JP3095695B2 - 出 窓 - Google Patents

出 窓

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JP3095695B2
JP3095695B2 JP08269349A JP26934996A JP3095695B2 JP 3095695 B2 JP3095695 B2 JP 3095695B2 JP 08269349 A JP08269349 A JP 08269349A JP 26934996 A JP26934996 A JP 26934996A JP 3095695 B2 JP3095695 B2 JP 3095695B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、方立を小さくして
採光面積の増大等を図った出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】出窓としては、方立を介して接合される
正面下枠と側面下枠を有し、これら正面下枠と側面下枠
にはテーブル板の縁部を差込んで支持するテーブル板支
持部が屋内側に突設されているものが知られている(特
開昭58−58377号公報参照)。このような出窓に
おいては、一般に、上記側面下枠の内外方向の幅が正面
下枠のそれとほぼ同じ寸法で形成されている。
【0003】また、上記出窓には、正面下枠と側面下枠
のテーブル板支持部が共に方立の屋内端よりも屋内側に
位置されているタイプ(前者という)と、正面下枠と側
面下枠のテーブル板支持部が共に方立の屋内端と同じか
屋内端よりも屋外側に位置されているタイプ(後者とい
う)がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た前者の出窓においては、正面下枠と側面下枠のコーナ
ー部で隣合うテーブル板支持部の端部同士を突き合わせ
るために、端部を斜めに精度よく切断加工する必要があ
り、加工に手間がかかる問題がある。一方、後者の出窓
においては、テーブル板支持部の幅分、方立の幅を大き
くする必要があるため、視界ないし採光面積が狭められ
ると共に、方立の材料(アルミニウム合金)使用量が増
大して製造コストの増大を招く問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、方立を小さくで
き、採光面積の増大等が図れる出窓を提供することにあ
る。また、本発明の目的は、コーナー部で隣合うテーブ
ル板支持部の端部を覆い隠すことができ、外観の向上等
が図れる出窓を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の出窓は、方立を介して接
合される正面下枠と側面下枠を有し、これら正面下枠と
側面下枠にはテーブル板の縁部を差込んで支持するテー
ブル板支持部が屋内側に突設されている出窓であって、
上記側面下枠の内外方向の幅を正面下枠のそれよりも小
さく形成すると共に、正面下枠のテーブル板支持部を方
立の屋内端よりも屋内側に、且つ側面下枠のテーブル板
支持部を方立の屋内端と同じか屋内端よりも屋外側にそ
れぞれ位置させたことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の出窓は、方立を介して接合
される正面下枠と側面下枠を有し、これら正面下枠と側
面下枠にはテーブル板の縁部を差込んで支持するテーブ
ル板支持部が屋内側に突設されている出窓であって、上
記側面下枠の内外方向の幅を正面下枠のそれよりも小さ
く形成すると共に、正面下枠のテーブル板支持部を方立
の屋内端よりも屋内側に、且つ側面下枠のテーブル板支
持部を方立の屋内端と同じか屋内端よりも屋外側にそれ
ぞれ位置させ、これら正面下枠と側面下枠の隣合うテー
ブル板支持部の端部上にその上面を覆うコーナーピース
を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の出窓は、方立を介して接合
