JP6435008B2 - サッシ - Google Patents

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本発明は、枠体の内側に障子が取り付けられた窓、扉等のサッシに関する。
建物の窓や出入口に取り付けられる建具には、枠体および障子の框体の主要部がアルミニウム合金の押出形材によって形成されたアルミサッシが多用されている。枠体の枠内に障子が取り付けられるサッシにあっては通常、障子の着脱や開閉を容易にするため、障子の四周と枠体との間に数ミリ程度の隙間(チリ)が設けられる。そして、障子と枠体とが重なり合う部分にはガスケット等の気密部材を介装して、障子と枠体との隙間から風や雨水が入り込むのを防いでいる。
図8〜図10は、本出願人が製造、販売している代表的な縦すべり出し窓用サッシ1の要部を示す図である。枠体2と、その枠内に取り付けられた障子3との間には、所定の隙間が設けられている。図9における下枠22と下框32との隙間S2、図10における左右の縦枠23、24と縦框33、34との隙間S3、S4である。(上枠21と上框31との隙間については図示していない。)
ところで、アルミサッシは、火災時の熱でアルミが軟化、変形することにより、障子が反って枠体から離れたり、自重で下がったりするおそれがある。すると、障子と枠体との隙間が拡がって、その隙間を火炎が通りやすくなり、防火性能が低下する。例示のサッシにおいては、図11に示すように、障子3が下って、下枠22との隙間S2が小さくなる。なお、縦すべり出し窓用サッシの場合、障子3を開閉するためのステー35が設けられる吊元側(図8(a)における左側)は、ステー35自体が多少の変形はしながらも障子を支えるため、ステー35から遠い戸先側のほうが、より大きく下がりやすい。
そこで、火災時の熱による障子の反りや下がりを防ぐ技術が、例えば特許文献1に提案されている。特許文献1に記載された建具は、前記と同様の縦すべり出し窓用サッシであって、下枠の上面に障子受けが取りけられている。障子受けは、障子の下框の下面側に向けて突出する障子載置部を備えた断面略ハット状の部材で、下枠の長手方向(サッシの開口幅方向)に沿って、障子支持部材(ステー)が無い範囲に取り付けられている。障子載置部の上面には火災時の熱によって膨張する熱膨張耐火材が取り付けられている。そして、火災時の熱で障子の框体や障子支持部材が変形して障子が下がると、障子の下端(下框の下面)が障子受けの障子載置部に載ることで、障子と枠体との間に大きな隙間が生じたり、障子が脱落したりするのを防ぐ。また、火災時に障子載置部に取り付けた熱膨張耐火材が膨張することで、障子の下端と下枠との隙間が塞がれ、障子の下側から屋外側へ火炎が噴出するのを防ぐ。
また、特許文献1の図12〜図13に記載された実施の形態では、障子の左右の縦框(原文献では「竪框」)の見込み面の下端に係止部材がねじ止めされるとともに、下枠の上面における左右の縦框に対向する位置に受け部材(原文献では「受け」)がねじ止めされている。係止部材は、対向する縦枠(原文献では「竪枠」)側に突出した見付け壁を有し、受け部材は、上方に突出した見込み壁を有して、係止部材の見付け壁は受け部材の見込み壁よりも屋内側で、かつ上方に位置している。そして、火災時に、障子縦框が熱により伸びると、係止部材の見付け壁が受け部材の見込み壁の屋内側に係止することで障子の反りを防ぎ、あるいは、係止部材の見付け壁が受け部材の見込み壁の上端に載置されることで障子が下がるのを防ぐ。
特開2014−118748号公報
特許文献1に開示されたサッシの反りや下がりを防ぐ技術は、「障子下側から室外側へ火炎が噴出するのを防止できる。(段落0018)」といった記載から、基本的に屋内で発生する火災を想定したものと解される。しかしながら、本出願人の実験・検証によると、火災が屋内ではなく屋外で発生した場合、前述の障子受けや、縦框に取り付ける係止部材と下枠に取り付ける受け部材との組合せでは、屋外から屋内へ火炎が吹き込むことを十分に防止できないことを見出した。
