JP2019157340A - 建具 - Google Patents

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Kenta Watanabe
健太 渡邊
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Abstract

【課題】防火性能に優れた建具を提供する。【解決手段】障子を開閉可能に支持する障子支持部を有する窓下枠と、前記窓下枠を支持する窓枠支持部を有し、建物の外壁に設けられた開口に取り付ける支持下枠と、前記窓下枠に取り付けられ、前記障子支持部の屋外側に配置される遮蔽部材と、前記窓下枠に設けられ前記支持下枠との間に配置されて前記窓下枠を支持可能な下枠間部材と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、障子を開閉可能に支持する窓下枠と、窓下枠を支持し建物の外壁に設けられた開口に取り付ける支持下枠と、を有する建具に関する。
障子を開閉可能に支持する窓下枠と、窓下枠を支持し建物の外壁に設けられた開口に取り付ける支持下枠と、を有する建具としては、例えば、室内外一組の障子を開閉自在に支持する本窓枠と、本窓枠を外壁躯体に固定する支持枠とを有する引き違い窓が知られている(例えば、特許文献1参照)。この引き違い窓は、支持枠が、上支持枠、下支持枠、および左右の縦支持枠を四周枠組みして形成され、本窓枠が、上本窓枠、下本窓枠、および左右の縦本窓枠を四周枠組みして形成されている。そして、支持枠の下支持枠と、本窓枠の下本窓枠とは室内側にて連結部材で連結されるとともに外壁躯体にねじで固定されている。
また、室外側は、下支持枠から上方に延出された部位が、下本窓枠の下面に当接されることにより下支持枠に障子及び本窓枠が支持されている。
特開2005−320741号公報
上記引き違い窓は、本窓枠が下支持枠に支持されているので、躯体から離れて上方に位置しており、屋外側においては下支持枠が本窓枠を支持する部位が外部に露出しているため、火災時には下支持枠と下本窓枠とが直接火炎に晒され易く、加熱されて溶融され易い。下支持枠が溶融されると、下本窓枠を支持できなくなり下本窓枠が垂れ下がって障子と上本窓枠との間に隙間が生じる虞や、さらに障子が上本窓枠から外れて脱落してしまう虞がある。また、下本窓枠が溶融されると、障子を支持できなくなり障子が垂れ下がって障子と上本窓枠との間に隙間が生じる虞や、さらに障子が上本窓枠から外れて脱落してしまう虞があり、防火性能を確保できないという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、防火性能に優れた建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、障子を開閉可能に支持する障子支持部を有する窓下枠と、前記窓下枠を支持する窓枠支持部を有し、建物の外壁に設けられた開口に取り付ける支持下枠と、前記窓下枠に取り付けられ、前記障子支持部の屋外側に配置される遮蔽部材と、前記窓下枠に設けられ前記支持下枠との間に配置されて前記窓下枠を支持可能な下枠間部材と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、遮蔽部材が、窓下枠に取り付けられて、障子を支持する障子支持部の屋外側に配置されているので、火災時に障子支持部が屋外側からの火炎に直接晒され難い。また、下枠間部材が窓下枠に設けられて支持下枠との間に配置されているので、火災時に窓枠支持部が屋外側からの火炎により溶融したとしても、窓下枠は下枠間部材により支持される。このため、防火性能に優れた建具を提供することが可能である。
かかる建具であって、前記下枠間部材は、前記窓枠支持部の屋外側に配置されることを特徴とする。
このような建具によれば、下枠間部材が、窓枠支持部の屋外側に配置されているので、火災時に、下枠間部材の屋内側に位置する窓枠支持部が屋外側からの火炎に直接晒されることを抑制することが可能である。
かかる建具であって、前記支持下枠は、前記窓枠支持部と繋がり前記遮蔽部材よりも屋外側に延出され支持枠延出部を有し、前記窓下枠は、前記障子支持部と繋がり屋外側に延出された窓枠延出部を有し、前記下枠間部材は、前記窓枠延出部に取り付けられる窓枠取付部と、前記窓枠取付部が前記窓下枠に取り付けられて、前記支持枠延出部と上下方向に間隔を空けて対向する支持枠対向部と、を有し、前記支持枠対向部には、前記支持下枠側に加熱発泡材が設けられていることを特徴とする。
