JP3941691B2 - 間仕切パネルのパネル支持構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、間仕切パネルのパネル支持構造に係わり、更に詳しくは天井と床面の間に支柱を適宜離間して立設し、これら立設した支柱間毎にパネルを装着してなる間仕切パネルのパネル支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、天井と床面の間に支柱を適宜離間して立設し、これら立設した支柱間毎にパネルを装着してなる間仕切パネルは各種提供されており、特に、透明なガラスパネルを装着したガラス間仕切構造として、左右の縦桟及び上桟、下桟によって枠組された枠体の内面略中央部に形成した凹溝にガスケットを介してガラスパネルを止着してなるものや、同じく縦桟と上下の桟からなる枠体の正面外周辺部にガラス溝を形成し、該ガラス溝にガラスパネルを嵌込み、正面にはガラス溝の縁のみ露出するとともにガラス面とほぼ同一面とし、ガラスの裏面には大きな空間を形成してなるガラス間仕切構造が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
前記枠体内面の略中央部の凹溝にガラスパネルを装着したものでは、予め据付けた枠体にガラスパネルを装着するため、その止着作業が面倒であるとともに、凹溝に嵌着したガスケットを介して支持されるため安定性を欠き、更に、枠体の各桟とパネル表面との間には段差が生じ、外観上の問題が生じるといった問題もあった。一方、枠体の正面外周辺部にガラスパネルを装着するものでは前記段差が生じなく、当該段差による外観上の問題は解決できるものの、ガラスパネルは前記枠体を組立てする工程において予めガラス溝に嵌込まれたものを据付け現場にて当該枠付きパネルを天レール、地レール及びスタッドに取付ける構造であり、製造や管理のコストが嵩むとともに搬送効率も低下するといった問題があり、更には、当該枠付きパネルのスタッドへの取付けはパネル正面側から目地材等で直接スタッドに固定する構造であり、外観上の問題があるとともにパネルを設置する角度等の施工上の自由度が小さいといった問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−88712号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、天井と床面の間に適宜離間して立設された支柱を枠体として、これら支柱間毎に、現場にてパネルを容易に装着でき、前記枠体としての支柱とパネル表面との間には段差が生じなく、パネル自体の優れた外観性が維持され、パネル設置角等の設計並びに施工上の自由度も大きく安定性にも優れた間仕切パネルのパネル支持構造を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題解決のために、天井と床面の間に支柱を適宜離間して立設し、これら立設した支柱間毎にパネルを装着してなる間仕切パネルにおいて、パネル内側に延びる断面略L字形の鉤片がパネル側端の背面側に突設されるブラケット材をパネル側端部に沿って装着し、前記支柱に形成した断面円弧状の外周面に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材の当該支柱外周方向に沿ったパネル側の端部に前記ブラケット材の鉤片を受け入れるパネル内側に開放された凹部を形成し、該凹部に前記ブラケット材の鉤片を合着させた上で、これら凹部及び鉤片を挟み込む取付具をパネル内側からパネル側端に向かう方向に装着し、該取付具により前記ブラケット材と前記連結部材を一体化することにより当該パネルを支柱間空間より外方位置に取付けてなることを特徴とする間仕切パネルのパネル支持構造を構成した。
【0007】
ここで、前記取付具に断面略コ字形の鉤状部を設け、該鉤状部を前記凹部及び前記鉤片に外嵌することにより前記ブラケット材と前記連結部材を一体化してなるものが好ましく、より具体的には、前記連結部材に、長手方向に沿って外方に開放した凹溝を形成し、前記取付具の前記鉤状部に連続した本体部を前記凹溝内面にネジ止めして当該取付具を固定してなるものが好ましい。
【0008】
