JP7044131B2 - 格納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、格納装置に関する。
建設機械では、上部旋回体に配置された油圧源から所望の箇所に圧油を供給するための供給路用の接続部材として油圧カプラが用いられる(特開2000-211888号公報参照)。
特開2000-211888号公報
特許文献1には、基端ブームに油圧カプラが設けられた構成が記載されている。特許文献1に記載の油圧カプラは、油圧源から延びる油圧ホース等の先端に設けられている他の油圧カプラと接続されて圧油の供給路を形成する。この供給路に金属片や粉塵等の異物が混入すると、油圧機器の破損につながるおそれがある。そのため、通常油圧カプラは、他の油圧カプラと接続されていない状態では、先端部にキャップを取り付けて保持される。しかしながら、この構成によると、キャップを紛失した場合等に、供給路内への異物の混入を防止できない場合がある。
また、油圧ホース等の可撓性を有する配管の先端に設けられている油圧カプラは、他の油圧カプラと接続されていない状態では、ブラケット等に固定して保持される。例えば、この油圧カプラは、ブラケットに設けられたU字状の切り欠きに油圧ホースを篏合することでブラケットに固定される。しかしながら、この構成によっては、油圧カプラをブラケットに固定することはできたとしても、供給路内への異物の混入を防ぐためには油圧カプラの先端部に上述のキャップを取り付けることを要する。さらに、この構成によると、油圧カプラが上向きに保持されやすいため、キャップを紛失した場合に、供給路内への異物の混入を助長するおそれがある。
上記不都合に鑑みて、本発明は、カプラを固定可能であると共に、カプラ内への異物の混入を抑制可能な格納装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る格納装置は、支持板と、この支持板を厚さ方向に貫通する1又は複数のカプラとを有するカプラユニットを格納可能な格納装置であって、対向する一対の側縁、並びに対向する上縁及び下縁を有する端壁と、上記端壁の一対の側縁にそれぞれ接続され、互いに対向する一対の側壁とを有するケーシングと、上記端壁の上部に配置され、上記端壁及び上記一対の側壁に囲まれる空間を上方から被覆可能なカバーとを備え、上記一対の側壁が、上記1又は複数のカプラの先端部が上記端壁と対向するように、上記支持板を上記一対の側壁同士の間に係止可能な係止部を有し、上記支持板を上記一対の側壁同士の間に係止した状態で上記ケーシングと上記カバーとを互いに固定する固定部材をさらに備える。
本発明の一態様に係る格納装置は、カプラを固定可能であると共に、カプラ内への異物の混入を抑制可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る格納装置を示す模式的斜視図である。 図2は、図1の格納装置に格納されるカプラユニットを示す模式的斜視図である。 図3は、図1の格納装置のカプラユニットを格納した状態を示す模式的斜視図である。 図4は、図1の格納装置とは異なる実施形態に係る格納装置を示す模式的斜視図である。 図5は、図4の格納装置のカプラユニットを格納した状態を示す模式的斜視図である。 図6は、図1及び図4の格納装置とは異なる実施形態に係る格納装置を示す模式的斜視図である。 図7は、図6の格納装置のカプラユニットを格納した状態を示す模式的斜視図である。 図8は、図6の格納装置が装備された建設機械の格納構造を示す模式的斜視図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様に係る格納装置は、支持板と、この支持板を厚さ方向に貫通する1又は複数のカプラとを有するカプラユニットを格納可能な格納装置であって、対向する一対の側縁、並びに対向する上縁及び下縁を有する端壁と、上記端壁の一対の側縁にそれぞれ接続され、互いに対向する一対の側壁とを有するケーシングと、上記端壁の上部に配置され、上記端壁及び上記一対の側壁に囲まれる空間を上方から被覆可能なカバーとを備え、上記一対の側壁が、上記1又は複数のカプラの先端部が上記端壁と対向するように、上記支持板を上記一対の側壁同士の間に係止可能な係止部を有し、上記支持板を上記一対の側壁同士の間に係止した状態で上記ケーシングと上記カバーとを互いに固定する固定部材をさらに備える。
