JP6996060B2 - 車両用ドアロック装置及び車両用ドアロックセット - Google Patents
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Description
ところで、特許文献1及び2に開示されている車両用ドアラッチ装置においては、ストライカ進入溝から侵入した塵埃や水がそのまま滞留して慣性レバーに付着する可能性があることから、慣性レバーの動作不良を招く虞がある。
課題を解決するための手段
発明の効果
以下、本実施形態の車両用ドアロックセット10(図1、図2B等参照)について図面を参照しながら説明する。まず、本実施形態の車両用ドアロックセット10の構成について説明する。次いで、本実施形態の車両用ドアロックセット10の作用について説明する。次いで、本実施形態の車両用ドアロック装置10A、10B(図1、図2B等参照)及び車両用ドアロックセット10の効果について説明する。
本実施形態の左側用装置10Aは、図2A~図5Bに示されるように、ハウジング20Aと、ラッチ機構25Aと、ラチェット操作機構50Aと、慣性部60Aとを備えている。
本実施形態のハウジング20Aは、図2Aに示されるように、ケース20A1と、カバー20A2とを有し、左側ドアLD側に固定されている。ケース20A1の上側の部分にはラッチ機構25Aが取り付けられており、下側の部分には後述するアウターハンドルレバー52Aを揺動可能に支持する揺動軸52A1が固定されている。具体的には、揺動軸52A1は、ケース20A1を挟んで後述するバックプレート25A1の反対側からネジ(図示省略)でケース20A1に固定されている。さらに、ケース20A1における揺動軸52A1が固定されている部分よりも下側の部分には、後述する慣性部60Aを揺動可能に支持するための揺動軸62Aが固定されている。
本実施形態のラッチ機構25Aは、図2Aに示されるように、ラッチ30Aと、ラチェット40Aと、バックプレート25A1と、カバープレート25A2と、ボディ25A3と、揺動軸32A、42Aとを有している。ラッチ30A及びラチェット40Aは、それぞれ、揺動軸32A、42Aに揺動可能に支持されている。そして、ラッチ機構25Aは、バックプレート25A1と、カバープレート25A2との間にラッチ30A、ラチェット40A及びボディ25A3を配置して、バックプレート25A1と、カバープレート25A2とに揺動軸32A、42Aの両端側をかしめて、ユニットを構成している。すなわち、ユニットを構成しているラッチ機構25Aは、ケース20A1に取り付けられている。
本実施形態のラッチ30Aは、左側ドアLDの開閉に伴ってラッチ姿勢でストライカSTの係止をし、ラッチ姿勢からアンラッチ姿勢になってストライカSTの係止を解除する機能を有する。ここで、「係止」とは、対象物に接触して位置決めすることを意味する。そのため、「係止を解除する」とは、対象物から離間して対象物を位置決めしていない状態になることを意味する。また、「ラッチ姿勢」とは、ラッチ30AがストライカSTを係止している状態(噛合状態)での姿勢(図3の左側用装置10Aにおけるラッチ30Aの姿勢を参照)を意味する。「アンラッチ姿勢」とは、ラッチ30AがストライカSTの係止を解除した状態(噛合解除状態)での姿勢(図4の左側用装置10Aにおけるラッチ30Aの姿勢を参照)を意味する。
本実施形態のラチェット40Aは、第1姿勢でラッチ30Aに接触してラッチ30Aをラッチ姿勢で保持し、第1姿勢から第2姿勢になってラッチ30Aから離間してラッチ30Aをラッチ姿勢からアンラッチ姿勢にさせる機能を有する。ここで、「第1姿勢」とは、ラッチ30Aをラッチ姿勢で保持するための姿勢(図3の左側用装置10Aにおけるラチェット40Aの姿勢を参照)を意味する。「第2姿勢」とは、ラッチ姿勢であったラッチ30Aから離間してラッチ30Aを正面側から見て反時計回りに揺動可能にさせる姿勢(図4の左側用装置10Aにおけるラッチ30Aの姿勢を参照)を意味する。
