JP6173891B2 - 樹脂製建具 - Google Patents

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本発明は、住宅等の建物に設置される窓やドア等の樹脂製建具に関する。
窓やドア等の建具として、枠や框を合成樹脂製押出形材により製造した樹脂製建具は、断熱性が優れているため、寒冷地において多用され、また、省エネを目的として使用される。このような樹脂製建具は、ねじにより縦枠と横枠あるいは縦框と横框を結合すると、結合部における隙間の発生や使用期間の経過に伴うガタの発生により、気水密性が劣化するため、結合部を溶着により結合することが行なわれる。特に気水密性が重要視される寒冷地においては、溶着により結合するのが一般的である。
このような樹脂製建具において、例えば特許文献1に開示され、図14に引き違い窓の例について示すように、障子の下横框70と召し合せ框71の見付け面の面内方向の幅t1,t2が異なる(t1>t2)場合、45度に傾斜した接合部72において、広幅側の下横框70に接合されない部分70aが生じる。これらの框70,71は中空構造を有しており、下横框70の接合されない部分70aは開口されることとなる。なお、73,74はそれぞれ下横框70と召し合せ框71取付けた気密材、75はこれらの気密材73,74が無い空白領域に貼り付けた板状の気密材である。
特開2010−121342号公報
前述のように、図14に示す従来の構成においては、広幅側の框70の接合されない部分70aの端面は開口されるため、開口部からの空気や水の吹き込みにより、気水密性、断熱性が低下すると共に、意匠性が悪くなる。
本発明は、上記問題点に鑑み、互いに接合される縦横の框または枠の見付け面方向の幅が異なる建具において、気水密性、断熱性および意匠性を向上させることが可能となる構成の樹脂製建具を提供することを目的とする。
請求項1の樹脂製建具は、建物の開口部に固定する合成樹脂製押出形材でなる縦横の枠、および前記枠内に装着する障子の合成樹脂製押出形材でなる縦横の框を、それぞれ斜めの接合部で溶着した樹脂製建具において、
前記縦横の框のうち少なくとも1つの框の見付け面の面内方向の幅が他の框の見付け面の面内方向の幅より広く、
広幅である前記框と前記他の框が接合された状態で、広幅である前記框の一部は開口部を備え、
前記開口部を塞ぐコーナー部品を備え、
前記コーナー部品は広幅である前記框と前記他の框との接合部を覆うように設けられると共に、広幅である前記框から前記他の框へ傾斜した片を有することを特徴とする。
請求項2の樹脂製建具は、請求項1に記載の樹脂製建具において、
広幅である前記框に取付けられたコーナー部品に、前記枠に当接させる気密材を備えたことを特徴とする。
請求項3の樹脂製建具は、請求項2に記載の樹脂製建具において、
前記縦横の框に設けられ気密材と、前記コーナー部品に設けられた気密材とは連続することを特徴とする。
請求項4の樹脂製建具は、請求項1から3までのいずれか1項に記載の樹脂製建具において、
広幅である前記框は、錠のハンドルの操作力伝達機構を内部に収容するホロー部を有するあることを特徴とする。
請求項5の樹脂製建具は、請求項1から4までのいずれか1項に記載の樹脂製建具において、
広幅である前記框が縦框であり、
前記障子が室内外方向に開閉される構造を有し、
広幅である前記框の下端に設けられる前記コーナー部品に、障子を閉じる際に下横框に当接する傾斜面を有する下がり止めが設けられていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、広幅の框の端部の一部に形成された開口部を塞ぐコーナー部品設けたので、縦框と横框に幅に相違があっても、開口部からの空気や水の吹き込みが防止され、接合部における気水密性、断熱性を向上させることができると共に、意匠性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、コーナー部品に気密材を設けたので、コーナー部における框の枠との当接面における気水密性、断熱性を確保することができる。
請求項3の発明によればコーナー部において気密材を連続させることができるため、框枠との当接面における気水密性、断熱性を高めることができる。また、コーナー部において気密材を連続させることができるため、コーナー部において、別体の気密材を貼り付ける必要がなくなり、気密材の取付け工数を削減できる。
請求項4の発明によれば、広幅の框のホロー部により、錠のハンドルの操作力伝達機構を内部に収容する広さが確保できる
