JP6981075B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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本発明は、インクを注入する注入口を有するタンクを備える画像記録装置に関する。
画像記録装置の一例として、インクを個別に貯留する複数のタンクを備え、各タンクから供給されるインクをノズルから吐出して記録シートに画像を記録するプリンタが知られている(例えば特許文献1参照)。タンクには、例えば、インクを注入可能な注入口が形成されており、該注入口は、着脱可能に取り付けられるキャップによって塞がれる。
国際公開第2014/112344号公報
しかし、特許文献1に開示されたプリンタでは、ユーザがタンクにインクを補充する際、補充対象でないタンクにインクが誤注入されるおそれがある。その場合、該タンク内では異なる種類のインクの混合が生じてしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、インクを個別に貯留する複数のタンクを備える画像記録装置において、タンクへのインクの誤注入が生じるのを防止することにある。
本発明の一態様に係る画像記録装置は、内部にインクが貯留され且つインクを注入するための注入口が形成された複数のタンクと、前記各注入口を塞ぐように各々が前記各注入口に取り付け可能な複数のキャップと、前記各タンクが有する前記各注入口に前記各キャップが取り付けられているか否かを検出するための複数のキャップ検出センサと、前記各タンク内のインク量が所定値未満か否かを検出するための複数のインク残量検出センサと、ユーザに所定情報を通知する通知部と、前記通知部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記各インク残量検出センサの検出信号に基づいて、前記複数のタンクのうちの1以上の前記タンク内のインク量が所定値未満であると判定し、且つ、前記キャップ検出センサの検出信号に基づいて、前記複数のタンクのうちの1以上の前記タンクの前記注入口から前記キャップが取り外されたと判定した場合、前記複数のタンクのうち、所定基準により選出した対象外タンクの前記注入口に前記キャップを取り付けるように、前記通知部を通じて前記ユーザに通知する。
このような構成によれば、複数のタンクのうちの1以上のタンク内のインク量が所定量未満であって、そのタンクにインクを注入するために注入口からキャップを取り外す必要がある状況であっても、所定基準により選出した対象外タンクの注入口にキャップを取り付けるように、制御部が通知部を通じてユーザに通知することで、インクを注入すべきタンクの注入口のみからキャップが取り外されるようにすることができる。よって、複数のタンクの注入口からキャップが取り外された場合でも、タンクへのインクの誤注入が生じるのを防止できる。
本発明によれば、インクを個別に貯留する複数のタンクを備える画像記録装置において、タンクへのインクの誤注入が生じるのを防止できる。
第1実施形態に係る複合機の外観図である。 図1の複合機の機能ブロック図である。 RAMに記憶されている各テーブルを示す図である。 図1の複合機の動作を示すフローチャートである。 図4のフローチャートと連続するフローチャートである。 図4のキャップ閉め忘れ処理についてのサブフローチャートである。 図4のインク注入順判断処理についてのサブフローチャートである。 図4のインク劣化度計算処理についてのサブフローチャートである。 第2実施形態に係る複合機の動作を示す部分的なフローチャートである。 図9のインク継足処理についてのサブフローチャートである。
以下、本発明の各実施形態について、図を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
[複合機の外観構成]
図1は、第1実施形態に係る複合機1の外観図である。複合機1は、画像記録装置の一例であり、X方向を幅方向、Y方向を前後(奥行)方向、Z方向を上下方向とする直方体形状の外観を有する。複合機1は、プリンタユニット(記録部)2、スキャナーユニット3、操作キー(操作部)4、通知部5、及び制御ユニット6(図2参照)を備える。
このうちスキャナーユニット3は、画像を撮像素子により読み取って画像データを生成する。生成された画像データは、プリンタユニット2において、複合機1の内部に貯留され又は複合機1の外部から供給される記録シートに印刷される。
このようなスキャナーユニット3は、プリンタユニット2上に重ねて配置され、且つ、プリンタユニット2の後側部分に設けられた連結部2aによりプリンタユニット2と連結されている。従って、スキャナーユニット3はその前部を持ち上げると、連結部2aを支点としてプリンタユニット2に対して上方へ回動し、プリンタユニット2の内部が露出する。
また、スキャナーユニット3は原稿台7と蓋8とを有し、蓋8は原稿台7を覆うように配置される。スキャナーユニット3は、原稿台7と蓋8との間に原稿シートが配置された状態で、原稿シートに記録された画像を読み取る。
操作キー4と通知部5とは、複合機1の外側部分(ここでは前側部分)に配置されている。操作キー4は、ユーザによる操作入力を受け付ける。通知部5は、一例としてLCDを有し、ユーザに所定情報を通知する。制御ユニット6は、操作キー4からの入力、或いは、図示しない通信インタフェースを介する外部入力に基づき、プリンタユニット2とスキャナーユニット3と通知部5とを制御する。