当該格納装置は、上記端壁及び上記一対の側壁を有するケーシングと、上記端壁の上部に配置され、上記端壁及び上記一対の側壁に囲まれる空間を上方から被覆可能なカバーとを備えている。当該格納装置は、上記一対の側壁が、上記支持板を上記一対の側壁同士の間に係止可能な係止部を有しているので、上記1又は複数のカプラを、その先端部が上記端壁と対向するように上記空間に保持することができる。当該格納装置は、上記支持板を上記一対の側壁同士の間に係止した状態で上記ケーシングと上記カバーとを互いに固定する固定部材を備えているので、上記カプラの先端部の上方を上記カバーによって容易かつ確実に覆うことができる。従って、当該格納装置は、カプラを固定可能であると共に、カプラ内への異物の混入を抑制可能である。
上記一対の側壁が、上記端壁と接続される側と反対側の端部の上方に切り欠きを有しており、上記カバーが、上記切り欠きを外側から覆う側方被覆部を有するとよい。このように、上記一対の側壁が、上記端壁と接続される側と反対側の端部の上方に切り欠きを有しており、上記カバーが、上記切り欠きを外側から覆う側方被覆部を有することによって、上記カプラユニットの着脱の容易化を図りつつ、カプラ内への異物の混入を十分に抑制することができる。
上記カバーが、上記支持板を後方から覆う後方被覆部を有するとよい。このように、上記カバーが、上記支持板を後方から覆う後方被覆部を有することによって、カプラ内への異物の混入をより容易かつ確実に抑制することができる。
上記係止部が、上記一対の側壁の対向方向内側に突出するリブであるとよい。このように、上記係止部が、上記一対の側壁の対向方向内側に突出するリブであることによって、上記カプラユニットを容易かつ確実に固定することができる。
上記支持板が、対向する一対の側端面を有し、上記カプラユニットが、上記一対の側端面から突出する一対の凸部を有しており、上記係止部が、上記凸部を引っ掛け可能な溝であるとよい。このように、上記支持板が、対向する一対の側端面を有し、上記カプラユニットが、上記一対の側端面から突出する一対の凸部を有しており、上記係止部が、上記凸部を引っ掛け可能な溝であることによって、上記カプラユニットを容易かつ確実に固定することができる。
上記側壁及び上記カバーが互いに重なり合う孔を有し、上記固定部材が、上記孔に挿入される軸部材を有するとよい。このように、上記側壁及び上記カバーが互いに重なり合う孔を有し、上記固定部材が、上記孔に挿入される軸部材を有することによって、上記ケーシングと上記カバーとを容易かつ確実に固定することができる。
当該格納装置は、並列に配置される複数の上記ケーシングと、上記複数のケーシングに接続される1つの上記カバーとを備えるとよい。このように、当該格納装置は、並列に配置される複数の上記ケーシングと、上記複数のケーシングに接続される1つの上記カバーとを備えることによって、複数の上記カプラユニットを整列状態で容易に格納することができる。
なお、本発明において、「上」及び「下」とは、格納装置の設置面と平行な方向を左右とした場合の「上」及び「下」を意味する。「後方」とは、カプラの中心軸方向を前後方向とした場合の、カプラの先端から基端に向かう方向を意味する。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<格納装置>
図1の格納装置10は、図2に示す支持板21と、支持板21を厚さ方向に貫通する複数のカプラ22とを有するカプラユニット20を格納可能である。本実施形態において、カプラ22は油圧カプラである。当該格納装置10は、対向する一対の側縁11a、11b、並びに対向する上縁11c及び下縁11dを有する端壁11と、端壁11の一対の側縁11a、11bにそれぞれ接続され、互いに対向する一対の側壁12とを有するケーシング2と、端壁11の上部に配置され、端壁11及び一対の側壁12に囲まれる空間Sを上方から被覆可能なカバー3とを備える。一対の側壁12は、カプラ22の先端部22aが端壁11の内面と対向するように、支持板21を一対の側壁12同士の間に係止可能な係止部12aを有する。当該格納装置10は、支持板21を一対の側壁12同士の間に係止した状態でケーシング2とカバー3とを互いに固定する固定部材4を備える。