また、前記支柱間の天井に天レールを配設し、同じく支柱間の床面に地レールを配設し、前記天レールの外面下部を覆う笠木と前記地レールの外面上部を覆う巾木の側面に、それぞれパネル上端及び下端を係合支持する断面略L字形の上部支持片及び下部支持片を長手方向に渡って突設し、前記連結部材に固定する巾木の下部支持片にパネル下端を支持させ、前記天レールに外嵌した笠木を上方に移動させて前記パネルを支柱に沿った立起状態とし、当該パネル上端に対して前記笠木を下ろして上部支持片を係合した後、該笠木を連結部材に固定してなるものが好ましい。
【0009】
本発明のパネル支持構造は、前記パネルがガラスパネルである場合に好適であり、ここに前記ガラスパネルとはガラスよりなるパネル以外にガラス相当の薄板材からなるパネルも含まれる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係る間仕切パネルの全体構成を示し、図2は同じく間仕切パネルの分解斜視図を示し、図3〜12は本発明の詳細を示し、図中符号1は天レール、2は地レール、3は笠木、4は巾木、5は支柱、6は連結部材、7はパネル、8はベース材、9は取付具をそれぞれ示している。
【0012】
本発明に係る間仕切パネルは、天井と床面の間に、支柱5を適宜離間して立設し、前記支柱5、5間の天井に天レール1を配設し、同じく支柱5、5間の床面に地レール2を配設し、前記天レール1の外面下部を覆う笠木3と前記地レール2の外面上部を覆う巾木4を設け、これら立設した支柱5、5、笠木3及び巾木4よりなる枠体にパネル7を装着した構造のものである。支柱5は、該天井又は床面に固定したベース材8にて上端又は下端を支持して立設した構造である。また、パネル7の側端部は、支柱5の外周所定の角度位置にネジ止めした連結部材6に対して取付具9により支持させた構造である。また、パネル7の上下端部は、支柱5の連結部材6に固定した巾木4にパネル7の下端を支持させるとともに、笠木3を天レール1に外嵌した状態で上方に移動させ、支柱に沿った立起状態のパネル7に対してその上端に前記笠木を下降係合してなる構造である。
【0013】
前記天レール1は、上面板11と表裏両垂下板12、12とからなる下方開放した断面略コ字形の長尺部材であり、その凹溝部13を下方へ向けて上面板11を天井にネジ止め固定している。また、地レール2は、下面板21と表裏両立上板22、22とからなる上方開放した断面略コ字形の長尺部材であり、その凹溝部23を上方へ向けて下面板21を床面にネジ止め固定している。
【0014】
また、前記笠木3及び前記巾木4は、それぞれ前記天レール1の外面下部及び前記地レール2の外面上部を長手方向に渡って覆う部材であり、その側面には、それぞれパネル7の上端7a及び下端7bを係合支持する断面略L字形の上部支持片31及び下部支持片41が長手方向に渡り突設されている。また、前記笠木3及び前記巾木4には、それぞれ端部へ開放した嵌合溝30、40が長手方向に渡って形成されている。尚、本実施形態ではアルミニウムの押出し成形品を用いているが、その他スチール製の成形品等であっても良く、また、この嵌合溝30、40は後述のアングル材32、42を嵌挿して前記笠木3及び巾木4の端部を連結部材6に固定するためのものであり、当該端部にのみ形成しても良い。
【0015】
そして、前記支柱5は、前記パネル7を連結部材6を介して側面で支持する内部中空の支柱本体50と、該支柱本体50の同じく側面に突設された内部中空の支持固定部51とより構成され、前記支柱本体50に、断面円弧状の内周面52及び外周面53を形成した構造である。本実施形態ではアルミニウムの押出し成形品を用いたが、同様の機能を有するスチール製の折り曲げ成形品でも良く、一体物でもまた二部材以上を組合せた複合物でも良い。
【0016】
前記連結部材6は、前記パネル7を支柱5に対して適宜な角度位置に取付けるための部材であり、前記支柱5と略同一長さの寸法を有し、笠木3及び巾木4に対向する外側面に、長手方向に沿って上下に延びる凹溝60を形成するとともに、前記支柱5の外周面53に対して摺動する当接片61を設け、更に、支柱外周方向に沿った端部にパネル側端部を固定するための凹部62を形成した構造であり、前記支柱5と同様、アルミニウムの押出し成形品やスチール製の折り曲げ成形品で構成される。
【0017】
