JP2013065787A - 水抜き構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構造でありながら、筐体内の水を排出することができ、かつ、筐体内の機器類に筐体外部からの水が直接に当たったり、虫や塵芥等が入り込むのを防止できる水抜き構造を提供する。
【解決手段】水抜き構造1は、筐体の底壁100に設けられた水抜き穴101から水を排出する水抜き構造であって、水抜き穴101を塞ぐことなく覆うように底壁100の筐体内面100Aに設置され、かつ水を排出するための開口部11を側壁の一部に有するケース10と、開口部11を塞ぎ、かつ水を排出することが可能な方向に動作するようにケース10に固定される板状の弁20とを備える。
【選択図】図2
【解決手段】水抜き構造1は、筐体の底壁100に設けられた水抜き穴101から水を排出する水抜き構造であって、水抜き穴101を塞ぐことなく覆うように底壁100の筐体内面100Aに設置され、かつ水を排出するための開口部11を側壁の一部に有するケース10と、開口部11を塞ぎ、かつ水を排出することが可能な方向に動作するようにケース10に固定される板状の弁20とを備える。
【選択図】図2
Description
本発明は、筐体内の水を排出する水抜き構造に関する。
屋外へ設置する機器類の筐体には、結露等により筐体内に溜まった水を筐体外へ排出するため、筐体の底壁に水抜き穴が設けられていることが多い。
従来の水抜き穴は、筐体の底壁に穴を開けただけの構造であるため、下方向から水抜き穴に強い勢いで当たった水は筐体内に浸入し、内部の回路基板等の部品に直接に当たってしまい、故障の原因となる恐れがある。また、虫や塵芥がこの水抜き穴から筐体内に入り込み、内部の回路基板等の部品に悪影響を及ぼす可能性もある。
そこで、上記問題に対処するべく、筐体底壁の水抜き穴に設けられる水抜き穴構造に関する発明がなされている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1には、ボックス内に浸入した水をボックスの外方へ排出する水抜き穴の水抜き構造であって、水抜き穴の開口周縁に密着・当接して組み付けられて水抜き穴を閉鎖すると共にボックス内に浸入した所定量の水の重さで水抜き穴を開放しボックス内に浸入した水を外方へ排出可能とする弁体を備えた水抜き穴構造が開示されている。
また、特許文献2には、ボックス内に浸入または発生した水をボックスの外方へ排出する水抜き穴の水抜き穴構造であって、空気溜まり部を有し前記ボックス内に浸入した水がボックスの外方へ排出可能にボックス内外を連通した状態で前記水抜き穴に設けられる弁体を備えていることを特徴とする水抜き穴構造が開示されている。
しかしながら、特許文献1等に記載の水抜き穴構造によれば、ボックス内に浸入した水をボックスの外方へ排出することができると共に、ボックス内への水抜き穴からの水の浸入を阻止することができると考えられるが、水抜き穴構造が複雑な構造であり、製造上の困難性を伴う。また、複雑な構造ゆえに、詰まり等の機能障害が生じる可能性が高い。
一方、水抜き穴に金網を設けるだけのような簡易な水抜き穴構造では、水の排出機能は果たせても、外部からの水の浸入や虫等が入り込むのを防止することが難しい。
そこで、本発明の目的は、簡易な構造でありながら、筐体内の水を排出することができ、かつ、筐体内の機器類に筐体外部からの水が直接に当たったり、虫や塵芥等が入り込むのを防止できる水抜き構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、下記[1]〜[10]の水抜き構造を提供する。
[1]筐体の底壁に設けられた水抜き穴から水を排出する水抜き構造であって、
前記水抜き穴を塞ぐことなく覆うように前記底壁の筐体内面又は筐体外面に設置され、かつ前記水を排出するための第1の開口部を側壁の一部に有するケースと、
前記第1の開口部を塞ぎ、かつ前記水を排出することが可能な方向に動作するように前記ケース又は前記筐体に固定される第1の弁とを備えることを特徴とする水抜き構造。
前記水抜き穴を塞ぐことなく覆うように前記底壁の筐体内面又は筐体外面に設置され、かつ前記水を排出するための第1の開口部を側壁の一部に有するケースと、
前記第1の開口部を塞ぎ、かつ前記水を排出することが可能な方向に動作するように前記ケース又は前記筐体に固定される第1の弁とを備えることを特徴とする水抜き構造。
[2]前記ケースは、直方体形状であり、前記第1の開口部は、前記直方体形状の側壁の1面全体が開口されて形成されたものであることを特徴とする前記[1]に記載の水抜き構造。