請求項5の発明によれば、縦框の下端に取付けるコーナー部品に下がり止めを設けたので、コーナー部品に下がり止め機能を持たせることができ、別設の下がり止め部品が不要となり、その取付け工程も削減できる。
本発明の樹脂製建具の一実施の形態を室内側から見た正面図である。 図1の樹脂製建具の障子を室内側から見た正面図である。 本実施の形態の樹脂製建具の横断面図である。 本実施の形態の樹脂製建具の縦断面図である。 (A),(B)はそれぞれ本実施の形態の縦框の上端部、下端部を示す斜視図である。 (A),(B)はそれぞれ本実施の形態の上横框、下横框を示す斜視図である。 (A)〜(D)は、本実施の形態の縦框の上端部に取付けるコーナー部品を室内側から見た斜視図であり、(A)は斜め左上側、(B)は左下側、(C)は右下側、(D)は右上側からそれぞれ見たものである。 本実施の形態の縦框と上横框との接合部の構造を示す正面図である。 本実施の形態の障子の縦框にコーナー部品を取付けた状態で示す斜視図である。 本実施の形態の障子の縦框と上下の横框との接合部をーナー部品を取付けた状態で示す正面図である。 本実施の形態の障子の縦框と上下の横框との接合部をーナー部品を取付けた状態で示す縦断面図である。 (A)〜(D)は、本実施の形態の縦框の下端部に取付けるコーナー部品を室内側から見た斜視図であり、(A)は斜め右上側、(B)は左下側、(C)は左上側、(D)は右下側からそれぞれ見たものである。 本実施の形態において、縦框の下端部にコーナー部品を取付けた状態を示す斜視図である。 従来の広幅側框と狭幅側框との接合部を室内側から見た図である。
図1は本発明の樹脂製建具の一実施の形態を室内側から示す正面図、図2はその障子を示す正面図、図3および図4はそれぞれ図1の横断面図、縦断面図である。これらの図において、1は窓枠、2は障子であり、本実施の形態の建具は、勝手口やテラスへの出入り口に設けられる片開き窓を示している。窓枠1は左右の縦枠3,4と上下の横枠5,6をそれぞれ接合部7において溶着により接合したものである。
障子2は、左右の縦框8,9と、上横框10と、下横框11とを接合部12において溶着より接合し、これらで組まれた枠内にガラスパネル13を組み込んで構成したものである。本実施の形態は、図3、図4に示すように、ガラスパネル13として3枚のガラスパネルを断熱性の高いガス層の密封構造で組み合わせたトリプルパネルにより構成した例を示す。図4において、14は障子2を一方の縦枠4に開閉可能に枢着する丁番である。
図3、図4において、15は窓の室内側、16は室外側である。17は窓枠1における障子2の受け面に設けた気密材である。この気密材17は、縦枠3,4、上横枠5および下横枠6の各室内側部分にそれぞれ設けた気密材取付け溝3a,4a,5a,6aに嵌着して窓枠1の4周に連続させ、両端を突き合わせて取付ける。
18は障子2における窓枠1に対する当接面に設けた気密材である。この気密材18を取付けるため、縦框8,9、上横框10および下横框11の室外側部分にそれぞれ見付け面の面内方向(図3、図4に矢印27で示す。)の外側に突出させて突出部8a,9a,10a,11aを設け、各突出部の室内側にそれぞれ気密材取付け溝8b,9b,10b,11bを設けており、気密材18は、これらの気密材取付け溝8b,9b,10b,11bに嵌着して、後述の構造により4周に連続させ、両端を突き合わせて取付ける。
19は障子2のガラスパネル13の4周における室内側の面と框8〜11との間の気水密性を保持する気密材であり、この気密材19は、縦框8,9、上横框10および下横框11の室内側の部分にそれぞれ設けた気密材取付け溝8c,9c,10c,11cに4周を連続させて設ける。20は障子2の框8〜11にガラスパネル13を固定する押縁であり、この押縁20は、縦框8,9、上横框10および下横枠11の室外側の部分に設けた押縁取付け溝8d,9d,10d,11dに嵌着し、押縁20によりガラスパネル13の室外側の面の4周に押し付けるようにして設ける。
23,24はグレモン錠のハンドルであり、これらのハンドル23,24は縦框8(第1部材)に室内側15、室外側16にそれぞれ突出させて取付ける。26はこれらのハンドル23,24の回動操作により上下動させる施錠用ロックピンであり、このロックピン26は、縦框8における見付け面の面内方向(図3に矢印27で示す。)の外側の面に上下動可能に取付ける。このロックピン26は、ハンドル23,24の回動操作により、縦框8の中央のホロー部8eに収容する操作力伝達機構(図示せず)を介して上下動させ、縦枠3に取付けた受け具28の溝28aに嵌合、離脱させ、これによりロック、ロック解除を行なうものである。
