JP5870779B2 - 建設機械のカウンタウェイト装置 - Google Patents

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Description

本発明はショベル等の建設機械に装備されるカウンタウェイト装置に関するものである。
ショベルを例にとって背景技術を説明する。
ショベルは、図14に示すように下部走行体1上に上部旋回体2が旋回自在に搭載され、この上部旋回体2の前部に作業アタッチメント3が装着されて構成される。
上部旋回体2には、前部左側にキャビン4が搭載されるとともに、後端部に負荷モーメントに対抗するためのカウンタウェイト装置5が取付けられる。
なお、この明細書中の「左右」「前後」は、キャビン4内に着座したオペレータから見た方向性をいう。
カウンタウェイト装置5は、カウンタウェイト6の後端かつ上端部に必要な機器類7が設置されて成っている。
ここでは、機器類7として、図15に拡大して示すようにショベルの後進時や旋回時の安全確認のための後方監視カメラ7a(以下、単にカメラという)、及び夜間作業時の照明となる作業灯7bが設置された場合を例示している。
大型ショベルの場合、カウンタウェイト6として、輸送時の重量制限に対応するために積層型のものが用いられる。
この積層型カウンタウェイト6は、上面が開口した四角箱状のケース8と、このケース8内に上面開口から挿入されて上下積層状態で収容される複数(ここでは上下二段の場合で説明する)のウェイト9,10とによって構成され、ショベル輸送時に分解される(特許文献1参照)。
この積層型カウンタウェイト6を用いるカウンタウェイト装置5(以下、積層型カウンタウェイト装置という場合がある)における機器類7の設置構造として、従来は、図15に示すようにケース背面壁の上端部外面にL字形のブラケット11を上向きかつ後向きに取付け、このブラケット11に機器類7(カメラ7a、作業灯7b)を取付ける構造が実施されている(以下、この技術を公知技術の1という)。
この公知技術の1において、機器類7と、キャビン内のモニタや電源等とを接続する電気配線12は、ケース8の外面に沿って配索されている。
一方、カウンタウェイト全体が一体物で構成された一体型カウンタウェイト装置において、特許文献2に示されているようにカウンタウェイト背面の上部に凹部を設け、ここに機器類を設置したものが公知である(以下、公知技術の2という)。
特開2010−106613号公報 特開2008−184789号公報
上記公知技術の1によると、機器類7がカウンタウェイト外に大きく突出して設けられるため、作業中、他物との接触によって損傷するおそれがあった。
また、カウンタウェイト6の組立・分解時(ウェイト9,10の挿入、取り出し時)にも、荷振れ等によってウェイト9,10が機器類7と接触し損傷するおそれがあった。
この場合、組立・分解時の損傷防止のために予め機器類7を取外すとすると、組立・分解の作業能率が著しく悪くなり、現実的でない。
なお、公知技術の2の、カウンタウェイトに凹部を設けてここに機器類を設置する構造を積層型カウンタウェイト装置に転用できれば上記問題を解決できると考えられる。
しかし、積層型カウンタウェイト装置の場合、カウンタウェイト6(上段のウェイト9)に凹部を設けると、ケース8内に下段ウェイト10のみを収容した状態、またはウェイト無しで作業する軽作業時に機器類(カメラ7a、作業灯7b)の機能が失われてしまうという弊害が生じる。
また、ケース8に凹部を内向きに突出して設けるとすると、この凹部の内向き突出分、カウンタウェイト6全体の前後サイズを縮小しなければならないため、カウンタウェイト6の大幅な減量となり、重作業時に必要なカウンタウェイト機能が果たせなくなる。
そこで本発明は、積層型カウンタウェイトを用いることを前提として、機器類の機能喪失やカウンタウェイトの大幅な減量といった弊害を招くことなく、機器類を損傷のおそれのない状態で設置することができる建設機械のカウンタウェイト装置を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明においては、下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体の後端部にカウンタウェイトが搭載され、このカウンタウェイトは、上面が開口したケースと、このケース内に上記上面開口から挿入されて上下積層状態で収容される複数のウェイトを具備し、かつ、上記ケースにカメラ等の機器類が装備される建設機械のカウンタウェイト装置において、上記ケースの周壁に、機器類設置部をケース内側に突出して設ける一方、上記各ウェイトのうち上記機器類設置部に対面するケース内空間を通って挿入されるウェイトに、上記挿入時に上記機器類設置部が嵌まり込む凹部を設け、上記機器類設置部に機器類を設置し、上記機器類設置部を上記ケース周壁におけるケース底面よりも高い上下方向の一部に形成するとともに、この機器類設置部の下方に、上記機器類設置部に設置された機器類としての電気機器につながる電気配線が通される上下方向に延びる配線空間を形成したものである。