[3]前記ケースは、前記第1の開口部と対向する位置の側壁に第2の開口部を有し、前記第2の開口部を塞ぎ、かつ前記水を排出することが可能な方向に動作するように前記ケース又は前記筐体に固定される第2の弁を備えることを特徴とする前記[1]又は前記[2]に記載の水抜き構造。
[4]前記ケースは、前記底壁の筐体内面に設置され、前記第1の弁は、前記ケースに固定されることを特徴とする前記[1]乃至[3]の何れか1つに記載の水抜き構造。
[5]前記ケースは、前記底壁の筐体内面に設置され、前記第2の弁は、前記ケースに固定されることを特徴とする前記[3]に記載の水抜き構造。
[6]前記ケースは、底壁の全体が開口していることを特徴とする前記[4]又は前記[5]に記載の水抜き構造。
[7]前記ケースは、前記底壁の筐体外面に設置され、前記第1の弁は、前記底壁の筐体外面又は前記ケースに固定されることを特徴とする[1]乃至[3]の何れか1つに記載の水抜き構造。
[8]前記ケースは、前記底壁の筐体外面に設置され、前記第2の弁は、前記底壁の筐体外面又は前記ケースに固定されることを特徴とする[3]に記載の水抜き構造。
[9]前記第1の弁は、1枚又は複数枚の板状の弁からなることを特徴とする前記[1]乃至[8]の何れか1つに記載の水抜き構造。
[10]前記第2の弁は、1枚又は複数枚の板状の弁からなることを特徴とする前記[3]又は前記[5]又は前記[8]に記載の水抜き構造。
本発明によれば、簡易な構造でありながら、筐体内の水を排出することができ、かつ、筐体内の機器類に筐体外部からの水が直接に当たったり、虫や塵芥等が入り込むのを防止できる水抜き構造を提供することができる。
〔本発明の第1の実施の形態〕
(水抜き構造の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る水抜き構造の外観を示す斜視図である。また、図2(a)は、図1におけるA−A線切断部端面図であり、(b)は、図1におけるB方向から見た正面図である。
(水抜き構造の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る水抜き構造の外観を示す斜視図である。また、図2(a)は、図1におけるA−A線切断部端面図であり、(b)は、図1におけるB方向から見た正面図である。
水抜き構造1は、筐体の底壁100に設けられた水抜き穴101から水を排出する水抜き構造であって、水抜き穴101を塞ぐことなく覆うように底壁100の筐体内面100Aに設置され、かつ水を排出するための開口部11を側壁の一部に有するケース10と、開口部11を塞ぎ、かつ水を排出することが可能な方向に動作するようにケース10に固定される弁20とを備える。
ケース10は、図1及び図2に示されるように、筐体内から水を排出する水抜き穴101の直上に設置される直方体形状のケースである。直方体形状の側壁の1面全体が開口されて開口部11が形成されている。また、ケース10は、底壁の全体が開口しているため、水抜き穴101を塞ぐことなく覆うことができる。上壁と残りの3面の側壁は、水の浸入や虫などの侵入を阻止するために隙間無く形成されている。
なお、ケース10は、直方体形状の側壁の1面全体が開口される形態に限られるものではなく、水抜き穴101へ水を流すことが可能な形態であれば、側壁の1面の一部のみを開口して開口部を設ける形態にしてもよい。
また、側壁に複数の開口部を設けてもよく、例えば、図3に示されるように、開口部11と対向する位置の側壁に開口部11と同様の開口部12を有する形態のケース10Bにすることができ、この形態であると水の排出機能に優れるため好ましい。
また、ケース10は、直方体形状の底壁の全体が開口している形態に限られるものではなく、水抜き穴101を塞ぐことなく開口部11,12からケース10内に流れ込んだ水を水抜き穴101へ流すことが可能な形態であれば、底壁の一部のみを開口した形態であってもよい。
また、ケース10は、直方体(立方体含む)形状に限られず、多角柱、多角錐、円柱、円錐、半球等の形状であってもよい。
ケース10の大きさは、水抜き穴101を覆うことができ、かつ、筐体内で邪魔にならない程度の大きさであれば特に限定されるものではない。
ケース10の材質としては、金属、合成樹脂等を用いることができる。
ケース10を筐体の底壁100に設置する方法は、溶接、接着剤による接着等の種々の方法を用いることができる。ケース10の側壁は、水の浸入や虫などの侵入を阻止するために筐体の底壁100(筐体内面100A)に隙間無く設置される。