される正面下枠と側面下枠を有し、これら正面下枠と側
面下枠にはテーブル板の縁部を差込んで支持するテーブ
ル板支持部が屋内側に突設されている出窓であって、上
記側面下枠の内外方向の幅を正面下枠のそれよりも小さ
く形成すると共に、正面下枠のテーブル板支持部を方立
の屋内端よりも屋内側に、且つ側面下枠のテーブル板支
持部を方立の屋内端と同じか屋内端よりも屋外側にそれ
ぞれ位置させ、これら正面下枠と側面下枠の隣合うテー
ブル板支持部の端部上にその上面を覆うコーナーピース
を設け、このコーナーピースには方立に生じた結露を受
けて屋外側へ排水する結露受部が形成されていることを
特徴とする。
【0009】
【実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添付図面
に基づいて詳述する。
【0010】図1ないし図2において、1は建物の躯体
で、この躯体1には窓開口部2が設けられている。具体
的には、この窓開口部2は躯体1における左右の柱3
と、両柱3間に掛け渡された上下の枠材4,5とによっ
て区画形成されている。上下の枠材4,5の外側は、複
数の間柱6に支持されている。下枠材5は出窓の窓台を
構成している。上記躯体1の屋外側には、窓開口部2に
位置させて出窓が取付けられる。
【0011】この出窓は、正面部および両側面部を形成
する平面断面形状が台形の出窓本体7を有し(図4参
照)、この出窓本体7の上部には天板8や屋根9が取付
けられ、出窓本体7の下部(下枠部分)にはテーブル板
10や底面板11が設けられる。上記出窓本体7は、躯
体1の柱3の屋外面にネジ12等で固定される左右一対
の縦枠13と、これら縦枠13と平行に屋外側に配置さ
れる左右一対の方立14を有している。
【0012】両方立14の上端部間及び下端部間には正
面上枠15及び正面下枠16がそれぞれ掛け渡されて組
立てられる。また、方立14と縦枠13の上端部間及び
下端部間には側面上枠17及び側面下枠18がそれぞれ
掛け渡されて組立てられる。このように組立てられた出
窓本体7の正面開口部には引き違い式の障子19が取付
けられ、側面開口部には嵌め殺し式の障子20が取付け
られる。出窓本体7を構成する縦枠13等の枠材や障子
19,20の框材は、アルミニウム合金の押出形材から
なっている。
【0013】上記出窓本体7の下枠部分の両端部間、具
体的には両縦枠13の下端部間には、上記窓台5の屋外
面に当接される窓台対向部材21が正面下枠16と平行
に掛け渡され、図4に示すようにネジ22で固定され
る。上記窓台対向部材21には屋外側へ延出された先端
部23aと屋内側へ延出された後端部23bとを有する
補強ブラケット23が予め工場付けで固着されており、
この補強ブラケット23の先端部23aが上記窓台対向
部材21と対向する正面下枠16に連結され、補強ブラ
ケット23の後端部23bが上記窓台5の上部に載置さ
れて固定具であるネジ24,25で固定されるようにな
っている。
【0014】上記窓台対向部材21は、アルミニウム合
金の押出形材からなり、横長の板状に形成されている。
この窓台対向部材21の上側には窓台5の上縁部に係止
されて好ましくはネジ26で固定されるフィン状の係止
片27と、上記補強ブラケット23の上面に載置される
テーブル板10の下面との間をシールする軟質樹脂製の
気密材28を取付けるための気密材取付片29とが一体
形成されている。この気密材取付片29の上面は、上記
補強ブラケット23の上面よりも少し下方に位置されて
いる。上記窓台対向部材21は、水切りの機能も有して
いる。
【0015】上記補強ブラケット23は、図3に示すよ
うに断面逆U字状に形成された剛性を有する金属材から
なり、その基端部が上記窓台対向部材21の屋外面に鍔
23cを介して当接されてリベット30で固着されてい
る。また、補強ブラケット23の後端部23bは、上記
気密材取付片29を貫通して屋内側へ延出されており、
その延出部下面が鍔23dを介して上記係止片27上に
