JP2001090437A - 出 窓 - Google Patents

出 窓

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JP2001090437A
JP2001090437A JP2000267271A JP2000267271A JP2001090437A JP 2001090437 A JP2001090437 A JP 2001090437A JP 2000267271 A JP2000267271 A JP 2000267271A JP 2000267271 A JP2000267271 A JP 2000267271A JP 2001090437 A JP2001090437 A JP 2001090437A
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table plate
cover
frame
bay window
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JP2000267271A
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Susumu Kato
晋 加藤
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Tostem Corp
Original Assignee
Tostem Corp
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  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 躯体の窓台と出窓本体のテーブル板との連設
部における外観及び品質の向上を図った出窓を提供す
る。 【解決手段】 建物の躯体1に取付けられる出窓本体8
に、上記躯体1の窓台5の屋外側に接合されるテーブル
板11を設けると共にこのテーブル板11の屋内側を支
持し、窓台5とテーブル板11の連設部上面を長手方向
に沿って覆う覆い部22aを有する金属製の支持材22
を設けた出窓であって、上記支持材22の覆い部22a
表面に長手方向に沿って合成樹脂製のカバー材55を取
付けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出窓に係り、特に
躯体の窓台と出窓本体のテーブル板との連設部における
外観及び品質の向上を図った出窓に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、和室仕様の出窓は、出窓本体の
下枠部分に取付けたテーブル板を建物の躯体における窓
台の屋外端に直接、あるいは支持材(水切り材ともい
う)を介して間接的に接合ないし連設する構造が採用さ
れている。これは、上記窓台が和室用の障子を建て付け
るための敷居として形成されるため、テーブル板を窓台
の上面部まで延出させて取付けることが困難であるから
である。
【0003】しかしながら、窓台とテーブル板を直接接
合する出窓の場合、木質系の窓台やテーブル板が経年変
化により乾燥収縮したり、或いは出窓本体の下枠部分が
荷重で垂れ下がったりすると、窓台とテーブル板の接合
部分に隙間が発生し、見栄えが悪くなる問題がある。こ
の問題を解決するために、上記出窓本体にテーブル板の
屋内端を支持し、窓台とテーブル板の連設部上面を長手
方向に沿って覆う覆い部を有する金属製の支持材を設け
た出窓が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記出
窓においては、木質系の窓台とテーブル板の連設部上面
に長手方向に沿って金属質の覆い部が帯状に配置された
外観を呈するようになるため、違和感があり、見栄えが
悪いという問題がある。また、冬場、屋外側からの熱伝
導により冷却される上記支持材の覆い部が室内空気と接
触して結露を生じ、窓台やテーブル板等を濡らして品質
の低下を招く問題がある。そこで、本発明の目的は、躯
体の窓台と出窓本体のテーブル板との連設部における外
観及び品質の向上を図った出窓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のうち請求項1記載の出窓は、建物の躯体に取
付けられる出窓本体に、上記躯体の窓台の屋外側に連設