当該格納装置10は、端壁11及び一対の側壁12に囲まれる空間Sの下部開口を閉塞する底面板5を備える。当該格納装置10は、例えば建設機械に設置される支持台(不図示)に固定される。底面板5は、上記支持台の一部分であってもよく、上記支持台とは別個の部材であってもよい。当該格納装置10にカプラユニット20を格納した状態において、底面板5と支持板21とは離間していてもよい。但し、支持板21を一対の側壁12同士の間に確実に固定する観点からは、底面板5と支持板21とは当接していてもよい。
(カプラユニット)
上述のように、カプラユニット20は、支持板21と複数のカプラ22とを有する。支持板21は、平面視(厚さ方向視)略矩形状である。支持板21は、厚さ方向に複数の貫通孔21aを有する。貫通孔21aには、カプラ22が貫通している。カプラ22の基端部には、油圧ホース23が接続されている。支持板21は、対向する一対の側端面21bを有する。一対の側端面21bからはそれぞれ凸部24が突出している。すなわち、カプラユニット20は、一対の側端面21bから突出する一対の凸部24を有する。凸部24は例えば棒状である。一対の凸部24は、一対の側端面21bの対向する位置から対向方向外側に突出している。
(ケーシング)
端壁11は、平面視(厚さ方向視)略矩形状である。端壁11の平面形状は、カプラユニット20の支持板21の平面形状と略等しい。これにより、当該格納装置10にカプラユニット20が格納された状態で、複数のカプラ22の先端部22aは、支持板21と端壁11との間に保持される。より詳しくは、複数のカプラ22の先端部22aは、端壁11、一対の側壁12、カバー3、底面板5及び支持板21によって画定される空間内に保持される。
一対の側壁12同士は、略同形状に構成される。一対の側壁12は、端壁11の側縁11a、11bの全領域から延出している。端壁11の下縁11dと一対の側壁12の下縁12bとは面一である。一対の側壁12は、端壁11と接続される側と反対側の上方に切り欠き12cを有する。切り欠き12cは、例えば矩形状である。
上述のように、一対の側壁12は、支持板21を一対の側壁12同士の間に係止可能な係止部12aを有する。当該格納装置10は、一対の側壁12が係止部12aを有することで、建設機械が移動したり、振動したりした場合であっても、当該格納装置10からのカプラユニット20の脱落を確実に抑えることができる。
係止部12aは、切り欠き12cの下方に設けられている。より詳しくは、係止部12aは、切り欠き12cのエッジに穿設されている。当該格納装置10は、係止部12aが切り欠き12cの下方に設けられることで、支持板21を一対の側壁12同士の間に係止しやすい。換言すると、カプラユニット20を着脱しやすい。
係止部12aは、カプラユニット20の一対の凸部24を引っ掛け可能な溝である。当該格納装置10は、係止部12aが上述の溝であることで、カプラユニット20を容易かつ確実に固定することができる。
側壁12は、後述の軸部材4aを挿入可能な孔12dを有する。より詳しくは、一対の側壁12が、同軸に配置される一対の孔12dを有する。
(カバー)
カバー3は、端壁11の上縁11cと平行な軸の回りに揺動可能に構成されている。カバー3は、空間Sを上方から被覆する本体3aと、本体3aと端壁11とを接続するヒンジ部3eとを有する。本体3aは、例えば透明である。本体3aは、端壁11及び一対の側壁12に囲まれる空間Sの上方を全領域亘って被覆することが好ましい。本体3aは、切り欠き12cを外側から覆う側方被覆部3bを有する。当該格納装置10は、カバー3が側方被覆部3bを有することで、カプラ22への異物や雨水の付着を容易かつ確実に抑制することができる。その結果、カプラ内(カプラ22の内部に形成される圧油の流路内)への異物の混入を容易かつ確実に抑制することができる。
本体3aは、支持板21を後方から覆う後方被覆部3cを有する。これにより、カプラ内への異物の混入をより容易かつ確実に抑制することができる。