図3に示すように、グレモン錠のハンドル23,24を取付ける縦框8の見付け面の面内方向の幅t3は、丁番14側の縦框9の見付け面の面内方向の幅t4より広幅(t3>t4)に構成される。このように、グレモン錠を取付ける縦框8側の幅t3を幅広に構成する理由は、ハンドル23,24の操作力伝達機構を収容するホロー部8eを広幅を必要とするからである。丁番14側の縦框9と上横框(第2部材)10と下横框(第2部材)11の見付け面の面内方向の幅はいずれもt4で等しく構成され、グレモン錠を取付ける縦框8より狭幅である(図2参照)。
なお、グレモン錠のハンドル23,24を取付ける縦框8に他の框9〜11の幅を合わせて構成することも考えられるが、縦框8のみを幅広にしているのは、断熱性を考慮した場合、ガラスパネル13による断熱性の方が樹脂製の框8〜11に比較して高い断熱性が得られることから、なるべく框9〜11の幅を薄く、ガラスパネル13を広く構成するためである。
図5(A),(B)はそれぞれ本実施の形態の縦框の上端部、下端部を示す斜視図、図6(A),(B)はそれぞれ本実施の形態の上横框、下横框を示す斜視図、図7(A)〜(D)は、本実施の形態の縦框の上端部に取付けるコーナー部品を室内側から見た斜視図であり、(A)は斜め左上側、(B)は左下側、(C)は右下側、(D)は右上側からそれぞれ見たものである。図8は本実施の形態の縦框と上横框との接合部の構造を示す正面図、図9は本実施の形態の障子の縦框にコーナー部品を取付けた状態で示す斜視図、図10は本実施の形態の障子の縦框と上下の横框との接合部をコーナー部品を取付けた状態で示す正面図、図11はその縦断面図である。
図5(A)、図6(A)、図8において、8fは縦框8の上端に設けた傾斜した接合面、10fは上横框10の端部に接合面8fに溶着する傾斜した接合面である。図8から分かるように、縦框8と上横框10とを例えば45度に傾斜した接合部8f,10fで接合した場合、縦框8の幅が上横框10の幅より広いため、縦框8の上端部の一部、すなわち上横框10との接合部との反対側が開口される。縦框8の下端部についても同様に一部が開口される。
このような開口部を塞ぐコーナー部品30を取付けるため、図5(A)、図8に示すように、縦框8の上端部を、室外側板状部8gを残して、上横框10の気密材取付け溝10bの見付け面の面内方向の幅、すなわち上下幅t6より長い上下の長さt5の範囲(t5>t6)にわたって除去する。これにより、縦框8の上面に、図7に示すコーナー部品30の室内側蓋板部30aの下面30bを当接させる水平の当接面8hと、室外側部分の下面30cを当接させる水平の当接面8iを形成する。本実施の形態においては、当接面8h,8iを、上横框10の上板部10gの上面に一致させて設けている。
図7(A)〜(D)において、30dはコーナー部品30の気密材取付け溝であり、この気密材取付け溝30dはL字形をなし、後述のコーナー部品30の縦框8への取付け構造により取付けた状態において、図11に示すように、気密材装着溝30dの一端は縦框8の気密材取付け溝8bに連続し、他端を上横框10の気密材取付け溝10bに連続するように構成する。
コーナー部品30には、下方に突出する突出部30e,30f,30gを形成する。これらの突出部30e,30f,30gは、それぞれ、図5(A)に示す縦框8のホロー部8j,8k,8mに嵌合して縦框8に対する位置決めをして縦框8に取付けるために設けるものである。
コーナー部品30の室内外方向の中央部に、縦框8の中央のホロー部8e内の外側縦板部8nの内面に当接させるコ字形の水平断面の取付け部30hを形成し、この取付け部30hに取付けねじ31(図5(A)参照)をねじ込む取付け孔30iを設ける。また、この取付け部30hの上部には、上横框10側に傾斜した水抜き片30jを形成する。30mは縦框8と上横框10の上板部10gとの溶着部に残留するバリを覆うカバー部である。図5(A)に示すように、縦框8のホロー部8eの外側縦板部8nにおける室内外方向の中央部の上端に、コーナー部品30を取付けるための溝部8pを切除により形成する。
図6(A)、図8において、10hは上横框10の気密材取付け溝10bの端部を、気密材取付け溝10bの底面部を残して垂直に切断した切断面、10iはこの切断面10hより縦框8側に設けられ、室外側の縦板部10jを残して垂直に切断した切断面である。図8に示すように、切断面10hは、コーナー部品30に対する水平の当接面8hの上横框10側の端部32よりt7に示す距離だけ上横框10側に寄せて形成する。これは互いに溶着した縦框8と上横框10との結合部のコーナー部にコーナー部品30を嵌め込む際に、気密材取付け溝10bがコーナー部品30の嵌着の障害とならず、かつ図11に示すように、コーナー部品30の気密材取付け溝30dの端部を上横框10の気密材取付け溝10bに連続するように対向させるためである。同様に、上横框10の上方への突出部10aの端部に設ける切断面10iも、コーナー部品30の縦框8への嵌着の際の障害とならないようにするために形成する。