リベット31で固着されている。延出部下面には窓台5
上に当接されてネジ24で固定される鍔も23eも形成
されている。補強ブラケット23の本数は、出窓の幅に
より決定され、図示例では2本であるが、1本であって
もよく、或いは3本以上複数本であってもよい。
【0016】補強ブラケット23の先端部23aは、正
面下枠16に形成された溝32に差込まれ、ネジ33で
固定される。このように出窓本体7の下枠部分に補強ブ
ラケット23を一体的に有する窓台対向部材21が取付
けられることにより、下枠部分の剛性ないし強度の向上
が図れる。また、出窓本体7の両端部間(両縦枠間)の
幅寸法を上記窓台対向部材21によって規制することが
できる。
【0017】上記窓台対向部材21は、出窓本体7等の
荷重による下枠部分の垂れ下がり(変位量)を予め想定
して上記補強ブラケット23の先端部23a側を水平よ
りも所定角度例えば0.75゜上向きに傾斜させて上げ
ておくために肉厚tを下方に向って漸増させて形成され
ている。上記窓台対向部材21は、その屋内面が窓台5
の鉛直な屋外面に当接され、窓台対向部材21の屋外面
が上記補強ブラケット23の傾斜角度と同じ角度で屋外
側斜め下方に傾斜した傾斜面となるように肉厚tを下方
へ向って漸増させて形成されている。従って、これによ
り上記補強ブラケット23の先端部23a側が屋外側斜
め上方へ上記所定の角度で傾斜した状態となることか
ら、出窓本体7等の荷重がかかったときに補強ブラケッ
ト23の先端部23a側が丁度水平になるように撓んで
下枠部分を所定の位置に保持し、下枠部分の垂れ下がり
を十分に防止できるようになっている。
【0018】上記正面下枠16、側面下枠18及び窓台
対向部材21の下端部には、これらで区画された形状の
底面板11の周縁部を差込んで保持する底面板保持溝3
4,35が形成されている。底面板11は、金属板から
なり、周縁部が底面板保持溝34,35に係合するよう
に断面略V字状に折り返されている。
【0019】窓台対向部材21の底面板保持溝35を形
成する上片36には、底面板11の折返し片が係合する
抜け止め用の係合部37が形成され、また上記補強ブラ
ケット23の先端部23aには、底面板11の折り返し
片が係合する係合溝38が形成されており、これらによ
り予め底面板11を補強ブラケット23の下部に保持し
ておくことができ、組立施工性の向上が図れる。上記底
面板11の折り返し片には補強ブラケット23の先端部
を挟むように切欠部39が設けられ、底面板11が横に
ずれるのを防止している。上記底面板11とテーブル板
10の間には、断熱材を取付けることが可能である。
【0020】上記正面下枠16および側面下枠18に
は、これらで区画された形状のテーブル板10の屋外側
縁部を差込んで支持するテーブル板支持部41が屋内側
に突設されている。このテーブル板支持部41は、テー
ブル板10を差込む溝40を形成するフィン状の上片4
1aと下片41bからなり、その上片41aの縁部には
テーブル板10の上面との間をシールする合成樹脂製の
気密材43が取付けられ、下片41bの縁部にはテーブ
ル板11を差込み易いようにテーパ44が形成されてい
る。上記気密材43は、図9にも示すように軟質樹脂か
らなる屋内側ひれ部43aと、この屋内側ひれ部43a
よりも長い屋外側ひれ部43bとを2条有しており、テ
ーブル板10の上面との間の気密性の向上を図ってい
る。また、上記気密材43は、テーブル板10がステン
レススチール等の金属材からなる場合には、絶縁および
結露防止機能を発揮する。
【0021】テーブル板10は、出窓本体7を躯体1に
取付けた後、屋内側から補強ブラケット23の上面に沿
ってスライドさせることにより上記テーブル板支持部4
1に差込まれ、簡単にセットできる。また、補強ブラケ
ット23を一体的に有する窓台対向部材21により下枠
部分の強度の向上を図ると共に、テーブル板支持部4
1、上記補強ブラケット23および気密材取付片29に