後方被覆部3cは、カプラユニット20を格納した状態で、支持板21の上部の後方を左右方向に延びている。また、後方被覆部3cは、カプラユニット20を格納した状態で、支持板21の左右の側縁の後方を上下方向に延びている。後方被覆部3cは、例えば逆U字状である。後方被覆部3cは、支持板21を一対の側壁12同士の間に係止した状態で支持板21を傾けた際に支持板21と当接する位置に設けられることが好ましい。この構成によると、支持板21を一対の側壁12同士の間に確実に保持することができる。
カバー3は、側壁12に設けられる孔12dと互いに重なり合う孔3dを有する。より詳しくは、一対の側方被覆部3bが、一対の側壁12に設けられる一対の孔12dと互いに重なり合う一対の孔3dを有する。側壁12に設けられる孔12d及びカバー3に設けられる孔3dは、好ましくは同軸に配置されている。
(固定部材)
固定部材4は、孔12d、3dに挿入される軸部材4aを有する。当該格納装置10は、側壁12及びカバー3が同軸に配置される孔12d、3dを有し、固定部材4が軸部材4aを有することで、ケーシング2とカバー3とを容易かつ確実に固定することができる。
軸部材4aの具体的構成は特に限定されるものではない。本実施形態において、軸部材4aはボルトである。軸部材4aがボルトである場合、固定部材4は、このボルトの先端部に取り付けられるナット等の係止部材4bを有していてもよい。
<格納手順>
当該格納装置10にカプラユニット20を格納する手順について説明する。まず、図1の状態において軸部材4aから係止部材4bを取り外し、軸部材4aを孔12d、3dから抜き出す。次に、空間Sの上方を開放するように端壁11に対してカバー3を揺動させたうえ、支持板21を空間S内に移動させ、一対の凸部24を一対の係止部12aに引っ掛ける。この状態で、空間Sの上方を被覆するようにカバー3を揺動させたうえ、軸部材4aを孔12d、3dに挿入する。さらに、軸部材4aの先端部に係止部材4bを取り付ける。これにより、図3に示すように、当該格納装置10にカプラユニット20が格納される。なお、カプラユニット20を当該格納装置10からの取り出す場合には、上述の格納手順と反対の手順を行えばよい。
<利点>
当該格納装置10は、一対の側壁12が、支持板21を一対の側壁12同士の間に係止可能な係止部12aを有しているので、カプラ22を、その先端部22aが端壁11と対向するように空間Sに保持することができる。当該格納装置10は、支持板21を一対の側壁12同士の間に係止した状態でケーシング2とカバー3とを互いに固定する固定部材4を備えているので、カプラ22の先端部22aの上方をカバー3によって容易かつ確実に覆うことができる。従って、当該格納装置10は、カプラ22を固定可能であると共に、カプラ内への異物の混入を抑制可能である。
[第二実施形態]
<格納装置>
図4の格納装置30は、図5に示すように、支持板21と、支持板21を厚さ方向に貫通する複数のカプラ22とを有するカプラユニット50を格納可能である。カプラユニット50は、支持板の側端面から突出する凸部を有しないこと以外、図2のカプラユニット20と同様の構成とすることができる。
当該格納装置30は、端壁41と、端壁41の一対の側縁41a、41bにそれぞれ接続され、互いに対向する一対の側壁42とを有するケーシング32と、端壁41の上部に配置され、端壁41及び一対の側壁42に囲まれる空間Sを上方から被覆可能なカバー33とを備える。一対の側壁42は、カプラ22の先端部22aが端壁41の内面と対向するように、支持板21を一対の側壁42同士の間に係止可能な係止部42bを有する。当該格納装置30は、支持板21を一対の側壁42同士の間に係止した状態でケーシング32とカバー33とを互いに固定する固定部材34を備える。当該格納装置30は、端壁41及び一対の側壁42に囲まれる空間Sの下部開口を閉塞する底面板35を備える。当該格納装置30は、係止部42bの構成が相違する以外、図1の格納装置10と同様の構成とすることができる。そのため、以下では、係止部42bについてのみ説明する。
(係止部)
係止部42bは、切り欠き42aの下方に設けられている。より詳しくは、係止部42bは、側壁42の端壁41と接続される側と反対側の端縁(後端縁)に設けられている。
