JPH10131357A - 吹き抜け構造 - Google Patents
吹き抜け構造Info
- Publication number
- JPH10131357A JPH10131357A JP28638296A JP28638296A JPH10131357A JP H10131357 A JPH10131357 A JP H10131357A JP 28638296 A JP28638296 A JP 28638296A JP 28638296 A JP28638296 A JP 28638296A JP H10131357 A JPH10131357 A JP H10131357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- runner
- fixed
- fixing
- heat insulating
- steel beam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Building Environments (AREA)
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単に施工することができるとともに、長期に
わたって断熱性能を確保することができる吹き抜け構造
を提供する。 【解決手段】上部階の鉄骨梁Hの下フランジh1に間隔
をおいて複数個のランナー固定金具2を取り付け、これ
らのランナー固定金具2にわたってランナー3を固定す
る。また、下部階の鉄骨梁Hの上フランジh2に吹き抜
け下地4を固定するとともに、吹き抜け下地4に木桟5
をランナー3の固定位置に合わせて固定し、さらに、木
桟5に間隔をおいて複数個の固定金具6を固定した後、
ランナー3に断熱内壁下地パネル7の上端部を差し込ん
でその下端部背面を固定金具6に当接させ、固定金具6
を折り返して断熱内壁下地パネル7に固定する。
わたって断熱性能を確保することができる吹き抜け構造
を提供する。 【解決手段】上部階の鉄骨梁Hの下フランジh1に間隔
をおいて複数個のランナー固定金具2を取り付け、これ
らのランナー固定金具2にわたってランナー3を固定す
る。また、下部階の鉄骨梁Hの上フランジh2に吹き抜
け下地4を固定するとともに、吹き抜け下地4に木桟5
をランナー3の固定位置に合わせて固定し、さらに、木
桟5に間隔をおいて複数個の固定金具6を固定した後、
ランナー3に断熱内壁下地パネル7の上端部を差し込ん
でその下端部背面を固定金具6に当接させ、固定金具6
を折り返して断熱内壁下地パネル7に固定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吹き抜け構造に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄骨構造の建物において、外壁に
カーテンウォール構造を採用する場合、吹き抜け部の施
工に際して、図9に示すように、外壁Wから離隔した位
置の上部階の鉄骨梁と下部階の鉄骨梁とにランナー(図
示せず)を固定するとともに、それらのランナー間に間
隔をおいて複数本のメタルスタッドMを立設し、これら
の隣接するメタルスタッドM,M間に防水防湿シートに
よって袋折りされた断熱材Hを配設して断熱内壁下地を
形成することが提案されている。そして、断熱内壁下地
を形成した後、メタルスタッドMの室内側表面に石膏ボ
ードなどの内壁ボードBを取り付けるようにしている。
カーテンウォール構造を採用する場合、吹き抜け部の施
工に際して、図9に示すように、外壁Wから離隔した位
置の上部階の鉄骨梁と下部階の鉄骨梁とにランナー(図
示せず)を固定するとともに、それらのランナー間に間
隔をおいて複数本のメタルスタッドMを立設し、これら
の隣接するメタルスタッドM,M間に防水防湿シートに
よって袋折りされた断熱材Hを配設して断熱内壁下地を
形成することが提案されている。そして、断熱内壁下地
を形成した後、メタルスタッドMの室内側表面に石膏ボ
ードなどの内壁ボードBを取り付けるようにしている。
【0003】この結果、室内空間の断熱性を高めると同
時に、外壁裏面と断熱材との間に通風空間を確保して内
部結露の発生を防止している。
時に、外壁裏面と断熱材との間に通風空間を確保して内