より格子状に複数に区画されて略同一平面とされた上面
部にテーブル板10を載置するようにして、テーブル板
10の支持強度の向上を図っているため、テーブル板1
0を強度メンバーとする必要がなく、従ってテーブル板
10の薄形化が図れると共にテーブル板10を必要以上
に強固に固定する必要がない。
【0022】方立14を介して接合される正面下枠16
と側面下枠18において、図5に示すように上記側面下
枠18の内外方向の幅wbは正面下枠16のそれwaよ
りも小さく形成されると共に、正面下枠16のテーブル
板支持部41は方立14の屋内端Eよりも屋内側に、且
つ側面下枠18のテーブル板支持部41は方立14の屋
内端Eと同じか屋内端Eよりも屋外側にそれぞれ位置さ
れている。更に具体的には、上記方立14は断面中空台
形状に形成され、正面下枠16の端部が当接される方立
14の一方の側面は正面下枠16のテーブル板支持部4
1を除いた幅waとほぼ同じ幅とされ、側面下枠18の
端部が当接される方立14のもう一方の側面は側面下枠
18のテーブル板支持部41を含む幅wcとほぼ同じ幅
とされている。従って、方立14の側面下枠18の端部
が当接される側の側面の幅を小さくすることにより方立
14の大きさを小さくすることができ、方立14の小型
化と側面下枠18の幅waの縮小化により視界ないし受
光面積の増大が図られている。
【0023】上記構成の場合、正面下枠16と側面下枠
18のコーナー部で隣合うテーブル板支持部41の端部
は互に位置がずれた状態になり、そのままでは見栄えが
悪い。そこで、これら正面下枠16と側面下枠18の隣
合うテーブル板支持部41のの端部上には、その上面を
覆うように合成樹脂製のコーナーピース45が取付けら
れる。このコーナーピース45を取付けるために、側面
下枠18のテーブル板支持部41の端部が方立よりも少
し離れた所Sで切断されると共に、そのテーブル板支持
部41の上片41aにはその長手方向に沿って方形の取
付孔50,51が2つ形成されている。
【0024】上記コーナーピース45は、図6〜図9に
示すようにコーナー部に合わせて平面略L字状に形成さ
れ、その底面部には上記取付孔50,51に上片41の
端部方向から係合する鈎状の係止部52,53と、端部
側の取付孔50にその係止部52とは反対側を係止する
ストッパー部54とが一体形成されている。上記コーナ
ーピース45の底面部には結露水等がテーブル板支持部
41の上片41aの端部へ回り込まないように上片41
aとの間をシールするための防水シーラ55が貼り付け
られている。また、コーナーピース45の方立14側上
面部には、方立14の屋内面に生じて流下する結露
(水)を受けて屋外側(図示例では側面下枠の屋外側)
へ排水すべく案内する結露受部46が形成されている。
【0025】また、上記コーナーピース45にはテーブ
ル板支持部41に差込まれたテーブル板10の縁部をネ
ジ47で固定するためのネジ孔56が形成されており、
テーブル板10の前縁両側部を容易に且つ確実に固定で
きるようになっている。更に、上記コーナーピース45
は、上記ネジ47の締付けによりテーブル板支持部41
の溝40内で引き上げられるテーブル板10の上面を屋
内側下縁部45aおよび係止部53下面で規制して、上
記気密材43のひれ部43a,43bを必要以上に潰さ
ないようになっている。
【0026】一方、テーブル板10の屋内側後端部を固
定するために、上記補強ブラケット23の後端部23b
には引掛部48が水平に突出形成されると共に、テーブ
ル板10にはその引掛部48に係合する係合溝49が形
成されており、テーブル板10後端部の持上がりを防止
できるようになっている。また、出窓本体7の下枠部分
の底面はほぼ平面に形成されており、組立工程や輸送時
等に出窓本体7を平らな面に安定して載置可能になって
いる。
【0027】なお、図1ないし図2において、60は上
記窓開口部2の上部および両側の内周に取付けられた額
縁、61は両側の額縁60に設けられた装飾用のケーシ
