JP6669697B2 - 間仕切パネル - Google Patents

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本発明は、室内空間を仕切る間仕切パネルに関する。
移動間仕切装置は、オフィスや会議室、ホテルの催事会場等を、天井と床とに亘る上下寸法を有する複数枚の間仕切パネルの端縁部同士を連結することで、天井面に配設されたレール位置に応じて、幾つかの所定サイズの区画スペース(部屋)に仕切るために用いられる。従来の移動間仕切装置を構成する間仕切パネルとしては、例えば本出願人が提案した特許文献1に記載されているように、仕切られた両室間の内部を、間仕切パネルを通して互いに透視することができる、前後に間隔をおいて対向配置された一対の透光性のパネル板を有し、天井の下面に固着したレールに沿って移動するランナに、吊りボルトをもって吊支され、下端が床の床面に近接した状態で移動できるように構成するのが一般的である。
このような間仕切パネルは、通常、工場においてパネル板を作業台の上に寝かせた状態で、パネル板の各辺に縦杆(縦枠)、横杆(横枠)を取り付けることで組み立てられる。
遮音特性を向上させる等の観点から、フレームの前後両側のそれぞれに、間隔をおいた対向配置状態で一対のパネル板が取り付けられ、フレームおよび一対のパネル板によって区画された内部空間が形成される。
ところで、組立て作業時に間仕切パネルを構成する部材には、組立て場所において浮遊している塵埃物質等の微小な異物が付着することがある。この付着した異物は、間仕切パネルの組立前に完全に除去することは難しく、間仕切パネルを起立させて設置場所に設置した後、時間の経過とともに、または複数枚の間仕切パネルの連結時の接触による衝撃により落下して、上記の内部空間において、特に間仕切パネルの下横枠の上面部に堆積しやすい。堆積した異物は、間仕切パネルの外部から視認できる位置に存在するため、使用時に、間仕切パネル、ひいては移動間仕切装置全体の美観を損なう場合があった。間仕切パネルの内部空間に堆積した異物を除去するための従来の手段としては、間仕切パネルを設置場所から取り外して解体した上で除去するしかなく、このような除去作業は、作業効率が悪いため、特に大型の間仕切パネルの場合に行なうことは現実的ではない。
特許第4981582号公報
本発明の目的は、解体せずに、内部空間に存在するごみや埃等の異物を、透光性パネル板から見えない位置に簡便に移動させることができる間仕切パネルを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)間隔をおいて対向配置される一対の透光性パネル板と、前記一対の透光性パネル板の上下端縁部のそれぞれを連結する一対の上横枠と下横枠と、を備える間仕切パネルであって、
前記下横枠の上面部は、異物落下用の略丸形状の孔が長手方向および短手方向に多数形成された多孔板によって構成されており、
前記孔は前記下横枠の上面部の下方の空間に連通するものであり、前記下横枠の上面部に落下してきた異物は、前記孔を通って前記空間に落下することを特徴とする間仕切パネル。
本発明の要旨構成による効果は以下の通りである。
(1)の構成による効果
本発明によれば、間隔をおいて対向配置される一対の透光性パネル板と、前記一対の透光性パネル板の上下端縁部のそれぞれを連結する一対の上横枠と下横枠と、を備える間仕切パネルであって、前記下横枠の上面部には、孔が形成されているため、前記間仕切パネルは、解体することなく、間仕切パネルの内部空間に存在するごみや埃等の異物を、前記透光性パネル板から見えない位置に移動させることができ、もって移動間仕切装置の美観を向上させることができる。
