JP6113635B2 - 障子の支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅等の建物に設置される開き窓やドア等ように、障子が丁番により枠に取付けられる建具における障子の支持構造に関する。
開き窓やドア等は、障子が枠に対して丁番を介して開閉可能に取付けられる。特許文献1には、蝶番の枠側取付け板を縦枠の見込み面に取付け、蝶番の障子側取付け板を、障子の縦框の縦枠対向面である見込み面に取付けた開きドアが開示されている。この特許文献1に開示の開きドアにおいては、縦枠の障子対向面に障子側に突出する突出部を設け、この突出部の室外側に気密材取付け溝を形成し、この気密材取付け溝に設けた気密材に、障子の縦框の室外側部分における室内側の面を当てることにより、気密性が確保されるように構成している。
ところで、嵌め殺し窓と開き窓とを1つの枠内に装着する連窓を構成する場合、嵌め殺し窓側の縦横の枠と開き窓の縦横の枠を共通の断面形状にすることが、製造ラインを共通化して経済化を図る上で有利である。また、嵌め殺し窓や開き窓を別々に設置する場合であっても、縦横の枠の断面形状を同じにすることが、製造ラインを共通化して経済化を図る上で有利である。
しかしながら、特許文献1に記載のように、縦枠の障子側に突出する突出部を設け、その突出部の室外側に気密材取付け溝を設け、その気密材取付け溝に気密材を嵌着する構造では、これを嵌め殺し窓に用いると、気密材取付け溝が室外側見付け面にあるため、外観が悪くなるので、採用ができない。
このため、嵌め殺し窓に兼用できる開き窓の縦枠として、従来は図15に示す構造のものおよび丁番取付け構造を採用していた。図15において、50は縦枠、51は障子の縦框、52は縦枠50に縦框51を取付ける丁番であり、丁番52の縦枠側取付け板52aを、縦枠50の室外側見付け面50aに螺子53により取付け、丁番52の縦框側取付け板52bを、縦框51の室外側に縦枠50に向けて突出させて設けた突出部51aの見込み面部51bに、間隔調整板54を介して螺子55により取付ける。
また、縦框51の突出部51aの室内側の面に気密材取付け溝51cを形成し、気密材取付け溝51cに嵌着する気密材56を、縦枠50の室外側見付け面50aに当接させることにより、気水密性、断熱性が得られるように構成している。50bは嵌め殺し窓のガラスパネル(図示せず)を取付けるための押縁取付け溝、50cは縦枠50に設けた気密材取付け溝、57はこの気密材取付け溝50cに嵌着した気密材であり、障子の縦框51の室内側見付け面を当接させて気水密性を保つものである。
このような構造とすれば、縦枠50を嵌め殺し窓の縦枠として用いる場合、気密材57と、押縁取付け溝50bに取付ける押縁(図示せず)との間でガラスパネル(図示せず)を挟持することにより、縦枠50を嵌め殺し窓の縦枠として用いることができ、縦枠50を開き窓と嵌め殺し窓とで兼用することが可能となる。
特許第3138856号公報
しかしながら、図15のような丁番52の取付け構造によると、丁番52の縦框側取付け板52bを取付ける見込み面51bの室内外方向の幅t1が狭いため、丁番52および縦框51の取付け強度を確保することが困難であるという問題点がある。また、丁番52の縦框側取付け板52bや間隔調整板54が室外側から見えるため、意匠面で劣るという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、丁番により障子を開閉可能に支持する建具において、障子や丁番の取付け強度が高くなり、意匠面でも優れた障子の支持構造を提供することを目的とする。
請求項1の障子の支持構造は、建物の開口部に固定する枠体の縦枠に、丁番を介して障子の縦框を取付けてなる障子の支持構造において、
前記縦框には前記縦枠の見込み方向室外側面と対向する突出部が設けられ、前記突出部の上下方向に沿って気密材が設けられ、
前記丁番は前記突出部の見付け方向に沿って配置されるアーム部を有しており、前記アーム部は前記突出部と、前記気密材の間に配置されることを特徴とする。