ング、62は両縦枠13の上端部間に掛け渡されると共
に上部の額縁60にネジ止めされる天井見切材である。
この天井見切材62を含む出窓本体7の上部に天板8を
介して屋根9が取付けられる。天板8と屋根9の間には
断熱材63が設けられることが好ましい。64は縦枠1
3に設けられた結露受けピース、65は外壁材、66は
内壁材である。図3において、67は出窓本体7の上枠
部分の両端部間に掛け渡される天板見切り材で、出窓本
体7を取付ける際に出窓本体7の上部の広がりを防止で
きる。
【0028】次に、以上の構成からなる出窓の組立て及
び施工方法について述べる。側面下枠18のコーナーピ
ース45や窓台対向部材21の補強ブラケット23は予
め工場で取付けられており、出窓本体7の縦枠13等の
各構成部材、テーブル板10や屋根9等は各場所毎に梱
包される。出窓本体7の組立て、窓台対向部材21の組
付け等は工務店等で行われ、組立てられた出窓本体7や
屋根9は建築現場まで輸送されて建物の躯体1の窓開口
部2に取付けられる。
【0029】出窓本体7を躯体1の窓開口部2に取付け
る場合には、なるべく荷重を軽くして取付作業を容易に
するために、障子19,20や屋根9は後で取付けるこ
とが好ましいが、屋根9を含む出窓本体7の全てを組立
ててから窓開口部2に取付けてもよい。出窓本体7を躯
体1に取付けるには、窓台対向部材21の係止片27を
窓台5の上縁部に係止すると共に窓台対向部材21の補
強ブラケット23の後端部23bを窓台5上に載置して
ネジ24,25,26で固定し、更に縦枠13等を躯体
1にネジ止めすればよい。
【0030】こうして出窓本体7を躯体1に取付けたな
ら、テーブル板10を屋内側から補強ブラケット23の
上面に沿って屋外側へスライドさせ、テーブル板支持部
41の溝40に差込むと共に、テーブル板10後端部の
係合溝49を補強ブラケット23後端部の引掛部48に
係合させ、テーブル板10の前縁両側部をコーナーピー
ス45部分でネジ47で固定する。そして、出窓本体7
に屋根9や障子19,20を取付ければよい。
【0031】このように上記出窓は、方立14を介して
接合される正面下枠16と側面下枠18を有し、これら
正面下枠16と側面下枠18にはテーブル板10の屋外
側縁部を差込むテーブル板支持部41が屋内側に突設さ
れており、上記側面下枠18の内外方向の幅wbを正面
下枠16のそれwaよりも小さく形成すると共に、正面
下枠16のテーブル板支持部41を方立14の屋内端E
よりも屋内側に、且つ側面下枠18のテーブル板支持部
41を方立14の屋内端Eと同じか屋内端Eよりも屋外
側にそれぞれ位置させたので、方立14を小さくでき、
採光面積の増大およびアルミニウム合金使用量の削減に
よる製造コストの低減が図れる。
【0032】また、上記正面下枠16と側面下枠18の
隣合うテーブル板支持部41の端部上にその上面を覆う
コーナーピース45を設けたので、コーナー部で隣合う
テーブル板支持部41の端部をコーナーピース45で覆
い隠すことができ、外観ないし見栄えの向上が図れる。
また、テーブル板支持部41の端部がコーナーピース4
5で覆われるため、テーブル板支持部41の端部の切断
は最も簡単な直角切りでよく、加工に手間がかからな
い。更に、上記コーナーピース45には方立14に生じ
た結露を受けて屋外側へ排水する結露受部46が形成さ
れているため、方立14に生じた結露を屋外側へ容易に
排水することができ、方立14に結露受部材を別途設け
る必要がない。
【0033】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、出窓本体7の平面断
面形状としては、方形等であってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0035】(1)請求項1記載の出窓によれば、側面
下枠の内外方向の幅を正面下枠のそれよりも小さく形成
すると共に、正面下枠のテーブル板支持部を方立の屋内
端よりも屋内側に、且つ側面下枠のテーブル板支持部を