このような建具によれば、窓下枠に設けられ前記支持下枠との間に配置される下枠間部材は、窓枠取付部が窓下枠に取り付けられて、支持枠延出部と支持枠対向部とが上下方向に間隔が空けられているので、窓下枠と支持下枠とに無用な負荷が作用しない。また、支持枠延出部と上下方向に間隔を空けて対向する支持枠対向部の支持下枠側に加熱発泡材が設けられているので、火災時には、加熱発泡材が発泡することにより支持枠延出部と支持枠対向部との間が閉塞される。このため、火災時に屋外側からの火炎が下枠間部材の屋内側に進入することを防止することが可能である。
かかる建具であって、前記支持下枠は、前記窓枠支持部よりも屋内側に浸入した水を屋外側に排出可能な支持枠排水孔を有し、前記支持枠延出部は、前記支持枠排水孔を通して前記窓枠支持部よりも屋内側の部位と繋がり、前記下枠間部材よりも屋外側に延出されて屋外側に向かって低くなる傾斜面をなしていることを特徴とする。
このような建具によれば、窓枠支持部よりも屋内側に浸入した水を、支持枠排水孔を通し、支持枠延出部の傾斜面を伝わせて下枠間部材よりも屋外側に排出することが可能である。
かかる建具であって、前記下枠間部材の、前記支持下枠における長手方向の長さは、当該支持下枠よりも短いことを特徴とする。
このような建具によれば、下枠間部材の長さは支持下枠よりも短いので、下枠間部材が支持下枠と同じ長さを有している場合よりも軽量であり、コストを抑えることが可能である。
かかる建具であって、前記下枠間部材は、前記支持枠排水孔の屋外側に設けられていることを特徴とする。
このような建具によれば、窓枠支持部よりも屋内側に浸入した水を、支持枠排水孔を通して支持枠延出部の傾斜面を伝わせて屋外側に排出することを可能としつつも、支持枠排水孔の屋外側に設けられている下枠間部材により、屋外側からの火炎が支持枠排水孔から屋内側に進入することを抑制することが可能である。
かかる建具であって、前記窓下枠は、前記障子支持部よりも屋内側に浸入した水を屋外側に排出可能な窓枠排水孔を有し、前記窓枠延出部は、前記窓枠排水孔を通して前記障子支持部よりも屋内側の部位と繋がり、前記遮蔽部材よりも屋外側に延出されて屋外側に向かって低くなる傾斜面をなし、前記遮蔽部材の下端と前記窓枠延出部とは、上下方向に間隔が空いていることを特徴とする。
このような建具によれば、遮蔽部材の下端と窓枠延出部とは上下方向に間隔が空いているので、障子支持部よりも屋内側に浸入した水を、窓枠排水孔を通し、遮蔽部材に妨げられることなく窓枠延出部の傾斜面を伝わせて遮蔽部材よりも屋外側に排出することが可能である。
かかる建具であって、前記窓下枠及び前記支持下枠は、アルミニウム製であり、前記下枠間部材は、アルミニウムよりも融点が高い材料で形成されていることを特徴とする。
このような建具によれば、下枠間部材は、アルミニウムよりも融点が高い材料で形成されているので、建具が火炎に晒されて窓下枠及び支持下枠が溶融したとしても、下枠間部材は溶融しない。このため、防火性能に優れた建具を提供することが可能である。
本発明によれば、防火性能に優れた建具を提供することが可能である。
本実施形態に係る建具を屋外側から見た図である。 建具の下部を示す縦断面図である。 図2におけるB部拡大図である。 図1におけるA部拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具1は、図1、図2に示すように、例えば、屋内側及び屋外側にてスライド可能な2枚の障子11と、2枚の障子11及び網戸12が支持される窓枠2と、窓枠2を躯体13に取り付けるため支持枠3と、を有している。図1においては網戸12を省略して示している。
以下の説明においては、建物等に取り付けられている建具1を屋外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、屋内外方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建具1が取り付けられている状態にて上下方向、左右方向、見込み方向にて方向を特定して説明する。
支持枠3は、支持上枠31、支持下枠32、左右の支持縦枠33が矩形状に枠組みされて、建物の外壁14に設けられた矩形状の建物開口15に取り付けられている。