されるテーブル板を設けると共にこのテーブル板の屋内
側を支持し、窓台とテーブル板の連設部上面を長手方向
に沿って覆う覆い部を有する金属製の支持材を設けた出
窓であって、上記支持材の覆い部表面に長手方向に沿っ
て断熱性を有する合成樹脂製のカバー材を取付けたこと
を特徴とする。
【0006】請求項2記載の出窓は、建物の躯体に取付
けられる出窓本体に、上記躯体の窓台の屋外側に配設さ
れるテーブル板を設けると共にこのテーブル板の屋内側
を支持する支持部と窓台の上面屋外側に係止する係止部
を有する金属製の支持材を設けた出窓であって、上記支
持材の係止部表面に窓台とテーブル板の連設部上面を長
手方向に沿って覆う断熱性を有する合成樹脂製のカバー
材を取付けたことを特徴とする。
【0007】請求項3記載の出窓は、建物の躯体に取付
けられる出窓本体に、上記躯体の窓台の屋外側に連設さ
れるテーブル板を設けると共にこのテーブル板の屋内側
を支持し、窓台とテーブル板の連設部上面を長手方向に
沿って覆う覆い部を有する金属製の支持材を設けた出窓
であって、上記支持材の覆い部表面に長手方向に沿って
断熱性を有する合成樹脂製のカバー材を取付け、このカ
バー材にはその長手方向に沿って金属製のワイヤが埋め
込まれていることを特徴とする。
【0008】
【実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を添付図面
に基づいて詳述する。
【0009】図1ないし図2において、1は建物の躯体
で、この躯体1には窓開口部2が設けられている。具体
的には、この窓開口部2は躯体1における左右の柱3
と、両柱3間に掛け渡された上下の枠材4,5とによっ
て区画形成されている。上下の枠材4,5の外側は、複
数の間柱6に支持されている。上下の枠材4,5は、和
室用の障子7を建て付けるための鴨居及び敷居として形
成されている。また、下枠材5は出窓の窓台を構成して
いる。上記躯体1の屋外側には、窓開口部2に位置させ
て出窓が取付けられる。
【0010】この出窓は、正面部および両側面部を形成
する平断面形状が台形の出窓本体8を有し(図5参
照)、この出窓本体5の上部には天板9や屋根10が取
付けられ、出窓本体8の下部(下枠部分)にはテーブル
板11や底面板12が設けられる。上記出窓本体8は、
躯体1の柱3の屋外端にネジ13等で固定される左右一
対の縦枠14と、これら縦枠14と平行に屋外側に配置
される左右一対の方立15とを有している。
【0011】両方立15の上端部間及び下端部間には正
面上枠16及び正面下枠17がそれぞれ掛け渡されて組
立てられる。また、方立15と縦枠14の上端部間及び
下端部間には側面上枠18及び側面下枠19がそれぞれ
掛け渡されて組立てられる。このように組立てられた出
窓本体8の正面開口部には引き違い式の障子20が取付
けられ、側面開口部には嵌め殺し式の障子21が取付け
られる。出窓本体8を構成する縦枠14等の枠材や障子
20,21の框材は、アルミニウム合金の押出形材から
なっている。
【0012】上記躯体1に取付けられる出窓本体8に
は、上記躯体1の窓台5の屋外側例えば屋外端に突き合
わせ状態で連設されるテーブル板11が設けられると共
にこのテーブル板11の屋内側例えば屋内端を支持し、
窓台5とテーブル板11の連設部(接合部)上面を長手
方向に沿って覆う覆い部22aを有する金属製の支持材
(下枠補強材あるいは水切り材ともいう)22が設けら
れている。具体的には、上記両縦枠14の下端部間に
は、図3ないし図6に示すように上記窓台5の屋外端に
当接される支持材22が掛け渡されてネジ23で固定さ
れる。この支持材22は、アルミニウム合金の押出形材
からなり、上記正面下枠17及び側面下枠19とほぼ同
じ高さで横長の板状に形成されている。また、支持材2
2の上縁部にはフィン(薄板)状の覆い部22aが断面
T字状ないしフランジ状に一体形成されており、この覆
い部22の一辺が上記窓台5の屋外側上縁部に係止され
る係止部24とされている。
【0013】上記正面下枠17、側面下枠19及び支持
材22の上端部には、これらで区画された形状のテーブ
ル板11の周縁部を差込んで保持するテーブル板保持溝
25,26が形成されている。正面下枠17及び側面下
枠19のテーブル板保持溝25は、フィン状の上片27
と下片28により形成されており、その上片27の縁部
にはテーブル板11の上面との間を気密にする合成樹脂