本実施形態のラチェット操作機構50Aは、アウターハンドル(図示省略)に連結され、アウターハンドルによる開操作で後述するアウターハンドルレバー52Aを回転されて、ラチェット40Aの姿勢を第1姿勢から第2姿勢にさせる機能を有する。
本実施形態の慣性部60Aは、車体CBに車体CBの幅方向の左側から右側に向けて定められた大きさ以上の外力が作用した場合、当該外力に起因して生じる慣性力により姿勢が変更されてラチェット操作機構50Aのアウターハンドルレバー52A及びオープンリンク54Aの動きを制限する機能を有する。ここで、定められた大きさ以上の外力とは、一例として、15G以上の外力とされている。
次に、右側用装置10Bにおける、前述の左側用装置10Aと異なる部分について図面を参照しながら説明する。
次に、本実施形態のドアロックセット10(左側用装置10A及び右側用装置10B)の作用について図面を参照しながら説明する。まず、通常の車両の使用時に搭乗者が左側ドアLD(右側ドアRD)を開く場合について説明し、次いで、車両の左側ドアLD側又は右側ドアRD側から側面衝突が生じた場合について説明する。
まず、搭乗者が左側ドアLDのオープンリンク54Aの姿勢を変えるのみのためにアンロック状態にしてアウターハンドル(図示省略)による開操作(開扉操作)を行う。そうすると、アウターハンドルレバー52Aが正面側から見て通常の位置(図3参照)から反時計回りに回転し、アウターハンドルレバー52Aの右側端部52A4に係合しているオープンリンク54Aが上方に移動し、更に、上方に移動したオープンリンク54Aに押されたレバーラチェット56Aがラチェット40Aの揺動軸42Aを軸として反時計回りに揺動する。これに伴い、ラチェット40Aの姿勢が第1姿勢から第2姿勢にされ、ラッチ姿勢にあったラッチ30Aはラチェット40Aから離間し左側ドアLDのシール反力による力を受けてアンラッチ姿勢に姿勢を変更する(図4参照)。その結果、ラッチ30AによるストライカSTの係止が解放され、搭乗者が左側ドアLDを車体CBの幅方向外側(左側)に引っ張ることで搭乗者は左側ドアLDを開くことができる。
以下、車両の左側ドアLD側から側面衝突が生じた場合における、左側用装置10Aの作用について図面を参照しつつ説明する。
左側ドアLD側から側面衝突が生じて車体CBにその幅方向の左側から右側に定められた大きさ以上の外力が作用すると、通常の姿勢で配置されていた慣性部60A(図3参照)には、上記外力に起因して当該外力と逆向きの慣性力が作用する。これに伴い、慣性レバー64Aは、当該慣性力により軸周りに定められた角度回転して図3の通常の姿勢から図5Aの姿勢になる。そのため、例えば、側面衝突により変形されてアウターハンドルレバー52Aが揺動しても、アウターハンドルレバー52Aは上記慣性力により姿勢が変更された慣性部60Aの錘66Aに接触して定められた角度以上回転できない(図5B参照)。これに伴い、アウターハンドルレバー52Aはラチェット40Aの姿勢を第2姿勢にすることができないため、ラッチ30AはストライカSTを係止したまま(ラッチ姿勢のまま)揺動できない。以上より、車両の左側ドアLD側から側面衝突が生じた場合、左側用装置10Aは、左側ドアLDの開放を阻止する。
車両の右側ドアRD側から側面衝突が生じた場合における、右側用装置10Bは、前述の左側用装置10Aの場合と同様に作用する。すなわち、右側ドアRD側から側面衝突が生じて車体CBにその幅方向の右側から左側に定められた大きさ以上の外力が作用すると、通常の姿勢で配置されていた慣性部60B(図3参照)には、上記外力に起因して当該外力と逆向きの慣性力が作用する。これに伴い、慣性レバー64Bは、当該慣性力により軸周りに定められた角度回転して図3の通常の姿勢から図5Cの姿勢になる。その結果、前述の左側用装置10Aの場合と同様のメカニズムにより、アウターハンドルレバー52Bはラチェット40Bの姿勢を第2姿勢にすることができないため、ラッチ30BはストライカSTを係止したまま(ラッチ姿勢のまま)揺動できない。以上より、車両の右側ドアRD側から側面衝突が生じた場合、右側用装置10Bは、右側ドアRDの開放を阻止する。