弁20は、1枚の板状の弁であり、通常時に水や虫などが行き来できないように開口部11を塞ぎ、かつ底壁に溜まった水が所定量に達した時に水の重さによって水を排出することが可能な方向に動作するようにケース10の上壁面に固定されている。
弁20は、図1や図2(b)に示されるように、板状の弁20の左右の端部が、それぞれケース10の側壁内面と軽く接触する程度に開口部11を塞ぐことが望ましい。これにより、水や虫などが入り込むのを防ぐことができ、かつ水の排出時に弁20がスムーズに動くことができる。
具体的には、板状の弁20の幅は、開口部11の幅とほぼ等しく、長さは開口部11の高さとほぼ同等以上である。筐体外部からの水や虫などが入り込むのをより充分に防ぐためには、弁20の長さを開口部11の高さよりも長くして、図1や図2(a)に示されるように、弁20の先端が水抜き穴101の方へ向かう状態で斜めに設置することが望ましい。これにより、ケース10の内部からの圧では弁は閉じたままで開口部11が開放されることが困難となり、水の排出方向へのみ弁20を開放可能とすることができる。
ケース10への弁20の固定は、図2(a)に示されるような、ケース10の上壁面に限られるものではなく、例えば、図4に示すように、ケース10の上壁の端部に固定してもよい。また、前述した側壁の1面の一部のみを開口して開口部を設ける形態の場合には、当該開口部の上部(側壁の開口切断面)に開口部の大きさに合わせた大きさの弁を設けてもよい。
前述の図3に示される変形例においては、すなわち、開口部11と対向する位置の側壁面に開口部12を有する形態のケース10Bを使用する場合には、通常時に水や虫などが行き来できないように開口部12を塞ぎ、かつ底壁に溜まった水が所定量に達した時に水の重さによって水を排出することが可能な方向に動作するようにケース10Bの上壁面に固定される弁21が設けられる。
弁21の大きさやケースへの固定方法は、前述した弁20と同様であるので説明を省略する。
弁20,21は、1枚の板状の弁である例を説明したが、複数枚の板状の弁から構成されていてもよく、例えば、図5に示すように、板状の弁22A,22B,22Cの3枚で構成される弁22としてもよい。隣り合う板状の弁22A,22Bは互いに端部が重なり合い、隣り合う板状の弁22B,22Cも互いに端部が重なり合っている。
また、図5では、3枚の板状の弁22A、22B、22Cを用いたが、図6に示すように、板状の弁22A、22Cに代えて、弁の機能を有しない固定板30A、30Bを用いても良い。固定板は固定膜であっても良い。
弁20〜22の材質は、金属、合成樹脂等を用いることができる。特に、ゴムなどの弾性体が弁の機能を効率的に果たす点で好ましい。
弁20〜22をケース10に設置する方法は、溶接、接着剤による接着等の種々の方法を用いることができる。
なお、本実施の形態に係る水抜き構造は、アンテナ等の電子機器類を収容する筐体のほか、屋外へ設置する種々の筐体に適用可能である。筐体の底壁100に設けられた水抜き穴101の直径は、通常、2mm〜20mm程度であるが、これに限定されるものではない。
(水の排出時における水抜き構造の動作)
図7は、水の排出時における水抜き構造の動作を示す説明図である。
弁20は、図7における左側から右方向への水圧により開き、右側から左方向への圧力では開かない構造である。筐体の底壁100に溜まった水は、ケース10の開口部11を経て弁20に接触し、この水が所定量に達すると、水の重さ(水圧)によって弁20の下部(底壁100と接触している部分)が上向きに押し上げられることにより筐体の底壁内面100Aとの間に隙間が生じ、その隙間を通して図7に示される矢印の方向へ水が流れ、水抜き穴101を経て筐体外部へ排出される。
図7は、水の排出時における水抜き構造の動作を示す説明図である。
弁20は、図7における左側から右方向への水圧により開き、右側から左方向への圧力では開かない構造である。筐体の底壁100に溜まった水は、ケース10の開口部11を経て弁20に接触し、この水が所定量に達すると、水の重さ(水圧)によって弁20の下部(底壁100と接触している部分)が上向きに押し上げられることにより筐体の底壁内面100Aとの間に隙間が生じ、その隙間を通して図7に示される矢印の方向へ水が流れ、水抜き穴101を経て筐体外部へ排出される。
(水抜き穴から浸入した水の排出)
図8は、水抜き穴から浸入した水の経路を示す説明図である。
