JP2000073629A - アウトサイドハンドル - Google Patents

アウトサイドハンドル

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JP2000073629A
JP2000073629A JP24609898A JP24609898A JP2000073629A JP 2000073629 A JP2000073629 A JP 2000073629A JP 24609898 A JP24609898 A JP 24609898A JP 24609898 A JP24609898 A JP 24609898A JP 2000073629 A JP2000073629 A JP 2000073629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
open rod
handle
slide groove
rod
open
Prior art date
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Pending
Application number
JP24609898A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kotaka
亨 高鷹
Katsuyuki Otake
克幸 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性を確保しながら軽量化を実現し得るア
ウトサイドハンドルを提供する。 【解決手段】 アウトサイドハンドル3は、回転軸5の
まわりに回転するハンドル6にロック解除機能を有する
オープンロッド8が連結される。オープンロッド8の連
結部にオープンロッド8の上端部8aが移動可能なスラ
イド溝11を形成し、オープンロッド8の上端部8aが
一定条件下でスライド溝11に沿って移動する。スライ
ド溝11は、ロック解除方向のハンドル回転時、その回
転力がオープンロッド8に伝達されないようにハンドル
回転軸のまわりの逃げ溝として形成されている。常態で
はオープンロッド8がスライド溝11に入らないよう
に、オープンロッド8を回動付勢する弾機手段15を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両に
おけるアウトサイドハンドル、特にその衝撃吸収機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の車両にあっては、図5に示すよ
うにサイドドア1のアウタパネル2の所定部位にアウト
サイドハンドル3を有している。図6および図7は、こ
のアウトサイドハンドルまわりの構成を示している。図
において、4はサイドドア1のアウタパネル2の所定部
位に埋設されるかたちで取り付けられるケース、5はケ
ース4の裏側に架けわたされた回転軸、6は一対のアー
ム7を介して回転軸5に取り付けられたハンドルであ
る。アーム7はケース4の表側から裏側へ回り込むよう
に配置され、一方のアーム7には、図7に示すようにロ
ック解除機能を有するオープンロッド8がスナップ9を
介して連結されている。
【0003】オープンロッド8の先端は、図示しないド
アロック解除機構と連結している。ハンドル6は、図7
の矢印のように引くと回転軸5のまわりに回転し、これ
によりオープンロッド8が押し下げられる。このオープ
ンロッド8の押下げによりドアロックを解除するように
している。
【0004】ところで、ボディに対する側面からの衝突
(以下、「側突」という)時には、そのときにハンドル
6に作用する慣性荷重により、回転軸5まわりの回転モ
ーメントが生じる。このような場合そのままでは、その
回転モーメントのために上記と同様にオープンロッド8
の押下げでドアロックが解除される。
【0005】このため従来では、このような場合の安全
対策として、たとえば図6あるいは図7に示すように、
他方のアーム7の端部に金属製のカウンタウェイト10
を付設している。このカウンタウェイト10を設けるこ
とで、側突時における回転軸5まわりの回転モーメント
を釣り合わせ、ドアロック解除によるドア開放を防ぐよ
うにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カウン
タウェイト10は回転軸5を挟んでハンドル6の重心の
ほぼ反対側に配置される。この場合、ハンドル6(アー
ム7を含む)およびカウンタウェイト10の重量とそれ
らの回転軸5からの距離との関係から、カウンタウェイ
ト10の重量はかなり重くならざるを得なかった。この
ように従来ではカウンタウェイト10が、重量増の原因
となっていた。
【0007】本発明は以上の点に鑑み、安全性を確保し
ながら軽量化を実現し得るアウトサイドハンドルを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転軸のまわりに回転するハンドルにロック解除機
能を有するオープンロッドが連結されたアウトサイドハ
ンドルであって、オープンロッドの連結部にこのオープ