以下、本実施形態のドアロックセット10及び左側用装置10Aの効果について図面を参照しながら説明する。
前述のとおり、特許文献1及び2に開示されている車両用ドアロック装置の場合、ストライカ進入溝から侵入した塵埃や水がそのまま滞留して慣性レバーに付着する可能性があることから、慣性レバーの動作不良を招く虞がある。
また、本実施形態の左側用装置10Aを構成する慣性部60Aは、図2A~図5Bに示されるように、揺動軸62Aの周りを揺動する慣性レバー64Aと、慣性レバー64Aに取り付けられている錘66Aとを有している。そして、前述のとおり、錘66Aの種類(大きさ、重さ等)により、慣性部60Aに作用する慣性力(揺動するための力の条件)を調整することができる。
また、本実施形態の左側用装置10Aを構成する慣性部60Aは、図2A~図5Bに示されるように、揺動軸62Aの周りを揺動する慣性レバー64Aと、慣性レバー64Aを付勢するねじりコイルバネ68Aとを有している。そして、前述のとおり、ねじりコイルバネ68Aの種類(バネ定数等)により、慣性部60Aに作用する慣性力(揺動するための力の条件)を調整することができる。
また、本実施形態の左側用装置10Aを構成する慣性部60Aは、右側用装置10Bを構成する慣性部60Bと同じ構成、すなわち、同形状とされている(図2B、図3及び図4参照)。
具体的には、錘66Aが取り付けられている慣性レバー64Aは、慣性レバー64Bをひっくり返して裏面側から元と同じ貫通孔64B2に錘66Bを嵌め込んで取り付けた状態のものとされている。さらに具体的には、本実施形態の場合、慣性部60Aは、慣性部60Bと、左右対称の関係を有している(図2B、図3及び図4参照)。
また、本実施形態の左側用装置10Aを構成するハウジング20A、ラッチ機構25A(が有するラッチ30A及びラチェット40A)、ラチェット操作機構50A並びにこれらを付勢するねじりコイルバネは、正面側から見て、右側用装置10Bを構成するハウジング20B、ラッチ機構25B(が有するラッチ30B及びラチェット40B)、ラチェット操作機構50B並びにこれらを付勢するねじりコイルバネと左右対称の関係を有している(図2B、図3及び図4参照)。
ここで、本実施形態を以下のように変形すれば、車両の左側ドアLD側から側面衝突が生じた場合に、左側用装置10Aにより左側ドアLDの開放を阻止し、右側用装置10Bにより右側ドアRDの開放を阻止することができる。すなわち、左側用装置10Aに対して右側用装置10Bにおける慣性部60B以外の部分を左右対称としたうえで、右側用装置10Bの揺動軸62Bに左側用装置10Aにおける錘66Aが取り付けられている慣性レバー64A(以下、慣性レバーAという。)を左側用装置10Aと同じ向きで支持させる。さらに、右側用装置10Bに取り付けた慣性レバー64Aをねじりコイルバネ68Aにより左側用装置10Aの場合と同じ向きに付勢する。そして、アウターハンドルレバー52Bが図3の姿勢から図4の姿勢となると、右側用装置10Bの錘66Aの一部はアウターハンドルレバー52Bに形成されている凹み52B3内に入る。そのため、本変形例の右側用装置10Bでは、通常の場合アウターハンドルレバー52Bに慣性レバーAが接触することがない。これに対して、車両の幅方向の左側から右側に定められた大きさ以上の外力が作用した場合、慣性レバーAは当該外力に起因して生じる慣性力により正面側から見て反時計回りに定められた角度揺動する。具体的には、慣性レバーAの錘66Aがアウターハンドルレバー52Bにおける凹み52B3よりも揺動軸52B1側の部分に接触する。
以上の構成により、本変形例では、車両の左側ドアLD側から側面衝突が生じた場合に、左側用装置10Aの慣性部60Aは、上記側面衝突に起因して生じる慣性力により図5A又は図5Bの姿勢に変更することでアウターハンドルレバー52Aの回転を制限する。また、右側用装置10Bの慣性レバーAは、上記側面衝突に起因して生じる慣性力により、錘66Aがアウターハンドルレバー52Bにおける凹み52B3よりも揺動軸52B1側の部分に接触する姿勢に変更することでアウターハンドルレバー52Bの回転を制限する。