部結露の発生を防止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した断
熱内壁下地においては、断熱材Hが粘着テープTによっ
て固定されていることから、断熱材Hが長期にわたって
所定位置に確実に保持されているか疑わしい。すなわ
ち、粘着テープTが経年変化などによって粘着力を失
い、そのため、断熱材HがメタルスタッドM,M間から
脱落した場合、その脱落は内壁ボードBに遮られて確認
できないことから、修復はほとんど不可能であり、その
結果、断熱性能が大きく低下するものである。また、断
熱材Hは外壁Wから離れて配設されていることから、粘
着テープTによる粘着作業を支えることができず、その
結果、断熱材Hが外壁W側に押し出されてメタルスタッ
ドMから飛び出すこともあり、作業が煩雑になるという
欠点もある。
熱内壁下地においては、断熱材Hが粘着テープTによっ
て固定されていることから、断熱材Hが長期にわたって
所定位置に確実に保持されているか疑わしい。すなわ
ち、粘着テープTが経年変化などによって粘着力を失
い、そのため、断熱材HがメタルスタッドM,M間から
脱落した場合、その脱落は内壁ボードBに遮られて確認
できないことから、修復はほとんど不可能であり、その
結果、断熱性能が大きく低下するものである。また、断
熱材Hは外壁Wから離れて配設されていることから、粘
着テープTによる粘着作業を支えることができず、その
結果、断熱材Hが外壁W側に押し出されてメタルスタッ
ドMから飛び出すこともあり、作業が煩雑になるという
欠点もある。
【0005】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、断熱性能を長期にわたって確保することが
できるとともに、簡単に施工することのできる吹き抜け
構造を提供するものである。
れたもので、断熱性能を長期にわたって確保することが
できるとともに、簡単に施工することのできる吹き抜け
構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上部階の鉄骨
梁の下フランジに間隔をおいて取り付けられた複数個の
ランナー固定金具と、これらのランナー固定金具にわた
って固定されたランナーと、下部階の鉄骨梁の上フラン
ジに固定された吹き抜け下地と、この吹き抜け下地に固
定された木桟と、ランナーの固定位置に合わせて木桟に
間隔をおいて固定された複数個の固定金具と、ランナー
に上端部が差し込まれるとともに、下端部背面が固定金
具に当接されて固定金具と固定された断熱内壁下地パネ
ルと、この断熱内壁下地パネルに沿って取り付けられた
内壁ボードと、からなり、前記ランナーの固定位置に合
わせて木桟を固定することを特徴とするものである。
梁の下フランジに間隔をおいて取り付けられた複数個の
ランナー固定金具と、これらのランナー固定金具にわた
って固定されたランナーと、下部階の鉄骨梁の上フラン
ジに固定された吹き抜け下地と、この吹き抜け下地に固
定された木桟と、ランナーの固定位置に合わせて木桟に
間隔をおいて固定された複数個の固定金具と、ランナー
に上端部が差し込まれるとともに、下端部背面が固定金
具に当接されて固定金具と固定された断熱内壁下地パネ
ルと、この断熱内壁下地パネルに沿って取り付けられた
内壁ボードと、からなり、前記ランナーの固定位置に合
わせて木桟を固定することを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0008】図1には、本発明の吹き抜け構造が示され
ており、この吹き抜け構造1は、上部階の鉄骨梁Hの下
フランジh1に間隔をおいて取り付けられた複数個のラ
ンナー固定金具2と、これらのランナー固定金具2にわ
たってビスを介して固定されたランナー3と、下部階の
鉄骨梁Hの上フランジh2にボルトナットを介して固定
された吹き抜け下地4と、この吹き抜け下地4に釘止め
された木桟5と、この木桟5に釘を介して固定された固
定金具6と、前述したランナー3および固定金具6によ
って外壁Wから一定距離離れた上部階の鉄骨梁Hと下部
階の鉄骨梁H間に建て込まれた断熱内壁下地パネル7
と、この断熱内壁下地パネル7に取り付けられた石膏ボ
ードなどの内壁ボード8と、から構成されている。
ており、この吹き抜け構造1は、上部階の鉄骨梁Hの下
フランジh1に間隔をおいて取り付けられた複数個のラ