図2、図3に示すように、支持下枠32は、アルミニウム製の押出成形部材であり、外壁14の屋内側に設けられている躯体13の、見込み方向における屋外寄りの部位に載置され、外壁14よりも屋外側に張り出して取り付けられている。
支持下枠32は、屋内側から屋外側に向かって低くなる傾斜面をなし外壁14より屋外側に張り出した支持枠延出部32aと、支持枠延出部32aを躯体13上にて支持する屋内脚部32b及び屋外脚部32cと、支持枠延出部32aから垂設されて屋外側から躯体13にねじ止めされるヒレ状の支持枠固定部32dと、支持枠延出部32aの屋外側の端から垂設された屋外垂壁部32eと、屋内脚部32b及び屋外脚部32cの上方に各々延出され窓枠2を支持する屋内窓枠支持部32f及び屋外窓枠支持部32gと、を有している。
屋内脚部32bは、支持枠延出部32aの屋内側の端から垂設されて、見込み方向におけるほぼ中央にて下端が躯体13の上面に当接しており、屋内窓枠支持部32fは、支持枠延出部32aの屋内側の端から上方に延出されている。屋外脚部32cは、屋内脚部32bと支持枠固定部32dとの間に設けられて下端が躯体13の上面に当接しており、屋外窓枠支持部32gは、屋外脚部32c上の支持枠延出部32aの上面から上方に延出されている。
屋外窓枠支持部32gには、左右方向における両端部側に各々、屋外窓枠支持部32gの屋内側と屋外側とを連通し、屋外窓枠支持部32gよりも屋内側に浸入した水を屋外側に排出可能な支持枠排水孔32hが設けられている。支持枠延出部32aは、支持枠排水孔32hにより屋内側の部位と屋外側の部位とが繋がっている。
支持枠排水孔32hには、支持枠排水孔32hを閉塞可能に揺動する支持枠揺動片16aを備えた合成樹脂製の支持枠排水部品16が嵌合されている。支持枠排水部品16の支持枠揺動片16aは、屋外側からの風などにより付勢された場合には支持枠排水部品16が形成する支持枠側開孔16bを閉塞し、屋内側の水が屋外側に流れる際には、屋外側に揺動して支持枠側開孔16bが開放されるように構成されている。
窓枠2は、窓上枠21、窓下枠22、左右の窓縦枠23が矩形状に枠組みされて、支持枠3の内周側に設けられている。
窓下枠22は、外壁面14aよりも屋内側に配置され、屋内側の端部が、建物開口15を形成する躯体13の内周側に設けられた額縁17に固定されている。窓下枠22は、内障子11を案内する内レール22aと、外障子11を案内する外レール22bと、網戸12を案内する網戸レール22cと、を有しており、内レール22aと外レール22bとの間に合成樹脂が介在されて一体成型されたアルミニウム製の押出成形部材である。
外レール22bと網戸レール22cの下端とは水平面をなすレール連結部22dにて連結されており、レール連結部22dにおいて外レール22bより僅かに屋外側から垂設されて屋外支持部22eが設けられている。内レール22aの下端部からは、合成樹脂の部位22fを介して屋外側に向かって低くなる傾斜面を有する窓枠上延出部22gが、屋外支持部22eより屋外側まで延出されており、窓枠上延出部22gの屋外側の端には下方に延出された屋外延出壁部22hが設けられている。
窓枠上延出部22gの合成樹脂の部位22fの端には、下方に垂設されて支持下枠32の屋内窓枠支持部32fに支持される窓枠屋内被支持部22iが設けられている。窓枠屋内被支持部22iの下端部側と屋外延出壁部22hとは、窓枠連結部22jにより連結され、屋外延出壁部22h、窓枠延上出部22g、窓枠屋内被支持部22i、及び、窓枠連結部22jにより長手方向に貫通する中空部22nが形成されて剛性が高められている。中空部22nの下面をなす窓枠連結部22jは、支持下枠32の屋外窓枠支持部32gにより支持されている。
屋外延出壁部22hの下端からは、窓枠連結部22jと繋がるように屋外側に延出され、屋外側に向かって低くなる傾斜面をなす窓枠下延出部22kが設けられている。窓枠下延出部22kの先端は、見込み方向において網戸レール22cと同じ位置にて垂設された屋外垂設部22lと、屋外垂設部22lの下端が屋内側に延出された屋内延出片22mと、を有している。ここで、窓枠延上出部22g、屋外延出壁部22h、及び、窓枠下延出部22kが、窓枠支持部と繋がり屋外側に延出された窓枠延出部に相当する。