すなわち、障子の四周には通常、障子の屋外側見付け面から開口面の外方に張り出して枠体の屋外側見付け面に重なる張出部32a、33a、34a(図9、図10参照)が設けられるが、この張出部の大半部はアルミ板材一枚だけで形成されているので火熱に弱い。そのため、この張出部が屋外側から強い火炎で炙られると、図12に示すように、張出部32a、34aのアルミ板材一枚だけで形成された部分が溶融、変形して、「す」状の孔や亀裂が形成される。そして、この孔や亀裂から火炎が入り、枠体2と障子3との隙間を通って屋内に吹き込むのである。加熱実験の結果、特に正面から見たときの下隅部近傍が火炎の通路になりやすいことが確認された。
してみると、特許文献1に開示された技術では、下枠と下框との隙間は障子受けによって十分に遮炎されるとしても、縦枠と縦框との隙間における下隅部近傍箇所は、係止部材と受け部材とを組み合わせてもしっかりとした遮炎壁が形成されないので、この部分から火炎が入り込むおそれがある。
本発明は、かかる問題に着目してなされたもので、特に屋外側での火災に対する下隅部近傍の遮炎性能を向上させたサッシを提供するものである。
前述の目的を達成するため、本発明のサッシは、枠体とその枠内に取り付けられた障子とを具備し、前記枠体および前記障子の四周を囲む框体がアルミニウム合金の押出形材を用いて形成されてなるサッシにおいて、前記枠体の下枠の上面に、前記障子の下框の下面に対向するようにして下辺遮炎部材が取りけられるとともに、前記障子の縦框の見込み面に、前記枠体の縦枠の見込み面に対向するようにして縦辺遮炎部材が取り付けられ、前記下辺遮炎部材は、前記下枠の上面に重ねて固定される基底部と、前記基底部の屋内側縁部から上方に立ち上がる起立壁部と、前記起立壁部の上縁部から屋内側に向けて水平に延出する障子支承部とを有して、該下辺遮炎部材の少なくとも一端を一方の縦枠に当接させて取り付けられ、前記縦辺遮炎部材は、前記縦框の見込み面に固定される添着部と、添着部の屋内側縁部から前記縦枠の見込み面に向けて突出する突出壁部とを有して、前記添着部および前記突出壁部が前記下辺遮炎部材の前記基底部の直上に位置し、かつ、前記添着部および前記突出壁部の下端が、前記障子の屋外側の見付け面から下方に張り出す下辺張出部の下縁よりも上方であって、前記下辺張出部を除いた縦框の下端から前記起立壁部の立ち上がり高さと同寸だけ下方に突出した位置に保持されるように取り付けられた構成を採用する。
この構成によれば、火災時の火熱で障子が下がると、下框の下面が下辺遮炎部材の障子支承部に載るとともに、縦辺遮炎部材の突出壁部の下端が下辺遮炎部材の基底部に当接するので、屋外側の正面から見たときに突出壁部と起立壁部とが部分的に重なり合って遮炎壁を形成する。この遮炎壁が、屋外側からの火熱に対するサッシの下隅部近傍の遮炎性能を向上させることとなる。
なお、この発明においては、前記縦辺遮炎部材の前記突出壁部の上下方向の長さが下框の見付け面の上下幅よりも大きく、前記下辺遮炎部材の前記起立壁部の左右方向の長さが縦框の見付け面の左右幅よりも大きい構成とすることで、下隅部近傍の遮炎性能を、より確実なものとすることができる。
また、この発明の、より具体的な態様としては、前記サッシが縦すべり出し窓用のサッシであって、前記障子が前記下枠と前記下框との間に取り付けられたステーを介して開閉可能に支持され、前記縦辺遮炎部材が前記障子の戸先側の縦框に取り付けられるとともに、前記下辺遮炎部材が前記下枠のステーと干渉しない範囲に取り付けられたものとすることができる。縦すべり出し窓用のサッシにこのような構成を採用することで、縦すべり出し窓用サッシにおける遮炎上の弱点を効果的に補強することができる。