ンロッドの上端部が移動可能なスライド溝を形成し、オ
ープンロッドの上端部が一定条件下でスライド溝に沿っ
て移動するようにしたことを特徴とする。請求項2に記
載の発明では、上記構成に加え、前記スライド溝を、ロ
ック解除方向のハンドル回転時、その回転力がオープン
ロッドに伝達されないようにハンドル回転軸のまわりの
逃げ溝として形成することを特徴とする。さらに、請求
項3に記載の発明では、上記構成に加え、常態では前記
オープンロッドが前記スライド溝に入らないように、オ
ープンロッドを回動付勢する弾機手段を備えたことを特
徴としている。
【0009】本発明によれば、側突時にハンドルに作用
する慣性荷重により、ロック解除方向の回転軸まわりの
回転モーメントが生じても、このときオープンロッドの
上端部がスライド溝に沿って移動する。すなわち、スラ
イド溝がこのときのオープンロッドの上端部に対する逃
げ溝として機能し、これによりロック解除方向のハンド
ルの回転力がオープンロッドに伝達されないようにして
いる。したがって、側突時におけるドア開放を確実に防
止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づき従来例
と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用い
て、本発明によるアウトサイドハンドルの好適な実施の
形態を説明する。
【0011】図1は、この実施形態におけるアウトサイ
ドハンドル3まわりを示している。本実施形態におい
て、サイドドア1の所定部位に取り付けられたケース4
の裏側に回転軸5が架けわたされ、この回転軸5に一対
のアーム7を介してハンドル6が取り付けられている。
また、一方のアーム7にはロック解除機能を有するオー
プンロッド8が連結されているものとし、この基本構成
は実質的に従来例の場合と同様である。
【0012】本発明では図1に示したように、オープン
ロッド8の連結部、すなわちアーム7にオープンロッド
8の上端部8aが移動可能なスライド溝11が形成され
る。そして、オープンロッド8の上端部8aは一定条件
下でスライド溝11に沿って移動するようになってい
る。このスライド溝は後述するように、ロック解除方向
のハンドル回転時、その回転力がオープンロッド8に伝
達されないようにハンドル6の回転軸5のまわりの逃げ
溝として形成されている。
【0013】ここで、ハンドル6すなわちアーム7は、
図1に示すように回転軸5のまわりに装着されたスプリ
ング12により、ロック解除方向とは反対方向(時計方
向)に回動付勢される。一方、オープンロッド8の下端
は、ドアロック解除機構13に対して回転軸(ピン1
4)のまわりに回転可能に連結している。オープンロッ
ド8は、ピン14のまわりに装着された弾機手段(スプ
リング15)によって、図1においては反時計方向に回
動付勢される。したがって、常態ではオープンロッド8
は、スライド溝11に入らないようにスプリング15に
よって回動付勢されている。
【0014】アーム7とドアロック解除機構13はオー
プンロッド8を介して連結される。図3は、オープンロ
ッド8の上下の連結部まわりを示している。オープンロ
ッド8の上端部8aはスナップ9の穴部9aに嵌合し、
この嵌合部の周囲でスライド溝11に係合するようにな
っている。オープンロッド8の下端にはピン14が係合
する長溝8bとスプリング15の一端15aが係合する
長溝8cが形成されている。なお、スプリング15の他
端15bは、ドアロック解除機構13の係止爪13aに
係合するようになっている。
【0015】ここで、スプリング12あるいはスプリン
グ15のトルク設定条件等の例を説明する。本発明では
側突時にハンドル6に作用する慣性荷重により、ロック
解除方向の回転軸5まわりの回転モーメントが生じて
も、このときオープンロッド8の上端部8aがスライド
溝11に沿って移動するようにする。このような条件を
満たすためにスプリング12あるいはスプリング15の
トルク等は、下記式を満足するように設定される。
【0016】 MH −T2 >MR −T1 (1) ここに、MR はオープンロッド8の重心G2 に作用する
慣性モーメント、MH はハンドル6の重心G1 に作用す
る慣性モーメント、T1 はスプリング15によるオープ
ンロッド8に対するトルク、そしてT2 はスプリング1
2によるハンドル6に対するトルクである。
【0017】上記構成において、まず通常のドア開閉時
にはオープンロッド8の上端部8aは、スライド溝11
に入らないようにスプリング15によって回動付勢され
ている。この場合、スプリング15の弾力によってMR
−T1 <0となっており、図4(A)のようにオープン
ロッド8の上端部8aは、スライド溝11の左端に位置
し、ハンドル6を矢印のように引くと回転軸5のまわり
に回転し、これによりオープンロッド8が押し下げられ
る。このオープンロッド8の解除ストロークSの押下げ
によりドアロックが解除される。
【0018】つぎに、ハンドル6等に慣性荷重が作用し
た場合において、比較的弱い慣性荷重でMH −T2