屋外支持部22eには、左右方向における両端部側に各々、屋外支持部22eの屋内側と屋外側とを連通し、屋外支持部22eよりも屋内側に浸入した水を屋外側に排出可能な窓枠排水孔22oが設けられている。窓枠上延出部22gは、窓枠排水孔22oにより屋内側の部位と屋外側の部位とが繋がっている。
屋外支持部22eと屋外延出壁部22hとが繋がっている部位の屋外側には、窓枠排水孔22oから排出される水を屋外側に流す流路をなし屋外に臨む窓枠側開孔18aと、窓枠側開孔18aを閉塞可能に揺動する窓枠揺動片18bを備えた合成樹脂製の窓枠排水部品18が設けられている。窓枠排水部品18は、窓下枠22のレール連結部22dにおいて屋外支持部22eより屋外側に設けられた下突部22pと、屋外支持部22eとの間に係合されている。
窓枠排水部品18の窓枠揺動片18bは、屋外側からの風などにより付勢された場合には窓枠側開孔18aを閉塞し、屋内側の水が屋外側に流れる際には、屋外側に揺動して窓枠側開孔18aが開放されるように構成されている。
2枚の障子11はいずれも、複層ガラス11aと、複層ガラス11aの外周部を収容し矩形状をなして戸車11bを有する框体11cと、を備え、窓枠2が有する内レール22a及び外レール22bに戸車11bが支持されつつ案内されるとともに窓枠2により形成される窓開口を開閉自在に設けられている。2枚の障子11及び網戸12と窓枠2とは、支持枠3を用いることなく適宜な大きさの建物開口15に直接取り付ける建具としても使用可能である。
本実施形態の建具1には、火災時に窓下枠22の屋外延出壁部22h及び屋外支持部22eと、窓枠下延出部22kにおいて屋外延出壁部22hと屋外支持部22eとを繋ぐ部位とを火炎から遮蔽する遮蔽部材4と、屋外窓枠支持部32gが溶融しても窓枠2及び障子11を支持する状態を維持するための下枠間部材5と、が設けられている。ここで、屋外延出壁部22h及び屋外支持部22eと、窓枠下延出部22kにおいて屋外延出壁部22hと屋外支持部22eとを繋ぐ部位とが障子11を支持する障子支持部に相当する。
遮蔽部材4は、窓下枠22のレール連結部22dの下に配置されてレール連結部22dにねじ止めされている。遮蔽部材4は、アルミニウム製の押出成型部材でなる遮蔽部材本体40と、遮蔽部材本体40に貼り付けられた加熱発泡材としての熱膨張性黒鉛6と、を有している。遮蔽部材本体40及び熱膨張性黒鉛6は窓下枠22における左右方向の長さと同じ長さに形成されている。
遮蔽部材本体40は、網戸レール22cの屋外側の面と同一面を形成する屋外壁部40aと、窓枠排水部品18が係合される下突部22pが挿入される凹部40bと、凹部40bより屋内側に延出されてレール連結部22dの下面に当接されるとともに、上方から進入するねじ7によりレール連結部22dに固定される遮蔽部材固定部40cと、を有している。
屋外壁部40aは、当該屋外壁部40aと屋外支持部22eとの間に設けられる窓枠排水部品18が有する窓枠揺動片18bの上縁と同じ位置まで延出されている。すなわち、図3、図4に示すように、屋外壁部40aの下縁と、窓枠下延出部22kとは上下方向に間隔が空けられている。尚、図4においては、遮蔽部材4に網掛けを施し他の部材と区別して示している。また、遮蔽部材本体40の下端部は、屋内側に突出する下端突起40dが設けられており、屋外壁部40aの屋内側の面に、下端突起40dに沿わせて熱膨張性黒鉛6が貼り付けられている。
下枠間部材5は、断面ほぼコ字状をなすステンレス製の本体部材50と、本体部材50の下面に設けられた熱膨張性黒鉛6と、を有し、窓下枠22の窓枠下延出部22kの屋外側の部位と支持枠延出部32aとの間に設けられている。下枠間部材5の、支持下枠32における長手方向の長さは、当該支持下枠32よりも短く、図1、図4に示すように、屋外窓枠支持部32gの左右方向における両端部側に設けられている支持枠排水孔32hの屋外側にて見込み方向において重なる位置と、左右方向におけるほぼ中央とに配置されている。
本体部材50は、窓枠下延出部22kと対向し当該窓枠下延出部22kに両面テープにて貼り付けられる窓枠取付部50aと、窓枠取付部50aが窓下枠22に貼り付けられた状態で支持枠延出部32aと対向する支持枠対向部50bと、窓枠取付部50aと支持枠対向部50bとの屋内側の縁を上下方向に繋ぐ連結壁部50cと、を有し、支持枠対向部50bの下面に熱膨張性黒鉛6が貼り付けられている。