図1は、本発明に従う代表的な移動間仕切装置の概略図である。 図2は、本発明の移動間仕切装置を構成する間仕切パネルの概略的な分解斜視図である。 図3は、本発明の移動間仕切装置の一実施形態を示すものであって、図1に示す四角形の破線で囲んだ領域を拡大して示した部分拡大斜視図である。 図4(a)、(b)は、図3に示した間仕切パネルの枠体の縦枠を、第1開口部位置で切断したときの横断面図であって、図4(a)は、第1 開口部が閉鎖部材によって閉鎖される前の状態を閉鎖部材とともに示し、また、図4(b)は、第1開口部が閉鎖部材によって閉鎖された後に、隣接する間仕切パネル同士が連結されている状態で示す。 図5(a)、(b)は、間仕切パネルの縦枠の下側部分を外側から拡大して眺めたときの斜視図であって、図5(a)は、第1開口部が閉鎖部材によって閉鎖される直前の状態を示し、また、図5(b)は、第1開口部が閉鎖部材によって閉鎖された状態を示す斜視図である。 図6は、本発明の移動間仕切装置の別の実施形態を示したものであって、図3と同様な領域を拡大して示した部分拡大斜視図である。 図7は、本発明の移動間仕切装置のさらに別の実施形態を示すものであって、図3と同様な領域を拡大して示した部分拡大斜視図である。
次に、本発明に従う移動間仕切装置の実施形態について、図面を参照しながら以下で説明する。
図1は、本発明の移動間仕切装置10の要部を示したものであって、具体的には、3枚の間仕切パネル12、12、12が示されていて、それらのうち、2枚の間仕切パネル12、12が連結された状態、残り1枚の間仕切パネル12が連結される前の状態として示されている。また、図2は、間仕切パネル12を、パネル板14および枠体16のそれぞれに分解して斜視的に示すものであり、図3は、本発明の移動間仕切装置の一実施形態を示すものであり、特に図1に示した四角形の破線で囲んだ領域Lを拡大して斜視的に示すものであり、図4(a)、(b)は、図3に示した間仕切パネル12の枠体16を開口部38の位置で断面して示すものであり、図4(a)が、開口部38が閉鎖部材40によって閉鎖される前の1枚の間仕切パネル12を示すものであり、図4(b)が、開口部38が閉鎖部材40によって閉鎖され、連結された状態の間仕切パネル12、12を示すものであり、図5(a)、(b)は、間仕切パネル12を外側から斜視的に示すものであり、図5(a)が、開口部38が閉鎖部材40によって閉鎖される直前の間仕切パネル12を示すものであり、図5(b)が、開口部38が閉鎖部材40によって閉鎖された後の間仕切パネル12を示すものである。
移動間仕切装置10は、オフィスや大会場、会議室等の室内空間を、天井Cと床面Fとに亘る上下寸法を有する複数枚の間仕切パネルの端縁部同士を連結することで、天井面Cに配設されたレール位置に応じて、幾つかの所定サイズの区画スペース(部屋)に仕切るために用いられる。図1に示すように、移動間仕切装置10は、室内空間の天井面Cに配設されたレールRに吊支され、レールRに沿って移動する複数の間仕切パネル12を分離可能に連結して室内空間を仕切ることができる。なお、説明の便宜上、図1に示されている移動間仕切装置10の、延在方向(仕切り方向)Xを左右方向、高さ方向Yを上下方向、そして、厚さ(仕切り幅)方向Zを前後方向と定義する。
間仕切パネル12は、間隔をおいて対向配置される一対(2枚)のパネル板14、14と、これら一対のパネル板14、14の端縁部同士を連結するとともに保持する枠体16とを具えている。
一対のパネル板14、14のうちの少なくとも一方のパネル板が、透光性材料からなる透光性パネル板である。ここで「透光性パネル板」とは、例えばガラス板のような常時、室内空間を透視可能なパネル板であってもよく、また、透視可能状態と透視不可能状態とを切換可能とした、光の透過率が可変なパネル板であってもよい。一対のパネル板14、14はそれぞれ同じ形状である。図示の間仕切パネル12においては、両パネル板14、14が、常時、室内空間を透視可能なパネル板になっているが、少なくとも一方のパネル板14が、上記の「透光性パネル板」であればよく、他方のパネル板14は、透視不可能な、例えばアルミニウムやスチール等の金属や木材および合成樹脂等から形成されているパネル板であってもよい。