以上のとおりであるから、本変形例は、車両の左側ドアLD側から側面衝突が生じた場合に、左側用装置10Aにより左側ドアLDの開放を阻止し、右側用装置10Bにより右側ドアRDの開放を阻止することができる。
以上の構成により、本変形例では、車両の右側ドアRD側から側面衝突が生じた場合に、右側用装置10Bの慣性部60Bは、上記側面衝突に起因して生じる慣性力により図5Cの姿勢に変更することでアウターハンドルレバー52Bの回転を制限する。また、左側用装置10Aの慣性レバーBは、上記側面衝突に起因して生じる慣性力により、錘66Bがアウターハンドルレバー52Aにおける凹み52A3よりも揺動軸52A1側の部分に接触する姿勢に変更することでアウターハンドルレバー52Aの回転を制限する。
以上のとおりであるから、本変形例は、車両の右側ドアRD側から側面衝突が生じた場合に、左側用装置10Aにより左側ドアLDの開放を阻止し、右側用装置10Bにより右側ドアRDの開放を阻止することができる。
符号の説明
10A 左側用装置(車両用ドアロック装置の一例)
10B 右側用装置(車両用ドアロック装置の一例)
20A ハウジング
20B ハウジング(他のハウジングの一例)
30A ラッチ
30B 他のラッチ
40A ラチェット
40B 他のラチェット
52A アウターハンドルレバー
52B アウターハンドルレバー(他のアウターハンドルレバーの一例)
60A 慣性部
60B 他の慣性部
64A 慣性レバー
66A 錘
68A ねじりコイルバネ(付勢部材の一例)
68B ねじりコイルバネ(他の付勢部材の一例)
AP1 車体の幅方向の一端側の開口
AP2 車体の幅方向の他端側の開口
LD ドア
RD 他のドア
ST ストライカ
Claims (5)
- 車体の幅方向の一端側の開口を開閉するドアに固定されるラッチ機構と、
前記ラッチ機構が取り付けられるケースと、
前記ケースに対して揺動可能とされ、前記ドアの開閉に伴ってラッチ姿勢で前記車体に固定されたストライカを係止し、前記ラッチ姿勢からアンラッチ姿勢になって前記係止を解除するラッチと、
前記ケースに対して揺動可能とされ、第1姿勢で前記ラッチに接触して前記ラッチを前記ラッチ姿勢で保持し、前記第1姿勢から第2姿勢になって前記ラッチから離間して前記ラッチを前記ラッチ姿勢から前記アンラッチ姿勢にさせるラチェットと、
前記ケースに揺動可能に支持され、アウターハンドルに連結され、前記アウターハンドルによる開操作に伴い回転されるアウターハンドルレバーと、
前記ケースにおける前記アウターハンドルレバーの下方の部分に揺動可能に支持され、付勢部材により付勢されながら前記ケースに接触して姿勢を維持している慣性部であって、前記一端側から前記車体の他端側に向けて定められた大きさ以上の外力が作用した場合、前記外力に起因して生じる慣性力により姿勢が変更されて前記アウターハンドルレバーの回転を制限する慣性部と、
を備え、
前記ラッチ機構は、前記ストライカの侵入する部分を備えたカバープレートと、前記ラッチと前記ラチェットを収容したボディとを有し、前記慣性部は前記ボディの外部に設けられている、車両用ドアロック装置。 - 車体の幅方向の一端側の開口を開閉するドアに固定されるラッチ機構と、
前記ラッチ機構が取り付けられるケースと、
前記ケースに対して揺動可能とされ、前記ドアの開閉に伴ってラッチ姿勢で前記車体に固定されたストライカを係止し、前記ラッチ姿勢からアンラッチ姿勢になって前記係止を解除するラッチと、
前記ケースに対して揺動可能とされ、第1姿勢で前記ラッチに接触して前記ラッチを前記ラッチ姿勢で保持し、前記第1姿勢から第2姿勢になって前記ラッチから離間して前記ラッチを前記ラッチ姿勢から前記アンラッチ姿勢にさせるラチェットと、
前記ケースに揺動可能に支持され、アウターハンドルに連結され、前記アウターハンドルによる開操作に伴い回転されるアウターハンドルレバーと、