筐体外部から水抜き穴101を経てケース10内へ達した水は、重力により、又は図7に示される矢印の動きのようにケース10の上壁内面に当たることにより下方へ方向を変え、排出される。また、弁20は、図8における右側から左方向への圧力では開かない構造であるので、浸入した水により弁は開くことはないため、ケース10を超えて筐体内部へ水は浸入しない。また、筐体外部から来た虫や塵芥によっても弁は開くことが無いため、ケース10を超えて筐体内部へは侵入しない。
図8は、水抜き穴から浸入した水の経路を示す説明図である。
筐体外部から水抜き穴101を経てケース10内へ達した水は、重力により、又は図7に示される矢印の動きのようにケース10の上壁内面に当たることにより下方へ方向を変え、排出される。また、弁20は、図8における右側から左方向への圧力では開かない構造であるので、浸入した水により弁は開くことはないため、ケース10を超えて筐体内部へ水は浸入しない。また、筐体外部から来た虫や塵芥によっても弁は開くことが無いため、ケース10を超えて筐体内部へは侵入しない。
(本発明の第1の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)簡易な構造でありながら、筐体内で発生した水を排出することができ、かつ、筐体内の機器類に筐体外部からの水が直接に当たったり、虫や塵芥等が入り込むのを防止できる水抜き構造を提供することができる。
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)簡易な構造でありながら、筐体内で発生した水を排出することができ、かつ、筐体内の機器類に筐体外部からの水が直接に当たったり、虫や塵芥等が入り込むのを防止できる水抜き構造を提供することができる。
(2)水抜き穴101から筐体内に水が浸入しても、ケース10を超えては浸入できないため筐体内の機器類に直接に筐体外部からの水が当たることなく、そのまま排出することができる。また、水抜き穴から筐体内に水が虫や塵芥等が入り込んでも、ケース10を超えては入り込めないため、筐体内の機器類に虫や塵芥等が悪影響を与えることを防止できる。
〔本発明の第2の実施の形態〕
(水抜き構造の構成)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る水抜き構造を示す切断部端面図である。
(水抜き構造の構成)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る水抜き構造を示す切断部端面図である。
水抜き構造2は、筐体の底壁100に設けられた水抜き穴101から水を排出する水抜き構造であって、水抜き穴101を塞ぐことなく覆うように底壁100の筐体外面100Bに設置され、かつ水を排出するための開口部11を側壁の一部に有するケース10と、開口部11を塞ぎ、かつ水を排出することが可能な方向に動作するようにケース10に固定される弁23とを備える。
水抜き構造2の構成は、底壁100の筐体内面100Aではなく、底壁100の筐体外面100Bにケース10を上下逆転して設置し、弁23をケース10ではなく筐体外面100Bに固定した以外は第1の実施の形態と同じである。
ケース10の上壁は、図9のようにすべて開口している場合に限られず、水抜き穴101を塞がない形態であれば、上壁の一部のみを開口した形態であってもよい。この場合、弁23をケース10の上壁内面に固定することができる。
弁23は、図9における右側から左方向への水圧により開き、左側から右方向への圧力では開かない構造である。水抜き穴101から排出された水がケース10の底壁に所定量溜まると、水の重さ(水圧)によって弁20の下部(ケース10の底壁内面と接触している部分)が上向きに押し上げられることによりケース10の底壁内面との間に隙間が生じ、その隙間を通して水が流れ、開口部11を経て筐体外部へ排出される。
(本発明の第2の実施の形態の効果)
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)簡易な構造でありながら、筐体内で発生した水を排出することができ、かつ、筐体内の機器類に筐体外部からの水が直接に当たったり、虫や塵芥等が入り込むのを防止できる水抜き構造を提供することができる。
本実施の形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)簡易な構造でありながら、筐体内で発生した水を排出することができ、かつ、筐体内の機器類に筐体外部からの水が直接に当たったり、虫や塵芥等が入り込むのを防止できる水抜き構造を提供することができる。
(2)水抜き穴101の外部にケース10と弁23が外付けされているため、水抜き穴101から筐体内に水が浸入できない。また、虫や塵芥等も水抜き穴から筐体内に入り込めないため、筐体内の機器類に虫や塵芥等が悪影響を与えることを防止できる。
