する場合は後述する。)
次に、L字形に連結された同じ高さの間仕切りパネル1の場合と同様の作業にて、取外された間仕切りパネル1の高さの高い方の間仕切りパネル1の閉鎖側端部に、下部振れ止め金具8を取付けた状態で、高さの低い方の間仕切りパネル1の下端部をL字形に連結する。
次に、高さの低い方の間仕切りパネル1側の支柱嵌合溝54の上端より、段違い連結金具40の連結脚体402の支柱50側の部分を嵌合させて下方に移動し、連結脚体402の外被部401側の部分を高さの低い方の間仕切りパネル1の縦枠13の嵌合溝131に嵌合させると同時に、上側のコーナー金具2の支持突条26に外被部401を外嵌させ、高さの低い方の間仕切りパネル1の縦枠13の連結孔134の上側に連結孔43を一致させて、連結孔43に連結ネジ50を螺入させることによって、高さの低い方の間仕切りパネル1と支柱50とを連結する。
次に、段違い連結金具40の連結脚体402が嵌合している支柱嵌合溝54の上方から棒状の上り止め部材400を挿入する。
ここで、上り止め部材400は下端を連結脚体402の支柱50側の上面に当接させた状態で、上端を支柱50の上面と面一になるようにする。
次に、下部振れ止め金具8の内外側下突壁81、82間の上方より、スライドパネル6の固定キャスター300、300間の下端部を嵌入する。
そして、この状態を維持しながら高さが高い方の間仕切りパネル1の縦枠13の嵌合溝131、及び、支柱50の支柱嵌合溝504の上端部に支柱用端部連結金具90の連結脚部904を嵌合させながら、同時に、嵌入突起903・・・を支柱50の上嵌入孔503・・・に嵌入させ、外装部901を上側のコーナー金具2の上支持突条26に外嵌し、縦枠13の連結孔134には連結孔905を一致させ、支柱50の連結孔501には支柱用連結孔909を一致させ、さらに、上部倒れ止め金具7の外側上突壁71と内側上突壁72間にスライドパネル6の上端部が位置する向きで、金具上連結孔75、75を支柱用端部連結金具90の連結孔905、支柱用連結孔909に一致させ、連結ネジ500・・・にて支柱用端部連結金具90、支柱50、間仕切りパネル1、1、上部倒れ止め金具7を連結する。
この状態で、棒状の上り止め部材906の上端は、支柱用端部連結金具90の外装部901の下面で閉塞されるので、上方に抜け出すことがなく、結果として、高さの低い方の間仕切りパネル1は、支柱5に対して上方に移動することはない。
そして、上部倒れ止め金具7の上方基板73とスライドパネル6の上枠11間、および、スライドパネル6の下枠12と下部振れ止め金具8の下方基板83間に所定の間隙が形成される。
そして、スライドパネル6が開閉方向に移動した際、下部振れ止め金具8の開閉側端部にキャスター300、300の内面側(固定キャスターの取付けボルト内面側)が当接して停止すると同時に、上部倒れ止め金具7のスライド領域調整用きり欠き731の閉鎖側端面と開放側端部に当接するよう、閉鎖用上部ストッパー611と、開放用上部ストッパー612をスライドパネル6の上端面に着脱自在に取付ける。
次に、スライドパネルを閉鎖位置までスライドさせ、操作部53を施錠状態に操作して、ロック杆52を上方に移動した状態(図5の二点鎖線で示す状態)とし、ロック座54の係止孔541内に上方に移動したロック杆52の上端を位置せしめて、ロック座54を間仕切りパネル1の上枠11の上面にネジ止め連結する。
尚、高さの異なる間仕切りパネル1、1をL字形に連結する場合は、まず、同じ高さの間仕切りパネル1、1をL字形に連結する手順で、間仕切りパネル1と支柱50、連結部材3を連結し、次に、この連結部材3によって高さの低い方の間仕切りパネル1の下端部と支柱50とを連結させて、高さの異なる間仕切りパネル1、1の下端部同士を、支柱50を介して、L字形に連結させる。
次に、高さの低い方の間仕切りパネル1側の支柱嵌合溝504の上端より、段違い連結金具40の連結脚体402の支柱50側の部分を嵌合させて下方に移動し、連結脚体402の外被部401側の部分を高さの低い方の間仕切りパネル1の縦枠13の嵌合溝131に嵌合させると同時に、上側のコーナー金具2の上支持突条26に外被部401を外嵌させ、高さの低い方の間仕切りパネル1の縦枠13の連結孔134の上側に連結孔403を一致させて、連結孔403に連結ネジ50を螺入させることによって、高さの低い方の間仕切りパネル1と支柱5とを連結する。
