JP3127202B2 - 出 窓 - Google Patents

出 窓

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JP3127202B2
JP3127202B2 JP08262536A JP26253696A JP3127202B2 JP 3127202 B2 JP3127202 B2 JP 3127202B2 JP 08262536 A JP08262536 A JP 08262536A JP 26253696 A JP26253696 A JP 26253696A JP 3127202 B2 JP3127202 B2 JP 3127202B2
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晋 加藤
勝明 深町
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出窓に係り、特に
躯体の窓台に対する出窓本体の下枠部分の取付構造を改
良した出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、和室仕様の出窓は、出窓本体の
下枠部分に取付けたテーブル板を建物の躯体における窓
台の屋外面に直接、あるいは添設材(水切り材ともい
う)を介して間接的に接合する構造が採用されている。
これは、上記窓台が和室用の障子を建て付けるための敷
居として形成されるため、テーブル板を窓台の上面部ま
で延出させて取付けることが困難であるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記出
窓においては、窓台に対する出窓本体の下枠部分の取付
強度をテーブル板を利用して確保することが困難である
ことから、出窓本体の下枠部分を窓台に対して強固に取
付けることが困難であった。このため、出窓本体の荷重
が下枠部分に加わることにより、下枠部分が垂れ下がり
を生じたり、テーブル板と窓台の接合部に隙間が発生し
たりし易いという不具合があった。そこで、本発明の目
的は、躯体の窓台に対する出窓本体の下枠部分の取付強
度の向上を図った出窓を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1の出窓は、躯体の窓台に取付け
られる出窓本体の下枠部分に、窓台の屋外に当接され
る下枠補強材を設け、該下枠補強材は正面下枠との間に
掛け渡される補強ブラケットを有すると共に、該補強ブ
ラケット上に支持されるテーブル板の後縁部を差込んで
保持するテーブル板保持溝を有し、上記下枠補強材には
上記窓台の上縁部に係止される係止部が設けられ、この
係止部を第1の固定具で窓台上縁部に固定すると共に、
上記下枠補強材のテーブル板保持溝から屋内側斜め下方
へ設けられる第2の固定具で下枠補強材の上側部を窓台
屋外面に固定したことを特徴とする。
【0005】請求項2記載の出窓は、躯体の窓台に取付
けられる出窓本体の下枠部分に、窓台の屋外に当接さ
れる下枠補強材を設け、該下枠補強材は正面下枠との間
に掛け渡される補強ブラケットを有すると共に、該補強
ブラケット上に支持されるテーブル板の後縁部を差込ん
で保持するテーブル板保持溝を有し、上記下枠補強材に
は上記窓台の上縁部に係止される係止部が設けられ、こ
の係止部を第1の固定具で窓台上縁部に固定すると共
に、上記下枠補強材のテーブル板保持溝に屋内側斜め下
方へ連通するガイド孔を有するガイドピースを取付け、
このガイドピースのガイド孔を介して第2の固定具を設
けて上記下枠補強材の上側部を窓台屋外面に固定したこ
とを特徴とする。
【0006】請求項3記載の出窓は、躯体の窓台に取付
けられる出窓本体の下枠部分に、窓台の屋外に当接さ
れる下枠補強材を設け、該下枠補強材は正面下枠との間
に掛け渡される補強ブラケットを有すると共に、該補強
ブラケット上に支持されるテーブル板の後縁部を差込ん
で保持するテーブル板保持溝を有し、上記下枠補強材に
は上記窓台の上縁部に係止される係止部が設けられ、こ
の係止部を第1の固定具で窓台上縁部に固定すると共
に、上記下枠補強材のテーブル板保持溝から屋内側斜め
下方へ設けられる第2の固定具で下枠補強材の上側部を