係止部42bは、一対の側壁42の対向方向内側に突出するリブである。一対の側壁42に配置されるリブ同士の間隔は、支持板21の幅よりも狭い。係止部42bは、上記後端縁の上下方向の両端に亘って延びている。当該格納装置30は、係止部42bが上述のリブであることで、カプラユニット20を容易かつ確実に固定することができる。
[第三実施形態]
<格納装置>
図6の格納装置60は、図7に示すように、支持板21と、支持板21を厚さ方向に貫通する複数のカプラ22とを有するカプラユニット20を格納可能である。カプラユニット20としては、図2のカプラユニット20と同様であるため、同一符号を付して説明を省略する。
当該格納装置60は、並列に配置される一対のケーシング62と、一対のケーシング62に接続される1つのカバー63とを備える。ケーシング62は、端壁71と、端壁71の一対の側縁71a、71bにそれぞれ接続され、互いに対向する一対の側壁72とを有する。カバー63は、端壁71の上部に配置され、端壁71及び一対の側壁72に囲まれる空間Sを上方から被覆可能に構成される。一対の側壁72は、カプラ22の先端部22aが端壁71の内面と対向するように、支持板21を一対の側壁72同士の間に係止可能な係止部72bを有する。当該格納装置60は、支持板21を一対の側壁72同士の間に係止した状態でケーシング62とカバー63とを互いに固定する固定部材64を備える。当該格納装置60は、端壁71及び一対の側壁72に囲まれる空間Sの下部開口を閉塞する底面板65を備える。
当該格納装置60は、1つのカバー63によって一対のケーシング62の上部開口を閉塞可能に構成されていること、及びケーシング62とカバー63との固定機構以外、図1の格納装置10と同様の構成とすることができる。そのため、以下ではケーシング62とカバー63との固定機構についてのみ説明する。
(固定機構)
固定部材64は、一方のケーシング62の側壁72とカバー63の側方被覆部63bとを固定する。固定部材64によって固定される側壁72及び側方被覆部63bは、左右方向外側に突出する突片63c、72cを有する。突片63c、72cには、互いに重なり合う孔63d、72dが形成されている。固定部材64は、孔63d、72dに挿入される軸部材64aを有する。軸部材64aは、例えば結合ピンである。当該格納装置60は、1つの軸部材64aによって、カバー63を一対のケーシング62に対して容易かつ確実に固定することができる。
<格納構造>
次に、図8を参照して、当該格納装置60を備える格納構造80について説明する。当該格納構造80は、建設機械の一部分を構成する。当該格納構造80は、下部ブーム81と、下部ブーム81に設置される底面板65と、底面板65に配置される当該格納装置60とを備える。
<利点>
当該格納装置60は、並列に配置される一対のケーシング62と、一対のケーシング62に接続される1つのカバー63とを備えるので、一対のカプラユニット20を整列状態で容易に格納することができる。
当該格納構造80は、一対のカプラユニット20を整列状態で容易に格納することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記カプラは、油圧カプラに限定されるものではなく、例えばエアーカプラ等、油圧カプラ以外のカプラであってもよい。
例えば上記一対の側壁は、端壁と接続される側と反対側の端部の上方に切り欠きを有しない構成とすることも可能である。
上記カバーは、上記端壁の上部に接続されていなくてもよい。例えば上記端壁に上下方向に延びるガイドレールが設けられ、上記カバーがこのガイドレールに沿って上下方向にスライド可能に構成されていてもよい。また、上記カバーは、上記側壁に接続される構成とすることも可能である。上記カバーが上記側壁に接続される場合、このカバーは一方の側壁に対して揺動可能に接続されてもよい。また、上記一対の側壁に前後方向に延びるガイドレールが設けられ、上記カバーがこのガイドレールに沿って前後方向にスライド可能に構成されていてもよい。
上記カバーは、支持板を後方から覆う後方被覆部を有していなくてもよい。例えば当該格納装置は、一対の側壁同士の間に係止された支持板の下面を底面板に当接させておくことで、後方被覆部を有しなくても支持板の傾きを抑制することができる。但し、この場合でも、支持板の後側からの異物が入り込みを抑制する観点からは、上記カバーが上記後方被覆部を有することが好ましい。