プリンタユニット2は、制御ユニット6によって制御され、タンク12から供給されるインクにより記録シートに画像を記録する。プリンタユニット2は、複合機1の筐体の一部を成す直方体形状のケース10を備えている。このケース10には、該ケース10内に設けられた内部空間13に通じる開口部分を開閉するカバー11が取り付けられている。
カバー11は、ケース10の前側部分に設けられ、複合機1の幅方向に延びる仮想軸線Pの軸周りに一定範囲で回動可能にケース10に連結されている。該カバー11は、スキャナーユニット3がプリンタユニット2から持ち上げられた状態で開閉可能となり、開放すると内部空間13が露出する。また、ケース10の内部には、記録シートを貯留するトレイ14が配置されており、該トレイ14はケース10の前方へ引き出して記録シートを補充可能となっている。
内部空間13には、複数のタンク12が収容されている。複数のタンク12の各々は、内部にインクが貯留され且つインクを注入するための注入口12aが形成されている。複数のタンク12は、複合機1の幅方向に並んで整列された状態で内部空間13に収容され、カバー11が開けられることで外部に露出する。
本実施形態では、各タンク12の注入口12aは各タンク12の上部に設けられている。複数の注入口12aには、該各注入口12aを塞ぐように、複数のキャップ15が個別に着脱可能に取り付けられる。ユーザが各注入口12aから各タンク12にインクを補充する際には、所定のインク補充用ボトルが用いられる。一例として、複合機1はカラー印刷が可能であり、複数のタンク12は、異なる色(ここではブラック、イエロー、マゼンタ、及びシアン)のインクに対応している。
[複合機の機能的構成]
図2は、図1の複合機1の機能ブロック図である。図2では、スキャナーユニット3に関する構成の図示は省略している。図2に示すように、複合機1は、上記した操作キー4、通知部5、及び制御ユニット6等の他、プリンタユニット2を構成する種々のセンサ及びドライバ等を備えている。
具体的にプリンタユニット2は、複数のインク残量検出センサ16、複数のキャップ検出センサ17、複数の温湿度検出センサ18、モータドライバIC30,31、ヘッドドライバIC32、搬送モータ33、キャリッジモータ34、キャリッジ35、及び記録ヘッド36を更に有している。
複数のインク残量検出センサ16は、各タンク12内のインク量が所定値未満か否かを検出する。複数のキャップ検出センサ17は、各タンク12が有する注入口12aにキャップ15が取り付けられているか否かを検出する。複数の温湿度検出センサ18は、各タンク12内のインクの温度を計測すると共に、各タンク12周辺の湿度を計測する。本実施形態では、各センサ16〜18は、各タンク12に対して個別に設けられている。
なおインク残量検出センサ16は、光学センサを有する構成であってもよいし、記録ヘッド36から吐出したインク量のソフトカウント値、又は、記録ヘッド36から吐出したインクのドットカウント値を補助的に用いる構成であってもよい。ソフトカウント値又はドットカウント値を用いる場合、例えば制御ユニット6のCPU20がカウント値をカウントすることができる。また温湿度検出センサ18は、温度検出センサと湿度検出センサとを個別に有していてもよい。
制御ユニット6は、一例としてCPU20、記憶部(ROM21、RAM22、及びEEPROM23)、及びASIC24を有する。CPU20は、複合機1の制御部であり、各ドライバIC30〜32と通知部5とを制御する。またCPU20は、ROM21に記憶された所定のプログラムを実行することにより、各タンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されてから再び注入口12aに取り付けられるまでの時間を計測するためのキャップオープンタイマT1、及び、各タンク12へのインクの注入時間を計測するためのインク注入タイマT2としても機能する。またCPU20は、各センサ16〜18の出力値(検出信号)を監視する。このようなCPU20は、制御ユニット6に1つのプロセッサとして実装されていてもよいし、互いに協働する複数のプロセッサとして実装されていてもよい。
ROM21には、CPU20がスキャナーユニット3に原稿シートの画像の読取処理を実行させるための読取制御プログラムと、CPU20がプリンタユニット2に印刷処理を実行させるための印刷制御プログラムとが格納されている。EEPROM23には、ユーザが入力した各種の初期設定情報が格納されている。ASIC24には、モータドライバIC30,31と、ヘッドドライバIC32とが接続されている。
CPU20は、ユーザから印刷ジョブを受け付けると、印刷制御プログラムに基づいて、印刷指令をASIC24へ出力する。ASIC24は、印刷指令に基づいて各ドライバIC30〜32を駆動する。
例えば、CPU20は、モータドライバIC30により搬送モータ33を駆動させて記録シートを搬送する。またCPU20は、モータドライバIC31によりキャリッジモータ34を駆動させて、キャリッジ35を移動させる。またCPU20は、ヘッドドライバIC32により、移動するキャリッジ35に取り付けられた記録ヘッド36からインクを吐出させ、搬送される記録シートに画像データを印刷する。これにより印刷処理が行われる。
また、RAM22には、CPU20により参照される複数のテーブルが記憶されている。図3は、RAM22に記憶されている各テーブルを示す図である。図3に示すように、RAM22には、温度重みテーブル40、湿度重みテーブル41、空き時間重みテーブル42、残枚数カウントテーブル43、劣化度テーブル44、及び計算順テーブル45が記憶されている。