請求項2の障子の支持構造は、請求項1に記載の障子の支持構造において、
前記気密材は、前記突出部の室内側に設けた気密材取り付け溝に取付けられ、
前記アーム部は、前記気密材取付け溝に設けた凹部に挿入されていることを特徴とする。
請求項3の障子の支持構造は、請求項1または2に記載の障子の支持構造において、
前記縦枠の前記縦框に対向する見込み面に、嵌め殺し窓として構成する場合のガラスパネル固定用の押縁取付け溝を設け、
前記縦枠の室内側に、前記縦框の室内側の面を当接させると共に、嵌め殺し窓として構成する場合にガラスパネルの室内側面を当接させる気密材を嵌着する気密材取付け溝を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明の障子の支持構造は、丁番の縦框側アーム部を突出部の見付け方向に沿って配置すると共に、突出部と、気密材との間に配置したので、丁番の縦框側取付け部は、縦框の縦枠に対向する見込み面に取付けられるため、十分な取付け面積を確保でき、障子の丁番による取付け強度が確保できる。また、丁番の縦框に対する取付け部が外部から目視できないため、障子の丁番による取付け部の意匠性が向上する。
請求項2の発明の障子の支持構造は、縦框の突出部の室内側に設けた気密材取付け溝の一部に設けた凹部に、丁番の縦框側アーム部を挿入したので、高い気水密性が確保できる。
請求項3の発明によれば、縦枠の縦框に対向する見込み面に、嵌め殺し窓として構成する場合に用いるガラスパネル固定用の押縁の取付け溝を設け、また、縦枠の室内側に、縦框の室内側の面を当接させると共に、嵌め殺し窓として構成する場合にガラスパネルの室内側面を当接させる気密材を嵌着する気密材取付け溝を設けたので、縦枠を嵌め殺し窓用、あるいは嵌め殺し窓と開き窓との連窓に用いる縦枠として兼用でき、もって枠の製造ラインの共通化が可能となり、経済化が達成できる。
本発明を適用する建具の一例である開き窓を室内側から見た正面図である。 本発明の障子の支持構造の一実施の形態を示す図1の開き窓の横断面図である。 この開き窓の縦断面図である。 図2の一部拡大横断面図である。 (A)はこの実施の形態の丁番を示す斜視図、(B)はその一部分解平面図である。 この実施の形態の障子の支持構造を示す分解斜視図である。 この実施の形態の障子の支持構造を示す斜視図である。 この実施の形態の縦枠を用いて構成した嵌め殺し窓を示す横断面図である。 本発明の障子の支持構造の他の実施の形態を示す分解斜視図である。 図9の障子の支持構造を示す斜視図である。 本発明の障子の支持構造のさらに他の実施の形態を示す分解斜視図である。 図11の障子の支持構造を示す斜視図である。 本発明の障子の支持構造のさらに他の実施の形態を示す分解斜視図である。 図13の障子の支持構造を示す斜視図である。 従来の障子の支持構造を示す横断面図である。
図1は本発明を適用する建具の一例である開き窓を室内側から見た正面図、図2および図3はそれぞれ図1の横断面図、縦断面図である。これらの図において、1は建物の開口部に固定する枠体となる窓枠、2は障子であり、本実施の形態の建具は、勝手口やテラスへの出入り口に設けられる樹脂サッシでなる片開き窓を示している。窓枠1は合成樹脂製押出形材でなる左右の縦枠3,4と、合成樹脂製押出形材でなる上下の横枠5,6をそれぞれ接合部7において溶着により接合したものである。
障子2は、合成樹脂製押出形材でなる左右の縦框8,9と、合成樹脂製押出形材でなる上横框10と、下横框11とを接合部12において溶着より接合し、これらで組まれた枠内にガラスパネル13を組み込んで構成したものである。本実施の形態は、図2、図3に示すように、ガラスパネル13として3枚のガラスパネルを断熱性の高いガス層の密封構造で組み合わせたトリプルパネルにより構成した例を示す。図4において、14は障子2を一方の縦枠4に開閉可能に枢着する丁番である。
図2、図3において、15は窓の室内側、16は室外側である。17は窓枠1における障子2の受け面に設けた気密材である。この気密材17は、縦枠3,4、上横枠5および下横枠6の各室内側部分にそれぞれ設けた気密材取付け溝3a,4a,5a,6aに嵌着して窓枠1の4周に連続させ、両端を突き合わせて取付ける。