縦框8と上横框10との結合の前に、縦框8には予め45度の接合面8f以外に、当接面8h,8i、溝部8pを形成しておき、また、上横框10にも45度の接合面10f以外に切断面10h,10iを形成しておく。そして、両框8,10の接合の際には、例えば接合面8f,10f間に加熱した金属板(図示せず)を介在させておき、その後金属板を外して相互の接合面8f,10f間を溶着する等の方法で縦框8と上横框10とを接合する。
その後、図9、図11に示すように、コーナー部品30を縦框8に取付けて縦框8と上横框10との間のコーナー部に取付けて縦框8の開口部を覆うと共に、縦框8と上横框10との接合部を覆う。コーナー部品30の取付けは、図7に示すコーナー部品30の突起部30e,30f,30gをそれぞれ図5(A)に示すホロー部8j,8k,8mに嵌合し、図10、図11に示すように、取付け部30hを縦框8の縦板部8nの内面に当て、コーナー部品30の下面30b,30cをそれぞれ縦框8の端部の当接面8h,8iに当て、取付けねじ31を縦板部8nに設けた貫通孔8qに挿通してコーナー部品30の取付け孔30iに食い込ませてねじ込むことにより行なう。
このようにコーナー部品30を取付けた状態においては、図11に示すように、縦框8の気密材取付け溝8bと上横框10の気密材取付け溝10bとは、コーナー部品30のL字形をなす気密材取付け溝30dにより連続する。このため、これらの気密材取付け溝8b,30d,10bに気密材18を連続させて嵌め込むことができる。
また、図9、図11に示すように、上横框10の上板部10gの上に流入した雨水は、矢印34で示すように、上板部10gの端部から水抜き片30jに沿って流下し、ホロー部8eの外側に流下するので、ハンドルの操作力伝達機構を収容するホロー部8e内に流下しない。
また、図11に示すように、上横框10の上板部10gの端部の一部は、コーナー部品30に設けたカバー部30mにより覆われるため、この上板部10gにおけるバリ35の除去作業が不要となる。なお、横框10,11との見付け面に残るバリは、外観向上のために除去する。
図12は縦框8の下端部と下横框11との間のコーナー部に設けるコーナー部品30Xを示す。このコーナー部品30Xは、図4に示すように、障子2を閉じる際に下横枠6の室外側の障子受け部6bの上端に当接して障子2の下がりを防止する下がり止め33を設けたものである。この下がり止め33は、障子2を閉じる際に障子受け部6bに当接して室内側に移動する際に、障子2を浮き上がらせるための傾斜面33aを有する。この下がり止め33はコーナー部品30Xと一体に設けてもよく、別体に設けてコーナー部品30Xに組み込むようにしてもよい。
コーナー部品30Xの下がり止め33以外の部分の構成は、縦框8の上端に取付けるコーナー部品30と対象形に構成する。図12において、図7と同じ符号は同じ機能を発揮する部分である。図5(B)に示す縦框8の下端部について符号8a〜8qで示す部分は、図5(A)の同符号と同じまたは等価機能を発揮する部分である。また、図6(B)に示す下横框11について符号11a〜11gで示す部分は、図6(A)の10a〜10gに対応する部分である。
図13はコーナー部品30Xを縦框8と下横框11との間のコーナー部に取付けた状態を示す斜視図である。このコーナー部品30Xの取付けにおいては、前述したように、図12に示すコーナー部品30Xの突起部30e,30f,30gをそれぞれ図5(B)に示すホロー部8j,8k,8mに嵌合し、取付け部30hを図11に示すように、縦框8の縦板部8nの内面に当て、取付けねじ31を縦板部8nに設けた貫通孔8qに挿通してコーナー部品30の取付け孔30iに食い込ませてねじ込むことにより行なう。コーナー部品30Xの面30b,30cをそれぞれ縦框8の端部の当接面8h,8iに当てることも前記コーナー部品30の場合と同様である。下がり止め33は、その上面を下横框11の下板部11gの下面に当接させる。
このように、本実施の形態においては、広幅側の框である縦框8の上端部、下端部の開口部をコーナー部品30,30Xにより覆ったので、開口部からの空気や水の吹き込みが防止され、気水密性、断熱性を向上させることができると共に、意匠性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、縦框8の上下端部の、狭幅側の框である横框10,11の端部に接合された部分の近傍を除去し、その除去部分にコーナー部品30,30Xを取付け、そのコーナー部品30,30Xに縦框8と、横框10,11との間を中継する気密材取付け溝30dを設けることにより、気密材18を設けたので、気水密性、断熱性を確保することができる。