0、MR −T1 >0であったとする。このときオープン
ロッド8の上端部8aは、図4(B)の軌跡のように回
動する。ところが、MH −T2<0となっているため、
ハンドル6は回動しない。
【0019】側突時にハンドル6に作用する慣性荷重が
さらに強くなって、MH −T2 >0となると、ハンドル
6は矢印のように回転軸5のまわりに回転する。また、
オープンロッド8に作用する慣性荷重が、MR −T1
0となり、オープンロッド8はピン14のまわりに回転
する。これによりオープンロッド8の上端部8aは、図
4(C)のようにスライド溝11の左端からスライド移
動する。
【0020】このように側突時にはスライド溝11がオ
ープンロッド8の上端部8aに対する逃げ溝として機能
し、これによりロック解除方向のハンドル6の回転力が
オープンロッド8に伝達されないようにする。したがっ
て、側突時におけるドア開放を確実に防止することがで
きる。この場合、上述の説明から明らかなように、従来
必須であったカウンタウェイトおよびその支持機構等を
用いないで済み、側突対策に万全を期して高い安全性を
得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のアウトサイドハンドルにおいて側突時にハンドル
に対してロック解除方向の回転軸まわりの回転モーメン
トが生じても、スライド溝がこのときのオープンロッド
の上端部に対する逃げ溝として機能するようにしたこと
でドア開放を確実に防止することができる。この場合、
従来のカウンタウェイトを廃止しながら、適正機能を発
揮させることができ、部品点数の大幅な削減と軽量化を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるアウトサイドハンド
ルまわりを示す図である。
【図2】図1のC矢視図である。
【図3】本発明の実施形態におけるオープンロッドの上
下の連結部まわりを示す分解斜視図である。
【図4】本発明の実施形態におけるそれぞれ作用を説明
する図である。
【図5】従来のアウトサイドハンドルに係るサイドドア
を示す図である。
【図6】従来のアウトサイドハンドルまわり示す図5の
A部拡大図である。
【図7】図6のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 サイドドア 2 アウタパネル 3 アウトサイドハンドル 4 ケース 5 回転軸 6 ハンドル 7 アーム 8 オープンロッド 8a 上端部 9 スナップ 9a スナップの穴部 11 スライド溝 12 スプリング 13 ドアロック解除機構 14 ピン 15 スプリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸のまわりに回転するハンドルにロ
    ック解除機能を有するオープンロッドが連結されたアウ
    トサイドハンドルであって、 オープンロッドの連結部に該オープンロッドの上端部が
    移動可能なスライド溝を形成し、上記オープンロッドの
    上端部が一定条件下で上記スライド溝に沿って移動する
    ようにしたことを特徴とするアウトサイドハンドル。
  2. 【請求項2】 前記スライド溝は、ロック解除方向のハ
    ンドル回転時、その回転力がオープンロッドに伝達され
    ないようにハンドル回転軸のまわりの逃げ溝として形成
    されていることを特徴とする、請求項1に記載のアウト
    サイドハンドル。
  3. 【請求項3】 常態では前記オープンロッドが前記スラ
    イド溝に入らないように、該オープンロッドを回動付勢
    する弾機手段を備えたことを特徴とする、請求項1又は
    2に記載のアウトサイドハンドル。
JP24609898A 1998-08-31 1998-08-31 アウトサイドハンドル Pending JP2000073629A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8833810B2 (en) 2008-12-12 2014-09-16 Alpha Corporation Vehicle door handle apparatus
US11993960B2 (en) 2014-06-04 2024-05-28 Illinois Tool Works Inc. Door handle for a car, and method for producing a door handle

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US8833810B2 (en) 2008-12-12 2014-09-16 Alpha Corporation Vehicle door handle apparatus
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Effective date: 20040416

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041005