18は障子2における窓枠1に対する当接面に設けた気密材である。この気密材18を取付けるため、縦框8,9、上横框10および下横框11の室外側部分にそれぞれ見付け面の面内方向(図2、図3に矢印27で示す。)の外側に突出させて突出部8a,9a,10a,11aを設け、各突出部の室内側にそれぞれ気密材取付け溝8b,9b,10b,11bを設けており、気密材18は、これらの気密材取付け溝8b,9b,10b,11bに嵌着して、後述の構造により4周に連続させ、両端を突き合わせて取付ける。
19は障子2のガラスパネル13の4周における室内側の面と框8〜11との間の気水密性を保持する気密材であり、この気密材19は、縦框8,9、上横框10および下横框11の室内側の部分にそれぞれ設けた気密材取付け溝8c,9c,10c,11cに4周を連続させて設ける。20は障子2の框8〜11にガラスパネル13を固定する押縁であり、この押縁20は、縦框8,9、上横框10および下横枠11の室外側の部分に設けた押縁取付け溝8d,9d,10d,11dに嵌着し、押縁20によりガラスパネル13の室外側の面の4周に押し付けるようにして設ける。なお、前記気密材17〜19は弾性を有するゴムまたは合成樹脂製のものである。また、押縁20も少なくともガラスパネル13との接触部をゴムまたは合成樹脂製の弾性材により構成する。
23,24はグレモン錠のハンドルであり、これらのハンドル23,24は縦框8に室内側15、室外側16にそれぞれ突出させて取付ける。26はこれらのハンドル23,24の回動操作により上下動させる施錠用ロックピンであり、このロックピン26は、縦框8における見付け面の面内方向(図2に矢印27で示す。)の外側の面に上下動可能に取付ける。このロックピン26は、ハンドル23,24の回動操作により、縦框8の中央のホロー部8eに収容する操作力伝達機構(図示せず)を介して上下動させ、縦枠3に取付けた受け具28の溝28aに嵌合、離脱させ、これによりロック、ロック解除を行なうものである。
図4は図2の部分拡大断面図であり、本実施の形態の丁番14の取付け構造を示すものである。図5(A)は丁番14の斜視図、図5(B)はその一部分解平面図である。また、図6はこの丁番14による縦框9の縦枠4への取付け前の状態を示す分解斜視図、図7は取付け後の状態を示す斜視図である。
図5において、30は縦枠4への取付け部、31はこの取付け部30に対してほぼ直角に曲成して一体に形成されたアーム部、32はこのアーム部31に一体に設けられた軸である。33は縦框9への取付け部、34はこの取付け部33に対してほぼ直角に曲成して一体に形成されたアーム部、35はこのアーム部34の端部に形成された筒部である。この筒部35を軸32に対して回動可能に嵌合する。取付け部30,33には、それぞれ図4に示す取付け用のねじ36,37を通すねじ挿通孔30a,33aを有する。38は軸32と筒部35との嵌合部分を覆って雨水等の浸入を防ぐカバーとなる筒体である。
図4において、40は縦枠4のホロー部4b内に嵌合して設けた丁番取付け用の裏板であり、ねじ36を螺合するねじ孔を有するものである。丁番14の縦枠側取付け部30は、この取付け部30を縦枠4の室外側見付け面4cに当て、ねじ36を、ねじ挿通孔30aおよび縦枠4に設けたねじ挿通孔に通して裏板40に設けたねじ孔に螺合することにより、縦枠4に固定する。
図6に示すように、丁番14を縦框9に取付けるため、縦框9の気密材取付け溝9bの丁番取付け部を除去する。この実施の形態においては、この除去部(凹部)9fは、気密材取付け溝9bの底板部を含めて形成している。41はこの除去部9fに嵌める溝形成部品であり、縦框9の気密材取付け溝9bと同じ深さと幅の気密材取付け溝41aを有する。この溝形成部品41は、その裏面に、丁番14のアーム部34に嵌合する深さと上下幅の凹部41bを有する。