前述のように構成される本発明のサッシによれば、屋外側での火災に対して遮炎上の弱点となりやすいアルミサッシの下隅部近傍の遮炎性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係るサッシの屋外側正面部である。 前記サッシに採用された遮炎機構の要部を示すD−D位置での縦断面図である。 同じく、E−E位置での横断面図である。 前記サッシの障子を開いた状態での下枠周りの構成を示す横断面図である。 前記遮炎機構を構成する下辺遮炎部材および縦辺遮炎部材の斜視図である。 前記遮炎機構の火災時における作動状態を図2との対比によって示す縦断面図である。 前記遮炎機構の火災時における作動状態を図3との対比によって示す横断面図である。 従来の一般的な縦すべり出し窓用サッシの(a)屋外側正面部および(b)屋内側正面図である。 図8に示すサッシのA−A位置での縦断面図である。 同じく、B−B位置での横断面図である。 図8に示すサッシが火災時の火熱で変形して下がった状態を図9との対比によって示す縦断面図である。 図8に示すサッシの丸囲み部Cに火災時の火熱によって孔や亀裂が生じた状態を示す拡大正面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下に説明する実施の形態において、図8〜図10に示した従来のサッシ1と実質的に同一の構成要素には共通の符号を付す。また、部位・部材の位置関係についての説明では、サッシの開口面に直交する方向を「屋外側―屋内側」と表し、開口面内での中心側および枠外側を「内側―外側」と表す。
図1〜図7は本発明の実施の形態に係るサッシを示す。このサッシ10は、縦長矩形の正面形状を有する縦すべり出し窓用サッシであって、枠体2と、その枠内に取り付けられた障子3とを具備している。枠体2の主要部分と、障子3の四周を囲む框体の主要部分とは、アルミニウム合金の押出形材を用いて形成されている。
枠体2は、上枠21、下枠22、吊元側の縦枠23および戸先側の縦枠24を組み合わせて構成され、上枠21および下枠22の左右両端をそれぞれ縦枠23、24の内側見込み面に当接させるようにして接合されている。
障子3の框体は、ガラス面材30の四辺を保持する上框31、下框32、吊元側の縦框33および戸先側の縦框34を組み合わせて構成され、上框31および下框32の左右両端をそれぞれ縦框33、34の内側見込み面に当接させるようにして接合されている。この障子3は、上枠21と上框31との間、および下枠22と下框32との間に取り付けられたステー35を介して、屋外側に開閉し得るように保持されている。障子3の四周には、障子3の屋外側の見付面から開口面の外方に向けて張り出す張出部31a、32a、33a、34aが形成されているが、下辺張出部32aを除いた下框32の下面と縦框33、34の下端とは、同じ高さに揃えられている。また、各張出部31a、32a、33a、34aの周縁の屋内側には、枠体2の屋外側見付け面との重合箇所を封止するタイト材36が取り付けられている。
このサッシ10の遮炎機構は、枠体2の下枠22の上面に、障子3の下框32の下面に対向するようにして取り付けられる下辺遮炎部材4と、障子3の縦框(例示の形態では戸先側の縦框34)の見込み面に、枠体2の縦枠24の見込み面に対向するようにして取り付けられる縦辺遮炎部材5とによって構成される。図5は、下辺遮炎部材4および縦辺遮炎部材5の具体的形態の一例を示している
下辺遮炎部材4は、例えば防錆処理鋼板を略階段状に折曲するなどして形成された部材で、下枠22の上面に重ねて固定される基底部41と、基底部41の屋内側縁部から上方に立ち上がる起立壁部42と、起立壁部42の上縁部から屋内側に向けて水平に延出する障子支承部43とを有している。例示形態では、基底部41、起立壁部42および障子支承部43の左右方向の長さが一様に揃えられている。起立壁部42の立ち上がり高さは、平常時における下枠22の上面と下框32の底面(下框32の屋外側の見付け面から下方に張り出す下辺張出部32aを除いた底面)との隙間S2よりもやや小さくなるように設定されている。そして、この下辺遮炎部材4が、下枠22の長さ方向(サッシ10の開口幅方向)に沿って、ステー35と干渉しない範囲に配置され、その一端を戸先側の縦枠24(厳密には戸先側の縦枠24の見込み面から内側に張り出した縦枠張出片部24a)に当接させた状態で、基底部41が下枠22の上面にビス止めされている。