その上、本実施の形態においては、框の接合部分であるコーナー部において、気密材18を連続的に装着するように構成したので、縦框8と横框10,11の幅に相違があっても、接合部において気密材を連続させることができる。このため、気水密性、断熱性を向上させることができる。また、コーナー部において気密材を連続させることができるため、コーナー部において、別体の気密材を貼り付ける必要がなくなり、気密材18の取付け工数を削減できる。
また、本実施の形態においては、コーナー部品30に、錠のハンドル23,24の操作力伝達機構を収容する縦框のホロー部8eの外側に雨水を導く水抜き片30jを設けたので、上横框10上に溜まる雨水が錠のハンドルの操作力伝達機構を収容するホロー部8eに浸入することが防止され、雨水による操作力伝達機構の錆びつきを防止することができる。また、コーナー部品30に水抜き片30jを設けたので、コーナー部品30を縦框8に取付けることによって水抜き機構が実現でき、水抜きのための別部品を必要とせず、水抜き部品を取付けるための工程も必要としない。
また、本実施の形態においては、縦框8の下端に取付けるコーナー部品30Xに下がり止め33を設けたので、コーナー部品30Xに下がり止め機能を持たせることができ、別設の下がり止め部品が不要となり、その取付け工程も削減できる。
本発明の構造は、開き窓以外に、辷り出し窓や引き違い窓あるいは片引き窓あるいはこれらの同様の構成の戸にも適用できる。また、障子のみならず、窓枠においても、縦横の枠の見付け面の面内方向の幅が異なる樹脂製窓や戸にも適用できる。また、本発明を実施する場合、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、枠や障子の具体的構成や加熱発泡材や断熱材の取付け構造等について、種々の変更、付加が可能である。
1:窓枠、2:障子、3,4:縦枠、5,6:横枠、7:接合部、8:縦框(第1部材)、9:縦框(第2部材)、10,11:横框、12:接合部、13:ガラスパネル、14:丁番、17〜19:気密材、8a〜11a:突出部、8b〜11b、8c〜11c:気密材取付け溝、8d〜11d:押縁取付け溝、20:押縁、23,24:ハンドル、26:ロックピン、28:受け具、30,30X:コーナー部品、30d:気密材取付け溝、30j:水抜き片、31:取付けねじ、33:下がり止め

Claims (5)

  1. 建物の開口部に固定する合成樹脂製押出形材でなる縦横の枠、および前記枠内に装着する障子の合成樹脂製押出形材でなる縦横の框を、それぞれ斜めの接合部で溶着した樹脂製建具において、
    前記縦横の框のうち少なくとも1つの框の見付け面の面内方向の幅が他の框の見付け面の面内方向の幅より広く、
    広幅である前記框と前記他の框が接合された状態で、広幅である前記框の一部は開口部を備え、
    前記開口部を塞ぐコーナー部品を備え、
    前記コーナー部品は広幅である前記框と前記他の框との接合部を覆うように設けられると共に、広幅である前記框から前記他の框へ傾斜した片を有することを特徴とする樹脂製建具。
  2. 請求項1に記載の樹脂製建具において、
    広幅である前記框に取付けられたコーナー部品に、前記枠に当接させる気密材を備えたことを特徴とする樹脂製建具。
  3. 請求項2に記載の樹脂製建具において、
    前記縦横の框に設けられ気密材と、前記コーナー部品に設けられた気密材とは連続することを特徴とする樹脂製建具。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の樹脂製建具において、
    広幅である前記框は、錠のハンドルの操作力伝達機構を内部に収容するホロー部を有するあることを特徴とする樹脂製建具。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の樹脂製建具において、
    広幅である前記框が縦框であり、
    前記障子が室内外方向に開閉される構造を有し、
    広幅である前記框の下端に設けられる前記コーナー部品に、障子を閉じる際に下横框に当接する傾斜面を有する下がり止めが設けられていることを特徴とする樹脂製建具。
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