テーブル40〜44は、CPU20が、複数のタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されたと判定し、且つインク劣化度計算処理S14,S29,S44を行う際に用いられる(図4,5,及び7参照)。温度重みテーブル40では、タンク12内のインクの温度値が所定の温度係数と関連付けられている。インクの劣化度(以下、劣化度Aとも称する。)は、インクの温度が高くなるほど進行すると考えられるため、温度係数は、インクの温度値が大きくなるほど大きく設定されている。
湿度重みテーブル41では、タンク12周辺の湿度値が所定の湿度係数と関連付けられている。本実施形態では、湿度値として温度湿度値が用いられる。劣化度Aは、タンク12周辺の湿度値が小さくなるほど進行すると考えられるため、湿度係数は、湿度値が小さくなるほど大きく設定されている。
空き時間重みテーブル42では、タンク12の注入口12aの空き時間(キャップオープンタイマ値)が所定の空き時間係数と関連付けられている。劣化度Aは、キャップオープンタイマ値が大きくなるほど進行すると考えられるため、空き時間係数は、キャップオープンタイマの計測時間が長くなるほど大きく設定されている。
残枚数カウントテーブル43では、タンク12内のインク量に基づく残枚数(記録シートの印刷可能残枚数)カウント値が、所定の残枚数カウント係数と関連付けられている。劣化度Aは、残枚数カウント値が小さくなるほど進行すると考えられるため、残枚数カウント係数は、残枚数カウント値が小さくなるほど大きく設定されている。
劣化度テーブル44では、各色のインクが劣化度Aと関連付けられている。各インクの劣化度Aは、各インクの特性等を考慮して、各インクに個別に設定されている。本実施形態では、CPU20は、インク劣化度計算処理を行うたび、計算した劣化度Aを、劣化度テーブル44に格納されている値に加算する。
計算順テーブル45は、複数のタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外された場合にCPU20がインク注入順判断処理S9(図4参照)を行う際に用いられる。計算順テーブル45には、インクの各色の順番に関する情報が格納されている。なお、図3に示すテーブル40〜45の各値は例示に過ぎず、適宜変更可能である。
[複合機の全体動作]
図4は、図1の複合機1の動作を示すフローチャートである。図5は、図4のフローチャートと連続するフローチャートである。複合機1が通電状態である場合において、CPU20は、各タンク12についてのインク管理処理を印刷制御プログラムに基づいて行う。図4及び5に示すように、具体的にCPU20は、各インク残量検出センサ16の検出信号に基づいて、複数のタンク12のうちにインク量が所定値未満のタンク12が有るか否かを判定する(ステップS1:以下、単にS1と称する。他のステップも同様とする。)。
CPU20は、S1において、インク量が所定値未満のタンク12が無いと判定した場合、ステップをS1に戻す。CPU20は、S1において、インク量が所定値未満のタンク12が有ると判定した場合、該タンク12(インク量が間もなく空になるタンク12)内のインクの色を、通知部5を通じてユーザに通知する(S2)。
次にCPU20は、各キャップ検出センサ17の検出信号に基づいて、いずれかのタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されたか否かを判定する(S3)。CPU20は、S3において、いずれのタンク12の注入口12aからもキャップ15が取り外されていないと判定した場合、ステップをS3に戻す。CPU20は、S3において、いずれかのタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されたと判定した場合、キャップオープンタイマT1をスタートさせ(S4)、所定時間待機する(S5)。
S5における待機時間は、ユーザがタンク12の注入口12aからキャップ15を取り外すのに十分な時間の範囲内で適宜設定可能であるが、例えば数秒以上数十秒以内の範囲の時間に設定できる。
次にCPU20は、各キャップ検出センサ17の検出信号に基づいて、複数の注入口12aからキャップ15が取り外されたか否かを判定する(S6)。CPU20は、S6において、複数の注入口12aからキャップ15が取り外されていない(すなわち、1つの注入口12aのみからキャップ15が取り外された)と判定した場合、次に、注入口12aからキャップ15が取り外されたタンク12内のインク量が所定値未満か否かを判定する(S7)。
CPU20は、S7において、注入口12aからキャップ15が取り外されたタンク12内のインク量が所定値未満ではないと判定した場合、注入口12aにキャップ15を取り付けて、所定の注入口12aからキャップ15を取り外すように、通知部5を通じてユーザに通知し(S8)、ステップをS6に戻す。これにより、1つの注入口12aのみからキャップが取り外された場合でのタンク12へのインクの誤注入が防止される。CPU20は、S7において、注入口12aからキャップ15が取り外されたタンク12内のインク量が所定値未満であると判定した場合、ステップをS16に移動させる。