この構成によれば、機器類設置部をケース内側に突出して設け、機器類を、カウンタウェイト組立・分解時のウェイトを含めた他物と接触するおそれのないケース内側に設置するため、機器類の損傷を防止することができる。
また、カウンタウェイトのケースに機器類を設置するため、ウェイトに設置する場合と異なり、ウェイトを減らし、あるいは取り出した状態での作業時にも機器類の機能が喪失するおそれがない。
一方、カウンタウェイトを構成するウェイトに、ケース内への挿入時に機器類設置部が嵌まり込む逃げ用の凹部を設けたから、いいかえれば凹部以外ではウェイトの前後方向寸法を縮小する必要がないため、カウンタウェイト全体の減量分を最小限に抑えることができる。
しかも、ウェイト挿入時に機器類設置部が凹部に嵌まり込むことによってウェイトの左右及び前後両方向の位置決め作用と振れ止め作用が行われる(分解時には振れ止め作用が行われる)ため、ウェイト組立時及び分解時の作業能率を向上させることができる。
本発明では、上記機器類設置部を上記ケース周壁におけるケース底面よりも高い上下方向の一部に形成するとともに、この機器類設置部の下方に、上記機器類設置部に設置された機器類としての電気機器につながる電気配線が通される上下方向に延びる配線空間を形成している
このように、機器類設置部を上下方向の一部に設け、その下方に上下方向に延びる配線空間を形成することにより、機器類がカメラや作業灯のような電気機器の場合に、電気配線をカウンタウェイト内に隠蔽配線として通すことができるため、この部分で配線を保護することができる。
この場合、上記機器類設置部を上記ケース周壁の上端部に設けるのが望ましい(請求項)。
こうすれば、ウェイト挿入時の位置決め及びガイド機能が挿入当初から発揮されるため、とくに組立作業の能率が良いものとなる。
また、カメラや作業灯のように高所に位置するのが望ましい機器類の設置に好適となる。
本発明において、上記機器類設置部を上記ケースの背面壁に設けるのが望ましい(請求項)。
こうすれば、カメラや作業灯のように機械後方に向けて作用する機器類の設置に好適となる。
さらに本発明においては、上記機器類設置部を、上記ケース周壁の外面に開口する開口部を備えた、ケース外から見て凹みとして形成するのが望ましい(請求項)。
こうすれば、開口部があることで機器類の設置、メンテナンスが容易となるとともに、カメラや作業灯のように後向きの開口が必要な機器類に好適となる。
本発明において、上記機器類設置部の開口部を塞ぐカバーを上記ケースに着脱可能に取付けるのが望ましい(請求項)。
こうすれば、ケース内側に設置した機器類をさらにカバーによって覆うことができるため、機器類の保護効果がさらに高いものとなる。
この場合、上記カバーに、上記機器類設置部に設置された機器類を外部に臨ませる窓穴を設けるのが望ましい(請求項)。
こうすれば、カメラや作業灯、警報ブザーのように光や音等の出入り口を要する機器類を設置する場合に好適となる。
本発明においては、請求項のいずれかの構成を前提として、上記ケース周壁に切欠を設けるとともに、ケース周壁の内側における上記切欠が設けられた位置に内枠を、ケース内側に上記機器類設置部が上記切欠を開口部として形成される状態で設けるのが望ましい(請求項)。
この構成によれば、切欠と内枠によって機器類設置部を簡単に形成することができる。
この場合、上記切欠を上記ケース底面よりも高位置に設ける一方、上記内枠を上下方向に延びる柱状に形成し、この内枠を、ケース内側に上記機器類設置部及び上記配線空間が形成される状態でケース内側に設けるのが望ましい(請求項)。
この構成によれば、内枠によって機器類設置部と配線空間の双方を同時に形成できるとともに、配線をウェイトに対しても防護することができる。
また、ウェイトガイド作用が内枠の長さ範囲で上下方向に長く行われるため、ガイド作用の実効が高いものとなる。
本発明において、上記ケースの内側において上記機器類設置部の下方または上方に形成される余剰空間に補助ウェイトを設けるのが望ましい(請求項)。