製の気密部材29が取付けられ、下片28の縁部にはテ
ーブル板11を差込み易いようにテーパ30が形成され
ている。支持材22のテーブル板保持溝26も、フィン
状の上片31と下片32により形成されており、その上
片31が上記覆い部22aにおける係止部24とは反対
側の他辺を形成している。
【0014】正面下枠17と側面下枠19の隣接する上
片27間を覆うために、側面下枠19の上片27には合
成樹脂製のコーナーピース33が取付けられ、このコー
ナーピース33には方立15に生じた結露を受ける結露
受け34が形成されている。上記コーナーピース33に
おいて、テーブル板11がネジ35で固定される。
【0015】上記支持材22には、正面下枠17との間
に掛け渡される補強ブラケット36が設けられている。
この補強ブラケット36は、断面逆U字状に形成された
剛性を有する金属材からなり、その基端部が支持材22
の屋外端とテーブル板保持溝26の下片32に当接され
てリベット止めにより固着されている。補強ブラケット
36の先端部は、正面下枠17に形成された溝37に差
込まれ、ネジ38で固定される。このように出窓本体8
の下枠部分に補強ブラケット36を有する支持材22が
設けられることにより、下枠部分の剛性ないし強度の向
上が図れる。
【0016】補強ブラケット36の上面部にはテーブル
板11の下面を支持する支持台部39が突設されてい
る。上記支持材22は、下方に向って断面が漸次増大す
るように形成され、その屋外端が窓台5の屋外端と平行
でなく、屋外側斜め下方へ所定の角度θで傾斜して形成
されている。これにより、支持材22の屋外端に取付け
られた補強ブラケット36の先端側が水平よりも若干斜
め上方へ傾斜した状態とされている。
【0017】上記補強ブラケット36の傾斜は出窓本体
8の下枠部分が障子20,21等の荷重により下方へ垂
れ下がる変位量を考慮して形成されており、これにより
出窓本体8の下枠部分が規定の水平状態からそれ以上垂
れ下がらないように構成されている。また、出窓本体8
や障子20,21等の荷重が補強ブラケット36及び支
持材22を介して窓台5及びその下の間柱6に伝達され
ることになる。上記補強ブラケット36の本数は、出窓
の幅により決定され、2本が好ましいが、3本以上複数
本であってもよい。
【0018】上記正面下枠17、側面下枠19及び支持
材22の下端部には、これらで区画された形状の底面板
12の周縁部を差込んで保持する底面板保持溝40,4
1が形成されている。底面板12は、金属板からなり、
周縁部が底面板保持溝40,41に係合するように断面
略V字状に折り返されている。
【0019】支持材22の底面材保持溝41を形成する
上片42には、底面板12の折返し片が係合する抜け止
め用の係合部43が形成され、また上記補強ブラケット
36の先端部には、底面板12の折り返し片が係合する
係合溝44が形成されており、これらにより予め底面板
12を補強ブラケット36の下部に保持しておくことが
でき、組立施工性の向上が図れる。上記底面板12の折
り返し片には補強ブラケット36の先端部を挟むように
切欠部45が設けられ、底面板12が横にずれるのを防
止している。上記底面板12とテーブル板11の間に
は、断熱材を取付けてることが好ましい。
【0020】このように構成された出窓本体8の下枠部
分の底面は、ほぼ平面に形成されており、組立工程や輸
送時等に出窓本体8を平な面に安定して載置可能になっ
ている。上記出窓本体8の下枠部分を建物の躯体1にお
ける窓台5に取付けるために、支持材22を窓台5の屋
外端に当接すると共に支持材22の覆い部22aの一辺
である係止部24を窓台5の上縁部に係止する。そし
て、上記係止部24を第1の固定具たるネジ46で窓台
5上縁部に固定すると共に、上記支持材22の上側部を
屋内側斜め下方へ捩じ込んで設けられる第2の固定具た
るネジ47で窓台5屋外端に固定する。
【0021】上記支持材22には、その係止部24と上
側部とにネジ46,47を捩じ込むためのネジ孔48,
49がネジ同士が干渉しない配置で適宜設けられてい
る。上記ネジ孔48,49は、下枠部分の取付強度の向
上を図る上で、補強ブラケット36の近傍に設けられて
いることが好ましい。
【0022】上記第2のネジ47を斜めに捩じ込む際の
施工性の向上を図るために、予め斜めにガイド孔50が
形成されたガイドピース51を用いることが好ましい。