前記パネル7は、本実施形態ではガラスパネルであり、図4にも示すように、断面略L字形の鉤片71を突設したブラケット材70を、両面テープ74又はコーキング材にてパネル側端部に沿って装着したものであり、前記両面テープ74を張り付けるブラケット材70の接着面には気泡抜き用の凹溝70aが形成され、エア溜まりを防止して透明なガラスパネルの優れた外観性が維持されている。尚、ガラスパネル以外にスチールパネルやクロスパネル、その他のパネル、これらを適宜組合せたパネルを用いることもできる。
【0018】
本発明を、図3〜12に基づいて更に詳細に説明する。
【0019】
本発明の間仕切パネルのパネル支持構造は、天井と床面の間に支柱5を適宜離間して立設し、これら立設した支柱5、5間毎にパネル7を装着してなる間仕切パネルにおいて、パネル内側に延びる断面略L字形の鉤片71がパネル側端の背面側に突設されるブラケット材70をパネル側端部7cに沿って装着し、前記支柱5に形成した断面円弧状の外周面53に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材60の当該支柱外周方向に沿ったパネル側の端部に前記ブラケット材70の鉤片71を受け入れるパネル内側に開放された凹部62を形成し、該凹部62に前記ブラケット材70の鉤片71を合着させた上で、これら凹部62及び鉤片71を挟み込む取付具9をパネル内側からパネル側端に向かう方向に装着し、該取付具9により前記ブラケット材70と前記連結部材60を一体化することにより当該パネルを支柱間空間より外方位置に取付けてなることを要旨としている。
【0020】
前記支柱5は、前記支柱本体50の上端及び下端のうち少なくとも一方に断面円弧状の内周面52を備えた円筒形状の支持端部を形成し、天井及び床面の一方又は双方の所定位置に、前記略円筒形状の支持端部に内接するベース材8を固定しておき、該ベース材8を支持端部50aに受け入れて支柱5を支承し、所定の角度位置にて前記支持固定部51を天井又は床面に係止することにより当該支柱5を回転不能に固定したものである。
【0021】
前記ベース材8は、充分な強度を有する鉄等の中実の金属加工品或いは合成樹脂成形品で構成され、軸心部及び該軸心からズレた単又は複数部位に、天井又は床面に当該ベース材8をネジ止めするための貫通した縦孔がそれぞれ穿設され、前記軸心部を挟んで対向する外周位置には、前記支柱5の支持端部50aの内周面52に内接する断面円弧状の部分接当面81、81が形成されている。即ち、前記ベース材8は、円柱形状から前記部分接当面81、81を除く両側をカットした略小判形状であり、前記軸心部の縦孔の中心を床面或いは天井に予め墨出しした既定点に位置合わせした上、これら縦孔にネジ82、82を挿通して所定の方向に固定される。
【0022】
また、前記支柱5の支持固定部51は、断面略コ字形に突出した両突出片間の内部に仕切板51aを渡設した構造であり、該仕切板51aに天井又は床面に固定されるネジ軸部に係合する係合凹部55が形成され、図4に示すように、ネジ56と前記係合凹部55との係合により当該支持固定部51が所定の角度位置にて天井又は床面に回転不能に係止され、これにより当該支柱5も所定の角度に固定される。前記支持固定部51の両突出片先端には内方に屈曲した係止縁51b、51bが形成されており、前記ネジ頭部を挾持する断面略コ字形のキャップ59が前記係止縁51b、51bに係止して装着される。
【0023】
前記支柱5に対するパネル取付角度の調節は、図3(a)に示すように、前記連結部材6を前記支柱5の外周所定の角度位置にネジ63により固定することで行われ、より詳しくは、前記支柱本体50の外周壁に設けた凹溝57の底面に前記当接片61が摺動する外周面53を構成し、当該外周面53により前記当接片61を凹溝57内部の範囲内において周方向に沿って摺動案内することにより連結部材6を所定の角度位置に設定するのである。そして、このように固定された連結部材6に対して、図3(b)〜(d)に示すように前記凹部62にパネル側端部7cを固定することにより当該連結部材6を介して当該パネル7を支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付けるのである。前記パネルを支持する凹部62は、連結部材6の支柱外周方向に沿った両端部のうち前記支柱5を回転不能に係止する支持固定部51と反対側の端部に設けられており、該支持固定部51におけるネジ56と前記係合凹部55との係合は、支柱間空間より外方位置にパネル7を取付けた支柱5の当該パネル側への倒れを防止する支持手段としても機能する。