前記ケースにおける前記アウターハンドルレバーの下方の部分に揺動可能に支持され、付勢部材により付勢されながら前記ケースに接触して姿勢を維持している慣性部であって、前記一端側から前記車体の他端側に向けて定められた大きさ以上の外力が作用した場合、前記外力に起因して生じる慣性力により姿勢が変更されて前記アウターハンドルレバーの回転を制限する慣性部と、
を備え、
前記車体の幅方向の他端側の開口には、
前記他端側の開口を開閉する他のドアに固定される他のラッチ機構と、前記他のラッチ機構が取り付けられる他のケースと、前記他のケースに対して揺動可能とされ、前記他のドアの開閉に伴ってラッチ姿勢で前記車体に固定されたストライカを係止し、前記ラッチ姿勢からアンラッチ姿勢になって前記係止を解除する他のラッチと、
前記他のケースに対して揺動可能とされ、第1姿勢で前記他のラッチに接触して前記他のラッチを前記ラッチ姿勢で保持し、前記第1姿勢から第2姿勢になって前記他のラッチから離間して前記他のラッチを前記ラッチ姿勢から前記アンラッチ姿勢にさせる他のラチェットと、
前記他のケースに揺動可能に支持され、他のアウターハンドルに連結され、前記他のアウターハンドルによる開操作に伴い回転される他のアウターハンドルレバーと、
前記他のケースにおける前記他のアウターハンドルレバーの下方の部分に揺動可能に支持され、他の付勢部材により付勢されながら前記他のケースに接触して姿勢を維持している他の慣性部であって、前記他端側から前記車体の一端側に向けて定められた大きさ以上の外力が作用した場合、前記外力に起因して生じる慣性力により姿勢が変更されて前記他のアウターハンドルレバーの回転を制限する他の慣性部と、を備えた他の車両用ドアロック装置が配置され、
前記慣性部及び前記他の慣性部は、それぞれ、同形状とされる、揺動軸と、重心以外の位置を軸として揺動可能な慣性レバーと、前記慣性レバーに取り付けられている錘とを有し、
前記慣性部と前記他の慣性部とは、それぞれの前記慣性レバーにおける前記錘の取り付け位置が異なる、
車両用ドアロック装置。 - 前記慣性部は、前記車体の前後方向から見て、前記他の慣性部と、左右対称の関係を有している、
請求項2に記載の車両用ドアロック装置。 - 前記ケース、前記ラッチ、前記ラチェット及び前記アウターハンドルレバーは、前記車体の前後方向から見て、それぞれ、前記他のケース、前記他のラッチ、前記他のアウターハンドルレバーとで、左右対称の関係を有している、
請求項2又は3に記載の車両用ドアロック装置。 - 請求項1~4の何れか1項に記載の車両用ドアロック装置と、
前記車体の幅方向の他端側の開口には、前記他端側の開口を開閉する他のドアに固定される他のラッチ機構と、前記他のラッチ機構が取り付けられる他のケースと、前記他のケースに対して揺動可能とされ、前記他のドアの開閉に伴ってラッチ姿勢で前記車体に固定されたストライカを係止し、前記ラッチ姿勢からアンラッチ姿勢になって前記係止を解除する他のラッチと、前記他のケースに対し揺動可能とされ、第1姿勢で前記他のラッチに接触して前記他のラッチを前記ラッチ姿勢で保持し、前記第1姿勢から第2姿勢になって前記他のラッチから離間して前記他のラッチを前記ラッチ姿勢から前記アンラッチ姿勢にさせる他のラチェットと、前記他のケースに揺動可能に支持され、他のアウターハンドルに連結され、前記他のアウターハンドルによる開操作に伴い回転される他のアウターハンドルレバーと、前記他のケースにおける前記他のアウターハンドルレバーの下方の部分に揺動可能に支持され、他の付勢部材により付勢されながら前記他のケースに接触して姿勢を維持している他の慣性部であって、前記他端側から前記車体の一端側に向けて定められた大きさ以上の外力が作用した場合、前記外力に起因して生じる慣性力により姿勢が変更されて前記他のアウターハンドルレバーの回転を制限する他の慣性部と、を備えた他の車両用ドアロック装置と、
を含んで構成されている車両用ドアロックセット。
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