図2に示すように、枠体16は、一対のパネル板14、14の左右側端縁部のそれぞれに取り付けられて、左右側端縁部のそれぞれを連結する一対の左右縦枠18、19と、一対のパネル板14、14の上下端縁部のそれぞれに取り付けられて、上下端縁部をそれぞれ連結する一対の上下横枠20、21とを連結することで形成することができる。つまり、枠体16は、2枚のパネル板14、14の左側端縁部同士を連結する左縦枠18および右側端縁部同士を連結する右縦枠19と、2枚のパネル板14、14の上端縁部同士を連結する上横枠20および下端縁部同士を連結する下横枠21とを具える。左右縦枠18、19は、その上端部において上横枠20により連結されていて、また、下端部において下横枠21により連結されている。左右縦枠18、19および上下横枠20、21は、所定の接続具(図示せず)を介して連結される。なお、枠体16の材質は、特に限定しないが、アルミニウム合金、スチール等の金属材料、木材や合成樹脂等であってもよい。
右縦枠19は、図2において、一対のパネル板14、14の各右端縁部にそれぞれ取り付けられる一対の枠部材22、22と、これら一対の枠部材22、22を互いに連結する、断面が内向きU字状をなす連結部材24と、隣接する間仕切パネル12の側端部が嵌め込まれて連結されるような外面形状を有する、断面が外向きU字状をなす凹状部材26とを具えている。また、左縦枠18は、凹状部材26の代わりに凸状部材27を具えている以外は、右縦枠19と同様の構成を有している。
枠部材22は、緩衝材であるガスケット30(図4参照)を介して各パネル板14の長手方向に延在する端縁に取り付けられる。各枠部材22、22は、連結部材24にねじ締結されることで互いに連結される。この連結により、一対のパネル板14、14は互いに離間した状態において枠体16の前後両側に保持されるようになる(図4参照)。
凹状部材26はそれぞれ、図4(a)、(b)に示すように、パネル板14、14の前後一対の枠部材22、22の間において、間仕切パネル12の左右方向外側を向く各枠部材22の面に取り付けられている。凹状部材26が、図4(b)に示すように、隣接する他の間仕切パネル12の左側に取り付けられている凸状部材27に係合すると、隣接する間仕切パネル12、12同士は互いに連結される。換言すると、凸状部材27は、隣接する他の間仕切パネル12の右側に取り付けられている凹状部材26に係合して、隣接する間仕切パネル12、12同士を互いに連結する。
図2に示すように、上横枠20は、パネル板14の短手方向の端縁に取り付けられる枠部材32と、断面が外向きU字状をなす空間形成部材34と、間仕切パネル12の上端と天井Cとの間の間隙を塞ぐ閉塞部材36とを具える。また、下横枠21は、パネル板14の短手方向の端縁に取り付けられる枠部材32と、断面が外向きU字状をなす空間形成部材35と、間仕切パネル12の下端と床面Fとの間の間隙を塞ぐ閉塞部材37とを具えている。
各空間形成部材34、35は、その内部に閉塞部材36、37をそれぞれ収容している。閉塞部材36は、空間形成部材34から天井面Cに向けてせり出し可能であり、閉塞部材37は、空間形成部材35から床面Fに向けてせり出し可能である。各空間形成部材34、35は、一対のパネル板14、14の間に介挿されて、間仕切パネル12の上側の空間形成部材34は上方に向けて開口し、下側の空間形成部材35は下方に向けて開口している。上側の空間形成部材34には、レールR上を走行するローラ(図示せず)を一方端に有する吊支部材33(図1 参照)の他方端が固定されており、間仕切パネル12がレールRに対して吊支されるようになっている。
一対のパネル板14、14と枠体16の連結によって、閉鎖された内部空間15が区画形成される。具体的には、間仕切パネル12の内部空間15は、間仕切パネル12の前後両側に取り付けられる各パネル板14と、周縁を取り囲む左右縦枠18、19および上下横枠20、21とによって区画形成される。より具体的には、内部空間15は、左右縦枠18、19の枠部材22、22、上横枠20の空間形成部材34の高さ方向Yにおいて下方を向く下面部、及び下横枠21の空間形成部材35の高さ方向Yにおいて上方を向く上面部によって区画形成される。