窓台屋外面に固定し、上記下枠補強材の上端部に結露を
防止すべく合成樹脂製のカバー材を取付けたことを特徴
とする。
【0007】
【実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添付図面
に基づいて詳述する。
【0008】図1ないし図2において、1は建物の躯体
で、この躯体1には窓開口部2が設けられている。具体
的には、この窓開口部2は躯体1における左右の柱3
と、両柱3間に掛け渡された上下の枠材4,5とによっ
て区画形成されている。上下の枠材4,5の外側は、複
数の間柱6に支持されている。上下の枠材4,5は、和
室用の障子7を建て付けるための鴨居及び敷居として形
成されている。また、下枠材5は出窓の窓台を構成して
いる。上記躯体1の屋外側には、窓開口部2に位置させ
て出窓が据え付けられる。
【0009】この出窓は、正面部および両側面部を形成
する平断面形状が台形の出窓本体8を有し(図5参
照)、この出窓本体5の上部には天板9や屋根10が取
付けられ、出窓本体8の下部(下枠部分)にはテーブル
板11や底面板12が設けられる。上記出窓本体8は、
躯体1の柱3の屋外面にネジ13等で固定される左右一
対の縦枠14と、これら縦枠14と平行に屋外側に配置
される左右一対の方立15とを有している。
【0010】両方立15の上端部間及び下端部間には正
面上枠16及び正面下枠17がそれぞれ掛け渡されて組
立てられる。また、方立15と縦枠14の上端部間及び
下端部間には側面上枠18及び側面下枠19がそれぞれ
掛け渡されて組立てられる。このように組立てられた出
窓本体8の正面開口部には引き違い式の障子20が取付
けられ、側面開口部には嵌め殺し式の障子21が取付け
られる。出窓本体8を構成する縦枠14等の枠材や障子
20,21の框材は、アルミニウム合金の押出形材から
なっている。
【0011】上記躯体1の窓台5に取付けられる出窓本
体8の下部好ましくは下枠部分には、窓台5の屋外側好
ましくは屋外面に当接される下枠補強材22が設けられ
ると共にこの下枠補強材22を介して窓台5の屋外側好
ましくは屋外面に接合されるテーブル板11が設けられ
る。具体的には、上記両縦枠14の下端部間には、図3
ないし図6に示すように上記窓台5の屋外面に当接され
る下枠補強材22が掛け渡されてネジ23で固定され
る。この下枠補強材22は、アルミニウム合金の押出形
材からなり、上記正面下枠17及び側面下枠19とほぼ
同じ高さで横長の板状に形成されている。また、下枠補
強材22の上縁部には、上記窓台5の屋外側上縁部に係
止されるフィン(薄板)状の係止部24が形成されてい
る。
【0012】上記正面下枠17、側面下枠19及び下枠
補強材22の上端部には、これらで区画された形状のテ
ーブル板11の周縁部を差込んで保持するテーブル板保
持溝25,26が形成されている。正面下枠17及び側
面下枠19のテーブル板保持溝25は、フィン状の上片
27と下片28により形成されており、その上片27の
縁部にはテーブル板11の上面との間を気密にする合成
樹脂製の気密部材29が取付けられ、下片28の縁部に
はテーブル板11を差込み易いようにテーパ30が形成
されている。下枠補強材22のテーブル板保持溝26
も、フィン状の上片31と下片32により形成されてお
り、その上片31が上記係止部24と同一平面で反対側
に形成されることにより、下枠補強材22の上端部22
aが断面T字状ないしフランジ状に形成されている。
【0013】正面下枠17と側面下枠19の隣接する上
片27間を覆うために、側面下枠19の上片27には合
成樹脂製のコーナーピース33が取付けられ、このコー
ナーピース33には方立15に生じた結露を受ける結露
受け34が形成されている。上記コーナーピース33に
おいて、テーブル板11がネジ35で固定される。
【0014】上記下枠補強材22には、正面下枠17と
の間に掛け渡される補強ブラケット36が設けられてい
る。この補強ブラケット36は、断面逆U字状に形成さ
れた剛性を有する金属材からなり、その基端部が下枠補
強材22の屋外面とテーブル板保持溝26の下片32に
当接されてリベット止めにより固着されている。補強ブ
ラケット36の先端部は、正面下枠17に形成された溝