ンナー固定金具2と、これらのランナー固定金具2にわ
たってビスを介して固定されたランナー3と、下部階の
鉄骨梁Hの上フランジh2にボルトナットを介して固定
された吹き抜け下地4と、この吹き抜け下地4に釘止め
された木桟5と、この木桟5に釘を介して固定された固
定金具6と、前述したランナー3および固定金具6によ
って外壁Wから一定距離離れた上部階の鉄骨梁Hと下部
階の鉄骨梁H間に建て込まれた断熱内壁下地パネル7
と、この断熱内壁下地パネル7に取り付けられた石膏ボ
ードなどの内壁ボード8と、から構成されている。
【0009】まず、ランナー固定金具2は、鋼板を折り
曲げて形成され、図2に示すように、取り付け部21
1、この取り付け部211の両端から上方に向けて折曲
された垂直部212およびこれらの垂直部212の上端
から外方に向けて折曲された当接部213を備える断面
逆ハット状の下地材21と、この下地材21の各垂直部
212の一端縁に連続して形成され、鉄骨梁Hの下フラ
ンジh1の端縁に係合可能な係合部22aを有する係合
片22と、下地材21の各当接部213の他端縁に連続
して形成され、上方に向けて折曲された係止片23と、
からなり、係合片22の係合部22aと係止片23との
間隔は、鉄骨梁Hの下フランジh1の幅に設定されてい
る。
曲げて形成され、図2に示すように、取り付け部21
1、この取り付け部211の両端から上方に向けて折曲
された垂直部212およびこれらの垂直部212の上端
から外方に向けて折曲された当接部213を備える断面
逆ハット状の下地材21と、この下地材21の各垂直部
212の一端縁に連続して形成され、鉄骨梁Hの下フラ
ンジh1の端縁に係合可能な係合部22aを有する係合
片22と、下地材21の各当接部213の他端縁に連続
して形成され、上方に向けて折曲された係止片23と、
からなり、係合片22の係合部22aと係止片23との
間隔は、鉄骨梁Hの下フランジh1の幅に設定されてい
る。
【0010】このランナー固定金具2を鉄骨梁Hに取り
付けるには、まず、下地材21の当接部213を上部階
の鉄骨梁Hの下フランジh1の下面に当接させた状態で
係合片22の係合部22aを鉄骨梁Hの下フランジh1
の外壁側端縁に係合させた後、係止片23を折り返して
鉄骨梁Hの下フランジh1の室内側端縁に係止すればよ
い(図3参照)。
付けるには、まず、下地材21の当接部213を上部階
の鉄骨梁Hの下フランジh1の下面に当接させた状態で
係合片22の係合部22aを鉄骨梁Hの下フランジh1
の外壁側端縁に係合させた後、係止片23を折り返して
鉄骨梁Hの下フランジh1の室内側端縁に係止すればよ
い(図3参照)。
【0011】一方、ランナー3は、後述する断熱内壁下
地パネル7の上端部を差し込むことができるように、断
面略コ字状に形成されている。そして、ランナー3は、
基準位置から設定された距離をおいてランナー固定金具
2の下地材21の取り付け部211に付された墨出し線
に合わせてビスを介して固定されるものである。
地パネル7の上端部を差し込むことができるように、断
面略コ字状に形成されている。そして、ランナー3は、
基準位置から設定された距離をおいてランナー固定金具
2の下地材21の取り付け部211に付された墨出し線
に合わせてビスを介して固定されるものである。
【0012】また、吹き抜け下地4は、図4に示すよう
に、下部階の鉄骨梁Hの上フランジh2の上面にその室
内側端縁より若干室内側に突出するように載置され、ボ
ルトナットを介して固定されている。この吹き抜け下地
4の固定位置は、その室内側端面と前述したランナー3
の室内側端面との間に若干隙間が形成されるように位置
決めされている。
に、下部階の鉄骨梁Hの上フランジh2の上面にその室
内側端縁より若干室内側に突出するように載置され、ボ
ルトナットを介して固定されている。この吹き抜け下地
4の固定位置は、その室内側端面と前述したランナー3
の室内側端面との間に若干隙間が形成されるように位置
決めされている。
【0013】さらに、木桟5は、図5に示すように、そ
の室内側端面がランナー3の室内側端面に沿うように吹
き抜け下地4の上面に載置され、釘止めされている。
の室内側端面がランナー3の室内側端面に沿うように吹
き抜け下地4の上面に載置され、釘止めされている。
【0014】また、固定金具6は、図6に示すように、
