JP6595887B2 - 建具 - Google Patents
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Description
近年、建物開口部に設けられる建具として、その窓枠及び障子の框部分の見付け幅寸法を小さくした開口面積のより大きい建具が求められており、そのために、障子の框材から中空部等の構造部分を省いてガラス間口を主体とする構成とし、障子の框材の見付け幅を小さくして開口面積を大きくした建具が求められている。
本発明の建具を、建物開口部に取り付けられる枠体に対して障子が開閉する開き窓の実施形態を用いて説明する。
本発明の実施形態に係る開き窓は、図1に示すように、上枠11,下枠12及び左、右縦枠13,14を四周に組んでなり、建物開口部に配置される枠体1に対して、上框21,下框22及び左、右縦框23,24を四周に組んで内周にガラス等パネルを装着してなる障子2を、左縦框23を吊元側框として右縦框24が外方に開放する開き窓として構成されている。
戸先側の框材である右縦框24には、その高さ方向略中間位置に取手5が取りつけられている。
右縦框本体部241の外周壁241aはその一部が外周方向に隆起してガラス間口24aの底部には溝状部分が形成されており、ガラス間口24a底部の剛性を高めるとともに、後述するブロック材3がガラス間口の底部において大きく位置ずれすることを防止できる。
右縦框24の高さ方向略中間位置には、取手5が取り付けられており、図4に示すように、取手5は押縁242の間口側からビス等の固定手段bにより固定されている。
そして、右縦框24における取手5の取付部位については、図2(b)、図3に示すように、軟質材料からなるバックアップ材61に代わって硬質材料からなる硬質バックアップ材62が配置されている。
硬質バックアップ材62は、断面略正方形状に形成され、押縁242の取手5が取り付けられる長さ方向範囲よりも若干広い範囲、例えば取手5が取り付けられる部位の上下に若干幅t(=約5mm)ずつ広い範囲に亘って配置されており、その断面一辺の寸法は、ガラス等パネル25の表面と室外側壁241bもしくは押縁242の内面との間隔と略同一に形成されている。
特に、取手5をつかんで押して障子2を開放するときにも、取手5から押縁242を介して伝達される押圧力によって硬質バックアップ材62がつぶれることなく、安定確実な開閉操作を行うことができる。
以上の実施形態は、障子2に装着するガラス等パネル25として、見込み寸法が36mmの複層ガラスを想定して説明したが、本発明に採用されるガラス等パネル25の厚み寸法は、特に限定されるものではないし、右縦框24を構成する右縦框本体部241及び押縁242の形状も上記実施形態に何ら限定されるものではない。
例えば、図5(a)には、ガラス等パネル25として、見込み寸法が18mmの単層ガラスを想定した右縦框24を示しており、押縁242の見付け面部242aの内周端から見込み面部242bを室外側に延設させることで、押縁242とガラス等パネル25との間隔を調整している。
同様に、図5(b)には、ガラス等パネル25として、見込み寸法が29mmの複層ガラスを想定した右縦框24を示しており、押縁242の見付け面部242aの内周端から見込み面部242bを室外側に延設させることで、押縁242とガラス等パネル25との間隔を調整している。
また、押縁を右縦框本体部にがたつくことなく取り付けることができるので、障子の開閉操作によってバックアップ材及び硬質バックアップ材の内周側に施工されたシール材に影響を与えることがなく、シール材が切れることがない。
また、本実施形態においては、ガラス等パネルの両面に配置されるバックアップ材について、硬質バックアップ材に変更した開き窓を示しており、目的を達成する上では好ましいが、ガラス等パネルの取手が取り付けている側とは反対側のバックアップ材については、必ずしも硬質バックアップ材を使用しなくても、本件発明の目的を達成することができる。
2 :障子
11 :上枠
12 :下枠
13 :左縦枠
14 :右縦枠
21 :上框
22 :下框
23 :左縦框
24 :右縦框
24a :ガラス間口
241 :右縦框本体部
241a :外周壁
241b :室外側壁
242 :押縁
242a :見付け面部
242b :見込み面部
25 :ガラス等パネル
3 :ブロック材
5 :取手
61 :バックアップ材
62 :硬質バックアップ材
Claims (1)
- 開口部に設置される枠体と、框組みしてなり枠体に対して開閉自在に支持される障子と、障子に固定される取手とを備え、
障子を構成する框は、パネルが装着されるガラス間口の底部を有する框本体部と、框本体部に取り付けられる押縁とによって形成されており、
取手は、押縁の見付け面に固定されるとともに、押縁の取手が固定される部位の裏面におけるパネルと押縁と間及びパネルと框本体部の見付け面との間には、これらの間を埋める硬質のバックアップ材がそれぞれ設けられていることを特徴とする建具
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JP2015228235A JP6595887B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 建具 |
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JP2015228235A JP6595887B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 建具 |
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JP6595887B2 true JP6595887B2 (ja) | 2019-10-23 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2015228235A Active JP6595887B2 (ja) | 2015-11-20 | 2015-11-20 | 建具 |
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- 2015-11-20 JP JP2015228235A patent/JP6595887B2/ja active Active
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