37に差込まれ、ネジ38で固定される。このように出
窓本体8の下枠部分に補強ブラケット36を有する下枠
補強材22が設けられることにより、下枠部分の剛性な
いし強度の向上が図れる。
【0015】補強ブラケット36の上面部にはテーブル
板11の下面を支持する支持台部39が突設されてい
る。上記下枠補強材22は、下方に向って断面が漸次増
大するように形成され、その屋外面が窓台5の屋外面と
平行でなく、屋外側斜め下方へ所定の角度θで傾斜して
形成されている。これにより、下枠補強材22の屋外面
に取付けられた補強ブラケット36の先端側が水平より
も若干斜め上方へ傾斜した状態とされている。
【0016】上記補強ブラケット36の傾斜は出窓本体
8の下枠部分が障子20,21等の荷重により下方へ垂
れ下がる変位量を考慮して形成されており、これにより
出窓本体8の下枠部分が規定の水平状態からそれ以上垂
れ下がらないように構成されている。また、出窓本体8
や障子20,21等の荷重が補強ブラケット36及び下
枠補強材22を介して窓台5及びその下の間柱6に伝達
されることになる。上記補強ブラケット36の本数は、
出窓の幅により決定され、2本が好ましいが、3本以上
複数本であってもよい。
【0017】上記正面下枠17、側面下枠19及び下枠
補強材22の下端部には、これらで区画された形状の底
面板12の周縁部を差込んで保持する底面板保持溝4
0,41が形成されている。底面板12は、金属板から
なり、周縁部が底面板保持溝40,41に係合するよう
に断面略V字状に折り返されている。
【0018】下枠補強材22の底面材保持溝41を形成
する上片42には、底面板12の折返し片が係合する抜
け止め用の係合部43が形成され、また上記補強ブラケ
ット36の先端部には、底面板12の折り返し片が係合
する係合溝44が形成されており、これらにより予め底
面板12を補強ブラケット36の下部に保持しておくこ
とができ、組立施工性の向上が図れる。上記底面板12
の折り返し片には補強ブラケット36の先端部を挟むよ
うに切欠部45が設けられ、底面板12が横にずれるの
を防止している。上記底面板12とテーブル板11の間
には、断熱材を取付けてることが好ましい。
【0019】このように構成された出窓本体8の下枠部
分の底面は、ほぼ平面に形成されており、組立工程や輸
送時等に出窓本体8を平な面に安定して載置可能になっ
ている。上記出窓本体8の下枠部分を建物の躯体1にお
ける窓台5に取付けるために、下枠補強材22を窓台5
の屋外面に当接すると共に係止部24を窓台5の上縁部
に係止する。そして、上記係止部24を第1の固定具た
るネジ46で窓台5上縁部に固定すると共に、上記下枠
補強材22の上側部を屋内側斜め下方へ捩じ込んで設け
られる第2の固定具たるネジ47で窓台5屋外面に固定
する。
【0020】上記下枠補強材22には、その係止部24
と上側部とにネジ46,47を捩じ込むためのネジ孔4
8,49がネジ同士が干渉しない配置で適宜設けられて
いる。上記ネジ孔48,49は、下枠部分の取付強度の
向上を図る上で、補強ブラケット36の近傍に設けられ
ていることが好ましい。
【0021】上記第2のネジ47を斜めに捩じ込む際の
施工性の向上を図るために、予め斜めにガイド孔50が
形成されたガイドピース51を用いることが好ましい。
このガイドピース51は、好ましくは合成樹脂製であ
り、上記テーブル板保持溝26内に係合する大きさに形
成されている。また、ガイドピース51には、屋外側斜
め上方に面する傾斜面52が形成されており、この傾斜
面52に対して第2のネジ47を略直角に挿入案内する
ようにガイド孔50が斜めに穿設されている。
【0022】ガイドピース51は、そのガイド孔50と
上記下枠補強材22のネジ孔49とが一致するようにし
て上記下枠補強材22のテーブル板保持溝26内に取付
けられる。この場合、ガイドピース51の位置がずれな
いようにガイドピース51を例えば両面粘着テープでテ
ーブル板保持溝26内に固定することが好ましい。
【0023】上記下枠補強材22のテーブル板保持溝2
6の上片31には、ガイドピース51をテーブル板保持
溝26内に挿入可能な切欠部53が設けられ、またその