断熱内壁下地パネル7の奥行きに相当する長さに形成さ
れた水平部61および水平部61の一端に上方に向けて
折曲された垂直部62によって断面L字状に折曲されて
おり、水平部61の他端には複数個の釘穴63aを形成
した係止片63が延設されている。そして、固定金具6
は、その垂直部62に断熱内壁下地パネル7の下端部背
面が当接するようになっており、前述したランナー3の
固定位置に合わせて、具体的には、水平部61と係止片
63との接続部が木桟5の室内側端面に合致するよう
に、木桟5に固定されるものである。
断熱内壁下地パネル7の奥行きに相当する長さに形成さ
れた水平部61および水平部61の一端に上方に向けて
折曲された垂直部62によって断面L字状に折曲されて
おり、水平部61の他端には複数個の釘穴63aを形成
した係止片63が延設されている。そして、固定金具6
は、その垂直部62に断熱内壁下地パネル7の下端部背
面が当接するようになっており、前述したランナー3の
固定位置に合わせて、具体的には、水平部61と係止片
63との接続部が木桟5の室内側端面に合致するよう
に、木桟5に固定されるものである。
【0015】なお、断熱内壁下地パネル7は、縦桟およ
び横桟によって矩形に枠組みされた木製枠材71の各区
画された空間内にロックウールやグラスウールなどの断
熱材72を詰め込み、片面に防水防湿シート(図示せ
ず)を貼着して形成されている。
び横桟によって矩形に枠組みされた木製枠材71の各区
画された空間内にロックウールやグラスウールなどの断
熱材72を詰め込み、片面に防水防湿シート(図示せ
ず)を貼着して形成されている。
【0016】次に、このような吹き抜け構造1を施工す
るには、まず、複数個のランナー固定金具2を一定間隔
をおいて上部階の鉄骨梁Hの下フランジh1に取り付け
る。すなわち、ランナー固定金具2の下地材21の当接
部213を鉄骨梁Hの下フランジh1の下面に当接させ
た状態で係合片22の係合部22aを鉄骨梁Hの下フラ
ンジh1の外壁側端縁に係合させた後、係止片23を鉄
骨梁Hの下フランジh1の室内側端縁に折り返して係止
する。
るには、まず、複数個のランナー固定金具2を一定間隔
をおいて上部階の鉄骨梁Hの下フランジh1に取り付け
る。すなわち、ランナー固定金具2の下地材21の当接
部213を鉄骨梁Hの下フランジh1の下面に当接させ
た状態で係合片22の係合部22aを鉄骨梁Hの下フラ
ンジh1の外壁側端縁に係合させた後、係止片23を鉄
骨梁Hの下フランジh1の室内側端縁に折り返して係止
する。
【0017】ランナー固定金具2が取り付けられたなら
ば、ランナー固定金具2の下地材21の取り付け部21
1に基準位置から設定された距離をおいて墨を打ち、そ
の墨出し線に合わせてランナー3を配置し、ビスを介し
て固定する。この結果、ランナー3は、家を建築する際
の基準位置から正確に距離をおいて位置決めされること
になる。
ば、ランナー固定金具2の下地材21の取り付け部21
1に基準位置から設定された距離をおいて墨を打ち、そ
の墨出し線に合わせてランナー3を配置し、ビスを介し
て固定する。この結果、ランナー3は、家を建築する際
の基準位置から正確に距離をおいて位置決めされること
になる。
【0018】さらに、下部階の鉄骨梁Hの上フランジh
2の上面に吹き抜け下地4を載置し、予め、鉄骨梁Hの
上フランジh2に形成された穴に吹き抜け下地4の穴を
合わせてボルトナットを介して固定した後、吹き抜け下
地4の上面に木桟5を載置し、室内側端面をランナー3
の室内側端面に合わせて釘止めする。木桟5が固定され
たならば、ランナー3の固定位置に合わせて一定間隔を
おいて複数個の固定金具6を釘を介して固定する。
2の上面に吹き抜け下地4を載置し、予め、鉄骨梁Hの
上フランジh2に形成された穴に吹き抜け下地4の穴を
合わせてボルトナットを介して固定した後、吹き抜け下
地4の上面に木桟5を載置し、室内側端面をランナー3
の室内側端面に合わせて釘止めする。木桟5が固定され
たならば、ランナー3の固定位置に合わせて一定間隔を
おいて複数個の固定金具6を釘を介して固定する。
【0019】次いで、断熱内壁下地パネル7を把持し、
その上端部をランナー3に差し込むとともに、その下端
部背面を固定金具6の垂直部62に当接させた後、固定
金具6の係止片63を上方に向けて折り返して断熱内壁