そして、本発明の構成上の主な特徴は、枠体16の構造の適正化を図ることにあり、より具体的には、天井面Cに配設されたレールRに吊支され、レールRに沿って移動する複数の間仕切パネル12、12、・・を分離可能に連結して室内空間を仕切る移動間仕切装置10であって、間仕切パネル12は、間隔をおいて対向配置される一対のパネル板14、14と、一対のパネル板14、14の左右側端縁部のそれぞれを連結する一対の左右縦枠18、19、及び前記一対のパネル板14、14の上下端縁部のそれぞれを連結する一対の上下横枠20、21で構成される枠体16とを具え、一対のパネル板14、14および枠体16の連結によって、閉鎖された内部空間15が区画形成され、一対のパネル板14、14のうちの少なくとも一方のパネル板14が、透光性パネル板14であり、間仕切パネル12が、解体することなく、枠体16に、内部空間15に存在するごみや埃等の異物を、透光性パネル板14から見えない位置に移動可能にする特定部分を形成してなることにあり、この構成を採用することによって、間仕切パネル12の内部空間15における異物を、一度組み立てた間仕切パネル12を取り外して各構成部材に解体することなく、透光性パネル板14から見えない位置に除去することができるので、間仕切パネル12の異物除去に関する作業負担を軽減することができるとともに、間仕切パネル12の美観、ひいては移動間仕切装置10全体の美観を向上させることができる。
間仕切パネル12の内部空間15における異物の除去を可能にする枠体16の具体的な一実施形態としては、図3に示すように、上記の特定部分が、一対の左右縦枠18、19のうちの少なくとも一方の縦枠19の、下横枠21側の部分に形成され、内部空間15を間仕切パネル12の外部空間に連通可能にする方向に貫通させた閉鎖可能な第1開口部38であることが好ましい。より具体的には、図4(a)に示すように、第1開口部38は、内部空間15と間仕切パネル12の外部空間とが連通するように、右縦枠19の、内部空間15を臨む、一対の枠部材22、22により形成される面23、連結部材24および凹状部材26をそれぞれ貫通している開口からなる。各枠部材22の同じ位置には、凹部39が形成されている。枠部材22、22において第1 開口部38は、各枠部材22の凹部39が接続して第1開口部38を形成するように、2つの枠部材22、22を互いに連結することにより形成されている。
間仕切パネル12の設置、つまり間仕切パネル12を室内空間の高さ方向Yに立設すると、間仕切パネル12の組立て時に間仕切パネル12の各部材に付着した異物、または完全に除去しきれなかった異物が落下して、間仕切パネル12の下方、特に内部空間15を区画する下横枠21の上面部、図2では空間形成部材35の上面部35aに堆積することがある。図3に示す実施形態のように、1つの第1開口部38を右縦枠19の一対の枠部材22、22の、下横枠21の近くに位置するように形成することにより、下側の空間形成部材35の上面部35aに堆積した異物を簡単に除去することができるようになる。なお、異物の落下は、時間の経過とともに自然に落下する場合や、または間仕切パネル12、12同士の連結時の衝撃により落下することが想定される。
図4に示すように、移動間仕切装置10が、第1開口部38を閉鎖可能な閉鎖部材40を有していることが好ましい。異物除去の作業時に閉鎖部材40は、図4(a)に示すように、第1開口部38から取り外しておくことができ、通常使用時(連結時)には、図4(b)に示すように、第1開口部38を閉鎖することができる。閉鎖部材40によって第1開口部38を閉鎖することにより、間仕切パネル12の外部空間から内部空間15への異物の侵入を防止するとともに、遮音特性を向上させ、加えて外観(見栄え)も向上させることができる。