テーブル板保持溝26内に差し込まれるテーブル板11
の後縁部にはガイドピース51を収容する切欠部54が
設けられている(図5参照)。
【0024】上記窓台5とテーブル板11の接合部上面
に露出した下枠補強材22のフランジ状の上端部(係止
部24及びテーブル板保持溝26の上片31)22aに
は、この上端部22a自体及びネジ46,47の頭部や
切欠部53等を覆い隠すために、図4に示すようにカバ
ー材55が設けられることが好ましい。このカバー材5
5は、上記下枠補強材22の上端部22aが屋外からの
熱伝導により冷却されて、室内空気との接触により結露
を生じるのを防止するために、断熱性を有する材質、例
えば合成樹脂、好ましくは塩化ビニルからなっている。
【0025】上記カバー材55は、下枠補強材22の上
端部22a両側を抱え込んで嵌合するように形成されて
いる。すなわち、下枠補強材22の上端部22a両側に
は被嵌合部としての段部56が形成され、カバー材55
の両側部にはその段部56に嵌合する嵌合部57が形成
されている。また、下枠補強材22の上端部上面とカバ
ー材55の内面との間には断熱空気層58が形成されて
いると共に、カバー材55の内面には下枠補強材22の
上端部22a上面に当接されるスペーサとしての突条部
59が長手方向に形成されている。
【0026】また、カバー材55の両側部には斜め下方
に向って延出したひれ状の気密片部60が形成され、テ
ーブル板11の上面との間及び窓台5の上面との間を気
密にシールできるようになっている。上記カバー材55
は、熱膨張し易い材質からなっているが、熱膨張しにく
い材質からなる下枠補強材22の上端部22aに嵌合さ
れていることによる摩擦抵抗により、熱膨張がある程度
抑制される。
【0027】このカバー材55の熱膨張を更に十分に防
止するために、カバー材55には金属製の芯材、例えば
真鍮製のワイヤ(針金)61が長手方向に埋込まれてい
ることが好ましい。また、上記カバー材55は、長手方
向に連続しているため、押出形材として押出成形される
ことが製造上好ましく、その押出成形時に木目等の模様
を簡単に付けることが可能であり、テーブル板11や窓
台5と同質の外観を得ることが可能であり、意匠性の向
上が図れる。
【0028】なお、図1において、62は両縦枠14の
上端部間に掛け渡され、上記窓開口部2の上枠材4にネ
ジ止めされる天井見切材、この天井見切材62を含む出
窓本体8の上部に天板9を介して屋根10が取付けられ
る。天板9と屋根10の間には断熱材63が設けられる
ことが好ましい。64は縦枠14に設けられた結露受け
ピース、65は外壁材、66は内壁材である。
【0029】次に、以上の構成からなる出窓の組立て及
び施工方法について述べる。側面下枠19のコーナーピ
ース33や下枠補強材22の補強ブラケット36等は予
め工場で組付けられており、出窓本体8の縦枠14等の
各構成部材、テーブル板11や屋根10等は各場所毎に
梱包される。出窓本体8の組立て、テーブル板11や下
枠補強材22の組付け等は工務店等で行われ、組立てら
れた出窓本体8や屋根10は建築現場まで輸送されて建
物の躯体1に取付けられる。
【0030】出窓本体8を躯体1に取付ける場合には、
なるべく荷重を軽くして取付作業を容易にするために、
障子20,21や屋根10は後で取付けることが好まし
い。出窓本体8を躯体1に取付けるには、下枠補強材2
2の係止部24を窓台5の上縁部に係止し、下枠補強材
22を窓台5の屋外面に当接させると共に、縦枠14を
躯体1の柱3に当接させてネジ13で固定する。
【0031】次に、下枠補強材22の係止部24に設け
られたネジ孔48を介して窓台5上方から第1のネジ4
6を窓台5に垂直に捩じ込んで係止部24を窓台5上縁
部に固定すると共に、下枠補強材22のテーブル板保持
溝26内に取付けられたガイドピース51のガイド孔5
0を介して窓台5の屋外側斜め上方から屋内側斜め下方
へ第2のネジ47を窓台5に斜めに捩じ込んで下枠補強
材22の上側部を窓台5の屋外面に締付け固定する。
【0032】なお、窓台5の上面及び屋外面に対する係
止部24を含む下枠補強材22の密着度を高めるために
は、先ず下枠補強材22の上側部を屋内側斜め下方へ捩
じ込まれる第2のネジ47で窓台5の屋外面に固定し、