下地パネル7の下端部表面に密着させ、釘を介して固定
する。以下、同様に断熱内壁下地パネル7を建て込む。
そして、断熱内壁下地パネル7の建て込みが終了すれ
ば、石膏ボードなどの内壁ボード8を取り付ければよ
い。
その上端部をランナー3に差し込むとともに、その下端
部背面を固定金具6の垂直部62に当接させた後、固定
金具6の係止片63を上方に向けて折り返して断熱内壁
下地パネル7の下端部表面に密着させ、釘を介して固定
する。以下、同様に断熱内壁下地パネル7を建て込む。
そして、断熱内壁下地パネル7の建て込みが終了すれ
ば、石膏ボードなどの内壁ボード8を取り付ければよ
い。
【0020】ところで、前述した実施形態においては、
鉄骨梁Hの下フランジh1、上フランジh2およびウエ
ブh3で区画された室内側空間にロックウールやグラス
ウールなどの断熱材91が配設されており、また、鉄骨
梁Hの下フランジh1とランナー3との間にロックウー
ルやグラスウールなどの断熱材92が配設されている。
この結果、鉄骨梁Hおよび天井を通して、あるいは、鉄
骨梁Hの下フランジh1とランナー3間に形成される空
間および天井を通してそれぞれ外壁W側と室内側とが熱
交換するのを防止することができ、より高い断熱性能を
確保することができる。
鉄骨梁Hの下フランジh1、上フランジh2およびウエ
ブh3で区画された室内側空間にロックウールやグラス
ウールなどの断熱材91が配設されており、また、鉄骨
梁Hの下フランジh1とランナー3との間にロックウー
ルやグラスウールなどの断熱材92が配設されている。
この結果、鉄骨梁Hおよび天井を通して、あるいは、鉄
骨梁Hの下フランジh1とランナー3間に形成される空
間および天井を通してそれぞれ外壁W側と室内側とが熱
交換するのを防止することができ、より高い断熱性能を
確保することができる。
【0021】この場合、断熱材91を取り付けるには、
鉄骨梁Hのウエブh3の室内側に両面テープを介して複
数個の固定ピン10を間隔をおいて貼着した後(図7
(a)参照)、断熱材91を鉄骨梁Hの上下フランジh
1,h2およびウエブh3で区画される室内側空間に密
着するように押し込んで固定ピン10に突き刺し、断熱
材91が脱落しないように、固定ピン10の先端を折り
曲げればよい(図7(b)参照)。また、断熱材92を
取り付ける場合は、断熱内壁下地パネル7を建て込んだ
後、断熱材92をランナー固定金具2を上方で迂回しつ
つ鉄骨梁Hの下フランジh1とランナー3との間に形成
される空間に詰め込めばよい(図8参照)。
鉄骨梁Hのウエブh3の室内側に両面テープを介して複
数個の固定ピン10を間隔をおいて貼着した後(図7
(a)参照)、断熱材91を鉄骨梁Hの上下フランジh
1,h2およびウエブh3で区画される室内側空間に密
着するように押し込んで固定ピン10に突き刺し、断熱
材91が脱落しないように、固定ピン10の先端を折り
曲げればよい(図7(b)参照)。また、断熱材92を
取り付ける場合は、断熱内壁下地パネル7を建て込んだ
後、断熱材92をランナー固定金具2を上方で迂回しつ
つ鉄骨梁Hの下フランジh1とランナー3との間に形成
される空間に詰め込めばよい(図8参照)。
【0022】なお、詳細には図示しないが、最上階の天
井の裏面には断熱材が敷設されており、最上階の天井を
通して熱が移動するのを防止している。この場合、最上
階の天井裏側に位置する鉄骨梁Hには、断熱材91を設
ける必要はない。
井の裏面には断熱材が敷設されており、最上階の天井を
通して熱が移動するのを防止している。この場合、最上
階の天井裏側に位置する鉄骨梁Hには、断熱材91を設
ける必要はない。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上部階の
鉄骨梁の下フランジに間隔をおいて取り付けられた複数
個のランナー固定金具と、これらのランナー固定金具に
わたって固定されたランナーと、下部階の鉄骨梁の上フ
ランジに固定された吹き抜け下地と、この吹き抜け下地
に固定された木桟と、ランナーの固定位置に合わせて木
桟に間隔をおいて固定された複数個の固定金具と、ラン
ナーに上端部が差し込まれるとともに、下端部背面が固
定金具に当接されて固定金具と固定された断熱内壁下地
パネルと、この断熱内壁下地パネルに沿って取り付けら
れた内壁ボードと、からなり、前記ランナーの固定位置