閉鎖部材40は、図5(a)に示すように、第1開口部38を閉鎖する閉鎖部42と、凹状部材26との連結のための鍔部44とを有してなる。閉鎖部42は、第1開口部38の形状に対応した形状を有している。閉鎖部材40を用いて第1開口部38を閉鎖した場合、閉鎖部42の内部空間15に面する先端表面43は、図4(b)に示すように、枠部材22の、内部空間15を臨む面23と面一をなして内部空間15を画成することが好ましく、また、この先端表面43を、内部空間15を区画形成する他の部分と同じ色彩に統一することが好ましく、このようにすることで、間仕切パネル12の美観を損ねることはない。
図5(a)に示すように、鍔部44には、2つの貫通孔46、46が形成されている。これらの貫通孔46、46には、例えばねじのような締結具48、48が挿入される。凹状部材26にも、鍔部44の貫通孔46、46に対応する、ねじ切りされた2つのねじ孔50、50が形成されている。図5(b)に示すように、閉鎖部材40によって第1開口部38、より具体的には2つの枠部材22、22により形成された開口、連結部材24および凹状部材26における開口を閉鎖する場合、閉鎖部材40は、締結具48によって凹状部材26に締結される。
なお、図3においては、第1開口部38の説明の便宜上、第1開口部38が閉鎖部材40によって閉鎖されていない状態で示しているが、第1開口部38は閉鎖部材40によって閉鎖されることが好ましい。
図3〜図5に記載した実施形態における異物除去は、間仕切パネル12が隣接する間仕切パネル12と連結されていない状態において行われる。例えば図5(a)に示すように、連結されていない間仕切パネル12において、第1開口部38が閉鎖部材40によって閉鎖されていない場合に、間仕切パネル12の外側(外部空間)から、例えば吸引装置(図示せず)のノズルが、第1開口部38を通じて内部空間15にアクセス可能である。これにより、内部空間15に吸引装置を挿入して、特に下側の空間形成部材35の上面部35aに堆積している異物を直接吸引除去することができる。吸引後、第1開口部38を閉鎖部材40によって閉鎖すれば、異物が内部空間15に侵入することを防ぐことができる。
上記の実施形態においては、右縦枠19にのみ第1開口部38が形成されているが、左縦枠18にのみ、または左右縦枠18、19の両方に第1開口部38が形成されていてもよく、その個数も複数あってよく、第1開口部38の形状は、図示の実施形態においては矩形状であるが、円形、楕円形等の形状も可能であり、特に限定する必要はない。
次に図6を用いて、移動間仕切装置の別の実施形態を説明する。以下では、上記の実施形態と異なる点について説明し、共通する部分についての説明は省略する。図6は、移動間仕切装置の別の実施形態を示す図であり、下横枠21Aの一部を取り除いて斜視的に示すものである。
図6に示す実施形態においては、枠体16が具える、異物を透光性パネル板14から見えない位置に移動可能にする特定部分が、内部空間15を区画する下横枠21の上面部52に形成された第2開口部54であることが好ましい。これにより、上面部52に堆積した異物は自然に透光性パネル板14から見えない下横枠21A内に落下するので、内部空間15からの異物除去の作業負担を軽減することができる。
この実施形態においては具体的に、図6に示すように、第2開口部54が、複数の孔で構成されることが好ましい。下横枠21Aを構成する、断面が外向きU字状をなす空間形成部材35Aは、2つの相対する壁部56、56と、断面が略C字形の形材58と、複数の孔54、54、・・を有する平坦な多孔板60とを有する。各壁部56の、内部空間15側の端部は、間仕切パネル12の厚さ方向Z において内側に折り曲げられていて、略C字形の形材58の内部空間15側の端部も同様に、間仕切パネル12の厚さ方向Zにおいて内側に折り曲げられている。壁部56、56同士は、壁部56、56の内面に、略C字形の形材58をその開口を内部空間15側に向けて、例えば溶接することで互いに連結されている。多孔板60は、壁部56、56の折り曲げられた部分と、形材58の折り曲げられた部分とによって画成された隙間に挿入されて収容されている。