次に係止部24を垂直方向に捩じ込まれる第1のネジ4
6で窓台5の上縁部に固定することが好ましい。こうし
て躯体1に出窓本体8を固定したなら、上記下枠補強材
22の上端部22aにカバー材55を装着し、出窓本体
8に屋根10や障子20,21を取付ければよい。
【0033】上記構成の出窓によれば、躯体1の窓台5
に取付けられる出窓本体8の下枠部分に、窓台5の屋外
面に当接される下枠補強材22を設けると共に該下枠補
強材22を介して窓台5の屋外面に接合されるテーブル
板11を設け、上記下枠補強材22には上記窓台5の上
縁部に係止される係止部24が設けられ、この係止部2
4を第1のネジ46で窓台5上縁部に固定すると共に、
上記下枠補強材22の上側部を屋内側斜め下方へ設けら
れる第2のネジ47で窓台5屋外面に固定したので、出
窓本体8の下枠部分を窓台5に対して強固に取付けるこ
とが可能となり、下枠部分の垂れ下がりやテーブル板1
1と窓台5の接合部における隙間の発生を防止すること
ができる。
【0034】特に、上記下枠補強材22の上側部を屋内
側斜め下方へ設けられる第2のネジ47で窓台5屋外面
に固定するのに、上記下枠補強材22の上側部に屋内側
斜め下方へ連通するガイド孔50を有するガイドピース
51を取付け、このガイドピース51のガイド孔50を
介して第2のネジ47を斜めに捩じ込んで上記下枠補強
材22の上側部を窓台5屋外面に固定したので、出窓本
体8の下枠部分を窓台5に対して強固に且つ窓台5前上
方からの作業で容易に取付けることが可能となり、施工
性の向上が図れる。また、上記下枠補強材22の上端部
22aに上記ネジ46,47の頭部等を覆うカバー材5
5を設けたので、下枠補強材22の上端部22aやネジ
46,47の頭部等をカバー材55で多い隠すことがで
き、外観の向上が図れる。
【0035】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、上記第1,第2の固
定具としては、ネジが好ましいが、釘等であってもよ
い。出窓本体の平断面形状としては、方形等であっても
よい。
【0036】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0037】(1)請求項1記載の出窓によれば、躯体
の窓台に取付けられる出窓本体の下枠部分に、窓台の屋
に当接される下枠補強材を設け、該下枠補強材は正
面下枠との間に掛け渡される補強ブラケットを有すると
共に、該補強ブラケット上に支持されるテーブル板の後
縁部を差込んで保持するテーブル板保持溝を有し、上記
下枠補強材には上記窓台の上縁部に係止される係止部が
設けられ、この係止部を第1の固定具で窓台上縁部に固
定すると共に、上記下枠補強材のテーブル板保持溝から
屋内側斜め下方へ設けられる第2の固定具で下枠補強材
の上側部を窓台屋外面に固定したので、出窓本体の下枠
部分を窓台に対して強固に取付けることが可能となり、
下枠部分の垂れ下がりを防止することができる。
【0038】(2)請求項2記載の出窓によれば、躯体
の窓台に取付けられる出窓本体の下枠部分に、窓台の屋
に当接される下枠補強材を設け、該下枠補強材は正
面下枠との間に掛け渡される補強ブラケットを有すると
共に、該補強ブラケット上に支持されるテーブル板の後
縁部を差込んで保持するテーブル板保持溝を有し、上記
下枠補強材には上記窓台の上縁部に係止される係止部が
設けられ、この係止部を第1の固定具で窓台上縁部に固
定すると共に、上記下枠補強材のテーブル板保持溝に
内側斜め下方へ連通するガイド孔を有するガイドピース
を取付け、このガイドピースのガイド孔を介して第2の
固定具を設けて上記下枠補強材の上側部を窓台屋外面に
固定したので、出窓本体の下枠部分を窓台に対して強固
に且つ容易に取付けることが可能となり、下枠部分の垂
れ下がりを防止できると共に、施工性の向上が図れる。
【0039】(3)請求項3記載の出窓によれば、躯体
の窓台に取付けられる出窓本体の下枠部分に、窓台の屋
に当接される下枠補強材を設け、該下枠補強材は正
面下枠との間に掛け渡される補強ブラケットを有すると
共に、該補強ブラケット上に支持されるテーブル板の後
縁部を差込んで保持するテーブル板保持溝を有し、上記