このようにウェイトの凹部を埋める状態で補助ウェイトを設けることにより、凹部によるウェイトの減量分を補助ウェイトによって補うことができる。このため、カウンタウェイト機能の低下が殆どなくなる。
本発明においては、下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体の後端部にカウンタウェイトが搭載され、このカウンタウェイトは、上面が開口したケースと、このケース内に上記上面開口から挿入されて上下積層状態で収容される複数のウェイトを具備し、かつ、上記ケースにカメラ等の機器類が装備される建設機械のカウンタウェイト装置において、上記ケースの周壁におけるケース底面よりも高い位置に切欠を設けるとともに、ケース周壁の内側における上記切欠が設けられた位置に、上下方向に延びる柱状の内枠を設け、上記切欠と内枠によって、ケース外面に開口する開口部を備えかつケース内側に突出する機器類設置部と、この機器類設置部の下方で上下方向に延びる配線空間を形成し、上記機器類設置部に電気機器を設置するとともに、上記機器類設置部の下方または上方に形成される余剰空間に補助ウェイトを設け、かつ、この電気機器につながる電気配線を上記配線空間に通す一方、上記ウェイトに、上記挿入時に上記内枠が嵌まり込んでウェイトの位置決め及び挿入ガイド作用を行う凹部を設けたものである(請求項1)。
この構成によれば、請求項1,4のすべての効果を得ることができる。
本発明によると、積層型カウンタウェイトを用いることを前提として、機器類の機能喪失やカウンタウェイトの大幅な減量といった弊害を招くことなく、機器類を損傷のおそれのない状態で設置することができる。
本発明の第1実施形態に係るカウンタウェイト装置の斜視図である。 同装置のカウンタウェイトを構成するケースと、これに取付けられる内枠の斜視図である。 図2の状態から内枠を取付けた状態の斜視図である。 図3の状態からウェイトを挿入する段階の斜視図である。 図3の一部拡大図である。 図4の一部拡大図である。 (a)は図6の状態からカメラ及び作業灯を取付けた状態、(b)はさらにカバーを装着した状態の各斜視図である。 組立完了状態で機器類設置部をケース内側から見た斜視図である。 同平面図である。 図9のX−X線断面図である。 本発明の第2実施形態に係るカウンタウェイト装置の斜視図である。 図11のXII−XII線拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るカウンタウェイト装置の斜視図である。 本発明が適用されるショベルと従来の機器類取付構造を示す一部切欠側面図である。 図14の一部拡大図である。
本発明の実施形態を図1〜図13によって説明する。
実施形態はショベルを適用対象としている。
第1〜第3実施形態において、次の点は図14,15に示す従来装置と同じである。
(i) 下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体の後端部にカウンタウェイト装置25A,25B,25Cが取付けられる点。
(ii) このカウンタウェイト装置25A,25B,25Cは、カウンタウェイト26の後端かつ上端部に必要な機器類27(カメラ27aと作業灯27bを例示している)が設置されて成る点。
(iii) カウンタウェイト26は、上面が開口した四角箱状のケース28と、このケース28内に上面開口から挿入されて上下積層状態で収容される複数(ここでは上下二段の場合で説明する)のウェイト29,30とから成る積層型カウンタウェイトとして構成されている点。
第1実施形態(図1〜図10参照)
図1はカウンタウェイト装置25Aの組立完了状態、図2〜図4は組立過程をそれぞれ示す。
また、図5〜図7は組立過程ごとの要部の拡大斜視図、図8〜図10は組立完了状態の要部の拡大斜視図もしくは平面図、または垂直断面図である。
第1実施形態では、ケース背面部の左右方向ほぼ中央部において、背面壁28aの上端部に上が開いた四角形の切欠31が設けられるとともに、この切欠31が設けられた位置のケース内側に内枠32が上下方向全長に亘って直立状態で設けられている。
内枠32は、正面壁の左右両側に側壁が設けられた所謂チャンネル型の柱状に形成され、その上端部が切欠31の内側を囲い、かつ、両側壁の先端が切欠31の左右両側でケース背面壁28aの内面に当接する状態で取付けられる。