【0024】
取付具9は、前記凹部62及び鉤片71を挾持する断面略コ字形の鉤状部91とこれに連続した本体部90とより構成された長尺なアルミニウムの押出し成形品であり、前記鉤状部91を前記凹部62及び鉤片71に外嵌して一体化した後、前記本体部90を前記連結部材6の凹溝60内面に対してネジ93で固定した上、前記凹溝60と鉤状部91との間にキャップ94が装着される。前記キャップ94は両端に係止片94a、94bを突設した断面略π字形の長尺成形品であり、これら係止片94a、94bを前記取付具9の本体部90に設けた係合部90a、90bに係止して装着されている。
【0025】
パネル下端7の支持は、図5に示すように、支柱間の床面に配設される地レール2の凹溝部23にアジャスター脚24を挿着し、該アジャスター脚24により支持され、前記地レールの外面上部を長手方向に渡って覆う巾木4の前記嵌合溝40に、その端部よりL字状に屈曲したアングル材42の一端側を嵌挿して固定するとともに、該アングル材42の他端側を連結部材6の凹溝60内に係入し、所定の上下位置でネジ43により固定することで支柱5、5間に当該巾木4が渡設され、該巾木4の側面に突設した下部支持片41に前記パネル下端7bを支持させるものである。
【0026】
また、パネル上端7aの支持は、図6に示すように、支柱間の天井に配設される天レール1の外面下部を長手方向に渡って覆う笠木3の前記嵌合溝30に、その端部よりL字状に屈曲したアングル材32の一端側を嵌挿して固定するとともに、該アングル材32の他端側を連結部材6の凹溝60内に係入することで当該笠木3を上下にスライド可能に支持した状態で、図7に示すように、巾木4の下部支持片41にパネル下端7bを支持させたパネル7を立起させる際に邪魔にならない位置まで前記笠木3を上方に移動させ、前記パネル7を支柱5に沿った立起状態とし、前記笠木3を下ろして上部支持片31を当該パネル上端7aに当止した後、該笠木3を連結部材6に固定する構造である。
【0027】
このようにして、図8に示すようにパネル7は笠木3及び巾木4からそれぞれ側方に突出した上部支持片31と下部支持片41の間に粘着性のパッキン材72、73を介して係合支持され、支柱間空間より外方位置に設けられるのであり、ネジ33、43により笠木3及び巾木4から延びるアングル材32、42の他端側を連結部材6を固定し、且つ上述の固定具9にてパネル側端部を連結部材6に固定した後は、凹溝60の開口部にキャップ94が装着され、同じく図示しないネジにより前記笠木3及び巾木4の嵌合溝30、40にアングル材32、42の一端側を固定した後は、これら嵌合溝30、40に連通する笠木下面及び巾木上面の開口部にキャップ34、44がそれぞれ装着される。
【0028】
尚、固定されるパネル7と笠木3の間、及び同じくパネル7と巾木4の間には、それぞれ両側端部に装着した上述のブラケット材70を逃がすための空間が設定されており、該ブラケット材70が存在するパネル両側端部以外は当該空間が開放されるため、当該空間を閉じるべく別部材を内装することや、笠木下面又は巾木上面にパネル面に向けて延びる突出片を形成すること、前記キャップ34又は44に同じくパネル面に向けて延びる突出片を形成すること等が好ましい。また、連結部材6を介して取付けたパネル7の背面側の支柱間空間にはパネルが存在しない開放空間が形成されており、該空間にブラインド装置やカーテンを取付けることも好ましい実施例である。また、複数のガラスを上下に分離して設けることもでき、この場合、前記上部支持片31及び下部支持片41と同じ側に断面略T字形に突出して上下各ガラスの下端及び上端をそれぞれ支持する支持片を形成してなる横桟を左右の支柱間に取付ければよい。
【0029】
図9は、上記の如くパネル7、7を支持している支柱5に、各部屋を区切る間仕切パネルAをこれらパネル7、7に対して略直角の方向に支持した略T字形の接続部を示しており、前記支柱5の支持固定部51に対し、各部屋に面するパネル107、107を両側面で支持する支柱105が、該支柱105を貫通したネジ103を前記支持固定部51の仕切板51aに螺合して固定されている。
【0030】
