JP3586341B2 - ランナー固定金具の取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断熱内壁下地パネルを施工する際に用いられるランナー固定金具の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄骨構造の建物において、外壁にカーテンウォール構造を採用する場合、特開平8−13654号公報に記載されるように、内壁の施工に際して、縦桟および横桟によって矩形に枠組みされた木製枠材の各区画された枠内部に断熱材を詰め込むとともに、その片面に防水防湿シートを貼着してなる断熱内壁下地パネルを外壁から離隔して床材に立設することにより、断熱内壁下地を形成することが提案されている。
【0003】
この断熱内壁下地は、断熱内壁下地パネルの上端部に金具本体を固定する一方、床材に鉄骨梁に合わせてランナーを固定し、断熱内壁下地パネルの下端部をランナーに差し込むとともに、金具本体を鉄骨梁の下フランジの室内側端縁に当接させ、固定部材を金具本体を通して鉄骨梁の下フランジの室内側端縁部に噛み込ませて固定することにより形成されるものである。この結果、室内空間の断熱性を高めると同時に、外壁裏面と断熱材との間に通風空間を確保して内部結露の発生を防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した断熱内壁下地を形成する場合、断熱内壁下地パネルの立設位置は、鉄骨梁に合わせて床材に固定されたランナーおよび鉄骨梁の下フランジの室内側端縁に当接する金具本体によって自動的に決定されることから、断熱内壁下地パネルを外壁により近づけて、あるいは、外壁からより離して立設するためには、外壁に対する断熱内壁下地パネルの立設位置に合わせて大きさの異なる複数種類の金具本体が必要になるものである。したがって、大きさが同じ単一の金具本体を使用するかぎり、室内空間をより広く確保しようとする場合や、和室に障子を設ける場合、あるいは、柱との関係などにより、外壁からの距離を変えて断熱内壁下地パネルを立設することは不可能である。
【0005】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、鉄骨梁に簡単に取り付けることができるとともに、断熱内壁下地パネルを建て込む際に用いられるランナーを任意の位置に取り付けることのできるランナー固定金具の取付構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、鉄骨梁の下フランジに設けられてランナーを固定するようになされたランナー固定金具の取付構造であって、ランナー固定金具は、取り付け部、この取り付け部の両端から上方に向けて折曲された垂直部およびこれらの垂直部の上端から外方に向けて折曲された当接部を備える断面逆ハット状に形成され、取り付け部下にランナーをビス固定するようになされた下地材と、この下地材の各垂直部の一端縁に連続して形成され、鉄骨梁の下フランジの一端縁に係合可能な係合部を有する係合片と、この係合片の係合部から鉄骨梁の下フランジの幅に相当する間隔をおいて下地材の各当接部の他端縁に連続して形成され、上方に向けて折曲された係止片とからなり、下地材の取り付け部は、断熱内壁下地パネルの上端部が差し込まれる断面略コ字状のランナーの中心と鉄骨梁の中心とが一致する標準位置から室外側または室内側に一定距離移動させた位置にそれぞれランナーを固定することができる長さに形成されてなり、このランナー固定金具は、鉄骨梁の下フランジの下面に下地材の当接部が当接されて鉄骨梁の下フランジの一端に係合片の係合部が係合されるとともに、その他端に係止片が折り返されて鉄骨梁の下フランジに固定され、この下地材の取り付け部において、ランナーが、その中心と鉄骨梁の中心とが一致する標準位置、あるいはこの標準位置から室外側または室内側に下地材の取り付け部の長さの範囲内において一定距離移動させた位置にビス固定できるようになされたことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例の形態を図面に基づいて説明する。
【0008】
図1には、本発明のランナー固定金具が示されている。
【0009】
このランナー固定金具1は、鉄骨梁Hの下フランジh1に取り付けられるもので、鋼板を折り曲げて形成され、取り付け部111、この取り付け部111の両端から上方に向けて折曲された垂直部112およびこれらの垂直部112の上端から外方に向けて折曲された当接部113を備える断面逆ハット状の下地材11と、この下地材11の各垂直部112の一端縁に連続して形成され、鉄骨梁Hの下フランジh1の端縁に係合可能な係合部12aを有する係合片12と、下地材11の各当接部113の他端縁に連続して形成され、上方に向けて折曲された係止片13と、からなり、係合片12の係合部12aと係止片13との間隔は、鉄骨梁Hの下フランジh1の幅に設定されている。
【0010】
このランナー固定金具1を鉄骨梁Hに取り付けるには、下地材11の当接部113を鉄骨梁Hの下フランジh1の下面に当接させた状態で係合片12の係合部12aを鉄骨梁Hの下フランジh1の外壁側端縁に係合させた後、係止片13を折り返して鉄骨梁Hの下フランジh1の室内側端縁に固定すればよく、鉄骨梁Hに簡単に取り付けることができる(図2参照)。
【0011】
ところで、前述したランナー固定金具1には、後述する断熱内壁下地パネル4の上端部を差し込むことができるように、断面略コ字状に形成されたランナー2がビスを介して固定されるようになっている。この際、ランナー2は、基準位置から設定された距離をおいてランナー固定金具1の下地材11の取り付け部111に付された墨出し線に合わせて固定されるものである。すなわち、ランナー2は、その中心と鉄骨梁Hの中心とが一致する標準位置(図3(a)参照)あるいは下地材11の取り付け部111の長さの範囲内においてその標準位置から室外側または室内側に一定距離移動させた位置(図3(b),(c)参照)にそれぞれ固定することができる。