図4において、42は縦框9のホロー部9g内に嵌合して設けた鋼材でなる芯材であり、ねじ37で丁番14を縦框9に固定するための裏板となるものであり、丁番取付け用のねじ孔を有する。43は間隔調整板であり、この間隔調整板43は、必要に応じて取付け部33の取付け面、すなわち縦框9の縦枠4に対向する見込み面9hと取付け部33との間に設けるものである。この間隔調整板43は、取付け部33を縦框9に取付ける際に、取付け部33と見込み面9hとの間に挿入してねじ44により見込み面9hに取付けるものであり、図6に示すように、ねじ37を挿通するためのスリット43aを有する。
取付け部33の縦框9への取付けは、図7に示すように、アーム部34を縦框9の除去部9fに収容すると共に、溝形成部品41の裏面の凹部41bをアーム部34に嵌めて溝形成部品41を除去部9fに嵌める。そして取付け部33を縦框9の見込み面9hに当て、ねじ37を、取付け部33のねじ挿通孔33a、間隔調整板43のスリット43a、および縦框9に設けたねじ挿通孔9i(図6参照)に通して芯材42に設けたねじ孔に螺合し締結することにより、取付け部33の縦框9への取付けを行なう。
気密材18の取付けは、図7に示すように、縦框9の気密材取付け溝9bおよび溝形成部品41の気密材取付け溝41aに気密材18を嵌着することにより行なう。
この実施の形態においては、丁番14の縦框側取付け部33を、縦框9の縦枠4に対向する見込み面9hにねじ37により固定して取付けた構造を有するものであり、見込み面9hは室内外方向に十分な幅を確保できるため、取付け面積を確保でき、障子2の丁番14による取付け強度が確保できる。また、丁番14の縦框9に対する取付け部33やアーム部34が外部から目視できないため、障子2の丁番14による取付け部の意匠性が向上する。
また、この実施の形態においては、縦框9に設ける気密材取付け溝9bの除去部9fに、気密材取付け溝41aを有する溝形成部品41を嵌め込み、気密材取付け溝9bと溝形成部品41の気密材取付け溝41aに連続させて気密材18を嵌着したので、同じ気密材18が丁番取付け部でも連続することにより、高い気水密性を確保できる。
また、縦框9側に気密材18を取付け、この気密材18を、縦枠4の室外側見付け面4cに当接させる構造としたので、縦枠4の室外側見付け面4cをフラットな面とした気密構造が実現でき、気密構造が、縦枠4が嵌め殺し窓に用いられる縦枠や、嵌め殺し窓を開き窓との連窓として構成される縦枠にも適用可能な縦枠として構成する場合の障害とならない。
図8はこの実施の形態の縦枠4を用いて構成した嵌め殺し窓を示す横断面図である。この嵌め殺し窓は図2、図3に示した縦枠3,4、上横枠5および下横枠6は合成樹脂製押出形材でなるもので、これらの枠3〜6はすべて同じ断面形状を有して各隣接する枠を45度の傾斜した結合面で溶着して枠を構成するものである。ガラスパネル46をこれらの枠内に装着して構成したものである。ガラスパネル46は、その室内側の面を、縦枠3,4の室内側に設ける気密材取付け溝3a,4aに嵌着した気密材47に当て、室外側に縦枠3,4の互いに対向方向に向けて形成した溝3d,4dに装着する押縁48により固定して取付ける。このように、この実施の形態の縦枠4は、嵌め殺し窓用の枠として兼用することができるので、開き窓と嵌め殺し窓で枠の製造ラインを共通化することができ、経済化が達成できる。また、この縦枠4は、嵌め殺し窓と開き窓との連窓に用いる縦枠としても兼用できる。
図9は本発明の障子の支持構造の他の実施の形態を示す分解斜視図、図10は組立後の状態を示す斜視図である。この実施の形態においては、アーム部34に気密材取付け溝34aを設け、アーム部34を縦框9の除去部9fに挿入した状態において、縦框9の気密材取付け溝9bにアーム部34に設けた気密材取付け溝34aを連続させ、これらの気密材取付け溝9b,34aに気密材18を嵌着することにより、連続した気密材18が縦框9に取付けられるようにしたものである。この実施の形態においても、気密材18を丁番14の取付け部において連続させることができ、高い気密性を保つことができる。