縦辺遮炎部材5は、例えば防錆処理鋼板を略L字形に折曲するなどして形成された部材で、縦框(例示の形態では戸先側の縦框34)の見込み面に固定される添着部51と、添着部51の屋内側縁部から縦枠24の見込み面に向けて突出する突出壁部52とを有している。例示形態では、添着部51および突出壁部52の上下方向の長さが一様に揃えられている。突出壁部52の突出幅は、平常時における縦枠24の見込み面と縦框34の見込み面(縦框34の屋外側の見付け面から側方に張り出す縦辺張出部34aを除いた見込み面)との隙間S4よりも小さく、障子3の開閉に際して縦枠張出片部24aに干渉しない寸法に設定されている。
そして、添着部51および突出壁部52が下辺遮炎部材4の基底部41の直上に位置するように配置され、添着部51が戸先側の縦框34の外側の見込み面にビス止めされている。このとき、添着部51および突出壁部52の下端は、障子3の屋外側の見付け面から下方に張り出す下辺張出部32aの下縁よりも上方であって、かつ、下辺張出部32aを除いた縦框34の下端よりも下方に突出した位置に保持される。その突出寸法は、下辺遮炎部材4の起立壁部42の立ち上がり高さと同寸に設定されている。
このような2種類の遮炎部材4、5を用いて構成された遮炎機構は、火災時には以下のように作用する。すなわち、火熱によって障子3の框体に伸びや変形が生じたり、障子3を支持しているステー35が変形したりすると、図6に示すように、障子3の戸先側が下って、下辺張出部32aを除いた下框32の下面および縦框34の下端が、下辺遮炎部材4の障子支承部43の上に載る。これにより障子3の下がりが抑えられるとともに、下框32と下枠22との隙間S2が下辺遮炎部材4の起立壁部42によって遮蔽されるので、火熱によって障子3の下辺張出部32aに孔や亀裂が形成されても、そこから火炎が入り込むのを起立壁部42が阻止する。なお、例示形態では、障子3の下辺張出部32aの裏側(屋内側の面)、または下辺遮炎部材4の起立壁部42の屋外側の面に、火災時の熱で膨張する熱膨張耐火材61、62があらかじめ張設されており(図2参照)、この熱膨張耐火材61、62が膨張して、図6に示すように、下框32と下枠22との隙間を塞ぐ。
また、障子3の戸先側が下がることで、戸先側の縦框34の見込み面に取り付けられた縦辺遮炎部材5の下端が、下辺遮炎部材4の基底部41に当接する。これにより、図1に示すように、屋外側の正面から見たとき、縦辺遮炎部材5の突出壁部52と下辺遮炎部材4の起立壁部42とが部分的に重なり合って二重の遮炎壁が形成される。したがって、火熱により障子3の縦辺張出部34aに孔や亀裂が形成されても、この二重の遮炎壁が、サッシ10の下隅部から火炎が入り込むのを確実に阻止する。なお、例示形態では、障子3よりも屋内側に位置する縦枠24の屋内側壁部24bに熱膨張耐火材63があらかじめ張設されており(図3参照)、この熱膨張耐火材63が膨張して、図7(a)に示すように、縦框34と縦枠24との隙間S4を塞ぐ。
図7(b)は、例えば障子3を閉じて枠体2に固定するロック部材(図4に枠体2側の係止部材を符号37で示す。)が火災時の熱によって緩んだり変形したりした場合に、障子3が枠体2から屋外側へ浮き出した状態を示している。このような状態になると、障子3の縦框34の縦辺張出部34aと、縦枠24の見込み面から内側に張り出した縦枠張出片部24aとの隙間から火炎が入り込みやすくなる、しかし、本発明では、縦框34の見込み面に取り付けられた縦辺遮炎部材5の突出壁部52が、火炎の通路をちょうど遮るように配置されているので、このような場合でも好ましい遮炎効果が得られる。
このように、本発明は、簡素な形状を有する2種類の遮炎部材4、5の一方を下枠22に、他方を縦框34にそれぞれ取り付けて、それらの協働作用により、アルミサッシの遮炎上の弱点である下隅部からの火炎の入り込みを防ぐものである。かかる遮炎効果を確実なものとするためには、縦辺遮炎部材5の突出壁部52の上下方向の長さが、下框32の見付け面の上下幅よりも大きいことが好ましく、下框32の見付け面の上下幅の2倍以上であると、より好ましい。また、水平方向についても、例示形態では、下辺遮炎部材4が下枠22におけるステー35のない範囲全体にわたって取り付けられているが、部分的に取り付けられる場合は、下辺遮炎部材4の起立壁部42の左右方向の長さが、縦框33、34の見付け面の左右幅よりも大きいことが好ましく、縦框33、34の見付け面の左右幅の2倍以上であると、より好ましい。