CPU20は、S6において、複数の注入口12aからキャップ15が取り外されたと判定した場合、後述するインク注入順判断処理S9を行う。次にCPU20は、S9のインク注入順判断処理において、インク注入の対象外としたタンク12(以下、対象外タンク12Nと称する。)の注入口12aにキャップ15が取り付けられたか否かを判定する(S10)。CPU20は、S10において、対象外タンク12Nの注入口12aにキャップ15が取り付けられていないと判定した場合、次にキャップ閉め忘れ処理(1)を行い(S11)、対象外タンク12Nの注入口12aにキャップ15を取り付けるように通知部5を通じてユーザに通知し、ステップをS10に戻す。
この通知が行われることで、複数のタンク12のうち、S9のインク注入順判断処理においてインク注入の対象としたタンク12(以下、対象タンク12Tと称する。)のみの注入口12aからキャップ15が取り外された状態となるようにユーザに促すことができ、対象外タンク12Nにインクが誤注入されるのが防止される。
CPU20は、S10において、対象外タンク12Nの注入口12aにキャップ15が取り付けられたと判定した場合、次に、S11において発した警告(図6のS36を参照)を停止し(S12)、対象外タンク12NについてキャップオープンタイマT1をストップさせる(S13)。これにより、キャップオープンタイマT1の計測は対象タンク12Tのみについて継続される。
次にCPU20は、各対象外タンク12Nについて、インク劣化度計算処理を行い(S14)、その後、S14で計算した対象外タンク12Nの劣化度Aを劣化度テーブル44に記憶する(S15)。次にCPU20は、対象タンク12Tに所定のインクを補充するように、通知部5を通じてユーザに通知する(S16)。
次にCPU20は、対象タンク12T内のインク量が所定値未満か否かを判定する(S17)。CPU20は、S17において、対象タンク12T内のインク量が所定値未満であると判定した場合、次にキャップ閉め忘れ処理(2)を行うことで(S18)、ユーザに対象タンク12Tへのインクの補充を促し、ステップをS17に戻す。CPU20は、S17において、対象タンク12T内のインク量が所定値未満ではないと判定した場合(すなわち、対象タンク12T内にインクの注入が開始された場合)、S18において発した警告(図6のS36を参照)を停止し(S19)、対象タンク12Tについて、キャップオープンタイマT1をストップさせ(S20)、インク注入タイマT2をスタートさせる(S21)。
次にCPU20は、対象外タンク12Nの注入口12aにキャップ15が取り付けられているか否かを判定する(S22)。CPU20は、S22において、対象外タンク12Nの注入口12aにキャップ15が取り付けられていないと判定した場合、S11と同様にキャップ閉め忘れ処理(1)を行い(S23)、対象タンク12Tの注入口12aにキャップ15を取り付けるように通知部5を通じてユーザに通知し、ステップをS22に戻す。
CPU20は、S22において、対象タンク12Tの注入口12aにキャップ15が取り付けられていると判定した場合、次に、S23において発した警告を停止し(S24)、対象タンク12Tについて、インク注入タイマT2をストップさせる(S25)。
次にCPU20は、対象タンク12Tのインク注入タイマ値が、予め定められた基準値Tinj以上か否かを判定する(S26)。CPU20は、S26において、対象タンク12Tのインク注入タイマ値が、基準値Tinj以上ではないと判定した場合、対象タンク12Tの劣化度Aの値を1に更新し(S27)、その値を劣化度テーブル44に記憶する(S30)。基準値は、ユーザが対象タンク12Tにインクを注入するために十分な時間であり、適宜設定可能であるが、例えば数秒以上数分以内の範囲の値に設定できる。
CPU20は、S26において、対象タンク12Tのインク注入タイマ値が、基準値Tinj以上であると判定した場合、キャップ15の空き時間をインク注入タイマ値から基準値Tinjを差し引いた値に設定し(S28)、S14と同様のインク劣化度計算処理を、対象タンク12Tについて行う(S29)。その後、CPU20は、S29において算出した対象タンク12Tの劣化度Aの値を劣化度テーブル44に記憶する(S30)。
このように、対象タンク12Tのインク注入タイマ値が基準値Tinj未満であれば、劣化度Aにインク注入タイマ値は反映されないが、基準値Tinj以上であれば、劣化度Aにインク注入タイマ値が反映させられる。CPU20は、S30を実行した後、フローをS1に戻す。CPU20は、S1においてインク量が所定値未満であると判定するタンク12が無くなるまで、S1〜S30を繰り返し行う。
[キャップ閉め忘れ処理(1),(2)]
図6は、図4のキャップ閉め忘れ処理についてのサブフローチャートである。図6に示すように、該処理では、CPU20は、キャップオープンタイマ値が一定値以上であるか否かを判定する(S35)。CPU20は、S35において、キャップオープンタイマ値が一定値以上ではないと判定した場合、サブフローをメインフローにリターンさせる。CPU20は、S35において、キャップオープンタイマ値が一定値以上であると判定した場合、次に、通知部5を通じて、ユーザに所定の警告を通知する(S36)。
このS36においてCPU20が発する警告は、該処理がキャップ閉め忘れ処理(1)である場合、開いている注入口12aにキャップ15を取り付けるようにユーザを促す内容とし、該処理がキャップ閉め忘れ処理(2)である場合、タンク12にインクを注入した後、注入口12aにキャップ15を取り付けるようにユーザを促す内容とする。次にCPU20は、警告音を鳴らし(S37)、サブフローをメインフローにリターンさせる。
このようなキャップ閉め忘れ処理を行うことで、ユーザがキャップ15を閉め忘れてタンク12内のインクが劣化するのが防止されると共に、タンク12へのインクの誤注入が良好に防止される。