図11は本発明の障子の支持構造のさらに他の実施の形態を示す分解斜視図、図12は組立後の状態を示す斜視図である。この実施の形態は、縦框9の気密材取付け溝9bの先端部分を、アーム部34の上下幅分だけアーム部34の厚みとほぼ同じ深さで除去し、この除去部(凹部)9jにアーム部34を挿入する。このようにアーム部34を除去部9jに挿入した状態においては、気密材取付け溝9bの除去部9j以外の表面とアーム部34の表面はほぼ同面をなす。
一方、気密材18の溝9bへの嵌合部18aを、アーム部34の上下幅分だけ除去する。そして気密材18の除去部18bを、気密材取付け溝9bの除去部9jに収容したアーム部34に嵌めて気密材18を気密材取付け溝9bに装着する。この実施の形態においても、気密材18を丁番14の取付け部において連続させた気密構造が実現できる。
図13は本発明の障子の支持構造のさらに他の実施の形態を示す分解斜視図、図14は組立後の状態を示す斜視図である。この実施の形態は、縦框9の気密材取付け溝9bの先端部分をアーム部34の上下幅分だけアーム部34の厚みとほぼ同じ深さで除去し、この除去部(凹部)9kにアーム部34を挿入する。また、アーム部34には、その上下全幅にわたってスポンジまたはゴム等の弾性材からなる気密材49を貼り付ける。この気密材49の厚さは、気密材18の嵌合部18a(図11参照)を除いた気密材としての弾性を有する部分の厚さとほぼ同じとする。
一方、気密材取付け溝9bに取付ける気密材18は、アーム部34の装着部で分断し、上下に分断した気密材18,18を、それぞれアーム部34の上下において、気密材取付け溝9bに嵌着する。このように、気密材取付け溝9bに取付ける気密材18以外の別部品でなる気密材49によっても気密構造を実現することができる。
以上本発明を実施の形態により説明したが、アーム部34を突出部9aに配置するために気密材取付け溝9bの一部を除去するのではなく、突出部9aに穴を設けてその穴にアーム部34を挿入することにより、アーム部34を配置するようにしてもよい。その他、本発明を実施する場合、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各部の構造と部品の組み合わせについて、種々の変更、付加が可能である。
1:窓枠、2:障子、3,4:縦枠、4c:室外側見付け面、5:上横枠、6:下横枠、7:接合部、8,9:縦框、8b,9b,10b,11b:気密材取付け溝、8d,9d,10d,11d:押縁取付け溝、9f,9j,9k:除去部、9h:見込み面、10:上横框、11:下横框、12:接合部、13:ガラスパネル、14:丁番、17,18,19:気密材、18b:除去部、20:押縁、30:縦枠への取付け部、31:アーム部、32:軸、33:縦框への取付け部、34:アーム部、35:筒部、36,37:ねじ、38:筒体、40:裏板、41:溝形成部品、42:芯材、43:間隔調整板、46:ガラスパネル、47:気密材、48:押縁、49:気密材

Claims (3)

  1. 建物の開口部に固定する枠体の縦枠に、丁番を介して障子の縦框を取付けてなる障子の支持構造において、
    前記縦框には前記縦枠の見込み方向室外側面と対向する突出部が設けられ、前記突出部の上下方向に沿って気密材が設けられ、
    前記丁番は前記突出部の見付け方向に沿って配置されるアーム部を有しており、前記アーム部は前記突出部と、前記気密材の間に配置されることを特徴とする障子の支持構造。
  2. 請求項1に記載の障子の支持構造において、
    前記気密材は、前記突出部の室内側に設けた気密材取り付け溝に取付けられ、
    前記アーム部は、前記気密材取付け溝に設けた凹部に挿入されていることを特徴とする障子の支持構造
  3. 請求項1または2に記載の障子の支持構造において、
    前記縦枠の前記縦框に対向する見込み面に、嵌め殺し窓として構成する場合のガラスパネル固定用の押縁取付け溝を設け、
    前記縦枠の室内側に、前記縦框の室内側の面を当接させると共に、嵌め殺し窓として構成する場合にガラスパネルの室内側面を当接させる気密材を嵌着する気密材取付け溝を設けた
    ことを特徴とする障子の支持構造
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