上記係止部の具体的構成は上記実施形態に記載の構成に限定されるものではない。例えば上記係止部は、上記支持板を前後両側から挟み込む構成であってもよい。
上記固定部材の具体的構成は特に限定されるものではない。例えば上記固定部材は紐部材であってもよい。また、当該格納装置は、1つのケーシングと1つのカバーと接続する場合の固定部材として結合ピンを用いることも可能である。
上記第三実施形態では、一対のケーシングが並列に配置された構成について説明したが、当該格納装置は、並列に配置される3以上のケーシングと、これらのケーシングに接続される1つのカバーとを備える構成とすることも可能である。
当該格納装置は、建設機械の下部ブームに配置されなくてもよい。例えば当該格納装置は、建設機械の上部旋回体に配置されてもよく、下部ブーム以外のアタッチメントに配置されてもよい。
上記カプラユニットの具体的構成は、上記実施形態に記載の構成に限定されるものではない。例えば上記カプラユニットは、1つのカプラのみが支持板の厚さ方向に貫通していてもよい。
本発明の一態様に係る格納装置は、建設機械におけるカプラの格納に適している。
2、32、62 ケーシング
3、33、63 カバー
3a 本体
3b、63b 側方被覆部
3c 後方被覆部
3d、12d、63d、72d 孔
3e ヒンジ部
4、34、64 固定部材
4a、64a 軸部材
4b 係止部材
5、35、65 底面板
10、30、60 格納装置
11、41、71 端壁
11a、11b、41a、41b、71a、71b 側縁
11c、41c、71c 上縁
11d、12b 下縁
12、42、72 側壁
12a、42b、72b 係止部
12c、42a 切り欠き
20、50 カプラユニット
21 支持板
21a 貫通孔
21b 側端面
22 カプラ
22a 先端部
23 油圧ホース
24 凸部
63c、72c 突片
80 格納構造
81 下部ブーム
S 端壁及び一対の側壁に囲まれる空間

Claims (7)

  1. 支持板と、この支持板を厚さ方向に貫通する1又は複数のカプラとを有するカプラユニットを格納可能な格納装置であって、
    対向する一対の側縁、並びに対向する上縁及び下縁を有する端壁と、
    上記端壁の一対の側縁にそれぞれ接続され、互いに対向する一対の側壁と
    を有するケーシングと、
    上記端壁の上部に配置され、上記端壁及び上記一対の側壁に囲まれる空間を上方から被覆可能なカバーと
    を備え、
    上記一対の側壁が、上記1又は複数のカプラの先端部が上記端壁と対向するように、上記支持板を上記一対の側壁同士の間に係止可能な係止部を有し、
    上記支持板を上記一対の側壁同士の間に係止した状態で上記ケーシングと上記カバーとを互いに固定する固定部材をさらに備える格納装置。
  2. 上記一対の側壁が、上記端壁と接続される側と反対側の端部の上方に切り欠きを有しており、
    上記カバーが、上記切り欠きを外側から覆う側方被覆部を有する請求項1に記載の格納装置。
  3. 上記カバーが、上記支持板を後方から覆う後方被覆部を有する請求項1又は請求項2に記載の格納装置。
  4. 上記係止部が、上記一対の側壁の対向方向内側に突出するリブである請求項1、請求項2又は請求項3に記載の格納装置。
  5. 上記支持板が、対向する一対の側端面を有し、上記カプラユニットが、上記一対の側端面から突出する一対の凸部を有しており、
    上記係止部が、上記凸部を引っ掛け可能な溝である請求項1、請求項2又は請求項3に記載の格納装置。
  6. 上記側壁及び上記カバーが互いに重なり合う孔を有し、
    上記固定部材が、上記孔に挿入される軸部材を有する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の格納装置。
  7. 並列に配置される複数の上記ケーシングと、
    上記複数のケーシングに接続される1つの上記カバーと
    を備える請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の格納装置。
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