(3)筐体を作製後、水抜き構造を後付けができる点で第2の実施の形態は後付けができない第1の実施の形態よりも望ましいが、弁が直接に外部に晒されるので、弁の耐久性の観点からは第1の実施の形態が望ましい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
100:筐体の底壁
100A:筐体底壁内面、100B:筐体底壁外面
101:水抜き穴
1,2:水抜き構造
10,10B:ケース
11,12:開口部
20,21,22,22A〜C,23:弁
30A,30B:固定板
100A:筐体底壁内面、100B:筐体底壁外面
101:水抜き穴
1,2:水抜き構造
10,10B:ケース
11,12:開口部
20,21,22,22A〜C,23:弁
30A,30B:固定板
Claims (10)
- 筐体の底壁に設けられた水抜き穴から水を排出する水抜き構造であって、
前記水抜き穴を塞ぐことなく覆うように前記底壁の筐体内面又は筐体外面に設置され、かつ前記水を排出するための第1の開口部を側壁の一部に有するケースと、
前記第1の開口部を塞ぎ、かつ前記水を排出することが可能な方向に動作するように前記ケース又は前記筐体に固定される第1の弁とを備えることを特徴とする水抜き構造。 - 前記ケースは、直方体形状であり、前記第1の開口部は、前記直方体形状の側壁の1面全体が開口されて形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の水抜き構造。
- 前記ケースは、前記第1の開口部と対向する位置の側壁に第2の開口部を有し、前記第2の開口部を塞ぎ、かつ前記水を排出することが可能な方向に動作するように前記ケース又は前記筐体に固定される第2の弁を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の水抜き構造。
- 前記ケースは、前記底壁の筐体内面に設置され、前記第1の弁は、前記ケースに固定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の水抜き構造。
- 前記ケースは、前記底壁の筐体内面に設置され、前記第2の弁は、前記ケースに固定されることを特徴とする請求項3に記載の水抜き構造。
- 前記ケースは、底壁の全体が開口していることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の水抜き構造。
- 前記ケースは、前記底壁の筐体外面に設置され、前記第1の弁は、前記底壁の筐体外面又は前記ケースに固定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の水抜き構造。
- 前記ケースは、前記底壁の筐体外面に設置され、前記第2の弁は、前記底壁の筐体外面又は前記ケースに固定されることを特徴とする請求項3に記載の水抜き構造。
- 前記第1の弁は、1枚又は複数枚の板状の弁からなることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の水抜き構造。
- 前記第2の弁は、1枚又は複数枚の板状の弁からなることを特徴とする請求項3又は請求項5又は請求項8に記載の水抜き構造。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015216323A (ja) * | 2014-05-13 | 2015-12-03 | 日東工業株式会社 | 電気機器収納用箱の内部排水構造 |
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WO2021187567A1 (ja) * | 2020-03-19 | 2021-09-23 | 株式会社クボタ | 通信機器の防水構造、通信ユニット及び作業機 |
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-
2011
- 2011-09-20 JP JP2011204715A patent/JP2013065787A/ja not_active Withdrawn
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Date | Code | Title | Description |
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