また、図10は、前記パネル7よりなる間仕切パネルの端部に他の間仕切パネルBを略直角の方向に接続した略L字形の接続部を示しており、パネル7を支持する支柱5は、前記パネル7を側面で支持する断面略半円筒状の支持本体50に、前記他の間仕切パネルの支柱105に対して連結杆101を介して接続される一対の接続片51A、51Aを突設したものであり、前記支持本体50に連結部材6を介してパネル7を角度調節可能に支持する構造は上記と同様である。このような連結杆101を用いた間仕切パネルの端部構造は、他の間仕切パネルBに接続する場合に限らず、壁面に取付ける等の種々の端部処理に適用できる。
【0031】
図11は、同じく各部屋を区切る間仕切パネルAを略直角の方向に角度調節可能に支持した略T字形の接続部を示しており、パネル7を支持する支柱5は、前記パネル7を側面で支持する断面略半円筒状の支持本体50に連続して、ドア付きの間仕切パネルC端部に断面略コ字形の連結杆102を介して接続される断面視略方形の支持固定部51Bを設けたものであり、前記部屋を区切る間仕切パネルAは、各部屋に面するパネル107、107を両側面で支持する支柱105が、前記ドア付きの間仕切パネルC端部に突設した断面円弧状の外周面106を有する支持杆104に対して角度調節可能に支持されている。
【0032】
図12は、支柱5側面にパネルを支持する連結部58を一体的に突出成形した参考例である。支柱5は、支柱本体50の側面にパネル7を支持する前記連結部58を一体的に突出形成したものであり、該支柱本体50の同じく側面には、上記実施形態と同様の構造を有する支持固定部51が突設されている。
【0033】
前記連結部58は、上記連結部材6と同様、長手方向に沿って上下に延びる凹溝60を形成するとともに、支柱外周方向に沿った端部にパネル側端部を固定するための凹部62を形成した構造であり、支柱本体50は、上記実施形態と同様、断面円弧状の内周面52を備え且つ当該端面に開口した略円筒形状の支持端部50aが形成され、ベース材8を該支持端部50aに受け入れ当該支柱5を支承し、所定の角度位置にて前記支持固定部51を天井又は床面に係止することにより当該支柱5を回転不能に固定するのであり、パネル7の支持については、前記連結部58により上記実施形態と同様に支持される構造である。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明の間仕切パネルのパネル支持構造によれば、鉤片がパネル側端の背面側に突設されるブラケット材をパネル側端部に沿って装着し、前記支柱に形成した断面円弧状の外周面に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材の当該支柱外周方向に沿った端部にブラケット材の鉤片を受け入れるパネル内側に開放された凹部を形成し、該凹部に前記ブラケット材の鉤片を合着させた上で、これら凹部及び鉤片を挟み込む取付具をパネル内側からパネル側端に向かう方向に装着し、該取付具により前記ブラケット材と前記連結部材を一体化することにより当該パネルを支柱間空間より外方位置に取付けてなるので、現場にて支柱間毎にパネルを容易に装着できるとともに、前記支柱とパネル表面との間には段差が生じなく、パネル自体の優れた外観性が維持され、パネル設置角等の設計並びに施工上の自由度も大きい。
【0035】
特に、前記取付具に断面略コ字形の鉤状部を設け、該鉤状部を前記凹部及び前記鉤片に外嵌することにより前記ブラケット材と前記連結部材を一体化してなるので、パネルを安定に且つ容易に支持できる。
【0036】
また、前記支柱間の天井に天レールを配設し、同じく支柱間の床面に地レールを配設し、前記天レールの外面下部を覆う笠木と前記地レールの外面上部を覆う巾木の側面に、それぞれパネル上端及び下端を係合支持する断面略L字形の上部支持片及び下部支持片を長手方向に渡って突設し、前記支柱の連結部材に固定する巾木の下部支持片にパネル下端を支持させ、前記天レールに外嵌した笠木を上方に移動させて前記パネルを支柱に沿った立起状態とし、当該パネル上端に対して前記笠木を下ろして上部支持片を係合した後、該笠木を支柱の連結部材に固定してなるので、ガラスパネル等の比較的重いパネルも容易且つ安定して装着できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る間仕切パネルを示す斜視図。