に合わせて木桟を固定することにより、吹き抜けの断熱
性能を長期にわたって確保することができるとともに、
簡単に施工することができる。
鉄骨梁の下フランジに間隔をおいて取り付けられた複数
個のランナー固定金具と、これらのランナー固定金具に
わたって固定されたランナーと、下部階の鉄骨梁の上フ
ランジに固定された吹き抜け下地と、この吹き抜け下地
に固定された木桟と、ランナーの固定位置に合わせて木
桟に間隔をおいて固定された複数個の固定金具と、ラン
ナーに上端部が差し込まれるとともに、下端部背面が固
定金具に当接されて固定金具と固定された断熱内壁下地
パネルと、この断熱内壁下地パネルに沿って取り付けら
れた内壁ボードと、からなり、前記ランナーの固定位置
に合わせて木桟を固定することにより、吹き抜けの断熱
性能を長期にわたって確保することができるとともに、
簡単に施工することができる。
【図1】本発明の吹き抜け構造を示す縦断面図である。
【図2】ランナー固定金具を示す斜視図である。
【図3】鉄骨梁、ランナー固定金具およびランナーの関
係を示す斜視図である。
係を示す斜視図である。
【図4】鉄骨梁に対する吹き抜け下地の固定要領を示す
説明図である。
説明図である。
【図5】吹き抜け下地に対する木桟の固定要領を示す説
明図である。
明図である。
【図6】固定金具を示す斜視図である。
【図7】鉄骨梁のウエブに断熱材を取り付ける場合の説
明図である。
明図である。
【図8】鉄骨梁とランナーとの空間に配設された断熱材
の斜視図である。
の斜視図である。
【図9】従来の吹き抜け構造の横断面図である。
1 吹き抜け構造 2 ランナー固定金具 21 下地材 22 係合片 22a 係合部 23 係止片 3 ランナー 4 吹き抜け下地 5 木桟 6 固定金具 61 水平部 62 垂直部 63 係止片 7 断熱内壁下地パネル H 鉄骨梁 h1 下フランジ h2 上フランジ W 外壁
Claims (1)
- 【請求項1】 上部階の鉄骨梁の下フランジに間隔をお
いて取り付けられた複数個のランナー固定金具と、これ
らのランナー固定金具にわたって固定されたランナー
と、下部階の鉄骨梁の上フランジに固定された吹き抜け
下地と、この吹き抜け下地に固定された木桟と、ランナ
ーの固定位置に合わせて木桟に間隔をおいて固定された
複数個の固定金具と、ランナーに上端部が差し込まれる
とともに、下端部背面が固定金具に当接されて固定金具
と固定された断熱内壁下地パネルと、この断熱内壁下地
パネルに沿って取り付けられた内壁ボードと、からな
り、前記ランナーの固定位置に合わせて木桟を固定する
ことを特徴とする吹き抜け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28638296A JPH10131357A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 吹き抜け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28638296A JPH10131357A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 吹き抜け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10131357A true JPH10131357A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17703679
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28638296A Pending JPH10131357A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | 吹き抜け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10131357A (ja) |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP28638296A patent/JPH10131357A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040217 |