[インク注入順判断処理]
図7は、図4のインク注入順判断処理についてのサブフローチャートである。図7に示すように、該処理では、CPU20は、複数のタンク12内のインク量が所定値未満であるか否かを判定する(S40)。CPU20は、S40において、複数のタンク12内のインク量が所定値未満ではない(1つのタンク12内のインク量のみが所定値未満である)と判定した場合、次にCPU20は、インク量が所定値未満のタンク12を対象タンク12Tに設定し(S41)、サブフローをメインフローにリターンさせる。
CPU20は、S40において、複数のタンク12内のインク量が所定値未満であると判定した場合、次に、順番Nを初期化(N=1)し(S42)、計算順テーブル45に格納されたインク色の順番に基づいて、N番目のタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されたか否かを判定する(S43)。CPU20は、S43において、N番目のタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されていないと判定した場合、ステップをS47に進める。
CPU20は、S43において、N番目のタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されたと判定した場合、次にS14と同様のインク劣化度計算処理を、N番目のタンク12について行う(S44)。次にCPU20は、現時点の順番Nが最後であるか否かを判定する(S45)。CPU20は、S45において、現時点の順番Nが最後ではないと判定した場合、順番Nの値を繰り上げ(N=N+1)、次の順番のタンク12を計算処理対象に設定して(S47)、ステップをS43に戻す。
CPU20は、S45において、現時点の順番Nが最後であると判定した場合、S40において判定した複数のタンク12のうち、劣化度Aが最も大きいインクのタンク12を対象タンク12Tに設定し、サブフローをメインフローにリターンさせる。
以上のようにインク注入順判断処理では、複数のタンク12内の各インク量が所定値未満である場合、劣化度Aが最も大きいインクのタンク12が対象タンク12Tに設定される。そして、CPU20がフローを繰り返して行うことにより、劣化度Aが大きいタンク12から順番にインクを注入するようにユーザに促すことができる。また、1つのタンク12のみのインク量が所定値未満である場合、該タンク12が対象タンク12Tに設定される。従って、各タンク12へのインクの誤注入を防止できると共に、各タンク12内のインクの品質を保ち易くすることができる。
[インク劣化度計算処理]
図8は、図4のインク劣化度計算処理についてのサブフローチャートである。図8に示すように、該処理では、CPU20は、現在計算対象としているタンク12の劣化度Aを1に設定し(A=1)(S50)、次に、空き時間重みテーブル42を読み込む(S51)。CPU20は、空き時間重みテーブル42の読み込みが完了したと判定した場合(S52)、次に、S51において読み込んだキャップ空き時間のうち、現在計算対象としているタンク12のキャップオープンタイマ値に対応するキャップ空き時間の空き時間係数を空き時間重みテーブル42から選出し、選出した空き時間係数を劣化度Aに積算する(S53)。
次にCPU20は、現在計算対象としているタンク12について、前回のインクの補充完了時から所定時間以上経過したか否かを判定する(S54)。ここでCPU20は、S22において対象タンク12Tの注入口12aにキャップが取り付けられたと判定した日時を記憶部に記録しておくことで前回のインクの補充完了時を把握できる。S54における所定時間は、適宜設定可能であるが、例えば数カ月以上1年以内の範囲の時間に設定できる。
CPU20は、S54において、前回のインクの補充完了時から所定時間以上経過したと判定した場合、次に劣化度Aの値をa倍し(S55)、ステップをS56に進める。CPU20は、S54において、前回のインクの補充完了時から所定時間以上経過していないと判定した場合、次にステップをS56に進める。
次にCPU20は、現在計算対象としているタンク12の容積が所定容積以上であるか否かを判定する(S56)。CPU20は、S56において、タンク12の容積が所定容積以上であると判定した場合、次に劣化度Aの値をb倍し(S57)、ステップをS58に進める。CPU20は、S56において、タンク12の容積が所定容積以上でないと判定した場合、次にステップをS58に進める。ここで、a及びbの各値は、適宜設定可能であるが、例えば1よりも大きい整数に設定できる。タンク12内のインクは、タンク12の容積が大きいほど劣化し易いと考えられるため、CPU20がS56〜S57を行うことで、タンク12の容積に応じてインクの劣化度Aが計算される。
次にCPU20は、現在計算対象としているタンク12について、温湿度検出センサ18から温度情報を取得し(S58)、その後、温度重みテーブル40を読み込む(S59)。CPU20は、温度重みテーブル40の読み込みが完了したと判定した場合(S60)、次に、温度重みテーブル40から、S59で読み込んだ温度係数のうち、S58で取得した温度値に対応する温度係数を選出し、選出した温度係数を劣化度Aに積算する(S61)。
次にCPU20は、現在計算対象としているタンク12について、温湿度検出センサ18から湿度情報を取得し(S62)、その後、湿度重みテーブル41を読み込む(S63)。CPU20は、湿度重みテーブル41の読み込みが完了したと判定した場合(S64)、次に、湿度重みテーブル41から、S63で読み込んだ湿度係数のうち、S62で取得した湿度値に対応する湿度係数を選出し、選出した湿度係数を劣化度Aに積算する(S65)。