なお、本発明の技術的範囲は、例示した実施の形態によって限定的に解釈されるべきものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて概念的に解釈されるべきものである。本発明の実施に際しては、例示形態と実質的に同様の作用効果が得られる範囲において、遮炎部材4、5等の細部形状や寸法、サッシ10への固定形態等を多少、改変するなどしても差し支えない。
さらに、本発明は、例示した縦すべり出し窓用のサッシ10だけでなく、例えば横すべり出し窓、片開きまたは両開き窓、引きまたは引違い窓、上げ下げ窓、嵌め殺し窓等、他の開閉形態の窓用サッシに適用可能であり、それらに類するアルミ戸やアルミ扉、ルーバー等の建具にも適用可能である。それらのサッシの枠体および框体を構成する形材の詳細な断面形状も、特に限定しない。さらに、本発明は、枠体または框体がアルミ形材と樹脂製形材とを組み合わせて構成されたアルミ樹脂複合サッシにも適用可能である。
10 サッシ
2 枠体
21 上枠
22 下枠
23 吊元側の縦枠
24 戸先側の縦枠
3 障子
31 上框
32 下框
32a 下辺張出部
33 吊元側の縦框
34 戸先側の縦框
34a 縦辺張出部
35 ステー
36 タイト材
37 枠体側のロック部材
4 下辺遮炎部材
41 基底部
42 起立壁部
43 障子支承部
5 縦辺遮炎部材
51 添着部
52 突出壁部
61 熱膨張耐火材
62 熱膨張耐火材
63 熱膨張耐火材

Claims (3)

  1. 枠体とその枠内に取り付けられた障子とを具備し、前記枠体および前記障子の四周を囲む框体がアルミニウム合金の押出形材を用いて形成されてなるサッシにおいて、
    前記枠体の下枠の上面に、前記障子の下框の下面に対向するようにして下辺遮炎部材が取りけられるとともに、
    前記障子の縦框の見込み面に、前記枠体の縦枠の見込み面に対向するようにして縦辺遮炎部材が取り付けられ、
    前記下辺遮炎部材は、前記下枠の上面に重ねて固定される基底部と、前記基底部の屋内側縁部から上方に立ち上がる起立壁部と、前記起立壁部の上縁部から屋内側に向けて水平に延出する障子支承部とを有して、該下辺遮炎部材の少なくとも一端を一方の縦枠に当接させて取り付けられ、
    前記縦辺遮炎部材は、前記縦框の見込み面に固定される添着部と、添着部の屋内側縁部から前記縦枠の見込み面に向けて突出する突出壁部とを有して、前記添着部および前記突出壁部が前記下辺遮炎部材の前記基底部の直上に位置し、かつ、前記添着部および前記突出壁部の下端が、前記障子の屋外側の見付け面から下方に張り出す下辺張出部の下縁よりも上方であって、前記下辺張出部を除いた縦框の下端から前記起立壁部の立ち上がり高さと同寸だけ下方に突出した位置に保持されるように取り付けられた
    ことを特徴とするサッシ。
  2. 請求項1に記載されたサッシにおいて、
    前記縦辺遮炎部材の前記突出壁部の上下方向の長さが下框の見付け面の上下幅よりも大きく、
    前記下辺遮炎部材の前記起立壁部の左右方向の長さが縦框の見付け面の左右幅よりも大きい
    ことを特徴とするサッシ。
  3. 請求項1または2に記載されたサッシにおいて、
    前記サッシが縦すべり出し窓用のサッシであって、
    前記障子が前記下枠と前記下框との間に取り付けられたステーを介して開閉可能に支持され、
    前記縦辺遮炎部材が前記障子の戸先側の縦框に取り付けられるとともに、
    前記下辺遮炎部材が前記下枠のステーと干渉しない範囲に取り付けられている
    ことを特徴とするサッシ。
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