熱膨張性黒鉛6は、窓枠取付部50aが窓下枠22に貼り付けられた状態で、支持枠延出部32aの上面と上下方向に間隔が空けられている。また、下枠間部材5は、支持下枠32及び窓下枠22が建物に既に取り付けられた後であっても、窓枠下延出部22kに取り付けることができるように構成されている。支持下枠32及び窓下枠22が建物に既に取り付けられている場合には、窓枠取付部50aが支持枠対向部50bより屋内側に位置するように傾けた状態にて、窓枠取付部50aを屋外垂設部22lの屋内側に配置し、窓枠取付部50aの端部を屋外垂設部22l側に移動させつつ支持枠対向部50bを屋内側に移動させることにより下枠間部材5を回転させて取り付ける。このため、窓枠下延出部22kと支持枠延出部32aとの間にて下枠間部材5を回転させることができるように、窓枠取付部50aが窓下枠22に貼り付けられた状態で、支持枠延出部32aの上面と熱膨張性黒鉛6とは上下方向に間隔が空けられている。
本実施形態の建具1によれば、遮蔽部材4が、窓下枠22に取り付けられて、障子11を支持する障子支持部、すなわち、屋外延出壁部22h及び屋外支持部22eと、窓枠下延出部22kにおいて屋外延出壁部22hと屋外支持部22eとを繋ぐ部位の屋外側に配置されているので、火災時に屋外延出壁部22h及び屋外支持部22eと、窓枠下延出部22kにおいて屋外延出壁部22hと屋外支持部22eとを繋ぐ部位が屋外側からの火炎に直接晒され難い。また、下枠間部材5が窓下枠22に設けられて支持下枠32との間に配置されているので、火災時に屋外窓枠支持部32gが屋外側からの火炎により溶融したとしても、窓下枠22は下枠間部材5により支持される。このため、防火性能に優れた建具1を提供することが可能である。
また、下枠間部材5が、屋外窓枠支持部32gの屋外側に配置されているので、火災時に、下枠間部材5の屋内側に位置する屋外窓枠支持部32gが屋外側からの火炎に直接晒されることを抑制することが可能である。
また、窓下枠22に設けられ支持下枠32との間に配置される下枠間部材5は、窓枠取付部50aが窓下枠22に取り付けられて、支持枠延出部32aと支持枠対向部50bとが上下方向に間隔が空けられているので、窓下枠22と支持下枠32とに無用な負荷が作用しない。また、支持枠延出部32aと上下方向に間隔を空けて対向する支持枠対向部50bの支持下枠32側に熱膨張性黒鉛6が設けられているので、火災時には、熱膨張性黒鉛6が発泡することにより支持枠延出部32aと支持枠対向部50bとの間が閉塞される。このため、火災時に屋外側からの火炎が下枠間部材5の屋内側に進入することを防止することが可能である。
また、支持枠延出部32aは、支持枠排水孔32hを通して窓枠支持部32gよりも屋内側の部位と繋がり、下枠間部材5よりも屋外側に延出されて屋外側に向かって低くなる傾斜面をなしているので、窓枠支持部32gよりも屋内側に浸入した水を、支持枠排水孔32hを通し、支持枠延出部32aの傾斜面を伝わせて下枠間部材5よりも屋外側に排出することが可能である。
また、下枠間部材5の長さは支持下枠32よりも短いので、下枠間部材5が支持下枠32と同じ長さを有している場合よりも軽量であり、コストを抑えることが可能である。
また、下枠間部材5は、支持枠排水孔32hの屋外側に設けられているので、窓枠支持部32gよりも屋内側に浸入した水を、支持枠排水孔32hを通して支持枠延出部32aの傾斜面を伝わせて屋外側に排出することを可能としつつも、支持枠排水孔32hの屋外側に設けられている下枠間部材5により、屋外側からの火炎が支持枠排水孔32hから屋内側に進入することを抑制することが可能である。
また、遮蔽部材4の下端突起40dと窓枠下延出部22kとは上下方向に間隔が空いているので、屋外支持部22eよりも屋内側に浸入した水を、窓枠排水孔22oを通し、遮蔽部材4に妨げられることなく窓枠下延出部22kの傾斜面を伝わせて遮蔽部材4よりも屋外側に排出することが可能である。
また、下枠間部材5は、アルミニウムよりも融点が高いステンレス製なので、建具1が火炎に晒されて窓下枠22及び支持下枠32が溶融したとしても、下枠間部材5は溶融しない。このため、防火性能に優れた建具1を提供することが可能である。ここで、下枠間部材5は、ステンレス製に限るものではなく、アルミニウムよりも融点が高い材料により形成されていれば構わない。