次にCPU20は、現在計算対象としているタンク12について、残枚数カウントテーブル43を読み込む(S66)。CPU20は、残枚数カウントテーブル43の読み込みが完了したと判定した場合(S67)、次に残枚数カウントテーブル43から、S66で読み込んだ残枚数カウント値のうち、現在計算対象としているタンク12の現時点での残枚数カウント値に対応する残枚数カウント係数を選出し、選出した残枚数カウント係数を劣化度Aに積算する(S68)。
次にCPU20は、現在計算対象としているタンク12について、劣化度テーブル44に劣化度Aの履歴が有るか否かを判定する(S69)。CPU20は、S69において、劣化度テーブル44に劣化度Aの履歴が無いと判定した場合、ステップをS71に進める。CPU20は、S69において、劣化度テーブル44に劣化度Aの履歴が有ると判定した場合、劣化度Aの値を更新する(S70)。次にCPU20は、S70において劣化度テーブル44に更新した劣化度Aを格納し(S71)、サブフローをメインフローにリターンさせる。
このようなインク劣化度計算処理を行うことで、各タンク12内のインクの劣化度Aを正確に計算できる。よって、インク注入順判断処理におけるS46において、インクの劣化度Aに基づいて、複数のタンク12の中から対象タンク12Tを適切に設定できる。
なお各劣化度Aは、各タンク12内のインクの温度、各タンク12周辺の湿度、各タンク12内のインク量に基づく印刷可能残量、各タンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されてから注入口12aに再び取り付けられるまでの前回以前の注入口12aの開放時間、各タンク12の容積、各タンク12内のインクの種別、及び各タンク12に対する前回のインクの注入時期のうち、少なくとも一つに基づいて設定すればよい。従って、図8に示すサブフローでは、例えば、S62〜S65を省略してもよい。このように劣化度Aを設定することで、各タンク12におけるインクの具体的状態に応じて、インクの劣化度Aを適切に設定できる。
また本実施形態では、CPU20は、S70において、劣化度テーブル44に記録された劣化度Aを、S50〜S68において計算した劣化度Aを加算することで更新するものとしたが、これに限定されず、例えば劣化度Aを乗算により更新してもよい。
以上に説明したように、複合機1によれば、CPU20は、各インク残量検出センサ16の検出信号に基づいて、複数のタンク12のうちの1以上のタンク12内のインク量が所定値未満であると判定し、且つ、各キャップ検出センサ17の検出信号に基づいて、複数のタンク12のうちの1以上のタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外されたと判定した場合、複数のタンク12のうち、所定基準により選出した対象外タンク12Nの注入口12aにキャップ15を取り付けるように、通知部5を通じてユーザに通知する。
これにより、複数のタンク12のうちの1以上のタンク12内のインク量が所定量未満であって、そのタンク12にインクを注入するために注入口12aからキャップ15を取り外す必要がある状況であっても、所定基準により選出した対象外タンク12Nの注入口12aにキャップ15を取り付けるように、CPU20が通知部5を通じてユーザに通知することで、インクを注入すべきタンク12の注入口12aのみからキャップ15が取り外されるようにすることができる。よって、複数のタンク12の注入口12aからキャップ15が取り外された場合でも、タンク12へのインクの誤注入が生じるのを防止できる。
また、所定基準を各タンク12内のインクの劣化度とし、CPU20は、劣化度の大きいインクを貯留するタンク12を優先的に選出することにより、例えばインクの劣化度が高いタンク12に優先的にインクを注入でき、各タンク12内のインクの品質を保ち易くすることができる。
またCPU20が、各キャップ検出センサ17からの検出信号に基づき、2以上のタンク12からキャップ15が取り外されたと判定し、且つ、各インク残量検出センサ16の検出信号に基づいて、前記2以上のタンク12に、インク量が所定値未満ではないタンク12と、インク量が所定値未満であるタンク12が含まれると判定した場合、インク量が所定値未満ではないタンクの注入口12aにキャップ15を取り付けるように、通知部5を通じてユーザに通知する(S11)。よって、インクを補充すべきタンク12の注入口12aのみを開放するようにユーザに促すことができ、インクの誤注入を防止できると共に、キャップ15が取り外されることで各タンク12内のインクが劣化するのを防止できる。
またCPU20は、各インク残量検出センサ16の検出信号に基づいて、キャップ15が取り外されたと判定した1以上のタンク12のうちの全てのタンク12内のインク量が所定値未満であると判定した場合、インクの劣化度により、対象外タンク12Nを選出する(S46)。よって、インクの劣化度に基づいてタンク12にインクを注入でき、各タンク12内のインクの品質を良好に保ち易くすることができる。
なお、キャップ15が注入口12aから取り外されてから注入口12aに再び取り付けられるまでの前回以前の注入口12aの開放時間に基づいて劣化度Aを設定する場合、該開放時間は、キャップ15が注入口12aから取り外されてから注入口12aに再び取り付けられるまでの前回以前の注入口12aの累積開放時間であってもよい。