【図2】同じく間仕切パネルの分解斜視図。
【図3】(a)〜(d)は、支柱に対し、連結部材を介してパネルを支柱間空間より外方位置にて所定の方向に取付ける手順を示す断面図。
【図4】パネルを支持した支柱を示す断面図。
【図5】パネル下端の支持構造を示す要部の分解斜視図。
【図6】パネル上端の支持構造を示す要部の分解斜視図。
【図7】(a)及び(b)は、笠木を上方にスライド移動させてパネルを立起状態とした様子を示す要部の断面図。
【図8】上部支持片と下部支持片の間にパネルを装着した様子を示す断面図。
【図9】部屋を区切る間仕切パネルを略直角方向に支持した接続部を示す断面図。
【図10】間仕切パネル端部に他の間仕切パネルを略直角方向に接続した接続部を示す断面図。
【図11】部屋を区切る間仕切パネルを略直角方向に支持した接続部の他の例を示す断面図。
【図12】 本発明の参考例を示す断面図。
【符号の説明】
1 天レール 2 地レール
3 笠木 4 巾木
5 支柱 6 連結部材
7 パネル 7a 上端
7b 下端 7c 側端部
8 ベース材 9 取付具
11 上面板 12 垂下板
13 凹溝部 21 下面板
22 立上板 23 凹溝部
24 アジャスター脚 30 嵌合溝
31 上部支持片 32 アングル材
33 ネジ 34 キャップ
40 嵌合溝 41 下部支持片
42 アングル材 43 ネジ
44 キャップ 50 支持本体
50a 支持端部 51 支持固定部
51a 仕切板 51b 係止縁
51A 接続片 51B 支持固定部
52 内周面 53 外周面
55 係合凹部 56 ネジ
57 凹溝 58 連結部
59 キャップ 60 凹溝
61 当接片 62 凹部
63 ネジ 70 ブラケット材
70a 凹溝 71 鉤片
72、73 パッキン材 74 両面テープ
81 部分接当面 82 ネジ
90 本体部 90a 係合部
90b 係合部 91 鉤状部
93 ネジ 94 キャップ
94a 係止片 94b 係止片
101 連結杆 102 連結杆
103 ネジ 104 支持杆
105 支柱 106 外周面
107 パネル A、B、C 間仕切パネル

Claims (5)

  1. 天井と床面の間に支柱を適宜離間して立設し、これら立設した支柱間毎にパネルを装着してなる間仕切パネルにおいて、パネル内側に延びる断面略L字形の鉤片がパネル側端の背面側に突設されるブラケット材をパネル側端部に沿って装着し、前記支柱に形成した断面円弧状の外周面に対して周方向に位置変更可能に当接する連結部材の当該支柱外周方向に沿ったパネル側の端部に前記ブラケット材の鉤片を受け入れるパネル内側に開放された凹部を形成し、該凹部に前記ブラケット材の鉤片を合着させた上で、これら凹部及び鉤片を挟み込む取付具をパネル内側からパネル側端に向かう方向に装着し、該取付具により前記ブラケット材と前記連結部材を一体化することにより当該パネルを支柱間空間より外方位置に取付けてなることを特徴とする間仕切パネルのパネル支持構造。
  2. 前記取付具に断面略コ字形の鉤状部を設け、該鉤状部を前記凹部及び前記鉤片に外嵌することにより前記ブラケット材と前記連結部材を一体化してなる請求項1記載の間仕切パネルのパネル支持構造。
  3. 前記連結部材に、長手方向に沿って外方に開放した凹溝を形成し、前記取付具の前記鉤状部に連続した本体部を前記凹溝内面にネジ止めして当該取付具を固定してなる請求項2記載の間仕切パネルのパネル支持構造。
  4. 前記支柱間の天井に天レールを配設し、同じく支柱間の床面に地レールを配設し、前記天レールの外面下部を覆う笠木と前記地レールの外面上部を覆う巾木の側面に、それぞれパネル上端及び下端を係合支持する断面略L字形の上部支持片及び下部支持片を長手方向に渡って突設し、前記連結部材に固定する巾木の下部支持片にパネル下端を支持させ、前記天レールに外嵌した笠木を上方に移動させて前記パネルを支柱に沿った立起状態とし、当該パネル上端に対して前記笠木を下ろして上部支持片を係合した後、該笠木を連結部材に固定してなる請求項1〜3の何れか1項に記載の間仕切パネルのパネル支持構造。
  5. 前記パネルがガラスパネルである請求項1〜4の何れか1項に記載の間仕切パネルのパネル支持構造。
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