【0012】
一方、ランナー2を介して上端部が差し込まれた断熱内壁下地パネル4の下端部を固定する固定金具3は、図4に示すように、断熱内壁下地パネル4の奥行きに相当する長さに形成された水平部31および水平部31の一端に上方に向けて折曲された垂直部32によって断面L字状に折曲されており、水平部31の他端には係止片33が延設されている。そして、固定金具3は、前述したランナー2の固定位置に合わせて床材Fに付された墨出し線に沿って固定されるものであり、その垂直部32に断熱内壁下地パネル4の下端部背面が当接するようになっている。
【0013】
なお、断熱内壁下地パネル4は、縦桟および横桟によって矩形に枠組みされた木製枠材41の各区画された空間内にロックウールやグラスウールなどの断熱材42を詰め込み、片面に防水防湿シート(図示せず)を貼着して形成されている。
【0014】
次に、前述したランナー固定金具1、ランナー2、固定金具3および断熱内壁下地パネル4によって断熱内壁下地10を形成する場合について、図5に基づいて説明する。まず、複数個のランナー固定金具1を一定間隔をおいて鉄骨梁Hの下フランジh1に取り付ける。すなわち、ランナー固定金具1の下地材11の当接部113を鉄骨梁Hの下フランジh1の下面に当接させた状態で係合片12の係合部12aを鉄骨梁Hの下フランジh1の外壁側端縁に係合させた後、係止片13を鉄骨梁Hの下フランジh1の室内側端縁に折り返して固定する。
【0015】
ランナー固定金具1が取り付けられたならば、ランナー固定金具1の下地材11の取り付け部111に基準位置から設定された距離をおいて墨を打ち、その墨出し線に合わせてランナー2を配置し、ビスを介して固定する。さらに、ランナー2の固定位置に合わせて床材Fに墨を打ち、その墨出し線に合わせて一定間隔をおいて複数個の固定金具3をビスを介して固定する。この結果、ランナー2および固定金具3は、家を建築する際の基準位置から正確に距離をおいて位置決めされることになる。
【0016】
次いで、断熱内壁下地パネル4を把持し、その上端部をランナー2に差し込むとともに、その下端部背面を固定金具3の垂直部32に当接させた後、固定金具3の係止片33を上方に向けて折り返して断熱内壁下地パネル4の下端部表面に密着させ、ビスを介して固定する。以下、同様に断熱内壁下地パネル4を建て込んで区画する。その後、石膏ボードなどの内壁ボード5を取り付け、天井6を施工すればよい(図6および図7参照)。
【0017】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、鉄骨梁の下フランジの下面に下地材の当接部を当接させて鉄骨梁の下フランジの一端に係合片の係合部を係合させるとともに、その他端に係止片を折り返すことによって、鉄骨梁の下フランジに簡単に固定することができる。また、下地材の取り付け部は、ランナーの中心と鉄骨梁の中心とが一致する標準位置から室外側または室内側に一定距離移動させた位置にそれぞれランナーを固定することができる長さに形成しているので、この取り付け部にランナーをビス固定することで、標準位置と、この標準位置から室外側または室内側に下地金具の取り付け部の長さの範囲内において一定距離移動させた位置とにランナーを取り付けることができる。したがって、このランナーを利用して断熱内壁下地パネルを建て込む際に、断熱内壁下地パネルを外壁からの距離を変えて建て込むことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のランナー固定金具を示す斜視図である。
【図2】本発明のランナー固定金具を鉄骨梁およびランナーとともに示す斜視図である。
【図3】本発明のランナー固定金具に対するランナーの固定位置を示す断面図である。
【図4】固定金具を示す斜視図である。
【図5】断熱内壁下地の施工状態を示す説明図である。
【図6】断熱内壁下地を有する内壁の縦断面図である。
【図7】図6の内壁を一部省略して示す拡大図である。
【符号の説明】
1 ランナー固定金具
11 下地材
111 取り付け部
112 垂直部
113 当接部
12 係合片
12a 係合部
13 係止片
2 ランナー
3 固定金具
31 水平部
32 垂直部
33 係止片
4 断熱内壁下地パネル
10 断熱内壁下地
H 鉄骨梁
h1 下フランジ

Claims (1)

  1. 鉄骨梁の下フランジに設けられてランナーを固定するようになされたランナー固定金具の取付構造であって、
    ランナー固定金具は、取り付け部、この取り付け部の両端から上方に向けて折曲された垂直部およびこれらの垂直部の上端から外方に向けて折曲された当接部を備える断面逆ハット状に形成され、取り付け部下にランナーをビス固定するようになされた下地材と、この下地材の各垂直部の一端縁に連続して形成され、鉄骨梁の下フランジの一端縁に係合可能な係合部を有する係合片と、この係合片の係合部から鉄骨梁の下フランジの幅に相当する間隔をおいて下地材の各当接部の他端縁に連続して形成され、上方に向けて折曲された係止片とからなり、
    下地材の取り付け部は、断熱内壁下地パネルの上端部が差し込まれる断面略コ字状のランナーの中心と鉄骨梁の中心とが一致する標準位置から室外側または室内側に一定距離移動させた位置にそれぞれランナーを固定することができる長さに形成されてなり、
    このランナー固定金具は、鉄骨梁の下フランジの下面に下地材の当接部が当接されて鉄骨梁の下フランジの一端に係合片の係合部が係合されるとともに、その他端に係止片が折り返されて鉄骨梁の下フランジに固定され、
    この下地材の取り付け部において、ランナーが、その中心と鉄骨梁の中心とが一致する標準位置、あるいはこの標準位置から室外側または室内側に下地材の取り付け部の長さの範囲内において一定距離移動させた位置にビス固定できるようになされたことを特徴とするランナー固定金具の取付構造
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