このガイドピース51は、好ましくは合成樹脂製であ
り、上記テーブル板保持溝26内に係合する大きさに形
成されている。また、ガイドピース51には、屋外側斜
め上方に面する傾斜面52が形成されており、この傾斜
面52に対して第2のネジ47を略直角に挿入案内する
ようにガイド孔50が斜めに穿設されている。
【0023】ガイドピース51は、そのガイド孔50と
上記支持材22のネジ孔49とが一致するようにして上
記支持材22のテーブル板保持溝26内に取付けられ
る。この場合、ガイドピース51の位置がずれないよう
にガイドピース51を例えば両面粘着テープでテーブル
板保持溝26内に固定することが好ましい。
【0024】上記支持材22のテーブル板保持溝26の
上片31には、ガイドピース51をテーブル板保持溝2
6内に挿入可能な切欠部53が設けられ、またそのテー
ブル板保持溝26内に差し込まれるテーブル板11の後
縁部にはガイドピース51を収容する切欠部54が設け
られている(図5参照)。
【0025】上記窓台5とテーブル板11の接合部上面
を覆う支持材22の覆い部22aには、この覆い部22
a自体及びネジ46,47の頭部や切欠部53等を覆い
隠すために、図4に示すようにカバー材55が設けられ
る。このカバー材55は、上記支持材22の覆い部22
aが屋外からの熱伝導により冷却されて、室内空気との
接触により結露を生じるのを防止するために、断熱性を
有する材質、例えば合成樹脂、好ましくは塩化ビニルか
らなっている。
【0026】上記カバー材55は、支持材22の覆い部
22a両側を抱え込んで弾性嵌合するように形成されて
いる。すなわち、支持材22の覆い部22a両側には被
嵌合部としての段部56が形成され、カバー材55の両
側部にはその段部56に弾性嵌合する嵌合部57が形成
されている。また、支持材22の覆い部22a上面とカ
バー材55の内面との間には断熱空気層58が形成され
ていると共に、カバー材55の内面には支持材22の覆
い部22a上面に当接されるスペーサとしての突条部5
9が長手方向に形成されている。
【0027】また、カバー材55の両側部には斜め下方
に向って延出したひれ状の気密片部60が形成され、テ
ーブル板11の上面との間及び窓台5の上面との間を気
密にシールできるようになっている。上記カバー材55
は、熱膨張し易い材質からなっているが、熱膨張しにく
い材質からなる支持材22の覆い部22aに弾性嵌合さ
れていることによる摩擦抵抗により、熱膨張がある程度
抑制される。
【0028】このカバー材55の熱膨張を更に十分に防
止するために、カバー材55には金属製の芯材、例えば
真鍮製のワイヤ(針金)61が長手方向に埋込まれてい
ることが好ましい。ワイヤ61は、図示例ではカバー材
55の幅方向に間隔をおいて2本平行に埋め込まれてい
るが、ワイヤ61の本数はこれに限定されるものではな
い。また、上記カバー材55は、長手方向に連続してい
るため、押出形材として押出成形されることが製造上好
ましく、その押出成形時にカバー材55の内部に上記ワ
イヤ61が一体的に埋め込まれる。また、カバー材55
の表面にはその押出成形時に木目等の模様を簡単に付け
ることが可能であり、テーブル板11や窓台5と同質の
外観を得ることが可能であり、意匠性の向上が図れる。
【0029】なお、図1において、62は両縦枠14の
上端部間に掛け渡され、上記窓開口部2の上枠材4にネ
ジ止めされる天井見切材、この天井見切材62を含む出
窓本体8の上部に天板9を介して屋根10が取付けられ
る。天板9と屋根10の間には断熱材63が設けられる
ことが好ましい。64は縦枠14に設けられた結露受け
ピース、65は外壁材、66は内壁材である。
【0030】次に、以上の構成からなる出窓の組立て及
び施工方法について述べる。側面下枠19のコーナーピ
ース33や支持材22の補強ブラケット36等は予め工
場で組付けられており、出窓本体8の縦枠14等の各構
成部材、テーブル板11や屋根10等は各場所毎に梱包
される。出窓本体8の組立て、テーブル板11や支持材
22の組付け等は工務店等で行われ、組立てられた出窓
本体8や屋根10は建築現場まで輸送されて建物の躯体
1に取付けられる。
【0031】出窓本体8を躯体1に取付ける場合には、
なるべく荷重を軽くして取付作業を容易にするために、
障子20,21や屋根10は後で取付けることが好まし
い。出窓本体8を躯体1に取付けるには、支持材22の