この切欠31と内枠32により、ケース背面上端部に機器類設置部33が、ケース外面に開口する開口部を備え、かつ、ケース内側に突出する(外部から見てケース内側に凹む)空間として形成されるとともに、この機器類設置部33の下方に、内枠32とケース背面壁28aで囲われた上下方向に延びるトンネル状の配線空間34(図8〜図10参照)が形成される。
なお、内枠32の上端部内面(機器類設置部33の内面)には、図4,6〜9に示すように機器類27を取付けるための底板35、及び図7(b)に示すカバー36を取付けるためのカバー取付部37が設けられる。
機器類27は、図7〜図10に示すように機器類設置部33に後方に向けて取付けられ、この機器類27につながる電気配線38が配線空間34を上下方向に通って外部に導出され、上部旋回体を構成するアッパーフレーム等(図示省略)に沿ってキャビン内のモニタ、電源等の接続先まで配索される。
また、機器類設置部33の下方空間のうち配線空間34以外の余剰空間に補助ウェイト39が設けられている。
いいかえれば、機器類設置部33の下方空間が、配線空間34を残して補助ウェイト39によって埋められている。
一方、機器類設置部33への機器類27の設置後、図7(b)及び図10二点鎖線で示すように機器類設置部33の背面側及び上面側の開口を塞ぐカバー36がボルト止め等によって着脱可能に取付けられる。
このカバー36には、機器類27を外部に臨ませる窓穴36a,36bが設けられ、この窓穴36a,36bにより、カバー装着状態のままカメラ27aによる外部撮影及び作業灯27bによる外部照明が可能となる。
カウンタウェイト26のウェイト29,30は、機器類設置後、または設置前にケース28内に挿入される。
ここで、上下のウェイト29,30には、背面部左右方向のほぼ中央部に機器類設置部33に対応する凹部40が上下全長に亘って設けられ、ケース28内へのウェイト29,30の挿入時に機器類設置部33がこの凹部40に嵌まり込むように構成されている。
これにより、ウェイト挿入時に、ウェイト29,30が左右及び前後方向に位置決めされ、かつ、ガイド作用(振れ止め作用)が行われる。
なお、ガイド作用はウェイト29,30をケース外に取り出す分解時にも行われる。
このカウンタウェイト装置によると、次の効果を得ることができる。
(I) 機器類設置部33をケース背面壁28aの内側に突出して設け、機器類27を、カウンタウェイト組立・分解時のウェイト29,30を含めた他物と接触するおそれのないケース内側に設置するため、機器類27の損傷を防止することができる。
(II) カウンタウェイト26のケース28に機器類27を設置するため、機器類27を上段ウェイト29に設置した場合と異なり、同ウェイト29を取外した状態での作業時にも機器類27の機能が喪失するおそれがない。
(III) カウンタウェイト26を構成するウェイト29,30に、ケース28内への挿入時に機器類設置部33が嵌まり込む逃げ用の凹部40を設けたから、いいかえれば凹部40以外ではウェイト29,30の前後方向寸法を縮小する必要がないため、カウンタウェイト26全体の減量分を最小限に抑えることができる。
(IV) 前記のように機器類設置部33と凹部40によってウェイト挿入時のウェイト29,30の左右及び前後両方向の位置決め作用とガイド(振れ止め)作用が行われる(分解時には振れ止め作用が行われる)ため、ウェイト組立時及び分解時の作業能率を向上させることができる。
なお、ガイド作用がより滑らかに行われるように、図9中に二点鎖線で示すように内枠32またはウェイト29,30の相対向する面にスライディングパッド41を設けてもよい。
(V) 機器類設置部33をケース背面上端部に設けて、その下方に上下方向に延びるトンネル状の配線空間34を形成し、機器類27につながる電気配線38をこの配線空間34に隠蔽配線として通す構成としているため、電気配線38を他物との接触から保護して損傷を防止することができる。
(VI) ケース背面壁28aに切欠31を設けるとともに、ケース背面壁28aの内側における切欠31が設けられた位置に内枠32を設けることによってケース内側に機器類設置部33を形成するため、機器類設置部33を簡単に形成することができる。
(VII) 柱状の内枠32を上下全長に亘ってケース内側に設けることによって機器類設置部33と配線空間34を同時に形成できるととともに、電気配線38をウェイト29,30に対しても防護することができる。
また、ウェイトガイド作用が内枠32によって全高に亘って行われるため、ガイド作用の実効が高いものとなる。
(VIII) ケース28の内側において機器類設置部33の下方に形成される余剰空間に補助ウェイト39を設けているため、凹部40によるウェイト29,30の減量分を補助ウェイト39によって補うことができる。このため、カウンタウェイト機能の低下が殆どなくなる。