方立の屋内端と同じか屋内端よりも屋外側にそれぞれ位
置させたので、方立を小さくでき、採光面積の増大およ
び製造コストの低減が図れる。
【0036】(2)請求項2記載の出窓によれば、上記
正面下枠と側面下枠の隣合うテーブル板支持部の端部上
にその上面を覆うコーナーピースを設けたので、コーナ
ー部で隣合うテーブル板支持部の端部をコーナーピース
で覆い隠すことができ、外観の向上が図れる。
【0037】(3)請求項3記載の出窓によれば、上記
コーナーピースには方立に生じた結露を受けて屋外側へ
排水する結露受部が形成されているため、方立に生じた
結露を屋外側へ容易に排水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す出窓の一部省略平面
断面図である。
【図2】同出窓の縦断面図である。
【図3】窓台対向部材の構成を示す斜視図である。
【図4】出窓を構成する出窓本体の下枠部分に取付けら
れる窓台対向部材を下方から見た斜視図である。
【図5】方立を介して接合された正面下枠と側面下枠を
示す平面断面図である。
【図6】コーナーピースの取付け状態を示す斜視図であ
る。
【図7】コーナーピースを示す図で、(a)は平面図、
(b)は底面図、(c)は(a)のB−B方向から見た
側面図である。
【図8】テーブル板支持部にコーナーピースを取付けた
状態を示す断面図である。
【図9】図6のA−A線断面図である。
【符号の説明】
10 テーブル板 14 方立 16 正面下枠 18 側面下枠 41 テーブル板支持部 45 コーナーピース 46 結露受部 wa 正面下枠の幅 wb 側面下枠の幅 E 方立の屋内端

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方立を介して接合される正面下枠と側面
    下枠を有し、これら正面下枠と側面下枠にはテーブル板
    の縁部を差込んで支持するテーブル板支持部が屋内側に
    突設されている出窓であって、上記側面下枠の内外方向
    の幅を正面下枠のそれよりも小さく形成すると共に、正
    面下枠のテーブル板支持部を方立の屋内端よりも屋内側
    に、且つ側面下枠のテーブル板支持部を方立の屋内端と
    同じか屋内端よりも屋外側にそれぞれ位置させたことを
    特徴とする出窓。
  2. 【請求項2】 方立を介して接合される正面下枠と側面
    下枠を有し、これら正面下枠と側面下枠にはテーブル板
    の縁部を差込んで支持するテーブル板支持部が屋内側に
    突設されている出窓であって、上記側面下枠の内外方向
    の幅を正面下枠のそれよりも小さく形成すると共に、正
    面下枠のテーブル板支持部を方立の屋内端よりも屋内側
    に、且つ側面下枠のテーブル板支持部を方立の屋内端と
    同じか屋内端よりも屋外側にそれぞれ位置させ、これら
    正面下枠と側面下枠の隣合うテーブル板支持部の端部上
    にその上面を覆うコーナーピースを設けたことを特徴と
    する出窓。
  3. 【請求項3】 方立を介して接合される正面下枠と側面
    下枠を有し、これら正面下枠と側面下枠にはテーブル板
    の縁部を差込んで支持するテーブル板支持部が屋内側に
    突設されている出窓であって、上記側面下枠の内外方向
    の幅を正面下枠のそれよりも小さく形成すると共に、正
    面下枠のテーブル板支持部を方立の屋内端よりも屋内側
    に、且つ側面下枠のテーブル板支持部を方立の屋内端と
    同じか屋内端よりも屋外側にそれぞれ位置させ、これら
    正面下枠と側面下枠の隣合うテーブル板支持部の端部上
    にその上面を覆うコーナーピースを設け、このコーナー
    ピースには方立に生じた結露を受けて屋外側へ排水する
    結露受部が形成されていることを特徴とする出窓。
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