多孔板60に落下してきた異物は、孔54、54、・・を通って、形材58と多孔板60との間の空間59に落下するので、パネル板14から視認されることはない。異物が、孔54、54、・・の間において多孔板60上に載った場合には、例えば隣接する間仕切パネル12同士を連結する際の衝撃等の振動を利用して、孔54、54、・・を通して空間59内に異物を落下させることができる。
次に図7を用いて、移動間仕切装置のさらに別の実施形態を説明する。以下では、上記の実施形態と異なる点について説明し、共通する部分についての説明は省略する。図7は、移動間仕切装置のさらに別の実施形態を示す図であり、下横枠21Bの一部を取り除いて斜視的に示すものである。なお、下横枠21Bについては、上記の下横枠21Aの構成と同じであるので説明を省略する。
図7に示す実施形態においては、枠体16が具える、異物を透光性パネル板14から見えない位置に移動可能にする特定部分が、一対の左右縦枠18、19のうちの少なくとも一方の縦枠19の、下横枠21側の部分に形成され、内部空間15を間仕切パネル14の外部空間に連通可能にする方向に貫通させた閉鎖可能な第1開口部38B、および内部空間15を区画する下横枠21の上面部52Bに形成された第2開口部54Bであることが好ましい。この実施形態により、間仕切パネル12の外側から、例えば吸引装置(図示せず)のノズルが、開口部38Bを通じて内部空間15および多孔板60Bの下方の空間59Bにアクセス可能になるので、複数の孔で構成される開口部54B、54B、・・から落下せずに多孔板60B上に堆積したままの異物、および多孔板60Bの孔54B、54B、・・から、透光性パネル板14から見えない下横枠21B内に落下した異物の双方を直接吸引除去することができる。これにより、異物をより簡単な異物除去作業によって確実に除去することができる。
右縦枠19Bにおける第1開口部38Bは、下横枠21Bの上面部52Bおよび多孔板60Bの下方の空間59Bに、間仕切パネル12の外部空間からアクセス可能に形成されている。より具体的には、右縦枠19Bの枠部材22Bの開口は、多孔板60Bに直に接続して終了しているが、図7においては示されていない連結部材24および凹状部材26における開口は、さらに多孔板60Bの下方の空間を外部空間に連通するように構成されている。なお、図7に示す実施形態においても、第1開口部38Bを閉鎖部材40によって閉鎖することもできる。
本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の範囲において、種々の実
施形態をとりうる。
本発明によれば、間仕切パネルの下側に異物が堆積した場合であっても、間仕切パネルを取り外して解体することなく、間仕切パネルの内部空間から異物を容易に除去することができ、もって移動間仕切装置の美観を向上させることができる。
10 移動間仕切装置
12 間仕切パネル
14 パネル板
15 内部空間
16 枠体
18 左縦枠
19 右縦枠
20 上横枠
21 下横枠
38 第1開口部
52 上面部
54 第2開口部、孔
C 天井面
R レール

Claims (1)

  1. 間隔をおいて対向配置される一対の透光性パネル板と、前記一対の透光性パネル板の上下端縁部のそれぞれを連結する一対の上横枠と下横枠と、を備える間仕切パネルであって、
    前記下横枠の上面部は、異物落下用の略丸形状の孔が長手方向および短手方向に多数形成された多孔板によって構成されており、
    前記孔は前記下横枠の上面部の下方の空間に連通するものであり、前記下横枠の上面部に落下してきた異物は、前記孔を通って前記空間に落下することを特徴とする間仕切パネル。
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