係止部24を窓台5の上縁部に係止し、支持材22を窓
台5の屋外面に当接させると共に、縦枠14を躯体1の
柱3に当接させてネジ13で固定する。
【0032】次に、支持材22の覆い部22aの一辺で
ある係止部24に設けられたネジ孔48を介して窓台5
上方から第1のネジ46を窓台5に垂直に捩じ込んで係
止部24を窓台5上縁部に固定すると共に、支持材22
のテーブル板保持溝26内に取付けられたガイドピース
51のガイド孔50を介して窓台5の屋外側斜め上方か
ら屋内側斜め下方へ第2のネジ47を窓台5に斜めに捩
じ込んで支持材22の上側部を窓台5の屋外面に締付け
固定する。
【0033】なお、窓台5の上面及び屋外面に対する係
止部24を含む支持材22の密着度を高めるためには、
先ず支持材22の上側部を屋内側斜め下方へ捩じ込まれ
る第2のネジ47で窓台5の屋外面に固定し、次に係止
部24を垂直方向に捩じ込まれる第1のネジ46で窓台
5の上縁部に固定することが好ましい。こうして躯体1
に出窓本体8を固定したなら、上記支持材22の覆い部
22aにカバー材55を弾性嵌合により装着し、出窓本
体8に屋根10や障子20,21を取付ければよい。
【0034】上記構成の出窓によれば、建物の躯体1に
取付けられる出窓本体8に、上記躯体1の窓台5の屋外
側に連設されるテーブル板11を設けると共にこのテー
ブル板11の屋内側を支持し、窓台5とテーブル板11
の連設部上面を長手方向に沿って覆う覆い部22aを有
する金属製の支持材11を設けた出窓であって、上記支
持材22の覆い部22a表面に長手方向に沿って断熱性
を有する合成樹脂製のカバー材55を取付けたので、支
持材22の覆い部22aやネジ46,47の頭部等をカ
バー材55で多い隠すことができ、上記覆い部22aの
違和感及び結露を解消でき、躯体1の窓台5と出窓本体
8のテーブル板11との突き合わせ接合部分である連設
部における外観及び品質の向上が図れる。
【0035】上記支持材22の覆い部22aにカバー材
55を弾性嵌合すると共に、上記カバー材22には長手
方向に沿って金属製のワイヤ61が埋め込まれているの
で、カバー材55の熱膨張収縮を覆い部22aに対する
弾性嵌合による摩擦抵抗と上記ワイヤ61によって十分
に抑制することができ、カバー材55の熱変形に伴う覆
い部22aの露出等の不具合を解消でき、躯体1の窓台
5と出窓本体8のテーブル板11との突き合わせ接合部
分における外観及び品質の向上が図れる。
【0036】また、上記支持材22の覆い部22aの一
辺である係止部24を窓台5の上縁部に係止し、この係
止部24を第1のネジ46で窓台5上縁部に固定すると
共に、上記支持材22の上側部を屋内側斜め下方へ設け
られる第2のネジ47で窓台5屋外面に固定したので、
出窓本体8の下枠部分を窓台5に対して強固に取付ける
ことが可能となり、下枠部分の垂れ下がりやテーブル板
11と窓台5の連設部(接合部)における隙間の発生を
防止することができる。
【0037】上記支持材22の上側部を屋内側斜め下方
へ設けられる第2のネジ47で窓台5屋外面に固定する
のに、上記支持材22の上側部に屋内側斜め下方へ連通
するガイド孔50を有するガイドピース51を取付け、
このガイドピース51のガイド孔50を介して第2のネ
ジ47を斜めに捩じ込んで上記支持材22の上側部を窓
台5屋外面に固定したので、出窓本体8の下枠部分を窓
台5に対して強固に且つ窓台5前上方からの作業で容易
に取付けることが可能となり、施工性の向上が図れる。
【0038】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の
設計変更等が可能である。例えば、出窓本体の平断面形
状としては、方形等であってもよい。また、支持材22
には、テーブル板11の屋内側を支持する支持部として
テーブル板保持溝26が設けられていることが好ましい
が、本発明における支持部としては、必ずしも溝状であ
る必要はなく、例えばフィン状の下片32のみからなっ
ていてもよい。この場合、支持材22の係止部24表面
にカバー材55が取付けられる。
【0039】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果が得られる。
【0040】(1)請求項1記載の出窓によれば、建物
の躯体に取付けられる出窓本体に、上記躯体の窓台の屋
外側に連設されるテーブル板を設けると共にこのテーブ