下枠補強材には上記窓台の上縁部に係止される係止部が
設けられ、この係止部を第1の固定具で窓台上縁部に固
定すると共に、上記下枠補強材のテーブル板保持溝から
屋内側斜め下方へ設けられる第2の固定具で下枠補強材
の上側部を窓台屋外面に固定し、上記下枠補強材の上端
部に結露を防止すべく合成樹脂製のカバー材を取付けた
ので、出窓本体の下枠部分を窓台に対して強固に取付け
ることができると共に上記カバー材により下枠補強材上
端部の結露の防止および外観の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す出窓の縦断面図であ
る。
【図2】同出窓の横断面図である。
【図3】出窓本体の下枠部分の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】下枠補強材の取付構造及びカバー材の取付状態
を示す拡大断面図である。
【図5】出窓本体及びその下枠部分に取付けられるテー
ブル板を示す斜視図である。
【図6】下枠補強材の取付方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 躯体 5 窓台 8 出窓本体 11 テーブル板 22 下枠補強材 24 係止部 46 第1の固定具 47 第2の固定具 50 ガイド孔 51 ガイドピース 55 カバー材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−147978(JP,U) 実開 昭60−126691(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 3/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体の窓台に取付けられる出窓本体の
    枠部分に、窓台の屋外に当接される下枠補強材を設
    、該下枠補強材は正面下枠との間に掛け渡される補強
    ブラケットを有すると共に、該補強ブラケット上に支持
    されるテーブル板の後縁部を差込んで保持するテーブル
    板保持溝を有し、上記下枠補強材には上記窓台の上縁部
    に係止される係止部が設けられ、この係止部を第1の固
    定具で窓台上縁部に固定すると共に、上記下枠補強材の
    テーブル板保持溝から屋内側斜め下方へ設けられる第2
    の固定具で下枠補強材の上側部を窓台屋外面に固定した
    ことを特徴とする出窓。
  2. 【請求項2】 躯体の窓台に取付けられる出窓本体の
    枠部分に、窓台の屋外に当接される下枠補強材を設
    、該下枠補強材は正面下枠との間に掛け渡される補強
    ブラケットを有すると共に、該補強ブラケット上に支持
    されるテーブル板の後縁部を差込んで保持するテーブル
    板保持溝を有し、上記下枠補強材には上記窓台の上縁部
    に係止される係止部が設けられ、この係止部を第1の固
    定具で窓台上縁部に固定すると共に、上記下枠補強材の
    テーブル板保持溝に屋内側斜め下方へ連通するガイド孔
    を有するガイドピースを取付け、このガイドピースのガ
    イド孔を介して第2の固定具を設けて上記下枠補強材の
    上側部を窓台屋外面に固定したことを特徴とする出窓。
  3. 【請求項3】 躯体の窓台に取付けられる出窓本体の
    枠部分に、窓台の屋外に当接される下枠補強材を設
    、該下枠補強材は正面下枠との間に掛け渡される補強
    ブラケットを有すると共に、該補強ブラケット上に支持
    されるテーブル板の後縁部を差込んで保持するテーブル
    板保持溝を有し、上記下枠補強材には上記窓台の上縁部
    に係止される係止部が設けられ、この係止部を第1の固
    定具で窓台上縁部に固定すると共に、上記下枠補強材の
    テーブル板保持溝から屋内側斜め下方へ設けられる第2
    の固定具で下枠補強材の上側部を窓台屋外面に固定し、
    上記下枠補強材の上端部に結露を防止すべく合成樹脂製
    カバー材を取付けたことを特徴とする出窓。
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