また、上記実施形態では、複数のタンク12のうちから対象外タンク12Nを選出するための所定基準としてインクの劣化度を用いる例を示したが、所定基準はこれに限定されず、例えば、タンク12の位置と、タンク12のインクの使用頻度の少なくともいずれかに基づいて設定してもよい。
各タンク12の位置はそれぞれ異なっているため、ユーザが注入口12aからキャップ15を取り外し易いタンク12ほど注入口12aからキャップ15が取り外される頻度が高いと考えられる。従って、所定基準をタンク12の位置に基づいて設定する場合、複数のタンク12のうち、ユーザが注入口12aからキャップ15を最も取り外し易いと思われるタンク12を対象タンク12Tに設定し、それ以外を対象外タンク12Nに設定できる。
また、タンク12のインクの使用頻度は、例えば、インク補充用ボトル内のインクの状態に影響を与える可能性があると考えられる。従って、所定基準をタンク12のインクの使用頻度に基づいて設定する場合、複数のタンク12のうち、タンク12のインクの使用頻度が最も高いタンク12を対象タンク12Tに設定し、それ以外を対象外タンク12Nに設定できる。
また複合機1は、互いに異なる色のインクを貯留する複数のタンク12を備える構成としたが、これに限定されない。すなわち、複数のタンク12の各々が貯留するインクは、種類が異なっていればよい。
[インク注入案内処理]
CPU20は、図4〜8に示した各処理を行う前に、以下に示すインク注入案内処理を行うこともできる。すなわち、複合機1が通電状態である場合において、CPU20は、各インク残量検出センサ16の検出信号に基づいて、複数のタンク12のうちの2以上のタンク12内のインク量が所定値未満であると判定し、且つ、各キャップ検出センサ17の検出信号に基づいて、複数のタンク12のうちの全ての各タンク12の注入口12aにキャップ15が取り付けられていると判定した場合、劣化度Aに基づいて、各タンク12へのインクの注入順番を決定する。次にCPU20は、決定したインクの注入順番のうちの最も優先順位の高いインクのタンク12にインクを補充するように、通知部5を介してユーザを案内する。
次にCPU20は、該タンク12の注入口12aからキャップ15が取り外され、該タンク12内のインク量が所定値以上となったことをインク残量検出センサ16及びキャップ検出センサ17の各検出信号により判定した後、該注入口12aにキャップ15が取り付けられたことをキャップ検出センサ17により判定した場合、次に優先順位の高いインクのタンク12にインクを、補充するように、通知部5を介してユーザを案内する。CPU20は、以上の処理をインク量が所定値未満であると判定したタンク12が無くなるまで行う。
インク注入案内処理によれば、複数のタンク12の注入口12aからキャップ15が同時に取り外された状態となるのを未然に防止できると共に、各タンク12にインクを適切に補充できる。よって、タンク12へのインクの誤注入を防止できると共に、インクの劣化度に基づいて、各タンク12内のインクの品質を良好に保ち易くすることができる。以下、第2実施形態について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
(第2実施形態)
図9は、第2実施形態に係る複合機の動作を示す部分的なフローチャートであり、図4のフローチャートの一部に対応するものである。図10は、図9のインク継足処理についてのサブフローチャートである。
第2実施形態では、CPU20は、S1において、インク量が所定値未満のタンク12が無いと判定した場合、所定のインク継足処理を行い(S75)、その後、ステップをS10に進める。
具体的にCPU20は、S75において、注入口12aからキャップ15が取り外されたか否かを判定する(S80)。CPU20は、S80において、注入口12aからキャップ15が取り外されていないと判定した場合、ステップをS80に戻す。CPU20は、S80において、注入口12aからキャップ15が取り外されたと判定した場合、キャップオープンタイマT1をスタートさせ(S81)、所定時間待機する(S82)。S82における待機時間は、S5における待機時間と同様に適宜設定可能であり、例えば数秒以上数十秒以内の範囲の時間に設定できる。
次にCPU20は、複数の注入口12aからキャップ15が取り外されたか否かを判定する(S83)。CPU20は、S83において、複数の注入口12aからキャップ15が取り外されていない(すなわち、1つの注入口12aのみからキャップ15が取り外された)と判定した場合、注入口12aからキャップ15が取り外されたタンク12を対象タンク12Tに設定し(S84)、サブフローをメインフローにリターンさせる。
CPU20は、S83において、複数の注入口12aからキャップ15が取り外されていると判定した場合、注入口12aからキャップ15が取り外されている各タンク12について、記録ヘッド36から吐出したインク量のソフトカウント値を読み込む(S85)。次にCPU20は、S83において判定した複数のタンク12のうち、S85において読み込んだソフトカウント値のインク量が最も少ないタンク12を対象タンク12Tに設定し(S86)、サブフローをメインフローにリターンさせる。
第2実施形態の複合機によっても、タンク12へのインクの誤注入を防止できる。また、複数のタンク12内のインク量が所定値未満ではなくても、注入口12aからキャップ15が取り外された複数のタンク12のうち、インク量が最も少ないタンク12にインクを補充するようにユーザを促すことができる。これにより、各タンク12内のインクの品質を良好に維持できる。なおS85では、インク量のソフトカウント値を用いたが、これに限定されず、例えばインク量のドットカウント値を用いてもよい。