加えて、第1実施形態によると、機器類設置部33をケース背面上端部に設けているため、実施形態で挙げたカメラ27aや作業灯27bのように高所に位置するのが望ましい機器類の設置に好適となる。
また、 機器類設置部33を、ケース背面壁28aの外面に開口する開口部を備えた、ケース外から見て凹みとして形成しているため、開口部があることで機器類27の設置、メンテナンスが容易となるとともに、カメラ27aや作業灯27bのように後向きの開口が必要な機器類に好適となる。
さらに、機器類設置部33の開口部を塞ぐカバー36をケース28に着脱可能に取付けるため、ケース内側に設置された機器類27をさらにカバー36でて覆うことによって機器類27の保護効果がさらに高いものとなる。
この場合、カバー36に、機器類27を外部に臨ませる窓穴36a,36bを設けているため、カメラ27aや作業灯27b、あるいは警報ブザーのように光や音等の出入り口を要する機器類を設置する場合に好適となる。
第2、第3実施形態(図11〜13参照)
第1実施形態との相違点のみを説明する。
図11,12に示す第2実施形態に係るカウンタウェイト装置25Bにおいては、ケース背面壁28aの左右方向ほぼ中央部において、上端部ではなく上下方向中間部に機器類設置部33が形成されている。
この機器類設置部33は、ケース背面壁の中間部に四角形の窓穴状の切欠31を設けるとともに、第1実施形態と同様に柱状の内枠32をケース内側に上下方向全長に亘って設けることによって形成されている。
また、この機器類設置部33の下方に配線空間34が形成されるとともに、この配線空間34を残して下方の余剰空間に補助ウェイト39が設けられている。
この場合、機器類設置部33の上方にも余剰空間が形成されるため、図示のようにここにも補助ウェイト39を設けるのが望ましい。
カウンタウェイト26の構成、すなわち、両ウェイト29,30に機器類設置部33に対応する凹部40が設けられる点は第1実施形態と同じである。
また、第2実施形態の場合、機器類設置部33よりも上方でのウェイト位置決め及びガイド作用は内枠32によって行われる。
なお、本発明において、ウェイトの凹部40は、原理的には、機器類設置部33に対面するケース内空間を通ってケース28内に挿入されるウェイト、または同空間を通る部分のみにあればよい。
従って、第2実施形態の変形形態として、上段ウェイト29の凹部40を下端から機器類設置部33までの範囲のみに設けてもよいし、上段ウェイト29が機器類設置部33よりも上方に位置する場合には凹部40を設けない構成をとってもよい。
また、内枠32も、ウェイト下端から機器類設置部33までの上下方向範囲のみに設けてもよい。
但し、この構成をとる場合には、ウェイト挿入時の位置決め作用及びガイド作用は、ウェイト29,30が機器類設置部33に達した時点からのみ働く。
図13に示す第3実施形態にかかるカウンタウェイト装置25Cおいては、ケース背面壁28aの左右両側の上端部、つまり左右両側コーナー部に機器類設置部33,33が形成され、この両機器類設置部33,33に機器類27が設置されている。
切欠31と内枠32によって機器類設置部33を形成する点は第1実施形態と同じである。但し、切欠31は、背面壁28aと左右両側壁とに跨って設けられる。
この第3実施形態の変形形態として、機器類設置部33を、第2実施形態のように上下方向の中間部に設けてもよい。
他の実施形態
(1) 機器類設置部33に設置される機器類は、カメラ、作業灯のほか、警報ブザー、ウェイトの着脱を検出するセンサ等、種々選択することができる。
また、電気機器以外の機器類を電気機器と併せて、あるいは単独で設置することもできる。
(2) 設置される機器類の種類等によっては機器類設置部33をケース下端部に形成してもよい。この場合、ウェイト位置決め及びガイド機能は第1〜第3実施形態と比較して低下する。
(3) 上記各実施形態では、機器類設置部33をケース背面側に設けたが、左右両側面または一方の側面に設けてもよい。
(4) 本発明はショベルに限らず、カウンタウェイト装置を備えた各種建設機械に広く適用することができる。
1 下部走行体
2 上部旋回体
25A,25B,25C カウンタウェイト装置
26 カウンタウェイト
27 機器類
27a 機器類としての後方監視カメラ
27b 同、作業灯
28 カウンタウェイトを構成するケース
28a ケース背面壁
29,30 カウンタウェイトを構成するウェイト
31 切欠