上記実施形態においては、支持下枠32の長さより短い下枠間部材5が、屋外窓枠支持部32gの左右方向における両端部側に設けられている支持枠排水孔32hの屋外側にて見込み方向において重なる位置と、左右方向におけるほぼ中央とに配置されている例について説明したが、これに限るものではない。例えば、障子11を閉じた状態で、障子11に設けられた戸車11bの下方に配置しても良い。
上記実施形態においては、下枠間部材5の長さが支持下枠32よりも短い形態を例に挙げて説明したが、下枠間部材5が支持下枠32と同じ長さを有し、支持下枠32の全長に渡るように設けられていてもよい。この場合には、下枠間部材5により、窓枠支持部32gを火炎から遮蔽することが可能である。
上記実施形態においては、スライド可能な2枚の障子11及び網戸12が支持される窓枠2と、窓枠2を躯体13に取り付けるため支持枠3と、を有する引き違い窓用の建具1を例に挙げて説明したが、窓の種類は引き違い窓に限るものではない。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建具、4 遮蔽部材、5 下枠間部材、6 熱膨張性黒鉛、
11 障子(内障子、外障子)、14 建物の外壁、15 建物開口、22 窓下枠、
22e 屋外支持部、22h 屋外延出壁部、22g 窓枠上延出部、
22k 窓枠下延出部、22o 窓枠排水孔、32 支持下枠、
32a 支持枠延出部、32h 支持枠排水孔、40d 下端突起、
50a 窓枠取付部、50b 支持枠対向部、

Claims (8)

  1. 障子を開閉可能に支持する障子支持部を有する窓下枠と、
    前記窓下枠を支持する窓枠支持部を有し、建物の外壁に設けられた開口に取り付ける支持下枠と、
    前記窓下枠に取り付けられ、前記障子支持部の屋外側に配置される遮蔽部材と、
    前記窓下枠に設けられ前記支持下枠との間に配置されて前記窓下枠を支持可能な下枠間部材と、
    を有することを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記下枠間部材は、前記窓枠支持部の屋外側に配置されることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記支持下枠は、前記窓枠支持部と繋がり前記遮蔽部材よりも屋外側に延出され支持枠延出部を有し、
    前記窓下枠は、前記障子支持部と繋がり屋外側に延出された窓枠延出部を有し、
    前記下枠間部材は、前記窓枠延出部に取り付けられる窓枠取付部と、
    前記窓枠取付部が前記窓下枠に取り付けられて、前記支持枠延出部と上下方向に間隔を空けて対向する支持枠対向部と、を有し、
    前記支持枠対向部には、前記支持下枠側に加熱発泡材が設けられていることを特徴とする建具。
  4. 請求項3に記載の建具であって、
    前記支持下枠は、前記窓枠支持部よりも屋内側に浸入した水を屋外側に排出可能な支持枠排水孔を有し、
    前記支持枠延出部は、前記支持枠排水孔を通して前記窓枠支持部よりも屋内側の部位と繋がり、前記下枠間部材よりも屋外側に延出されて屋外側に向かって低くなる傾斜面をなしていることを特徴とする建具。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の建具であって、
    前記下枠間部材の、前記支持下枠における長手方向の長さは、当該支持下枠よりも短いことを特徴とする建具。
  6. 請求項5に記載の建具であって、
    前記下枠間部材は、前記支持枠排水孔の屋外側に設けられていることを特徴とする建具。
  7. 請求項3乃至請求項6のいずれかに記載の建具であって、
    前記窓下枠は、前記障子支持部よりも屋内側に浸入した水を屋外側に排出可能な窓枠排水孔を有し、
    前記窓枠延出部は、前記窓枠排水孔を通して前記障子支持部よりも屋内側の部位と繋がり、前記遮蔽部材よりも屋外側に延出されて屋外側に向かって低くなる傾斜面をなし、
    前記遮蔽部材の下端と前記窓枠延出部とは、上下方向に間隔が空いていることを特徴とする建具。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の建具であって、
    前記窓下枠及び前記支持下枠は、アルミニウム製であり、
    前記下枠間部材は、アルミニウムよりも融点が高い材料で形成されていることを特徴とする建具。
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