本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、本発明の構成及び方法を変更、追加、又は削除できる。
本発明の画像記録装置は、複合機に限定されず、タンクに貯留したインクを用いて画像記録する各種装置に適用できる。
1 複合機(画像記録装置)
5 通知部
12 タンク
12a 注入口
15 キャップ
16 インク残量検出センサ
17 キャップ検出センサ
20 CPU(制御部)

Claims (6)

  1. 内部にインクが貯留され且つインクを注入するための注入口が形成された複数のタンクと、
    前記各注入口を塞ぐように各々が前記各注入口に取り付け可能な複数のキャップと、
    前記各タンクが有する前記各注入口に前記各キャップが取り付けられているか否かを検出するための複数のキャップ検出センサと、
    前記各タンク内のインク量が所定値未満か否かを検出するための複数のインク残量検出センサと、
    ユーザに所定情報を通知する通知部と、
    前記通知部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記各インク残量検出センサの検出信号に基づいて、前記複数のタンクのうちの1以上の前記タンク内のインク量が所定値未満であると判定し、且つ、前記キャップ検出センサの検出信号に基づいて、前記複数のタンクのうちの1以上の前記タンクの前記注入口から前記キャップが取り外されたと判定した場合、前記複数のタンクのうち、所定基準により選出した対象外タンクの前記注入口に前記キャップを取り付けるように、前記通知部を通じて前記ユーザに通知し、
    前記所定基準は、前記各タンク内のインクの劣化度であり、前記制御部は、劣化度の大きいタンクを貯留する前記タンクを優先的に選出する、画像記録装置。
  2. 前記インクの劣化度は、前記各タンク内のインクの温度、前記各タンク周辺の湿度、前記各タンク内のインク量に基づく印刷可能残量、各タンクの前記注入口から前記キャップが取り外されてから前記注入口に再び取り付けられるまでの前回以前の前記注入口の開放時間、前記各タンクの容積、前記各タンク内のインクの種別、及び前記各タンクに対する前回のインクの注入時期のうち、少なくとも一つに基づいて設定される、請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 前記制御部は、前記各キャップセンサからの検出信号に基づき、2以上の前記タンクから前記キャップが取り外されたと判定し、且つ、前記各インク残量検出センサの検出信号に基づいて、前記2以上の前記タンクに、インク量が所定値未満ではない前記タンクと、インク量が所定値未満である前記タンクが含まれると判定した場合、インク量が所定値未満ではない前記タンクの前記注入口に前記キャップを取り付けるように、前記通知部を通じて前記ユーザに通知する、請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 前記制御部は、前記各インク残量検出センサの検出信号に基づいて、前記キャップが取り外されたと判定した前記1以上のタンクのうちの全ての前記タンク内のインク量が所定値未満であると判定した場合、前記インクの劣化度により、前記対象外タンクを選出する、請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  5. 前記制御部は、前記各インク残量検出センサの検出信号に基づいて、前記複数のタンクのうちの2以上の前記タンク内のインク量が所定値未満であると判定し、且つ、前記各キャップ検出センサの検出信号に基づいて、前記複数のタンクのうちの全ての前記各タンクの前記注入口に前記キャップが取り付けられていると判定した場合、前記インクの劣化度に基づいて、前記各タンクへのインクの注入順番を決定する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  6. 内部にインクが貯留され且つインクを注入するための注入口が形成された複数のタンクと、
    前記各注入口を塞ぐように各々が前記各注入口に取り付け可能な複数のキャップと、
    前記各タンクが有する前記各注入口に前記各キャップが取り付けられているか否かを検出するための複数のキャップ検出センサと、
    前記各タンク内のインク量が所定値未満か否かを検出するための複数のインク残量検出センサと、
    ユーザに所定情報を通知する通知部と、
    前記通知部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記各インク残量検出センサの検出信号に基づいて、前記複数のタンクのうちの1以上の前記タンク内のインク量が所定値未満であると判定し、且つ、前記キャップ検出センサの検出信号に基づいて、前記複数のタンクのうちの1以上の前記タンクの前記注入口から前記キャップが取り外されたと判定した場合、前記複数のタンクのうち、所定基準により選出した対象外タンクの前記注入口に前記キャップを取り付けるように、前記通知部を通じて前記ユーザに通知し、
    前記所定基準は、前記各タンクの位置と、前記各タンクのインクの使用頻度の少なくともいずれかに基づいて設定される、画像記録装置
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