32 内枠
33 機器類設置部
34 配線空間
36 カバー
36a,36b カバーの窓穴
38 電気配線
39 補助ウェイト
40 ウェイトの凹部

Claims (10)

  1. 下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体の後端部にカウンタウェイトが搭載され、このカウンタウェイトは、上面が開口したケースと、このケース内に上記上面開口から挿入されて上下積層状態で収容される複数のウェイトを具備し、かつ、上記ケースにカメラ等の機器類が装備される建設機械のカウンタウェイト装置において、上記ケースの周壁に、機器類設置部をケース内側に突出して設ける一方、上記各ウェイトのうち上記機器類設置部に対面するケース内空間を通って挿入されるウェイトに、上記挿入時に上記機器類設置部が嵌まり込む凹部を設け、上記機器類設置部に機器類を設置し
    上記機器類設置部を上記ケース周壁におけるケース底面よりも高い上下方向の一部に形成するとともに、この機器類設置部の下方に、上記機器類設置部に設置された機器類としての電気機器につながる電気配線が通される上下方向に延びる配線空間を形成したことを特徴とする建設機械のカウンタウェイト装置。
  2. 上記機器類設置部を上記ケース周壁の上端部に設けたことを特徴とする請求項記載の建設機械のカウンタウェイト装置。
  3. 上記機器類設置部を上記ケースの背面壁に設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の建設機械のカウンタウェイト装置。
  4. 上記機器類設置部を、上記ケース周壁の外面に開口する開口部を備えた、ケース外から見て凹みとして形成したことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の建設機械のカウンタウェイト装置。
  5. 上記機器類設置部の開口部を塞ぐカバーを上記ケースに着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項記載の建設機械のカウンタウェイト装置。
  6. 上記カバーに、上記機器類設置部に設置された機器類を外部に臨ませる窓穴を設けたことを特徴とする請求項記載の建設機械のカウンタウェイト装置。
  7. 上記ケース周壁に切欠を設けるとともに、ケース周壁の内側における上記切欠が設けられた位置に内枠を、ケース内側に上記機器類設置部が上記切欠を開口部として形成される状態で設けたことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の建設機械のカウンタウェイト装置。
  8. 上記切欠を上記ケース底面よりも高位置に設ける一方、上記内枠を上下方向に延びる柱状に形成し、この内枠を、ケース内側に上記機器類設置部及び上記配線空間が形成される状態でケース内側に設けたことを特徴とする請求項記載の建設機械のカウンタウェイト装置。
  9. 上記ケースの内側において上記機器類設置部の下方または上方に形成される余剰空間に補助ウェイトを設けたことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の建設機械のカウンタウェイト装置。
  10. 下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体の後端部にカウンタウェイトが搭載され、このカウンタウェイトは、上面が開口したケースと、このケース内に上記上面開口から挿入されて上下積層状態で収容される複数のウェイトを具備し、かつ、上記ケースにカメラ等の機器類が装備される建設機械のカウンタウェイト装置において、上記ケースの周壁におけるケース底面よりも高い位置に切欠を設けるとともに、ケース周壁の内側における上記切欠が設けられた位置に、上下方向に延びる柱状の内枠を設け、上記切欠と内枠によって、ケース外面に開口する開口部を備えかつケース内側に突出する機器類設置部と、この機器類設置部の下方で上下方向に延びる配線空間を形成し、上記機器類設置部に電気機器を設置するとともに、上記機器類設置部の下方または上方に形成される余剰空間に補助ウェイトを設け、かつ、この電気機器につながる電気配線を上記配線空間に通す一方、上記各ウェイトに、上記挿入時に上記内枠が嵌まり込んでウェイトの位置決め及び挿入ガイド作用を行う凹部を設けたことを特徴とする建設機械のカウンタウェイト装置。
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