次に、段違い連結金具40の連結脚体402が嵌合している支柱嵌合溝504の上方から棒状の上り止め部材906を挿入する。
ここで、上り止め部材906は、下端を連結脚体402の支柱50側の上面に当接させた状態で、上端は支柱5の上面と面一になるようにする。
次に、高さが高い方の間仕切りパネル1の縦枠13の嵌合溝131、及び、支柱50の支柱嵌合溝504の上端部に支柱用端部連結金具90の連結脚部904を嵌合させながら、同時に、嵌入突起903・・・を支柱50の上嵌入孔503・・・に嵌入させ、外装部901を上側のコーナー金具2の支持突条26に外嵌し、縦枠13の連結孔134には連結連結孔905を一致させ、支柱50の連結孔501には支柱用連結孔909を一致させて、連結ネジ500・・・を螺入させることによって、高さが高い方の間仕切りパネル1と支柱5の上端部を連結する。
この状態で、棒状の上り止め部材906の上端は、支柱用端部連結金具90の外装部901の下面で閉塞されるので、上方に抜け出すことがなく、結果として、高さの低い方の間仕切りパネル1は、支柱50に対して上方に移動することはない。
間仕切りパネルにロックユニットを有するスライドパネルを取付けたの斜視図 本発明の要部分解斜視図 ロックユニットの斜視図 スライドパネルの支持状態を示す要部拡大断面図 スライドパネルの仮施錠状態を示す要部拡大斜視図 間仕切りパネルの基枠の一部分解斜視図 連結部材の斜視図 直線形連結金具の斜視図 L字形連結金具の斜視図 支柱用端部連結金具の斜視図 段違い連結金具の斜視図 同一高さの間仕切りパネル同士をL字形に連結した場合の要部分解斜視図 高さの異なる間仕切りパネル同士を段違いにL字形に連結した場合の要部分解斜視図
符号の説明
1 間仕切りパネル
2 コーナー金具
200 アジャスター
3 連結部材
30 直線連結金具
300 固定キャスター
40 段違い連結金具
5 ロックユニット
50 支柱
51 外枠
52 ロック杆
53 操作部
54 ロック座
6 スライドパネル
611 閉鎖用上部ストッパー
612 開放用上部ストッパー
7 上部倒れ止め金具
8 下部振れ止め金具
9 L字形連結金具
90 支柱用端部連結金具

Claims (3)

  1. 間仕切りパネルのアジャスター取付位置に固定キャスターを取付けて構成され、間仕切りパネルと平行に移動し、出入口を開閉可能としたスライドパネルの開放側端面に、ロック杆とロック杆の操作部を内蔵したロックユニットを着脱自在となし、スライドパネルが出入口を閉鎖した時にロック杆が位置する個所に対応して、間仕切りパネルの所定位置にロック座を着脱自在に設ける事により、ロック杆をロック座に係脱自在としたことを特徴とするスライドパネルの仮施錠装置。
  2. 間仕切りパネルのアジャスター取付位置に固定キャスターを取付けて構成され、間仕切りパネルと平行に移動し、出入口を開閉可能としたスライドパネルの開放側端面に、ロック杆とロック杆の操作部を内蔵したロックユニットを間仕切りパネルの連結金具をもって着脱自在となし、スライドパネルが出入口を閉鎖した時にロック杆が位置する個所に対応して、間仕切りパネルの所定位置にロック座を着脱自在に設ける事により、ロック杆をロック座に係脱自在としたことを特徴とするスライドパネルの仮施錠装置。
  3. 間仕切りパネルのアジャスターの代わりに固定キャスターを取付けて構成されたスライドパネルを間仕切りパネルと平行に立設し、スライドパネルの上面に外嵌する上部倒れ止め金具を、間仕切りパネルの上面に着脱自在に設ける一方、スライドパネルの下面に外嵌する下部振れ止め金具を、間仕切りパネルの下面で、前記固定キャスター間に位置するよう間仕切りパネルの下面に着脱自在に設け、間仕切りパネルに対しスライドパネルを所定範囲で移動可能となすと共に、スライドパネルの開放側端面に、ロック杆とロック杆の操作部を内蔵したロックユニットを間仕切りパネルの連結金具をもって着脱自在とし、スライドパネルが出入口を閉鎖した時にロック杆が位置する個所に対応して、間仕切りパネルの所定位置にロック座を着脱自在に設ける事により、ロック杆をロック座に係脱自在としたことを特徴とするスライドパネルの仮施錠装置。
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