ル板の屋内側を支持し、窓台とテーブル板の連設部上面
を長手方向に沿って覆う覆い部を有する金属製の支持材
を設けた出窓であって、上記支持材の覆い部表面に長手
方向に沿って断熱性を有する合成樹脂製のカバー材を取
付けたので、上記覆い部の違和感及び結露を解消でき、
躯体の窓台と出窓本体のテーブル板との連設部における
外観及び品質の向上が図れる。
【0041】(2)請求項2記載の出窓によれば、建物
の躯体に取付けられる出窓本体に、上記躯体の窓台の屋
外側に配設されるテーブル板を設けると共にこのテーブ
ル板の屋内側を支持する支持部と窓台の上面屋外側に係
止する係止部を有する金属製の支持材を設けた出窓であ
って、上記支持材の係止部表面に窓台とテーブル板の連
設部上面を長手方向に沿って覆う断熱性を有する合成樹
脂製のカバー材を取付けたので、係止部の違和感および
結露を解消でき、躯体の窓台と出窓本体のテーブル板と
の連設部における外観及び品質の向上が図れる。
【0042】(3)請求項3記載の出窓によれば、建物
の躯体に取付けられる出窓本体に、上記躯体の窓台の屋
外側に連設されるテーブル板を設けると共にこのテーブ
ル板の屋内側を支持し、窓台とテーブル板の連設部上面
を長手方向に沿って覆う覆い部を有する金属製の支持材
を設けた出窓であって、上記支持材の覆い部表面に長手
方向に沿って断熱性を有する合成樹脂製のカバー材を取
付け、このカバー材には長手方向に沿って金属製のワイ
ヤが埋め込まれているので、カバー材の熱膨張収縮をワ
イヤによって十分に抑制することができ、躯体の窓台と
出窓本体のテーブル板との連設部における外観及び品質
の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す出窓の縦断面図であ
る。
【図2】同出窓の横断面図である。
【図3】出窓本体の下枠部分の構成を示す斜視図であ
る。
【図4】支持材の取付構造及びカバー材の取付状態を示
す拡大断面図である。
【図5】出窓本体及びその下枠部分に取付けられるテー
ブル板を示す斜視図である。
【図6】支持材の取付方法を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 躯体 5 窓台 8 出窓本体 11 テーブル板 22 支持材 22a 覆い部 55 カバー材 61 ワイヤ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の躯体に取付けられる出窓本体に、
    上記躯体の窓台の屋外側に配設されるテーブル板を設け
    ると共にこのテーブル板の屋内側を支持し、窓台とテー
    ブル板の連設部上面を長手方向に沿って覆う覆い部を有
    する金属製の支持材を設けた出窓であって、上記支持材
    の覆い部表面に長手方向に沿って断熱性を有する合成樹
    脂製のカバー材を取付けたことを特徴とする出窓。
  2. 【請求項2】 建物の躯体に取付けられる出窓本体に、
    上記躯体の窓台の屋外側に配設されるテーブル板を設け
    ると共にこのテーブル板の屋内側を支持する支持部と窓
    台の上面屋外側に係止する係止部を有する金属製の支持
    材を設けた出窓であって、上記支持材の係止部表面に窓
    台とテーブル板の連設部上面を長手方向に沿って覆う断
    熱性を有する合成樹脂製のカバー材を取付けたことを特
    徴とする出窓。
  3. 【請求項3】 建物の躯体に取付けられる出窓本体に、
    上記躯体の窓台の屋外側に配設されるテーブル板を設け
    ると共にこのテーブル板の屋内側を支持し、窓台とテー
    ブル板の連設部上面を長手方向に沿って覆う覆い部を有
    する金属製の支持材を設けた出窓であって、上記支持材
    の覆い部表面に長手方向に沿って断熱性を有する合成樹
    脂製のカバー材を取付け、このカバー材にはその長手方
    向に沿って金属製のワイヤが埋め込まれていることを特
    徴とする出窓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112606179A (zh) * 2020-12-07 2021-04-06 湖南智鑫智能科技有限公司 一种方便组装的飘窗板模具

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